JP2004306342A - キャッピング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】きわめて簡単にキャッピング装置をスライダーに装着でき、上下方向に円滑に摺動できるようにしたキャッピング装置を提供すること。
【解決手段】ヘッド面41を被うキャップ12と、このキャップ12を装着する装着部とその下面に係止部32を有するキャップホルダー30と、下部に配設されキャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60と、前記キャップホルダー30の係止部32の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟73を有する箱状のスライダー70とからなり、前記キャップホルダー30を前記スライダー70の上方から挿入口75、開口74およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入し、前記スプリング60により上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟73によりキャップホルダー30の上側を規制するように配設する。
【選択図】図1
【解決手段】ヘッド面41を被うキャップ12と、このキャップ12を装着する装着部とその下面に係止部32を有するキャップホルダー30と、下部に配設されキャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60と、前記キャップホルダー30の係止部32の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟73を有する箱状のスライダー70とからなり、前記キャップホルダー30を前記スライダー70の上方から挿入口75、開口74およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入し、前記スプリング60により上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟73によりキャップホルダー30の上側を規制するように配設する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置に設けられて、インクカートリッジのヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止等のために、ヘッド面に被せられるキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置では、往復移動するインクカートリッジのヘッド面に開設されたインク噴射孔よりインクが噴射されて印字が行われる。
【0003】このようなインクカートリッジを用いたプリンターでは、インクカートリッジがホームステーションに位置するときは、印字が行われていないため、ヘッド面をなんら保護せずに放置すると、ヘッド面に付着したインクが乾燥し、これに起因して目詰まりを生じるなどの問題がある。ここで、ホームステーションとは、印字動作の終了後、印字ヘッドを印字作動域から退避させ待機状態とするため、印字作動域の側方に設けられた非印字領域をいう。
【0004】上述の点を考慮して従来では、例えばインクカートリッジの初期位置であるホームステーションでは、ヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止等のために、ヘッドクリーニング機構と一体化されたキャッピング装置を設け、ヘッド面にゴム製のキャップを被せたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−126472号公報
【0006】このようなキャッピング装置は、例えば図6乃至図10に示すように構成されている。すなわち、キャッピング装置1は、ゴム製のキャップ12とキャップホルダー13とスプリング14とを備え、前記キャップホルダー13は、前記キャップ12が装着される上端部15を除く部分が円柱状に形成され、胴部16を構成している。この円柱状の胴部16の下端部近傍には、一対の羽状の係止用の突起17が形成されている。前記胴部16は、スライダー2に形成されたスリット22を有する丸孔23内に、周方向に固定された状態で昇降自在に挿入されている。そして、このキャップホルダー13は、前記スプリング14により上方に弾発付勢されている。キャップホルダー13の上端部は角形のキャップ取付部15を構成し、この取付部15に角形のキャップ12が装着されている。なお、本明細書では以下インクカートリッジ4がホームステーションから印字作動域側に進出する方向を前方と称し、そのインクカートリッジ4が非印字領域であるホームステーションに退入する方向を後方と称している
【0007】このように構成されたキャッピング装置1は、固定のベース3内を矢印Aに示すように前後方向に移動し得る前記スライダー2に保持されている。すなわち、インクカートリッジ4が印字作動域側から後方に移動し、スライダー2の突起21に当たった時点で、ヘッド面41はキャップ12の真上に位置する。この時点から、スライダー2は、インクカートリッジ4とともに後退する。そして、スライダー2のボス24がベース3のカム孔31内を後退することにより、スライダー2は上昇し、キャッピング装置1を押し上げる。かくして、インクカートリッジ4がホームステーションに到達した時点で、キャッピング装置1のキャップ12がヘッド面41に確実に装着される。すなわち、ヘッド面41がキャップ12で覆われ、インクの乾きによる目詰まりを防止する。なお、図中32は、スライダー2を前方に弾発付勢するためにベース3の底部に設けられたスプリング、5は、ヘッドクリーニング機構で、前記インクカートリッジ4がホームステーションから進出するとき又はホームステーションに退入するときの何れかにのみ例えばゴム製のワイパー51がヘッド面41に接触し、そのヘッド面41をワイピングすることによりヘッド面41をクリーニングする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の構成では、キャッピング装置1をスライダー2に装着する際、キャップホルダー13の胴部16にスプリング14挿入した状態で胴部16に設けた突起17を、スライダー2の丸孔23に形成したスリット22に合わせて丸孔23内に挿入し、その後押圧しながら90度回転させ、キャップホルダー13の突起17と前記スリット22とが交差するように装着しなければならず、この種部品が小さいことからこの取付け、取外し作業が面倒で手間がかかる外、キャッピング装置1を上下方向に円滑に摺動させるためにキャップホルダー13の胴部16の外周にグリスを塗布する必要がある、などといった課題がある。
【0009】本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、きわめて簡単にキャッピング装置をスライダーに装着でき、しかもグリスを使用することなく、キャッピング装置を上下方向に円滑に摺動できるようにしたキャッピング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する方形状の装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する十字状の保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟が設けられ、かつ前記キャップホルダーを所望位置に案内するように傾斜面を形成した案内路を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設する。
【0011】請求項1記載の発明の構成によれば、予めスライダーの底部に植設さられた十字状の保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に傾斜面を形成した案内路に沿って挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0012】請求項2記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設する。
【0013】請求項2記載の発明の構成によれば、予めスライダーの底部に植設さられた保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0014】請求項3記載の発明では、キャップホルダーの係止部の上面を円弧状に形成する。
【0015】請求項3記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の上面が円弧状に形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0016】請求項4記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部を形成する。
【0017】請求項4記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部が形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダーの中心にスプリングを配置することができ都合が良い。
【0018】請求項5記載の発明では、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成する。
【0019】請求項5記載の発明の構成によれば、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成しているので、スプリングを所望位置に安定して保持することができるとともに、キャップホルダーの挿入時を円滑に行うことができ都合が良い。
【0020】請求項6記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成する。
【0021】請求項6記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成しているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダー保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づき説明する。なお、図1乃至図5において図6乃至図10と同じ符号を付した部分は略同一のものを示す。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の要部を示す要部一部断面図、図2は、図1に示すキャッピング装置が装着されるスライダーの一部分を示す部分平面図、図3は、図1に示すキャッピング装置の左側面断面図、図4は、キャップホルダーの一例を示す拡大正面図、図5は、本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の組立て状況を説明するための分解図である。
【0024】本発明にしたがい、キャッピング装置10は、インクカートリッジ4のヘッド面41を被う例えばゴム製のキャップ12と、このキャップ12を装着する装着部31とその下面に複数個、図示例では4個の係止部32を有するキャップホルダー30と、このキャップホルダー30の下部に配設され、キャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60と、このスプリング60を保持する保持柱71を底部72に植設し、その上部に前記キャップホルダー30の係止部32の上面が接するキャップホルダー保持桟73を有する箱状のスライダー70とから構成されている。
【0025】そして、図5に示すように、スプリング60をスライダー70の前記一対のキャップホルダー保持桟73−73との間に形成された開口74から挿入し、その底部72に植設された保持柱71に装着し、その後キャップ12を装着した前記キャップホルダー30を、前記スライダー70の上方から、その開口74、挿入口75およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入し、このキャップホルダー30を前記スプリング60により上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟73によりキャップホルダー30の上側を規制するように配設する。
【0026】前記箱状のスライダー70の挿入口75側の壁面77を図3および図5に示すように傾斜面を形成し、キャップホルダー30を所望位置に案内するように案内路78を形成すると、前記キャップホルダー30をスライダー70に装着或いは装脱する際、その作業がより簡単に行うことができ、作業効率が向上する。
【0027】前記キャップホルダー30の装着部31の形状は、インクカートリッジ4のヘッド面41を被うキャップ12と同様に方形状とすれば、ヘッド面41を確実に被うことができる。また、前記キャップホルダー30の係止部32の上面33を円弧状に形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー保持桟73と該部が接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。また、同様の理由から前記キャップホルダー30の係止部32の下部外側に切欠き部35を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー保持桟73と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。また、前記キャップホルダー30の係止部32の下部内側に切欠き部34を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー30の中心にスプリング60を配置することができ都合が良い。さらに、図示しないが前記キャップホルダー30の内部を中空とすれば軽量化が図れ、好ましい。
【0028】スライダー70の底部72に植設されスプリング60を保持する保持柱71を十字状に形成すると、単に棒状などの形状にするよりもスプリング60を所望位置に安定して保持することができる。また、十字状の保持柱71の上部外側に切欠き部79を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入際、円滑に行うことができ都合が良い。
【0029】以上のような実施の形態では、予めスライダー70の底部72に植設さられた保持柱71に、キャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60を装着し、その後キャップ12を装着したキャップホルダー30を、前記スライダー70の上方から前記開口74、挿入口75およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入しながら前記スプリング60を押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダー30のストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がないなどの効果を奏する。
【0030】なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明では、予めスライダーの底部に植設さられた十字状の保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に傾斜面を形成した案内路に沿って挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない、などという効果を奏する。
【0032】また、請求項2記載の発明では、予めスライダーの底部に植設さられた保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0033】また、請求項3記載の発明では、キャップホルダーの係止部の上面が円弧状に形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0034】また、請求項4記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部が形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダーの中心にスプリングを配置することができ都合が良い。
【0035】また、請求項5記載の発明では、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成しているので、スプリングを所望位置に安定して保持することができるとともに、キャップホルダーの挿入を円滑に行うことができ都合が良い。
【0036】さらに、請求項6記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成しているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダー保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の要部を示す要部一部断面図である。
【図2】図1に示すキャッピング装置が装着されるスライダーの一部分を示す部分平面図である。
【図3】図1に示すキャッピング装置の左側面断面図である。
【図4】図1に示すキャッピング装置に用いられるキャップホルダーの一例を示す拡大正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の組立て状況を説明するための分解図である。
【図6】従来のキャッピング装置を説明するための概略構成図である。
【図7】図6に示すキャッピング装置の拡大部分断面図である。
【図8】従来のスライダーを説明するための平面図である。
【図9】従来のキャップホルダーを説明するための側面図である。
【図10】図9に示すキャップホルダーの底面図である。
【符号の説明】
10 キャッピング装置
12 キャップ
30 キャップホルダー
31 装着部
32 係止部
33 上面
34 切欠き部
35 切欠き部
4 インクカートリッジ
41 ヘッド面
60 スプリング
70 スライダー
71 保持柱
72 底部
73 キャップホルダー保持桟
74 開口
75 挿入口
76 係止部挿入スリット
77 壁面
78 案内路
79 切欠き部
【発明の属する技術分野】本発明は、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置に設けられて、インクカートリッジのヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止等のために、ヘッド面に被せられるキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置では、往復移動するインクカートリッジのヘッド面に開設されたインク噴射孔よりインクが噴射されて印字が行われる。
【0003】このようなインクカートリッジを用いたプリンターでは、インクカートリッジがホームステーションに位置するときは、印字が行われていないため、ヘッド面をなんら保護せずに放置すると、ヘッド面に付着したインクが乾燥し、これに起因して目詰まりを生じるなどの問題がある。ここで、ホームステーションとは、印字動作の終了後、印字ヘッドを印字作動域から退避させ待機状態とするため、印字作動域の側方に設けられた非印字領域をいう。
【0004】上述の点を考慮して従来では、例えばインクカートリッジの初期位置であるホームステーションでは、ヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止等のために、ヘッドクリーニング機構と一体化されたキャッピング装置を設け、ヘッド面にゴム製のキャップを被せたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−126472号公報
【0006】このようなキャッピング装置は、例えば図6乃至図10に示すように構成されている。すなわち、キャッピング装置1は、ゴム製のキャップ12とキャップホルダー13とスプリング14とを備え、前記キャップホルダー13は、前記キャップ12が装着される上端部15を除く部分が円柱状に形成され、胴部16を構成している。この円柱状の胴部16の下端部近傍には、一対の羽状の係止用の突起17が形成されている。前記胴部16は、スライダー2に形成されたスリット22を有する丸孔23内に、周方向に固定された状態で昇降自在に挿入されている。そして、このキャップホルダー13は、前記スプリング14により上方に弾発付勢されている。キャップホルダー13の上端部は角形のキャップ取付部15を構成し、この取付部15に角形のキャップ12が装着されている。なお、本明細書では以下インクカートリッジ4がホームステーションから印字作動域側に進出する方向を前方と称し、そのインクカートリッジ4が非印字領域であるホームステーションに退入する方向を後方と称している
【0007】このように構成されたキャッピング装置1は、固定のベース3内を矢印Aに示すように前後方向に移動し得る前記スライダー2に保持されている。すなわち、インクカートリッジ4が印字作動域側から後方に移動し、スライダー2の突起21に当たった時点で、ヘッド面41はキャップ12の真上に位置する。この時点から、スライダー2は、インクカートリッジ4とともに後退する。そして、スライダー2のボス24がベース3のカム孔31内を後退することにより、スライダー2は上昇し、キャッピング装置1を押し上げる。かくして、インクカートリッジ4がホームステーションに到達した時点で、キャッピング装置1のキャップ12がヘッド面41に確実に装着される。すなわち、ヘッド面41がキャップ12で覆われ、インクの乾きによる目詰まりを防止する。なお、図中32は、スライダー2を前方に弾発付勢するためにベース3の底部に設けられたスプリング、5は、ヘッドクリーニング機構で、前記インクカートリッジ4がホームステーションから進出するとき又はホームステーションに退入するときの何れかにのみ例えばゴム製のワイパー51がヘッド面41に接触し、そのヘッド面41をワイピングすることによりヘッド面41をクリーニングする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の構成では、キャッピング装置1をスライダー2に装着する際、キャップホルダー13の胴部16にスプリング14挿入した状態で胴部16に設けた突起17を、スライダー2の丸孔23に形成したスリット22に合わせて丸孔23内に挿入し、その後押圧しながら90度回転させ、キャップホルダー13の突起17と前記スリット22とが交差するように装着しなければならず、この種部品が小さいことからこの取付け、取外し作業が面倒で手間がかかる外、キャッピング装置1を上下方向に円滑に摺動させるためにキャップホルダー13の胴部16の外周にグリスを塗布する必要がある、などといった課題がある。
【0009】本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、きわめて簡単にキャッピング装置をスライダーに装着でき、しかもグリスを使用することなく、キャッピング装置を上下方向に円滑に摺動できるようにしたキャッピング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する方形状の装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する十字状の保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟が設けられ、かつ前記キャップホルダーを所望位置に案内するように傾斜面を形成した案内路を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設する。
【0011】請求項1記載の発明の構成によれば、予めスライダーの底部に植設さられた十字状の保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に傾斜面を形成した案内路に沿って挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0012】請求項2記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設する。
【0013】請求項2記載の発明の構成によれば、予めスライダーの底部に植設さられた保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0014】請求項3記載の発明では、キャップホルダーの係止部の上面を円弧状に形成する。
【0015】請求項3記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の上面が円弧状に形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0016】請求項4記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部を形成する。
【0017】請求項4記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部が形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダーの中心にスプリングを配置することができ都合が良い。
【0018】請求項5記載の発明では、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成する。
【0019】請求項5記載の発明の構成によれば、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成しているので、スプリングを所望位置に安定して保持することができるとともに、キャップホルダーの挿入時を円滑に行うことができ都合が良い。
【0020】請求項6記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成する。
【0021】請求項6記載の発明の構成によれば、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成しているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダー保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づき説明する。なお、図1乃至図5において図6乃至図10と同じ符号を付した部分は略同一のものを示す。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の要部を示す要部一部断面図、図2は、図1に示すキャッピング装置が装着されるスライダーの一部分を示す部分平面図、図3は、図1に示すキャッピング装置の左側面断面図、図4は、キャップホルダーの一例を示す拡大正面図、図5は、本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の組立て状況を説明するための分解図である。
【0024】本発明にしたがい、キャッピング装置10は、インクカートリッジ4のヘッド面41を被う例えばゴム製のキャップ12と、このキャップ12を装着する装着部31とその下面に複数個、図示例では4個の係止部32を有するキャップホルダー30と、このキャップホルダー30の下部に配設され、キャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60と、このスプリング60を保持する保持柱71を底部72に植設し、その上部に前記キャップホルダー30の係止部32の上面が接するキャップホルダー保持桟73を有する箱状のスライダー70とから構成されている。
【0025】そして、図5に示すように、スプリング60をスライダー70の前記一対のキャップホルダー保持桟73−73との間に形成された開口74から挿入し、その底部72に植設された保持柱71に装着し、その後キャップ12を装着した前記キャップホルダー30を、前記スライダー70の上方から、その開口74、挿入口75およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入し、このキャップホルダー30を前記スプリング60により上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟73によりキャップホルダー30の上側を規制するように配設する。
【0026】前記箱状のスライダー70の挿入口75側の壁面77を図3および図5に示すように傾斜面を形成し、キャップホルダー30を所望位置に案内するように案内路78を形成すると、前記キャップホルダー30をスライダー70に装着或いは装脱する際、その作業がより簡単に行うことができ、作業効率が向上する。
【0027】前記キャップホルダー30の装着部31の形状は、インクカートリッジ4のヘッド面41を被うキャップ12と同様に方形状とすれば、ヘッド面41を確実に被うことができる。また、前記キャップホルダー30の係止部32の上面33を円弧状に形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー保持桟73と該部が接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。また、同様の理由から前記キャップホルダー30の係止部32の下部外側に切欠き部35を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー保持桟73と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。また、前記キャップホルダー30の係止部32の下部内側に切欠き部34を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入する際、キャップホルダー30の中心にスプリング60を配置することができ都合が良い。さらに、図示しないが前記キャップホルダー30の内部を中空とすれば軽量化が図れ、好ましい。
【0028】スライダー70の底部72に植設されスプリング60を保持する保持柱71を十字状に形成すると、単に棒状などの形状にするよりもスプリング60を所望位置に安定して保持することができる。また、十字状の保持柱71の上部外側に切欠き部79を形成すると、キャップホルダー30をスライダー70内に挿入際、円滑に行うことができ都合が良い。
【0029】以上のような実施の形態では、予めスライダー70の底部72に植設さられた保持柱71に、キャップホルダー30を上方に弾発付勢するスプリング60を装着し、その後キャップ12を装着したキャップホルダー30を、前記スライダー70の上方から前記開口74、挿入口75およびキャップホルダー保持桟73に形成された係止部挿入スリット76を介して斜めにスライダー70内に挿入しながら前記スプリング60を押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダー30のストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がないなどの効果を奏する。
【0030】なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明では、予めスライダーの底部に植設さられた十字状の保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に傾斜面を形成した案内路に沿って挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない、などという効果を奏する。
【0032】また、請求項2記載の発明では、予めスライダーの底部に植設さられた保持柱に、キャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングを装着し、その後キャップを装着したキャップホルダーを、前記スライダーの上方から前記挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入しながら前記スプリングを押さえつつ所望位置に装着すればよい。従って、この種装着作業がきわめて簡単である外、キャップホルダーのストロークが短いので従来のようにグリスを塗布する必要がない。
【0033】また、請求項3記載の発明では、キャップホルダーの係止部の上面が円弧状に形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【0034】また、請求項4記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部が形成されているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダーの中心にスプリングを配置することができ都合が良い。
【0035】また、請求項5記載の発明では、スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成しているので、スプリングを所望位置に安定して保持することができるとともに、キャップホルダーの挿入を円滑に行うことができ都合が良い。
【0036】さらに、請求項6記載の発明では、キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成しているので、キャップホルダーをスライダー内に挿入する際、キャップホルダー保持桟と接触してもスムーズに挿入することができ都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の要部を示す要部一部断面図である。
【図2】図1に示すキャッピング装置が装着されるスライダーの一部分を示す部分平面図である。
【図3】図1に示すキャッピング装置の左側面断面図である。
【図4】図1に示すキャッピング装置に用いられるキャップホルダーの一例を示す拡大正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるキャッピング装置の組立て状況を説明するための分解図である。
【図6】従来のキャッピング装置を説明するための概略構成図である。
【図7】図6に示すキャッピング装置の拡大部分断面図である。
【図8】従来のスライダーを説明するための平面図である。
【図9】従来のキャップホルダーを説明するための側面図である。
【図10】図9に示すキャップホルダーの底面図である。
【符号の説明】
10 キャッピング装置
12 キャップ
30 キャップホルダー
31 装着部
32 係止部
33 上面
34 切欠き部
35 切欠き部
4 インクカートリッジ
41 ヘッド面
60 スプリング
70 スライダー
71 保持柱
72 底部
73 キャップホルダー保持桟
74 開口
75 挿入口
76 係止部挿入スリット
77 壁面
78 案内路
79 切欠き部
Claims (6)
- インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、
前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する方形状の装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する十字状の保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟が設けられ、かつ前記キャップホルダーを所望位置に案内するように傾斜面を形成した案内路を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から前記案内路の上部に位置する挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに、前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設してなることを特徴とするキャッピング装置。 - インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したときそのヘッド面を被うキャッピング装置において、
前記ヘッド面を被うキャップと、このキャップを装着する装着部とその下面に複数個の係止部を有するキャップホルダーと、このキャップホルダーの下部に配設されキャップホルダーを上方に弾発付勢するスプリングと、このスプリングを保持する保持柱を底部に植設し、その上部に前記キャップホルダーの係止部の上面が接する一対のキャップホルダー保持桟を有する箱状のスライダーとからなり、前記キャップホルダーを前記スライダーの上方から挿入口、開口およびキャップホルダー保持桟に形成された係止部挿入スリットを介して斜めにスライダー内に挿入し、このキャップホルダーを前記スプリングにより上方に付勢支持するとともに前記キャップホルダー保持桟によりキャップホルダーの上側を規制するように配設してなることを特徴とするキャッピング装置。 - キャップホルダーの係止部の上面を円弧状に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のキャッピング装置。
- キャップホルダーの係止部の下部内側に切欠き部を形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のキャッピング装置。
- スプリングを保持する保持柱を十字状に形成するとともに、その上部外側に切欠き部を形成したことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載のキャッピング装置。
- キャップホルダーの係止部の下部外側に切欠き部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のキャッピング装置。
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WO2006068143A1 (ja) * | 2004-12-24 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 非水電解質二次電池 |
CN109436433A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-08 | 天津仁义实业有限公司 | 一种一次性餐盒生产用包装装置 |
-
2003
- 2003-04-04 JP JP2003100999A patent/JP2004306342A/ja active Pending
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WO2006068143A1 (ja) * | 2004-12-24 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 非水電解質二次電池 |
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