JP2004300996A - 空気圧縮機及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、空気使用量が多い時はパワフルで使い勝手が良く、空気使用量が少ない時は音の静かな空気圧縮機を提供することにある。
【解決手段】空気動工具に用いられる圧縮空気を貯留するタンク部と、圧縮空気を生成し、上記タンク部に供給するための圧縮空気生成部と、該圧縮空気生成部を駆動するためのモータを有する駆動部と、該駆動部を制御するための制御回路部とを有する空気圧縮機において、上記圧力センサからの検出信号より上記タンク部内の圧力Pを求めると共に、所定時間ΔTにおける圧力変化率ΔP/ΔTを求め、上記圧力P及び圧力変化率ΔP/ΔTの少なくとも一方から上記モータの回転数を決定するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気釘打機等の空気工具に用いられる圧縮空気を生成する空気圧縮機及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に空気工具に用いられる空気圧縮機は、モータによって圧縮機本体のクランク軸を回転駆動し、このクランク軸の回転に応じてシリンダ内でピストンを往復動させることにより、吸気弁から吸い込んだ空気を圧縮するように構成されている。そして圧縮機本体で形成された圧縮空気は排気弁からパイプを通して空気タンクに吐出され、このタンク内に貯留される。空気動工具はこのタンクに貯留された圧縮空気を用いて釘打等の作業を行うものである。
【0003】
このような空気圧縮機は建築現場に持ち運び野外で用いられたり、人家の密集している場所で使用されることが多いため、いろいろな観点から改良が求められている。本発明者等が現場で使用されている状況を調査した結果、ユーザから求められている要求、技術課題は次のような項目に整理することができる。
【0004】
(1)低騒音化
空気圧縮機はモータの回転をシリンダ内のピストンの往復動に変換する機構を有するためにモータの回転時にはかなりの騒音が発生するのを避けられない。またこの空気圧縮機からの圧縮空気を利用する釘打機なども作動時に作動音を出すため空気圧縮機自体の騒音と相まって建築現場の周囲にかなりの騒音を発生することとなる。特に人家の密集しているところで早朝や夕方以降に使用するときにはできるだけこの騒音を低減して欲しいという要求が大きい。
【0005】
(2)高パワー高効率化
空気圧縮機が用いられる現場は、必ずしも十分な電力環境にあるとは限らず、むしろ長いコードを用いて別の場所から電源電圧を供給するために十分な大きさの電圧が確保できなかったり、多数の空気工具を同時に使用するために圧縮空気が大量に消費されるような環境で使用されることがある。
【0006】
このため、空気圧縮機から高パワーの出力を発生できなくなることがあり、出力が不足した状態で例えば釘打機を使用するといわゆる釘浮き現象が生じ、十分に釘を加工材に打ち込むことができなくなるという問題を生ずる。
【0007】
また空気圧縮機は通常、空気タンクに26〜30kg/cmの空気を貯留しているが、この空気は工具を使用していない期間にも少しずつリークすることを避けられず、使い方によっては効率の低下を招くという問題もある。
【0008】
(3)小型化可搬性の向上
空気動工具用の空気圧縮機はまれに据置型として用いられるものもあるが、殆どは可搬型であり建築現場に持ち込んで使用される。従ってできるだけ小型で可搬性に優れていることも要求される。従って圧縮空気生成部及びこれを駆動する駆動部の構成を複雑にして可搬性を損なうことは極力避けなければならない。
【0009】
(4)長寿命化
冷蔵庫や空調機等に用いられるコンプレッサに比べ空気動工具に用いられる空気圧縮機は寿命が短いという問題がある。これは過酷な環境で用いられるため、一面においては止むを得ないところでもあるが、できるだけ負荷の変動を抑制したり、無駄な圧縮空気の生成を抑えることにより更に寿命の長期化を図ることが望まれている。
【0010】
(5)温度上昇の抑制
シリンダ内のピストンの往復動及びピストンを駆動するモータに流れる電流により空気圧縮機はかなり高温になるのを避け難い。しかしながら圧縮機が高温になると損失が大きくなり高効率化を阻害する原因にもなる。従って空気圧縮機の温度上昇を可及的に抑制することも強く要望されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたようないくつかの技術課題の中で本発明は特に上記(1)の低騒音化及び(2)の高パワー高効率化の問題を改善しようとするものである。
【0012】
具体的には、本発明の目的は空気使用量が多い時はパワフルで使い勝手が良く、空気使用量が少ない時は音の静かな空気圧縮機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、空気工具に用いられる圧縮空気を貯留するタンク部と、圧縮空気を生成し、上記タンク部に供給するための圧縮空気生成部と、該圧縮空気生成部を駆動するためのモータを有する駆動部と、該駆動部を制御するための制御回路部とを有する空気圧縮機において、上記タンク部の圧縮空気の圧力を検出するための圧力センサを有し、上記制御回路部は上記圧力センサからの検出信号に基づいて前記モータの回転数を複数段階に制御する手段を備えたことに一つの特徴がある。
このようにタンクの圧力に応じてモータの回転数を複数段階に制御することにより、負荷の状況を予測して効率よく圧縮空気を生成することができ、空気使用量が多いときでもパワーが不足することがなく、また使用量が少ない時は回転数を落として静かに運転することができる。
【0014】
本発明の他の特徴は、上記制御回路部において、圧力センサからの検出信号より上記タンク部内の圧力Pを求めると共に、所定時間ΔTにおける圧力変化率ΔP/ΔTを求め、上記圧力P及び圧力変化率ΔP/ΔTの少なくとも一方から上記モータの回転数を決定するようにしたことにある。
このように構成することにより、空気使用量の予測を更にきめ細かく行なうことが可能になり、高パワー、低騒音化の効果を一層高めることができる。
本発明の他の特徴は、上記制御回路部に、タンク部の圧力P及び圧力変化率ΔP/ΔTと上記モータの回転数の関係を表す情報を格納するメモリを有し、該メモリを検索することにより上記モータの回転数を決定するようにしたことにある。このように構成することにより回転数の制御をより簡便に行なうことができる。
【0015】
本発明の他の特徴は、前記モータの回転数を0、N、2N、3N、…nN(nは任意の数)のように多段階に設定し、制御回路部によりその一つを選択してモータを制御するようにしたことにある。このように、多段階に制御することにより、従来のオン・オフ制御に比べて圧縮空気の生成の効率を向上することができる。
本発明の他の特徴は以下の説明により一層明瞭に理解される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明にかかる空気圧縮機は図1の概念図に示すように圧縮空気を貯留するタンク部10、圧縮空気を生成する圧縮空気生成部20、該圧縮空気生成部20を駆動するための駆動部30及び該駆動部30を制御するための制御回路部40より構成されている。
【0017】
(1)タンク部10
タンク部10は図2に示すように高圧圧縮空気を貯留するための空気タンク10Aを有し、圧縮部20Aの吐出口に連結されたパイプ21を通して例えば20〜30kg/cmの高圧圧縮空気が供給される。
【0018】
上記空気タンク10Aには通常複数個の圧縮空気取出口18、19が設けられており、本実施例では低圧の圧縮空気を取り出すための取出口18と、高圧の圧縮空気を取り出すための取出口19が取り付けられている例が示されている。勿論本発明がこれに限定されるものではない。
【0019】
低圧用圧縮空気取出口18は減圧弁12を介して低圧用カプラ14に接続されている。減圧弁12はその入口側の圧縮空気の圧力に拘らず出口側の圧縮空気の最高圧力が定められており、本実施例ではその最高圧力が7〜10kg/cmの範囲の所定値に選定されている。従って減圧弁12の出口側からは空気タンク10Aの圧力に拘らず上記の最高圧力以下の圧力の圧縮空気が得られる。
【0020】
減圧弁12の出力側の圧縮空気は低圧用カプラ14を介して図1に示した低圧用の空気工具51に供給される。
【0021】
一方高圧用圧縮空気取出口19は減圧弁13を介して高圧用カプラ15に接続されている。減圧弁13はその入口側の圧縮空気の圧力に拘らず出口側の圧縮空気の最高圧力が定められており、本実施例ではその最高圧力が10〜30kg/cmの範囲の所定値に選定されている。従って減圧弁13の出口側からはこの最高圧力以下の圧力の圧縮空気が得られる。減圧弁13の出力側の圧縮空気は高圧用カプラ15を介して図1に示した高圧用の空気工具52に供給される。
【0022】
減圧弁12及び13には低圧用圧力計16及び高圧用圧力計17がそれぞれ取り付けられており、減圧弁12及び13の出口側の圧縮空気の圧力をモニタできるように構成されている。また低圧用カプラ14と高圧用カプラ15は寸法が異なり互換性がないので低圧用カプラ14には高圧用の空気工具52を接続することができず、また高圧用カプラ15には低圧用の空気工具51は接続することができないように構成されている。このような構成は既に本願発明と同一の出願人により特開平4−296505に出願されている。
【0023】
上記空気タンク10Aの一部には圧力センサ11が取り付けられており、タンク10A内の圧縮空気の圧力が検出される。この検出信号は制御部40に供給され、後述のモータの制御に用いられる。また空気タンク10Aの一部には安全弁10Bが取り付けられており、空気タンク10A内の圧力が異常に高くなったときにその空気の一部を外部に逃がして安全を確保している。
【0024】
(2)圧縮空気生成部20
圧縮空気生成部20はシリンダ内にピストンを往復運動させ、シリンダの吸気弁からシリンダ内に引き込まれた空気を圧縮することにより圧縮空気を生成するもので、このように圧縮機自体は既に公知である。例えば本願発明と同一の出願人により出願されている特開平11−280653にはモータの回転を、ロータ軸の先端に設けたピニオン及びこれとかみ合うギアを介して出力軸に伝達し、出力軸の運動によりピストンを往復動される機構が開示されている。
【0025】
ピストンがシリンダ内を往復動するとシリンダヘッドに設けられた吸気弁より引き込まれた空気が圧縮され、所定の圧力に達するとシリンダヘッドに設けられた排気弁から圧縮空気が得られる。この圧縮空気は図2のパイプ21を通して前述の空気タンク10Aに供給される。
【0026】
(3)駆動部30
駆動部30は上述のピストンを往復運動させるための駆動力を発生させるもので図3に示すようにモータ33とモータ駆動回路32及び電源回路31より構成されている。電源回路31は100Vの交流電源310の電圧を整流するための整流回路313及び整流された電圧を平滑し、昇圧した後定電圧にするための平滑・昇圧・定電圧回路314を含んでいる。
【0027】
また必要に応じて電源310の両端の電圧を検出するための電圧検出器311及び電源310に流れる電流を検出するための電流検出器312を設け、各検出器311及び312の出力信号が後述の制御部40に供給される。これらの検出器311、312は例えば、電源310のブレーカ(図示せず)が切れない範囲で極めて短時間の間、モータ33を超高速回転するような場合の制御に用いられるが、本実施例の制御には直接関係しないため詳細な説明は省略する。また定電圧回路314により一定の電圧を得るためにも制御部40が関与するが定電圧回路の構成自体は公知であるのでここでは詳しく述べない。
【0028】
モータ駆動回路32は直流電圧からU相、V相、W相の3相のパルス電圧を発生するためのスイッチング用トランジスタ321〜326を含んでいる。各トランジスタ321〜326のオン・オフは制御部40によって制御される。各トランジスタ321〜326に供給されるパルス信号の周波数を制御することによって、モータの回転数を制御している。
【0029】
一例として、モータ33の回転数Nは、0rpm,1200rpm,2400rpm,3600rpmのように、基準値Nの任意の数n倍に多段階に設定され、この中から選択された回転数で駆動するように制御される。
【0030】
各スイッチング用トランジスタ321〜326には並列にダイオードが接続されているが、これはモータ33のステータ33Aに発生する逆起電力によりトランジスタ321〜326が破壊するのを防止するためのものである。
【0031】
次にモータ33はステータ33Aとロータ33Bを含む。ステータ33AにはU相、V相、W相の巻線331、332、333が形成されており、これら巻線331〜333に流れる電流によって回転磁界が形成される。
【0032】
ロータ33Bは本実施例では永久磁石から構成され、ステータ33Aの巻線331〜333に流れる電流により形成される回転磁界により回転する。このロータ33Bの回転力が前述の圧力空気生成部20(図1)のピストンを動作させる駆動力になる。
【0033】
モータ33にはステータ33Aの巻線の温度を検出するための温度検出回路334が設けられ、その検出信号が制御部40に供給される。また必要に応じてロータ33Bの回転数を検出する回転数検出回路335が設けられ、その検出信号が制御部40に供給される。
【0034】
(4)制御回路部40
制御回路部40は図1に示すように中央処理ユニット(以下CPUと略す)41、ランダムアクセスメモリ(以下RAMと略す)42、及びリードオンリメモリ(以下ROMと略す)43を含む。
【0035】
前述の圧力センサ11の検出信号及び温度検出回路334の検出信号はインターフェース回路(以下I/F回路と略す)44、45を介してCPU41に供給される。またCPUからの指令信号はI/F回路45を介して駆動部30のモータ駆動回路32に供給されスイッチング用トランジスタ321〜326(図3)の制御が行われる。
【0036】
ROM43には図4に示すようなモータの制御プログラムが格納されており、RAM42はそのプログラムの実行に必要なデータや演算結果を一時格納するために用いられる。
【0037】
(5)制御用のプログラム
図4は本発明の制御回路部40のROM43に格納されているプログラムのフローチャートを示す。
図4のステップ100においては初期設定が行われ、モータ33の回転数がN2(2400rpm)に設定される。次にステップ101においては後述のステップ109により回転数の変更があった場合に、その変更された回転数を制御回路部40のRAMに格納されているテーブルより検索して取り出し、設定値が変更される。本実施例においてはモータ33の回転数Nを4段階、即ちN0、N1、N2、N3に制御する例を示しており、それぞれ、N=0rpm、N1=1200rpm、N2=2400rpm、N3=3600rpmの各速度で制御することができる。勿論本発明はこのような例に限定されるものではなく、回転数Nを多段階に制御することも可能であり、またN0、N1、N2、N3の値も任意に設定することができる。
【0038】
ステップ102においては圧力センサ11(図2)により空気タンク10A内の圧縮空気の圧力P(t)が検出される。この圧力P(t)は制御回路部40内において適宜A/D変換され、RAM42の中の領域に格納される。
【0039】
次にステップ103においてタンク10A内の圧力Pが30kg/cmを超えたか否かの判定が行われ、もし越えた場合はステップ104に進みモータ33の回転を停止するように制御される。すなわち、本実施例では空気タンク10Aの圧力を26〜30kg/cmの範囲に保持されるように制御するために、30kg/cmを超えた場合にはモータ33の回転を停止し、圧縮空気生成部20の動作を停止する。
【0040】
空気タンク10A内の圧力Pが30kg/cmを超えていない場合はステップ105に進み、P(t)を測定した時点から5秒を経過したか(ΔT=5秒)否かの判定が行われる。これは単に空気タンク10A内の圧力を検出するだけでなく、圧力変化率ΔP/ΔTを検出するためである。もしΔT=5秒を経過したときには再びタンク10A内の圧力P(t+ΔT)を検出し、その値を制御回路部40のRAM42に格納する。
【0041】
ステップ107においては制御回路部40で圧力変化率ΔP/ΔTの算出が行われる。即ち本実施例ではΔT=5秒としてある時点tにおけるタンク内圧力P(t)とΔT後におけるタンク内の圧力P(t+ΔT)との差ΔP=P(t+ΔT)−P(t)を求め、次にΔP/ΔTの算出が行われる。通常、タンク10Aの圧力変化は緩やかであるので本実施例ではΔT=5秒としたが、圧力センサ11の取付場所や感度に応じてΔTの値は適宜選定される。
【0042】
次にステップ108では回転数遷移テーブルの選定が行われる。制御回路部40のRAM42には予め図5、図6、図7、図8に示すような4種類の回転数遷移判定テーブルが格納されている。モータ33の現在の回転数Nが初期値のN2(=2400rpm)のときは図5のテーブルが選択される。また現在の回転数NがN3(=3600rpm)のときは図6のテーブルが選択される。同様にして回転数NがN1のときは図7のテーブルが、NがN0のときは図8のテーブルが選択される。これらのテーブルは何れも縦軸にタンク内の圧力P、横軸にタンク内圧力の圧力変化率ΔP/ΔTをとってあり、それらの値からモータ33の回転数を決定するために用いられる。
【0043】
図5を例にとって説明すると、まずタンク内の圧力Pが30kg/cmを超えた場合はΔP/ΔTの値にかかわらず回転数をN0にする。つまりモータを停止する。これはタンク内の圧力を常に26kg/cmから30kg/cmの範囲に保持するように制御しているのであるから当然である。
【0044】
圧力変化率ΔP/ΔTが負であるということは、タンク10Aに供給される圧縮空気よりも消費される圧縮空気の方が多いことを意味するからモータ33の現在の回転数N2(=2400rpm)をこれよりも高い回転数N3(=3600rpm)に切換える制御が行われる。特に、空気動工具51、52(図1)がフル稼働しているような場合は圧縮空気の消費量が多くタンク10A内の圧力が急速に低下するおそれがあるので、この例ではΔP/ΔTが−1kg/cm以上のときはタンク内の圧力Pが30kg/cmにあれば直ちに回転数をN3に切換える。但し圧力変化率ΔP/ΔTが0〜−1kg/cmと比較的小さい場合は、タンク10Aの圧力Pが26kg/cm以上あれば引き続きN2の回転数でモータ33を運転し、タンク10Aの圧力Pが26kg/cmより下がったときにN3に切換える。またΔP/ΔTが0〜+1kg/cmの範囲にあるとき、即ち圧縮空気の消費よりも供給の方が若干多いときにはタンク10A内の圧力Pが20kg/cm以上あれば引き続きN2で運転し、これより低下したときにN3に切換える。
【0045】
ΔP/ΔTの値が+0.1〜+0.15kg/cmの範囲にあるときは、タンク10A内の圧縮空気の量が増加しつつあることを示しているからタンク内圧力Pが10kg/cm以上あればN2で回転し続け、10kg/cmより低下したらN3に切換える。ΔP/ΔTが+0.15〜+0.3kg/cmと大きくなると、急速にタンク内圧力Pの増加が予測されるのでタンク内の圧力が10kg/cm以上あればモータの回転数を現在のN2からN1に低下させるように制御する。
【0046】
以上の説明は現在運転中のモータ33の回転数をN2として、これからN0、N3、N1に遷移する場合であるが、現在の回転数がN3、N1、N0の場合には図6、図7、図8のように異なったパターンにより遷移するように制御される。
【0047】
図4に戻り、ステップ109においてはP(t+ΔT)、ΔP/ΔTから、選択された判定テーブルを検索し、モータ33の回転数を決定する。そしてこの回転数がステップ101においてRAM42に記憶され、モータ33の制御のために用いられる。
(6)動作
次に本発明装置の動作について説明する。
図9は回転数の遷移がない場合のタンク内圧力Pの変化カーブを示す。これは、例えば空気工具が全く使用されない状態であり、曲線aはモータ33を3600rpmで回転したとき、bは2400rpm、cは1200rpmで回転したときの変化を示す。回転数の設定値が2400rpmとすると、最初モータのスイッチを入れ、曲線bに従ってタンク内の圧力が上昇し、3分程度経過すると30kg/cmに達してモータの運転が停止する。そのまま放置しておくと圧力タンク内の圧縮空気はエア漏れのために少しずつリークして減少し、26kg/cmまで低下すると再びモータの運転が開始される。曲線a及びcの場合も同様に30kg/cmでモータがオフ、26kg/cmでオンとなるようなオン・オフ制御動作をする。
【0048】
図10〜13は本発明により回転数が多段階に制御される場合の回転数の遷移を説明するための図である。図10はモータの回転数Nが3600rpmで運転されていた状態から他の回転数に遷移する場合を示し、同様に図11、12、13はそれぞれ回転数Nが2400rpm、1200rpm、0rpmから他の回転数に遷移する場合を示す。
【0049】
図11を例にとって説明すると、時間Tの5秒間に、タンク内の圧力Pが曲線aのように変化した場合、即ち30kg/cmに達したときはN2(2400rpm)をN0(0rpm)に切換える。一方、曲線bのように徐々にタンク内圧力が上昇し、空気の消費量が極めて少ない場合はN2からN1(1200rpm)に切換えられるので圧力Pの上昇の度合いは小さくなる。
【0050】
また曲線cのように5秒間におけるタンク内圧力の変化が極めて小さく、空気の消費量が少ない場合はN2のままの回転数が維持されるので圧力Pの変化はきわめて小さい状態が維持される。
【0051】
更に曲線dのように5秒間における空気消費量が多く、タンク内の圧力Pが急激に低下した場合にはN2からN3(3600rpm)に切換えられるので圧力Pの低下の度合いは以前よりも緩和される。他の図10、12、13については詳しく述べないが、上記と同様に5秒間における空気消費量、即ち圧力変化率に応じて回転数の遷移が行われるので、空気消費量の時々刻々の変動が大きい場合でもタンク内圧力の急激な上昇及び低下を抑制することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように本発明にかかる空気圧縮機は、圧力タンクの圧縮空気の圧力の大きさと、その圧縮空気の変化率との両方から多段階に設定されたモータの回転数を決定し、その回転数によりモータを制御するように構成したので、単にタンク内圧力を所定の範囲に維持するだけでなく空気圧縮機の負荷に応じて消費空気量を予測しながらモータの運転を制御できる。このためタンク内圧力が極端に低下することがなく使い勝手が良い空気圧縮機を提供できる。
また負荷の状態に応じて効率よく圧縮空気を生成できるために、モータを回転数の小さい状態で運転できる時間が長くなり、従来に比べ音の静かな空気圧縮機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気圧縮機の一実施例を示す概念図。
【図2】本発明にかかる空気圧縮機の一実施例を示す上面図。
【図3】本発明圧縮機におけるモータ駆動回路の一実施例を示す回路図。
【図4】本発明圧縮機の制御に用いられるプログラムの一実施例を示すフローチャート。
【図5】本発明圧縮機の制御に用いられる回転数遷移判定テーブルの説明図。
【図6】本発明圧縮機の制御に用いられる回転数遷移判定テーブルの説明図。
【図7】本発明圧縮機の制御に用いられる回転数遷移判定テーブルの説明図。
【図8】本発明圧縮機の制御に用いられる回転数遷移判定テーブルの説明図。
【図9】従来の圧縮機の動作を説明するための圧力変化曲線図。
【図10】本発明圧縮機の動作を説明するための圧力変化曲線図。
【図11】本発明圧縮機の動作を説明するための圧力変化曲線図。
【図12】本発明圧縮機の動作を説明するための圧力変化曲線図。
【図13】本発明圧縮機の動作を説明するための圧力変化曲線図。
【符号の説明】
10:タンク部、10A:圧力タンク、10B:安全弁、11:圧力センサ、12、13:減圧弁、14、15:カプラ、16、17:圧力計、18、19:取出口、20:圧縮空気生成部、21:パイプ、30:駆動部、31:電源回路、32:モータ制御回路、33:モータ、33A:ステータ、33B:ロータ、311:電圧検出器、312:電流検出器、334:温度検出回路、335:回転数検出回路、40:制御回路部、41:CPU、42:RAM、43:ROM、44、45:I/F回路

Claims (6)

  1. 空気工具に用いられる圧縮空気を貯留するタンク部と、圧縮空気を生成し、上記タンク部に供給するための圧縮空気生成部と、該圧縮空気生成部を駆動するためのモータを有する駆動部と、該駆動部を制御するための制御回路部とを有する空気圧縮機において、上記タンク部の圧縮空気の圧力を検出するための圧力センサを有し、上記制御回路部は上記圧力センサからの検出信号に基づいて前記モータの回転数を複数段階に制御する手段を備えたことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 空気工具に用いられる圧縮空気を貯留するタンク部と、圧縮空気を生成し、上記タンク部に供給するための圧縮空気生成部と、該圧縮空気生成部を駆動するためのモータを有する駆動部と、該駆動部を制御するための制御回路部とを有する空気圧縮機において、上記制御回路部は圧力センサからの検出信号より上記タンク部内の圧力Pを求めると共に、所定時間ΔTにおける圧力変化率ΔP/ΔTを求め、上記圧力P及び圧力変化率ΔP/ΔTの少なくとも一方から上記モータの回転数を決定する手段を備えたことを特徴とする空気圧縮機。
  3. 請求項2において、上記制御回路部はタンク部の圧力P及び圧力変化率ΔP/ΔTと上記モータの回転数Nの関係を表す情報を格納するメモリを有し、該メモリを検索することにより上記モータの回転数を決定するようにしたことを特徴とする空気圧縮機。
  4. 請求項1において前記モータの回転数は0、N、2N、3N、…nN(nは任意の数)のように多段階に設定され、制御回路部によりその一つが選択されてモータを制御することを特徴とする空気圧縮機。
  5. 空気工具に用いられる圧縮空気を貯留するタンク部と、圧縮空気を生成し、上記タンク部に供給するための圧縮空気生成部と、該圧縮空気生成部を駆動するためのモータを有する駆動部と、該駆動部を制御するための制御回路部とを有する空気圧縮機を制御する方法において、上記タンク部の圧縮空気の圧力Pを検出するステップと、該圧力Pの所定時間ΔTにおける圧力変化率ΔP/ΔTを算出するステップと、上記タンク部の圧力Pと上記圧力変化率ΔP/ΔTの少なくとも一方から上記駆動部のモータの回転数を決定するステップとを備えたことを特徴とする空気圧縮機の制御方法。
  6. 請求項5において、上記タンク部の圧力Pと圧力変化率ΔP/ΔTから上記制御回路部のメモリに格納されたテーブルを参照して上記モータの回転数を検索するステップを備えたことを特徴とする空気圧縮機の制御方法。
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