JP2004301836A - 小さく浅い割れ内部の電気化学的腐食電位を測定するための方法及び装置 - Google Patents

小さく浅い割れ内部の電気化学的腐食電位を測定するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 材料試験片(176)の電気化学的腐食電位(ECP)を測定するための方法及び装置(100)が提供される。
【解決手段】 この装置は、第1の端部(106)と第2の端部(108)とを含むホルダ(102)と、それを貫通する複数のボア(169、170、172)を有し、検出面(166)と第2の反対側の面(168)とを備える本体を含む検出器アレイ(162)と、チップ(171)とワイヤ(148)とを含み、チップが検出面から外向きに延び、ワイヤがチップからボアを貫通して延びかつ第2の面から延びるように、複数のボア(172)の一部分内に配置された少なくとも1つの電極(148)と、それに入る流体が複数のボアの一部分を通って第2の面から検出面まで流れるように、ホルダに結合された流体入口(138)とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一般的に原子炉の点検に関し、より具体的には、材料試料の電気化学的腐食電位(ECP)を測定することに関する。
沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器(RPV)は、ほぼ円筒形の形状を有し、例えば底部ヘッド及び取外し可能な上部ヘッドにより両端において閉じられている。一般的に、上部ガイドが、RPV内部で炉心プレートの上方に間隔を置いて配置される。炉心シュラウド又はシュラウドが、一般的に炉心を囲み、シュラウド支持構造体により支持されている。具体的には、シュラウドは、ほぼ円筒形の形状を有しており、炉心プレート及び上部ガイドの両方を囲む。円筒形の原子炉圧力容器と円筒形の形状のシュラウドとの間には空間すなわちアニュラスが設置されている。
運転中の沸騰水型原子炉(BWR)の放射線場は、酸素及び過酸化水素のような強力な酸化種を発生させる。このような酸化種の存在が、原子炉内部の304ステンレス鋼製構成部品の粒界応力腐食割れ(IGSCC)の一因となる。IGSCCは、BWR内部の環境関連材料性能の大きな問題であることが知られている。原子炉水内のイオン不純物及び酸化種の濃度を低下させることによって、IGSCCを軽減するのを助長することができる。ステンレス鋼及び他の活性金属の電気化学的腐食電位(ECP)は、BWR水中の溶存酸素、水素、及び過酸化水素濃度と水路中の流体力学的流動状態に支配されることが知られている。材料性能(時間の関数としてのIGSCCを含む)を評価又は予測するためには、原子炉圧力容器内部で高温の水に曝される構造材料のECP値を知ることが望ましい。
減速水素水化学法(HWC)においては、IGSCCを軽減するのを助長するために、水素がBWRの供給水に添加される。水素を添加する目的は、原子炉水内の溶存酸化物質の濃度を低下させることであり、従って、標準の水素電極(SHE)に対して測定されたECPを、IGSCCの発生率が減少するおよそ−230mVよりも低い値に低下させる。原子炉水中の水素レベルは、酸素又は過酸化水素のどちらかと反応して水を生成するのに必要な化学量論的量を超えた状態に維持される。しかしながら、減速HWCを使用することには、タービンに持ち込まれる窒素−16を増大させること及びコバルト−60の被着速度を高めることのような幾つかの副次的作用がある。また、IGSCCを防止するのに必要とされる臨界ECP値を、高酸化及び/又は高水流方式において達成するのは困難である。
貴金属化学注入法(NMCA)は、水素/酸素又は過酸化水素/水素のどちらかが再結合して水を生成するように金属表面の触媒特性を向上させ、またNMCAは、より低い水素添加率で低い金属表面ECP値を達成することを可能にする。この接触作用法は、金属表面における酸素濃度をおよそゼロにまで低下させ、従って、ECPを、摂氏288度での純水内でのその熱力学的最小値であるおよそ−550mV SHEにまで低下させる。化学量論的水素過剰量を得るためには、供給水の水素添加が、2:1よりも大きい水素:酸素モル比、又は原子炉水内での1:8よりも大きい水素:酸素の重量比を達成するように調節される。NMCA化学物質を原子炉水中に直接注入することにより、貴金属を原子炉水に曝される原子炉構成部品の表面上に被着させる。原子炉構成部品の表面は、一般的に酸化物外側層で覆われる。貴金属は、酸化物層上に被着され、従って水素/酸素及び水素/過酸化水素の両方の再結合反応のための触媒部位を形成する。IGSCCから構成部品を保護するのを保証するのに必要なECP値は、その場合にはより少ない水素量の添加により達成することが可能であり、従って、より高い水素濃度で遭遇することの多いマイナスの副次的作用の多くを回避することができる。現存する割れの内部に被着される貴金属の有効性を評価することは、現在の技術の及ばないところである。
1つの態様では、ECP検出アレイを含む検出装置を用いて材料試験片の電気化学的腐食電位(ECP)を測定する方法が記載される。この方法は、ECP検出アレイの面に緊密接触させてオフセットスペーサを設置する段階と、測定面を有する検出装置内部にオフセットスペーサに緊密接触させて材料試験片を設置する段階と、検出装置を通る流れを確立する段階と、検出装置の接地と電極ワイヤとの間の電位を測定する段階とを含む。
別の態様では、材料試験片の電気化学的腐食電位を測定するための装置が記載される。この装置は、第1の端部と流体出口に取外し可能に結合された第2の端部とを備えたホルダを含む。ホルダは、それを貫通する複数のボアを有しかつ検出面と第2の反対側の面とを有する本体を備えた検出器アレイを含む。検出器アレイは、ホルダの第1の端部内に収容され、チップとワイヤとを備えた少なくとも1つの電極を含む。この少なくとも1つの電極は、チップが検出面から外向きに延び、ワイヤがチップからボアを貫通して延びかつ第2の面から延び、チップ及びワイヤが摩擦によりボア内部で所定の位置に保持されるように、複数のボアの一部分内に配置される。流体入口がホルダに結合されて、入口に入る流体が複数のボアの一部分を通って第2の面から検出面まで流れるようになっている。
更に別の態様では、材料試験片の電気化学的腐食電位を測定するための装置が記載される。この装置は、第1の端部と、流体出口に取外し可能に結合された第2の端部と、流体出口と圧縮スペーサとの間に嵌合されて、長手方向の圧縮力が流体出口からそれを介して圧縮スペーサの第1の面に加えられるようになっている弾性部材とを備えたホルダを含む。弾性部材、流体出口コネクタ及び圧縮スペーサは、同軸に整列される。ホルダは、それを貫通する複数のボアを有し、検出面と第2の反対側の面とを有する本体を備えた検出器アレイを含む。検出器アレイ本体は、ホルダの第1の端部内に収容される。検出器アレイは、拡大部分を有するチップとワイヤとを備えた少なくとも1つの白金ワイヤ電極を含む。電極は、チップが検出面から外向きに延び、ワイヤがチップからボアを貫通して延びかつ第2の面から延び、チップ及びワイヤが摩擦によりボア内部で所定の位置に保持されるように、複数のボアの一部分内に配置され、また流体入口が、ホルダに結合されて、入口に入る流体が複数のボアの一部分を通って第2の面から検出面まで流れるようになっている。
NMCAの基本原理は、構成部品表面上の貴金属が、過剰の水素を添加することで表面ECPを低下させて、それが次ぎに割れ先端における化学イオン濃度を上昇させる可能性がある化学的電位推進力を低下させることである。割れ先端は、割れが材料内に広がる場所である。過酸化物質(酸素及び過酸化水素)が、貴金属触媒によりバルク水中の過剰の水素と反応してほとんどゼロになるような構成部品表面においてまた小さく浅い割れ口開口の場合に、このことは当てはまる。
割れ口が開いていると、バルク濃度の過酸化物質は、流れ誘発性渦(割れ長さの配向が、流れに対してほぼ垂直になっているクロスフロー形態において発生する)により、又は拡張領域流れ(平行な割れ長さ配向の形態において発生する)により割れの中に押し込まれる可能性がある。流れが被着された触媒の深さ(電気化学的口、ECM)より下方まで割れの中に多くの量の過酸化物質を運び込んだ場合には、割れ内の触媒浸透部を越えた領域内に内部ECP推進力が生じるおそれがある。この状態は、割れ先端にイオンを集中させ、表面ECP測定により検出されない割れ速度を生じさせる。
割れシミュレーションモニタ組立体が、浸透深さに応じて貴金属濃度が変化する、シミュレートされる割れ内部の貴金属を収集する。以下に述べるECP測定装置が、割れ被着モニタで取得されたシミュレートされる割れ表面上でECP測定を実行して、触媒浸透深さを求める。
割れ被着モニタからの材料試験片を、ECP測定装置内に配置して、触媒浸透深さを求める。例示的な実施形態では、この測定装置を通る流れは、溶存気体(水素及び酸素)が、電極チップに接触する直前まで触媒表面と接触しないとことになるように検出アレイ端部から行われる。別の実施形態では、測定装置を通る流れは、材料試験片の挿入端部から行われる。
電極アレイは、およそ0.127mm(0.005インチ)から1.270mm(0.050インチ)までの範囲内においてECPの非常に小さな区別を識別することができる。例示的な実施形態では、小型の検出器先端を測定表面に近接させて用いてこのような感度が得られる。別の実施形態では、このような感度の一部は、オーバサイズの区域を用いて反復及び曲線シミュレーションすることにより数学的に得られる。
この例示的な実施形態では、4つの検出器によりアレイが形成される。別の実施形態では、アレイ内の電極の数は、付加的な半径方向距離及び角度で電極を追加することにより増加されて確定度及び精度を改善するのを助ける。
図1は、沸騰水型原子炉圧力容器(RPV)10の一部を破断した断面図である。RPV10は、ほぼ円筒形の形状を有し、一端において底部ヘッド12により閉じられ、また他端において取外し可能な上部ヘッド14により閉じられる。側壁16が、底部ヘッド12から上部ヘッド14まで延びる。側壁16は、上部フランジ18を含む。上部ヘッド14は、上部フランジ18に取付けられる。円筒形形状の炉心シュラウド20が、原子炉炉心22とレフレクタ21と呼ばれるバイパス水領域とを囲む。炉心シュラウド20は、一端においてシュラウド支持体24により支持され、反対側の取外し可能なシュラウドヘッド26を含む。下降管領域28は、炉心シュラウド20と側壁16との間に形成されたアニュラスである。ポンプデッキ30は、リング形状を有し、シュラウド支持体24とRPV側壁16との間で延びる。ポンプデッキ30は、複数の円形の開口32を含み、各開口はジェットポンプ34を収納する。ジェットポンプ34は、炉心シュラウド20の周りで円周方向に分散配置される。入口上昇管36が、移行組立体38により2つのジェットポンプ34に結合される。各ジェットポンプ34は、入口ミキサ40とディフューザ42とを含む。入口上昇管36及び2つの結合されたジェットポンプ34は、ジェットポンプ組立体44を形成する。
複数の核分裂性物質の燃料棒46を含む炉心22の内部で、熱を発生させる。炉心22を通して循環して上がってくる水は、少なくとも一部は蒸気に変換される。複数の気水分離器48が、水から蒸気を分離し、水は再循環される。複数の蒸気乾燥器50が、蒸気から残留水を除去する。蒸気は、容器上部ヘッド14近くの蒸気出口52を通してRPV10を出る。
炉心22内で発生する熱量は、例えばハフニウムのような中性子吸収材からなる複数の制御棒54を挿入したり引出したりすることにより調節される。制御棒54が燃料棒46に隣接して挿入される程度で、制御棒は、さもなければ炉心22内で熱を発生する連鎖反応を促進するのに利用されることになる中性子を吸収する。
各制御棒54は、制御棒駆動管56を介して制御棒駆動機構(CRDM)58に連結されて、制御棒装置60を形成する。CRDM58は、炉心支持プレート64に対してかつ燃料棒46に隣接して制御棒54を移動させる。CRDM58は、底部ヘッド12を貫通して延び、制御棒駆動機構ハウジング66内に収納される。制御棒案内管56が、制御棒駆動機構ハウジング66から炉心支持プレート64まで垂直方向に延びる。制御棒案内管56は、制御棒54の挿入及び引出しの間に制御棒54の非垂直方向の運動を制限する。制御棒案内管56は、任意の数の形状、例えば十字形状、円筒形状、長方形状、Y字形状、及び任意の他の適当な多角形状を有することができる。
図2は、電気化学的腐食電位(ECP)測定装置100の断面図である。装置100は、円筒形ホルダ102を含み、該円筒形ホルダ102は、それを貫通する試験片中心ボア103、長手方向軸線104、ホルダ入口端部106、及びホルダ出口端部108を備える。ユニオン入口端部110が、例えば溶接112によりホルダ出口端部108に結合される。別の実施形態では、ユニオン入口端部110は、ねじによりホルダ出口端部108に結合される。ユニオン入口端部110は、雌ナット114に結合される。雌ナット114は、例えば螺合により雄ナット120に結合される。雄ナット120は、ユニオン出口端部122を受け入れるための該雄ナットを貫通するボアを含む。雄ナット120が雌ナット114に螺合されると、ユニオンは、ワッシャ128によりシールされる。ユニオン出口端部122の出口端部は、例えば溶接により出口配管130に固定結合される。構成部品のユニオン入口端部110、ユニオン出口端部122、ワッシャ128、雌ナット114、及び雄ナット120により、隙間ゼロのユニオン131が構成される。
ホルダ入口端部106は、T字管134の管部132に固定結合される。T字管134の別の管部136は、入口配管138に固定結合される。T字管134の分岐管140は、グランドシール取付け金具144の本体142に固定結合される。取付け金具144は、その中にそれぞれの絶縁電線(ワイヤ)148を受け入れるためのそれを貫通する少なくとも1つのボア147を備えたシーラ146を含む。1つの実施形態では、ワイヤ148は、直径がおよそ0.020インチの白金ワイヤである。別の実施形態では、ワイヤ148は、金属酸化物ワイヤである。フォロア150が、シーラ146の第1の面152に結合される。キャップ154は、グランドシール本体142に螺合されかつフォロア150に係合する。キャップ154が回転されてグランドシール本体142に螺合すると、キャップ154は、グランドシール本体142の方向に引き寄せられる。キャップ154はフォロア150の面に係合し、フォロア150は、シーラ146の面152に押し付けられているので、キャップ154が、グランドシール本体142の方向に引き寄せられると、シーラ146は圧縮され、変形して各ボア147をシールする。シーラ146は、ワイヤ148上に潰され、ボア147をシールし、T字管134の内部通路160と周囲圧力との間に圧密障壁を形成することを可能にする。
検出器アレイ162は、入口面168におけるT字管134のショルダ部と検出器面166におけるオフセットスペーサ174とによりホルダ102内部に保持される。検出器アレイ162は、検出器面166、反対側の入口面168、少なくとも1つの水ボア(図2には図示せず)、及び該検出器アレイを貫通する中心ボア170を含む。ワイヤ148の末端171は、電極チップ171を形成し、それぞれの電極ボア172において検出器アレイ162に入り、電極ボア172を貫通して、検出器面166から外向きに延びる。ワイヤ148は、電極ボア172に固定結合される。1つの実施形態では、ワイヤ148は、電極ボア172内に圧入される。
完全に組立てられると、装置100は更に、オフセットスペーサ174、材料試験片176、圧縮スペーサ180、及びばねなどの弾性部材182を含む。この例示的な実施形態では、オフセットスペーサ174は、ほぼ平坦な本体を有する円形のワッシャであり、該本体は、オフセットスペーサ174がホルダ102の内部に摺動嵌合するような外径を有する。オフセットスペーサ174は、電極チップ171が検出器面166から延びる距離に基づく所定の厚さを有する。オフセットスペーサ174は、その幅が、電極チップ171が検出器面166から外向きに延びる距離よりも大きくなるように選択される。この例示的な実施形態では、オフセットスペーサ174は、摂氏288度よりも高い温度に耐えられる例えばセラミックのような電気絶縁材料で構成される。材料試験片176は、それを貫通するボア103、測定面186及び第2の面を有する円筒形の本体を含む。材料試験片176の外径は、該材料試験片176がホルダ102の内部を摺動することができる大きさにされる。測定面186は、オフセットスペーサ174に突き合わされる。圧縮スペーサ180は、それを貫通する中心ボアと凹設面198とを有する円筒形の本体を含む。圧縮スペーサ180の外径は、該圧縮スペーサ180がホルダ102の内部を摺動する大きさにされる。弾性部材182は、ほぼ円筒形の形状である。弾性部材182の外径は、該弾性部材182が、凹設面198とユニオン出口端部122のショルダ部206とに対して摺動嵌合する大きさにされる。凹設面198及びショルダ部206は、弾性部材182を軸線104と同軸に整列させ、弾性部材182の半径方向位置を維持する。弾性部材182は、雄ナット120の締付け過程の間に雌ナット114により近づくように引き寄せられる該雄ナット120により圧縮される。この例示的な実施形態では、雄ナット120は、雌ナット114内にねじ込まれ、ねじ込む過程で雄ナット120を雌ナット114に引き寄せる。別の実施形態では、カムロック装置を用いて、雄ナット120及び雌ナット114を係合させ、それらを一緒に引き寄せる。雄ナット120を雌ナット114に引き寄せることにより生じる圧縮力は、圧縮スペーサ180を介して材料試験片176に伝達される。材料試験片176に作用する圧縮力は、測定面186上の割れギャップを維持しかつ測定面186と検出器面166との間に一定の間隔を維持する。
作動時、測定装置100には、最初に適当な大きさのオフセットスペーサ174を選定することにより材料試験片176が装填される。オフセットスペーサ174は、その厚さが、電極チップ171が検出器面166から外向きに延びる距離よりも大きくなるような大きさにされる。オフセットスペーサ174をホルダ102内に挿入し、軸線104と同軸に整列された状態で検出器面166がオフセットスペーサ174と接触するように摺動させて押込むことができる。材料試験片176は、測定面186がオフセットスペーサ174に向いた状態でホルダ102内に挿入される。圧縮スペーサ180は、平坦な面が材料試験片176に向いた状態でホルダ102内に挿入される。弾性部材182は、該弾性部材182の第1の面204が、凹設面198と突き合わされるように、ホルダ102内に挿入される。ユニオン131が、組立てられてホルダ102内部の取外し可能な構成部品を取り囲み、ホルダ102の内部空間を周囲圧力からシールすることを保証する。
電極チップ171は、各電極延長ワイヤ148の接地抵抗を測定し、測定された抵抗値を所定の最小許容値と比較することにより、組立て工程の間に接地されないことが確かめられる。装置100内の流体の温度が摂氏約250度から摂氏約310度の範囲に制御され、かつ装置100内の流体の圧力が、約900ポンド/平方インチゲージ(psig)(6205キロパスカル(kPs))から約2200psig(15,170kPa)の範囲に制御されるように、装置100を通して流れが開始される。別の実施形態では、装置100内の流体の温度は、摂氏約270度から摂氏約300度の範囲に制御され、かつ装置100内の流体の圧力は、約950psig(6,550kPa)から約1200psig(8274kPa)の範囲に制御される。更に別の実施形態では、装置100内の流体の温度は、摂氏約288度に制御され、かつ装置100内の流体の圧力は、約1000psig(6895kPa)に制御される。装置100を通る全流量は、装置100の両側における圧力低下、中心ボア170の直径、水ボアの数及び直径、並びに電極チップ171を測定面186から分離するのに用いられたオフセットスペーサ174の厚さにより決定される。この例示的な実施形態では、溶存水素及び酸素の濃度は、約2モル比よりも大きくなるように制御される。別の実施形態では、溶存水素及び酸素の濃度は、約1モル比より大きくなるように制御される。上記の状態が安定した時、ECP測定が、各電極ワイヤとホルダ102との間で行われて記録される。
図3は、図2に示す測定装置100の拡大断面図である。検出器アレイ162は、少なくとも部分的にホルダ102の入口端部106内に固定取付けされる。電極ワイヤ148は、直径がおよそ0.020インチの絶縁白金ワイヤであり、検出器アレイ162の電極ボア172内に挿入される。各電極ボア172に対応する水ボア169が、各それぞれの電極ボア172から半径方向外側に形成される。この例示的な実施形態では、ワイヤ148は、該ワイヤ148が電極ボア172内に無理に押し込まれて、測定装置100の使用中に移動不能になるように、電極ボア172内に圧入される。別の実施形態では、ワイヤ148は、電極ボア172内に挿入された後にかしめられて、該ワイヤ148の直径が、かしめ位置の近傍で拡大され、測定装置100の使用中に該ワイヤ148が電極ボア172内で移動不能に保持されることを可能にする。更に別の実施形態では、電極ボア172は、少なくとも部分的にテーパが付けられ、ワイヤ148の対応する拡大端部を受けるように構成にされる。電極チップ171は、測定面186から距離304に位置する。オフセットスペーサ174の厚さを減少させることにより距離304がより小さくされた場合には、電極チップ171は、測定面186のより小さい区域に対して敏感になり、従って、ECPの測定値は、距離304がより大きい場合に行われた測定値よりも一層正確である。
隙間幅300は、検出器面166と測定面186との間の距離である。電極露出距離302は、電極チップ171が検出器面166から外向きに延びる距離である。検出器アレイ162において複数の電極を用いることができ、また各電極チップは各他の電極チップ171とは異なる距離だけ検出器面166から外向きに延びることができるので、電極露出距離302は、各電極が検出器面166から外向きに延びる距離である。隙間幅300は、装置100の組立て時に検出器面166と測定面186との間に配置されるオフセットスペーサ174により設定される。オフセットスペーサ174の厚さは、隙間幅300が電極露出距離302よりも大きくて距離304を形成するように、選択される。
図4は、図3に示す断面線4−4に沿って取った検出器アレイ162の端面図である。第1の電極ボア402が、半径404上で、第1の電極ボア中心線408と長手方向軸線104との間の距離406に置かれる。第1の水ボア410もまた、半径404上で、第1の水ボア中心線414と長手方向軸線104との間の距離412に置かれる。この例示的な実施形態では、電極ボア416、430及び444とそれぞれの水ボア424、438及び452が、長手方向軸線104から異なる半径方向距離の位置に示されている。電極ボア430の軸線104からの距離は、電極402の軸線104からの距離よりも小さく、電極ボア402の軸線104からの距離は、電極ボア444の軸線104からの距離よりも小さく、また電極ボア416は軸線104に最も近接している。各電極ボアと長手方向軸線104との間の距離は、測定面186上の異なる半径方向区域におけるECPを測定することと相関している。別の実施形態では、アレイの周りでの電極ボア位置の軸線104からの半径方向距離は、異なるものとすることができる。
この例示的な実施形態では、水ボア410、424、438及び452は、それぞれ電極ボア402、416、430及び444から直ぐ半径方向外側寄りに示されている。別の実施形態では、水ボア410、424、438及び452は、該水ボア410、424、438及び452を流出する水が、触媒被着表面、又は測定面186上ではない材料試験片176上の面に接触する前に、それぞれ電極ボア402、416、430及び444を越えて流れるように、異なる位置に置かれることができる。電極ボア402、416、430及び444を越えて流れる水は、材料試験片176の測定面186以外の部分には接触していない水でなければならない。
端縁458は、測定面186上の測定可能区域の半径方向外側境界である。円形の境界460は、検出器アレイ162の外周境界を表す。端縁458と境界460との間の区域462は、装置100が完全に組立てられた時、オフセットスペーサ174により覆われ、従って測定には利用できない。内周端縁464は、材料試験片176の内径を表す。区域466もまた、測定には利用できない。
作動時、装置100内に導入される流体は、所定の圧力降下により水ボア170、410、424、438及び452内に分配される。水ボア410、424、438及び452を流出する流体は、該流体が水ボア410、424、438及び452を流出する検出器面166から測定面186が隙間幅300の距離だけ離れているために、軸線104に向かって半径方向内方に強制的に向きを変えられることになる。流体が半径方向内向きに流れると、該流体は、各々がその中に電極チップ171を収納している電極ボア402、416、430及び444上をそれぞれ通過する。流体は、半径方向内向きに流れ続けて中心ボア170を流出する流体と合流し、その後流体は、先ずボア103を通って流れ、出口管130に流れ続けて装置100から流出する。
上記のECP測定装置は、費用効果がありかつ高い信頼性がある。この装置は、測定される材料試験片を位置決めしかつ固定するホルダと、測定を行う検出器アレイと、測定するために典型的な環境をもたらすための流れシステムとを含む。このような装置は、割れ内の貴金属浸透深さを評価するのを可能にする。その結果、このECP測定装置は、費用効果がありかつ信頼性がある方法で原子炉設備の運転及び維持を改善するのを可能にする。
ECP測定装置の例示的な実施形態を、上に詳細に説明している。このシステムは、本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、むしろ各装置の構成部品は、本明細書に記載した他の構成部品から独立してかつ別個に用いることができる。このECP測定装置の構成部品はまた、他のECP測定装置の構成部品と組み合わせて用いることも可能である。
なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
沸騰水型原子炉圧力容器(RPV)の一部を破断した断面図。 電気化学的腐食電位(ECP)測定装置の断面図。 図2に示すECP測定装置の拡大断面図。 図3に示す断面線4−4に沿って取った検出器アレイの端面図。
符号の説明
100 ECP測定装置
102 ホルダ
130 出口配管
131 ユニオン
134 T字管
138 流体入口
144 グランドシール取付け金具
148 ワイヤ
162 検出器アレイ
166 検出器面
169 水ボア
170 中心ボア
171 電極チップ
172 電極ボア
174 オフセットスペーサ
176 材料試験片
180 圧縮スペーサ
182 弾性部材
186 測定面

Claims (8)

  1. 材料試験片(176)の電気化学的腐食電位を測定するための装置(100)であって、
    第1の端部(106)と流体出口(130)に取外し可能に結合された第2の端部(108)とを含むホルダ(102)と、
    それを貫通する複数のボア(169、170、172)を有し、検出面(166)と第2の反対側の面(168)とを含み、前記ホルダの第1の端部内に収容された本体を含む検出器アレイ(162)と、
    チップ(171)とワイヤ(148)とを含み、前記チップが前記検出面から外向きに延び、前記ワイヤが前記チップから前記ボアを貫通して延びかつ前記第2の面から延び、前記チップ及び前記ワイヤが摩擦により前記ボア内部で所定の位置に保持されるように、前記複数のボア(172)の一部分内に配置された少なくとも1つの電極(148)と、
    それに入る流体が前記複数のボアの一部分を通って前記第2の面から前記検出面まで流れるように、前記ホルダに結合された流体入口(138)と、
    を含むことを特徴とする装置(100)。
  2. 前記ホルダが、
    前記第1の端部から前記第2の端部までそれを貫通するボア(103)と、
    前記第2の端部に取外し可能に結合された流体出口コネクタ(131)と、
    前記流体出口コネクタと圧縮スペーサ(180)との間に嵌合された弾性部材(182)と、を更に含み、
    前記弾性部材、前記流体出口コネクタ、及び前記圧縮スペーサが同軸に整列されて、長手方向の圧縮力が、前記コネクタから前記弾性部材を介して前記圧縮スペーサの第1の面(198)に加えられるようになっている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記検出器アレイが、
    前記本体の長手方向軸線(104)を中心として該本体を貫通し、前記検出面から前記第2の面まで延びる中心ボア(170)と、
    前記長手方向軸線に平行に前記本体を貫通し、前記長手方向軸線から半径方向に第1の距離(412)に置かれた少なくとも1つの水ボア(169)と、
    各前記少なくとも1つの水ボアに対応し、前記長手方向軸線に平行であり、前記長手方向軸線から半径方向に前記第1の距離よりも小さい第2の距離(406)に置かれた電極ボア(402)と、
    を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  4. 各前記水ボア及び対応する電極ボアが、同一半径ライン上に置かれていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 前記電極ボアの各々が、他のいずれの電極ボアとは異なる、前記長手方向軸線からの半径方向距離に置かれていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  6. 前記電極が、白金ワイヤを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  7. 前記電極が、金属酸化物ワイヤを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  8. 材料試験片の電気化学的腐食電位を測定するための装置であって、
    第1の端部と、流体出口に取外し可能に結合された第2の端部と、前記流体出口と圧縮スペーサとの間に嵌合された弾性部材であって、前記弾性部材、前記流体出口コネクタ及び前記圧縮スペーサが同軸に整列されて、長手方向の圧縮力が前記流体出口から前記弾性部材を介して前記圧縮スペーサの第1の面に加えられるようになっている弾性部材とを含むホルダと、
    それを貫通する複数のボアを有し、検出面と第2の反対側の面とを含み、前記ホルダの第1の端部内に収容された本体を含む検出器アレイと、
    拡大部分を含むチップとワイヤとを含み、前記チップが前記検出面から外向きに延び、前記ワイヤが前記チップから前記ボアを貫通して延びかつ前記第2の面から延び、前記チップ及び前記ワイヤが摩擦により前記ボア内部で所定の位置に保持されるように、前記複数のボアの一部分内に配置された少なくとも1つの白金ワイヤ電極と、
    それに入る流体が前記複数のボアの一部分を通って前記第2の面から前記検出面まで流れるように、前記ホルダに結合された流体入口と、
    を含むことを特徴とする装置。
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