JP2004305551A - 医用画像読影システム - Google Patents

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Hidesuke Soejima
秀介 副島
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Abstract

【課題】医用画像の読影レポートを作成するために必要な支援情報を教育的で効率的な情報として読影医師に提供することである。
【解決手段】読影医師が医用画像読影システム100を用いて医用画像を読影する際、制御装置2は、当該読影医師の総合評価と読影対象の医用画像の撮影条件とに基づいて、過去の読影レポートおよび関連医用画像と、読影レポート作成用テンプレートとを情報管理装置1から取得して当該読影対象の医用画像とともに制御装置2の表示部23に表示する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像などの医用画像を読影するための医用画像読影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、放射線画像などの医用画像を読影する際に必要な支援情報を、読影医師に対し容易に提供可能な技術が考案されている(特許文献1、2、3を参照。)。
【0003】
例えば、特許文献1には、オペレータが介在することなく読影の参照にすべき過去の画像や典型的な症例画像を用意して読影に備える技術が開示され、特許文献2には、病理学の未習熟者であっても、病理検査に必要な客観的な支援情報を病理組織画像から容易に取得し、病理検査の業務の効率化を図る技術が開示されている。また、特許文献3には、診療中の患者の病状の特徴を表す情報を検索キーとし、過去の実在の患者の病理概要、診療情報などを保持するデータベースを検索し、病状に対応するような病歴概要、診療情報などを抽出してワークステーション上に表示する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―187044号公報
【特許文献2】
特開平6―94706号公報
【特許文献3】
特開平7―56947号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したような従来技術には次のような問題点がある。すなわち、上記従来技術では、医用画像の読影に必要な支援情報は読影医師の経験および/または能力(以下、まとめてスキルという。)によらず一律に提供されるため、提供される支援情報は、スキルが不足している読影医師にとっては利用が困難であったり、また、スキルに長けている読影医師にとっては特に必要無いものであったりする。したがって、スキルが不足している読影医師にとり教育的で効率的な支援情報の提供が困難であった。
【0006】
本発明の課題は、医用画像の読影レポートを作成するために必要な支援情報を教育的で効率的な情報として読影医師に提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
患者を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像に対する読影レポートを読影医師が作成するための医用画像読影システムにおいて、
前記読影レポートを作成する際に用いられる支援情報を読み出し可能に管理する情報管理装置と、
前記支援情報を用いるか否かの選択入力を行い、当該選択入力の結果に応じて前記支援情報を前記制御装置から読み出すか否かを制御する制御装置と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の発明において、
前記制御装置は、各読影医師により行われた前記選択入力の結果を当該読影医師のIDに関連付けて保持し、入力された読影医師のIDに基づき前記選択入力の結果を参照して前記支援情報を前記情報管理装置から読み出すか否かを制御するのが好ましい。
【0009】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明は、
患者を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像に対する読影レポートを読影医師が作成するための医用画像読影システムにおいて、
読影医師の経験および/または能力に対する読影医師評価情報を管理するとともに、前記読影レポートを作成する際に用いられる支援情報を読み出し可能に管理する情報管理装置と、
前記支援情報を用いるか否かの選択入力を行い、当該選択入力の結果に応じて前記支援情報を前記制御装置から読み出すか否か制御する制御装置と、
を備え、
前記情報管理装置は、入力された読影医師のIDに基づいて前記読影医師評価情報を参照し、当該参照結果に基づいて当該読影医師に対する支援情報を選択することを特徴とする。
【0010】
さらに、請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の発明において、
前記読影医師評価情報には、読影医師の経験および/または能力を示す評価レベルが複数設定され、このうち少なくとも一つの評価レベルは、前記情報管理装置が前記支援情報を選択しないことを示すものであるのが好ましい。
【0011】
さらに、請求項5に記載の発明のように、請求項3または4に記載の発明において、
前記支援情報には、前記読影レポートの文書入力を案内するための読影レポート作成用テンプレート、および/または、参照用に例示するための医用画像が含まれるのが好ましい。
【0012】
したがって、医用画像の読影レポートを作成するために必要な支援情報として、担当する読影医師の読影医師評価情報と当該医用画像の撮影条件とに基づいた読影レポートおよび医用画像と、読影レポート作成用テンプレートとが、当該読影対象の医用画像とともに制御装置に表示されるので、医用画像の読影に必要な支援情報は読影医師のスキル(経験および/または能力)に応じて容易且つ適切に提供されるため、スキルが不足している読影医師にとって教育的で効率的な支援情報の提供が実現できる。また、支援情報を用いるか否かの選択が可能なので、支援情報を必要としない熟練した読影医師と、支援情報が必要な若い読影医師とに応じて使い分けができて非常に便利である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を適用した一実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して医用画像読影システム100の概略構成を説明する。図1は、医用画像読影システム100の概略構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、医用画像読影システム100は、情報管理装置1、制御装置2などを備える。これら情報管理装置1、制御装置2などは複数設置可能であり、病院施設内に構築されたLAN(Local Erea Network)やWAN(Wide Erea Network)などの通信ネットワークNを介してデータの送受信が相互に行える。
【0015】
情報管理装置1は、病院内業務に係る各種情報(例えば、後述する患者情報や読影医師評価情報など。)を読み出しや編集可能に格納する。制御装置2は、情報管理装置1から医用画像を取得して表示すると共に、読影医師による医用画像に対する読影レポートの入力を行う。この読影レポートは情報管理装置1に送信されて保存される。
【0016】
次に、図2、図3を参照し、情報管理装置1、制御装置2の構成について詳細に説明する。図2に、情報管理装置1の内部構成を示し、図3に、制御装置2の内部構成を示す。
【0017】
まず、情報管理装置1の構成を説明する。
図2に示すように、情報管理装置1は、制御部11、入力部12、表示部13、通信制御部14、RAM15、記憶部16などを備えて構成され、これら各部はバス17により接続されている。
【0018】
制御部11は、記憶部16に格納された各種プログラムを読み出して実行する。制御部11は、特に、図4に示す情報処理シーケンスを実行するためのプログラムを記憶部16から読み出して実行する。
【0019】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キーおよび各種機能キーなどを備えたキーボードと、マウスなどのポインティングデバイスを備えて構成され(何れも図示略。)、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部11に出力する。また、入力部12は、表示部13の表示画面(図示略。)にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部11に出力する。
【0020】
表示部13は、図示しないLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの表示画面を備え、制御部11による表示制御信号に応じて各種表示用データを表示する。
【0021】
通信制御部14は、LANボード、ルータあるいはTA(Terminal Adapter)などにより構成され(何れも図示略。)、通信ネットワークNに接続された各装置との間で行われる通信を制御する。
【0022】
RAM(Random Access Memory)15は、制御部11により記憶部16から読み出された各種プログラムを実行可能に展開して格納する。また、RAM15は、制御部11によるプログラム実行時に生じる各種データを一時的に格納する。
【0023】
記憶部16は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)などの書込/消去自在な不揮発性の半導体メモリにより構成され、各種プログラムおよび各種データを格納する。記憶部16は、特に、図4に示す情報処理シーケンスを実行するためのプログラムを格納する。
【0024】
記憶部16は、患者情報、読影医師評価情報、スキルテーブル情報、読影レポート作成用テンプレートリスト情報、読影レポート作成用テンプレート、レポート情報、画像情報などの各種情報を読み出し/編集可能に格納する。
【0025】
患者情報には、患者名(ID)、撮影された医用画像の画像番号、撮影日時、撮影条件(例えば、モダリティ、撮影部位、撮影枚数など。)、読影済みか否かを示すフラグなどの情報が含まれ、読影医師評価情報には、読影医師名(ID)、実績(例えば、読影レポート作成回数、レポート作成平均時間など。)、読影レポートに対するレポート平均評価、総合評価など、読影医師のスキルを示す情報が含まれる。スキルテーブル情報には、総合評価に基づいて読影レポート作成時に例示する過去の読影レポートのレポート評価などの情報(例えば、総合評価が「C+」の読影医師に例示する読影レポートのレポート評価は「A−」であるなど。)が含まれ、読影レポート作成用テンプレートリスト情報には、テンプレート名、テンプレート番号、各テンプレートに該当する撮影条件および総合評価などの情報が含まれる。読影レポート作成用テンプレートには、読影レポート作成用テンプレート、テンプレート番号、テンプレート記入例、テンプレートが有する各記入欄に対する記入内容などの情報が含まれ、レポート情報には、読影レポート、レポート番号、読影医師名(ID)、作成日時、画像番号、撮影条件、レポート評価などの情報が含まれ、画像情報には、医用画像、画像番号などの情報が含まれる。
【0026】
ここで、上記読影医師評価情報に含まれるレポート平均評価、総合評価やレポート情報に含まれるレポート評価は、何れも、複数の評価レベルによって表現され、担当管理者により、実績などを考慮して設定入力される。レポート情報に含まれるレポート番号は、読影レポートが制御装置2から情報管理装置1に送信された時点で情報管理装置1の制御部11により自動的に番号付けされる。
【0027】
なお、記憶部16は、各種プログラムおよび各種データが予め格納された記録媒体(図示略。)を備えるような構成であっても良い。この記録媒体は、記憶部16に固定的あるいは着脱自在に設けられ、磁気的記録媒体、光学的記録媒体あるいは半導体メモリで構成された不揮発性メモリである。
【0028】
次に、制御装置2の構成について説明する。
図4に示すように、制御装置2は、制御部21、入力部22、表示部23、通信制御部24、RAM25、記憶部26、画像処理部27を備えて構成され、これら各部はバス28により接続されている。
【0029】
制御部21は、記憶部26に格納された各種プログラムを読み出して実行する。制御部21は、特に、図4に示す情報処理シーケンスを実行するためのプログラムを記憶部26から読み出して実行する。
【0030】
制御部21は、情報管理装置1から取得した医用画像に対し、当該医用画像に係る撮影条件(情報管理装置1から取得する。)に応じた処理パターン(周波数処理、階調処理、回転処理、拡大・縮小処理などを含む。)を選択して当該処理パターンに基づく画像処理(圧縮・伸張処理を含む。)を画像処理部27に行わせる。ここで、上記撮影条件に応じた処理パターンを示す情報は記憶部26に予め格納されている。
【0031】
入力部22は、カーソルキー、数字入力キーおよび各種機能キーなどを備えたキーボードと、マウスなどのポインティングデバイスを備えて構成され(何れも図示略。)、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部21に出力する。また、入力部22は、表示部23の表示画面(例えば、表示画面23a。)にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部21に出力する。
【0032】
表示部23は、LCDやCRTなどの表示画面(例えば、表示画面23a。)を備え、制御部21による表示制御信号に応じて各種表示用データを表示する。
【0033】
通信制御部24は、LANボード、ルータあるいはTAなどにより構成され(何れも図示略。)、通信ネットワークNに接続された各装置との間で行われる通信を制御する。
【0034】
RAM25は、制御部21によって記憶部26から読み出された各種プログラムを実行可能に展開して格納する。また、RAM25は、制御部21によるプログラム実行時に生じる各種データを一時的に格納する。
【0035】
記憶部26は、HDDなどの不揮発性の半導体メモリにより構成され、各種プログラムおよび各種データを格納する。記憶部26は、特に、図4に示す情報処理シーケンスを実行するためのプログラムを格納する。そして、記憶部26は、撮影条件に応じて画像処理を行うための処理パターンを複数格納する。
【0036】
記憶部26は、各種プログラムおよび各種データが予め格納された記録媒体(図示略。)を備えるような構成であっても良い。この記録媒体は、記憶部26に固定的あるいは着脱自在に設けられ、磁気的記録媒体、光学的記録媒体あるいは半導体メモリで構成された不揮発性メモリである。
【0037】
画像処理部27は、制御部21による制御に基づき、情報管理装置1から取得した医用画像に対し、当該医用画像に係る撮影条件に応じた処理パターンを選択して当該処理パターンに基づく画像処理(圧縮・伸張処理を含む。)を行う。
【0038】
次に、図4を参照して情報管理装置1および制御装置2の動作を説明する。
図4は、情報管理装置1と制御装置2との間で実行される情報処理シーケンスを示す図である。
【0039】
制御装置2の制御部21は、読影医師により指定された患者名(ID)や撮影日時などの情報を情報管理装置1に送信し、当該患者名(ID)や撮影日時に合致する患者情報を情報管理装置1にリクエストする(ステップS1)。なお、この場合、例えば、図5の表示画面23aに示す「患者リスト」入力キーA11がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、情報管理装置1の記憶部16に格納されている患者情報のうち未読影の医用画像の画像番号に対応する患者情報が情報管理装置1にリクエストされるようにしても良い。
ここで、表示画面23aは、表示部23に表示される表示画面である。以下、表示画面23aを例に説明する。
【0040】
情報管理装置1の制御部11は、制御装置2から上記患者情報のリクエストを受信すると、当該リクエストされた患者情報(未読影のもの。)、すなわち、患者名(ID)、医用画像の画像番号、撮影日時あるいは撮影条件などの情報を制御装置2に送信する(ステップS2)。
【0041】
次に、制御部21は、送信された患者情報を表示部23の表示画面23aの患者情報領域A3にリスト表示する。この後、表示画面23aの「読影」入力キーA12がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、制御部21は、当該リスト表示されている患者情報のうち、指定された患者情報の医用画像の画像番号を情報管理装置1に送信して当該医用画像を情報管理装置1にリクエストする(ステップS3)。
【0042】
制御部11は、制御装置2から上記医用画像のリクエストを受信すると、リクエストされた医用画像を、受信した当該医用画像の画像番号をキーに検索して制御装置2に送信する(ステップS4)。
【0043】
その後、制御部21は、情報管理装置1から上記リクエストした医用画像を受信すると、当該医用画像を表示画面23aの画像表示領域A2に表示する。
【0044】
その後、制御部21は、表示画面23aの「レポート」入力キーA13がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、読影医師名(ID)と画像表示領域A2に表示中の医用画像に係る画像番号とを情報管理装置1に送信する(ステップS5)。すなわち、制御部21は、読影レポートを作成するための支援情報を情報管理装置1に対してリクエストする。情報管理装置1から取得された支援情報は、後述する読影レポート例領域A4、読影レポート作成入力領域A5および画像例表示領域A1の各表示領域に表示される。
【0045】
ここで、「レポート」入力キーA13がキー入力されると、制御部21は、まず、支援情報を用いるか否かの選択入力を行うための入力キー(図示略。)を表示し、支援情報を用いない旨の選択入力がキー入力された場合には支援情報を情報管理装置1から取得せず、支援情報を用いる旨の選択入力がキー入力された場合には情報管理装置1に支援情報を取得するための以下に説明する処理を情報管理装置1とともに実行する。
なお、支援情報を利用する/しないを示すフラグが読影医師に応じて予め設定されていても良い。
【0046】
すなわち、支援情報を用いる場合、制御部11は、支援情報を取得することを示す情報とともに制御装置2から送信された読影医師名(ID)と画像番号とを受信すると、記憶部16に格納された読影医師評価情報に基づいてこの読影医師名(ID)に対する総合評価を割り出し、当該割り出した総合評価に基づいて当該読影医師に例文として提示する読影レポートのレポート評価を記憶部16に格納されたスキルテーブル情報に基づいて割り出す。そして、制御部11は、当該割り出したレポート評価と上記制御装置2から受信した画像番号の医用画像に係る撮影条件とに合致(あるいは、略合致)する過去の読影レポートおよび関連医用画像を記憶部16に格納されたレポート情報および画像情報から抽出する。また、制御部11は、当該総合評価および撮影条件に合致(あるいは、略合致)するテンプレート名およびテンプレート番号を、記憶部16に格納された読影レポート作成用テンプレートリスト情報から抽出する。
【0047】
この場合、読影医師評価情報の複数の評価レベルのうち、少なくとも一つの評価レベルは、支援情報を用いない旨を示すフラグとしての役割を有するものとしても良い。このような評価レベルの場合、制御部11は制御装置2に支援情報の送信を行わない。
【0048】
その後、制御部11は、上記抽出した過去の読影レポートおよび関連医用画像とテンプレート名およびテンプレート番号とを制御装置2に送信する(ステップS6)。
【0049】
制御部21は、情報管理装置1から上記過去の読影レポートおよび関連医用画像とテンプレート名およびテンプレート番号とを受信すると、当該過去の読影レポートの内容を表示画面23aの読影レポート例領域A4に表示し、関連医用画像を画像例表示領域A1に表示し、テンプレート名およびテンプレート番号を表示画面23aの読影レポート作成入力領域A5に表示する。図6には、一例として、テンプレート名「脳に腫瘍がある場合」およびテンプレート番号「00101」が読影レポート作成入力領域A5に表示されている様子が示されている。
このようにして、読影レポートを作成する際の支援情報が、読影レポート例領域A4、読影レポート作成入力領域A5および画像例表示領域A1の各表示領域に表示される。
【0050】
上記読影レポート作成入力領域A5に表示されたテンプレート名「脳に腫瘍がある場合」およびテンプレート番号「00101」などは、マウスあるいはタッチパネルを介してキー入力が可能に表示(WEB表示)されている。すなわち、テンプレート名「脳に腫瘍がある場合」およびテンプレート番号「00101」がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、制御部21は、当該テンプレート番号に合致する読影レポート作成用テンプレートと、この読影レポート作成用テンプレートに係るテンプレート記入例および各記入欄に対する記入内容とを情報管理装置1にリクエストする。
【0051】
その後、制御部11は、制御装置2からリクエストされた上記読影レポート作成用テンプレートと、この読影レポート作成用テンプレートに係るテンプレート記入例および各記入欄に対する記入内容とを、記憶部16に格納された読影レポート作成用テンプレートから抽出して制御装置2に送信する(ステップS8)。
【0052】
その後、制御部21は、上記情報管理装置1から受信した読影レポート作成用テンプレートを読影レポート作成入力領域A5に表示する。図7には、一例として、テンプレート名「脳に腫瘍がある場合」の読影レポート作成用テンプレート「<部位>の<場所>に<大きさ>cmの腫瘍がみられます。<画種>では<様子>を示しています。」が読影レポート作成入力領域A5に表示されている様子が示されている。この読影レポート作成用テンプレートに表示されている「部位」、「場所」、「大きさ」、「画種」、「様子」の各記入欄はマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力が可能に表示(WEB表示)されている。
【0053】
制御部21は、図7に示す読影レポート作成入力領域A5の「記入例」入力キーA51がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、上記情報管理装置1から受信したテンプレート記入例を読影レポート作成入力領域A5に表示し、「部位」、「場所」、「大きさ」、「画種」、「様子」の各記入欄の何れかがマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、情報管理装置1から受信した上記各記入欄に対する記入内容を読影レポート作成入力領域A5に表示する。
【0054】
図8には、一例として、「<脳>の<左大脳半球>に<2〜4>cmの腫瘍がみられます。<T2強調像>では<比較的低信号>を示しています。」というテンプレート記入例が読影レポート作成入力領域A5に表示されている様子が示されている。
【0055】
また、図9には、一例として、「場所」の記入欄に対する記入内容(「左大脳半球」、「右大脳半球」、「小脳」、・・。)が読影レポート作成入力領域A5に表示されている様子が示されている。これら各記入欄に対する記入内容は、マウスあるいはタッチパネルを介してキー入力が可能に表示(WEB表示)されている。例えば、図8の読影レポート作成入力領域A5に表示されている「左大脳半球」がマウスあるいはタッチパネルを介してキー入力されると、図7の読影レポート作成入力領域A5に表示されている「場所」の記入欄には「左大脳半球」が記入される。
【0056】
読影医師は、上記のような読影レポート作成用テンプレートに従って読影レポートを作成する。
【0057】
その後、制御部21は、作成された読影レポートを、担当した読影医師名(ID)、医用画像の画像番号、当該読影レポートの作成日時などの情報とともに情報管理装置1に送信する(ステップS9)。制御部11は、当該受信した情報に基づいて記憶部16に格納されたレポート情報を更新する。
【0058】
以上説明したように、読影医師が医用画像読影システム100を用いて医用画像を読影する際、制御装置2は、当該読影医師の総合評価と読影対象の医用画像の撮影条件とに基づいて、過去の読影レポートおよび関連医用画像と、読影レポート作成用テンプレートとを情報管理装置1から取得して当該読影対象の医用画像とともに制御装置2の表示部23に表示する。
【0059】
従って、医用画像の読影に必要な支援情報として、担当する読影医師の総合評価と当該医用画像の撮影条件とに基づいた過去の読影レポートおよび関連医用画像と読影レポート作成用テンプレートとが、制御装置2の表示部23の表示画面23aに当該読影対象の医用画像とともに表示されるので、医用画像の読影に必要な支援情報は読影医師のスキルに応じて容易且つ適切に提供されるため、スキルが不足している読影医師にとって教育的で効率的な支援情報の提供が実現できる。また、支援情報を用いるか否かの選択が可能なので、支援情報を必要としない熟練した読影医師と、支援情報が必要な若い読影医師とに応じて使い分けができて非常に便利である。
【0060】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像読影システムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における医用画像読影システム100の細部構成および詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0061】
例えば、表示画面23aの表示レイアウトなども本実施の形態に限定されるものではない。
【0062】
また、医用画像の読影に必要な支援情報として、担当する読影医師の総合評価と当該医用画像の撮影条件とに基づいた過去の読影レポートおよび関連医用画像と読影レポート作成用テンプレートとが、制御装置2の表示部23の表示画面23aに当該読影対象の医用画像とともに表示されれば良く、このような過去の読影レポートおよび関連医用画像と読影レポート作成用テンプレートとを抽出する際の詳細な手続きについては本実施の形態の内容に限定されるものではない。
【0063】
また、情報管理装置1と制御装置2とが別体であるとしたが、これに限らず、情報管理装置1と制御装置2とを一体の装置として構成するようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、医用画像の読影レポートを作成するために必要な支援情報として、担当する読影医師の読影医師評価情報と当該医用画像の撮影条件とに基づいた読影レポートおよび医用画像と、読影レポート作成用テンプレートとが、当該読影対象の医用画像とともに制御装置に表示されるので、医用画像の読影に必要な支援情報は読影医師のスキル(経験および/または能力)に応じて容易且つ適切に提供されるため、スキルが不足している読影医師にとって教育的で効率的な支援情報の提供が実現できる。また、支援情報を用いるか否かの選択が可能なので、支援情報を必要としない熟練した読影医師と、支援情報が必要な若い読影医師とに応じて使い分けができて非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した医用画像読影システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す制御装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した医用画像読影システムにより実行される情報処理シーケンスを示す図である。
【図5】図3に示す表示部に表示される表示画面の一例である。
【図6】図5に示す読影レポート作成入力領域の表示内容の一例を示す図である。
【図7】図5に示す読影レポート作成入力領域の表示内容の一例を示す図である。
【図8】図5に示す読影レポート作成入力領域の表示内容の一例を示す図である。
【図9】図5に示す読影レポート作成入力領域の表示内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報管理装置
2 制御装置
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 通信制御部
15 RAM
16 記憶部
17 バス
21 制御部
22 入力部
23 表示部
24 通信制御部
25 RAM
26 記憶部
27 画像処理部
28 バス
100 医用画像読影システム
N 通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 患者を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像に対する読影レポートを読影医師が作成するための医用画像読影システムにおいて、
    前記読影レポートを作成する際に用いられる支援情報を読み出し可能に管理する情報管理装置と、
    前記支援情報を用いるか否かの選択入力を行い、当該選択入力の結果に応じて前記支援情報を前記制御装置から読み出すか否かを制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする医用画像読影システム。
  2. 前記制御装置は、各読影医師により行われた前記選択入力の結果を当該読影医師のIDに関連付けて保持し、入力された読影医師のIDに基づき前記選択入力の結果を参照して前記支援情報を前記情報管理装置から読み出すか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の医用画像読影システム。
  3. 患者を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像に対する読影レポートを読影医師が作成するための医用画像読影システムにおいて、
    読影医師の経験および/または能力に対する読影医師評価情報を管理するとともに、前記読影レポートを作成する際に用いられる支援情報を読み出し可能に管理する情報管理装置と、
    前記支援情報を用いるか否かの選択入力を行い、当該選択入力の結果に応じて前記支援情報を前記制御装置から読み出すか否か制御する制御装置と、
    を備え、
    前記情報管理装置は、入力された読影医師のIDに基づいて前記読影医師評価情報を参照し、当該参照結果に基づいて当該読影医師に対する支援情報を選択することを特徴とする医用画像読影システム。
  4. 前記読影医師評価情報には、読影医師の経験および/または能力を示す評価レベルが複数設定され、このうち少なくとも一つの評価レベルは、前記情報管理装置が前記支援情報を選択しないことを示すものであることを特徴とする請求項3に記載の医用画像読影システム。
  5. 前記支援情報には、前記読影レポートの文書入力を案内するための読影レポート作成用テンプレート、および/または、参照用に例示するための医用画像が含まれることを特徴とする請求項3または4に記載の医用画像読影システム。
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