JP2004306325A - 木質樹脂板および成型品 - Google Patents
木質樹脂板および成型品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004306325A JP2004306325A JP2003100555A JP2003100555A JP2004306325A JP 2004306325 A JP2004306325 A JP 2004306325A JP 2003100555 A JP2003100555 A JP 2003100555A JP 2003100555 A JP2003100555 A JP 2003100555A JP 2004306325 A JP2004306325 A JP 2004306325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- resin
- fiber
- thermoplastic resin
- woody
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【課題】十分な木質感を有するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板および成型品を提供する。
【解決手段】木粉3と熱可塑性樹脂2とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維1によって、置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】木粉3と熱可塑性樹脂2とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維1によって、置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質樹脂板および成型品に関する。さらに詳しくは、建築用部材等に使用される木質樹脂板および成型品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木粉と熱可塑性樹脂とを混練し、家電製品、家具、建築用部材等に用いられる木質樹脂板および成型品は公知であり、また、その製造方法についても種々提案されている(特許文献1、2、3、4。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−71367号公報(第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平3−7307号公報(第1−4頁)
【特許文献3】
特開平10−195305号公報(第1−4頁)
【特許文献4】
特開平9−268664号公報(第1−3頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術に記載の木質樹脂板および成型品は、木粉を熱可塑性樹脂にブレンドすることによって、木材の持つ自然な風合いを有する建築用部材等を提供しようとするものである。木質感を付与するには、木粉の混合割合を増やせばよいのであるが、しかしながら、木粉の含有量が大きくなるにしたがって混練操作が困難となり、また、得られた木質樹脂板の強度が劣り、寸法安定性が悪くなるという問題がある。本発明はこのような問題を解決するためになされたものであって、十分な木質感を有するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板および成型品を提供することを、その課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1発明は、上記課題を解決するために考え出されたものであって、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本願第1発明の第1の態様によれば、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板が提供される。このようにすることによって、長繊維から構成された補強用繊維が引っ張り強度を向上させるとともに、熱による寸法変化を抑制するため、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を得ることができる。
【0006】
上記樹脂組成物における木粉の混合率が60%以下であることが好ましい。木粉の混合率を上記範囲とすることにより、自然な木質感を有する木質樹脂板を得ることができるとともに、突板等で化粧することにより、天然木調の意匠性に優れた建築用部材を提供することができる。
【0007】
上記補強用繊維がセルロース系繊維であるとともに、このセルロース系繊維と同一系の木粉を置換することが好ましい。上記セルロース系繊維としては、ケナフ繊維、古紙、パルプ等が用いられる。このようにすることにより、木粉が、それと同一系のセルロース系繊維で置換されるため、強度および寸法安定性に優れるとともに、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0008】
上記補強用繊維が上記熱可塑性樹脂よりも高融点である熱可塑性樹脂系繊維であるとともに、この熱可塑性樹脂系繊維と同一系の上記熱可塑性樹脂を置換することが好ましい。上記熱可塑性樹脂系繊維としては、ポリエステル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等が用いられる。このようにすることにより、熱可塑性樹脂と置換するとともに、それよりも高融点を持つ熱可塑性樹脂系繊維は、成型後も繊維としての形態を保つため、強度および寸法安定性に優れ、かつ、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0009】
さらに、本願第1発明の第2の態様によれば、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、散布、融着用として取り置き、この散布、融着用の補強用繊維を成型温度を保持している成型物の表裏面に、ランダムに散布、融着させるとともに、上記置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板が提供される。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着されるため、長さ方向のみならず幅方向に対しても補強効果を発揮し、熱による寸法変化を抑制するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を提供することができる。
【0010】
また、本願第2発明によれば、10〜200メッシュの範囲にある木繊維粉と、熱可塑性樹脂とを含む組成物を混練し、押し出し、または射出成型してなる木質樹脂成型品が提供される。10メッシュ篩上では、粒が大きすぎて繊維状とはならず、200メッシュ篩下では粒が細かくなりすぎて繊維状とはならないため、上記範囲が好ましい。上記10〜200メッシュの範囲の木繊維粉に、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、シラスバルーン等の無機粉を混合してもよい。このようにすることにより、強度が向上するとともに、熱による寸法変化の少ない木質樹脂成型品を得ることができる。
【0011】
上記木繊維粉がMDFサンダ粉であることが好ましい。MDFサンダ粉とは、中密度繊維板(MDF)を研磨するときに発生する粉であり、このMDFサンダ粉を配合することにより、木繊維が他の構成成分と絡み合い、結びつき、強度が向上するとともに、熱による寸法変化を抑制することができる。
【0012】
上記熱可塑性樹脂がポリプロピレンであることが好ましい。このようにすることによって、上記木繊維粉と、無機粉等他の構成成分との混練を容易に行うことができるとともに、スムースに成型可能となり、所望の木質樹脂成型品を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、実施例により、さらに詳細に説明する。なお、第1発明は、実施例1〜6および比較例1により、第2発明は、実施例7および比較例2により説明する。
【0014】
【実施例1】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパスの汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%をケナフ繊維で置換(ケナフ繊維と同一系の構成成分である木粉に対する置換率は11%)し、混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、3.9×10−5/℃、8.7×10−5/℃であった。
【0015】
実施例1によって得られた木質樹脂板Aの長さ方向の側断面図を模式的に図1に示す。図1において、ポリプロピレン2、木粉3、ケナフ繊維1を含む組成物は、混練後、矢印で示す方向に押し出し成型される。このとき、図1からよくわかるように、ケナフ繊維1は、ポリプロピレン2の流れ方向に配向する。したがって、成型後は、上記2〜10mmの繊維長を有するケナフ繊維が、木質樹脂板Aの長さ方向の引っ張り強度を向上させ、熱による寸法変化を抑制するという効果が得られる。
【0016】
【実施例2】
実施例1において、ポリプロピレンと木粉との組成物全重量に対するケナフ繊維の置換率を17%とした以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を実施例1の結果と併せて表1に示す。
【0017】
【実施例3】
実施例2において、ケナフ繊維に替えて古紙を用いた以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を表1に示す。
【0018】
【実施例4】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパスの汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%をポリエステル繊維で置換(ポリエステル繊維と同一系の構成成分であるポリプロピレンに対する置換率は8%)し、混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、4.8×10−5/℃、8.8×10−5/℃であった。
【0019】
【実施例5】
実施例4において、補強用繊維をポリエステル繊維に替えてアラミド繊維とし、全重量の9%を置換した以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を表1に示す。
【0020】
【実施例6】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパス品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40の組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%を散布、融着用としてのケナフ繊維で置換(ケナフ繊維と同一系の構成成分である木粉に対する置換率は11%)して取り置き、押し出され、成型温度に保持された成型物の表裏面にランダムに散布、融着させて木質樹脂板Bを得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、3.4×10−5/℃、5.3×10−5/℃であった。得られた結果を表1に示す。
【0021】
実施例6によって得られた木質樹脂板Bの長さ方向の側断面図を模式的に図2に示す。図2において、矢印で示す方向に押し出された成型物は、ポリプロピレン2中に木粉3が均一に分散されている。本実施例においては、散布、融着用として木粉と置換し、取り置いたケナフ繊維1を、上記成型物が成型温度を保持している間に散布、融着させる。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有するケナフ繊維1が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着し、図2に示す木質樹脂板Bが得られる。その結果、長さ方向のみならず幅方向に対しても、ケナフ繊維1が補強効果を発揮し、熱による寸法変化を、さらに効果的に抑制する。
【0022】
【比較例1】
実施例1における基本配合、すなわち、熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパス汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。この木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、5.3×10−5/℃、8.7×10−5/℃であった。得られた結果を実施例1〜6の結果と併せて表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【実施例7】
木繊維粉として、MDFサンダ粉を用い、第2発明にかかる木質樹脂成型品を製造した。本実施例においては、配合を、MDFサンダ粉:ポリプロピレン(PP):マイカ=15:35:50とした。上記配合の組成物を混練後、押し出し成型し、厚みが1.5mmのシートを得た。このシートについて、長さ方向の曲げ強度、ヤング率、線膨張係数を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0025】
【比較例2】
実施例7において、MDFサンダ粉に替えて汎用の木粉(#45)を用いた以外はすべて同一条件とし、厚みが1.5mmのシートを得た。このシートについて、長さ方向の曲げ強度、ヤング率、線膨張係数を測定した。得られた結果を表2に示す。表2の結果から、汎用の粉末状木粉(#45)に替えて、主として木繊維から構成されるMDFサンダ粉を用いることにより、前記した理由で、曲げ強度、ヤング率が向上し、線膨張係数が低くなっていることが明らかである。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の、本願第1発明の第1の態様は、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板である。このようにすることによって、長繊維から構成された補強用繊維が引っ張り強度を向上させるとともに、熱による寸法変化を抑制するため、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を得ることができる。
【0028】
請求項2に記載の発明は、上記樹脂組成物における木粉の混合率が60%以下とされる。木粉の混合率を上記範囲とすることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、自然な木質感を有する木質樹脂板を得ることができるとともに、突板等で化粧することにより、天然木調の意匠性に優れた建築用部材を提供することができる。
【0029】
請求項3に記載の発明は、上記補強用繊維がセルロース系繊維であるとともに、このセルロース系繊維と同一系の木粉が置換される。このようにすることにより、木粉が、それと同一系のセルロース系繊維で置換されるため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、強度および寸法安定性に優れるとともに、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0030】
請求項4に記載の発明は、上記補強用繊維が上記熱可塑性樹脂よりも高融点である熱可塑性樹脂系繊維であるとともに、この熱可塑性樹脂系繊維と同一系の上記熱可塑性樹脂が置換される。このようにすることにより、熱可塑性樹脂と置換するとともに、それよりも高融点を持つ熱可塑性樹脂系繊維は、成型後も繊維としての形態を保つため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、強度および寸法安定性に優れ、かつ、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0031】
請求項5に記載の、本願第1発明の第2の態様は、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、散布、融着用として取り置き、この散布、融着用の補強用繊維を成型温度を保持している成型物の表裏面に、ランダムに散布、融着させるとともに、上記置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板である。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着されるため、長さ方向のみならず幅方向に対しても補強効果を発揮し、熱による寸法変化を効果的に抑制するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を提供することができる。
【0032】
請求項6に記載の本願第2発明は、10〜200メッシュの範囲にある木繊維粉と、熱可塑性樹脂とを含む組成物を混練し、押し出し、または射出成型してなる木質樹脂成型品である。10メッシュ篩上では、粒が大きすぎて繊維状とはならず、200メッシュ篩下では粒が細かくなりすぎて繊維状とはならないため、上記範囲が好ましい。上記10〜200メッシュの範囲の木繊維粉に、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、シラスバルーン等の無機粉を混合してもよい。このようにすることにより、強度が向上するとともに、熱による寸法変化の少ない木質樹脂成型品を得ることができる。
【0033】
請求項7に記載の発明は、上記木繊維粉がMDFサンダ粉とされる。MDFサンダ粉とは、中密度繊維板(MDF)を研磨するときに発生する粉であり、このMDFサンダ粉を配合することにより、請求項6に記載の発明の効果に加えて、木繊維が他の構成成分と絡み合い、結びつき、強度が向上するとともに、熱による寸法変化を抑制することができる。
【0034】
請求項8に記載の発明は、上記熱可塑性樹脂がポリプロピレンとされる。このようにすることによって、請求項6に記載の発明の効果に加えて、上記木繊維粉と、無機粉等他の構成成分との混練を容易に行うことができるとともに、スムースに成型可能となり、所望の木質樹脂成型品を得ることができる。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によって得られた木質樹脂板の長さ方向の側断面図を示す模式図である。
【図2】実施例6によって得られた木質樹脂板の長さ方向の側断面図を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ケナフ繊維
2 ポリプロピレン
3 木粉
A 実施例1によって得られた木質樹脂板
B 実施例6によって得られた木質樹脂板
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質樹脂板および成型品に関する。さらに詳しくは、建築用部材等に使用される木質樹脂板および成型品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木粉と熱可塑性樹脂とを混練し、家電製品、家具、建築用部材等に用いられる木質樹脂板および成型品は公知であり、また、その製造方法についても種々提案されている(特許文献1、2、3、4。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−71367号公報(第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平3−7307号公報(第1−4頁)
【特許文献3】
特開平10−195305号公報(第1−4頁)
【特許文献4】
特開平9−268664号公報(第1−3頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術に記載の木質樹脂板および成型品は、木粉を熱可塑性樹脂にブレンドすることによって、木材の持つ自然な風合いを有する建築用部材等を提供しようとするものである。木質感を付与するには、木粉の混合割合を増やせばよいのであるが、しかしながら、木粉の含有量が大きくなるにしたがって混練操作が困難となり、また、得られた木質樹脂板の強度が劣り、寸法安定性が悪くなるという問題がある。本発明はこのような問題を解決するためになされたものであって、十分な木質感を有するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板および成型品を提供することを、その課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1発明は、上記課題を解決するために考え出されたものであって、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本願第1発明の第1の態様によれば、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板が提供される。このようにすることによって、長繊維から構成された補強用繊維が引っ張り強度を向上させるとともに、熱による寸法変化を抑制するため、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を得ることができる。
【0006】
上記樹脂組成物における木粉の混合率が60%以下であることが好ましい。木粉の混合率を上記範囲とすることにより、自然な木質感を有する木質樹脂板を得ることができるとともに、突板等で化粧することにより、天然木調の意匠性に優れた建築用部材を提供することができる。
【0007】
上記補強用繊維がセルロース系繊維であるとともに、このセルロース系繊維と同一系の木粉を置換することが好ましい。上記セルロース系繊維としては、ケナフ繊維、古紙、パルプ等が用いられる。このようにすることにより、木粉が、それと同一系のセルロース系繊維で置換されるため、強度および寸法安定性に優れるとともに、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0008】
上記補強用繊維が上記熱可塑性樹脂よりも高融点である熱可塑性樹脂系繊維であるとともに、この熱可塑性樹脂系繊維と同一系の上記熱可塑性樹脂を置換することが好ましい。上記熱可塑性樹脂系繊維としては、ポリエステル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等が用いられる。このようにすることにより、熱可塑性樹脂と置換するとともに、それよりも高融点を持つ熱可塑性樹脂系繊維は、成型後も繊維としての形態を保つため、強度および寸法安定性に優れ、かつ、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0009】
さらに、本願第1発明の第2の態様によれば、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、散布、融着用として取り置き、この散布、融着用の補強用繊維を成型温度を保持している成型物の表裏面に、ランダムに散布、融着させるとともに、上記置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板が提供される。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着されるため、長さ方向のみならず幅方向に対しても補強効果を発揮し、熱による寸法変化を抑制するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を提供することができる。
【0010】
また、本願第2発明によれば、10〜200メッシュの範囲にある木繊維粉と、熱可塑性樹脂とを含む組成物を混練し、押し出し、または射出成型してなる木質樹脂成型品が提供される。10メッシュ篩上では、粒が大きすぎて繊維状とはならず、200メッシュ篩下では粒が細かくなりすぎて繊維状とはならないため、上記範囲が好ましい。上記10〜200メッシュの範囲の木繊維粉に、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、シラスバルーン等の無機粉を混合してもよい。このようにすることにより、強度が向上するとともに、熱による寸法変化の少ない木質樹脂成型品を得ることができる。
【0011】
上記木繊維粉がMDFサンダ粉であることが好ましい。MDFサンダ粉とは、中密度繊維板(MDF)を研磨するときに発生する粉であり、このMDFサンダ粉を配合することにより、木繊維が他の構成成分と絡み合い、結びつき、強度が向上するとともに、熱による寸法変化を抑制することができる。
【0012】
上記熱可塑性樹脂がポリプロピレンであることが好ましい。このようにすることによって、上記木繊維粉と、無機粉等他の構成成分との混練を容易に行うことができるとともに、スムースに成型可能となり、所望の木質樹脂成型品を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、実施例により、さらに詳細に説明する。なお、第1発明は、実施例1〜6および比較例1により、第2発明は、実施例7および比較例2により説明する。
【0014】
【実施例1】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパスの汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%をケナフ繊維で置換(ケナフ繊維と同一系の構成成分である木粉に対する置換率は11%)し、混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、3.9×10−5/℃、8.7×10−5/℃であった。
【0015】
実施例1によって得られた木質樹脂板Aの長さ方向の側断面図を模式的に図1に示す。図1において、ポリプロピレン2、木粉3、ケナフ繊維1を含む組成物は、混練後、矢印で示す方向に押し出し成型される。このとき、図1からよくわかるように、ケナフ繊維1は、ポリプロピレン2の流れ方向に配向する。したがって、成型後は、上記2〜10mmの繊維長を有するケナフ繊維が、木質樹脂板Aの長さ方向の引っ張り強度を向上させ、熱による寸法変化を抑制するという効果が得られる。
【0016】
【実施例2】
実施例1において、ポリプロピレンと木粉との組成物全重量に対するケナフ繊維の置換率を17%とした以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を実施例1の結果と併せて表1に示す。
【0017】
【実施例3】
実施例2において、ケナフ繊維に替えて古紙を用いた以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を表1に示す。
【0018】
【実施例4】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパスの汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%をポリエステル繊維で置換(ポリエステル繊維と同一系の構成成分であるポリプロピレンに対する置換率は8%)し、混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、4.8×10−5/℃、8.8×10−5/℃であった。
【0019】
【実施例5】
実施例4において、補強用繊維をポリエステル繊維に替えてアラミド繊維とし、全重量の9%を置換した以外はすべて同一条件として、木質樹脂板を得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を表1に示す。
【0020】
【実施例6】
熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパス品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40の組成物を基本配合とした。ついで、全重量の5%を散布、融着用としてのケナフ繊維で置換(ケナフ繊維と同一系の構成成分である木粉に対する置換率は11%)して取り置き、押し出され、成型温度に保持された成型物の表裏面にランダムに散布、融着させて木質樹脂板Bを得た。得られた木質樹脂板の長さ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、3.4×10−5/℃、5.3×10−5/℃であった。得られた結果を表1に示す。
【0021】
実施例6によって得られた木質樹脂板Bの長さ方向の側断面図を模式的に図2に示す。図2において、矢印で示す方向に押し出された成型物は、ポリプロピレン2中に木粉3が均一に分散されている。本実施例においては、散布、融着用として木粉と置換し、取り置いたケナフ繊維1を、上記成型物が成型温度を保持している間に散布、融着させる。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有するケナフ繊維1が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着し、図2に示す木質樹脂板Bが得られる。その結果、長さ方向のみならず幅方向に対しても、ケナフ繊維1が補強効果を発揮し、熱による寸法変化を、さらに効果的に抑制する。
【0022】
【比較例1】
実施例1における基本配合、すなわち、熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを、木粉として100メッシュパス汎用品を用い、混合比が、ポリプロピレン:木粉=60:40である組成物を混練、押し出し成型して木質樹脂板を得た。この木質樹脂板の流れ方向、幅方向の熱膨張係数を測定したところ、それぞれ、5.3×10−5/℃、8.7×10−5/℃であった。得られた結果を実施例1〜6の結果と併せて表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【実施例7】
木繊維粉として、MDFサンダ粉を用い、第2発明にかかる木質樹脂成型品を製造した。本実施例においては、配合を、MDFサンダ粉:ポリプロピレン(PP):マイカ=15:35:50とした。上記配合の組成物を混練後、押し出し成型し、厚みが1.5mmのシートを得た。このシートについて、長さ方向の曲げ強度、ヤング率、線膨張係数を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0025】
【比較例2】
実施例7において、MDFサンダ粉に替えて汎用の木粉(#45)を用いた以外はすべて同一条件とし、厚みが1.5mmのシートを得た。このシートについて、長さ方向の曲げ強度、ヤング率、線膨張係数を測定した。得られた結果を表2に示す。表2の結果から、汎用の粉末状木粉(#45)に替えて、主として木繊維から構成されるMDFサンダ粉を用いることにより、前記した理由で、曲げ強度、ヤング率が向上し、線膨張係数が低くなっていることが明らかである。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の、本願第1発明の第1の態様は、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板である。このようにすることによって、長繊維から構成された補強用繊維が引っ張り強度を向上させるとともに、熱による寸法変化を抑制するため、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を得ることができる。
【0028】
請求項2に記載の発明は、上記樹脂組成物における木粉の混合率が60%以下とされる。木粉の混合率を上記範囲とすることにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、自然な木質感を有する木質樹脂板を得ることができるとともに、突板等で化粧することにより、天然木調の意匠性に優れた建築用部材を提供することができる。
【0029】
請求項3に記載の発明は、上記補強用繊維がセルロース系繊維であるとともに、このセルロース系繊維と同一系の木粉が置換される。このようにすることにより、木粉が、それと同一系のセルロース系繊維で置換されるため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、強度および寸法安定性に優れるとともに、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0030】
請求項4に記載の発明は、上記補強用繊維が上記熱可塑性樹脂よりも高融点である熱可塑性樹脂系繊維であるとともに、この熱可塑性樹脂系繊維と同一系の上記熱可塑性樹脂が置換される。このようにすることにより、熱可塑性樹脂と置換するとともに、それよりも高融点を持つ熱可塑性樹脂系繊維は、成型後も繊維としての形態を保つため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、強度および寸法安定性に優れ、かつ、木質感そのものに大きな変化のない木質樹脂板を得ることができる。
【0031】
請求項5に記載の、本願第1発明の第2の態様は、木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、散布、融着用として取り置き、この散布、融着用の補強用繊維を成型温度を保持している成型物の表裏面に、ランダムに散布、融着させるとともに、上記置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板である。このようにすることによって、2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維が配向しない状態で上記成型物の表裏面にランダムに融着されるため、長さ方向のみならず幅方向に対しても補強効果を発揮し、熱による寸法変化を効果的に抑制するとともに、強度および寸法安定性に優れた木質樹脂板を提供することができる。
【0032】
請求項6に記載の本願第2発明は、10〜200メッシュの範囲にある木繊維粉と、熱可塑性樹脂とを含む組成物を混練し、押し出し、または射出成型してなる木質樹脂成型品である。10メッシュ篩上では、粒が大きすぎて繊維状とはならず、200メッシュ篩下では粒が細かくなりすぎて繊維状とはならないため、上記範囲が好ましい。上記10〜200メッシュの範囲の木繊維粉に、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、シラスバルーン等の無機粉を混合してもよい。このようにすることにより、強度が向上するとともに、熱による寸法変化の少ない木質樹脂成型品を得ることができる。
【0033】
請求項7に記載の発明は、上記木繊維粉がMDFサンダ粉とされる。MDFサンダ粉とは、中密度繊維板(MDF)を研磨するときに発生する粉であり、このMDFサンダ粉を配合することにより、請求項6に記載の発明の効果に加えて、木繊維が他の構成成分と絡み合い、結びつき、強度が向上するとともに、熱による寸法変化を抑制することができる。
【0034】
請求項8に記載の発明は、上記熱可塑性樹脂がポリプロピレンとされる。このようにすることによって、請求項6に記載の発明の効果に加えて、上記木繊維粉と、無機粉等他の構成成分との混練を容易に行うことができるとともに、スムースに成型可能となり、所望の木質樹脂成型品を得ることができる。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によって得られた木質樹脂板の長さ方向の側断面図を示す模式図である。
【図2】実施例6によって得られた木質樹脂板の長さ方向の側断面図を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ケナフ繊維
2 ポリプロピレン
3 木粉
A 実施例1によって得られた木質樹脂板
B 実施例6によって得られた木質樹脂板
Claims (8)
- 木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、配合するとともに、その置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板。
- 上記樹脂組成物における木粉の混合率が60%以下である請求項1に記載の木質樹脂板。
- 上記補強用繊維がセルロース系繊維であるとともに、このセルロース系繊維と同一系の木粉を置換する請求項1に記載の木質樹脂板。
- 上記補強用繊維が上記熱可塑性樹脂よりも高融点である熱可塑性樹脂系繊維であるとともに、この熱可塑性樹脂系繊維と同一系の上記熱可塑性樹脂を置換する請求項1に記載の木質樹脂板。
- 木粉と熱可塑性樹脂とから構成される樹脂組成物を混練し、押し出し成型して得られる木質樹脂板において、上記構成成分の一つを該構成成分と同一系の2〜10mmの繊維長を有する補強用繊維で置換し、散布、融着用として取り置き、この散布、融着用の補強用繊維を成型温度を保持している成型物の表裏面に、ランダムに散布、融着させるとともに、上記置換量が全重量の5〜20重量%の範囲とされていることを特徴とする木質樹脂板。
- 10〜200メッシュの範囲にある木繊維粉と、熱可塑性樹脂とを含む組成物を混練し、押し出し、または射出成型してなる木質樹脂成型品。
- 上記木繊維粉がMDFサンダ粉である請求項6に記載の木質樹脂成型品。
- 熱可塑性樹脂がポリプロピレンである請求項6に記載の木質樹脂成型品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100555A JP2004306325A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 木質樹脂板および成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100555A JP2004306325A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 木質樹脂板および成型品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004306325A true JP2004306325A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33464657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003100555A Pending JP2004306325A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 木質樹脂板および成型品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004306325A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057494A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Toyota Boshoku Corp | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法及び成形体の製造方法 |
JP2017144616A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | ミサワホーム株式会社 | 木質様成形品の製造方法および木質様成形品 |
-
2003
- 2003-04-03 JP JP2003100555A patent/JP2004306325A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057494A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Toyota Boshoku Corp | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法及び成形体の製造方法 |
JP2017144616A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | ミサワホーム株式会社 | 木質様成形品の製造方法および木質様成形品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Klason et al. | The efficiency of cellulosic fillers in common thermoplastics. Part 1. Filling without processing aids or coupling agents | |
US5480602A (en) | Extruded particle board | |
JP4888030B2 (ja) | 植物性複合材料成形体の製造方法及び植物性複合材料成形体、並びに植物性複合材料の製造方法及び植物性複合材料 | |
JPH11172121A (ja) | マイカと木質繊維質充填材とで強化した熱可塑性複合組成物 | |
CA2248821A1 (en) | Method of producing wood fiber type composite material product having high rigidity and high heat deformation temperature characteristics | |
JP2010089483A (ja) | セルロース繊維含有熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
JP2013107987A (ja) | セルロース複合熱可塑性樹脂及びその成形体 | |
JP2004306325A (ja) | 木質樹脂板および成型品 | |
JP5261924B2 (ja) | オキシメチレン共重合体多層繊維 | |
JPS59155459A (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JP2009001597A (ja) | セルロース繊維含有熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
JPH02124956A (ja) | 複合材成形物の製造方法 | |
JP4179037B2 (ja) | 成形用組成物およびそれを用いたスピーカーユニット取付部材、ならびにそれらを用いたスピーカーシステム | |
JP4705215B2 (ja) | 成形加工用の紙含有樹脂組成物 | |
JP5053117B2 (ja) | セルロース繊維含有熱可塑性樹脂組成物の製造方法 | |
JPH06284496A (ja) | 音響振動板 | |
JPH10139927A (ja) | リサイクル樹脂組成物 | |
JP2023175661A (ja) | 繊維含有樹脂組成物(i)の製造方法、及び繊維含有樹脂組成物(i)におけるリサイクル材(x)の割合を決定する方法 | |
JP2011052182A (ja) | ポリアセタール樹脂の超音波接合方法 | |
JPH08269254A (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物 | |
JP2019199490A (ja) | 繊維強化樹脂 | |
JPS6157646A (ja) | 難燃性成型木材 | |
JP2003026873A (ja) | ポリプロピレン系シート・フィルム、及び、ポリプロピレン系シート・フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
JP2002332411A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH08176432A (ja) | 木質系樹脂組成物 |