JP2004305984A - バー塗布装置 - Google Patents

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JP2004305984A JP2003106338A JP2003106338A JP2004305984A JP 2004305984 A JP2004305984 A JP 2004305984A JP 2003106338 A JP2003106338 A JP 2003106338A JP 2003106338 A JP2003106338 A JP 2003106338A JP 2004305984 A JP2004305984 A JP 2004305984A
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Yutaka Shimizu
豊 清水
Hisakazu Ijima
久和 井島
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Abstract

【課題】バーが、その中央部が偏心した状態で、回転されることに起因する塗膜の厚さの変動を、効果的に防止することができるバー塗布装置を提供する。
【解決手段】回転可能なバー1と、バーを支持するとともに、バーの上流側に、塗布液を供給するスリット4が形成された支持ブロック2と、支持ブロックが取り付けられる基台26とを備え、基台が、バーの中央部近傍に対応する部分に、支持ブロックの底面を押し上げる調整ねじ30を備えたことを特徴とするバー塗布装置。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バー塗布装置に関するものであり、さらに詳細には、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転されることに起因する塗膜の厚さの変動を、効果的に防止することができるバー塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塗布液を塗布すべき可撓性支持体の表面に、塗布液を押し出して、塗膜を形成し、らせん状の溝が形成された回転するバーを、塗膜に押し当てて、過剰な塗布液を掻き落として、計量し、所望の厚さを有する塗膜を形成するバー塗布装置が知られている。
【0003】
バー塗布装置は、簡易な構造で、かつ、簡易な操作で、比較的良好な塗膜を形成することができるため、広く用いられている。
【0004】
バー塗布装置としては、スリットから、塗布液を、直接、可撓性支持体の表面上に吐出して、転写する塗布液転写部と、バーによって、可撓性支持体の表面上に転写された過剰な塗布液を掻き落として、計量する塗布液計量部とが別個に設けられたものが広く使用されているが、装置のコンパクト化を図るために、スリットから、塗布液を、直接、可撓性支持体の表面上に吐出して、転写する塗布液転写部と、バーによって、可撓性支持体の表面上に転写された過剰な塗布液を掻き落として、計量する塗布液計量部とを一体化したバー塗布装置が提案されている(たとえば、特開平6−296922号公報など)。
【特許文献1】特開平6−296922号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に、バーは細く、その径は、たとえば、10mm程度であるため、高速で回転されると、バーは中央部が偏心した状態で、回転されることは避けられず、その結果、バーの中央部において、可撓性支持体と、バーの表面との接触圧力が低下し、バーの中央部と、バーの両端部に近い領域では、バーによって、掻き落とされる塗布液の量が異なって、塗膜の厚さが変動するという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転されることに起因する塗膜の厚さの変動を、効果的に防止することができるバー塗布装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、回転可能なバーと、前記バーを支持するとともに、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の搬送方向に対して、前記バーの上流側に、塗布液を供給するスリットが形成された支持ブロックと、前記支持ブロックが取り付けられる基台とを備え、前記基台が、前記バーの中央部近傍に対応する部分に、前記支持ブロックの底面を押し上げる少なくとも1つの調整ねじを備えたことを特徴とするバー塗布装置によって達成される。
【0007】
本発明によれば、バー塗布装置は、回転可能なバーと、バーを支持するとともに、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の搬送方向に対して、バーの上流側に、塗布液を供給するスリットが形成された支持ブロックと、支持ブロックが取り付けられる基台とを備え、基台が、バーの中央部近傍に対応する部分に、支持ブロックの底面を押し上げる少なくとも1つの調整ねじを備えているから、少なくとも1つの調整ねじにより、支持ブロックを押し上げ、支持ブロックを介して、バーの中央部近傍を可撓性支持体に押し付けることができ、したがって、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転され、バーの中央部近傍において、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力が低下するおそれがある場合においても、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力を均一化することが可能になるから、均一な膜厚を有する塗膜を形成することが可能になる。
【0008】
本発明の好ましい実施態様においては、前記基台が、前記バーの略中央部に対応する位置に、前記支持ブロックの底面を押し上げる調整ねじを備えている。
【0009】
本発明の好ましい実施態様によれば、基台が、バーの略中央部に対応する位置に、支持ブロックの底面を押し上げる調整ねじを備えているから、調整ねじにより、支持ブロックを押し上げ、支持ブロックを介して、バーの略中央部を可撓性支持体に押し付けることができ、したがって、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転され、バーの略中央部において、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力が低下するおそれがある場合においても、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力を均一化することが可能になるから、均一な膜厚を有する塗膜を形成することが可能になる。
【0010】
本発明の好ましい実施態様においては、前記基台の表面に、複数の凸部または凹部が形成され、前記支持ブロックの底面に、前記基台の表面に形成された前記複数の凸部または凹部に係合可能な複数の凹部または凸部が形成されている。
【0011】
本発明の好ましい実施態様によれば、基台の表面に、複数の凸部または凹部が形成され、支持ブロックの底面に、基台の表面に形成された複数の凸部または凹部に係合可能な複数の凹部または凸部が形成されているから、支持ブロックの底面に形成された複数の凹部または凸部が、基台の表面に形成された複数の凸部または凹部に係合するように、支持ブロックを、基台の表面に位置決めして、支持ブロックを基台に固定することによって、支持ブロックを、つねにかつ簡易に、基台の表面の所定の位置に固定することが可能になる。
【0012】
本発明の好ましい実施態様においては、バー塗布装置は、さらに、前記可撓性支持体の幅方向に対して、前記支持ブロックの両側に設けられた一対のサイドプレートを備え、前記支持ブロックに形成された前記スリットから供給された塗布液が、前記バー、前記支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートによって画定された空間内に、液溜めを形成するように、前記バー、前記支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートが配置されている。
【0013】
スリットから、塗布液を、直接、可撓性支持体の表面上に吐出して、転写する場合には、可撓性支持体の表面に転写される塗布液の量を、所望のように、制御するためには、スリットを精度よく加工することが必要不可欠であり、バー塗布装置の製造コストが増大するという問題があったが、本発明の好ましい実施態様によれば、バー塗布装置は、回転可能なバーと、バーを支持するとともに、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の搬送方向に対して、バーの上流側に、塗布液を供給するスリットが形成された支持ブロックと、可撓性支持体の幅方向に対して、支持ブロックの両側に設けられた一対のサイドプレートとを備え、支持ブロックに形成されたスリットから供給された塗布液が、バー、支持ブロックおよび一対のサイドプレートによって画定された空間内に、液溜めを形成するように、バー、支持ブロックおよび一対のサイドプレートが配置されているから、高い精度で、スリットを形成しなくても、所望の量の塗布液を、可撓性支持体の表面に転写することが可能になる。
【0014】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記一対のサイドプレートが、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の両縁部の内側に設けられている。
【0015】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、一対のサイドプレートが、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の両縁部の内側に設けられているから、塗布液によって形成される液溜めの幅を、一対のサイドプレートによって規制して、可撓性支持体の両縁部に、塗布液が塗布されない部分を残すことができ、したがって、塗膜を形成した後に、可撓性支持体を巻き取ったときに、可撓性支持体の両縁部に形成された塗膜が接着し、再び、可撓性支持体を繰り出すときに、可撓性支持体が裂けたりすることを、確実に防止することが可能になる。
【0016】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記一対のサイドプレートに、それぞれ、切り欠きが形成され、前記バーが、前記切り欠きを通って、延びている。
【0017】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記バーの上流側において、前記支持ブロックの頂部が略三角形断面を有している。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、バーの上流側において、支持ブロックの頂部が略三角形断面を有しているから、バーと、支持ブロックおよび一対のサイドプレートの間に、十分な量の塗布液を含む液溜めを形成することができ、したがって、高い精度で、スリットを形成しなくても、所望の量の塗布液を、可撓性支持体の表面に転写することが可能になる。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記支持ブロックが、前記バーを支持する第一の支持ブロックと、略三角形断面を有する頂部を備えた第二の支持ブロックを備え、前記第一の支持ブロックと、前記第二の支持ブロックの間に、前記スリットが形成され、前記支持ブロックに形成された前記スリットから供給された塗布液が、前記バー、前記第二の支持ブロックの前記頂部および前記一対のサイドプレートによって画定される空間内に、液溜めを形成するように、前記バー、前記第一の支持ブロック、前記第二の支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートが配置されている。
【0020】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、支持ブロックが、バーを支持する第一の支持ブロックと、略三角形断面を有する頂部を備えた第二の支持ブロックを備え、第一の支持ブロックと、第二の支持ブロックの間に、スリットが形成され、支持ブロックに形成されたスリットから供給された塗布液が、バー、第二の支持ブロックの頂部および一対のサイドプレートによって画定される空間内に、液溜めを形成するように、バー、第一の支持ブロック、第二の支持ブロックおよび一対のサイドプレートが配置されているから、十分な量の塗布液を含む液溜めを形成することができ、したがって、したがって、高い精度で、スリットを形成しなくても、所望の量の塗布液を、可撓性支持体の表面に転写することが可能になる。
【0021】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一の支持ブロックが、可撓性を有する材料によって形成されている。
【0022】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第一の支持ブロックが、可撓性を有する材料によって形成されているから、調整ねじによって、第一の支持ブロックを押し上げ、第一の支持ブロックを介して、バーの中央部近傍を可撓性支持体に押し付けることができ、したがって、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転され、バーの中央部近傍において、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力が低下するおそれがある場合においても、可撓性支持体とバーの表面との接触圧力を均一化することが可能になるから、均一な膜厚を有する塗膜を形成することが可能になる。
【0023】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一の支持ブロックが、前記バーよりも柔らかい金属によって形成されている。
【0024】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第一の支持ブロックが、バーよりも柔らかい金属によって形成されているから、第一の支持ブロックとの接触によって、バーが磨耗し、塗膜の厚さが、経時的に変化することを効果的に防止することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0026】
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるバー塗布装置の略断面図である。
【0027】
図1に示されるように、本実施態様にかかるバー塗布装置は、その表面に、らせん状の溝(図示せず)が形成されたバー1と、バー1を支持する支持ブロック2を備えている。
【0028】
バー1は、たとえば、10mmの直径を有している。
【0029】
図1に示されるように、本実施態様においては、支持ブロック2は、一体的に形成された第一の支持ブロック2a、第二の支持ブロック2bおよび第三の支持ブロック2cを備え、第一支持ブロック2aと第二の支持ブロック2bとの間に、ポケット3を介して、塗布液を供給するスリット4が形成されている。
【0030】
本実施態様においては、バー1は、加工精度の高いステンレス鋼によって形成され、バー1が当接される第一の支持ブロック2aは、バー1の磨耗を防止するため、真鍮や銅などのステンレス鋼に比して、柔らかい材料によって形成されている。一方、バー1が当接しない第二の支持ブロック2bおよび第三の支持ブロック2cは、ステンレス鋼によって形成されている。
【0031】
図1に示されるように、第二の支持ブロック2bの頂部は、略三角形断面を有しており、第二の支持ブロック2bの頂部とバー1の間に、スリット4から供給された塗布液の液溜め5が形成されている。
【0032】
バー1は、可撓性支持体6の搬送方向に対して、反対方向に、すなわち、図1において、時計まわりに回転され、ポリエチレンテレフタレートなどによって形成された可撓性支持体6は、ガイドローラ7、7によって、バー1の表面に強く押し付けられるようにして、搬送される。
【0033】
図1に示されるように、第一の支持ブロック2aには、バー1の下方に、過剰の塗布液を排出するドレイン通路8が形成されている。ドレイン通路8の下端部は、幅方向に沿って、延び、ドレイン通路8に流入した塗布液を容易に回収することができるように、下方に向かって、傾斜するように形成されている。
【0034】
図1に示されるように、第三の支持ブロック2cには、バー1の表面に付着した塗布液およびバー1の表面に同伴されている塗布液を掻き落とすドクターブレード10が取り付けられている。
【0035】
ドクターブレード10の幅は、液溜め5の幅よりも広く、本実施態様においては、ドクターブレード10はポリエステルによって形成されている。
【0036】
図1に示されるように、本実施態様においては、ブレード押さえ板11が、ねじ12によって、第三の支持ブロック2cに取り付けられており、ドクターブレード10は、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2cとブレード押さえ板11との間の空間に、ブレード押さえ板11を貫通する位置決めピン13に当接するまで差し込まれ、ドクターブレード10が、位置決めピン13に当接すると、ねじ12が締め込まれて、ドクターブレード10が、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2c上に固定されるように構成されている。
【0037】
図2は、図1のA−A線に沿ったバー塗布装置の略中央断面図であり、図3は、図1に示されたバー塗布装置の略一部側面図である。
【0038】
図2および図3に示されるように、可撓性支持体6の両縁部の内側には、塗布液の液溜め5の両端面を画定する一対のサイドプレート15、15が設けられており、バー1は、一対のサイドプレート15、15に形成された切り欠き16を通って、一対のサイドプレート15、15の両側に延びている。
【0039】
サイドプレート15、15の上端部と可撓性支持体6が接触すると、可撓性支持体6が損傷されたり、静電気が発生するおそれがあるので、一対のサイドプレート15、15は、その上端部と可撓性支持体6との間に、わずかな間隙、たとえば、0.1mmの間隙が形成されるように、配置されている。
【0040】
本実施態様においては、サイドプレート15、15は、ポリテトラフルオロエチレンによって形成されている。
【0041】
図3に示されるように、切り欠き16は、切り欠き16を介して、バー1を、バー塗布装置に、容易に着脱することができるような形状に形成されている。
【0042】
図3に示されるように、一対のサイドプレート15、15には、開口部17が形成されており、開口部17を通って、ドレイン通路8が延びている。
【0043】
図2に示されるように、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分には、バー押さえデバイス20が、バー1に当接可能に設けられている。
【0044】
図4は、バー押さえデバイス20の略正面図である。
【0045】
図4に示されるように、バー押さえデバイス20は、それぞれ、駆動機構(図示せず)によって、昇降可能に構成され、従動回転が可能な2つのゴムローラ21、21を備え、2つのゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分を押圧することにより、回転に伴うバー1の湾曲を防止するように構成されている。
【0046】
図1および図2に示されるように、第一の支持ブロック2a、第二の支持ブロック2bおよび第三の支持ブロック2cは、バー1を駆動するバー駆動機構25が固定された基台26上に、取り付けられている。
【0047】
図2に示されるように、基台26の上面には、2つの位置決め用ピン27、27が形成されており、一方、第一の支持ブロック2aの下面には、2つの位置決め用穴28、28が形成されている。
【0048】
したがって、支持ブロック2を基台26上に固定するに際しては、第一の支持ブロック2aの2つの位置決め用穴28、28内に、基台26の上面に形成された2つの位置決め用ピン27、27が挿入されるように、支持ブロック2を位置させることによって、支持ブロック2を、基台26上の所定の位置に位置決めし、固定ねじ(図示せず)によって、基台26上に固定することが可能になる。
【0049】
図2に示されるように、基台26の中央部には、調整ねじ30が設けられており、調整ねじ30によって、基台26上に固定された第一の支持ブロック2aの下面中央部を押し上げることができるように構成されている。
【0050】
以上のように構成されたバー塗布装置を用いて、塗布液を、可撓性支持体6の表面に塗布する場合には、まず、支持ブロック2が、バー駆動機構25が取り付けられた基台26上に、取り付けられる。
【0051】
基台26上への支持ブロック2の取り付けにあたっては、第一の支持ブロック2aの2つの位置決め用穴28、28内に、基台26の上面に形成された2つの位置決め用ピン27、27が挿入されるように、支持ブロック2を位置させ、支持ブロック2を、固定ねじ(図示せず)によって、基台26上に固定する
このように、第一の支持ブロック2aの2つの位置決め用穴28、28内に、基台26の上面に形成された2つの位置決め用ピン27、27が挿入されるように、支持ブロック2を位置させて、支持ブロック2を基台26上に固定しているから、支持ブロック2を、つねに、基台26上の所望の位置に位置決めして、固定することが可能になる。
【0052】
次いで、バー1が、第一の支持ブロック2a上に位置するように、バー駆動機構25にセットされる。
【0053】
さらに、ドクターブレード10が、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2cと、ブレード押さえ板11との間の空間に、ブレード押さえ板11を貫通する位置決めピン13に当接するまで差し込まれ、ドクターブレード10が、位置決めピン13に当接すると、ねじ12が締め込まれて、ドクターブレード10が、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2c上に固定される。
【0054】
次いで、ポンプ(図示せず)によって、ポケット3を介して、スリット4に、塗布液が供給される。
【0055】
その後、各バー押さえデバイス20が、下降されて、各バー押さえデバイス20の一対のゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分が押圧される。
【0056】
こうして、支持ブロック2、バー1、ドクターブレード10およびバー押さえデバイス20がセットされると、可撓性支持体6が、バー1の表面に強く押し付けられ、バー駆動機構25によって、バー1が回転される。
【0057】
各バー押さえデバイス20の一対のゴムローラ21、21は、バー1の回転に伴って、回転される。
【0058】
可撓性支持体6は、搬送装置(図示せず)によって、搬送されるが、ガイドローラ7、7によって、バー1の表面に強く押し付けられるため、局所的なたるみなど、可撓性支持体6が局所的に変形している場合にも、所望のように、可撓性支持体6の下面に、塗布液を塗布して、塗布層を形成することが可能になる。
【0059】
本実施態様においては、可撓性支持体6の下面に塗布すべき塗布量よりも過剰の塗布液、たとえば、塗布量の1.1倍ないし1.5倍の塗布液が供給される。
【0060】
ここに、ポケット3を介して、塗布液が供給されているため、ポンプの圧力変動を吸収することができる。
【0061】
スリット4は、スリット4を介して、供給される塗布液の幅方向の流速分布を小さくするために、たとえば、約0.1mmないし約0.2mmの幅に形成されている。
【0062】
第二の支持ブロック2bの頂部が、略三角形断面を有しているため、スリット4を介して、供給された塗布液は、第二の支持ブロック2bの頂部、バー1および一対のサイドプレート15、15によって画定される空間内に、液溜め5を形成し、液溜め5を形成している塗布液が、可撓性支持体6の下面に転写される。
【0063】
このように、スリット4を介して、供給された塗布液が、第二の支持ブロック2bの頂部、バー1および一対のサイドプレート15、15の間に、液溜め5を形成し、液溜め5を形成している塗布液が、可撓性支持体6の下面に転写されるように構成されているから、スリット4が、所定の幅を有するように、精度よく形成されていない場合でも、所望の量の塗布液を、可撓性支持体6の下面に転写することができる。
【0064】
本実施態様においては、可撓性支持体6の下面に塗布すべき塗布量よりも過剰の塗布液が、たとえば、塗布量の1.1倍ないし1.5倍の塗布液が供給されるように構成されているから、塗布液の一部は、第二の支持ブロック2bの頂部を越えて、液溜め5が形成されている側とは反対側の第二の支持ブロック2bの表面に沿って、流れ、塗布液回収部(図示せず)内に回収される。
【0065】
こうして、可撓性支持体6の下面に転写された塗布液は、図1において、時計まわりに回転しているバー1によって、計量される。
【0066】
本実施態様においては、塗布液の液溜め5の幅が、サイドプレート15、15によって規制されているから、可撓性支持体6の両縁部に、塗布液が塗布されない部分を残すことができ、したがって、塗膜を形成した後に、可撓性支持体6を巻き取ったときに、可撓性支持体6の両縁部に形成された塗膜が接着し、再び、可撓性支持体6を繰り出すときに、可撓性支持体6が裂けたりすることを確実に防止することが可能になる。
【0067】
バー1は、第一の支持ブロック2aの上面に当接しつつ、回転するように、構成されているから、図1において、時計まわりに回転しているバー1の表面に付着した塗布液や、バー1の表面に同伴された塗布液は、本来は、第一の支持ブロック2aによって掻き落とされるはずであるが、一般に、バー1は細く、その径は、たとえば、10mm程度であるため、反りや曲がりが生じやすく、回転されると、バー1は中央部が偏心した状態で回転され、その結果、バー1の表面に付着した塗布液や、バー1の表面に同伴された塗布液の一部が、第一の支持ブロック2aによって掻き落とされることなく、バー1によって、運ばれて、バー1の下流側において、可撓性支持体6の表面に転写されるおそれがある。
【0068】
しかしながら、本実施態様においては、バー1の下方の第一の支持ブロック2aに、ドレイン通路8が形成されているため、第一の支持ブロック2aによって掻き落とされることなく、バー1の表面に付着し、あるいは、バー1の表面に同伴された塗布液は、バー1の表面に形成されたらせん状の溝内に収容された塗布液とともに、ドレイン通路8内に流入し、下方に向かって、傾斜するように形成されたドレイン通路8の下端部を通って、回収され、バー1の表面に形成されたらせん状の溝内に収容された塗布液や、バー1の表面に付着した塗布液、あるいは、バー1の表面に同伴された塗布液が、バー1の下流側において、可撓性支持体6の表面に転写されることを効果的に防止することが可能になる。
【0069】
さらに、本実施態様においては、第三の支持ブロック2cには、液溜め5よりも広幅に形成され、バー1の表面に付着している塗布液およびバー1の表面に同伴された塗布液を掻き落とすドクターブレード10が取り付けられているから、バー1の表面に付着した塗布液およびバー1の表面に同伴された塗布液のうち、ドレイン通路8に流入しないで、回収されなかった塗布液は、ドクターブレード10によって掻き落とされ、ドレイン通路8に流入して、回収され、したがって、バー1の表面に付着した塗布液、あるいは、バー1の表面に同伴された塗布液が、バー1の下流側において、可撓性支持体6の表面に転写されることを確実に防止することが可能になる。
【0070】
また、上述のように、バー1は細いため、反りや曲がりが生じやすく、回転されると、バー1は中央部が偏心した状態で回転され、その結果、バー1の中央部において、支持部材2aとの密着性が悪化して、可撓性支持体6とバー1の表面との接触圧力が低下し、バー1の中央部と、バー1の両端部に近い領域では、バー1によって、掻き落とされる塗布液の量が異なって、塗膜の厚さが変動するおそれがある。
【0071】
そこで、本実施態様においては、基台26の中央部に、バー1を形成しているステンレス鋼よりも柔らかい真鍮によって形成され、基台26上に固定された第一の支持ブロック2aの下面中央部を押し上げることができるように構成された調整ねじ30が設けられ、調整ねじ30によって、第一の支持ブロック2aを介して、バー1の中央部を可撓性支持体6に押し付け、可撓性支持体6とバー1の表面との接触圧力を均一化することができるように構成されている。
【0072】
たとえば、第一の支持ブロック2aの押し上げ量は1mm程度である。
【0073】
調整ねじ30による第一の支持ブロック2aの押し上げ量の調整は、塗布開始前におこなっても、塗膜の形成状態を観察した後におこなってもよく、塗布開始前に、暫定的に、調整ねじ30によって、第一の支持ブロック2aの押し上げ量を調整し、塗膜の形成状態を観察した後に、微調整するようにしてもよい。
【0074】
さらに、本実施態様においては、バー押さえデバイス20の2つのゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分が押圧されるように構成されているから、回転によって、バー1が偏心した状態で回転することを抑制することが可能になる。
【0075】
こうして、液溜め5を形成している塗布液が、可撓性支持体6の下面に転写され、バー1によって、過剰の塗布液が掻き落とされて、可撓性支持体6の下面に塗膜が形成される。
【0076】
本実施態様によれば、第二の支持ブロック2bの頂部、バー1および一対のサイドプレート15、15によって画定される空間内に、塗布液によって、液溜め5が形成され、液溜め5を形成している塗布液が、可撓性支持体6の表面に転写されるように構成されているから、スリットから、塗布液を、直接、可撓性支持体6の表面上に吐出して、転写する場合に比して、塗布液の転写量を容易に制御することができる。
【0077】
また、本実施態様によれば、可撓性支持体6の両縁部の内側には、塗布液の液溜め5の両端面を画定する一対のサイドプレート15、15が設けられ、塗布液の液溜め5の幅が、一対のサイドプレート15、15によって規制されているから、可撓性支持体6の両縁部に、塗布液が塗布されない部分を残すことができ、したがって、塗膜を形成した後に、可撓性支持体6を巻き取ったときに、可撓性支持体6の両縁部に形成された塗膜が接着し、再び、可撓性支持体6を繰り出すときに、可撓性支持体6が裂けたりすることを、確実に防止することが可能になる。
【0078】
さらに、本実施態様によれば、バー1の下方の第一の支持ブロック2aに、ドレイン通路8が形成されているから、バー1の表面に形成されたらせん状の溝内に収容された塗布液、バー1の表面に付着した塗布液およびバー1の表面に同伴された塗布液を、ドレイン通路8内に流入させて、下方に向かって、傾斜するように形成されたドレイン通路8の下端部を介して、回収することができ、したがって、バー1の表面に形成されたらせん状の溝内に収容された塗布液、バー1の表面に付着した塗布液あるいはバー1の表面に同伴された塗布液が、バー1の下流側において、可撓性支持体6の表面に転写されることを効果的に防止することが可能になる。
【0079】
また、本実施態様によれば、第三の支持ブロック2cには、液溜め5よりも広幅に形成され、バー1の表面に付着している塗布液を掻き落とすドクターブレード10が取り付けられているから、バー1の表面に付着した塗布液およびバー1の表面に同伴された塗布液のうち、ドレイン通路8に流入しないで、回収されなかった塗布液を、ドクターブレード10によって掻き落として、ドレイン通路8内に流入させ、回収することができ、したがって、バー1の表面に付着した塗布液あるいはバー1の表面に同伴された塗布液が、バー1の下流側において、可撓性支持体6の表面に転写されることを確実に防止することが可能になる。
【0080】
さらに、本実施態様によれば、ドクターブレード10を、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2cとブレード押さえ板11との間の空間に、ブレード押さえ板11を貫通する位置決めピン13に当接するまで差し込み、ドクターブレード10が、位置決めピン13に当接した後に、ねじ12を締め込んで、ドクターブレード10を、第三の支持ブロック2c上に固定するように構成されているから、簡易な操作で、ドクターブレード10を固定することが可能になる。
【0081】
また、本実施態様によれば、基台26の中央部に、バー1を形成しているステンレス鋼よりも柔らかい真鍮によって形成され、基台26上に固定された第一の支持ブロック2aの下面中央部を押し上げることができるように構成された調整ねじ30が設けられ、調整ねじ30によって、第一の支持ブロック2aを押し上げ、第一の支持ブロック2aを介して、バー1の中央部を可撓性支持体6に押し付けることが可能になるから、バー1が、その中央部が偏心した状態で、回転され、バー1の中央部において、可撓性支持体6とバー1の表面との接触圧力が低下するおそれがある場合においても、可撓性支持体6とバー1の表面との接触圧力を均一化することができ、したがって、均一な膜厚を有する塗膜を形成することが可能になる。
【0082】
さらに、本実施態様によれば、従動回転が可能な2つのゴムローラ21、21を備えたバー押さえデバイス20が、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分に、それぞれ、設けられ、バー押さえデバイス20の2つのゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分が押圧されるように構成されているから、回転によって、バー1が偏心した状態で回転することを抑制することが可能になる。
【0083】
また、本実施態様においては、基台26の上面に、2つの位置決め用ピン27、27が形成されるとともに、第一の支持ブロック2aの下面に、2つの位置決め用穴28、28が形成されているから、第一の支持ブロック2aの2つの位置決め用穴28、28内に、基台26の上面に形成された2つの位置決め用ピン27、27が挿入されるように、支持ブロック2を位置させることによって、つねに、支持ブロック2を、基台26上の所定の位置に位置決めして、基台26上に固定することが可能になる。
【0084】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0085】
たとえば、前記実施態様においては、第一の支持ブロック2aが真鍮によって形成されているが、第一の支持ブロック2aを真鍮によって形成することは必ずしも必要でない。第一の支持ブロック2aは、バー1の磨耗を防止するため、バー1を形成している材料よりも柔らかいことが好ましく、また、調整ねじ30によって、撓ませることができる可撓性を有していることが好ましいが、その材料は、とくに限定されるものではなく、たとえば、真鍮に代えて、銅によって、第一の支持ブロック2aを形成することもできる。
【0086】
さらに、前記実施態様においては、バー1は、ステンレス鋼によって形成されているが、バー1をステンレス鋼によって形成することは必ずしも必要でなく、炭素鋼に、クロムめっきを施して、バー1を形成してもよく、あるいは、棒状部材の外周面に、針金を巻回して、バーを形成するようにしてもよい。
【0087】
また、前記実施態様においては、サイドプレート15、15は、ポリテトラフルオロエチレンによって形成されているが、サイドプレート15、15を、ポリテトラフルオロエチレンによって形成することは必ずしも必要でなく、他のプラスチック、バー1を形成している材料よりも柔らかい金属、合金などによって、サイドプレート15、15を形成するようにしてもよい。
【0088】
さらに、前記実施態様においては、ドクターブレード10は、ポリエステルによって形成されているが、ドクターブレード10を、ポリエステルによって形成することは必ずしも必要でなく、ナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンなどによって、ドクターブレード10を形成することもできる。
【0089】
また、前記実施態様においては、支持ブロック2が、第一の支持ブロック2a、第二の支持ブロック2bおよび第三の支持ブロック2cに分割されているが、支持ブロック2が、第一の支持ブロック2a、第二の支持ブロック2bおよび第三の支持ブロック2cに分割されていることは必ずしも必要でない。
【0090】
さらに、前記実施態様においては、第二の支持ブロック2bの頂部が、略三角形断面を有するように形成されているが、第二の支持ブロック2bの頂部が、略三角形断面を有するように形成されていることは必ずしも必要でなく、十分な量の塗布液を含む液溜め5が形成可能であれば、第二の支持ブロックの頂面の断面形状は、とくに限定されるものではない。
【0091】
また、前記実施態様においては、ドクターブレード10を、第一の支持ブロック2aおよび第三の支持ブロック2cとブレード押さえ板11との間の空間に、ブレード押さえ板11を貫通する位置決めピン13に当接するまで差し込み、ドクターブレード10が、位置決めピン13に当接した後に、ねじ12を締め込んで、ドクターブレード10を、第三の支持ブロック2c上に固定するように構成されているが、ドクターブレード10を固定する方法は、とくに限定されるものではない。
【0092】
さらに、前記実施態様においては、基台26の上面に、2つの位置決め用ピン27、27が形成されるとともに、第一の支持ブロック2aの底面に、2つの位置決め用穴28、28が形成されているが、基台26の上面に、2つの位置決め用ピン27、27を形成し、第一の支持ブロック2aの底面に、2つの位置決め用穴28、28を形成することは必ずしも必要でなく、基台26の上面と第一の支持ブロック2aの底面の一方に、2つの凹部を形成し、基台26の上面と第一の支持ブロック2aの底面の他方に、2つの凹部に対応して、2つの凸部を形成するようにしてもよい。
【0093】
また、前記実施態様においては、基台26の上面に、2つの位置決め用ピン27、27が形成されるとともに、第一の支持ブロック2aの下面に、2つの位置決め用穴28、28が形成されているが、基台26の上面に、2つの位置決め用ピン27、27を形成し、第一の支持ブロック2aの下面に、2つの位置決め用穴28、28を形成することは必ずしも必要でなく、基台26の上面に、3以上の位置決め用ピンを形成し、第一の支持ブロック2aの下面に、3以上の位置決め用穴を形成するようにしてもよい。
【0094】
また、前記実施態様においては、従動回転が可能な2つのゴムローラ21、21を備えたバー押さえデバイス20が、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分に、それぞれ、設けられ、バー押さえデバイス20の2つのゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分が押圧されるように構成されているが、バー押さえデバイス20が、従動回転が可能な一対のゴムローラ21、21を備えていることは必ずしも必要でなく、各バー押さえデバイス20が、駆動機構によって、回転される一対のゴムローラ21、21を備え、一対のゴムローラ21、21を、バー1と同じ周速で、回転させるようにしてもよい。
【0095】
さらに、前記実施態様においては、従動回転が可能な2つのゴムローラ21、21を備えたバー押さえデバイス20が、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分に、それぞれ、設けられ、バー押さえデバイス20の2つのゴムローラ21、21によって、一対のサイドプレート15、15の外側のバー1の部分が押圧されるように構成されているが、バー押さえデバイス20が、高摩擦材料によって、その表面が形成され、従動回転が可能なローラを備えていればよく、バー押さえデバイス20が、従動回転が可能なゴムローラ21、21を備えていることは必ずしも必要でない。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、バーが、その中央部が偏心した状態で、回転されることに起因する塗膜の厚さの変動を、効果的に防止することができるバー塗布装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるバー塗布装置の略断面である。
【図2】図2は、図1のA−A線に沿ったバー塗布装置の略中央断面図である。
【図3】図3は、図1に示されたバー塗布装置の略一部側面図である。
【図4】図4は、バー押さえデバイスの略正面図である。
【符号の説明】
1 バー
2 支持ブロック
2a 第一の支持ブロック
2b 第二の支持ブロック
2c 第三の支持ブロック
3 ポケット
4 スリット
5 液溜め
6 可撓性支持体
7 ドレイン通路
10 ドクターブレード
11 ブレード押さえ板
12 ねじ
13 位置決めピン
15、15 サイドプレート
16 切り欠き
17 開口部
20 バー押さえデバイス
21 ゴムローラ
25 バー駆動機構
26 基台
27、27 位置決め用ピン
28、28 位置決め用穴
30 調整ねじ

Claims (10)

  1. 回転可能なバーと、前記バーを支持するとともに、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の搬送方向に対して、前記バーの上流側に、塗布液を供給するスリットが形成された支持ブロックと、前記支持ブロックが取り付けられる基台とを備え、前記基台が、前記バーの中央部近傍に対応する部分に、前記支持ブロックの底面を押し上げる少なくとも1つの調整ねじを備えたことを特徴とするバー塗布装置。
  2. 前記基台が、前記バーの略中央部に対応する位置に、前記支持ブロックの底面を押し上げる調整ねじを備えたことを特徴とする請求項1に記載のバー塗布装置。
  3. 前記基台の表面に、複数の凸部または凹部が形成され、前記支持ブロックの底面に、前記基台の表面に形成された前記複数の凸部または凹部に係合可能な複数の凹部または凸部が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のバー塗布装置。
  4. さらに、前記可撓性支持体の搬送方向に対して、前記支持ブロックの両側に設けられた一対のサイドプレートを備え、前記支持ブロックに形成された前記スリットから供給された塗布液が、前記バー、前記支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートによって画定された空間内に、液溜めを形成するように、前記バー、前記支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートが配置されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のバー塗布装置。
  5. 前記一対のサイドプレートが、塗布液を塗布すべき可撓性支持体の両縁部の内側に設けられたことを特徴とする請求項4に記載のバー塗布装置。
  6. 前記一対のサイドプレートに、それぞれ、切り欠きが形成され、前記バーが、前記切り欠きを通って、延びていることを特徴とする請求項4または5に記載のバー塗布装置。
  7. 前記バーの上流側において、前記支持ブロックの頂部が略三角形断面を有していることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載のバー塗布装置。
  8. 前記支持ブロックが、前記バーを支持する第一の支持ブロックと、略三角形断面を有する頂部を備えた第二の支持ブロックを備え、前記第一の支持ブロックと、前記第二の支持ブロックの間に、前記スリットが形成され、前記支持ブロックに形成された前記スリットから供給された塗布液が、前記バー、前記第二の支持ブロックの前記頂部および前記一対のサイドプレートによって画定される空間内に、液溜めを形成するように、前記バー、前記第一の支持ブロック、前記第二の支持ブロックおよび前記一対のサイドプレートが配置されたことを特徴とする請求項7に記載のバー塗布装置。
  9. 前記第一の支持ブロックが、可撓性を有する材料によって形成されたことを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1項に記載のバー塗布装置。
  10. 前記第一の支持ブロックが、前記バーよりも柔らかい金属によって形成されたことを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1項に記載のバー塗布装置。
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