JP2004304489A - 音声映像対出力装置、音声映像対出力方法および音声映像対出力プログラム - Google Patents

音声映像対出力装置、音声映像対出力方法および音声映像対出力プログラム Download PDF

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幸男 岩鼻
Kentaro Nakada
健太郎 中田
Masanao Kobayashi
正尚 小林
Akira Tomomitsu
彰 友光
Hidekazu Umamichi
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【課題】受信側の視聴者を満足させる放送サービスを実現することができる音声映像対出力装置、方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】一つのチャンネルに音声データと映像データとの組み合わせである音声映像対を複数出力する音声映像対出力装置1であって、音声映像対の素材として、音声データと映像データとを取得する音声映像素材取得手段3と、予め受信側で設定される音声モードに戻すように、音声映像対を設定する音声映像対設定手段11と、音声映像対が受信側で出力される際の分割画面に構成する分割画面構成手段13と、この分割画面構成手段13によって分割画面に構成された複数の音声映像対を出力する出力手段17と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データと映像データとの組み合わせである音声映像対を一つのチャンネルで表示される一画面上に複数出力する音声映像対出力装置、音声映像対出力方法および音声映像対出力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、近々放送が予定される放送予定番組を宣伝する番組宣伝用コンテンツを放送局で制作し、この番組宣伝用コンテンツを受信側の受信機の表示画面に順次表示させる「テレマップ」という放送サービスが実現されている。
【0003】
この「テレマップ」は、通常、直前の放送番組が終了した後から直後の放送番組が開始される前(例えば、現在のテレマップは木曜日の19時55分から19時58分)までの数分間(例えば3分間)にわたって、番組宣伝用コンテンツを一画面上に順次、提示するものである。
【0004】
また、データ放送を利用して、番組宣伝用コンテンツを提示する方式が、例えば、「テレビジョン放送におけるデータ放送の放送方式」(特許文献1)に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−186486号公報(段落6−段落16、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の「テレマップ」では、放送局側で制作した番組宣伝用コンテンツを固定した画面構成で一方的に視聴させるだけであり、また、「テレビジョン放送におけるデータ放送の放送方式」では、構成が複雑であるので実現が困難であり、受信側の視聴者が満足する放送サービスを実現できていないという問題がある。
【0007】
つまり、受信側の視聴者にとって、もっと使い勝手がよく、満足のいく放送サービスとして、例えば、「テレビジョン放送におけるデータ放送の放送方式」に開示されているデータ放送を利用して、インタラクティブな「テレマップ」を実現することが望まれている。
【0008】
そこで、本発明の目的は前記した従来の技術が有する課題を解消し、受信側の視聴者を満足させる放送サービスを実現することができる音声映像対出力装置、音声映像対出力方法および音声映像対出力プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した目的を達成するため、以下に示す構成とした。
請求項1記載の音声映像対出力装置は、一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力装置であって、音声映像素材取得手段と、音声映像対設定手段と、分割画面構成手段と、画面操作情報生成手段と、出力手段と、を備える構成とした。
【0010】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、音声映像素材取得手段によって、音声映像対の素材として、音声データとこの音声データに対応した映像データとを取得し、音声映像対設定手段によって、音声データを、放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てて、音声映像対を設定し、さらに、分割画面構成手段によって、音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、音声映像対の映像データを一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように割り当てた分割画面を構成する。つまり、この分割画面構成手段によって一つのチャンネルで表示される分割画面の各画面に映像音声対の映像データが割り当てられる。
【0011】
そして、音声映像対出力装置は、画面操作情報生成手段によって、受信側の受信機で分割画面が表示される際に、受信側の受信機における操作によって選択された画面に表示される音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する。例えば、この画面操作情報によって、選択された画面以外の他の画面には、マスクがかかる等、表示を変更するようになっている。そして、音声映像対出力装置は、出力手段によって、分割画面構成手段で構成された分割画面と画面操作情報とを出力する。なお、この画面操作情報は、受信側の受信機を制御するプログラムといえるものである。
【0012】
なお、音声映像対は、予め音声データと映像データとが一体的に制作されている通常の番組または番組宣伝用コンテンツであってもよい。また、この音声映像対を複数出力する場合には、現時点で、音声モードで割り当てられている4つの音声(モノラル4チャンネル)に対応した少なくとも4つの音声映像対を出力することができ、さらに、この場合、少なくとも4つの音声映像対の映像データを受信側で同時に出力するように、分割画面構成手段で分割画面を構成することになる。
【0013】
請求項2記載の音声映像対出力装置は、一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力装置であって、音声映像素材蓄積手段と、音声映像対設定手段と、分割画面構成手段と、画面操作情報生成手段と、出力手段と、を備える構成とした。
【0014】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、音声映像素材蓄積手段によって、音声映像対の素材として、音声データとこの音声データに対応した映像データとを予め蓄積しており、音声映像対設定手段によって、音声データを、放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てて、音声映像対を設定し、さらに、分割画面構成手段によって、音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、音声映像対の映像データを一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように割り当てた分割画面を構成する。そして、音声映像対出力装置は、画面操作情報生成手段によって、受信側の受信機で分割画面が表示される際に、受信側の受信機における操作によって選択された前記画面に表示される音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する。そして、音声映像対出力装置は、出力手段によって、分割画面構成手段で構成された分割画面と画面操作情報とを出力する。
【0015】
請求項3記載の音声映像対出力装置は、請求項1または請求項2に記載の音声映像対出力装置において、音声モード情報記録手段と、音声モード制御情報生成手段と、を備える構成とした。
【0016】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、音声モード記録手段によって、受信側の受信機で設定されている音声モードに係る情報である音声モード情報を記録しており、この音声モード情報に基づいて、音声モード制御情報生成手段によって、音声モード制御情報を生成し、この音声モード制御情報に基づいて、音声映像対を受信側で視聴した後、音声モードの出力(例えば、マルチ音声の音声出力A)を、音声映像対を視聴する前の出力(例えば、マルチ音声の音声出力C)に戻す制御をする。
【0017】
請求項4記載の音声映像対出力装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置において、受信可能制御情報生成手段を備え、受信可能制御情報は、前記出力手段によって出力される構成とした。
【0018】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、受信可能制御情報生成手段によって、受信側の視聴者からのリクエストと、受信側の視聴者の個人情報との少なくとも一方を、受信側から通信回線を介して受信可能にする受信制御情報を生成し、この受信可能制御情報は、出力手段によって出力される。つまり、これによって、受信側から音声映像対に関するリクエストや、視聴者の個人情報が当該音声映像対出力装置で受信可能となり、このリクエストや個人情報を反映させて、受信側の視聴者の所望する音声映像対(番組宣伝用コンテンツ等)を音声映像対設定手段で設定することができる。
【0019】
請求項5記載の音声映像対出力装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置において、前記音声映像対がデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツであり、番組録画予約設定情報生成手段を備え、番組録画予約設定情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする。
【0020】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、番組録画予約設定情報生成手段によって、受信側の受信機で表示される分割画面の各画面を、受信側の視聴者が選択し、所定の操作を行った場合、受信側の受信機に番組宣伝用コンテンツに係る番組を録画予約させる番組録画予約設定情報を、電子番組表を参照して生成する。なお、この番組録画予約設定情報は、出力手段によって、一つのチャンネルの帯域幅に収まるように出力される。
【0021】
請求項6記載の音声映像対出力装置は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置において、前記音声映像対がデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツであり、チャンネル切替設定情報生成手段を備え、チャンネル切替設定情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする。
【0022】
かかる構成によれば、音声映像対出力装置は、チャンネル切替設定情報生成手段によって、受信側の受信機で表示される分割画面の各画面を、受信側の視聴者が選択し、所定の操作を行った場合に、受信側の受信機に番組宣伝用コンテンツに係る番組が放送される時刻に、当該番組が放送されるチャンネルに切り替えるように設定するチャンネル切替設定情報を、電子番組表を参照して生成する。なお、このチャンネル切替設定情報は、出力手段によって、一つのチャンネルの帯域幅に収まるように出力される。
【0023】
請求項7記載の音声映像対出力方法は、一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力方法であって、音声映像素材取得ステップと、音声映像対設定ステップと、分割画面構成ステップと、画面操作情報生成ステップと、出力ステップと、を含むものとした。
【0024】
かかる手順によれば、音声映像対出力方法は、音声映像素材取得ステップにおいて、音声映像対の素材として、音声データとこの音声データに対応した映像データとを取得し、音声映像対設定ステップにおいて、音声データを、放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てて、音声映像対を設定し、さらに、分割画面構成ステップにおいて、音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、音声映像対の映像データを一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように割り当てた分割画面を構成する。そして、音声映像対出力方法は、画面操作情報生成ステップにおいて、受信側の受信機で分割画面が表示される際に、受信側の受信機における操作によって選択された画面に表示される音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する。そして、音声映像対出力方法は、出力ステップにおいて、分割画面構成ステップにて構成された分割画面と画面操作情報とを出力する。
【0025】
請求項8記載の音声映像対出力プログラムは、一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する装置を、音声映像素材取得手段、音声映像対設定手段、分割画面構成手段、画面操作情報生成手段、出力手段、として機能させる構成とした。
【0026】
かかる構成によれば、音声映像対出力プログラムは、音声映像素材取得手段によって、音声映像対の素材として、音声データとこの音声データに対応した映像データとを取得し、音声映像対設定手段によって、音声データを、放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てて、音声映像対を設定し、さらに、分割画面構成手段によって、音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、音声映像対の映像データを一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に割り当てた分割画面を構成する。そして、音声映像対出力プログラムは、画面操作情報生成手段によって、受信側の受信機で分割画面が表示される際に、受信側の受信機における操作によって選択された画面に表示される音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する。そして、音声映像対出力プログラムは、出力手段によって、分割画面構成手段で構成された分割画面と画面操作情報とを出力する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(音声映像対出力装置の構成)
図1は、音声映像対出力装置のブロック図である。この図1に示すように、音声映像対出力装置1は、複数の音声映像対を設定して一つのチャンネルで表示するように出力し、受信側の受信機(図示せず)の表示画面上において、複数の音声映像対の映像データを同時に表示すると共に、受信側の視聴者が任意に選択した映像データに対応する音声データを出力するもので、音声映像素材取得手段3と、音声映像素材蓄積手段5と、音声モード情報記録手段7と、受信可能制御情報生成手段9と、音声映像対設定手段11と、分割画面構成手段13と、画面操作情報生成手段15と、出力手段17と、音声モード制御情報生成手段19と、電子番組表記録手段21と、番組録画予約設定情報生成手段23と、チャンネル切替設定情報生成手段25とを備えている。
【0028】
なお、この音声映像対出力装置1は、一般的な放送局に備えられている放送番組を出力する装置(放送番組出力装置とする)をベースに構成されており、各手段3〜25は、当該放送番組出力装置を構成している各回路やメモリ等を機能させるものや、新たに追加した回路やメモリ等を機能させるもの(或いは、回路自体やメモリ自体を指すもの)である。
【0029】
音声映像素材取得手段3は、外部から入力された音声データおよび映像データを音声映像対の素材として取得(受信)するものである。また、この音声映像素材取得手段3は、予め音声データと映像データが組み合わされている(一体となっている)音声映像対(通常の番組[コンテンツ]、或いは番組宣伝用の番組である番組宣伝用コンテンツ)を取得(受信)するものである。
【0030】
なお、この音声映像対の素材は、出力手段17で出力される際に割り当てられる帯域幅を備えるチャンネル以外のチャンネルで放送される音声映像対の素材であってもよい。
【0031】
音声映像対は、この実施の形態では、放送予定の番組を宣伝する番組である番組宣伝用コンテンツ(デジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツ)であるが、例えば、ドラマ、スポーツ中継等において、予め用意しておいた、複数の音声データと複数の映像データとからなる音声映像対であってもよい。
【0032】
例えば、ドラマであれば、ドラマに出演している各出演者の視点から撮影した映像データと、各出演者が聴取しているであろう音声データとからなる音声映像対を、当該ドラマに出演している出演者分(複数)用意しておくことが想定される。
【0033】
或いはまた、スポーツ中継であれば、複数台の撮影カメラによって、特定の場所や特定の選手のみを常に撮影しておいて、それらの映像データと、当該スポーツの解説をしている解説者の音声データやスポーツ会場(野球場やサッカー場)にいる観衆の音声データとを任意に組み合わせた音声映像対を、選手数分(複数)用意しておくことが想定される。こういった多視点の音声映像対を含むドラマ、スポーツ中継を、以下、多視点ドラマ、多視点スポーツ中継と呼ぶこととする。
【0034】
音声映像素材蓄積手段5は、予め、各種の音声データおよび映像データを音声映像対の素材として蓄積していると共に、音声映像素材取得手段3で取得された音声データおよび映像データを蓄積するものである。なお、この音声映像素材蓄積手段5は、各種の種類(ジャンル)毎に音声データおよび映像データを、別々の記録装置(ハードディスク等、明示せず)に蓄積しており、例えば、番組宣伝用コンテンツでは、ドラマ番組宣伝用コンテンツ、ドキュメント番組宣伝用コンテンツ、情報番組宣伝用コンテンツといったものが1つの記録装置に、また、多視点ドラマでは、出演者A用音声映像対、出演者B用音声映像対といったものが1つの記録装置に蓄積されている。
【0035】
音声モード情報記録手段7は、受信側の受信機(図示せず)で設定されている音声モードを切り替える情報である音声モード情報を記録するものである。この音声モード情報は、受信機(図示せず)に備えられているスピーカから音声を出力する際の音声モード(モード)を特定するもので、このモードには、通常、「モノ」、「ステレオ」、「マルチチャンネルステレオ」、「デュアルモノラル」、「マルチ音声(3音声以上)」およびこれらのモードの組み合わせがある。なお、後記するデジマップ(後で図3を使用して説明する)では、「マルチ音声(4音声)」のモードを使用している。なお、この音声モード情報は、この実施の形態では、予め音声モード情報記録手段7に記録されているが、音声映像素材取得手段3で音声データと共に取得される形態であってもよい。つまり、音声データと共に音声モード情報が音声映像素材取得手段3で取得された後、音声モード情報記録手段7に記録される形態でもよい。
【0036】
受信可能制御情報生成手段9は、受信側の視聴者から通信回線を介して出力された音声映像対(視聴者が所望する番組宣伝用コンテンツ)のリクエストや、視聴者の個人情報(嗜好情報)を受信可能とするように、受信側の受信機を制御する受信可能制御情報を生成するものである。つまり、この受信可能制御情報は、受信側の受信機を制御するプログラム(コマンド)と言えるものである。この受信可能制御情報によって、受信側の受信機(図示せず)は、リクエストや個人情報を、通信回線を介して送信できることとなる。
【0037】
音声映像対設定手段11は、音声モード情報記録手段7に記録されている音声モード情報に基づいて、音声映像素材取得手段3で取得された音声データおよび映像データ、または、音声映像素材蓄積手段5に蓄積されている音声データおよび映像データから音声映像対を設定するものである。
【0038】
つまり、この音声映像対設定手段11は、音声モード情報に基づいて、受信側にある受信機の音声モードの各出力に音声データを割り当てて、さらに、この音声データと映像データとを関連付けて、音声映像対を設定するものである。
【0039】
分割画面構成手段13は、受信側の受信機(図示せず)の表示画面に、音声映像対設定手段7で設定された音声映像対の映像データが表示される際の分割画面の構成、つまり、分割画面の各画面数、大きさ、配置の仕方を設定すると共に、音声映像対の映像データを一つのチャンネルの映像帯域幅に収まるように分割画面を構成するものである。例えば、この分割画面構成手段13は、受信側の受信機(図示せず)の表示画面を4分割して、この4分割した分割画面の各画面に音声映像対の映像データを表示させるように分割画面を構成する。
【0040】
画面操作情報生成手段15は、分割画面構成手段13によって構成された分割画面が受信側の受信機(図示せず)で表示された際に、当該受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)で、当該分割画面を操作する際の画面操作情報を生成するものである。この画面操作情報は、受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)の十字キー(上下左右キー、図示せず)や選択決定キー(図示せず)が押下された際に当該リモコンから出力される制御信号と、各画面を選択する選択カーソルの動作、または、各画面に表示されている音声映像対の映像データに係る番組を決定する動作とを対応付けたものである。
【0041】
例えば、十字キーの上方向が押下された場合には、画面を選択するカーソルは上方向に移動し、十字キーの右方向が押下された場合には、画面を選択するカーソルは右方向に移動する。また、選択決定キーが押下された場合には、選択カーソルが指し示している画面に表示されている音声映像対の映像データに係る番組の録画予約がなされる。
【0042】
また、この画面操作情報は、この分割画面に表示されている音声映像対の映像データが十字キー(図示せず)によって選択され、選択決定キーが押下された場合に、この音声映像対の音声データを出力し、他の画面をグレイアウト(影がかかったように表示されること)するように受信機の画面操作を設定するものである。
【0043】
出力手段17は、音声映像対設定手段11で設定され、分割画面構成手段13で分割画面に割り振られた音声映像対と、画面操作情報生成手段15で生成された画面操作情報と、番組録画予約設定情報生成手段23で生成された番組録画予約設定情報(詳細は後記)と、チャンネル切替設定情報生成手段25で生成されたチャンネル切替設定情報(詳細は後記)とを一つのチャンネルの帯域幅に収まるようにして、出力するものである。
【0044】
音声モード制御情報生成手段19は、音声モード情報記録手段7に記録されている音声モード情報に基づいて、受信側の受信機(図示せず)で出力される音声映像対の音声データの割り当て(音声データを出力するモード)を制御する音声モード制御情報を生成するものである。つまり、この音声モード制御情報生成手段19は、音声モード情報に基づいて、受信側の受信機(図示せず)で、画面構成された複数の音声映像対が視聴された後、音声モードによる出力を、当該音声映像対が視聴される前の出力に戻すように、音声映像対設定手段11で設定される音声映像対の音声モードを制御するものである。
【0045】
電子番組表記録手段21は、外部から入力された電子番組表データを記録するものである。電子番組表データ(EPGデータ)は、放送予定の番組の番組名、放送開始時刻、放送終了時刻、主な出演者等を曜日毎、時間帯毎に纏めて一覧表形式に表したものである。
【0046】
番組録画予約設定情報生成手段23は、音声映像対が番組宣伝用コンテンツである場合、電子番組表記録手段21に記録されている電子番組表データを参照して、番組録画予約設定情報を生成するものである。
【0047】
この番組録画予約設定情報は、受信側の受信機(図示せず)の表示画面に表示されている音声映像対(番組録画予約情報が付加されている番組宣伝用コンテンツ)の映像データが受信側の受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)の十字キーによって選択され(選択番組宣伝用コンテンツ)、さらに、当該リモコン(図示せず)の選択決定キー(図示せず)が押下された場合に、自動的に番組の録画予約がセッティングされるように当該受信機(図示せず)を制御するものである。
【0048】
チャンネル切替設定情報生成手段25は、音声映像対が番組宣伝用コンテンツである場合、電子番組表記録手段21に記録されている電子番組表データを参照して、チャンネル切替設定情報を生成するものである。
【0049】
このチャンネル切替設定情報は、受信側の受信機(図示せず)の表示画面に表示されている音声映像対(チャンネル切替設定情報が付加されている番組宣伝用コンテンツ)の映像データが受信側の受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)の十字キーによって選択され(選択番組宣伝用コンテンツ)、さらに、当該リモコン(図示せず)の選択決定キー(図示せず)が押下された場合において、当該音声映像対(番組宣伝用コンテンツ)に係る番組の放送予定時刻になった際に、当該番組が放送されるチャンネルに自動的に切り替えるように当該受信機(図示せず)を制御するものである。
【0050】
なお、この音声映像対(番組宣伝用コンテンツ)に係る番組の放送予定時刻になったときに、受信機(図示せず)の電源スイッチがオンされていなかった場合(受信機が起動中でない場合)には、この実施の形態では、当該電源スイッチがオンされる(受信機が起動される)。この「電源スイッチのオン」は、受信側の視聴者によって任意に設定することができるものである。
【0051】
この音声映像対出力装置1によれば、音声映像素材取得手段3で、音声映像対の素材として、複数の音声データと複数の映像データとが取得され、音声映像対設定手段11で、音声モード情報に基づいて、音声データが放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てられると共に、音声データと映像データとが関連付けられ、音声映像対が設定される。そして、分割画面構成手段13で、音声映像対が受信側で出力される際の分割画面が一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように構成され、画面操作情報生成手段15で画面操作情報が生成され、出力手段17で、分割画面と画面操作情報とが出力される。このため、受信側の視聴者は、一つのチャンネルに割り当てられている複数(4つ)の音声映像対(番組宣伝用コンテンツ)の映像データを同時に見ることができ、当該映像データを受信機に備えられているリモコン(図示せず)で、これらの中から選択すると、音声映像対設定手段11で関連付けられた音声データが出力されるので、視聴者が番組を選択して視聴する際に、この複数の音声映像対を参考にすることができ、視聴者の満足のいく放送サービス(事前に番組宣伝用コンテンツを視聴した後に、番組を選択して視聴することができる番組選択視聴)を実現することができる。
【0052】
また、この音声映像対出力装置1によれば、音声映像素材蓄積手段5で、音声映像対の素材として、複数の音声データと複数の映像データとが予め蓄積されており、音声映像対設定手段11で、音声モード情報に基づいて、音声データが放送用に予め受信側で設定されている音声モードの各出力に割り当てられると共に、音声データと映像データとが関連付けられ、音声映像対が設定される。そして、分割画面構成手段13で、音声映像対が受信側で出力される際の分割画面に構成され、画面操作情報生成手段15で画面操作情報が生成され、出力手段17で、分割画面と画面操作情報とが出力される。このため、受信側の視聴者は、一つのチャンネルに割り当てられている複数(4つ)の音声映像対(番組宣伝用コンテンツ)の映像データを同時に見ることができ、当該映像データを受信機に備えられているリモコン(図示せず)で選択すると、音声映像対設定手段11で関連付けられた音声データが出力されるので、視聴者が番組を選択して視聴する際に、この複数の音声映像対を参考にすることができ、視聴者の満足のいく放送サービス(事前に番組宣伝用コンテンツを視聴した後に、番組を選択して視聴することができる番組選択視聴)を実現することができる。
【0053】
さらに、音声モード情報記録手段7で、受信側の受信機(図示せず)で設定されている音声モード情報が記録されており、この音声モード情報により音声モード制御情報生成手段19で生成された音声モード制御情報に基づいて、音声映像対が受信側で視聴された後、音声モードの出力が、音声映像対を視聴する前の出力に戻される制御がなされる。このため、受信側の視聴者は、分割画面に構成された複数の音声映像対を視聴後、違和感なく番組を視聴することができる。
【0054】
さらにまた、受信可能制御情報生成手段9で、受信側の視聴者のリクエストや個人情報を受信側の受信機から送信することができ、さらに、当該装置1で受信可能に制御され、この結果、これらのリクエストや個人情報が、音声映像対出力装置1から出力される音声映像対に反映されるので、受信側の視聴者の満足いく放送サービスを実現することができる。
【0055】
そしてまた、映像音声対出力装置1から出力される映像音声対をデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツにすることによって、様々な放送サービスを実現することができる。すなわち、受信側の受信機(図示せず)の表示画面に表示される複数(4つ)の番組宣伝用コンテンツの中から、受信側の視聴者が一つを選択した場合、この選択した番組宣伝用コンテンツに係る番組を自動的に録画予約(番組録画予約設定情報による自動録画予約)することができ、また、当該番組の放送時刻になったら当該番組を放送するチャンネルに自動的に切り替えられる(チャンネル切替設定情報による自動チャンネル切替)といった放送サービスを実現することができる。
【0056】
(音声映像対出力装置の動作)
次に、図2に示すフローチャートを参照して、音声映像対出力装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
【0057】
まず、音声映像対出力装置1の音声映像素材取得手段3で取得された複数の音声データおよび複数の映像データと、音声映像素材蓄積手段5に蓄積されている複数の音声データおよび複数の映像データとの少なくとも一方が音声映像対設定手段11に入力される(S1)。
【0058】
また、音声モード情報記録手段7に記録されている音声モード情報が音声映像対設定手段11に入力され、複数の音声データが受信側の受信機(図示せず)で出力される際の音声モードが設定される(S2)。
【0059】
すると、音声映像対設定手段11では、複数の音声データと複数の映像データとが関連付けられた複数の音声映像対が設定され(S3)、分割画面構成手段13に出力される。それから、分割画面構成手段13で、複数の音声映像対の映像データが、複数に分割された各画面に割り当てられ、一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように分割画面が構成され、出力手段17に出力される(S4)。
【0060】
また、画面操作情報生成手段15で、受信側の受信機(図示せず)のリモコン(図示せず)で操作され、選択された際に当該音声映像対の音声データが出力されるように画面操作情報が生成され、出力手段17に出力される(S5)。さらに、受信可能制御情報生成手段9で、受信可能制御情報が生成され、出力手段17に出力される(S6)。さらにまた、音声モード制御情報生成手段19で、音声モード情報記録手段7に記録されている音声モード情報に基づいて、音声モード制御情報が生成されて、出力手段17に出力される(S7)。
【0061】
そして、番組録画予約設定情報生成手段23で、電子番組表記録手段21に記録されている電子番組表データに基づいて、番組録画予約設定情報が生成され、出力手段17に出力され(S8)、さらにまた、チャンネル切替設定情報生成手段25で、電子番組表記録手段21に記録されている電子番組表データに基づいて、チャンネル切替設定情報が生成され、出力手段17に出力される(S9)。
【0062】
その後、出力手段17で、分割画面に構成された複数の音声映像対と、画面操作情報と、受信可能制御情報と、音声モード制御情報と、番組録画予約設定情報と、チャンネル切替設定情報とが出力される(S10)。
【0063】
(実際の画面構成例)
次に、図3を参照して、音声映像対出力装置1によって、画面構成された例について説明する(適宜、図1参照)。
【0064】
図3は、音声映像対出力装置1によって出力された、画面構成された複数の音声映像対が受信側の受信機に表示された場合を模式的に示したものである。
なお、当該装置1から出力される音声映像対が番組宣伝用コンテンツ(デジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツ)であるので、従来の「テレマップ」に対向して、「デジマップ」(デジタルハイビジョンのテレマップ)と呼称することとする。
【0065】
図3(A)は、受信側の受信機(図示せず)において、「デジマップ」が開始されることを、受信側の視聴者に知らしめるための画面を示したものである。なお、この図3(A)では、図示を省略したが、当該図3(A)の画面に、予め、受信側の受信機(図示せず)に備えられているリモコンの操作方法を説明した「テロップ」を付加しておくことによって、「デジマップ」を使用する視聴者の増加を見込むことができ、より効果的に視聴者の満足のいく放送サービスを実現することができる。なお、音声映像対出力装置1では、事前に(予め)、受信側の受信機(図示せず)の音声モードを把握しておく必要がある。
【0066】
図3(B)は、受信側の受信機(図示せず)において、実際に画面構成された例(初期画面)を示したものである。そして、この図3(B)に示すように、受信機(図示せず)の表示画面には、デジマップを示す(番組宣伝用コンテンツを放送していることを示す)マークである(α)と、“サッカー選手が表示されている”左上方の画面(a)と、“水泳選手が表示されている”右上方の画面(b)と、“長髪男性のアップが表示されている”左下方の画面(c)と、“ギターを奏でている髭面の男性が表示されている”右下方の画面(d)とが含まれている。
【0067】
これら(a)〜(d)の各画面が受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)等によって選択されると、それぞれの映像データと対になった音声データが出力される。すなわち、現在使用されている音声4チャンネルそれぞれに、表示されている図柄にマッチした音声を流している。また、受信機(図示せず)で当初、どの音声モード(音声モード)であったとしても、初期の設定では、左上方の画面(a)の音声データが出力されるように出力側の音声映像対出力装置1によって制御されている。
【0068】
図3(C)は、受信側の受信機(図示せず)において、実際に画面構成された例(リモコン操作後)を示したものである。受信機(図示せず)に備えられているリモコン(図示せず)の十字キー(上下左右キー)が操作されることによって、音声映像対(選択番組宣伝用コンテンツ)が切り替えられる。すなわち、選択された音声映像対の映像データだけが明るくなり、他の音声映像対の映像データはグレイアウトされ、さらに、選択された音声映像対の音声データだけが出力される。
【0069】
図3(D)は、受信側の受信機(図示せず)において、「デジマップ」の終了を示したものである。このデジマップが終了すると、音声モード制御情報によって音声モードは、デジマップが視聴される前の状態に戻される。
【0070】
(音声映像対出力装置の利用例1[各データベースに接続された場合])
次に、図4を参照して、音声映像対出力装置1の利用例(各データベースに接続された場合)について説明する(適宜、図1参照)。
【0071】
図4は、図1に示した音声映像対出力装置1がネットワークを介して複数のデータベース4(4a、4b、4c、4d)と接続された状態を示すものである。データベース4(4a、4b、4c、4d)は、予め複数の音声映像対を蓄積しているものである。そして、この音声映像対出力装置1は、各コンテンツ(それぞれの音声映像対)を指定のデータベース4から任意に取り込むことで、分割画面構成手段13で作成する4つの画面に、音声映像対設定手段11によって、任意の音声映像対を編成、選択することが自由に行える。
【0072】
(音声映像対出力装置を利用例2[EPGデータベースに接続された場合〈自動録画予約〉])
次に、図5を参照して、音声映像対出力装置1の利用例(EPGデータベースに接続された場合[自動録画予約])について説明する(適宜、図1参照)。
【0073】
図5は、図1に示した音声映像対出力装置1がネットワークを介してEPGデータベース6と接続された状態を示すものである。EPGデータベース6は、予め1ヶ月分のEPGデータを蓄積しているものである。そして、このEPGデータベース6と連動することによって、音声映像対出力装置1の番組録画予約設定情報生成手段23で1ヶ月先までの自動録画予約が可能になる。
【0074】
(音声映像対出力装置の利用例3[自動チャンネル切替])
次に、図6を参照して、音声映像対出力装置1の利用例(自動チャンネル切替)について説明する(適宜、図1参照)。
【0075】
図6は、図1に示した音声映像対出力装置1から出力される番組(BS−Hi)と、音声映像対(デジマップ)と、この音声映像対で宣伝(紹介)されている番組(SD1、SD2、SD3)との移り変わりと、受信側の受信機(図示せず)において、実際に画面構成された例(リモコン操作後)を示したものである。
【0076】
この図6に示すように、21時55分までは一つのチャンネルで、一つの番組「BS−Hi」(BSハイビジョンの番組)が放送されており、21時55分から22時00分までの5分間にデジマップが放送されており、22時00分から一つのチャンネルで、3個の番組「SD1、SD2、SD3」(通常放送の番組)が放送されている。こういった場合、デジマップを受信している受信機(図示せず)の表示画面(分割画面)には、“BS−Hi”が左上方の画面(a1)に、“SD1”が右上方の画面(b1)に、“SD2”が左下方の画面(c1)に、“SD3”が右下方の画面(d1)に表示されている。
【0077】
なお、この場合、デジマップ中の“BS−Hi”が左上方の画面(a1)では、例えば、“BS−Hi”の予告(番組宣伝用コンテンツ)等が流れていることとになる。
【0078】
つまり、音声映像対出力装置1によれば、受信機(図示せず)の表示画面の4分割画面に22時00分以降の番組(SD1、SD2、SD3)を紹介しておき、ある分割画面(音声映像対の映像データ)が受信側の視聴によって選択されると、音声映像対出力装置1のチャンネル切替設定情報生成手段25によって生成されたチャンネル切替設定情報によって、放送時刻になったときに、勝手に(自動的に)そのチャンネルに切り替わるといった制御を行うことができる。
【0079】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、音声映像対出力装置1の各構成の処理を一つずつの過程と捉えた音声映像対出力方法とみなすことや、各構成の処理を汎用的なコンピュータ言語で記述した音声映像対出力プログラムとみなすことも可能である。これらの場合、音声映像対出力装置1と同様の効果を得ることができる。
【0080】
【発明の効果】
請求項1、2、7、8記載の発明によれば、受信側の視聴者は、一つのチャンネルに割り当てられている複数の音声映像対の映像データをチャンネルを変えることなく、一画面上で同時に見ることができる状態にあり、当該映像データを選択すると、関連付けられた音声データが出力されるので、視聴者が番組を選択して視聴する際に、この複数の音声映像対を参考にすることができ、視聴者の満足のいく放送サービス(事前に番組宣伝用コンテンツを視聴した後に、番組を選択して視聴することができる番組選択視聴)を実現することができる。
【0081】
請求項3記載の発明によれば、音声映像対が受信側で視聴された後、音声モードの出力が、音声映像対を視聴する前の出力に戻される制御がなされる。このため、受信側の視聴者は、画面構成された複数の音声映像対を視聴後、違和感なく番組を視聴することができる。
【0082】
請求項4記載の発明によれば、受信側の視聴者のリクエストや個人情報が受信可能にされ、これらのリクエストや個人情報が受信されれば、音声映像対に反映させることができ、受信側の視聴者の満足いく放送サービスを実現することができる。
【0083】
請求項5、6記載の発明によれば、映像音声対がデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツにすることによって、様々な放送サービスを実現することができる。すなわち、受信側の受信機の表示画面に表示される複数の番組宣伝用コンテンツの中から、受信側の視聴者が一つを選択した場合、この選択した番組宣伝用コンテンツに係る番組が自動的に録画予約することや、当該番組の放送時刻になったら当該番組を放送するチャンネルに自動的に切り替えることといった放送サービスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態である音声映像対出力装置のブロック図である。
【図2】図1に示した音声映像対出力装置の動作を説明したフローチャートである。
【図3】画面構成された複数の音声映像対が受信側の受信機に表示された場合を模式的に示した図である。
【図4】図1に示した音声映像対出力装置がネットワークを介して複数のデータベースと接続された状態を示した図である。
【図5】図1に示した音声映像対出力装置がネットワークを介してEPGデータベースと接続された状態を示した図である。
【図6】図1に示した音声映像対出力装置から出力される番組の移り変わりと、画面構成された例(リモコン操作後)を示したものである。
【符号の説明】
1 音声映像対出力装置
3 音声映像素材取得手段
5 音声映像素材蓄積手段
7 音声モード情報記録手段
9 受信可能制御情報生成手段
11 音声映像対設定手段
13 分割画面構成手段
15 画面操作情報生成手段
17 出力手段
19 音声モード制御情報生成手段
21 電子番組表記録手段
23 番組録画予約設定情報生成手段
25 チャンネル切替設定情報生成手段

Claims (8)

  1. 一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力装置であって、
    前記音声映像対の素材として、前記音声データと、この音声データに対応する前記映像データとを取得する音声映像素材取得手段と、
    前記音声映像対の音声データを、前記音声モードの各出力に割り当てて、前記音声映像対を設定する音声映像対設定手段と、
    前記音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、前記音声映像対の映像データを割り当てた分割画面とし、且つ、この分割画面が一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように構成する分割画面構成手段と、
    前記受信側の受信機で前記分割画面が表示される際に、前記受信側の受信機における操作によって選択された前記画面に表示される前記音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、前記分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する画面操作情報生成手段と、
    前記分割画面構成手段によって構成された分割画面と前記画面操作情報とを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする音声映像対出力装置。
  2. 一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力装置であって、
    前記音声映像対の素材を予め蓄積している音声映像素材蓄積手段と、
    前記音声映像対の音声データを、前記音声モードの各出力に割り当てて、前記音声映像対を設定する音声映像対設定手段と、
    前記音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、前記音声映像対の映像データを割り当てた分割画面とし、且つ、この分割画面が一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように構成する分割画面構成手段と、
    前記受信側の受信機で前記分割画面が表示される際に、前記受信側の受信機における操作によって選択された前記画面に表示される前記音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、前記分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する画面操作情報生成手段と、
    前記分割画面構成手段によって構成された分割画面と前記画面操作情報とを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする音声映像対出力装置。
  3. 前記受信側の受信機で設定されている音声モードに係る情報である音声モード情報を記録している音声モード情報記録手段と、
    この音声モード記録手段に記録されている音声モード情報に基づいて、前記音声映像対を前記受信側で視聴した後、前記音声モードの出力を、前記音声映像対を視聴する前の出力に戻す制御をする音声モード制御情報を生成する音声モード制御情報生成手段と、を備え、
    前記音声モード制御情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声映像対出力装置。
  4. 前記受信側の視聴者からのリクエストと、前記受信側の視聴者の個人情報との少なくとも一方を、前記受信側から通信回線を介して受信可能にする受信制御情報を生成する受信可能制御情報生成手段を備え、
    前記受信可能制御情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置。
  5. 前記音声映像対がデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツであり、
    前記受信側の受信機で表示される分割画面の各画面を、前記受信側の視聴者が選択し、所定の操作を行った場合、前記受信側の受信機に当該番組宣伝用コンテンツに係る番組を録画予約させる番組録画予約設定情報を、放送される番組名と放送時間とを示した電子番組表を参照して生成する番組録画予約設定情報生成手段を備え、
    前記番組録画予約設定情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置。
  6. 前記音声映像対がデジタルハイビジョン版の番組宣伝用コンテンツであり、
    前記受信側の受信機で表示される分割画面の各画面を、前記受信側の視聴者が選択し、所定の操作を行った場合、前記受信側の受信機に当該番組宣伝用コンテンツに係る番組が放送される時刻に、当該番組が放送されるチャンネルに切り替えるように設定するチャンネル切替設定情報を、放送される番組名と放送時間とを示した電子番組表を参照して生成するチャンネル切替設定情報生成手段を備え、
    前記チャンネル切替設定情報は、前記出力手段によって出力されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の音声映像対出力装置。
  7. 一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する音声映像対出力方法であって、
    前記音声映像対の素材として、前記音声データと、この音声データに対応する前記映像データとを取得する音声映像素材取得ステップと、
    前記音声映像対の音声データを、前記音声モードの各出力に割り当てて、前記音声映像対を設定する音声映像対設定ステップと、
    前記音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、前記音声映像対の映像データを割り当てた分割画面とし、且つ、この分割画面が一つのチャンネルに割り当てられている映像帯域幅に収まるように構成する分割画面構成ステップと、
    前記受信側の受信機で前記分割画面が表示される際に、前記受信側の受信機における操作によって選択された前記画面に表示される前記音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、前記分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する画面操作情報生成ステップと、
    前記分割画面構成ステップによって構成された分割画面と前記画面操作情報とを出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする音声映像対出力方法。
  8. 一つのチャンネルで送信でき、放送用に予め受信側の受信機で3音声以上からなるマルチ音声を設定する音声モードの各出力から出力できる音声データと、この音声データに対応した映像データとの組み合わせである音声映像対を出力する装置を、
    前記音声映像対の素材として、前記音声データと、この音声データに対応する前記映像データとを取得する音声映像素材取得手段、
    前記音声映像対の音声データを、前記音声モードの各出力に割り当てて、前記音声映像対を設定する音声映像対設定手段、
    前記音声モードの出力数以内の数に分割した各画面に、前記音声映像対の映像データを割り当てた分割画面とし、且つ、この分割画面が一つのチャンネルに割り当てられている帯域幅に収まるように構成する分割画面構成手段、
    前記受信側の受信機で前記分割画面が表示される際に、前記受信側の受信機における操作によって選択された前記画面に表示される前記音声映像対の映像データに対応した音声データが出力されると共に、選択された以外の画面の表示を変更するように、前記分割画面を操作可能にする画面操作情報を生成する画面操作情報生成手段、
    前記分割画面構成手段によって構成された分割画面と前記画面操作情報とを出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする音声映像対出力プログラム。
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