JP3112350U - 二輪車用車体カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】車体が外部から受ける傷等を防御し、雨水等の浸入をより完全に防御する。
【解決手段】防水性を有する自動二輪車や自転車等の二輪車の車体カバーである。両下部側面構成片10c, 10cとその上方のカバー部とを異なる生地から形成する。上方のカバー生地としてPEVA樹脂フィルムを使用し、その裏面の全面にポリプロピレン製不織布を内装する。これら上方のカバー生地構成片は、その接合ライン12を超音波加工により溶着接合する。カバーの両下部側面構成片はポリエステル・タフタを使用し、その下方周縁部に紐挿通部13を設け、この紐挿通部に紐部材15を挿通し、この紐部材の端部同士を固着することによってカバーが車体に固定できる。カバー両側面の下方縁部に係着帯18を設ける。ワイヤー錠を挿通するための挿通孔20を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、バイクやミニバイク等の自動二輪車、又は自転車の車体カバーの改良に関するものである。
従来の自動二輪車や自転車の車体カバーとしては各種のものがあるが、通常は防水加工が施された合成繊維製の布地を使用し、カバーの上面部、両側面部、後面部、更にはバックミラー対応部等の複数枚の布地を接合し、接合ラインを縫製して車体の外形形状に適合するように立体的に形成したものである。
そして、カバーが風等によって飛ばされないように、或いは埃の侵入防止等のために、カバーの下方周縁部には、カバーを車体に固定するための各種の固定手段が設けられているものが存在している。下記の特許文献1に記載された車体カバーはその固定手段に特徴を有するものであり、更には換気機能をも兼ね備えたものである。
このように従来の二輪車用車体カバーにあっては、カバーが飛ばされないため或いはカバーの下方周縁部がバタつかないための手段が講じられたものを初めとして、カバーが盗難に遭わないようなロック手段が講じられたものも存在している。
特開2003−81161号公報
このように、二輪車用の車体カバーとしては、従来から車体を雨や風、埃等の塵芥から守るために考案されたものであるが、カバー自体は、不使用時には小さく折りたたんで、収納袋等に収納するために、殆どの場合、その素材として防水加工が施された薄地の合成繊維製のタフタ生地が使用されていた。
従って、車体カバーが車体自体を傷から保護するという観念、即ち外部からの何らかの衝撃等による損傷を受けることを防止するという観念が抜け落ちていた。
また、従来のカバーにおいては、カバーに防水コーティングが施されていたが、その構成片を接合するに際して縫製に依って接合されていたために、その縫製ラインから雨水等が浸入するという問題があった。
そこで、本考案において、解決しようとする第一の課題は、車体が外部から受ける傷等を有効に防御するという耐衝撃性を付加することである。同時に外部から車体を保護すると共に、カバー自体が受ける傷をも防止することもその課題としている。
更に、従来においてはカバーの生地自体が車体に傷を付けてしまうという問題もあり、例えば、自動二輪車の風防等の各種フードの透明又は半透明のプラスチック部分等は、カバーによってこすられると小さな細かい擦過傷が付き、その透明度が低下するという問題があり、このように生地自体が車体を傷つけることを防ぐことも本考案の課題である。
しかも、このように外部から受ける傷を防御できると共に従来のような固定手段をも良好に備えることができるようにすることも本考案の課題となる。
また、従来のカバーにおいては、その構成片を縫製によって接合するために、その縫製ラインから雨水等が浸入し、防水効果が不完全であったため、この防水効果をより完全なものとすることも本考案の課題である。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、自動二輪車又は自転車等の二輪車の車体カバーであって、防水性を有する複数枚の生地を接合して車体を被覆できる形状に立体的に形成し、その下方周縁部にはカバーを車体に固定するための固定手段が設けられたものにおいて、固定手段が設けられるカバー下方周縁部の素材と、その上方に位置するカバーの素材とを異なるものとし、その上方に位置するカバーを構成する複数枚の生地として合成樹脂製フィルムを使用し、これら複数枚の生地同士を接合する接合ラインを溶着によって相互に接合し、固定手段が設けられるカバー下方周縁部の生地として合成繊維製タフタを使用し、且つ、カバー裏面の全部又は一部に不織布シートを内装したことを特徴とする二輪車用車体カバーである。
ここで「タフタ」とは薄織地を意味する。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、合成繊維製タフタからなるカバー下方周縁部の全部又は一部の裏面には不織布シートを内装しないことを特徴とする二輪車用車体カバーである。
本考案の第3のものは、上記第1又は第2の考案において、合成繊維製タフタからなるカバー下方周縁部を除き、カバーの生地としてPEVAフィルムを使用し、不織布シートとして合成繊維から成る不織布シートを使用したことを特徴とする二輪車用車体カバーである。
ここで「PEVA(ポリエチレン・ビニル・アセテート)」とは、ポリエチレン酢酸ビニル樹脂を意味する。
本考案の第4のものは、上記第1乃至第3の考案において、固定手段がカバーの下方周縁部の全部又は一部に設けられた紐挿通部と、この紐挿通部に挿通された紐部材とからなり、この紐部材同士を固着することによってカバーが車体に固定でき、且つ、カバー両側面の下方縁部の適宜位置にカバー両側面のそれぞれを相互に着脱自在に係着できる係着手段を設け、更にカバーの適宜部位にはワイヤー錠等の輪状錠部材を挿通するための挿通孔を設けたことを特徴とする二輪車用車体カバーである。
本考案の第1のものにおいては、車体カバー上部のそれぞれの構成片の接合ラインが溶着されているため、即ち接合ラインが従来のような縫製ではないために、かかる接合ラインから雨水等の水が浸入することをより良好に防止することができる。
カバーの裏面に不織布シートを内装しているために、かかる不織布シートがクッション効果を発揮して、車体を外部からの衝撃から保護し、車体の損傷を最小限に防御することができる。同時に不織布シートのクッション性により、外部から衝撃を受けてもカバー自体が傷を負うことも最小限に抑えることができる。また、カバーの生地自体が車体を傷つけることも防止することができる。
不織布シートが内装された部分は、補強効果もあり、形状保持の効果も有し、型崩れし難いという効果も発揮する。
本考案の第2のものにおいては、上記効果に加えて、カバーの下方周縁部が合成繊維製タフタ(薄織地)からなり、その全部又は一部の裏面には不織布シートを内装していないために、この部分に各種の固定手段を設けても、何ら問題なくカバーは車体の下部形状に沿って柔軟に変形し(絞り込まれ)、車体下部に巻き付けることが出来、良好に下方周縁部を固定手段によって固定することが可能となる。
本考案の第3のものにおいては、上記の効果をより良好に発揮させるために、カバー上方の生地のより相応しい素材としてPEVA樹脂を使用し、且つ不織布シートとして各種の合成繊維製のものを使用したものである。
本考案の第4のものにおいては、上記効果に加えて、カバーの下方周縁部に挿通された紐部材同士を引き寄せて固着することにより、簡単にカバーの下方周縁部が絞り込まれ、車体の下部形状にカバーがフィットして、確実にカバーを車体に固定することができる。
固着する手段としては、単に紐部材の両端部を縛り付けることによってもよいし、何らかの固定具を使用してもよい。
カバー両側面の下方縁部に設けられた係着手段を相互に係着するすることにより、カバーの両側面の下方縁部が連結され、風等によりカバーがバタつくことを防止できる。
更に、ワイヤー錠等の輪状錠部材を挿通できる挿通孔が設けられているために、カバーを装着後、ワイヤー錠等を施錠すると同時にカバー自体もロックすることが出来る。
以下、添付の図面と共に、本考案の最良の実施形態について説明する。
図1は、本考案に係る車体カバーを自転車に被覆した状態の斜視説明図である。この自転車には、図には表われていないが、後部荷台に荷籠が固定されているために、前方のハンドルの被覆部と後方の荷籠被覆部とがほぼ水平となっている。
車体カバー10は、上面構成片10aと両側の側面構成片10b、10bと、これらの側面構成片10b、10bのそれぞれの下方に位置する下部側面構成片10c、10cの5つの構成片から構成されている。これらの構成片は、被覆される自転車又は自動二輪車の外形形状に適合させて、適宜構成片を増やして実施することができる。
上面構成片10aと側面構成片10b、10bは、同一の素材から形成されている。即ち、表地として防水性を有する合成樹脂フィルム、即ち、PEVA樹脂フィルムからなる生地を使用し、その裏面には裏地として合成繊維、即ち、ポリプロピレン繊維の不織布シートを使用し、これら両者を接着したものからなる。
図1においては、理解容易化のために、これら同一素材から成る構成片に斜線を施しており、後に説明する素材の異なる下部側面構成片10c、10cと区別している。
上述した通り、PEVA樹脂とはポリエチレン酢酸ビニル樹脂のことであり、合成樹脂フィルムとしては、同様の柔軟性及び防水性等を有するものであれば、他の樹脂フィルムを使用してもよい。また、合成繊維製不織布も、上記の他にポリエステル、ナイロン又はレーヨン等からなるものを使用することが出来る。
このように裏面に合成繊維製の不織布シートを接合しているために、軽くて極めて良好なクッション性を有し、これらの構成片によって被覆された自転車の車体は、外部からの衝撃によっても傷等を受けることがなく、また外からの衝撃によってカバー自体の表地も損傷することが少なくなる。更には、カバー生地自体が車体に傷を付けることも防止できる。更に、この不織布シートは、保形性を付加し、車体カバーの型崩れを防止できる。
これらの構成片は、それぞれその境界(接合)部分で接合されるわけであるが、従来においては縫製等の手段によって接合されていたが、本考案においては、これらの構成片の接合に際し、超音波加工によって溶着接合を行っている。従って、縫製加工と異なり、接合ライン12から雨水等が浸入する心配が非常に少なくなるのである。
下部側面構成片10c、10cは、上下の巾が約10cm乃至20cm程度のもので、防水コーティングが施された合成繊維製のタフタ(薄織地)からなるものである。裏面には不織布シートは裏打ちされておらず、それ故、この構成片は、上記上面構成片10a及び側面構成片10bと比べて、極めて柔軟なものと成っている。この実施形態では、ポリエステル繊維製タフタを使用している。
この下部側面構成片10c、10cもその接合ライン12cで、他の構成片と超音波加工により溶着接合してもよいが、この実施形態では、従来のような縫製加工によって作製している。というのも、下部側面構成片10c、10cの接合ライン12cは、被覆される車体の車輪等の下方部分であるため、多少接合ラインから雨水が浸入してもそれ程大きな問題はないからである。
また、下部側面構成片10c、10cの部分に裏地を使用していない理由は、これらの下部側面構成片10c、10cの部分は、その下端の周縁部に固定手段としての紐部材15を挿通させており、この紐部材15の両端部を相互に引き寄せ、引き絞って、カバーの裾部分を締め付けて、自転車の車体の下部の形状に沿わせて良好に固定することができるようにするためである。
紐部材15は、カバー10の下端周縁部の全体に設けられた紐挿通部13に挿通されており、その両端部15e、15eがカバー10後方に位置する紐挿通部13の両開口部から外部に引き出されており、その両端部15e、15eから少し離れた位置に締付け固着用の固定具16が設けられている。
この固定具16は、紐部材15を挿通させる挿通孔が設けられ、この挿通孔に対し直角方向にストッパーが設けられ、このストッパーにも挿通孔が設けられたものである。このストッパーを押圧することによって紐部材15が固定具及びストッパーの挿通孔内を摺動することができ、そのストッパーの押圧を解除すると、紐部材15が固着されるものである。
従って、使用者は、固定具16のストッパーを押圧した状態で、固定具16を紐挿通部13の開口部の方向に摺動させることによって、カバー10の裾部を簡単に絞り込み、固着することができる。
下部側面構成片10c、10cの略中央部下端縁部には、両者を着脱自在に係着することができる係着手段としての係着帯18が設けられている。
この係着帯18は、図中向こう側の下部側面構成片10cの下方縁部に縫着されており、その先端内側には面ファスナー部が設けられている。他方、図中手前側の下部側面構成片10cの下方縁部にも面ファスナー部が設けられ、これにより、係着帯18の先端内側の面ファスナー部と相互に係着することにより、係着帯18によって両下部側面構成片10c、10cの下方縁部が相互に係着される。これにより、車体カバー10の両側面の下方縁部が連結され、風等によりカバーの裾部がバタつくことが防止される。
更に、下部側面構成片10c、10cの前方側には、それぞれ挿通孔(アイレット)20が形成されている。
この挿通孔20は、丁度自転車の前輪のスポーク50の位置に位置する。この挿通孔20を利用してワイヤー錠等の輪状錠前の輪状部を挿通させ、同時にこの輪状部をスポークの間に挿通させることによって、自転車に錠前を掛けると同時に車体カバー10にもロックを掛けることが出来るのである。
図2は、上記上面構成片10aと側面構成片10b、10bの生地の断面説明図である。
表地21がPEVA樹脂フィルムからなる生地であり、裏地22は、ポリプロピレン繊維から成る不織布シートである。この不織布シートが表地21の裏面に接着している。これによりこれら上面構成片と側面構成片とはクッション性を有することとなる。従って、外側から衝撃が加えられた場合でも自転車の車体に傷が付くことを防止でき、また外側から衝撃等が加えられても表地の損傷を少なく抑えることが出来ることと成る。更には、耐衝撃性ばかりでなく、カバー生地自体から受ける擦過傷をも防止できる。また、これら構成片は、クッション性と共に保形性をも有することとなり、型崩れが防止される。
図3は、上記実施形態に係る車体カバーの要部説明図であって、その(A)が車体カバー後方下端部分の紐部材によってカバーが固定されている部分を示し、その(B)がカバー側面略中央下端部分の係着手段の部分を示し、その(C)がカバー前方部でワイヤー錠によってロックされている部分を示している。
図3(A)から判る通り、車体カバーの下部側面構成片10cの下端周縁部全体には、紐挿通部13が設けられ、この紐挿通部13には、紐部材15が挿通される。紐部材15の両端部15e、15eは、紐挿通部13の開口部13k、13kから外部に出て、相互に縛りつけられている。そして、両端部から適宜長さ分開口部13k側に寄った部位に固定具16が設けられている。
固定具16は、紐部材15に沿って移動可能で、紐部材を固着できるものであって、この固定具16を開口部13kの方向に絞って行くことにより、車体カバーが車体の下部で固定されることとなる。
固定具16には内部のスプリングにより出没自在にストッパー17が設けられ、固定具16とストッパー17の両者には連通する挿通孔が設けられ、ストッパー17を押圧することにより、両者の挿通孔の中心が一致して、紐部材15がこれらの挿通孔内を摺動することが出来る。即ち、ストッパー17を押圧することにより固定具16を紐部材に沿って開口部13kの方向に移動させ、車体カバーの下部を絞り込み、固定することができるのである。
図3(B)は、車体カバーの側面略中央部下端部分を示しており、この図から判るとおり、車体カバーの下部側面構成片10cの図中向こう側のものの下縁部に係着帯18が縫着されており、この係着帯18の先端部裏面には面ファスナー部18fが設けられている。図中手前側の側面構成片10cの下縁部にも面ファスナー部19fが設けられ、前記面ファスナー部18fと相互に係着しうる。
これにより、車体カバーは、その両側面部略中央下縁部で相互に連結され、風等による車体カバーの下縁部のバタつきが防止される。
図3(C)は、車体がバーの前方下端部分を示しており、下部側面構成片10c、10cのそれぞれ対応する部位に挿通孔20が設けられている。
この挿通孔20の内周縁部には、合成樹脂製のハトメ部材20hが装着されており、このハトメ部材20hを介してワイヤー錠30の輪状部30wが挿通することができる。ハトメ部材20hは、下部側面構成片10cに形成された挿通孔20の内周縁部に切れ目等が入らないようにするために設けられている。
この挿通孔20を設けたことにより、ワイヤー錠30によって自転車に錠を掛けると同時に車体カバーをもロックすることができ、カバー自体の盗難を防止することができるものである。
以上、実施形態について説明したが、本考案においては以下の通り設計変更可能である。
車体カバー全体の大きさ及び形状は、必要に応じて適宜設定することができる。被覆される車体が自動二輪車であれば、バックミラー等の突起物も存在するが、その形状に応じ適宜構成片を作製して、相互に接合し、適合する立体的形状に形成することができる。従って、必要となる構成片は、その被覆される車体の形状により増減することとなる。
上記実施形態においては構成片のうち上面構成片と側面構成片の裏面の全体に合成繊維製の不織布シートを内装したが、適宜必要箇所の一部にのみ不織布シートを接合することも可能である。即ち、前輪上部から前籠部、前籠部からハンドル部にかけて、後部荷籠部、両側面のペダル部周辺、チェーンカバー等に対応する部位にのみ不織布シートを接合するものであってもよい。
下部側面構成片の上下方向の長さも10cm乃至20cm程度であればよいが、適宜必要に応じてその長さを決定することができる。またその上下方向の長さも一定である必要はない。
更に、べダルの位置が下方に位置することも考慮して、ペダルの下方位置に対応する部分の裏面にも不織布シートを設けてもよい。
両側面構成片と両下部側面構成片とは、上記実施形態においては、別体として後に相互にその境界で縫製したが、これら両者を同一の表地とし、その側面構成片に対応する部位の裏面にのみ不織布シートを内装することにより別素材としてもよい。
側面構成片と下部側面構成片同士の接合ライン及び下部側面構成片同士の接合ラインは、上記した通り、縫製接合でなく、溶着接合でもよい。
車体カバーの下方周縁部に設けた紐部材は、その下方周縁部の全周に設けられていなくともよく、例えば、カバーのそれぞれの両側面の略中央部下方縁部から後方にのみ紐挿通部を設け、それぞれの紐部材の一方端をその紐挿通部の始端に固定し、紐挿通部の後端の開口部からそれぞれの紐部材の他端を外部に導出させて、これらの両端部を固着するように構成することも出来る。
上記実施形態では、紐部材の両端部は、固定具によって固着されるように構成したが、特に固定具を設けなくとも実施可能で、ただ単に紐部材の両端部を手によって引き寄せ、カバー下方周縁部を絞り込み、縛り付けて固着することも出来る。従って固着手段は全く自由に選択することができる。
カバー両側面の下部中央縁部に設けた係着手段も特に係着帯を用いなくとも実施でき、その部位の下部側面構成片それぞれの裏面に面ファスナー部を直接設け、相互に係着できるようにしてもよい。また、下部側面構成片の下部中央縁部のそれぞれに締着紐を設け、これらを相互に結びつけることによって係着することも出来る。更に、その数も1箇所のみでなく2箇所以上に設けることも自由である。
カバーの前方下端部分に設けたワイヤー錠のための挿通孔も、適宜ワイヤー錠が使用できる部位であれば、その位置は問わず、ワイヤー錠を施錠できる位置であればどの位置でもよい。また、その挿通孔の数も適宜2以上の位置に設けることも自由であるが、雨水の浸入等を考慮すれば、出来る限り少ない方が好ましい。ハトメ部材も合成樹脂製でなく、金属製であってもよい。
以上、本考案は、請求の範囲内で種々設計変更が可能である。
本考案の実施形態に係る車体カバーを自転車に被覆した状態の斜視説明図である。 本考案の実施形態に係る車体カバーの上面構成片と側面構成片の生地の断面説明図である。 本考案の実施形態に係る車体カバーの要部説明図であって、その(A)が車体カバー後方下縁部の紐部材によってカバーが固定されている部分を示し、その(B)がカバー側面略中央下縁部の係着帯の部分を示し、その(C)がカバー前方部でワイヤー錠によってロックされている部分を示している。
符号の説明
10 車体カバー
12 接合ライン
13 紐挿通部
15 紐部材
16 固定具
18 係着帯
20 挿通孔

Claims (4)

  1. 自動二輪車又は自転車等の二輪車の車体カバーであって、防水性を有する複数枚の生地を接合して車体を被覆できる形状に立体的に形成し、その下方周縁部にはカバーを車体に固定するための固定手段が設けられたものにおいて、
    固定手段が設けられるカバー下方周縁部の素材と、その上方に位置するカバーの素材とを異なるものとし、
    その上方に位置するカバーを構成する複数枚の生地として合成樹脂製フィルムを使用し、これら複数枚の生地同士を接合する接合ラインを溶着によって相互に接合し、
    固定手段が設けられるカバー下方周縁部の生地として合成繊維製タフタを使用し、且つ、
    カバー裏面の全部又は一部に不織布シートを内装したことを特徴とする二輪車用車体カバー。
  2. 請求項1において、合成繊維製タフタからなるカバー下方周縁部の全部又は一部の裏面には不織布シートを内装しないことを特徴とする二輪車用車体カバー。
  3. 請求項1又は2において、合成繊維製タフタからなるカバー下方周縁部を除き、カバーの生地としてPEVAフィルムを使用し、不織布シートとして合成繊維から成る不織布シートを使用したことを特徴とする二輪車用車体カバー。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、固定手段がカバーの下方周縁部の全部又は一部に設けられた紐挿通部と、この紐挿通部に挿通された紐部材とからなり、この紐部材同士を固着することによってカバーが車体に固定でき、且つ、カバー両側面の下方縁部の適宜位置にカバー両側面のそれぞれを相互に着脱自在に係着できる係着手段を設け、更にカバーの適宜部位にはワイヤー錠等の輪状錠部材を挿通するための挿通孔を設けたことを特徴とする二輪車用車体カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017149209A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 平山産業株式会社 二輪車用のカバー

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