JP2004306875A - 自動車用ボディカバー及びその装着方法 - Google Patents

自動車用ボディカバー及びその装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強風時でも容易に装着が行えるようになる自動車用ボディカバー及びその装着方法の提供。
【解決手段】ボディカバーのカバー本体10A を内部に収納する収納袋40を、当該カバー本体10A に一体化し、且つ、この収納袋40をボディ表面1Aの所定位置に仮止めするために、ドアミラー7に係止される係止部材41を収納袋40に設ける。これにより、ドアミラー7に係止部材41を係止すると、カバー本体10A がボディ表面1Aの所定位置に仮止めされ、当該カバー本体10A を展開している途中で強風が発生しても、カバー本体10A が自動車1から外れることがないので、強風時においても容易に装着が行えるようになる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車を雨風等から保護するために、自動車のボディ全体を覆う自動車用ボディカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車を雨風等から保護するために、自動車のボディ全体を覆う自動車用ボディカバーが使用されている。そして、自動車用ボディカバーを自動車に被せておけば、雨風による汚れから自動車を保護することができ、特に、露天駐車場に長時間駐車する場合に、落としにくい水垢等の汚れの付着から乗り物を保護するのに便利である。
【0003】
自動車用ボディカバーとしては、乗り物の立体的な形状に対応するように立体裁断した複数の基布を縫製し、下面が開口された乗り物型の袋を形成したものが一般的である。ここで、自動車用ボディカバー用の基布としては、ナイロンやポリエステル等の薄手で丈夫な布地に合成樹脂をコーティングし、防水性及び耐候性の両方を確保したものが採用されている。
【0004】
また、自動車用のボディカバーとして、強風時にされされても自動車から外れないように、自動車のホイールに設けられた開口に掛止される係止具を備えたボディカバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなボディカバーでは、ゴムバンド等の弾性線形部材を介して係止具がボディカバーに取り付けられており、弾性線形部材を伸張させた状態でホイールの開口に係止具を掛止させれば、強風にあおられても、弾性線形部材の弾性力により、係止具がホイールから外れず、強風時にされされてもボディカバーが自動車から外れなくなる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−270334号公報(第2−4頁、図1−4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような自動車用ボディカバーでは、当該ボディカバーを展開している途中に強風が発生すると、ボディカバーが強風に煽られて自動車から外れてしまうので、強風時における装着が面倒であるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、強風時でも容易に装着が行えるようになる自動車用ボディカバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0009】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、防水性を有するシート地(11A 〜11G) から形成されるとともに、自動車(1)のボディ全体を覆う形状にされているカバー本体(10A) と、このカバー本体(10A) の内側面に固着されるとともに、前記カバー本体(10A) を内部に収納する収納袋(40)と、前記収納袋(40)を前記ボディの表面(1A)の所定位置に仮止めするために、前記ボディの表面(1A)から突出するバックミラー(7)に係止されるとともに前記収納袋(40)と係合する係止部材(41)とを備えていることを特徴とする。
【0010】
(作用)
本発明によれば、バックミラー(7)に係止部材(41)を係止すると、収納袋(40)がボディ表面(1A)の所定位置に仮止めされ、この収納袋(40)が固着されたカバー本体(10A) もボディ表面(1A)の所定位置に仮止めされる。このため、バックミラー(7)に係止部材(41)を係止した後、カバー本体(10A) を収納袋から出して展開すれば、当該カバー本体(10A) を展開している途中で強風が発生しても、カバー本体(10A) が自動車(1)から外れることがないので、強風時においても容易に装着が行えるようになる。
【0011】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記バックミラーが前記自動車のドアに取り付けられたドアミラー(7)であることを特徴とする。
【0012】
(作用)
一般的に、自動車(1)のフロントウィンドウ(4C)とボンネット(4B)とが交差する入隅部分には、カバー本体(10A) の内面との間に隙間が形成されやすく、このような隙間は、強風により、カバー本体(10A) を大きくバタつかせ、自動車(1)のボディ表面(1A)に擦り傷をつける原因となる。
本発明によれば、前述の入隅部分の近傍に配置されるドアミラー(7)に係止部材(41)を係止するようになるので、収納袋(40)が入隅部分に配置されて、前述の隙間を解消するようになる。しかも、収納袋(40)及び係止部材(41)を介してカバー本体(10A) がドアミラー(7)に連結されるうえ、収納袋(40)がバタつきを抑制するための錘となるので、強風が発生しても、カバー本体(10A) が大きくバタつくことがなく、自動車(1)のボディ表面(1A)への擦り傷が未然に防止されるようになる。
【0013】
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項1又は2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記自動車(1)の幅方向に延びるとともに前記ボディの表面(1A)に沿って変形自在となった複数の軟質パイプ(20)が、前記自動車(1)の前後方向に間隔をあけて配列された状態で前記シート地(11A〜11G)に取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
(作用)
本発明によれば、カバー本体(10A) を自動車(1)に装着するにあたり、軟質パイプ(20)を手掛かりにすれば、自動車(1)のボディ表面(1A)に沿ってカバー本体(10A) を容易に展開できるようになり、自動車(1)への装着が容易となる。
しかも、カバー本体(10A) を収納袋(40)の内部に折り畳んで収納する際に、軟質パイプ(20)の方向が自然と揃うので、収納袋(40)の内部に収納したカバー本体(10A) が乱雑な状態になることがなく、収納袋(40)から取り出したカバー本体(10A) は、そのまま自動車(1)のボディ表面(1A)に沿って展開できるようになり、この点からも、自動車(1)への装着が容易となる。
【0015】
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項3に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4に記載された発明は、前記軟質パイプ(20)が前記カバー本体(10A) の内側に配置されるとともに、前記シート地(11A〜11G)に熱溶着される熱溶着テープ(14)と前記シート地(11A〜11G)との間に介装されていることを特徴とする。
【0016】
(作用)
本発明によれば、熱溶着テープ(14)で軟質パイプ(20)をカバー本体(10A) に取り付けるので、縫い付ける場合と異なり、シート地(11A〜11G)に孔が開くことがなく、軟質パイプ(20)を多数設けても、カバー本体(10A) の防水性能が何ら損なわれることがない。しかも、熱溶着テープ(14)による軟質パイプ(20)の取り付けをカバー本体(10A) の内側に施したので、軟質パイプ(20)を多数取り付けても、カバー本体(10A) の表面に継ぎ目や縫い目が形成されず、その外観が良好なものとなる。
【0017】
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、前述した請求項1から4までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記カバー本体(10A) の裾部分(12)には、伸縮性を有する伸縮性シート地が採用され、それ以外の部分には、伸縮性のない非伸縮性シート地が採用されていることを特徴とする。
【0018】
(作用)
本発明によれば、カバー本体(10A) を自動車(1)にピッタリのフィットするサイズにしても、カバー本体(10A) を自動車(1)に対して着脱するにあたり、伸縮性シート地からなる裾部分(12)を伸張すれば、カバー本体(10A) の着脱が容易に行える一方、完全に自動車(1)に装着してしまえば、カバー本体(10A) が自動車(1)にフィットするので、強風に煽られても、カバー本体(10A) が大きくバタつくことがなくなるうえ、カバー本体(10A) が自動車(1)から容易に外れることがない。また、高価な伸縮性シート地を部分的に使用するので、カバー本体(10A) のコストが低減される。
【0019】
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、前述した請求項1に記載の自動車用ボディカバーの装着方法であって、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記係止部材(41)を前記バックミラー(7)に係止し、当該係止部材(41)で前記ボディ表面(1A)の所定位置に前記収納袋(40)を保持した後、前記カバー本体(10A) を前記収納袋(40)から出して展開し、前記ボディ全体を覆うことを特徴とするものである。
【0020】
(作用)
本発明によれば、前述の請求項1記載の発明と同様に、バックミラー(7)に係止部材(41)を係止すると、収納袋(40)がボディ表面(1A)の所定位置に仮止めされ、この収納袋(40)が固着されたカバー本体(10A) もボディ表面(1A)の所定位置に仮止めされる。このため、バックミラー(7)に係止部材(41)を係止した後、カバー本体(10A) を収納袋(40)から出して展開すれば、当該カバー本体(10A) を展開している途中に強風が発生しても、カバー本体(10A) が自動車(1)から外れることがないので、強風時においても容易に装着が行えるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の一形態(以下、「実施形態」という。)を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の全体を示す側面図、図2は、本実施形態に係るカバー本体となる縫製前のシート地を示す展開図、図3は、図1のIII−III線における断面図、図4は、図1のIV−IV線における断面図、図5及び図6は、本実施形態に係る軟質パイプを示す拡大側面図及び拡大断面図、図7及び図8は、本実施形態に係る係合具を示す拡大側面図及び拡大平面図、並びに、図9は、本実施形態に係るファスナーを示す拡大断面図である。図10は、本実施形態に係る収納部の使用状態を示す拡大側面図である。
【0022】
図1において、自動車1には、当該自動車1全体を覆うボディカバー10が被せられている。このボディカバー10は、下面が開口された袋状に形成されたカバー本体10A を備えている。このカバー本体10A は、自動車1の立体的な形状に対応するように、図2に示すように、複数のシート地11A 〜11G を縫い合わすことにより、形成されたものである。
【0023】
すなわち、カバー本体10A は、自動車1のフロントバンパーからキャビン上方を経てリアバンパーまでを覆う天井シート地11A 、自動車1の左側面及び右側面をそれぞれ覆う左側面シート地11B 及び右側面シート地11C 、天井シート地11A と左側面シート地11B との間に介装される左マチシート地11D 、天井シート地11A と右側面シート地11C との間に介装される右マチシート地11E 、フロントバンパーの下方を覆う前方下部シート地11F 、並びに、リアバンパーの下方を覆う後方下部シート地11G を縫い合わせたものとなっている。
【0024】
これらのシート地11A 〜11G は、防水性を有する表面コートを基布の表側にコーティングすることにより、優れた防水性及び耐候性が確保されたものである。なお、シート地11A 〜11G の裏側は、自動車1のボディ表面を傷から保護するために、起毛処理により毛羽立たせることが望ましい。
基布としては、ナイロンやポリエステル等の合成繊維からなる、薄手で丈夫な布地が採用できる。
ここで、カバー本体10A の裾部分12(図1参照)、具体的には、天井シート地11A の前方及び後方の端部12A 、左マチシート地11D の前方及び後方の端部12D 、右マチシート地11E の前方及び後方の端部12E 、左側面シート地11B の裾部12B 、右側面シート地11C の裾部12C 、並びに、前方下部シート地11F 及び後方下部シート地11G の全体は、伸縮性に富んだシート地となっている。
これらの伸縮性に富んだシート地としては、例えば、トリコットやメリヤス等の伸縮性に富んだ織布に、ハイパロン(デュポン社の登録商標)、シリコーンゴムやエチレンプロピレンジエンゴム等の合成ゴム、あるいは、ウレタン樹脂やオレフィン系熱可塑性エラストマからなる表面コートがコーティングされたものが採用できる。カバー本体10A の裾部分以外は、自動車のボディカバーとして一般的に採用されている、伸縮性のないシート地が採用されている。
【0025】
また、前方下部シート地11F 及び後方下部シート地11G は、自動車1の底部に沿うように折れ曲がった折り返し部分となっている。これらの前方下部シート地11F 及び後方下部シート地11G の互いに対向する端縁13F, 13G(図2中では互いに反対向き)、並びに、左側面シート地11B 及び右側面シート地11C の下側の端縁13B, 13Cには、図示しない帯状ゴムが縫い込まれている。この帯状ゴムの収縮力により、これらの端縁13B, 13C, 13F, 13Gには、充分な収縮力が付与されている。これにより、自動車1への着脱の際等に、前方下部シート地11F 、後方下部シート地11G 、左側面シート地11B 及び右側面シート地11C を大きく伸張させても、元の状態に速やかに復帰するようになっている。
【0026】
図1に戻って、ボディカバー10には、自動車1の前後方向に間隔をあけて配列され、この状態でカバー本体10A に取り付けられている複数の軟質パイプ20と、強風に煽られてもボディカバー10が自動車1から外れないようにする係合具30と、未使用時にカバー本体10A を内部に収納する収納袋40と、突出部品であるルーフスポイラーを収納する収納部50とが設けられている。
【0027】
このうち、軟質パイプ20は、自動車1の幅方向に延びるとともに、自動車1の表面に沿って変形自在となった柔らかいチューブ状部材である。軟質パイプ20の材質としては、シリコーンゴムやクロロプレンゴム等の合成ゴムが採用できる。そして、軟質パイプ20は、図3及び図4の如く、中央部分21が自動車1の屋根4A又はボンネット4Bの上に載せられ、両端部分22が自動車1の側面5に沿って垂れ下がるように配置されている。
【0028】
また、軟質パイプ20は、図5及び図6に示すように、内部が中空となった筒状となっている。ここで、軟質パイプ20は、シート地11A 〜11G からなるカバー本体10A の内側に配置され、熱溶着テープ14でカバー本体10A に固着されている。すなわち、軟質パイプ20は、図6の如く、熱溶着テープ14とカバー本体10A との間に介装されている。そして、熱溶着テープ14は、軟質パイプ20の両側に配置された両端縁部分14A が超音波溶着装置でカバー本体10A に溶着され、これにより、熱溶着テープ14がカバー本体10A に取り付けられている。これにより、軟質パイプ20の付近のカバー本体10A と自動車1のボディ表面1Aとの間には、図6の如く、連通空隙17が形成されるようになっている。
【0029】
係合具30は、図1の如く、自動車1のタイヤ6と係合することにより、ボディカバー10が自動車1から外れないようにするものとなっている。
すなわち、係合具30には、図7及び図8に示すように、タイヤ6の裏面6Aに係合する合成樹脂製のパイプからなる可撓性棒状部材31と、この可撓性棒状部材31の内部に挿通されるとともに、両端部が可撓性棒状部材31の外側に露出している紐部材32と、カバー本体10A の端縁部分に係止可能とされるとともに、紐部材32の両端部にそれぞれ取り付けられた係止部材33とが設けられている。
【0030】
可撓性棒状部材31は、タイヤ6に応じた長さを有するとともにタイヤ6の裏側から表側へ湾曲可能な可撓性を有する筒状部材である。また、可撓性棒状部材31は、中間部がタイヤ6の裏面6Aに係合させると、両端部がタイヤ6の裏面6Aよりも表側に配置されるように、その形状が弓形に躾られている。
【0031】
ここで、カバー本体10A の端縁部分、換言すると、裾部分12には、係合具30の端部に設けられた係止部材33を係止するための係止孔34を有するタブ35が取り付けられている。このタブ35には、係止孔34の周縁を補強する鳩目状リング部材36が設けられている。そして、係合具30の係止部材33は、タブ35の係止孔34に係止される鉤状のフックとなっている。なお、紐部材32は、ナイロン繊維等の合成繊維からなる丈夫なものである。
自動車1にカバー本体10A を被せた状態で、係合具30をタイヤ6の裏面6Aに通して、当該裏面6Aに係合させた状態で、係合具30の両端をカバー本体10A に係止させることにより、係合具30がカバー本体10A をタイヤ6に繋ぎ留め、強風に煽られてもカバー本体10A が自動車1から外れないようになっている。
【0032】
図4に戻って、収納袋40は、横長に形成された長方形の正面形状を有し、図4中上辺が開口されたトートバッグ状の鞄である。収納袋40の開口の周囲には、フック状とパイル状の二枚の布製テープの噛み合いにより着脱可能となった図示しないファスナーが設けられ、このファスナーにより、収納袋40の開口が閉鎖可能となっている。
また、収納袋40は、カバー本体10A の内側面に固着されている。この収納袋40には、ボディ表面1Aから突出するドアミラー7に係止されるとともに当該収納袋40と係合する一対の係止部材41が設けられている。
係止部材41について、さらに具体的に説明すると、係止部材41の各々は、ゴム紐等の紐状部材からなり、両端がまとめて収納袋40の図4における上辺の角隅に縫い付けられ、これにより、全体がリング状に形成されている。このリング状の係止部材41を、収納袋40の両側に配置されているドアミラー7にそれぞれ係止することにより、収納袋40が自動車1のボディ表面1Aの所定位置、具体的には、自動車1のフロントウィンドウ4Cとボンネット4Bとが交差している入隅部分に仮止めされるようになっている。
【0033】
自動車1からカバー本体10A を剥ぎ取って折り畳むと、入隅部分に仮止めされた収納袋40が露出し、これにより、カバー本体10A は、収納袋40の内部に容易に収納可能となっている。なお、カバー本体10A の内部には、係止部材41も収納可能となっている。
【0034】
図1に戻って、収納部50は、自動車1の純正オプション部品であるルーフスポイラーを収納するためのものである。更に詳しく説明すると、カバー本体10A には、自動車1の後部上辺に沿って開口51が設けられている。この開口51は、後述するファスナー52により閉鎖可能とされ、開口51は、ルーフスポイラーを挿通させる挿通口であって、図1においては、閉じられた状態で示されている。開口51を開けて、収納部50をカバー本体10A の外部へ取り出すことにより、袋状の収納部50の内部にルーフスポイラーが収納可能となっている。
【0035】
すなわち、図9に示すように、収納部50は、カバー本体10A の開口51に応じた開口53を有するものとなっている。これらの開口51,53同士を重ね合わせた状態で、収納部50がカバー本体10A に固着されている。
前述のファスナー52は、食品冷蔵用の合成樹脂袋に多用されている合成樹脂製のものであって、蟻溝と突条との凹凸嵌合を利用している。
【0036】
ファスナー52についてさらに詳細に説明すると、ファスナー52には、互いに凹凸嵌合するとともに帯状に形成された嵌合帯体54,55が設けられている。その一方である嵌合帯体54は、その長手方向に延びるとともに、開口側よりも底側の方が幅広となった蟻溝56を有する雌型嵌合帯体となっている。他方の嵌合帯体55は、雌型嵌合帯体54の蟻溝56と嵌合するために、当該蟻溝56に応じた断面形状の突条57を有する雄型嵌合帯体となっている。
ここで、蟻溝56及び突条57からなる凹凸嵌合部分を、開口51の内外方向に沿って二重に設けたので、ファスナー52を閉じると、当該ファスナー52には、優れた防水性(水密性)が確保されるようになっている。
【0037】
図10には、収納部50の使用状態が示されている。図10において、ファスナー52(図示略)は、閉鎖状態が解除され、これにより、開口51,53が開放状態となっている。開口51の内部を通って、収納部50がカバー本体10A に外部に取り出され、カバー本体10A と連続する袋となっている。そして、自動車のボディ表面から突出する突出部品であるルーフスポイラー58は、開口51,53に挿通され、カバー本体10A と連続する袋となった収納部50の内部に収納されている。
【0038】
次に、本実施形態に係るボディカバー10の自動車1への装着手順について、図11乃至図15を参照しながら説明する。なお、ボディカバー10を使用していない時には、カバー本体10A 及び係止部材41を収納袋40の内部に収納した状態で、ボディカバー10の保管を行うものとする。
まず、図11に示すように、収納袋40の中から係止部材41を取り出しておく。そして、収納袋40がフロントウィンドウ4Cに接するように、ボンネット4Bの上面に収納袋40を置く。この際、収納袋40の「FRONT」と印刷された面を正面に向けておく。この状態で、図12に示すように、収納袋40の係止部材41をドアミラー7にそれぞれ係止し、これにより、収納袋40をフロントウィンドウ4Cとボンネット4Bとが交差している入隅部分に仮止めする。
【0039】
収納袋40の仮止めが完了したら、図13に示すように、収納袋40の中からカバー本体10A を取り出した後、図14に示すように、自動車1の後部を先にカバー本体10A で覆う。この際、軟質パイプ20を手掛かりにすれば、自動車1の後方に向かってカバー本体10A を容易に展開できる。
【0040】
自動車1の後部がカバー本体10A で覆われたら、図15に示すように、自動車1の前部をカバー本体10A で覆う。この場合にも、軟質パイプ20を手掛かりにすれば、カバー本体10A を自動車1に前方へ容易に展開できる。なお、カバー本体10A で自動車1の前部を先に覆ってから、カバー本体10A で自動車1の後部を覆うこともできる。
この後、係合具30でカバー本体10A の裾部分12をタイヤ6に留めれば、ボディカバー10の自動車1への装着が完了する。なお、ボディカバー10を自動車1から取り外すには、上述の手順を逆に行えばよい。
【0041】
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、カバー本体10A を収納する収納袋40を設けるとともに、ドアミラー7に係止される係止部材41をカバー本体10A に設け、ドアミラー7に係止部材41を係止すると、収納袋40がボディ表面1Aの所定位置に仮止めされ、この収納袋41が固着されたカバー本体10A もボディ表面1Aの所定位置に仮止めされるようにしたので、バックミラー7に係止部材41を係止した後、カバー本体10A を収納袋41から出して展開すれば、当該カバー本体10A を展開している途中に強風が発生しても、カバー本体10A が自動車1から外れることがないので、強風時においても容易に装着を行うことができる。
【0042】
また、自動車1のフロントウィンドウ4Aとボンネット4Bとが交差する入隅部分の近傍に配置されるドアミラー7に係止部材41を係止するようにしたので、収納袋41が入隅部分に配置されて、この入隅部分に形成される隙間を解消することができる。しかも、収納袋40及び係止部材41を介してカバー本体10A がドアミラー7に連結されるうえ、収納袋40がバタつきを抑制するための錘となるので、強風が発生しても、カバー本体10A が大きくバタつくことがなく、バタつきによるボディ表面1Aの擦り傷を未然に防止することができる。
【0043】
さらに、カバー本体10A を自動車1に装着するにあたり、軟質パイプ20を手掛かりにすれば、自動車1のボディ表面1Aに沿ってカバー本体10A を容易に展開できるようになり、自動車1への装着を容易に行うことができる。
しかも、カバー本体10A を収納袋40の内部に折り畳んで収納する際に、軟質パイプ20の方向が自然と揃い、収納袋40の内部に収納したカバー本体10A が乱雑な状態になることがなくなるので、収納袋40から取り出したカバー本体10A を、そのまま自動車1のボディ表面1Aに沿って展開でき、この点からも、自動車1への装着を容易に行うことができる。
【0044】
また、熱溶着テープ14で軟質パイプ20をカバー本体10A に取り付けるようにしたので、縫い付ける場合と異なり、シート地11A 〜11G に孔が開くことがなく、軟質パイプ20を多数設けても、カバー本体10A の防水性能が何ら損なわれることがない。しかも、熱溶着テープ14による軟質パイプ20の取り付けをカバー本体10A の内側に施したので、軟質パイプ20を多数取り付けても、カバー本体10A の表面に継ぎ目や縫い目が形成されず、その外観が良好なものとできる。
【0045】
さらに、カバー本体10A の裾部分12に、伸縮性を有する伸縮性シート地を採用したので、カバー本体10A を自動車1にピッタリのフィットするサイズにしても、カバー本体10A を自動車1に対して着脱するにあたり、伸縮性シート地からなる裾部分12を伸張すれば、カバー本体10A の着脱が容易に行える一方、完全に自動車1に装着してしまえば、カバー本体10A が自動車1にフィットするので、強風に煽られても、カバー本体10A が大きくバタつくことがなくなるうえ、カバー本体10A が自動車から容易に外れることがない。また、高価な伸縮性シート地を部分的に使用するので、カバー本体10A のコストを低減することができる。
【0046】
しかも、カバー本体10A 側に係合具30の端部を係止するにあたり、伸縮性シート地からなる裾部分12を伸張させることができるので、カバー本体10A を自動車1にピッタリのフィットするサイズにしても、カバー本体10A を自動車1に対して着脱するにあたり、伸縮性シート地からなる裾部分12を伸張すれば、カバー本体10A 側に係合具30の端部を容易に係止させることができ、カバー本体10A の着脱を容易に行うことができるうえ、カバー本体10A が自動車1にピッタリのフィットするサイズであるので、強風に煽られても、カバー本体10A が大きくバタつくことがなくなる。
【0047】
そのうえ、カバー本体10A の裾部分12が伸縮自在となるので、自動車1の下部外周部に配置されるフロントバンパースポイラー、サイドスポイラー、及び、リアバンパースポイラー等のエアロパーツに密着する部分が伸縮自在なので、エアロパーツが装着されている自動車1にも容易に装着することができる。
【0048】
また、タイヤ6の裏側に係合する係合具30で、カバー本体10A の端縁部分を自動車1に留めるようにしたので、開口が全くないホイールでも、カバー本体10A を自動車1に確実に装着でき、ボディカバー10の汎用性を確保することができるうえ、強風時にも外れない完全装着を行うことができる。
さらに、カバー本体10A の端縁部分を自動車1に留めるにあたり、可撓性棒状部材31の一端を把持して、当該係合具30をタイヤ6の裏側に通すようにしたので、可撓性棒状部材31の他端を、タイヤ6の裏側から表側に容易に到達させることができる。これにより、係合具30をタイヤ6の裏側に通すようにしても、タイヤ6の表側に配置されたカバー本体10A の端縁部分に、係合具30の両端を容易に係止でき、ボディカバー10の完全装着を容易に行うことができる。
しかも、湾曲状態を維持するように可撓性棒状部材31を躾たので、湾曲を利用することにより、何ら力を加えなくとも、タイヤ6の裏側に中間部分が配置された可撓性棒状部材31の両端をタイヤ6の表側に出すことができ、ボディカバー10の装着作業を更に一層容易に行うことができる。
【0049】
また、合成樹脂製のパイプからなる可撓性棒状部材31の内部に紐部材32を挿通し、この紐部材32の両端部にカバー本体10A の端縁部分に係止可能とされた係止部材33を設け、タイヤ6の裏側に通した係合具30でカバー本体10A を留めるにあたり、パイプからなる可撓性棒状部材31が、摩擦の大きいタイヤ6の裏面に密着するようにしたので、その内部の紐部材32は、タイヤ6と擦れたりせずに、比較的自由に可撓性棒状部材31の内部を移動することができる。このため、係合具30でカバー本体10A を留めた状態でも、自動車1に対してカバー本体10A を比較的容易にずらすことができ、カバー本体10A の微妙な位置調整が容易に行え、この点からも、ボディカバー10の装着作業を容易に行うことができる。
【0050】
さらに、カバー本体10A の端縁部分に、係合具30の端部を係止するための係止孔34を有するタブ35を設け、係合具30に、タブ35の係止孔34に係止される鉤状のフックを係止部材33として設けたので、カバー本体10A 側の係止孔34に係合具30側のフックの先端部分を挿通する、逆に、係止孔34からフックを抜くことで、カバー本体10A に係合具30を着脱できるようになり、非常に構造が簡単でありながら容易に着脱が行える係止部材33を得ることができる。そして、前述のような可撓性棒状部材31及び紐部材32を採用したことと相まって、係合具30の軽量化が実現でき、係合具30の取扱が極めて容易となり、この点からも、ボディカバー10の装着作業を容易に行うことができる。
【0051】
また、ルーフスポイラー58に応じた挿通口である開口51,53及び収納部50をカバー本体10A に設け、ルーフスポイラー58を備えていない自動車1に装着する際には、開口51から収納部50をカバー本体10A の裏側へ収納した状態で、ファスナー52を締めて開口51を閉鎖しておけば、収納部50が設けられていない通常のボディカバーと同様に、自動車1に装着することができる。そのうえ、外観的にも収納部50が目立つことがないので、通常のボディカバーと同様の外観を有するボディカバー10を得ることができる。
一方、ルーフスポイラー58を備えている自動車に装着する際には、ファスナー52を開けて、開口51から収納部50をカバー本体10A の表側に出し、ルーフスポイラー58を収納部50に納めることができ、カバー本体10A を自動車1にピッタリとフィットさせた状態で装着することができる。そのうえ、ボディ表面1Aから突出するルーフスポイラー58等の突出部品の有無にかかわらず、自動車1への装着が容易に行え、その汎用性を確保することができる。
【0052】
さらに、開口51を閉鎖するファスナーとして防水ファスナー52を採用したので、突出部品を備えていない自動車1に装着するにあたり、ファスナー52を締めておけば、開口51から収納部50の内部への水の浸入を防止でき、収納部50の内部に水が溜まることを未然に防止することができる。
従って、収納部50内への水の浸入によるカバー本体10A の重量増大や、重量増大によるカバー本体10A の取扱困難化が未然に防止されるので、この点からも、突出部品を備えていない自動車1に装着するにあたり、収納部50が設けられていない通常のボディカバーと同様に、自動車1に容易に装着することができる。
【0053】
また、開口51を閉鎖するファスナーとして、食品冷蔵用の合成樹脂袋に多用されている、蟻溝と突条との凹凸嵌合を利用したファスナー52を採用したので、ファスナー52が軽量で薄く、しかも、簡単な構造となり、ファスナー52を取り付けても、カバー本体10A が厚くなったり重くなったりせず、ファスナー52ひいてはカバー本体10A の取扱が極めて容易となり、この点からも、ボディカバー10の装着作業を容易に行うことができる。
【0054】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、突出部品としては、ルーフスポイラーに限らず、自動車のトランクリッドの上に立設されるリアスポイラーでもよく、また、エアロパーツに限らず、自動車の屋根面に突設されるルーフレール及びサンルーフバイザー、並びに、ボディ表面から突出する各種アンテナでもよい。
また、バックミラーとしては、自動車のドアに取り付けられたドアミラーに限らず、ボンネットの両サイドに取り付けられるフェンダーミラーでもよい。
さらに、突出部品を収納する収納部の開口を閉鎖するファスナーとしては、図9に示すように、蟻溝56及び突条57からなる凹凸嵌合部分の脇に設けられたテープ部54A, 55Aに、シート地11A のみが固着されるものに限らず、図16及び図17に示すように、互いに凹凸嵌合する凹凸嵌合部56A, 57Aの脇に設けられたテープ部54A, 55Aに、シート地11A 及び収納部50の両方が固着されるファスナー52A でもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1又は6の効果)
請求項1又は6記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は6記載の発明によれば、バックミラーに係止部材を係止すると、収納袋がボディ表面の所定位置に仮止めされ、この収納袋が固着されたカバー本体もボディ表面の所定位置に仮止めされる。このため、バックミラーに係止部材を係止した後、カバー本体を収納袋から出して展開すれば、当該カバー本体を展開している途中に強風が発生しても、カバー本体が自動車から外れることがないので、強風時においても容易に装着を行うことができる。
【0056】
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、自動車のフロントウィンドウとボンネットとが交差する入隅部分の近傍に配置されるドアミラーに係止部材を係止するので、収納袋が入隅部分に配置されて、前述の隙間を解消するようになる。しかも、収納袋及び係止部材を介してカバー本体がドアミラーに連結されるうえ、収納袋がバタつきを抑制するための錘となるので、強風が発生しても、カバー本体が大きくバタつくことがなく、自動車のボディ表面への擦り傷を未然に防止することができる。
【0057】
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、カバー本体を自動車に装着するにあたり、軟質パイプを手掛かりにすれば、自動車のボディ表面に沿ってカバー本体を容易に展開できるようになり、自動車への装着を容易に行うことができる。
しかも、カバー本体を収納袋の内部に折り畳んで収納する際に、軟質パイプの方向が自然と揃うので、収納袋の内部に収納したカバー本体が乱雑な状態になることがなく、収納袋から取り出したカバー本体は、そのまま自動車のボディ表面に沿って展開できるで、この点からも、カバー本体の自動車への装着を容易に行うことができる。
【0058】
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明では、熱溶着テープで軟質パイプをカバー本体に取り付けるので、縫い付ける場合と異なり、シート地に孔が開くことがなく、軟質パイプを多数設けても、カバー本体の防水性能が何ら損なわれることがない。しかも、熱溶着テープによる軟質パイプの取り付けをカバー本体の内側に施したので、軟質パイプを多数取り付けても、カバー本体の表面に継ぎ目や縫い目が形成されず、その外観を良好なものにできる。
【0059】
(請求項5の効果)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1から4までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、カバー本体を自動車にピッタリのフィットするサイズにしても、カバー本体を自動車に対して着脱するにあたり、伸縮性シート地からなる裾部分を伸張すれば、カバー本体の着脱が容易に行える一方、完全に自動車に装着してしまえば、カバー本体が自動車にフィットするので、強風に煽られても、カバー本体が大きくバタつくことがなくなるうえ、カバー本体が自動車から容易に外れることがない。また、高価な伸縮性シート地を部分的に使用するので、カバー本体のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の一形態の全体を示す側面図である。
【図2】前記実施形態に係るカバー本体の縫製前のシート地を示す展開図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】前記実施形態に係る軟質パイプを示す拡大側面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】前記実施形態に係る係合具を示す拡大側面図である。
【図8】前記実施形態に係る係合具を示す拡大平面図である。
【図9】前記実施形態に係るファスナーを示す拡大断面図である。
【図10】前記実施形態に係る収納部を示す拡大側面図である。
【図11】前記実施形態におけるボティカバーの装着手順を説明するための図である。
【図12】図11の後の装着手順を説明するための図である。
【図13】図12の後の装着手順を説明するための図である。
【図14】図13の後の装着手順を説明するための図である。
【図15】図14の後の装着手順を説明するための図である。
【図16】本発明の変形例に係る収納部の開放状態を示す断面図である。
【図17】前記変形例に係る収納部の閉鎖状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
1A ボディ表面
7 バックミラーとしてのドアミラー
10 ボディカバー
10A カバー本体
11A 〜11G シート地
12 裾部分
14 熱溶着テープ
20 軟質パイプ
40 収納袋
41 係止部材

Claims (6)

  1. 防水性を有するシート地から形成されるとともに自動車のボディ全体を覆う形状にされたカバー本体と、
    このカバー本体の内側面に固着されるとともに、前記カバー本体を内部に収納する収納袋と、
    前記収納袋を前記ボディの表面の所定位置に仮止めするために、前記ボディの表面から突出するバックミラーに係止されるとともに前記収納袋と係合する係止部材とを備えていることを特徴とする自動車用ボディカバー。
  2. 前記バックミラーが前記自動車のドアに取り付けられたドアミラーであることを特徴とする請求項1記載の自動車用ボディカバー。
  3. 前記自動車の幅方向に延びるとともに前記ボディの表面に沿って変形自在となった複数の軟質パイプが、前記自動車の前後方向に間隔をあけて配列された状態で前記シート地に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用ボディカバー。
  4. 前記軟質パイプが前記カバー本体の内側に配置されるとともに、前記シート地に熱溶着される熱溶着テープと前記シート地との間に介装されていることを特徴とする請求項3記載の自動車用ボディカバー。
  5. 前記カバー本体の裾部分には、伸縮性を有する伸縮性シート地が採用され、それ以外の部分には、伸縮性のない非伸縮性シート地が採用されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の自動車用ボディカバー。
  6. 防水性を有するシート地から形成されるとともに自動車のボディ全体を覆う形状にされたカバー本体と、このカバー本体の内側面に固着されるとともに、前記カバー本体を内部に収納する収納袋と、前記収納袋を前記ボディ表面の所定位置に仮止めするために、前記ボディの表面から突出するバックミラーに係止されるとともに前記収納袋と係合する係止部材とを備えている自動車用ボディカバーの装着方法であって、
    前記係止部材を前記バックミラーに係止し、当該係止部材で前記ボディ表面の所定位置に前記収納袋を保持した後、
    前記カバー本体を前記収納袋から出して展開し、前記ボディ全体を覆うことを特徴とする自動車用ボディカバーの装着方法。
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