JP2004306717A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者に対する操舵違和感を低減しながら、車両の軌道修正操舵を容易に行うことができる車両用操舵制御装置を提供すること。
【解決手段】ステアリングホイール1の操舵角θの変化と前記操向輪5,5の転舵角δの変化との比であるギア比Δθ/Δδを設定するギア比設定部10aと、少なくとも設定したギア比Δθ/Δδと操舵角θとに基づいて算出された目標転舵角δとなるように転舵アクチュエータ8を駆動する舵角コントローラ10と、を備えたステア・バイ・ワイヤ方式の車両用操舵制御装置において、前記ギア比設定部10aは、操舵角絶対値|θ|が大きくなるにつれ、ギア比Δθ/Δδが一定となる領域を持ちながらもギア比Δθ/Δδが小さくなるギア比特性Bを設定する手段とした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転者が操作する操作部と操向輪を転舵させる転舵部とが機械的な結合が無い状態で動作させることができる、いわゆる、ステア・バイ・ワイヤ方式による車両用操舵制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ギア比(操作部のステアリングホイールの操舵角変化に対する操向輪の転舵角変化の比)と操舵反力とを可変に制御することができる車両用操舵制御装置は、可変ギア比のアクチュエータが追随しなうような転舵速度が大きい時や、目標舵角と実舵角との差が大きい時に操舵反力を大きくするようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−324261号公報(図3、図6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来から運転者の操舵負荷を低減するため、低速小回り時操舵量を低減したり(ギア比を小さくする)、高速時の安定性を上げるためにステアリングホイール操舵量に対するタイヤの転舵量を小さくする(ギア比を大きくする)ことが有効であることなどから、ギア比を可変にすることが実施されている。
【0005】
しかしながら、従来の車両用操舵制御装置にあっては、転舵アクチュエータが速い操舵に追随できないために操舵速度を低減させるべく操舵反力を大きくするという対策であるため、車両としては同じ運動状態であっても、操舵速度により操舵角や操舵反力が異なり、運転者が違和感を感じるおそれがある。
【0006】
また、これまでの可変ギア比機構を搭載した車両では、低速小回りの取りまわしにおいて、可変ギア比機構のない通常の車両よりは操舵角が小さくなってはいるものの、例えば、F1のレーシングカーにあるような持ち替えの必要のない操舵角で走行できるようなものは実現されていない。その一方で、持ち替える必要がなければ運転者の操舵負荷をさらに低減できるとされている。
【0007】
特に、低速域では車庫入れやUターンなどフル転舵に近いところまでの舵角を使用するため、持ち替えなしで操作可能なステアリングホイールの操舵角では、操舵角全域に対するタイヤ転舵角のゲインが大きく、車両軌道の調整が難しいという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、運転者に対する操舵違和感を低減しながら、車両の軌道修正操舵を容易に行うことができる車両用操舵制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、
前記ステアリングホイールの操舵角(θ)の変化と前記操向輪の転舵角(δ)の変化との比であるギア比(Δθ/Δδ)を設定するギア比設定手段と、
少なくとも設定したギア比(Δθ/Δδ)と操舵角(θ)とに基づいて算出された目標転舵角(δ)となるように前記転舵アクチュエータを駆動する転舵制御手段と、
を備えたステア・バイ・ワイヤ方式の車両用操舵制御装置において、
前記ギア比設定手段は、操舵角絶対値|θ|が大きくなるにつれ、ギア比(Δθ/Δδ)が一定となる領域を持ちながらもギア比(Δθ/Δδ)が小さくなるギア比特性を設定することを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
よって、本発明の車両用操舵制御装置にあっては、ステアリングホイールの操舵角に応じて、徐々にあるいは段階的にギア比が小さくなるように変更されることで、運転者に対する操舵違和感を低減しながら、車両の軌道修正操舵を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用操舵制御装置を実現する実施の形態を、図面に示す第1実施例〜第4実施例に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は第1実施例の車両用操舵制御装置を示す全体システム図である。図1において、1はステアリングホイール、2は操舵反力アクチュエータ、3はトルクセンサ、4は操舵角センサ、5は操向輪、6は伝達部、7はステアリングギア(転舵装置)、8は転舵アクチュエータ、9は転舵角センサ、10は舵角コントローラ(転舵制御手段)、11は車速センサ、12はヨーレートセンサである。
【0013】
第1実施例装置の操作部は、車両の運転者の操作を伝えるステアリングホイール1と、ステアリングホイール1に操舵反力を発生させる操舵反力アクチュエータ2と、ステアリングホイール1と操舵反力アクチュエータ2の間で発生している操舵反力トルクTを計測するトルクセンサ3と、ステアリングホイール1が操作された操舵角θを計測する操舵角センサ4と、により構成される。
【0014】
第1実施例装置の転舵部は、車両を操向させるための操向輪5,5と、操向するための力を操向輪5,5に伝達するための伝達部6と、車両を操向するために車両横方向への力を伝達するステアリングギア7と、ステアリングギア7を操作して車両を操向するための力を発生させる転舵アクチュエータ8と、により構成される。
【0015】
第1実施例装置の舵角制御系は、前記操舵反力トルクTを計測するトルクセンサ3と、操舵角θを計測する操舵角センサ4と、操向輪5,5の転舵角δを計測する転舵角センサ9と、操向輪5,5に転舵角δを発生させるための制御量と操舵反力アクチュエータ2に操舵反力を発生させるための制御量を算出する舵角コントローラ10と、車両の車速Vを計測する車速センサ11と、車両のヨーレートψ’を計測するヨーレートセンサ12と、により構成される。
【0016】
図2は第1実施例装置の舵角制御系を示すブロック図で、舵角コントローラ10内には、ギア比設定部10a(ギア比設定手段)と、目標操舵反力算出部10b(目標操舵反力算出手段)と、目標転舵角算出部10cと、が設定されている。が構成される。
【0017】
前記ギア比設定部10aは、ステアリングホイール1の操舵角変化△θと操向輪5,5の転舵角変化Δδとの比であるギア比Δθ/Δδを設定する。
【0018】
このギア比設定部10aは、操舵角絶対値|θ|が大きくなるにつれ、ギア比Δθ/Δδが一定となる領域を持ちながらもギア比Δθ/Δδが小さくなるギア比特性Bが設定されている。
【0019】
すなわち、第1実施例のギア比設定部10aは、図4に示すように、ステアリングホイール1の操舵角θに対する操向輪5,5の転舵角δの関係が、
▲1▼操舵角絶対値|θ|が略40°(=θ1)で転舵角絶対値|δ|が略5°となり、
▲2▼操舵角絶対値|θ|が略90°(=θ2)で転舵角絶対値|δ|が略20°となり、
▲3▼操舵角絶対値|θ|が略140°(=θ3)で転舵角絶対値|δ|がロック位置、となり、かつ、操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比Δθ/Δδが各区間で一定、であるギア比特性Bが設定されている。
【0020】
つまり、操舵角θに対するギア比γ(=Δθ/Δδ)の関係に置き換えると、図6のB特性に示すように、例えば、▲1▼0〜θ1の区間ではギア比γ=8.0程度、▲2▼θ1〜θ2の区間ではギア比γ=3.3程度、▲3▼θ2〜θ3操舵の区間ではギア比γ=2.0程度と段階的に与える。
【0021】
前記目標操舵反力算出部10bは、ステアリングホイール1の操舵角θと、前記ギア比設定部10aにより設定されたギア比Δθ/Δδに基づき、ギア比Δθ/Δδが小さくなるのに応じて、操舵角変化に対する操舵反力トルク変化の比である操舵反力トルク比ΔT/Δθが大きくなるように目標操舵反力トルクTを算出する。なお、この目標操舵反力算出部10bは、フィードバック情報としてトルクセンサ3からの操舵反力トルクTを入力する。
【0022】
前記目標転舵角算出部10cは、ステアリングホイール1の操舵角θと、ギア比設定部10aからのギア比特性Bとに基づいて、転舵アクチュエータ8への指令値となる目標転舵角δを算出する。なお、この目標転舵角算出部10cは、フィードバック情報として転舵角センサ9からの転舵角δを入力する。
【0023】
以上の構成により、ドライバ入力による操舵角変化Δθに対する転舵角変化Δδの比であるギア比特性を任意に変更することができる、いわゆる、ステア・バイ・ワイヤの機能を実現することができる。
【0024】
次に、作用を説明する。
【0025】
[操舵に対する転舵制御作用]
図3に通常の車両の場合におけるステアリングホイール操舵角θとタイヤ転舵角δの関係を示す。
【0026】
通常の車両の場合、図3及び図6のギア比特性Aに示すように、中立位置からロック位置より前の所定の操舵角までの領域ではギア比が一定の特性で、所定の操舵角からロック位置まではギア比が滑らかに小さくなる特性である。なお、旋回内輪側と外輪側で異なるがフル転舵角δLは35°程度、ステアリングホイールのロック角度θLは300°程度で、中立付近のギア比(Δθ/Δδ)は18程度が一般的である。
【0027】
上記のように、通常の車両の場合、ステアリングホイールのロック角度θLは±300°程度であることによって、車庫入れやUターンなどフル転舵に近いところまでの舵角を使用する低速域では、ステアリングホイールを持ち替える必要があり、これがドライバの操舵負荷となっている。
【0028】
そこで、設計変更により、ステアリングホイールのロック角度θLを±300°から持ち替えなしで操作可能にする±140°程度に抑えると、操舵角全域に対するタイヤ転舵角のゲインが大きくなり、車両軌道を修正するための操舵調整が難しいという問題が発生する。
【0029】
これに対し、図4の折れ線によるギア比特性Bは、第1実施例におけるステアリングホイール1の操舵角θと操向輪5,5の転舵角δとの関係特性であり、図6の段階的線によるギア比特性Bは、第1実施例におけるステアリングホイール1の操舵角θとギア比γ(=Δθ/Δδ)との関係特性である。
【0030】
操舵角θが0〜θ1の区間▲1▼では、ギア比Δθ/Δδを大きくとり、ステアリングホイール1を大きく操作しても操向輪5,5の転舵角があまり変化しないように設定する。この領域は狭い道路ですれ違いする際などに進路の微調整をする際に使用されることがあるため、ギア比を大きく、また、操舵角θと転舵角δの関係を線形にすることで修正操舵がしやすくなる。車両諸元により異なるが、例えば、θ1が40degでδ1が5deg程度に設定すればよい。
【0031】
操舵角がθ1〜θ2の区間▲2▼において、転舵角δ2は交差点を右左折する際に必要な転舵角とし、その際の操舵角θ2は90deg程度に設定する。操舵角δ2は20deg程度となる。操舵角θ1〜θ2のギア比は、操舵角0〜θ1の区間▲1▼でのギア比より小さくなる。
【0032】
操舵角がθ2〜θ3の区間▲3▼において、操舵角θ3はロック位置であり、140deg程度にしておけばステアリングホイール1を持ち替えなしで操作できるようになる。操舵角θ2〜θ3でのギア比は、操舵角θ1〜θ2の区間▲2▼よりさらに小さくなる。この操舵角がθ2〜θ3の領域では、方向転換や車庫入れなどの際に使用される領域であり、大きな転舵角を必要とするが、修正操舵も頻繁に行なわれる。操舵角θに対する転舵角δの変化が大きいため、操舵角θと転舵角δの関係を線形にしておくことで非線形にする場合より修正操舵が容易となる。
【0033】
次に、効果を説明する。
第1実施例の車両用操舵制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0034】
(1)操向輪5,5のステアリングギヤ7に機械的に連結されていないステアリングホイール1と、前記ステアリングギヤ7にその出力を加える転舵アクチュエータ8と、前記ステアリングホイール1の操舵角θの変化と前記操向輪5,5の転舵角δの変化との比であるギア比Δθ/Δδを設定するギア比設定部10aと、少なくとも設定したギア比Δθ/Δδと操舵角θとに基づいて算出された目標転舵角δとなるように前記転舵アクチュエータ8を駆動する舵角コントローラ10と、を備えた車両用操舵制御装置において、前記ギア比設定部10aは、操舵角絶対値|θ|が大きくなるにつれ、ギア比Δθ/Δδが一定となる領域を持ちながらもギア比Δθ/Δδが小さくなるギア比特性Bを設定するため、操舵反力トルクを増す従来対策に比べ、ドライバに対する操舵違和感を低減しながら、車両の軌道修正操舵を容易に行うことができる。
【0035】
(2)前記ギア比設定部10aは、ステアリングホイール1の操舵角θに対する操向輪5,5の転舵角δの関係が、
▲1▼操舵角絶対値|θ|が略40°(=θ1)で転舵角絶対値|δ|が略5°となり、
▲2▼操舵角絶対値|θ|が略90°(=θ2)で転舵角絶対値|δ|が略20°となり、
▲3▼操舵角絶対値|θ|が略140°(=θ3)で転舵角絶対値|δ|がロック位置、となるギア比特性Bを有するため、狭い道路ですれ違いする際などに進路の微調整操作の容易性と、交差点を右左折操作の容易性と、ステアリングホイール1の持ち替えなしによるフル転舵操作性と、を併せて達成できる。
【0036】
(3)前記ギア比設定部10aは、ステアリングホイール1の操舵角θに対する操向輪5,5の転舵角δの関係が、操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比Δθ/Δδが各区間で一定、であるギア比特性Bを有するため、操舵角θと転舵角δの関係を非線形にする場合に比べ、進路の微調整修正操舵領域やフル転舵領域において修正操舵がしやすくなる。
【0037】
(第2実施例)
第2実施例は、第1実施例のギア比特性Bに対し、区間▲1▼と区間▲3▼との間の区間▲2▼において、ギア比の変化を滑らかに繋ぐようにした例である。
【0038】
すなわち、第2実施例のギア比設定部10aは、図5に示すように、ステアリングホイール1の操舵角θに対する操向輪5,5の転舵角δの関係が、
▲1▼操舵角絶対値|θ|が略40°(=θ1)で転舵角絶対値|δ|が略5°となり、
▲2▼操舵角絶対値|θ|が略90°(=θ2)で転舵角絶対値|δ|が略20°となり、
▲3▼操舵角絶対値|θ|が略140°(=θ3)で転舵角絶対値|δ|がロック位置、となり、かつ、操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比Δθ/Δδが区間▲1▼および区間▲3▼で一定であり、区間▲2▼では操舵角(θ)と転舵角(δ)の関係が区間▲1▼と区間▲3▼に滑らかに繋がるギア比特性Cを設定する。
【0039】
つまり、操舵角θに対するギア比γ(=Δθ/Δδ)の関係に置き換えると、図6のC特性に示すように、例えば、▲1▼0〜θ1の区間ではギア比γ=8.0程度、▲2▼θ1〜θ2の区間ではギア比γが8.0程度から2. 0程度まで滑らかに変化し、▲3▼θ2〜θ3操舵の区間ではギア比γ=2.0程度と段階的に与える。
【0040】
なお、他の構成については、第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0041】
次に、作用を説明する。
【0042】
[操舵に対する転舵制御作用]
操舵角θが0〜θ1の区間▲1▼では、ギア比Δθ/Δδを大きくとり、ステアリングホイール1を大きく操作しても操向輪5,5の転舵角があまり変化しないように設定する。この領域は狭い道路ですれ違いする際などに進路の微調整をする際に使用されることがあるため、ギア比を大きく、また、操舵角θと転舵角δの関係を線形にすることで修正操舵がしやすくなる。
【0043】
操舵角がθ1〜θ2の区間▲2▼において、転舵角δ2は交差点を右左折する際に必要な転舵角とし、その際の操舵角θ2は90deg程度に設定する。操舵角δ2は20deg程度となる。操舵角θ1〜θ2のギア比は、操舵角θ1のギア比と操舵角θ2のギア比とを、操舵角θの上昇に応じてギア比が小さくなるように滑らかに繋ぐ特性で与えられる。
【0044】
操舵角がθ2〜θ3の区間▲3▼において、操舵角θ3はロック位置であり、140deg程度にしておけばステアリングホイール1を持ち替えなしで操作できるようになる。操舵角θ2〜θ3でのギア比は、操舵角θ1〜θ2の区間▲2▼よりさらに小さくなる。この操舵角がθ2〜θ3の領域では、方向転換や車庫入れなどの際に使用される領域であり、大きな転舵角を必要とするが、修正操舵も頻繁に行なわれる。操舵角θに対する転舵角δの変化が大きいため、操舵角θと転舵角δの関係を線形にしておくことで非線形にする場合より修正操舵が容易となる。
【0045】
次に、効果を説明する。
この第2実施例の車両用操舵制御装置にあっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0046】
(4)前記ギア比設定部10aは、ステアリングホイール1の操舵角θに対する操向輪5,5の転舵角δの関係が、操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比Δθ/Δδが区間▲1▼および区間▲3▼で一定であり、区間▲2▼では操舵角θと転舵角δの関係が区間▲1▼と区間▲3▼に滑らかに繋がるギア比特性Cを設定するため、進路の微調整修正操舵領域やフル転舵領域における修正操舵の容易性を達成しながら、第1実施例のようにギア比の段階的変更による操舵違和感を解消することができる。
【0047】
(第3実施例)
第3実施例は、第1実施例または第2実施例の転舵角制御に操舵反力トルク比による操舵反力トルク制御を加えた例である。
【0048】
すなわち、ステアリングホイール1に操舵反力トルクTを発生させる操舵反力アクチュエータ2と、該操舵反力アクチュエータ2への目標操舵反力トルクTを算出する目標操舵反力算出部10b(目標操舵反力算出手段)と、を設けた。
【0049】
前記目標操舵反力算出部10bは、図7に示すように、前記ギア比設定部10aにより設定されたギア比特性Bまたはギア比特性Cに基づき、ギア比Δθ/Δδが小さくなるのに応じて、操舵角変化に対する操舵反力トルク変化の比である操舵反力トルク比ΔT/Δθが大きくなるように目標操舵反力トルクTを算出する。なお、他の構成については、第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0050】
次に、作用を説明する。
【0051】
[操舵に対する転舵と操舵反力トルクの協調制御作用]
操舵部と転舵部が機械的に切り離されていて、操舵部に操舵反力トルクTを発生させる操舵反力アクチュエータ2を備えたものでは、操舵反力トルクTは任意に発生させることが可能となる。操舵角θに応じてギア比γを可変にする場合、操舵反力トルクTに変化がないと操舵角速度θ’が同じでも転舵角速度δ’が変化してしまうため、ドライバに混乱をもたらす。
【0052】
そこで、図7に示すように、ギア比γが小さくなる、言い換えると、操舵角変化Δθに対する転舵角変化Δδが大きくなるに従い、操舵反力トルクTの増分である操舵反力トルク比ΔT/Δθも増やしている。こうすることによりドライバが意識することなくステアリングホイール1の切り過ぎを抑制し、急な車両挙動変化を低減する。
【0053】
次に、効果を説明する。
この第3実施例の車両用操舵制御装置にあっては、第1実施例の(1)〜(3)または第2実施例の(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0054】
(5)ステアリングホイール1に操舵反力トルクTを発生させる操舵反力アクチュエータ2と、該操舵反力アクチュエータ2への目標操舵反力トルクTを算出する目標操舵反力算出部10bと、を設け、前記目標操舵反力算出部10bは、前記ギア比設定部10aにより設定されたギア比Δθ/Δδに基づき、ギア比Δθ/Δδが小さくなるのに応じて、操舵角変化に対する操舵反力トルク変化の比である操舵反力トルク比ΔT/Δθが大きくなるように目標操舵反力トルクTを算出するため、ドライバが意識することなくステアリングホイール1の切り過ぎを抑制し、急な車両挙動変化を低減できるという効果が得られる。
【0055】
(第4実施例)
第4実施例は、第1実施例または第2実施例の転舵角制御に操舵反力トルク比による操舵反力トルク制御を加えると共に、ギア比が変化する以前に操舵角速度を抑制するようにした例である。
【0056】
すなわち、図8に示すように、目標操舵反力算出部10bは、操舵反力トルク比ΔT/Δθを変化させるステアリングホイール1の操舵角θ(変化点)を、ギア比Δθ/Δδが変化する操舵角θ(θ1,θ2)よりも中立に近い側に設定している。なお、他の構成については、第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0057】
次に、作用を説明する。
【0058】
[操舵に対する転舵と操舵反力トルクの協調制御作用]
第3実施例では、図7に示すように、ギア比γの変化点と操舵反力トルク比の変化点を一致させ、ギア比が小さくなると操舵反力トルクTを大きくしてドライバのステアリングホイール1の切り過ぎを抑制している。
【0059】
これに対し、第4実施例では、ギア比が変化する前に操舵反力トルクTを大きくすることで、ギア比の変化に先行してステアリングホイール1の切り過ぎを抑制することができ、ドライバによるステアリングホイール1の切り過ぎによる急な車両挙動変化を確実に低減できる。
【0060】
次に、効果を説明する。
この第4実施例の車両用操舵制御装置にあっては、第1実施例の(1)〜(3)または第2実施例の(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0061】
(6)目標操舵反力算出部10bは、操舵反力トルク比ΔT/Δθを変化させるステアリングホイール1の操舵角θを、ギア比Δθ/Δδが変化する操舵角θよりも中立に近い側に設定しているため、ギア比の変化に先行してステアリングホイール1の切り過ぎを有効に抑制することができる。
【0062】
(第5実施例)
第5実施例は、第1実施例または第2実施例の転舵角制御に操舵角速度係数による操舵反力トルク制御を加えた例である。
【0063】
すなわち、図9に示すように、目標操舵反力算出部10b’は、ギア比設定部10aからのギア比Δθ/Δδが小さくなるのに応じて、操舵反力トルクTの操舵角速度θ’に依存する成分、例えば、操舵反力トルクTを演算する際の操舵角速度θ’に関連する係数(ダンピング項)を大きくすることにより、目標操舵反力トルクTを大きくするようにしている。なお、他の構成については、第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0064】
次に、作用を説明する。
【0065】
[操舵に対する転舵と操舵反力トルクの協調制御作用]
操舵部と転舵部が機械的に切り離されていて、操舵部に操舵反力トルクTを発生させる操舵反力アクチュエータ2を備えた装置において、操舵反力トルクTは、一般的に操舵角θや操舵角速度θ’、転舵角δや転舵角速度δ’、車両のヨーレートψ’や横方向加速度αなどの関数として演算される。
【0066】
図3実施例や第4実施例では、操舵反力トルクTを操舵角θの関数とし、ギア比Δθ/Δδが大きくなったときにそれに対応して操舵反力トルク比ΔT/Δθを大きくしたが、トルクTを演算する際のθ’に関連する係数(ダンピング項)を大きくしてもギア比の変化点付近の操舵角速度が抑制されるので、ステアリングホイール1の切り過ぎを抑えることができる。
【0067】
この場合、中立側への戻り時の操舵角速度も抑制されるので、ドライバが操舵力を小さくしても急に戻らないような値に設定しておくことにより、操向輪5,5の転舵角δの急変から起こる急激な車両挙動変化も抑えることができる。
【0068】
次に、効果を説明する。
この第5実施例の車両用操舵制御装置にあっては、第1実施例の(1)〜(3)、または、第2実施例の(4)、または、第3実施例の(5)、または、第4実施例の(6)、の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0069】
(7)目標操舵反力算出部10b’は、ギア比設定部10aからのギア比Δθ/Δδが小さくなるのに応じて、操舵反力トルクTを演算する際の操舵角速度θ’に関連する係数を大きくすることにより、目標操舵反力トルクTを大きくするようにしたため、ドライバが意識することなくステアリングホイール1の切り込み過ぎ及び切り戻し過ぎを抑制し、切り込み時にも切り戻し時にも急な車両挙動変化を低減することができる。
【0070】
以上、本発明の車両用操舵制御装置を第1実施例〜第5実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0071】
例えば、第5実施例では、第1実施例または第2実施例の転舵角制御に操舵角速度係数による操舵反力トルク制御を加えた例を示したが、第1実施例または第2実施例の転舵角制御に(操舵反力トルク比+操舵角速度係数)による操舵反力トルク制御を加えた例としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用操舵制御装置を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例装置の舵角制御系を示すブロック図である。
【図3】一般の車両における操舵角と転舵角との関係を示すギア比特性図である。
【図4】第1実施例装置の舵角コントローラのギア比設定部に設定されている操舵角と転舵角との関係を示すギア比特性図である。
【図5】第2実施例装置の舵角コントローラのギア比設定部に設定されている操舵角と転舵角との関係を示すギア比特性図である。
【図6】第1実施例装置及び第2実施例装置の舵角コントローラのギア比設定部に設定されている操舵角とギア比との関係を示すギア比特性図である。
【図7】第3実施例装置の舵角コントローラのギア比設定部に設定されている操舵角とギア比との関係を示すギア比特性と、目標操舵反力算出部に設定されている操舵角と目標操舵反力トルクとの関係を示す目標操舵反力トルク特性との対比特性図である。
【図8】第4実施例装置の舵角コントローラのギア比設定部に設定されている操舵角とギア比との関係を示すギア比特性と、目標操舵反力算出部に設定されている操舵角と目標操舵反力トルクとの関係を示す目標操舵反力トルク特性との対比特性図である。
【図9】第5実施例装置の舵角制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 操舵反力アクチュエータ
3 トルクセンサ
4 操舵角センサ
5 操向輪
6 伝達部
7 ステアリングギア(転舵装置)
8 転舵アクチュエータ
9 転舵角センサ
10 舵角コントローラ(転舵制御手段)
10a ギア比設定部(ギア比設定手段)
10b 目標操舵反力算出部(目標操舵反力算出手段)
10c 目標転舵角算出部
11 車速センサ
12 ヨーレートセンサ

Claims (7)

  1. 操向輪の転舵装置に機械的に連結されていないステアリングホイールと、
    前記転舵装置にその出力を加える転舵アクチュエータと、
    前記ステアリングホイールの操舵角(θ)の変化と前記操向輪の転舵角(δ)の変化との比であるギア比(Δθ/Δδ)を設定するギア比設定手段と、
    少なくとも設定したギア比(Δθ/Δδ)と操舵角(θ)とに基づいて算出された目標転舵角(δ)となるように前記転舵アクチュエータを駆動する転舵制御手段と、
    を備えた車両用操舵制御装置において、
    前記ギア比設定手段は、操舵角絶対値|θ|が大きくなるにつれ、ギア比(Δθ/Δδ)が一定となる領域を持ちながらもギア比(Δθ/Δδ)が小さくなるギア比特性を設定することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用操舵制御装置において、
    前記ギア比設定手段は、ステアリングホイールの操舵角(θ)に対する操向輪の転舵角(δ)の関係が、
    ▲1▼操舵角絶対値|θ|が略40°(=θ1)で転舵角絶対値|δ|が略5°となり、
    ▲2▼操舵角絶対値|θ|が略90°(=θ2)で転舵角絶対値|δ|が略20°となり、
    ▲3▼操舵角絶対値|θ|が略140°(=θ3)で転舵角絶対値|δ|がロック位置、となるギア比特性を設定することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用操舵制御装置において、
    前記ギア比設定手段は、ステアリングホイールの操舵角(θ)に対する操向輪の転舵角(δ)の関係が、
    操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比(Δθ/Δδ)が各区間で一定、
    であるギア比特性を設定することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  4. 請求項2に記載の車両用操舵制御装置において、
    前記ギア比設定手段は、ステアリングホイールの操舵角(θ)に対する操向輪の転舵角(δ)の関係が、
    操舵角θが▲1▼0〜θ1、▲2▼θ1〜θ2、▲3▼θ2〜θ3、の3つの区間において、ギア比(Δθ/Δδ)が区間▲1▼および区間▲3▼で一定であり、区間▲2▼では操舵角(θ)と転舵角(δ)の関係が区間▲1▼と区間▲3▼に滑らかに繋がるギア比特性を設定することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車両用操舵制御装置において、
    ステアリングホイールに操舵反力トルク(T)を発生させる操舵反力アクチュエータと、該操舵反力アクチュエータへの目標操舵反力トルク(T)を算出する目標操舵反力算出手段と、を設け、
    前記目標操舵反力算出手段は、前記ギア比設定手段により設定されたギア比(Δθ/Δδ)に基づき、ギア比(Δθ/Δδ)が小さくなるのに応じて、操舵角変化に対する操舵反力トルク変化の比である操舵反力トルク比(ΔT/Δθ)が大きくなるように目標操舵反力トルク(T)を算出することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両用操舵制御装置において、
    前記目標操舵反力算出手段は、操舵反力トルク比(ΔT/Δθ)を変化させるステアリングホイールの操舵角(θ)を、ギア比(Δθ/Δδ)が変化する操舵角θよりも中立に近い側に設定することを特徴とする車両用操舵制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の車両用操舵制御装置において、
    前記目標操舵反力算出手段は、ギア比(Δθ/Δδ)が小さくなるのに応じて、操舵反力トルク(T)の操舵角速度(θ’)に依存する成分を大きくすることにより、目標操舵反力トルク(T)を大きくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
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