JP2004302653A - 印刷設定提案システム及び印刷提案プログラム並びに印刷提案方法 - Google Patents

印刷設定提案システム及び印刷提案プログラム並びに印刷提案方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが印刷用途を指定するだけでその用途に最適な印刷品質が自動的に選択される新規な印刷設定提案システム、プログラム、方法の提供。
【解決手段】ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途を任意に選択できるユーザインターフェース(UI)を提示し、そのUIを用いてユーザが印刷用途を選択した後、その印刷用途に適した詳細な印刷条件を提案し、それにユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送する。これによって、ユーザが印刷用途を指定するだけでその用途に最適な印刷品質を自動的に選択することができるため、印刷毎に行う煩わしい印刷設定や設定ミスが回避できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが任意に選択した印刷用途からその用途に最適な印刷条件を自動的に提案する印刷設定提案システム及び印刷提案プログラム並びに印刷提案方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高解像度のプリンタが続々と開発されてきており、一般ユーザであっても写真印刷のような高品質な印刷が容易に行えるようになってきている。
しかし、実際に行われている印刷は、必ずしも高解像度の印刷ばかりでなく、低解像度でも事足りるメモレベルの印刷が多く、高解像度の設定のままでそのような印刷を行うと、無駄が多いばかりでなく印刷に要する時間も長くなってしまう。
【0003】
そのため、従来のプリンタの多くには、印刷条件を細かく設定できるユーザインターフェースが備えられており、ユーザ自身がそのユーザインターフェースを利用して各印刷毎に印刷条件を選択することで最適な印刷が行なわれるようになっている。
尚、従来では以下の特許文献1、2等に示すように、印刷実態を維持しつつ印刷剤の消費量を節約した印刷運転が実行可能な印刷装置及び印刷方法や、印刷の高速化を図ると共にインクなどの消耗品の節約が可能な印刷制御装置等が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−179966号公報
【特許文献2】
特開2000−289307号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリンタのユーザインターフェースは、一般にユーザが印刷条件を選択・入力する項目が数多くあり、それらをいちいち細かく設定するのは煩わしい上に、それぞれの印刷条件入力(選択)ミスも発生しやすいといった問題点がある。
【0006】
一方、上述した従来技術では、インク残量に応じて印刷品質を変えたり、画像を輪郭印刷にするなどの概要印刷を行うことで消耗品の節約を行っているものであり、必ずしもユーザが所望する品質の印刷を実行するものではない。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、ユーザが印刷用途を指定するだけでその用途に最適な印刷品質を自動的に選択することができる新規な印刷設定提案システム及び印刷提案プログラム並びに印刷提案方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔発明1〕
上記課題を解決するために、発明1の印刷設定提案システムは、
多様な印刷が可能なプリンタと、このプリンタで印刷を実行する印刷指示端末とを備えた印刷設定提案システムであって、
上記印刷指示端末は、
少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提供するUI提供手段と、
上記印刷用途毎に予め詳細な印刷条件が保存された印刷用途対応テーブルと、
この印刷用途対応テーブルから上記ユーザが任意に選択した印刷用途に対応する印刷条件を選択する印刷条件選択手段と、
この印刷条件選択手段で選択された印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタに転送する印刷データ作成・転送手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
これによって、印刷を実行しようとするユーザは、目的とする印刷用途を任意に選択するだけで、その用途に最適な印刷品質が自動的に選択されてプリンタでその用途に見合った品質の印刷が自動的に実行される。
すなわち、印刷を実行しようとするユーザが、UI提供手段で提供されるユーザインターフェースの中から目的とする印刷用途を任意に選択すると、印刷条件選択手段が、予め詳細な印刷条件が保存された印刷用途対応テーブルの中からその選択した印刷用途に対応する印刷条件を自動的に選択し、その後、印刷データ作成・転送手段が、選択された印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタに転送して、そのプリンタにおいてその印刷条件を付加した印刷データの印刷が実行されることになる。
【0009】
従って、本発明によれば、従来のように印刷を実行する毎に、ユーザ自身が印刷条件をいちいち細かく設定する作業が不要となり、また、印刷条件入力(選択)の誤りによる印刷ミスも大幅に減少することが可能となる。
〔発明2〕
発明2の印刷設定提案システムは、発明1に記載の印刷設定提案システムにおいて、
上記印刷指示端末は、
上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件の内容の一部をユーザが変えたとき、その変更後の内容を上記印刷用途対応テーブルに書き換えるテーブル書換手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0010】
これによって、提案された印刷条件がユーザが所望する印刷条件に適合しないと判断された場合には、次回以降の印刷用途選択時において変更後の印刷条件が提示されるため、再度ユーザが同じような変更作業を行う必要がなくなり、ユーザの労力が軽減される。
〔発明3〕
発明3の印刷設定提案システムは、発明1又は2に記載の印刷設定提案システムにおいて、
上記印刷指示端末は、
上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件の選択回数をカウントし、その数が所定回数に達したときに省コストの印刷方式を自動的に採用する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0011】
これによって、同じような印刷条件の印刷が繰り返し行われる場合には、省コストの印刷方式が自動的に採用されることになるため、不必要な高品質印刷が回避されてインク等の消耗品の節約を図ることができる。
すなわち、本発明は、後の実施の形態で詳述するように、同じような印刷条件の印刷が繰り返し選択された場合には、ユーザは、その印刷品質に満足しているだけでなく、期待する以上の高品質な印刷が実行されている可能性が高く、さらに印刷品質を落としてもかまわない、とみなして消耗品の消費量がより少ない印刷モードを提案するようにしたものである。
【0012】
〔発明4〕
発明4の印刷設定提案システムは、発明1〜3のいずれかに記載の印刷設定提案システムにおいて、
上記印刷指示端末は、
上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件及び印刷データを解析し、前回の印刷内容と比較して差分又は印刷間隔が小さいときに省コストの印刷方式を採用する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0013】
これによって、前回の印刷内容と比較して差分又は印刷間隔が小さい印刷を行う場合には、省コストの印刷方式が自動的に採用されることになるため、不必要な高品質印刷が回避されてインク等の消耗品の節約を図ることができる。
すなわち、本発明も後の実施の形態で詳述するように、前回の印刷内容と比較して差分又は印刷間隔が小さい印刷が行われる場合には、そのユーザは、試し刷りの多いユーザ、または印刷内容に誤字脱字があったり、デザインや構図などがイメージに合わないといったことが起こる可能性が高いユーザであり、その後の印刷も同じような誤りがある、とみなして消耗品の消費量がより少ない印刷モードを提案するようにしたものである。
【0014】
〔発明5〕
発明5の印刷設定提案システムは、発明1〜4のいずれかに記載の印刷設定提案システムにおいて、
上記印刷指示端末は、
上記文字フォントを解析するフォント解析手段と、
このフォント解析手段で解析された文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じて印刷モードを適宜変更する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0015】
これによって、文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じた最適な印刷モードで印刷が実行されるため、不必要な高品質印刷や文字が識別し難いような低品質印刷が提示されるようなことがなくなり、文字サイズやフォント等に応じた最適な品質の印刷が行われる。
〔発明6〕
発明6の印刷設定提案プログラムは、
多様な印刷が可能なプリンタを用いて印刷データを実行する印刷指示端末のコンピュータを、
少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提供するUI提供手段と、
上記印刷用途毎に予め詳細な印刷条件が保存された印刷用途対応テーブルと、この印刷用途対応テーブルから上記ユーザが任意に選択した印刷用途に対応する印刷条件を選択する印刷条件選択手段と、
この印刷条件選択手段で選択された印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタに転送する印刷データ作成・転送手段として機能させることを特徴とするものである。
【0016】
これによって、発明1と同様な効果を得ることができると共に、文書作成用のアプリケーションソフト等を起動させる印刷指示端末に備え付けのコンピュータシステムをそのまま利用してソフトウェア上で実現することができるため、別個新たにコンピュータシステムを用意したり、あるいは専用のハードウェアを製作して各機能を実現させる場合に比べて大幅に安価に、かつ容易に実現することが可能となる。
【0017】
〔発明7〕
発明7の印刷設定提案方法は、
ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意の印刷用途を選択した後、その印刷用途に適した詳細な印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
これによって、発明1と同様に、ユーザが目的とする印刷用途を任意に選択するだけで、その用途に見合った品質の印刷が自動的に実行されることになるため、従来のように印刷を実行する毎に、ユーザ自身が印刷条件をいちいち細かく設定する作業が不要となり、また、印刷条件入力(選択)の誤りによる印刷ミスも大幅に減少することが可能となる。
【0019】
〔発明8〕
発明8の印刷設定提案方法は、請求項7に記載の印刷設定提案方法において、上記ユーザが任意に選択した印刷用途の内容の一部をユーザが変更したときに、その変更後の印刷条件を記憶して、その後に同じ印刷用途が選択されたとき、その変更後の印刷条件を上記ユーザインターフェース上に提示するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
これによって、発明2と同様に、次回以降の印刷用途選択時において変更後の印刷条件が優先的に提示されるため、再度ユーザが同じような変更作業を行う必要がなくなり、ユーザの労力が軽減される。
〔発明9〕
発明9の印刷設定提案方法は、
ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意の印刷用途を選択した後、選択した印刷条件の選択回数をカウントし、その選択回数が所定回数に達したときに、省コスト印刷モードで印刷する旨の印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、さらにその印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とするものである。
【0021】
これによって、発明3と同様に、同じような印刷条件の印刷が繰り返し行われる場合には、ユーザはその印刷品質に満足しているだけでなく、期待する以上の高品質な印刷が実行されている可能性が高く、さらに印刷品質を落としてもかまわない、とみなして省コストの印刷方式が自動的に採用されることになるため、不必要な高品質印刷が回避されてインク等の消耗品の節約を図ることができる。
【0022】
〔発明10〕
発明10の印刷設定提案方法は、
ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意に印刷用途を選択した後、選択した印刷条件及び印刷データを解析し、前回の印刷と比較してその内容の差分又は印刷間隔が小さいときに省コスト印刷モードで印刷する旨の印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
これによって、発明4と同様に、前回の印刷内容と比較して差分又は印刷間隔が小さい印刷を行う場合には、そのユーザは、その後の印刷も同じような誤りがある、と判断して省コスト印刷モードで印刷する旨の印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに省コストの印刷方式が自動的に採用されることになるため、不必要な高品質印刷が回避されてインク等の消耗品の節約を図ることができる。
【0024】
〔発明11〕
発明11の印刷設定提案方法は、
ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意に印刷用途を選択した後、その印刷用途で採用される文字フォントを解析し、解析された文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じた印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とするものである。
【0025】
これによって、発明5と同様に、文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じた最適な印刷モードで印刷が実行されるため、不必要な高品質印刷や文字が識別し難いような低品質印刷が提示されるようなことがなくなり、文字サイズやフォントの種類に応じた最適な品質の印刷が行われる。
〔発明12〕
発明12の印刷設定提案方法は、
発明11に記載の印刷設定提案方法において、
文字サイズが所定サイズよりも大きいときは、通常設定よりも低い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案することを特徴とするものである。
【0026】
これによって、文字サイズが所定サイズよりも大きいときは、文字が見やすいと判断して通常設定よりも低い解像度で印刷することができるため、消耗品の消費量を抑えることができる。
〔発明13〕
発明13の印刷設定提案方法は、
発明11に記載の印刷設定提案方法において、
文字サイズが、所定サイズよりも小さいときは、通常設定よりも高い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案することを特徴とするものである。
【0027】
これによって、文字サイズが所定サイズよりも小さいときは、文字が見難いと判断して通常設定よりも高い解像度で印刷されるようになるため、文字が認識できないような低解像度の印刷が行われるのを回避することができる。
〔発明14〕
発明14の印刷設定提案方法は、
発明11に記載の印刷設定提案方法において、
文字フォントが明朝体、行書体、正楷書体のいずれかのとき、または文字スタイルが斜体、太字、太字斜体のいずれかのとき、あるいは文字飾りが、中抜き、取消線、影付き、浮き彫り、上付、下付のいずれかのときは、通常設定よりも高い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案することを特徴とするものである。
【0028】
これによって、文字フォントが明朝体、行書体、正楷書体のいずれかのとき、または文字スタイルが斜体、太字、太字斜体のいずれかのとき、あるいは文字飾りが、中抜き、取消線、影付き、浮き彫り、上付、下付のいずれかのときは、文字が見難いと判断して通常設定よりも高い解像度で印刷されるようになるため、文字が認識できないような低解像度の印刷が行われるのを確実に回避することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る印刷設定提案システムの実施の一形態を示したものである。
図示するように、この印刷設定提案システムは、多様な印刷が可能なプリンタ200と、このプリンタ200で印刷を実行する印刷指示端末100とから構成されており、さらにその印刷指示端末100には、UI提供手段10と、印刷条件選択手段12と、印刷用途対応テーブル14と、テーブル書換手段16と、印刷データ作成手段18と、印刷データ転送手段20と、フォント解析手段22と、印刷モード変更手段24とが備えられた構成となっている。
【0030】
先ず、この多様な印刷が可能なプリンタ200とは、家電販売店等で市販されているような一般的なプリンタ、すなわち、低解像度のモノクロ印刷から高解像度のカラー写真印刷まで他段階に亘る印刷や、その印刷に用いる印刷用紙の種類(普通紙、再生紙、光沢紙等、A3、A4、B5等)まで任意に細かく設定できるような機能を有するプリンタから構成されている。
【0031】
次に、印刷指示端末100とは、上記プリンタ200用のプリンタドライバの他に文書作成用のアプリケーションソフトや各種オペレーションシステム(OS)が組み込まれた汎用のパソコン(PC)等から構成されており、上記アプリケーションソフト等を利用して画像やテキスト等からなる任意の印刷データを作成し、これをプリンタ200に送って印刷指示を行うような機能を提供するようになっている。
【0032】
一方、この印刷指示端末100に組み込まれているUI提供手段10、印刷条件選択手段12、印刷用途対応テーブル14、テーブル書換手段16、印刷データ作成手段18、印刷データ転送手段20、フォント解析手段22、印刷モード変更手段24のうち、先ず、UI提供手段10は、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示する機能を提供するようになっている。
【0033】
例えば、このUI提供手段10は、図2に示すように、ユーザが印刷しようとする印刷物の印刷用途が選択自由に表示された印刷用途選択画面や印刷条件の詳細な設定が可能な詳細設定画面等からなるユーザインターフェースを印刷指示端末100のCRTや液晶モニター等にビジュアル的に提示する機能を提供するようになっている。
【0034】
次に、印刷用途対応テーブル14は、UI提供手段10で表示された印刷用途に対応した詳細な印刷条件を記述したものであり、印刷指示端末100のハードディスク等の記憶装置(図示せず)に読出書換自在に保存されている。
例えば、以下の表1に示すように、印刷用途として、「社内会議用」、「社外会議用」、「チーム会議用」、「メモレベル用」、「商品企画書用」、「写真用」等に分類されている場合には、それぞれの印刷用途に対応した「用紙の種類」、「用紙サイズ」、「文字印刷解像度」、「画像印刷解像度」、「印刷色」、「印刷方向」、「印刷面」、「印刷方向」、「分割数」等の各種の印刷条件が詳細に記載されている。
【0035】
【表1】
Figure 2004302653
【0036】
そして、印刷条件選択手段12は、このような印刷用途対応テーブル14と、上記UI提供手段10でユーザが選択した印刷条件とを相互に照らし合わせて印刷用途に対応する具体的な印刷条件を瞬時に選択する機能を提供するようになっている。
例えば、上記表1の印刷用途対応テーブル14を用いて一例を挙げると、ユーザがユーザインターフェース上で、印刷用途として「メモレベル用」を選択すると、それに対応する印刷条件として、用紙の種類:再生紙、用紙サイズ:A4、文字印刷解像度:150dpi、画像印刷解像度:150dpi、印刷色:黒、印刷面:両面、印刷方向:縦、分割数:1等といった細かい印刷条件が瞬時に決定され、また、印刷用途として「写真用」を選択すると、それに対応する印刷条件として、用紙の種類:光沢紙、用紙サイズ:A4、文字印刷解像度:2400dpi、画像印刷解像度:2400dpi、印刷色:カラー、印刷面:片面、印刷方向:横、分割数:1等といった印刷条件が同様に瞬時に決定されるようになっている。
【0037】
次に、テーブル書換手段16は、上記印刷条件選択手段12で選択された印刷条件の内容の一部をユーザが変えたとき、その変更後の内容を上記印刷用途対応テーブル14に書き換える機能を提供するようになっている。
例えば、表1の印刷用途対応テーブル14を用いて一例を挙げると、印刷条件として「メモレベル用」を選択すると、その選択と同時に各種印刷条件が細かく決定されることになるが、図2等に示すように、その印刷前にユーザインターフェースを利用してその詳細設定の一部、例えば印刷面としてデフォルト状態(標準状態)で「両面」であったものを「片面」に変えた場合には、テーブル書換手段16がその「印刷面」に関する部分のみを書き換えることになり、その後に同じ印刷条件が選択されたときには、次回以降は変更後の新たな印刷条件が自動的に選択されることになる。
【0038】
印刷モード変更手段24は、印刷用途の選択に伴って機械的に決定される印刷条件(印刷モード)を、さらに所定の条件に従って適宜変更するものであり、具体的には、印刷用途の選択に伴って機械的に決定される通常の印刷モードの他に、その通常の印刷モードよりも省コストの印刷モード(低解像度印刷モード)と高品質の印刷モード(高解像度印刷モード)の2つの印刷モードを所定の条件に従って変更する機能を提供するようになっている。
【0039】
ここで、その印刷モードを変更する所定の条件としては、本実施の形態では、印刷用途選択回数、印刷内容、文字フォントの大きさや種類(文字スタイル、文字飾り)といった3つの条件が挙げられ、それらの具体例は、後にフローチャート図を用いて詳細に説明するが、文字フォントの大きさや種類によって印刷モードを変更する場合、そのフォントの解析は図1に示すようにフォント解析手段22によって、また、印刷用途選択回数及び印刷内容によって印刷モードを変更する場合は、印刷用途選択回数のカウントや印刷内容の解析は印刷モード変更手段24自身によってそれぞれ行われるようになっている。
【0040】
印刷データ作成手段18及び印刷データ転送手段20は、印刷条件選択手段12で選択された印刷条件や、印刷モード変更手段24で変更された後の印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタ200に転送する機能を提供するようになっている。
次に、このような構造をした本発明の印刷設定提案システムの処理の流れ及び作用・効果を図5〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0041】
先ず、図5のフローは、本発明システムの基本的な流れを示したものである。図示するように、本発明システムは、先ず、印刷指示端末100のアプリケーションやOSから印刷要求があるか否かを常時監視(ステップS100)し、印刷要求があったと判断したとき(YES)は、UI提供手段10がユーザに対してその印刷指示端末100のモニター上等に所定のユーザインターフェースを提示する。
【0042】
このユーザインターフェースとしては、上述したように少なくとも2つ以上の印刷用途が任意に選択可能なものであれば特に限定されるものではないが、図2の例では、「社内会議用」、「社外会議用」、「チーム会議用」、「メモレベル用」、「商品企画書用」、「写真用」の6種類に加えて「新規作成用」の印刷用途が任意に選択可能となっている。尚、この印刷用途選択用のユーザインターフェースには、さらに、図示するように詳細な印刷設定が行える詳細設定用のユーザインターフェースが選択自在に付加されている。
【0043】
次に、図5のステップS104に示すように、このようなユーザインターフェースを提示したならば、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意のいずれか印刷用途を選択したかどうかを監視し、選択があったと判断した(YES)ならば、印刷条件選択手段12が印刷用途対応テーブル14を参照して(ステップS108)その印刷用途に対応する印刷条件を選択する。
【0044】
そして、このようにして印刷条件が選択されたならば、次のステップS110においてUI提供手段10が再び、このその印刷用途に対応する印刷条件を表示したユーザインターフェースを提示してユーザに対してその印刷条件で印刷を実行しても良いかの同意を求め(ステップS112)、この結果、ユーザの同意が得られたならば、印刷データ作成手段18及び印刷データ転送手段20が、その印刷データに選択された印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタ200に転送することになる(ステップS114、S116)。
【0045】
一方、ステップS112で同意が得られなかった場合(NO)は、ステップS118に移行して、詳細設定用のユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いて設定変更があったならば、テーブル書換手段16がその変更後の印刷条件を印刷用途対応テーブル14の該当欄に書き換え(ステップS112)、その後、この変更後の印刷条件を印刷データに付加してプリンタ200に転送することになる(ステップS114、S116)。
【0046】
図2の例では、先ず、印刷用途として「チーム会議用」が選択され(▲1▼選択)、それに対応する詳細な印刷条件が提示される(▲2▼提示)。そして、このユーザがこの印刷条件に同意するときは、「印刷」をクリックするなどして印刷を指示し(▲3▼印刷)、印刷が正常に終了すると、その旨の表示がなされて印刷が正常に終了したことをユーザが認識することができる。
【0047】
反対に、この印刷条件の提示段階でユーザがその印刷条件に同意しない場合、例えば図示するように印刷品質をもう少し上げたい場合には、「詳細設定」をクリックする等して詳細設定用のインタフェースを表示させ(▲4▼詳細設定)、印刷品質の解像度をデフォルトの状態である300dpiよりも高く(例えば600dpi)した後、再び同意を求め(▲5▼印刷確認)、同意が得られた後に印刷を実行することで所望の品質の印刷物を得ることができる。
【0048】
一方、図3及び図4は、ユーザインターフェースに表示する新たな印刷用途を新規に作成する例を示したものである。
すなわち、ユーザインターフェースに表示された印刷用途以外の印刷用途、例えば、図3に示すように、「特許明細書確認用」の印刷用途を新たに作成する場合は、先ず、「新規作成」の項目を選択(クリック)して(▲1▼選択)、新規印刷用途名入力用の画面を表示させ、その表示欄に「明細書確認用」という名称の印刷用途名を入力し(▲2▼印刷用途名入力)、詳細設定画面を表示させる(▲3▼印刷設定(詳細設定))。
【0049】
次に、この詳細設定画面を用いてその「明細書確認用」に対応する詳細な印刷用途を入力してから、「設定」項目をクリックすれば、「明細書確認用」及びその「明細書確認用」に対応する詳細な印刷用途が、印刷用途対応テーブル14に追加させると共に、図4に示すように印刷用途を選択する画面に「明細書確認用」の項目が追加されることになる(▲4▼「明細書確認用」が追加)。
【0050】
従って、次回以降「明細書確認用」の印刷を実行したい場合には、ユーザインターフェースに新たに表示された「明細書確認用」を選択するだけで、詳細な印刷条件が瞬時に決定されるため、ユーザはその印刷条件に同意しない場合以外は、再度、詳細な印刷用途を選択・入力する手間が省け、「明細書確認用」印刷に適した印刷を実行することができる。
【0051】
次に、図6のフローは上述した基本的な流れに加え、印刷モードの変更機能を加えた実施の形態を示したものである。
すなわち、図示するように、ステップS100の「印刷要求の監視」からステップS108の「印刷条件の取得」までの流れは、上記と同じであるが、本実施の形態では、ステップS108の「印刷条件の取得」が行われた後に、さらにその印刷条件の正規選択回数、つまり印刷条件を変更しない場合での選択回数をカウントする(ステップS200)。
【0052】
そして、次のステップS202において、この印刷条件の選択回数のカウント数が所定回数、例えば3回に達したか否かが判断され、達していない(NO)と判断されたならば、図5のステップS110、S112、S118、S120、S122、S114と同様なステップを経て通常の印刷が行われるが、このステップS202において選択回数が所定回数に達した(YES)と判断されたときは、次のステップS204に移行して省コスト印刷モードが選択される。
【0053】
すなわち、本システムが提案する印刷条件に対してユーザがそのまま無条件に何度も同意した場合は、本システムが提案する印刷条件(特に解像度の行程によるを印刷品質)が、ユーザが期待する品質以上である可能で高く、ユーザが満足する印刷品質よりも過剰な印刷品質を提案し、結果的に高コストな印刷を提案していると考えることができる。
【0054】
そのため、本実施の形態では、このように印刷条件の選択回数をカウントし、そのカウント数が所定回数に達したときに、例えば、印刷品質を300dpiから270dpiまで約10%程度自動的に落としたり、印刷用紙が普通紙からさらに安価な再生紙に選択されるような省コスト印刷モードに自動的に切り替わることで、プリンタで消費されるインクやトナー等の消耗品の消費量が抑えられ、経済性に優れた印刷を実行することができる。
【0055】
そして、このようにステップS204において省コスト印刷モードが選択されたなら、次のステップS206に移行して省コスト印刷モードが選択された旨のUIをユーザに対して提示し、その結果、次のステップS208で同意が得られない場合(NO)は当初の印刷条件で印刷が実行されるが、同意が得られた場合(YES)は、次のステップS210に移行して省コスト印刷モード用のデータが作成された後、これが印刷データ付加されてからプリンタに転送されて(ステップS214)省コスト印刷モードで印刷が実行されることになる。
【0056】
次に、図7及び図8のフローは、同じく印刷モードの変更機能を加えた他の実施の形態を示したものである。
先ず、図7の実施の形態は、図6の実施の形態と同様に、ステップS100の「印刷要求の監視」からステップS108の「印刷条件の取得」までの流れは、上記と同じであるが、本実施の形態では、ステップS108の「印刷条件の取得」が行われた後に、さらにその印刷内容の解析を行い(ステップS300)、その印刷内容が前回の印刷内容と比較した結果に応じて図5に示したような通常の印刷モードか、又は図6に示したような省コスト印刷モードで印刷が行われるかを判断するようにしたものである。
【0057】
すなわち、次のステップS302においてその印刷内容が前回の印刷内容と比べて差分が小さい(数文字程度の違いで全体として殆ど変わらない)場合、あるいは、印刷間隔が短い場合は、そのユーザは、試し刷りの多いユーザ、または印刷内容に頻繁に誤字脱字があったり、繰り返し印刷を行うことで最終的なデザインや構図などを決定するような癖を有するユーザであると考えることができる。このようなユーザの場合、例えば高解像度の写真印刷を実行する場合に、試し刷りの段階で常に高解像度な印刷を提案したのでは、大量の消耗品が消費されてしまい、印刷コストが高くなってしまう。従って、このように印刷内容が前回の印刷内容と比べて差分が小さい場合や印刷間隔が短い場合はそのユーザは、試し刷りや失敗印刷が多いユーザである、とみなして消耗品の消費量がより少ない印刷モードを提案するようにしたものである。
【0058】
従って、同図に示すように、ステップS302において差分や印刷間隔等が小さくない(NO)と判断した場合は、図5のステップS110、S112、S118、S120、S122、S114と同様なステップを経て通常の印刷が行われるが、このステップS302において差分や印刷間隔等が小さい(YES)と判断されたときは、次のステップS204に移行して省コスト印刷モードが選択され、以後、図6に示したようなステップ204〜S214を経て、ユーザの同意が得られることを条件に同様な省コスト印刷モードによる印刷が行われることになる。
【0059】
尚、ここで前回の印刷に対する差分や印刷間隔に応じて省コスト印刷モードを行うか否かの判断は、ユーザの違いによってあるいは各印刷内容の種類等によって大きく異なるため、特に限定するものではないが、例えば、以下の表2に示すように、過去の印刷のドキュメント名、印刷時刻、ドキュメント内容差分、印刷時刻差分などをログ情報として記録しておき、それらを照らし合わせことで前回の印刷とほぼ同じ印刷であるかどうかをかなり正確に把握することができる。例えば、以下の表2では、印刷番号1と2の文書と、及び印刷番号3と4の文書はそれぞれドキュメント名が同じであるから同じ内容の文書であると判断することができ、実際にその内容も殆ど変わらないことがドキュメント内容差分の項目から容易に判断できる。また、印刷番号4と5の文書は、それぞれのドキュメント名(BBB.rtf)、(BBB2.rtf)が近く、また、実際にその内容も10文字しか変わらないことから、同じ文書であると判断しても良い。
【0060】
従って、表2のケースでは、印刷番号5の印刷は試し刷りであると判断しても良く、この印刷は優先的に省コスト印刷モードによる印刷が行われることと思われる。
【0061】
【表2】
Figure 2004302653
【0062】
一方、図8の実施の形態は、図6及び図7の実施の形態と同様に、ステップS100からステップS108までの流れは、上記と同じであるが、本実施の形態では、ステップS108の処理の後に、さらにその文字フォントの解析を行い(ステップS400)、その文字フォントのサイズを解析した結果に応じて通常の印刷モードか、又は上述したような省コスト印刷モードで印刷が行われるかを判断するようにしたものである。
【0063】
すなわち、次のステップS402において印刷すべき文字サイズが所定のサイズよりも大きい場合は、当初提案した印刷品質よりも低くても何らその認識に影響を与えないと考えることができる。このようなケースでその印刷を当初提案通りの品質で実行すると過剰印刷となってしまい、消耗品を浪費してしまうことになる。従って、このように印刷すべき文字サイズが所定のサイズよりも大きい場合は通常提案される印刷条件は過剰品質である、とみなして消耗品の消費量がより少ない印刷モードを提案するようにしたものである。
【0064】
このため、同図に示すように、ステップS402において文字サイズが所定のサイズよりも大きくない(NO)と判断された場合は、図5のステップS110、S112、S118、S120、S122、S114と同様なステップを経て通常の印刷が行われるが、このステップS402においてその文字サイズが所定のサイズよりも大きい(YES)と判断されたときは、次のステップS204に移行して省コスト印刷モードが選択され、以後、図6及び図7に示したようなステップ204〜S214を経て、ユーザの同意が得られることを条件に同様な省コスト印刷モードによる印刷が行われることになる。
【0065】
また、文字の認識のしやすさは、文字サイズのみならず、文字の書体(フォント)にも大きく影響される。すなわち、ゴシック体や明朝体は通常認識しやすいが、行書体やペン字体等の場合は、ゴシック体や明朝体と同じ文字サイズであっても通常認識し難い。
従って、このようなケースでは印刷条件を選択した後、文字フォントを解析し、認識し難い文字フォントが含まれている印刷物であると判断したときには、通常提案される印刷条件よりもより高品質の印刷条件が自動的に選択されるようにすれば、ユーザ等がより見やすい印刷物を的確に提供することができる。
【0066】
例えば、以下の表3に示すように、フォントサイズが12P以下のゴシック体で、文字スタイルが斜体であれば、出力解像度は600dpiでも十分に認識することができるが、同じくフォントサイズが12P以下の行書体で、文字スタイルが斜体の場合は、少なくとも800dpi以上の解像度がないと正認識し難いといった傾向がある。
【0067】
【表3】
Figure 2004302653
【0068】
また、上述したフォント解析手段22に、画像(解像度)解析機能も付与すれば、文字は高解像度で印刷し、画像だけドラフト印刷したり、又はその逆の印刷を行うことができる。すなわち、画像に関しては、その画像解像度に適した解像度で印刷を行うことが好ましく、例えば、以下の表4に示すように、画像解像度が30pixel/inch以下の場合は100dpi程度の低い解像度でも良いが、画像解像度が30pixel/inchを越えるようなケースでは、1200dpi程度の高解像度で出力するようにすれば、画像本来の画質を著しく損なったり、過剰な高画質印刷が行われることがなくなり、常に最適な品質の印刷を実行することができる。
【0069】
【表4】
Figure 2004302653

【図面の簡単な説明】
【図1】印刷設定提案システムの実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】ユーザインターフェースの一例を示す詳細図である。
【図3】ユーザインターフェースの一例を示す詳細図である。
【図4】ユーザインターフェースの一例を示す詳細図である。
【図5】本システムの基本的な流れを示すフローチャート図である。
【図6】省コスト印刷モードが選択可能な流れを示すフローチャート図である。
【図7】省コスト印刷モードが選択可能な流れを示すフローチャート図である。
【図8】省コスト印刷モードが選択可能な流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10…UI提供手段、12…印刷条件選択手段、14…印刷用途対応テーブル、16…テーブル書換手段、18…印刷データ作成手段、20…印刷データ転送手段、22…フォント解析手段、24…印刷モード変更手段、100…印刷指示端末、200…プリンタ。

Claims (14)

  1. 多様な印刷が可能なプリンタと、このプリンタで印刷を実行する印刷指示端末とを備えた印刷設定提案システムであって、
    上記印刷指示端末は、
    少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提供するUI提供手段と、
    上記印刷用途毎に予め詳細な印刷条件が保存された印刷用途対応テーブルと、
    この印刷用途対応テーブルから上記ユーザが任意に選択した印刷用途に対応する印刷条件を選択する印刷条件選択手段と、
    この印刷条件選択手段で選択された印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタに転送する印刷データ作成・転送手段とを備えたことを特徴とする印刷設定提案システム。
  2. 請求項1に記載の印刷設定提案システムにおいて、
    上記印刷指示端末は、
    上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件の内容の一部をユーザが変えたとき、その変更後の内容を上記印刷用途対応テーブルに書き換えるテーブル書換手段をさらに備えたことを特徴とする印刷設定提案システム。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷設定提案システムにおいて、
    上記印刷指示端末は、
    上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件の選択回数をカウントし、その数が所定回数に達したときに省コストの印刷方式を自動的に採用する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とする印刷設定提案システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の印刷設定提案システムにおいて、
    上記印刷指示端末は、
    上記印刷条件選択手段で選択された印刷条件及び印刷データを解析し、前回の印刷内容と比較して差分又は印刷間隔が小さいときに省コストの印刷方式を採用する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とする印刷設定提案システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の印刷設定提案システムにおいて、
    上記印刷指示端末は、
    上記文字フォントを解析するフォント解析手段と、
    このフォント解析手段で解析された文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じて印刷モードを変更する印刷モード変更手段をさらに備えたことを特徴とする印刷設定提案システム。
  6. 多様な印刷が可能なプリンタを用いて印刷データを実行する印刷指示端末のコンピュータを、
    少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提供するUI提供手段と、
    上記印刷用途毎に予め詳細な印刷条件が保存された印刷用途対応テーブルと、
    この印刷用途対応テーブルから上記ユーザが任意に選択した印刷用途に対応する印刷条件を選択する印刷条件選択手段と、
    この印刷条件選択手段で選択された印刷条件を付加した印刷データを作成して上記プリンタに転送する印刷データ作成・転送手段として機能させることを特徴とする印刷設定提案プログラム。
  7. ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意の印刷用途を選択した後、その印刷用途に適した詳細な印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  8. 請求項7に記載の印刷設定提案方法において、
    上記ユーザが任意に選択した印刷用途の内容の一部をユーザが変更したときに、その変更後の印刷条件を記憶して、その後に同じ印刷用途が選択されたとき、その変更後の印刷条件を上記ユーザインターフェース上に提示するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  9. ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意の印刷用途を選択した後、選択した印刷条件の選択回数をカウントし、その選択回数が所定回数に達したときに、省コスト印刷モードで印刷する旨の印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、さらにその印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  10. ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意に印刷用途を選択した後、選択した印刷条件及び印刷データを解析し、前回の印刷と比較してその内容の差分又は印刷間隔が小さいときに省コスト印刷モードで印刷する旨の印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  11. ユーザから印刷要求があったときに、少なくとも2種類以上の印刷用途をユーザが任意に選択できるユーザインターフェースを提示し、そのユーザインターフェースを用いてユーザが任意に印刷用途を選択した後、その印刷用途で採用される文字フォントを解析し、解析された文字のサイズ及びフォント、スタイル、文字飾りの種類に応じた印刷条件を提案し、その印刷条件にユーザが同意したときに、その印刷条件を付加した印刷データを作成してプリンタに転送するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  12. 請求項11に記載の印刷設定提案方法において、
    文字サイズが所定サイズよりも大きいときは、通常設定よりも低い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  13. 請求項11に記載の印刷設定提案方法において、
    文字サイズが、所定サイズよりも小さいときは、通常設定よりも高い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
  14. 請求項11に記載の印刷設定提案方法において、
    文字フォントが、明朝体、行書体、正楷書体のいずれかのとき、または文字スタイルが斜体、太字、太字斜体のいずれかのとき、あるいは文字飾りが、中抜き、取消線、影付き、浮き彫り、上付、下付のいずれかのときは、通常設定よりも高い解像度で印刷する旨の印刷条件を提案するようにしたことを特徴とする印刷設定提案方法。
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