JP2004306622A - 通信手段起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において、車載電話機を起動させる車載電話機起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステムを提供する。
【解決手段】テレマティクスシステム1は、自動車に搭載された車載電話10と、タイヤの空気圧の変化を検出する空気圧センサ21、この空気圧センサ21により検出された検出情報に基づいて自動車のイグニッションスイッチがオフの状態に車載電話機10を起動させるコントローラ22、空気圧センサ21による検出結果をタイヤ側とコントローラ22側との間で無線送信する送信機23及び受信機24を有する起動装置20とを備えており、空気圧センサ21がタイヤの空気圧に変化を検出すると、この検出結果に基づいてコントローラ22が車載電話機10を起動させ、起動された車載電話機10が、サービスセンター50及び自動車の所有者の携帯電話60と電話回線を介した無線通信を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】テレマティクスシステム1は、自動車に搭載された車載電話10と、タイヤの空気圧の変化を検出する空気圧センサ21、この空気圧センサ21により検出された検出情報に基づいて自動車のイグニッションスイッチがオフの状態に車載電話機10を起動させるコントローラ22、空気圧センサ21による検出結果をタイヤ側とコントローラ22側との間で無線送信する送信機23及び受信機24を有する起動装置20とを備えており、空気圧センサ21がタイヤの空気圧に変化を検出すると、この検出結果に基づいてコントローラ22が車載電話機10を起動させ、起動された車載電話機10が、サービスセンター50及び自動車の所有者の携帯電話60と電話回線を介した無線通信を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、テレマティクスシステムに用いられる車載通信手段を起動させるための通信手段起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステムに関する。
【0002】
【背景技術】
近年、自動車等の車両には、緊急時に電話回線を介してサービスセンター等と通信を行って、救急車の出動要請や警察への通報等の迅速な措置を図るために、車載電話機を中心としたテレマティクスシステムが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。このようなテレマティクスシステムは、上記のように車両とサービスセンター等とを通信可能としているため、例えば車両の所有者が当該車両から離れている間に発生する盗難等において、このテレマティクスシステムによりこの盗難等の状況をサービスセンターや所有者に迅速に通信して連絡することが有効な方法と考えられる。
【0003】
しかしながら、上記のような盗難発生時においては所有者が不在であることから車両のイグニッションスイッチがオフとなっていることが通常であるため、当該システムを起動させる何かしらのトリガーが必要となる。このシステムを起動させるトリガーとして、サービスセンターからの操作により当該システムを定期的に起動させる方法が考えられるが、この方法では、テレマティクスシステムの特徴であるリアルタイム性を十分に活かすことができないと共に、盗難を的確に捉えることが出来ないおそれがある。また、当該システムの他の起動方法として、ドアノブにスイッチを設けてドアの開閉に伴うスイッチのオン/オフにより当該システムを起動させる方法が考えられるが、この方法では、ドアノブへのスイッチのレイアウト、コスト及び重量の制約が増加すると共に当該スイッチへのハーネスを設置する必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−264726号公報
【0005】
【発明の開示】
本発明は、車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において、車載通信手段を起動させるための通信手段起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステムを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明によれば、車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において前記車両に搭載された通信手段を起動させる通信手段起動装置であって、前記車両のタイヤの変化を検出する変化検出手段と、前記変化検出手段により検出された前記タイヤの変化に基づいて前記通信手段を起動させる制御手段とを備えた通信手段起動装置が提供される。
【0007】
本発明では、車両のイグニッションスイッチがオフとなっている状態であっても、車両のタイヤに設けられた変化検出手段が、当該タイヤの変化を検出し、当該検出結果に基づいて制御手段が、車載されている通信手段を起動させる。これにより、上述のような車両の盗難等が発生した場合に、当該車両の所有者が不在であっても、テレマティクスシステムの特徴であるリアルタイム性を十分に活かして、当該車両の状況をサービスセンターや所有者に迅速に通信して連絡することができ、盗難防止を図ることが可能となる。また、このような方法を採用することにより、上述のようなドアノブに物理的な装置を追加する必要がないため、通信手段起動装置の設置に伴う車両のレイアウト、コスト及び重量の制約の増加を抑制することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムを示すブロック図、図2は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによる防盗・追跡サービスの提供過程を示すタイムチャート、図3は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによるドアオープンサービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【0010】
本発明の実施形態に係るテレマティクスシステム1は、自動車に搭載された車載電話(車載された通信手段)10と、当該自動車のイグニッションスイッチ(不図示)がオフの状態に車載電話機10を起動させるための起動装置(通信手段起動装置)20と、例えばモータ等によりこの自動車のドアロックを開閉させるためのドアロックアクチュエータ(ドアロック駆動手段)30とを備えている。そしてこのテレマティクスシステム1は、サービスセンター(他の通信手段)50及び自動車の所有者の携帯電話(他の通信手段)60と電話回線を介した無線通信を行うことにより、「防盗・追跡サービス」(盗難の状況を所有者に連絡すると共に、盗難された自動車の移動開始後の追跡を行うサービス)や「ドアオープンサービス」(車室内にキーを放置した場合にドアロックを解除するサービス)等の各種のテレマティクスサービスを提供することが可能となっている。
【0011】
このテレマティクスシステム1の車載電話機10の電話回線用アンテナ11から電話回線を介した無線通信を受けて上記のようなサービスを提供するサービスセンター50は、当該テレマティクスシステム1に対応した通信プロトコルを持つ設備を有している。また、自動車の所有者が持つ携帯電話機60には、提供される上記のような各種サービスをメニュー画面等により選択するための専用ソフトウェアが予め組み込まれている。なお、図1において、テレマティクスシステム1の車載電話機10とサービスセンター50との間、及び、サービスセンター50と携帯電話機60との間の電話回線を介した無線通信は一点鎖線により示されている。
【0012】
このテレマティクスシステム1の車載電話機10は、上記のようなサービスセンター50への電話回線を介した無線通信が可能であることに加え、GPS用アンテナ13を介して人工衛星からの信号を受信することにより、自動車の現在位置を計測するGPS(Global Positioning System)ユニット(位置計測手段)12及びこれに用いられるGPS用アンテナ13とを有している。
【0013】
このテレマティクスシステム1の起動装置20は、自動車のタイヤ(不図示)に設けられ、タイヤの空気が抜かれたり、振動や刺激が加えられたり、或いは、タイヤが転がるなどして生じたタイヤの空気圧の変化を検出する空気圧センサ(変化検出手段)21と、この空気圧センサ21により検出された検出情報に基づいて、自動車のイグニッションスイッチ(不図示)がオフの状態の下で車載電話機10を起動させるコントローラ(制御手段)22と、空気圧センサ21により検出されたタイヤの空気圧の変化の検出結果をタイヤ側からコントローラ22側に無線送信する送信機23と、当該送信機23から無線送信された検出結果をコントローラ22側で受信する受信機24とを有しており、この起動装置20は、自動車のイグニッションスイッチがオフの状態でも、例えば自動車のバッテリー(不図示)から電力が供給されている。また、この起動装置20のコントローラ22は、車載電話機10とドアロックアクチュエータ30とを制御可能なように接続されている。このように、空気圧センサとコントローラとの間の空気圧センサの検出結果を無線により送信することにより、起動装置の設置に伴う自動車におけるレイアウト、コスト及び重量の制約の増加を抑制することが可能となる。なお、図1において、起動装置20の送信機23と受信機24との間の無線による送受信は、破線により示されている。
【0014】
そして、このテレマティクスシステム1は、起動装置20の空気圧センサ21によりタイヤの空気圧の変化が検出されると車載電話機10が起動され、当該車載電話機10の電話回線用アンテナ11からサービスセンタ50に電話回線を介した無線通信が行われ、当該サービスセンタ50から自動車の所有者の携帯電話機60に電話回線を介した無線通信により自動車の状況が連絡され、当該所有者は状況に応じて、上述の「防盗・追跡サービス」や「ドアオープンサービス」等の各種サービスの中から所望するサービスを選択することが可能となっている。
【0015】
以下に、自動車が盗難にあった場合において、テレマティクスシステム1を用いた「防盗・追跡サービス」の提供過程について、図2に従って説明する。
【0016】
先ず、図2のステップS10において、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で、第三者が自動車に侵入しようとして自動車に振動や刺激を与えると、起動装置20の空気圧センサが、その自動車のタイヤに生じた空気圧の変化を検出する。
【0017】
次に、この空気圧センサ21により検出された検出情報が、送信機23から受信機24に無線送信され、コントローラ22が当該検出情報を取得する。そして、起動装置20のコントローラ22は、取得した検出情報の変化パターンを分析して、このタイヤに生じた変化が意図的なものであるか否かを判断する(ステップS11)。このステップS11における具体的な判断方法としては、検出情報の変化パターンが、例えば、所定の閾値を急激に超えるように変化しているような場合には、この空気圧の変化が意図的なものであると判断する。このステップS11において、タイヤに生じた変化が意図的であると判断された場合には、コントローラ22は車載電話機10を起動させるように、車載電話機10に対して起動信号を発信する(ステップS12)。
【0018】
このコントローラ22からの起動信号をトリガーとして、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で車載電話機10が起動すると(ステップS13)、ステップS14において当該車載電話機10がサービスセンター50に対して、電話回線を介した無線通信を通じて、サービス開始を要求する信号を発信する。この信号を受信したサービスセンター50はテレマティクスサービスを開始し、車載電話機10に対して空気圧センサ21により検出された検出情報を要求する(ステップS15)。このサービスセンター50からの要求に対して、車載電話機10が空気圧センサ11による検出結果を発信して応答し(ステップS16)、さらにサービスセンター50から自動車の所有者の携帯電話機60に対して、当該検出情報を発信する(ステップS17)。
【0019】
次に、携帯電話機60がサービスセンター50からの検出情報を受信すると(ステップS18)、当該携帯電話機60は、上述の専用ソフトウェアを起動させ、当該携帯電話機60の画面に、「防盗・追跡サービス」や「ドアオープンサービス」などの各種テレマティクスサービスのメニュー選択画面を表示する(ステップS19)。そして、自動車の所有者が、メニュー選択画面に表示された複数のサービスの中から「防盗・追跡サービス」を選択すると、当該携帯電話機60がサービスセンター50に選択結果を発信する(ステップS20)。さらに、選択されたサービスの確認がサービスセンター50と携帯電話機60との間で行われた後(ステップS21及びS22)、サービスセンター50から車載電話機10に防盗・追跡サービスの実行を要求する信号が発信される(ステップS23)。なお、携帯電話機60に専用ソフトが組み込まれていないような場合には、図2のステップS17〜S23におけるサービスセンター50と携帯電話機60との間のやりとりは電子メールにより行われても良い。
【0020】
そして、車載電話機10は、このサービスセンター50からの信号を受信すると、GPSユニット12により盗難された自動車の現在位置の計測等の防盗・追跡サービスを開始すると共に、サービスセンター50に対してサービスの実行を要求する信号を発信する(ステップS24)。この信号を受信したサービスセンター50は、車載電話機60に対して、自動車の現在位置等の車両情報を送信するように要求する(ステップS25)。この要求に基づいて、車載電話機60は、GPSユニット12により計測された自動車の現在位置等の車両情報をサービスセンター50に発信して応答する(ステップS26)。なお、上述の実施形態においては、自動車の現在位置を計測するGPSユニットの代わりに、自動車に搭載されているナビゲーションシステム等を用いて自動車の現在位置を計測しても良い。
【0021】
次に、車両情報を車載電話機60から受信したサービスセンター50は、車両情報による車両の現在位置を、例えば、地図データ上にマッピングするなどして加工し、当該加工したデータを携帯電話機60に発信し(ステップS27)、携帯電話機60は受信したデータを画面上に表示する(ステップS28)。自動車の所有者は、このデータが表示された画面により自動車の現在位置を判断して、警察等に通報する。
【0022】
以上のように、車両のイグニッションスイッチがオフの状態であっても、タイヤに生じる変化をリアルタイムに監視することにより、盗難等の発生時に車載電話機及びテレマティクスシステムを起動させることが可能となり、盗難に対する迅速な対処が可能となる。また、車載電話機に搭載されているGPS機能により盗難発生後の移動の追跡も可能となり、的確に盗難を防止することが可能となる。
【0023】
以下に、自動車の所有者がキーを車室内に置き忘れてドアをロックして降車し、再度乗車時にスペアキーを持っておらずドアロックを解除することが出来なくなった場合において、上述のテレマティクスシステム1を応用したドアオープンサービスの提供過程について、図3に従って説明する。
【0024】
先ず、図3のステップS10において、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で、当該自動車の所有者が自動車のドアノブを引くなどして振動を与えると、起動装置20の空気圧センサ21が、その自動車のタイヤに生じた空気圧の変化を検出する。このステップS10に続くステップS19までの、空気圧センサによる空気圧の変化の検出から、コントローラ22、車載電話機10及びサービスセンター50を介して、自動車の所有者の携帯電話機60に各種サービスのメニュー選択画面が表示されるまでの手順は、図2の場合と同様であるのでここでは省略する。
【0025】
図3のステップS30において、自動車の所有者が、メニュー選択画面に表示された複数のサービスの中から「ドアオープンサービス」を選択すると、当該携帯電話機60がサービスセンター50に選択結果を発信する(ステップS30)。さらに、選択されたサービスの確認がサービスセンター50と携帯電話機60との間で行われた後(ステップS31及びS32)、サービスセンター50から車載電話機10に選択されたドアオープンサービスの実行を要求する信号が発信される(ステップS33)。なお、携帯電話機60に専用ソフトが組み込まれていないような場合には、図3のステップS30〜S33におけるサービスセンター50と携帯電話機60との間のやりとりは電子メールにより行われても良い。
【0026】
そして、車載電話機10は、このサービスセンター50からの信号を受信すると、さらにコントローラ22に対してドアオープンサービスの実行を要求する信号を発信する(ステップS34)。
【0027】
コントローラ22は、この車載電話機10からの信号により、ドアロックアクチュエータ30にドアロックを解除するように制御し、この制御によりドアロックアクチュエータ30がドアロックを解除する(ステップS35)。これにより、キーを車室内に置いたままドアをロックして降車してしまい、再度乗車する場合に、スペアキーを持っていなくてもドアロックを解除することが可能となる。特に、キーを車室内に放置した場合には、一般に専門業者に解除を依頼する必要があるのでその手間、時間及び費用等を必要とするが、本発明の実施形態のようなテレマティクスシステムを用いてドアロックの解除を行うことにより、解除に要する手間、時間及び費用が著しく軽減される。
【0028】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、上述の実施形態においては、自動車の所有者は携帯電話機を介して、テレマティクスシステムによるサービスの提供を受けるように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、例えば自動車の所有者が有する、電子メールを送受信可能な固定電話機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムを示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによる防盗・追跡サービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによるドアオープンサービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…テレマティクスシステム
10…車載電話機
11…電話回線用アンテナ
12…GPSユニット
13…GPS用アンテナ
20…起動装置
21…空気圧センサ
22…コントローラ
23…送信機
24…受信機
30…ドアロックアクチュエータ
50…サービスセンタ
60…携帯電話機
【技術分野】
本発明は、テレマティクスシステムに用いられる車載通信手段を起動させるための通信手段起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステムに関する。
【0002】
【背景技術】
近年、自動車等の車両には、緊急時に電話回線を介してサービスセンター等と通信を行って、救急車の出動要請や警察への通報等の迅速な措置を図るために、車載電話機を中心としたテレマティクスシステムが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。このようなテレマティクスシステムは、上記のように車両とサービスセンター等とを通信可能としているため、例えば車両の所有者が当該車両から離れている間に発生する盗難等において、このテレマティクスシステムによりこの盗難等の状況をサービスセンターや所有者に迅速に通信して連絡することが有効な方法と考えられる。
【0003】
しかしながら、上記のような盗難発生時においては所有者が不在であることから車両のイグニッションスイッチがオフとなっていることが通常であるため、当該システムを起動させる何かしらのトリガーが必要となる。このシステムを起動させるトリガーとして、サービスセンターからの操作により当該システムを定期的に起動させる方法が考えられるが、この方法では、テレマティクスシステムの特徴であるリアルタイム性を十分に活かすことができないと共に、盗難を的確に捉えることが出来ないおそれがある。また、当該システムの他の起動方法として、ドアノブにスイッチを設けてドアの開閉に伴うスイッチのオン/オフにより当該システムを起動させる方法が考えられるが、この方法では、ドアノブへのスイッチのレイアウト、コスト及び重量の制約が増加すると共に当該スイッチへのハーネスを設置する必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−264726号公報
【0005】
【発明の開示】
本発明は、車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において、車載通信手段を起動させるための通信手段起動装置及びそれを備えたテレマティクスシステムを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明によれば、車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において前記車両に搭載された通信手段を起動させる通信手段起動装置であって、前記車両のタイヤの変化を検出する変化検出手段と、前記変化検出手段により検出された前記タイヤの変化に基づいて前記通信手段を起動させる制御手段とを備えた通信手段起動装置が提供される。
【0007】
本発明では、車両のイグニッションスイッチがオフとなっている状態であっても、車両のタイヤに設けられた変化検出手段が、当該タイヤの変化を検出し、当該検出結果に基づいて制御手段が、車載されている通信手段を起動させる。これにより、上述のような車両の盗難等が発生した場合に、当該車両の所有者が不在であっても、テレマティクスシステムの特徴であるリアルタイム性を十分に活かして、当該車両の状況をサービスセンターや所有者に迅速に通信して連絡することができ、盗難防止を図ることが可能となる。また、このような方法を採用することにより、上述のようなドアノブに物理的な装置を追加する必要がないため、通信手段起動装置の設置に伴う車両のレイアウト、コスト及び重量の制約の増加を抑制することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムを示すブロック図、図2は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによる防盗・追跡サービスの提供過程を示すタイムチャート、図3は本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによるドアオープンサービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【0010】
本発明の実施形態に係るテレマティクスシステム1は、自動車に搭載された車載電話(車載された通信手段)10と、当該自動車のイグニッションスイッチ(不図示)がオフの状態に車載電話機10を起動させるための起動装置(通信手段起動装置)20と、例えばモータ等によりこの自動車のドアロックを開閉させるためのドアロックアクチュエータ(ドアロック駆動手段)30とを備えている。そしてこのテレマティクスシステム1は、サービスセンター(他の通信手段)50及び自動車の所有者の携帯電話(他の通信手段)60と電話回線を介した無線通信を行うことにより、「防盗・追跡サービス」(盗難の状況を所有者に連絡すると共に、盗難された自動車の移動開始後の追跡を行うサービス)や「ドアオープンサービス」(車室内にキーを放置した場合にドアロックを解除するサービス)等の各種のテレマティクスサービスを提供することが可能となっている。
【0011】
このテレマティクスシステム1の車載電話機10の電話回線用アンテナ11から電話回線を介した無線通信を受けて上記のようなサービスを提供するサービスセンター50は、当該テレマティクスシステム1に対応した通信プロトコルを持つ設備を有している。また、自動車の所有者が持つ携帯電話機60には、提供される上記のような各種サービスをメニュー画面等により選択するための専用ソフトウェアが予め組み込まれている。なお、図1において、テレマティクスシステム1の車載電話機10とサービスセンター50との間、及び、サービスセンター50と携帯電話機60との間の電話回線を介した無線通信は一点鎖線により示されている。
【0012】
このテレマティクスシステム1の車載電話機10は、上記のようなサービスセンター50への電話回線を介した無線通信が可能であることに加え、GPS用アンテナ13を介して人工衛星からの信号を受信することにより、自動車の現在位置を計測するGPS(Global Positioning System)ユニット(位置計測手段)12及びこれに用いられるGPS用アンテナ13とを有している。
【0013】
このテレマティクスシステム1の起動装置20は、自動車のタイヤ(不図示)に設けられ、タイヤの空気が抜かれたり、振動や刺激が加えられたり、或いは、タイヤが転がるなどして生じたタイヤの空気圧の変化を検出する空気圧センサ(変化検出手段)21と、この空気圧センサ21により検出された検出情報に基づいて、自動車のイグニッションスイッチ(不図示)がオフの状態の下で車載電話機10を起動させるコントローラ(制御手段)22と、空気圧センサ21により検出されたタイヤの空気圧の変化の検出結果をタイヤ側からコントローラ22側に無線送信する送信機23と、当該送信機23から無線送信された検出結果をコントローラ22側で受信する受信機24とを有しており、この起動装置20は、自動車のイグニッションスイッチがオフの状態でも、例えば自動車のバッテリー(不図示)から電力が供給されている。また、この起動装置20のコントローラ22は、車載電話機10とドアロックアクチュエータ30とを制御可能なように接続されている。このように、空気圧センサとコントローラとの間の空気圧センサの検出結果を無線により送信することにより、起動装置の設置に伴う自動車におけるレイアウト、コスト及び重量の制約の増加を抑制することが可能となる。なお、図1において、起動装置20の送信機23と受信機24との間の無線による送受信は、破線により示されている。
【0014】
そして、このテレマティクスシステム1は、起動装置20の空気圧センサ21によりタイヤの空気圧の変化が検出されると車載電話機10が起動され、当該車載電話機10の電話回線用アンテナ11からサービスセンタ50に電話回線を介した無線通信が行われ、当該サービスセンタ50から自動車の所有者の携帯電話機60に電話回線を介した無線通信により自動車の状況が連絡され、当該所有者は状況に応じて、上述の「防盗・追跡サービス」や「ドアオープンサービス」等の各種サービスの中から所望するサービスを選択することが可能となっている。
【0015】
以下に、自動車が盗難にあった場合において、テレマティクスシステム1を用いた「防盗・追跡サービス」の提供過程について、図2に従って説明する。
【0016】
先ず、図2のステップS10において、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で、第三者が自動車に侵入しようとして自動車に振動や刺激を与えると、起動装置20の空気圧センサが、その自動車のタイヤに生じた空気圧の変化を検出する。
【0017】
次に、この空気圧センサ21により検出された検出情報が、送信機23から受信機24に無線送信され、コントローラ22が当該検出情報を取得する。そして、起動装置20のコントローラ22は、取得した検出情報の変化パターンを分析して、このタイヤに生じた変化が意図的なものであるか否かを判断する(ステップS11)。このステップS11における具体的な判断方法としては、検出情報の変化パターンが、例えば、所定の閾値を急激に超えるように変化しているような場合には、この空気圧の変化が意図的なものであると判断する。このステップS11において、タイヤに生じた変化が意図的であると判断された場合には、コントローラ22は車載電話機10を起動させるように、車載電話機10に対して起動信号を発信する(ステップS12)。
【0018】
このコントローラ22からの起動信号をトリガーとして、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で車載電話機10が起動すると(ステップS13)、ステップS14において当該車載電話機10がサービスセンター50に対して、電話回線を介した無線通信を通じて、サービス開始を要求する信号を発信する。この信号を受信したサービスセンター50はテレマティクスサービスを開始し、車載電話機10に対して空気圧センサ21により検出された検出情報を要求する(ステップS15)。このサービスセンター50からの要求に対して、車載電話機10が空気圧センサ11による検出結果を発信して応答し(ステップS16)、さらにサービスセンター50から自動車の所有者の携帯電話機60に対して、当該検出情報を発信する(ステップS17)。
【0019】
次に、携帯電話機60がサービスセンター50からの検出情報を受信すると(ステップS18)、当該携帯電話機60は、上述の専用ソフトウェアを起動させ、当該携帯電話機60の画面に、「防盗・追跡サービス」や「ドアオープンサービス」などの各種テレマティクスサービスのメニュー選択画面を表示する(ステップS19)。そして、自動車の所有者が、メニュー選択画面に表示された複数のサービスの中から「防盗・追跡サービス」を選択すると、当該携帯電話機60がサービスセンター50に選択結果を発信する(ステップS20)。さらに、選択されたサービスの確認がサービスセンター50と携帯電話機60との間で行われた後(ステップS21及びS22)、サービスセンター50から車載電話機10に防盗・追跡サービスの実行を要求する信号が発信される(ステップS23)。なお、携帯電話機60に専用ソフトが組み込まれていないような場合には、図2のステップS17〜S23におけるサービスセンター50と携帯電話機60との間のやりとりは電子メールにより行われても良い。
【0020】
そして、車載電話機10は、このサービスセンター50からの信号を受信すると、GPSユニット12により盗難された自動車の現在位置の計測等の防盗・追跡サービスを開始すると共に、サービスセンター50に対してサービスの実行を要求する信号を発信する(ステップS24)。この信号を受信したサービスセンター50は、車載電話機60に対して、自動車の現在位置等の車両情報を送信するように要求する(ステップS25)。この要求に基づいて、車載電話機60は、GPSユニット12により計測された自動車の現在位置等の車両情報をサービスセンター50に発信して応答する(ステップS26)。なお、上述の実施形態においては、自動車の現在位置を計測するGPSユニットの代わりに、自動車に搭載されているナビゲーションシステム等を用いて自動車の現在位置を計測しても良い。
【0021】
次に、車両情報を車載電話機60から受信したサービスセンター50は、車両情報による車両の現在位置を、例えば、地図データ上にマッピングするなどして加工し、当該加工したデータを携帯電話機60に発信し(ステップS27)、携帯電話機60は受信したデータを画面上に表示する(ステップS28)。自動車の所有者は、このデータが表示された画面により自動車の現在位置を判断して、警察等に通報する。
【0022】
以上のように、車両のイグニッションスイッチがオフの状態であっても、タイヤに生じる変化をリアルタイムに監視することにより、盗難等の発生時に車載電話機及びテレマティクスシステムを起動させることが可能となり、盗難に対する迅速な対処が可能となる。また、車載電話機に搭載されているGPS機能により盗難発生後の移動の追跡も可能となり、的確に盗難を防止することが可能となる。
【0023】
以下に、自動車の所有者がキーを車室内に置き忘れてドアをロックして降車し、再度乗車時にスペアキーを持っておらずドアロックを解除することが出来なくなった場合において、上述のテレマティクスシステム1を応用したドアオープンサービスの提供過程について、図3に従って説明する。
【0024】
先ず、図3のステップS10において、自動車のイグニッションスイッチがオフとなっている状態の下で、当該自動車の所有者が自動車のドアノブを引くなどして振動を与えると、起動装置20の空気圧センサ21が、その自動車のタイヤに生じた空気圧の変化を検出する。このステップS10に続くステップS19までの、空気圧センサによる空気圧の変化の検出から、コントローラ22、車載電話機10及びサービスセンター50を介して、自動車の所有者の携帯電話機60に各種サービスのメニュー選択画面が表示されるまでの手順は、図2の場合と同様であるのでここでは省略する。
【0025】
図3のステップS30において、自動車の所有者が、メニュー選択画面に表示された複数のサービスの中から「ドアオープンサービス」を選択すると、当該携帯電話機60がサービスセンター50に選択結果を発信する(ステップS30)。さらに、選択されたサービスの確認がサービスセンター50と携帯電話機60との間で行われた後(ステップS31及びS32)、サービスセンター50から車載電話機10に選択されたドアオープンサービスの実行を要求する信号が発信される(ステップS33)。なお、携帯電話機60に専用ソフトが組み込まれていないような場合には、図3のステップS30〜S33におけるサービスセンター50と携帯電話機60との間のやりとりは電子メールにより行われても良い。
【0026】
そして、車載電話機10は、このサービスセンター50からの信号を受信すると、さらにコントローラ22に対してドアオープンサービスの実行を要求する信号を発信する(ステップS34)。
【0027】
コントローラ22は、この車載電話機10からの信号により、ドアロックアクチュエータ30にドアロックを解除するように制御し、この制御によりドアロックアクチュエータ30がドアロックを解除する(ステップS35)。これにより、キーを車室内に置いたままドアをロックして降車してしまい、再度乗車する場合に、スペアキーを持っていなくてもドアロックを解除することが可能となる。特に、キーを車室内に放置した場合には、一般に専門業者に解除を依頼する必要があるのでその手間、時間及び費用等を必要とするが、本発明の実施形態のようなテレマティクスシステムを用いてドアロックの解除を行うことにより、解除に要する手間、時間及び費用が著しく軽減される。
【0028】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、上述の実施形態においては、自動車の所有者は携帯電話機を介して、テレマティクスシステムによるサービスの提供を受けるように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、例えば自動車の所有者が有する、電子メールを送受信可能な固定電話機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムを示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによる防盗・追跡サービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係るテレマティクスシステムによるドアオープンサービスの提供過程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…テレマティクスシステム
10…車載電話機
11…電話回線用アンテナ
12…GPSユニット
13…GPS用アンテナ
20…起動装置
21…空気圧センサ
22…コントローラ
23…送信機
24…受信機
30…ドアロックアクチュエータ
50…サービスセンタ
60…携帯電話機
Claims (5)
- 車両のイグニッションスイッチがオフとなった状態において前記車両に搭載された通信手段を起動させる通信手段起動装置であって、
前記車両のタイヤの変化を検出する変化検出手段と、
前記変化検出手段により検出された前記タイヤの変化に基づいて前記通信手段を起動させる制御手段とを備えた通信手段起動装置。 - 前記変化検出手段による検出結果を、前記変化検出手段から前記制御手段に無線送信を行う無線送受信手段をさらに備えた請求項1記載の通信手段起動装置。
- 前記車両に搭載された通信手段と、
請求項1又は2記載の通信手段起動装置とを少なくとも備えたテレマティクスシステムであって、
前記通信手段起動装置の変化検出手段が、前記タイヤの変化を検出し、
前記変化検出手段による検出結果に基づいて、前記通信手段起動装置の制御手段が前記通信手段を起動させ、
さらに、前記通信手段が、前記車両の外部にある他の通信手段に通信するテレマティクスシステム。 - 前記車両の位置を計測する位置計測手段をさらに備え、
前記他の通信手段からの指示に基づいて、前記通信手段が、前記位置計測手段により計測された前記車両の位置を前記他の通信手段に送信する請求項3記載のテレマティクスシステム。 - 前記車両のドアロックを開閉されるドアロック駆動手段をさらに備え、
前記他の通信手段からの指示に基づいて、前記通信手段起動装置の制御手段が、前記ドアロック駆動手段を駆動させるように制御する請求項3又は4記載のテレマティクスシステム。
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- 2003-04-01 JP JP2003098466A patent/JP2004306622A/ja active Pending
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