JP2004306410A - 陶磁器用素地の周縁の仕上げ方法および陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置 - Google Patents

陶磁器用素地の周縁の仕上げ方法および陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置 Download PDF

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Fumio Kobayashi
二三男 小林
Nagamitsu Takeuchi
永充 竹内
Koji Inukai
孝二 犬飼
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Abstract

【課題】この発明の目的は、陶磁器用素地の輪郭が変わる毎に倣いカムを交換する手間をなくし経済的で、かつ正確に陶磁器用素地の周縁の仕上げを行う方法とその装置の提供にある。
【解決手段】弾性粗面体22の初期の位置決め手段61が設けられ、弾性粗面体22の陶磁器用素地Wに対する前後方向の摺動手段にサーボモータ44が設けられ、弾性粗面体22の傍らに陶磁器用素地Wのワーク用テーブル24が設けられると共に、前記ワーク用テーブル24の回転軸26に陶磁器用素地Wの周縁の位置検出手段が設けられ、別に入力装置12と演算処理装置14とサーボモータコントローラ16からなる制御システム58が設けられ、サーボモータ44と前記位置検出手段と制御システム58が電気的手段により接続されているものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、成形および乾燥後の皿などの陶磁器用素地の周縁の仕上げ方法と前記陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の技術として次のものがあった。
回転自在な弾性粗面体の傍らに、陶磁器用素地の固定手段を備えたワ−ク用テ−ブルが設けられるとともに、ワ−ク用テ−ブルと一定の間隔を隔てて陶磁器用素地の輪郭に相似する輪郭を有する倣いカムが回転軸を介してワ−ク用テ−ブルと連結され、倣いカムの傍らに一対のカムロ−ラが回転自在に設けられるとともに、倣いカムはカムロ−ラに沿って移動制御され、ワ−ク用テ−ブル上の陶磁器用素地が倣いカムに追従して複合的に回転自在に設けられた陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置。
【0003】
ワ−ク用テ−ブル上の陶磁器用素地は回転軸を軸心として回転しつつ、前後、左右などにも移動させられ、陶磁器用素地は倣いカムの輪郭をたどって複合的に移動しながら、回転中の弾性粗面体に当接し、その周縁の仕上げが行われるようにしたものであった(特許文献1参照)。
【0004】
しかし、該周縁の仕上げを行う陶磁器用素地の輪郭が変わるたびに、倣いカムを交換しなければならない他、倣いカムの磨耗により弾性粗面体の動きに変化が発生した場合、正確な仕上げが不十分となった。
また、陶磁器用素地の輪郭毎に倣いカムを用意する必要があるので、倣いカムの生産コストの増加が避けられなかった。
【0005】
【特許文献1】
特許第3049470号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、周縁仕上げを行う陶磁器用素地の輪郭が変わる毎に倣いカムを交換する手間が発生する点や、多角形や略楕円形など様々な輪郭に対応した倣いカムを用意しなければならない不経済な点、そして、倣いカムの磨耗により正確な陶磁器用素地の周縁の仕上げが不十分となる点である。
さらに、従来の技術では、陶磁器用素地の周縁の仕上げに先だって弾性粗面体の位置決めを行う点については、格別解決されることなく、慣用手段によることとされていた。
【0007】
この発明の目的は、陶磁器用素地の輪郭が変わる毎に倣いカムを交換する手間をなくし、様々な輪郭に対応した倣いカムを用意する必要もなく経済的で、かつ正確に陶磁器用素地の周縁の仕上げを行う方法とその装置の提供にある。
さらに他の目的は、陶磁器用素地の周縁の仕上げに先だって行う弾性粗面体の位置決めを手動式の位置決め手段により、その位置決めの確実性を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記の目的を達成するため、陶磁器用素地の周縁の仕上げ方法の課題解決手段は、弾性粗面体を回転させて陶磁器用素地の周縁を仕上げする方法において、前記の陶磁器用素地をワーク用テーブルの定位置に設置し、弾性粗面体を陶磁器用素地の周縁に対応させて位置決めを行い、前記の陶磁器用素地の形状に対応した基本デ−タと前記の陶磁器用素地の周縁の位置検出データを演算処理装置により演算して作動指示デ−タを求め、求めた作動指示デ−タに基づいてサ−ボモ−タを作動させ、作動指示デ−タに基づいて、前記の弾性粗面体を回転させつつ、回転する陶磁器用素地に向けて前後方向の摺動を自動的に行うことを特徴とするものである。
【0009】
上記の課題解決手段による作用効果は次のとおりである。
陶磁器用素地の周縁の仕上げを行うのに先だって弾性粗面体の位置決めをした後、作動指示デ−タに基づいてサ−ボモ−タを作動させ、作動指示デ−タに基づいて、前記の弾性粗面体を回転させつつ前後方向の摺動を自動的に行うことにより、陶磁器用素地の周縁の仕上げを行うから、従来の技術のように陶磁器用素地の輪郭が変わる毎に、倣いカムの交換を行う必要がない。
また、作動指示デ−タに基づいてサ−ボモ−タを作動させ、前記の弾性粗面体を回転させつつ前後方向の摺動を自動的に行うことから、従来の技術に比較して正確な陶磁器用素地の周縁の仕上げができる。
【0010】
陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置の第1の課題解決手段は、回転自在な弾性粗面体が備えられた陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置において、前記弾性粗面体の初期の位置決め手段が設けられ、前記弾性粗面体の陶磁器用素地に対する前後方向の摺動手段にサーボモータが設けられ、前記弾性粗面体の傍らに陶磁器用素地の回転自在なワーク用テーブルが設けられると共に、前記ワーク用テーブルの回転軸に陶磁器用素地の周縁の位置検出手段が設けられ、別に入力装置と演算処理装置とサーボモータコントローラからなる制御システムが設けられ、前記サーボモータと前記位置検出手段と前記制御システムが電気的手段により接続されていることを特徴とするものである。
【0011】
上記の第1の課題解決手段による作用効果は次のとおりである。
周縁仕上げする陶磁器用素地の輪郭が変わる毎に、従来のように倣いカムの交換を行うことなく、入力装置に周縁仕上げする陶磁器用素地の形状に対応した基本データを入力して、正確な周縁仕上げをすることができる。
【0012】
陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、弾性粗面体の初期の位置決め手段が両側の支持杆の間に連結部材を介して回転自在に横制御軸が設けられるとともに、横制御軸の上下に一対の横ガイドバーが設けられ、一方、上部固定部材と下部固定部材との間に一対の縦ガイドバーが固定され、これらの一対の縦ガイドバー間に前記した連結部材を介して回転自在に縦制御軸が設けられ、前記した両側の支持杆の下方に弾性粗面体が備えられたアームが固定されてなることを特徴とするものである。
【0013】
上記の第2の課題解決手段による作用効果は次のとおりである。
第1の課題解決手段の作用効果を奏することのほか、弾性粗面体の初期の位置決めを横制御軸および縦制御軸を回転させることにより行うことができるのでその操作を手軽にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態の陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置の発明をその方法の発明と併せて以下に説明する。
この陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置10(以下に断りのない限り単に仕上げ装置10と称する)は、回転自在な弾性粗面体22が備えられた陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置において、弾性粗面体22の初期の位置決め手段61が設けられ、弾性粗面体22の前後方向の摺動手段にサーボモータ44が設けられている。
【0015】
さらに、弾性粗面体22の傍らに陶磁器用素地のワーク用テーブル24が設けられると共に、ワーク用テーブル24の回転軸26に陶磁器用素地の周縁の位置検出手段が設けられ、別に入力装置12と演算処理装置14およびサーボモータコントローラ16からなる制御システム58が設けられ、サーボモータ44と位置検出手段および制御システム58が電気的手段により接続されてなることを基本とするものである。
【0016】
図1を参照して、まず、弾性粗面体22について説明すると、弾性粗面体22は水分を吸収し易いスポンジや海綿体からなり、アーム18の一側に垂設されている。
弾性粗面体22は、陶磁器用素地Wの周縁の仕上げに先立って、陶磁器用素地Wに対応させて位置決めできるよう上下方向および水平方向に移動できるように図られている。
弾性粗面体22の位置決めは、追って詳細を説明する初期の位置決め手段61によって制御されている。
【0017】
また、弾性粗面体22はアーム18の他側に設けられた駆動モータ48に制御され、正逆に回転自在に設けられている。
陶磁器用素地Wの周縁の仕上げは正逆に回転される弾性粗面体22により行われるから、異方向からその仕上げを可能にしている。
【0018】
弾性粗面体22は陶磁器用素地Wの周縁の形状の変化に応じて交換できるようにアーム18の一側の下方に設けられたドラム20に着脱自在に設けられている(図2を参照)。
【0019】
弾性粗面体22を湿らせることにより、陶磁器用素地Wの周縁の仕上げを滑らかに行うことや仕上げ時に生じる滓を付着させやすくすることを意図して弾性粗面体22に給水できるようその傍らに給水管30と押圧ローラ28がそれぞれ設けられている(図2を参照)。
【0020】
押圧ローラ28は正逆に回転自在に設けられ、給水され、かつ、回転する弾性粗面体22を押圧することにより、前記した滓や過剰に供給された水分を弾性粗面体22から除去する機能を備えている。
【0021】
弾性粗面体22から除去された前記の滓や過剰に供給された水分は、弾性粗面体22から落下するのに備えて弾性粗面体22の下方に樋38が配置され、樋38の延長上には、滓と過剰に供給された水分をそれぞれ分別して回収することのできる図示しない回収手段が設けられている(図1を参照)。
【0022】
弾性粗面体22の傍らにワーク用テーブル24が回転軸26上に設けられている。
ワーク用テーブル24には陶磁器用素地Wを固定するため、図示しない吸引機構が設けられており、吸引源からの負圧によって陶磁器用素地Wを確実に固定できる構成が採用されている。
【0023】
次に前記した弾性粗面体22の初期の位置決め手段61を図1を参照して説明する。
この初期の位置決め手段61は陶磁器用素地Wの周縁の仕上げを弾性粗面体22により行うのに先立って弾性粗面体22の初期の設定位置を確保するものである。
【0024】
この初期の位置決め手段61の概要は、両側の支持杆68、68の間に連結部材32を介して回転自在に横制御軸50が設けられるとともに、横制御軸50の上下に横ガイドバー60、60が設けられ、一方、上部固定部材70と下部固定部材46との間に一対の縦ガイドバー62、62が固定され、これらの一対の縦ガイドバー62、62間に前記した連結部材32を介して回転自在に縦制御軸52が設けられ、前記した両側の支持杆68、68の下方に弾性粗面体22が備えられたアーム18が固定されてなるものである。
【0025】
この初期の位置決め手段61の詳細を説明すると、弾性粗面体22が備えられたアーム18の両側に一対の支持杆68、68が植設され、アーム18と支持杆68、68は連結されている。
【0026】
これらの両側の支持杆68、68の間にねじが備えられた横制御軸50および縦制御軸52がそれぞれ水平方向と垂直方向に交差し、連結部材32を介して設けられている。
連結部材32には、横制御軸50および縦制御軸52のそれぞれのねじに係合するねじ孔がそれぞれの同一軸線上の交差方向に設けられている。
【0027】
横制御軸50の他側は他側の支持杆68により回転自在に螺合され、横制御軸50の一側は一側に設けられた連結部材32により回転自在に螺合されている。
したがって、横制御軸50を回転させることにより、横制御軸50を水平方向に移動できるから、横制御軸50の水平方向の移動に追従して両側の支持杆68、68は横ガイドバー60、60により誘導されつつ、水平方向に移動される。
かくして、両側の支持杆68、68を介して結合されている弾性粗面体22を備えたアーム18を水平方向に移動できるように図られている。
【0028】
一方、 縦制御軸52を回転させることにより、連結部材32を上下方向に移動させ、両側の支持杆68、68を介して結合されている弾性粗面体22を備えたアーム18を連結部材32の上下方向の移動に追従させて上下方向に移動でき
るように図られている。
【0029】
支持杆68から突出された横制御軸50の他側にはハンドル82が装着され、ハンドル82を操作することにより、横制御軸50を正逆に回転できるように図られている。
【0030】
上部固定部材70から突出された縦制御軸52の上方にはハンドル84が装着され、ハンドル84を操作することにより、縦制御軸50を正逆に回転できるように図られている。
【0031】
横制御軸50の上下であって、かつ、前記した両側の支持杆68、68の間に横制御軸50と平行に横ガイドバー60、60が前記した連結部材32を介して横架されている。
これらの横ガイドバー60、60は、横制御軸50を正逆に回転させたときに、横制御軸50の回転が円滑に行われることにより、連結部材32の水平方向の移動時における盲動の抑制を図ることを目的とするもので、横制御軸50の回転の正確性に寄与するため、横制御軸50の上下で盲動を規制する役割を果たすものである。
その結果、弾性粗面体22の水平方向の移動の確実性に寄与する。
【0032】
縦制御軸52の両側であって、かつ、追って詳細を説明するが、アーム18の下方に設けられた下部固定部材46と前記した上部固定部材70との間に縦制御軸52と平行に縦ガイドバー62、62が前記した連結部材32を介して固定されている。
【0033】
これらの縦ガイドバー62、62、縦制御軸52を正逆に回転させたときに、縦制御軸52の回転が円滑に行われることにより、連結部材32の上下方向の移動時における盲動の抑制を図ることを目的とするもので、縦制御軸52の回転の正確性に寄与するため、縦制御軸52の両側で盲動を規制する役割を果たすものである。
その結果、弾性粗面体22の上下方向の移動の確実性に寄与する。
【0034】
この発明は、前記した初期の位置決め手段61により、陶磁器用素地Wの周縁の仕上げに先立って位置決めされた弾性粗面体22によりその仕上げを行うものであるが、弾性粗面体22を陶磁器用素地Wに向けて前後方向に摺動できるようにするため、従来例と比較して電気的に制御されているから、この弾性粗面体22の二次制御手段について説明する。
【0035】
初期の位置決め手段61の両側の縦ガイドバー62、62の下方がアーム18の下方に設けられた下部固定部材46に固定されている。
詳細については追って説明するが、下部固定部材46が電気的に制御されることにより、下部固定部材46の前後方向の摺動に追従して弾性粗面体22の前後方向の摺動が行われる。
【0036】
下部固定部材46は基台56上に固定されている。
そして、基台56を横切って回転軸40が基台56に横架されている。
下部固定部材46の下部には、回転軸40と同一軸線上にねじ孔が設けられた支持部材42が備えられ、回転軸40が支持部材42のねじ孔に螺合されることにより、回転軸40の回転に追従して下部固定部材46が水平方向に移動するように図られている。
【0037】
したがって、この回転軸40を回転させることにより、下部固定部材46に設けられた初期の位置決め手段61とともに、弾性粗面体22を備えたアーム18を前後方向に摺動できるから、その結果、アーム18の移動に追従させて弾性粗面体22を陶磁器用素地Wに向けて前後方向に摺動させることができる。
【0038】
基台56の他側には回転軸40を回転させることにより、下部固定部材46を前後方向に摺動できるようにするためにサーボモータ44が設けられている。
【0039】
回転軸40はサーボモータ44の正逆の回転動作に同期して回転するものである。
サーボモータ44には知られているようにエンコーダ54による位置検出手段が備えられている。
【0040】
エンコーダ54は、サーボーモータ44の回転量を検出することにより、下部固定部材46の移動距離を正確に検出する手段である。
【0041】
したがって、サーボモータ44の回転により回転軸40の回転エネルギーは支持部材42を介して下部固定部材46に伝達され、下部固定部材46は基台56上を前後方向に摺動することになる。
その結果、下部固定部材46上に初期の位置決め手段61を介して設けられた弾性粗面体22を陶磁器用素地Wの周縁に向けて前後方向に摺動させることができる。
【0042】
ワーク用テーブル24の回転軸26は、その下方に設けられた駆動モータ34によって回転自在に設けられ、回転軸26の下方にはエンコーダ36による位置検出手段が設けられている。
このエンコーダ36は、回転軸26の回転量を検出することにより、陶磁器用素地Wの周縁の位置を正確に求めるのに寄与している。
【0043】
他方、入力装置12、演算処理装置14およびサーボモータコントローラ16からなる制御システム58は、前記した初期の位置決め手段61とは別に独立して構成されている。
【0044】
入力装置12は陶磁器用素地Wの基本データとワーク用テーブル24の回転速度を入力するためのものである。
具体的には液晶パネルによる入力画面に指で触れてデータの入力を行い、陶磁器用素地Wの周縁の形状、寸法などを基本データとするものである。
【0045】
ワーク用テーブル24の回転軸26の回転により、回転軸26の下方に設けられたエンコーダ36が回転軸26の回転量を検出し、陶磁器用素地Wの周縁の位置検出データを求め、演算処理装置14に伝達する。
【0046】
演算処理装置14と入力装置12とは電気的手段により接続されている。
サーボモータコントローラ16は作動指示データをサーボモータ44に伝達し、作動指示データに基づいてサーボモータ44を正確に作動させる駆動制御機能を奏するものである。
【0047】
サーボモータコントローラ16と演算処理装置14とは電気的手段により接続されており、サーボモータ44とエンコーダ36とも同様に電気的手段により接続されている。
【0048】
次に、この発明の実施の形態による陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置の操作方法を説明する。
まず、周縁仕上げする陶磁器用素地Wをワーク用テーブル24上に設置する。
エンコーダ36により、陶磁器用素地Wの周縁の位置検出データを求めるため、陶磁器用素地Wの周縁の一部が基点となるように定位置に載置する。
なお、陶磁器用素地Wの周縁が真円である場合はこの限りではない。
【0049】
次に、初期の位置決め手段61の横制御軸50のハンドル82を正逆に回転させ、連結部材32を介して連結された横ガイドバー60、60、両側の支持杆68、68に連結されたアーム18を前後方向に移動させ、アーム18の一側に設けられた弾性粗面体22を陶磁器用素地Wの周縁に対し移動させ水平方向の位置決めを予備的に設定する。
【0050】
更に、初期の位置決め手段61の縦制御軸52のハンドル84を正逆に回転させ、連結部材32を上下方向に両側の縦ガイドバー62、62によって妄動を抑制しつつ、移動させることにより、両側の支持杆68、68に連結されたアーム18を介して弾性粗面体22を上下方向に移動させ、水平方向の位置決めが予備的に設定された弾性粗面体22の上下方向の位置決めを行うことにより、弾性粗面体22の初期の位置決めが完了する。
もっとも、弾性粗面体22の初期の位置決めは、水平方向と上下方向の設定の順序を逆に行うことも発明者は予定している。
【0051】
ついで、入力装置12に陶磁器用素地Wの基本データとワーク用テーブル24の回転速度を入力する。
ワーク用テーブル24の回転により、エンコーダ36が回転軸26の回転量を検出し、陶磁器用素地Wの周縁の位置検出データを求め、演算処理装置14に伝達する。
【0052】
演算処理装置14により、基本データとエンコーダ36からの周縁の位置検出データを演算処理し、得られた作動指示データをサーボモータコントローラ16へ伝達する。
【0053】
サーボモータコントローラ16から作動指示データを伝達されたサーボモータ44は、作業指示データに基いて、下部固定部材46を陶磁器用素地Wの周縁に対応させながら前後方向に摺動させ、回転する弾性粗面体22が陶磁器用素地Wの周縁に当接されることにより仕上げが行われる。
【0054】
なお、陶磁器用素地Wの周縁に対し、前後方向に摺動すると共に回転する弾性粗面体22は、給水管30から供給される水分により適度に湿らされる。
陶磁器用素地Wの周縁仕上げによって、弾性粗面体22に付着した滓や余分な水分は、弾性粗面体22の傍らに当接するように設けられた押圧ローラ28により、周縁仕上げと同時に取り除かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る側面図
【図2】本発明の実施の形態に係る要部の正面図
【図3】本発明の実施の形態に係る陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置の制御方法の説明図
【符号の説明】
10 陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置
12 入力装置
14 演算処理装置
16 サーボモータコントローラ
18 アーム
20 ドラム
22 弾性組面体
24 ワーク用テーブル
26 回転軸
28 押圧ローラ
30 給水管
32 連結部材
36 エンコーダ
38 樋
40 回転軸
44 サーボモータ
42 支持部材
46 下部固定部材
48 駆動モータ
50 横制御軸
52 縦制御軸
54 エンコーダ
56 基台
58 制御システム
60 横ガイドバー
61 初期の位置決め手段
62 縦ガイドバー
68 支持杆
70 上部固定部材
82 ハンドル
84 ハンドル
W 陶磁器用素地

Claims (3)

  1. 弾性粗面体を回転させて陶磁器用素地の周縁を仕上げする方法において、
    前記の陶磁器用素地をワーク用テーブルの定位置に設置し、
    弾性粗面体を陶磁器用素地の周縁に対応させて位置決めを行い、
    前記の陶磁器用素地の形状に対応した基本デ−タと前記の陶磁器用素地の周縁の位置検出データを演算処理装置により演算して作動指示デ−タを求め、
    求めた作動指示デ−タに基づいてサ−ボモ−タを作動させ、
    作動指示デ−タに基づいて、前記の弾性粗面体を回転させつつ、回転する陶磁器用素地に向けて前後方向の摺動を自動的に行うことを特徴とする陶磁器用素地の周縁の仕上げ方法。
  2. 回転自在な弾性粗面体が備えられた陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置において、
    前記弾性粗面体の初期の位置決め手段が設けられ、
    前記弾性粗面体の陶磁器用素地に対する前後方向の摺動手段にサーボモータが設けられ、
    前記弾性粗面体の傍らに陶磁器用素地の回転自在なワーク用テーブルが設けられると共に、前記ワーク用テーブルの回転軸に陶磁器用素地の周縁の位置検出手段が設けられ、
    別に入力装置と演算処理装置とサーボモータコントローラからなる制御システムが設けられ、
    前記サーボモータと前記位置検出手段と前記制御システムが電気的手段により接続されていることを特徴とする陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置。
  3. 弾性粗面体の初期の位置決め手段が両側の支持杆の間に連結部材を介して回転自在に横制御軸が設けられるとともに、横制御軸の上下に一対の横ガイドバーが設けられ、
    一方、上部固定部材と下部固定部材との間に一対の縦ガイドバーが固定され、これらの一対の縦ガイドバー間に前記した連結部材を介して回転自在に縦制御軸が設けられ、
    前記した両側の支持杆の下方に弾性粗面体が備えられたアームが固定されてなることを特徴とする請求項2記載の陶磁器用素地の周縁の仕上げ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107368038A (zh) * 2017-09-06 2017-11-21 佛山市嘉亿艺术陶瓷研究有限公司 一种互联网+陶壶拉胚方法
CN110000890A (zh) * 2019-05-21 2019-07-12 盖浩龙 一种陶瓷胚体自动拉胚装置
CN111823108A (zh) * 2020-07-24 2020-10-27 山东劳动职业技术学院(山东劳动技师学院) 一种计算机辅助陶瓷3d无模具成型设备
CN112171849A (zh) * 2020-10-09 2021-01-05 刘培山 一种陶瓷拉坯装置
CN115430599A (zh) * 2022-08-30 2022-12-06 博众精工科技股份有限公司 一种机械震动装置

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