JP2004302307A - 画像形成装置および画像形成装置に用いられる入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複写機は、レーザビームの走査により面上に操作パネルを描画し、描画された操作パネルから操作者の入力を受け付けるパネル描画器80を備えている。パネル描画器80は、複写機本体に設けられた複数のホルダ21、22、23に着脱自在に構成されており、本体前側のホルダ21に装着された場合には、一般ユーザ用の操作パネル91を、後ろ側のホルダ22に装着された場合には、サービスマン専用の操作パネル92を描画させる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力手段を備え、当該入力手段からの入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置に関し、特に入力手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機には、通常、コピー枚数等を入力するための、入力手段としての操作パネルが備えられている。この操作パネルは、複写機前面のユーザの操作し易い位置に配置され、また操作に不慣れなユーザでも扱い易いように、例えば入力キー等の配置が工夫されている。
【0003】
ところで、複写機には、通常のコピーモードとは別に、サービスマンによる保守点検、修理のために、画像調整、各部動作チェック等を行える保守点検モードが設けられている。この保守点検モードは、操作パネルから実行できるようになっているが、一般のユーザが誤って保守点検モードに入ってしまうことを防止するため、通常、予め決められた複数のキーが決められた順に押されたときにだけ保守点検モードに移行するように構成されている。
【0004】
なお、このような技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の複写機は、一般ユーザにとっては使い易いが、サービスマンにとっては必ずしも使い勝手が良いとはいえない場合がある。すなわち、複写機は、その後ろ側に点検、修理のための部品が配される構成になっている場合が多く、そのためサービスマンは、複写機の後ろ側に回って、点検等を行うことが多くなる。ところが、保守点検モードは、上記したように操作パネルから実行しなければならないため、サービスマンは、保守点検モードでの入力操作を複写機の前側で行いながら、点検、調整等の作業を複写機の後ろ側に回って行うことになる。点検、調整の箇所が多くなると、前側から後ろ側に回り、また前側に戻るといった動作を何回も繰り返さねばならず大変手間である。
【0006】
また、保守点検モードに入るには、特別なキー入力操作が必要であり、これもサービスマンにとって負担になる。さらに、操作パネルには、ユーザの誤操作を防止するため、コピーに必要なキー等しか配されておらず、例えば多数の調整項目の中から実行したい項目を選択しようとすると、非常に複雑なキー入力操作を強いられることになり、サービスマンにとって使い勝手が悪かった。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、一般ユーザ、サービスマン等の各操作者にとって操作し易い入力手段を備える画像形成装置および入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置であって、操作パネルの画像を表示し、前記操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける入力手段と、前記画像形成装置の本体の異なる箇所に設けられ、前記入力手段を着脱自在に保持する第1と第2の保持部と、前記入力手段が前記第1の保持部に装着されている場合と、前記第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記入力手段は、面上に操作パネルの画像を描画させる描画手段と、描画された操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける受付手段とを有することを特徴とする。
さらに、前記第1の保持部は、前記画像形成装置を一の方向から見たときに、前記第2の保持部よりも前側に位置することを特徴とする。
【0010】
また、画像形成を行うための画像形成モードと、保守点検を行うための保守点検モードを切り換えて実行可能に構成され、前記表示制御手段は、前記入力手段が前記第1の保持部に装着された場合には、前記画像形成モードの実行に用いられるべき操作パネルの画像を表示させ、前記入力手段が前記第2の保持部に装着された場合には、前記保守点検モードの実行に用いられるべき操作パネルの画像を表示させることを特徴とする。
【0011】
本発明は、入力装置からの入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置に用いられる入力装置であって、前記画像形成装置の本体の異なる箇所に設けられた第1と第2の保持部に着脱自在に構成されており、操作パネルの画像を表示し、前記操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける入力手段と、前記入力手段が前記第1の保持部に装着されている場合と、前記第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、デジタル式の複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した場合について説明する。
図1は、複写機を複写機前側から見たときの全体の構成を示す図であり、図2は、複写機を図1の矢印B方向から見たときの平面図である。
【0013】
図1に示すように、複写機は、複写機本体1とパネル描画器80からなる。
複写機本体1は、原稿自動搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)10と、原稿読取部30と、画像形成部50および給紙部70を備えている。
ADF10は、原稿給紙トレイ11上にセットされた複数の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部30のプラテンガラス20上に設定された所定の原稿読取位置まで搬送し、原稿読取部30により原稿画像の読み取りが行われると、原稿排紙トレイ12上に排出する公知の装置である。
【0014】
原稿読取部30は、プラテンガラス20の下方を図の矢印A方向に走行するスキャナ31を備える。スキャナ31は、移動の開始位置(シェーディング補正板22の真下の位置)を左端とし、原稿読取位置に搬送された原稿の大きさ等に応じた所定距離を矢印Aで示した副走査方向に移動することによって原稿画像を走査する。
【0015】
原稿読取部30は、露光ランプ311の照射による原稿からの反射光をミラー312、321、322を介して光路変更しつつ、レンズ34を介してCCDセンサ33に結像させる。CCDセンサ33は、入射光を電気信号に変換し、読取データとして制御部100に送る。
制御部100は、受信した読取データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施し、記録シートの供給と同期して主走査ラインごとに読み出してレーザダイオード58を駆動する。
【0016】
画像形成部50は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、感光体ドラム51等を備える。制御部100から出力される駆動信号に基づきレーザダイオード58が駆動されてレーザ光が出射され、そのレーザ光は一定速度で回転されるポリゴンミラー59にて偏向走査されて矢印方向に回転駆動される感光体ドラム51上を露光走査する。
【0017】
感光体ドラム51は、上記露光を受ける前にクリーナ52により残留トナーを除去されると共に、帯電チャージャ53により一様に帯電されており、この露光により静電潜像が形成される。その静電潜像は、現像器54によりトナーの供給を受けて現像され、現像されたトナー像は、転写チャージャ55による転写電界を受けて、給紙部70から搬送されてくる用紙に転写される。
【0018】
トナー画像の転写された用紙は、分離チャージャ56により感光体ドラム51から分離されて、搬送ベルト57により定着部60に搬送され、内部にヒータを備えた定着ローラ61の加熱圧着作用により定着される。定着後の用紙は、排出ローラ62により排紙トレイ63上に排出される。
給紙部70は、用紙を収納しておくための給紙カセット71、72と、この用紙を繰り出すためのピックアップローラ711、721を備え、画像形成部50に用紙を供給する。
【0019】
この複写機は、上記した通常のコピー動作(通常のコピーモード)だけでなく、サービスマンによる保守点検モードを実行できるようになっている。保守点検モードは、「従来の技術」欄で説明したようにサービスマンが保守点検を実行する際に用いるモードであり、サービスマンは、画像調整、各部動作チェック、例えばスキャナ31だけを移動させて、その動きを点検等することができる。本実施の形態では、通常のコピーモードから保守点検モードに移行するのに、サービスマンが、従来のような特別なキー入力操作をしなくても良い構成に工夫されている。詳しくは後述する。
【0020】
パネル描画器80は、複写機上面に配置され、入力手段として用いられるものである。具体的には、本実施の形態では、レーザビームを走査して、操作パネルとしての、いわゆる仮想キーボードの画像を複写機の外装カバーの面上に描画し(表示し)、当該仮想キーボード上のキーがユーザの指等により押される(当該キーの面上の表示部分が触れられる)と、その指等からの反射光を受光して、これを当該キーの入力として受け付けて、当該キーが押されたことを示す情報(入力情報)を制御部100に送信するものである。このような仮想キーボードの描画、入力受け付けの技術は、公知の技術であり、例えば特開2002−244803号公報に開示されている技術を用いることができる。
【0021】
複写機本体1、ここではADF10上には、パネル描画器80を着脱自在に保持する保持手段としてのホルダ21、22、23が設けられている。図2は、パネル描画器80が複写機前側(同図下側)のホルダ21に装着(セット)され、複写機外装カバーの前側の面35上に操作パネル91の画像が描画されている様子を示している。
【0022】
図3は、ホルダ21を図2のX−X線で切断したときの矢視断面図であり、図4は、ホルダ21の一部を切り欠いて示した斜視図である。
両図に示すように、ホルダ21は、ADF10の原稿排紙トレイ12上に設けられており、その穴部211にパネル描画器80が差し込まれることによりパネル描画器80を直立の姿勢で保持するようになっている。
【0023】
ホルダ21の穴部211の下面には、パネル描画器80と接続するためのインターフェース(I/F)110が設けられている。I/F110には、パネル描画器80に電力を供給するための電源端子111、111と、パネル描画器80との間で入力情報等の各種信号を送受信するためのコネクタ112が設けられている。この構成は、他のホルダ22、23についても同じである。
【0024】
また、ホルダを特定するための突起113、114が設けられている。この突起は、パネル描画器80が自己がどのホルダにセットされているかを検出するために用いられるものであり、各ホルダについて、その数または位置が異なっている。図示していないが、ホルダ22には、いずれの突起も設けられておらず、ホルダ23には、突起113だけが設けられている構成になっている。
【0025】
一方、パネル描画器80は、その上面に、操作パネルの描画、非描画を切り換えるためのスイッチ804を備え、横面の上部には、レーザビームを出射させる送信部と、ユーザの指等からの反射光を受光する受光部とを有するレーザ送受信部802を備えている。また、下面には、複写機本体側の制御部100との接続のためのインターフェース(I/F)805として、本体側の電源端子111、111と接続される電源端子806、806と、コネクタ112と接続されるコネクタ807が設けられている(図3では、当該部分を一部透視図としてコネクタ807等を現している。)。
【0026】
また、複写機本体のどのホルダにセットされているかを検出するための検出スイッチ808、809が設けられている。この検出スイッチ808、809は、いわゆるピン押しボタン型のマイクロスイッチである。パネル描画器80の制御部801(図9参照)は、パネル描画器80がホルダにセットされた際に、そのホルダ内の突起(ホルダ21の場合、突起113、114)によって、どのスイッチが押されてオンされているかを検出することで、自己が複写機本体のどのホルダ(複写機前側、後ろ側等)に配置されているかを判断することができる。
【0027】
そして、パネル描画器80は、ホルダ21、23については、そのレーザ送受信部802が複写機前側に向けられた状態でセットされ、ホルダ22については、複写機後ろ側に向けられた状態でセットされるように構成されている。
このような構成において、本実施の形態では、ホルダごとに、パネル描画器80が各ホルダに装着された場合にそれぞれ異なる操作パネルの画像を表示させる(描画する)ようにしている。図5〜図7は、その表示例を示す図である。
【0028】
具体的には、図5は、パネル描画器80が複写機前側のホルダ21に装着された場合の操作パネル91の画像の表示例を示しており、図6は、複写機後ろ左側のホルダ22に装着された場合の操作パネル92の画像の表示例を、図7は、複写機後ろ右側のホルダ23に装着された場合の操作パネル93の画像の表示例を示している。なお、操作パネル92は、図2に示すように、複写機外装カバーの後ろ側の面36上に表示され、操作パネル93は、ADF10の原稿排紙トレイ12の面上に表示されるものである。
【0029】
図5に示す操作パネル91は、一般ユーザ用のものであり、スタートキー911、クリア/ストップキー912、コピー枚数表示部913、テンキー914および割り込みキー915を備えている。割り込みキー915は、コピー途中に別のコピーを割り込ませて実行させる、いわゆる割り込みコピーの際に用いられるキーである。
【0030】
パネル描画器80は、ユーザからのキー入力を受け付ける毎に、その内容を通常のコピーモードにおける入力情報として制御部100に送信する。また、テンキー914入力を受け付けると、その枚数を示す数値をコピー枚数表示部913に表示させる。さらに、入力中にクリア/ストップキー912が押されると、コピー枚数表示の数値を「1」に戻す処理を行う。
【0031】
制御部100では、受信した入力情報を一時的に記憶しておき、スタートキー911が押されると、それまで記憶しておいた入力内容に基づくコピー動作を実行させる。また、コピー動作中にクリア/ストップキー912が押されると、その指示に基づいてコピー動作を中止させる。
図6に示す操作パネル92は、サービスマンが保守点検モードで画像調整、各部動作チェック等を行うためのものであり、いわゆるパーソナルコンピュータに用いられるキーボードと同様のキーとして、文字キー、ファンクションキー等を備えるキー群921、テンキー922および入力内容表示領域923を備えている。文字キーが配列されているので、サービスマンは、例えば各部動作チェックを行う場合、直接、動作させたい部材の名称等を入力することができる。また、予め決められた制御コマンド等を入力したり、もちろん帯電電位調整等の各調整項目における調整値等をテンキーで入力することができる。
【0032】
さらに、ファンクションキーそれぞれに、例えば頻繁に使用される調整、動作チェックモード等を割り当て、キーが押されると、その実行を制御部100に指示する構成とすることもでき、一のキーを押すだけでモードを選択することができる。サービスマンにとっては、パネル描画器80をホルダ22にセットすれば(他のホルダにセットされている場合には、ホルダ22にセットし直せば)、操作パネル92を描画させることができ、かつ複写機後ろ側にいながら操作パネル92を用いて保守点検モードでの入力操作を行える共に、後ろ側に配置された各部品の点検、修理等を行うこともでき、大変使い勝手が良いものである。
【0033】
パネル描画器80は、サービスマンにより入力された内容を入力内容表示領域923に表示させると共に、保守点検モードにおける入力情報として制御部100に送信する。制御部100は、入力情報を受信する毎に必要に応じてその情報に基づく動作を実行する。
一方、図7に示す操作パネル93は、一般ユーザ用のものであるが、コピーモードとしてマスキング/トリミングを行う際に用いられるものである。ここで、トリミングとは、原稿1ページの画像内において、指定されたエリアだけをコピーする(すなわち、指定エリア以外のエリアについてはコピーしない)モードであり、マスキングとは、指定エリア以外のエリアをコピーする(すなわち、指定エリアについてはコピーしない)モードである。
【0034】
同図に示すように、操作パネル93には、画像表示領域931、マウス部932、マスキングキー933、トリミングキー934、読み取り開始キー935および完了キー936が設けられている。
読み取り開始キー935は、ADF10にセットされた原稿の画像の読み取りの開始を指示するためのキーである。
【0035】
画像表示領域931には、原稿読取部30において読み取られた画像が表示される。
マウス部932は、カーソル9311を移動させるためのものである。ここでは、ユーザがマウス部932のところに手をおいて、手を移動させると、その移動方向と同方向にカーソル9311が移動するようになっている。
【0036】
マスキングキー933は、マスキングモードを選択するためのキー、トリミングキー934は、トリミングモードを選択するためのキー、完了キー936は、エリア指定の完了を指示するためのキーである。
ユーザは、操作パネル93からマスキング/トリミングのコピーを次のようにして行うことができる。すなわち、▲1▼原稿をADF10にセットし、描画されている読み取り開始キー935を押す。▲2▼読み取られた画像が画像表示領域931に現れるので、その画像上において、指定したいエリア(ここでは、矩形)の2点の頂点の位置を指定する。具体的には、マウス部932を用いカーソル9311をエリアの右上の頂点の位置に移動させ(同図の状態)、完了キー936を押し、続いてエリアの左下の頂点の位置に移動させ、完了キー936を押す。
【0037】
▲3▼エリア指定の後、マスキングキー933またはトリミングキー934によりいずれかのモードを選択し、最後に完了キー936を押すものである。
パネル描画器80は、受け付けた内容(指定エリアの情報、マスキング等の選択情報等)を制御部100に送信し、制御部100では、読み取られた画像データに対し、マスキングが指定された場合には、指定エリアに相当する部分を隠すように画像処理を施し、トリミングが指定された場合には、その指定エリアに相当する部分のみが現れるように画像処理を施した上で、画像形成を実行する。
【0038】
表示面積をより大きくとれるADF10の原稿排紙トレイ12上に操作パネル93を表示させることで、ユーザは、隠したい部分、残したい部分のエリアを表示されている画像を見ながら確実に指定することが可能になる。ユーザは、マスキング/トリミングを行いたい場合にだけ、パネル描画器80をホルダ21から23に移し変えてセットさせれば良い。
【0039】
以下、制御部100の構成、パネル描画器80の構成およびパネル描画器80における操作パネルの描画、入力受付処理について説明する。
図8は、制御部100の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部100は、シェーディング補正部101、画像処理部102、画像メモリ103、レーザダイオード(LD)駆動部104、ROM105、RAM106およびCPU107を備えている。
【0040】
シェーディング補正部101は、CCDセンサ33から送られて来る各画素の画像信号を受信して公知のシェーディング補正を施し、それを画像処理部102に送る。
画像処理部102は、シェーディング補正されたデータが原稿の反射率データであるため、これを実際の画像の濃度データに変換し、これにMTF補正などの各種補正を施した後、その画像データを画像メモリ103に格納する。
【0041】
LD駆動部104は、CPU107による画像形成の指示を受けると、画像メモリ103に格納されている画像データを読み出して、レーザダイオード58を駆動するための駆動信号を生成し、レーザダイオード58を駆動させる。
ROM105は、ADF10における原稿搬送動作、原稿読取部30における原稿読取動作、画像形成部50における画像形成動作、および給紙部70による記録シートの給送動作に関するプログラムなどを格納している。
【0042】
CPU107は、ROM105から必要なプログラムを読み出して、原稿読取動作、画像形成動作等をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑なコピー動作を実行させる。また、ホルダ21〜23それぞれのI/F110の電源端子111に、パネル描画器80への電力を供給する。
CPU107は、パネル描画器80がホルダ21に装着されている場合には、通常のコピーモードにおける入力情報を受信して、操作パネル91上のどのキーがユーザにより押されたかを判断し、その入力内容に応じてコピー動作等を実行する。
【0043】
また、パネル描画器80がホルダ22に装着されている場合には、保守点検モードにおける入力情報を受信して、サービスマンにより操作パネル92上のどのキーが押されたかを判断し、その内容に基づいて保守点検モードにおける動作チェック等の動作を実行する。
さらに、パネル描画器80がホルダ23に装着されている場合には、マスキング/トリミングモードであり、パネル描画器80から原稿の読み取り開始の指示を受けると、ADF10にセットされた原稿の画像を読み取り、読み取られた画像データを画像メモリ103に格納させる。そして、その画像を操作パネル93の一部として表示させるためのデータを生成し、これをパネル描画器80に送る。また、パネル描画器80からマスキング等のエリア指定の情報等を受信すると、その情報に基づいて指定エリアを隠す等の画像処理を、読み取った画像データに施し、その処理後の画像データに基づいてコピー動作を実行する。
【0044】
図9は、パネル描画器80の制御関係の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、パネル描画器80は、制御部801、レーザ送受信部802、電源スイッチ(SW)804、I/F805、パネル描画用データ記憶部811〜813を備えている。
パネル描画用データ記憶部811には、通常のコピーモードにおける操作パネル91を描画させるためのデータが格納されている。また、パネル描画用データ記憶部812には、保守点検モードにおける操作パネル92を描画させるためのデータが格納されており、パネル描画用データ記憶部813には、マスキング/トリミングモードにおける操作パネル93を描画させるためのデータが格納されている。これら記憶部811〜813は、不揮発性メモリからなる。
【0045】
レーザ送受信部802は、制御部801からのレーザ駆動信号に基づいて、操作パネルの画像を描画するためのレーザビームを出射させるレーザ送信器(描画手段)と、操作パネルのキーを押す操作者の指等からの反射光を受光し、受光したことを示す受光信号を制御部801に送信する受信器(受付手段)を有する。
I/F805には、上記したように複写機本体側の制御部100からの電力を制御部801に送る電源端子806と、制御部100と制御部802間における各種信号等の送受信を仲介するコネクタ807と、パネル描画器80が複写機本体側の、どのホルダ(どの箇所)に装着されているかを検出するための検出SW808、809が設けられている。
【0046】
制御部801は、ROM、RAM等を備えており、ROMから必要なプログラムを読み出して、レーザ送受信部802等を制御し、操作パネルの描画、キー入力の受け付け等の処理を実行する。このような技術については、上記した特開2002−244803号公報以外にも、例えば特開2000−89899号公報等にも開示されているので詳細は省略するが、ここでは次の方法が用いられる。
【0047】
すなわち、パネル描画器80がセットされているホルダ(装着箇所)に応じてパネル描画用データ記憶部811〜813のいずれかから描画のためのデータを読み出し、そのデータを一旦RAMに展開させる。展開させたデータを操作パネル描画のためのレーザ駆動信号に変換し、これをレーザ送受信部802に送信して操作パネルを描画させる。
【0048】
そして、レーザ送受信部802からの受光信号の受信タイミングから、操作者の指等が操作パネル上のどの位置にあるのかを検出し、その検出結果から押されたキーを特定する。具体的には、操作パネル上での各キーの座標位置を予め記憶しておき、操作者の指等の座標軸上の位置と、座標位置が一致するものを押されたキーとして特定するものである。
【0049】
なお、本実施の形態では、パネル描画器80が各ホルダに装着された場合にそれぞれ異なるデザインの操作パネルを描画させるので、操作パネル毎に、操作パネル上における各キーの座標位置を示す情報(操作パネル91に対し、第1のキー座標位置情報、操作パネル92に対し、第2のキー座標位置情報、操作パネル93に対し、第3のキー座標位置情報)が予め生成されてROMに格納されている。制御部802は、キー入力受け付け前に、描画すべき操作パネルに対応する座標位置情報をROMから読み出してRAMに格納させておき、キー入力受け付け時には、RAMに格納されている情報を参照しながら、どのキーが押されたのかを特定するものである。
【0050】
電源SW804は、押される毎に開閉(オン、オフ)を繰り返すいわゆる押しボタンスイッチであり、操作者(ユーザ、サービスマン)が、操作パネルの描画、非描画を切り換えるスイッチとして用いられる。すなわち、制御部801は、電源SW804がオンになっていることを検出すると、操作パネルの描画を行い、オフになっていると描画を行わない制御を実行する。
【0051】
図10は、制御部802による操作パネルの描画、入力受付処理の内容を示すフローチャートである。なお、当該処理は、電源SW804がオンになっているときに実行されるものである。
同図に示すように、制御部802は、まず自己(パネル描画器80)が複写機のどのホルダに装着されているかを判断する(ステップS21)。この判断は、検出SW808、809のオン、オフの状態を検出することにより行われる。具体的には、検出SW808、809両方がオンであればホルダ21(複写機前側)、両方オフであればホルダ22(複写機後ろの左側)、検出SW808だけがオンであればホルダ23(複写機後ろの右側)と判断するものである。
【0052】
装着位置が前側であることを判断すると(ステップS21で「YES」)、パネル描画用データ記憶部811から操作パネル21の描画用データを読み出す(ステップS22)。
そして、読み出したデータをRAMに一旦展開し、展開させたデータを操作パネル描画のためのレーザ駆動信号に変換して、これをレーザ送受信部802に送信して、操作パネル21の画像を描画させる(ステップS23)。
【0053】
一方、装着位置が後ろ左側であることを判断すると(ステップS21で「NO」、S24で「YES」)、パネル描画用データ記憶部812から操作パネル22の描画用データを読み出して(ステップS25)、ステップS23に移り、操作パネル22の画像を描画させる。
また、装着位置が後ろ右側であることを判断すると(ステップS21で「NO」、S24で「NO」)、パネル描画用データ記憶部813から操作パネル23の描画用データを読み出して(ステップS26)、ステップS23に移り、操作パネル23の画像を描画させる。そして、描画している操作パネルに対応する座標位置情報をROMから読み出してRAMに格納させる(ステップS27)。例えば、操作パネル91であれば上記第1のキー座標位置情報を格納させる。
【0054】
そして、電源SW804がオフではない、すなわちオンの状態の場合に(ステップS28で「NO」)、レーザ送受信部802からの受光信号を受信して、操作者によりいずれかのキーが押されたこと、すなわち入力があったことを判断すると(ステップS29で「YES」)、上記RAMに格納された座標位置情報を参照して、操作者の指等の座標軸上の位置と、座標位置が一致するものを押されたキーとして特定し、これを入力情報として、本体側の制御部100に送信する(ステップS30)。
【0055】
そして、パネル描画器80がホルダ23に装着されている場合、すなわちマスキング/トリミングモードの場合に、操作パネル93の画像表示領域931に表示させるべき原稿1ページ分の画像の、パネル描画器80において描画するためのデータが制御部100から送信されてきた場合には(ステップS31で「YES」)、現にRAMに格納されている操作パネル33の描画用データの、領域931に相当する部分のデータを、受信した原稿画像描画のためのデータに書き換えて描画用データを変更し(ステップS32)、ステップS23に戻って、変更後の描画用データに基づいて操作パネル33(領域931の部分に上記原稿画像が表示された状態のパネル)を描画させる。また、電源SW804がオフになったことを判断すると(ステップS28で「YES」)、当該処理を終了する。
【0056】
なお、操作パネル91において、テンキー914が押された場合、コピー枚数表示部913にそのキーの数値を表示させるようにしている。ここでは、数値を描画するためのデータが予めROMに格納されており、数値表示の際に、対応する数値のデータを読み出して、コピー枚数表示部913の数値部分のデータを読み出したデータに書き換えることにより数値表示が行われる。操作パネル92において、文字キー等が押された場合に、表示部923に文字等を表示させる場合も同様である。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態の複写機は、レーザビームの走査により面上に操作パネルの画像を描画し、描画された操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付けるパネル描画器80を一つ備えており、かつパネル描画器80が、複写機本体1に設けられた保持手段としてのホルダ21、22、23に着脱自在に構成され、例えば複写機本体前側のホルダ21に装着されると、一般ユーザ用の操作パネル91を表示させ、後ろ側のホルダ22に装着されると、サービスマン専用の操作パネル92を表示させる、すなわち各装着箇所それぞれで異なる操作パネルの画像(キーの配列、種類、大きさ、数、パネル自体の大きさ等が異なるもの)を表示させるようにしている。
【0058】
したがって、一般ユーザ、サービスマンそれぞれのために、別々に専用の操作パネルを設けるといった構成をとる必要がない。そして、パネル描画器80を各場所に置き換えるだけで操作者の使用目的に適合した操作パネルが表示されるので、例えばサービスマンは、複写機後ろ側にいながら保守点検モードでの入力操作を行うと共に装置内部を点検、修理するといった作業を実行できる。これにより、従来のように複写機前側の操作パネルから保守点検モードに入り必要な入力操作を行った後、後ろ側に回って点検等することを繰り返し行うといった面倒な作業がなくなり、使用目的が異なる一般ユーザ、サービスマン双方にとって大変使い勝手が良くなるという効果がある。
【0059】
なお、装着箇所(ホルダ)の位置、その数、操作パネルの表示内容については、上記したものに限られないことはいうまでもなく、複写機の装置構成に応じて、適当な位置に複数の装着箇所が設けられ、ユーザ、サービスマン等の各操作者にとって最適なもの(使い易いもの)が適用されることになる。
本発明は、上記画像形成装置に限られず、画像形成装置に備えられる上記入力手段(パネル描画器)としての入力装置に適用することもできる。また、上記した操作パネルの表示方法、当該方法をコンピュータにより実現するプログラムであるとしても良い。また、当該プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
【0060】
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、パネル描画器80を装着するためのホルダを、複写機前側と後ろ側に設け、ユーザ用の操作パネル91を複写機前側の面35上に描画し、サービスマン専用の操作パネル92を複写機後ろ側の面36上に描画するとしたが、例えば面13、14(図1)上にそれぞれ別のホルダを設け、ホルダにパネル描画器が装着されると、その面上に操作パネル92を投影させる構成とすることもできる。装置構成によっては、サービスマンが複写機左側または右側から点検等を行う場合も考えられ、そのような場合には便利になる。また、上記では操作パネルを外装カバー(ADF10の排紙トレイも含む)の面上の所定の位置に表示させるとしたが、外装カバーに限られることはなく、ホルダの配設位置との関係で、例えば複写機内部のカバー類、フレーム等の面を被表示面とすることもでき、場合によっては、複写機が設置されている床や近接する壁等を被表示面とすることも考えられる。
【0061】
(2)上記実施の形態では、パネル描画器80側に制御部801、パネル描画用データ記憶部811〜813、検出SW808、809を設けたが、例えばこれらを複写機本体側に設ける(例えば、制御部100に含ませる)構成とすることもできる。その場合、上記突起113等に相当する突起が、パネル描画器80側に設けられることになる。
【0062】
また、制御部100がパネル描画器80に電力を供給する構成としたが、例えばパネル描画器80が電源としての電池等を備え、複写機本体側から電力供給を受けない構成としても良い。また、上記では、電源SW804がオフされると上記処理を終了するとしたが(ステップS28で「YES」)、電池等を備える構成の場合、例えばパネル描画器80がホルダから抜き取られた場合にも描画を終了する構成とすることもできる。
さらに、パネル描画器と複写機本体とは、I/F部のコネクタにおいて有線で接続され、入力情報等の各種信号を送受信する構成としたが、例えばブルートゥース(Bluetooth)等による無線通信とすることもできる。また、パネル描画器80の電源SW804が操作者によりオンされると操作パネルを描画するとしたが、例えば発光素子から出射された光の、操作者からの反射光を受光して、操作者が接近したことを検知する反射型の光電センサ等からなる人体検知手段を設け、その接近を検出したときに描画する構成とすることもできる。
【0063】
(3)上記実施の形態では、パネル描画器80が、レーザビームの走査により操作パネルの画像を描画により表示させ、そのレーザビームの、操作者の指等からの反射光を受光することにより、操作パネル上のどのキーが押されたかを検出するとしたが、面上に操作パネルの画像を表示し、表示された操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付けることができる構成であれば、実施の形態の構成に限られることはない。
【0064】
例えば、操作パネルの画像を表示させる表示手段としては、上記した描画手段の他に、例えば液晶ディスプレイプロジェクタ等の公知の投影手段を用いることができる。また、入力を受け付ける受付手段としては、発光素子からレーザビーム等の光を投影面に平行に、かつ投影面上のすぐ上に放射(走査)し、操作者の指等によりキーが押されたときの、その指等からの反射光をCCD等のセンサで受光してその押された位置を検出し、検出した位置からどのキーが押されたのかを検出する構成とすることができる。このような構成は、上記した特開2000−89899号公報等に詳しい。なお、本発明では、上記したようにパネル描画器80の装着箇所によって異なる操作パネルの画像を表示させるようにしており、そのため、受付手段として上記した別の構成を適用する場合であっても、実施の形態で説明したように、操作パネル毎に(装着箇所毎に)、当該操作パネルに対応する座標位置情報等を用いてキー入力を受け付ける構成とされる。
【0065】
(4)上記実施の形態では、複写機後ろ側に操作パネル92を投影するための面36を設けたが、例えば面36を折り畳み式として通常は畳んでおき、サービスマンが作業する際に元に戻す構成とすれば、装置の奥行きを短くすることができる。
(5)上記実施の形態では、入力手段としてのパネル描画器が、操作パネルの画像を複写機本体の外装面上に描画する場合の例を説明したが、本発明は、入力手段が、複写機本体に設けられた第1のホルダに装着された場合と、第1のホルダとは異なる箇所に設けられた第2のホルダに装着された場合とで異なる操作パネルの画像を表示させる構成であれば適用することができる。このような構成例としては、入力手段自身が操作パネルを表示させる構成、具体的には入力手段としてタッチパネルを用い、タッチパネルを各ホルダに着脱自在に構成すると共に、第1のホルダに装着された場合と第2のホルダに装着された場合とで、タッチパネルに異なる操作パネルの画像を表示させる構成等が考えられる。
【0066】
(6)上記実施の形態では、本発明をデジタル式の複写機に適用した場合の例を説明したが、入力手段からの入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置であれば、アナログ式の複写機であっても良く、また複写機に限られずプリンタ、ファクシミリ等に適用することも可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置は、入力手段が第1の保持部に装着されている場合と、第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させるので、一般ユーザ、サービスマン等の各操作者のために、別々に専用の操作パネルを設けるといった構成をとる必要がなく、入力手段を置き換えるだけで操作者の使用目的に適合した操作パネルが表示され使い勝手が良くなるという効果を奏する。
【0068】
また、操作パネルの画像を面上に描画する構成なので、操作パネルの表示面積を任意に変えることができ、例えばサービスマン用の操作パネルを一般ユーザ用のものよりも大きくとって、サービスマンにより使い勝手が良いデザインのパネルを表示させることが可能になる。
また、第1の保持部が、画像形成装置を一の方向から見たときに、第2の保持部よりも前側に位置するようにしており、例えば前記一の方向を画像形成装置を正面視する方向とし、第1の保持部を装置前側、第2の保持部を装置後ろ側として、前記入力手段が第1の保持部に装着された場合に装置前側に一般ユーザ用の操作パネルを、第2の保持部に装着された場合に、サービスマン用の操作パネルを表示するとすれば、一般ユーザは、前記入力手段を第1の保持部にセットすれば装置前側でキー等の入力を行え、サービスマンは、第2の保持部にセットすれば装置後ろ側で入力操作を行えるようになる。
【0069】
さらに、前記入力手段が前記第1の保持部に装着された場合には、前記画像形成モードの実行に用いられるべき操作パネルを表示させ、前記入力手段が前記第2の保持部に装着された場合には、前記保守点検モードの実行に用いられるべき操作パネルを表示させる構成にしている。
これにより、一般ユーザは、装置前側でキー等の入力を行って画像形成モードによる画像形成を実行させることができ、サービスマンは、装置後ろ側にいながら保守点検モードを実行させて、装置内部を点検、修理するといった作業を実行できることが可能になる。
【0070】
本発明に係る入力装置は、自己(入力装置)が第1の保持部に装着されている場合と、第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させるので、一般ユーザ、サービスマン等の各操作者のために、別々に専用の操作パネルを設けるといった構成をとる必要がなく、入力手段を置き換えるだけで操作者の使用目的に適合した操作パネルが表示され使い勝手が良くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の全体の構成を示す図である。
【図2】複写機を図1の矢印B方向から見たときの平面図である。
【図3】複写機の上面に設けられたホルダを図2のX−X線で切断したときの矢視断面図である。
【図4】上記ホルダの一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図5】パネル描画器が複写機前側のホルダに装着された場合の操作パネルの表示例を示す図である。
【図6】パネル描画器が複写機後ろ左側のホルダに装着された場合の操作パネルの表示例を示す図である。
【図7】パネル描画器が複写機後ろ右側のホルダに装着された場合の操作パネルの表示例を示す図である。
【図8】複写機本体側の制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】パネル描画器の制御関係の構成を示すブロック図である。
【図10】パネル描画器の制御部による操作パネルの描画、入力受付処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機
13、14、35、36 面
21、22、23 ホルダ
80 パネル描画器
91、92、93 操作パネル
100、801 制御部
107 CPU
110、120、130、805 インターフェース部
802 レーザ送受信部
811、812、813 パネル描画用データ記憶部
Claims (5)
- 入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置であって、操作パネルの画像を表示し、前記操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記画像形成装置の本体の異なる箇所に設けられ、前記入力手段を着脱自在に保持する第1と第2の保持部と、
前記入力手段が前記第1の保持部に装着されている場合と、前記第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記入力手段は、
面上に操作パネルの画像を描画させる描画手段と、描画された操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける受付手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の保持部は、前記画像形成装置を一の方向から見たときに、前記第2の保持部よりも前側に位置することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の画像形成装置。
- 画像形成を行うための画像形成モードと、保守点検を行うための保守点検モードを切り換えて実行可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記入力手段が前記第1の保持部に装着された場合には、前記画像形成モードの実行に用いられるべき操作パネルの画像を表示させ、前記入力手段が前記第2の保持部に装着された場合には、前記保守点検モードの実行に用いられるべき操作パネルの画像を表示させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 入力装置からの入力情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置に用いられる入力装置であって、
前記画像形成装置の本体の異なる箇所に設けられた第1と第2の保持部に着脱自在に構成されており、
操作パネルの画像を表示し、前記操作パネルの画像から操作者の入力操作を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が前記第1の保持部に装着されている場合と、前記第2の保持部に装着されている場合とで、異なる操作パネルの画像を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする入力装置。
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