JP2004299678A - 運転室の空調装置のダクト配設構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】分岐ダクトや複数のボックスを必要とせずに、少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させることができる。
【解決手段】ボックス8を運転室1の側壁寄りに空調装置6と一体に床に当接させて配設し、ボックス8の前面位置の運転室1の側壁寄りに位置する接続開口16と、隣接する接続開口17とを床に沿うように並設し、接続開口16の垂直軸線上の上面位置に接続開口18を設け、接続開口16には、床に当接し、運転室1の側壁に沿って前方に向かって直線的に延設される側面・前面用ダクト9が接続され、接続開口17には、床にほぼ全面に亘って当接し、側面・前面用ダクト9と並設して運転席4の下部に延設される足元用ダクト12が接続され、接続開口18には、運転室1の側壁に沿って運転席4の後部の上方向に延設される後部用ダクト14を接続した構成にしてある。
【選択図】図4
【解決手段】ボックス8を運転室1の側壁寄りに空調装置6と一体に床に当接させて配設し、ボックス8の前面位置の運転室1の側壁寄りに位置する接続開口16と、隣接する接続開口17とを床に沿うように並設し、接続開口16の垂直軸線上の上面位置に接続開口18を設け、接続開口16には、床に当接し、運転室1の側壁に沿って前方に向かって直線的に延設される側面・前面用ダクト9が接続され、接続開口17には、床にほぼ全面に亘って当接し、側面・前面用ダクト9と並設して運転席4の下部に延設される足元用ダクト12が接続され、接続開口18には、運転室1の側壁に沿って運転席4の後部の上方向に延設される後部用ダクト14を接続した構成にしてある。
【選択図】図4
Description
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられ、特に、運転室内を空調する空調装置から吐き出される風が導かれる空洞形状のボックスを有し、このボックスがダクトを接続するための接続開口を具備する運転室の空調装置のダクト配設構造に関する。
この種のボックスを有する従来技術として、特許文献1に示される技術(以下、「従来技術1」という)や、特許文献2に示される技術(以下、「従来技術2」という)が公知である。
上述した従来技術1は、運転室内に配置される空調装置の吐き出し口に、風向を2方向に切換え可能な開閉板すなわちダンパを内蔵し2つのダクトを接続するための開口を有する空洞形状のボックスを接続してある。このボックスの一方の接続開口に、風の吹き出し口が運転席の足元に位置する足元用ダクトを接続してあり、他方の接続開口に3方向に風を導く分岐ダクトを接続してある。分岐ダクトは、運転席の側方に風を吹き出す1つの吹き出し口と、運転席の後方に風を吹き出す2つの吹き出し口とを備えている。
この従来技術1では、ボックス内のダンパを分岐ダクトに近づく方向に切換えることにより、ボックス内に導かれた風の分岐ダクト方向への流れを阻止し、ボックス内に導かれた風、例えば温風を足元用ダクトに流入させ、その吹き出し口から吹き出させ、また、ボックス内のダンパを足元用ダクトに近づく方向に切換えることにより、ボックス内に導かれた風の足元用ダクト方向への流れを阻止し、ボックス内に導かれた風、例えば冷風を分岐ダクトに流入させ、3つの吹き出し口から吹き出させるようにしている。
上述した従来技術2は、運転室内に配置される空調装置の吐き出し口に、風向を2方向に切換え可能なダンパを内蔵しダクトを接続するための2つの接続開口を有する空洞形状の第1のボックスを接続してある。この第1のボックスの一方の接続開口に、運転席の後方に風を吹き出す吹き出し口を有する後方用ダクトを接続してあり、他方の接続開口に、冷風、温風共用ダクトを接続してある。冷風、温風共用ダクトの先端部には、風向を2方向に切換え可能なダンパを内蔵しダクトを接続するための1つの接続開口と、足元用吹き出し口とを有する空洞形状の第2のボックスを接続してある。この第2のボックスの接続開口には、運転席の側方に風を吹き出す吹き出し口を有する側方用ダクトを接続してある。
また、第1のボックスのダンパと、第2のボックスのダンパを連動させる連動機構を備えている。この連動機構によって、第1のボックスのダンパが、同第1のボックス内の中間位置に保持されるとき、第2のボックスのダンパが足元用吹き出し口を閉じるように、すなわち、側方用ダクトと第2のボックスとが連通するように保たれる。また、第1のボックスのダンパが、後方用ダクト側に切換えられて当該後方用ダクトと第1のボックスとの間を遮断するように保持されるとき、第2のボックスのダンパが、側方用ダクト側に切換えられて当該側方用ダクトと第2のボックスとの間を遮断するように保たれ、すなわち、足元用吹き出し口が開かれる。
この従来技術2では、上述したように、第1のボックス内のダンパを中間位置となるように切換えることにより、連動機構を介して第2のボックス内のダンパが足元用吹き出し口を閉じ、第1のボックス内に導かれた風、例えば冷風を第1のボックスから後方用ダクトを経てその吹き出し口から吹き出させ、同時に、第1のボックスから冷風、温風共用ダクト、側方用ダクトを経てその吹き出し口から吹き出させることができる。また、第1のボックス内のダンパを後方用ダクト側に切換えることにより、連動機構を介して第2のボックス内のダンパが側方用ダクトと第2のボックスとの間を遮断し、足元用吹き出し口を開くように作動し、第1のボックス内に導かれた風、例えば温風を冷風、温風共用ダクトを経て足元用吹き出し口から吹き出させることができる。
実開平4−26109号公報
実開平4−117050号公報
上述のように、従来技術1,2にあっては、空調装置の吐き出し口に接続されるボックスがダクトを接続するための2つの接続開口を備えるものであり、このために、運転席の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させるために、形状の複雑な分岐ダクトを設けたり、別のボックス及びダンパ連動機構を設けたりしており、ダクト配設構造が複雑になり、製作費が高くなりやすい。また、これに伴って、運転室内に配置するためのスペースとして比較的大きなものが必要になり、特に、小型の建設機械のように運転室が小さなものにあっては、運転室内に配置される他の周辺機器の配置スペースに制約を与えることになり、機器の配置設計が困難になりやすい。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、分岐ダクトや複数のボックスを必要とすることなく、少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させることができる運転室の空調装置のダクト配設構造を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、建設機械に備えられ、床上中央部付近に運転席が配置され、前面にフロントガラスを有する運転室内を空調するための運転室の空調装置のダクト配設構造において、前記空調装置から吐き出される風が導かれる空洞形状のボックスを前記運転室の側壁寄りに前記空調装置と一体構成して床に当接するように配設し、前記ボックスの前面位置に前記運転室の側壁寄りに設けられる第1の接続開口と、前記ボックスの前面位置に前記第1の接続開口と隣り合って設けられる第2の接続開口とを床に沿うように並設するとともに、前記第1の接続開口の垂直軸線上の上面位置に第3の接続開口を設け、前記第1の接続開口には、床に当接するように配置されるとともに前記運転席の側方を運転室の側壁に沿って前方に向って直線的に延設され、前記フロントガラスの手前で立ち上がって立設される側面・前面用ダクトが接続され、前記第2の接続開口には、床にほぼ全面に亘って当接するとともに前記側面・前面用ダクトと並設して前記運転席の下部に延設される足元用ダクトが接続され、前記第3の接続開口には、前記側面・前面用ダクトと平面視同一軸線上に配設され、前記運転室の側壁に沿って運転席の後部に上方に向って延設される後部用ダクトが接続されることを特徴としている。
本発明は、上記の構成にしてあることから、全体構造が簡単となり、最小限のスペースで少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させることができる。
本発明は以上の構成にしてあることから、従来のように分岐ダクトや複数のボックスを必要とすることなく、少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させることができ、従来に比べて全体構造を簡単にすることができ、製作費を安くすることができる。また、分岐ダクトや複数のボックスを必要とせず全体構造が簡単であり、側面・前面用ダクトと後部用ダクトとを運転室の側壁に沿って延設させ、足元用ダクトを側面・前面用ダクトと並設させたので、運転室内に配置するためのスペースが最小限で済み、他の周辺機器の配置スペースに与える制約を緩和させることができる。
以下、本発明の運転室の空調装置のダクト配設構造の一実施形態を図に基づいて説明する。図1〜図4は油圧ショベルに適用された本発明の一実施形態を示す説明図で、図1は要部を構成するボックス部分の拡大斜視図、図2は運転室内に配置された状態を示す側面図、図3は運転室内に配置された状態を示す平面図、図4は同じく運転室内に配置された状態を示す斜視図である。
図2に示すように、油圧ショベルの運転室1は、前面をフロントガラス2により、側面をガラスが嵌め込まれた窓3を有する側壁等により画成されてなり、内部に運転者が座る背もたれ5付きの運転席4を有している。
この運転室1を空調する空調装置6は、図2,3,4に示すように、例えば運転室1の内部の運転席4の後方に位置する床上に配置してある。この空調装置6の前方位置で運転室1の右側壁寄りに、空調装置6に着脱可能に接続される後述するボックス8を配置してある。このボックス8には、それぞれ単管より成る3本のダクトを接続してある。これらの3本のダクトのうちの1本は、運転席4の側面及び運転席4に向かって風を吹き出し可能な吹き出し口10と、運転席4の前面であるフロントガラス2方向に風を吹き出し可能な吹き出し口11とを備えた側面・前面用ダクト9である。また、他の1本は、運転席4の足元に向かって風を吹き出し可能な吹き出し口13を備えた足元用ダクト12である。残りの1本は、運転席4の後部に向かって風を吹き出し可能な吹き出し口15を備えた後部用ダクト14である。なお、吹き出し口10,11,13,15のそれぞれには、手動開閉可能な開閉板を設置してある。
上述したボックス8は、図2に示すように運転席4の背もたれ5の下方付近に配置され、また、図1に示すようにその形態は空洞形状に形成されており、空調装置6の吐き出し口7に接続されている。また、このボックス8はダクトを接続するために形成される3つの接続開口を有している。例えば、その前面位置には前述した側面・前面用ダクト9の端部が接続される接続開口16と、足元用ダクト12の端部が接続される接続開口17とが隣り合って並設され、上面位置には後部用ダクト14の端部が接続される接続開口18が平面視方向で接続開口16の垂直軸線上となるよう設けられている。そして、接続開口16に接続される側面・前面用ダクト9は、運転室1の床に当接し、運転席4の右側方を運転室1の側壁に沿って直線的にフロントガラス2に向かって延設され、側壁とフロントガラス2とのコーナー部手前で、フロントガラス2と所定の間隔を有して立ち上がって立設されている。また、接続開口17に接続される足元用ダクト12は、運転室1の床にそのほぼ全面が当接し、側面・前面用ダクト9と並設されて運転席4の下部に延設され、接続開口18に接続される後方用ダクト14は、側面・前面用ダクト9と平面視同一軸線上に配置されて上方から運転室1後方に向けて延設されている。
このボックス8の接続開口16,17,18のそれぞれには、これらの接続開口16,17,18の開口面積を変更可能にさせる回動可能なダンパ19,20,21と、これらのダンパ19,20,21に一体的に設けられ、当該ダンパ19,20,21を回動可能に保持する軸22,23,24とを設けてある。また、ダンパ19,20,21のそれぞれの近傍に位置するボックス8の側面には、軸22,23,24を回動させる駆動源、すなわちダンパ19,20,21を回動させる例えばモータより成るアクチュエータを装着してある。さらに、運転席4の近傍のボックス8の上面部分には、図2の矢印29で示すような運転席4の位置決め時の前後方向の移動に際し、運転席4との干渉を防ぐための逃げ部28を形成してある。
このように構成した実施形態では、例えば空調装置6を冷風を供給するように作動させるとともに、図1に示すアクチュエータ26を駆動して軸23を介してダンパ20を接続開口17を閉じるように回動させ、同時にアクチュエータ25,27をそれぞれ駆動して軸22,24を介してダンパ19,21を開くように回動させ、側面・前面用ダクト9の吹き出し口10の開閉板を手動で開き、吹き出し口11の開閉板を閉じ、後方用ダクト14の吹き出し口15の開閉板を手動で開いた状態にすると、空調装置6で作製された冷風がその吐き出し口7からボックス8に導かれ、さらに接続開口16から側面・前面用ダクト9を経て吹き出し口10から主に運転席4と、この運転席4の側方に向かって吹き出され、これと同時に、ボックス8に導かれた冷風が接続開口18、後方用ダクト14を経て吹き出し口15から運転席4の後方に吹き出され、このようにして吹き出された冷風が運転室1内を循環して、この運転室4内が冷却される。
また例えば、上述と同様に空調装置6を冷風を供給するように作動させるとともに、図1に示すアクチュエータ26,27を駆動して軸23,24を介してダンパ20,21を接続開口17,18を閉じるように回動させ、同時にアクチュエータ25を駆動して軸22を介してダンパ19を開くように回動させ、側面・前面用ダクト9の吹き出し口10の開閉板を手動で開いた状態にし、吹き出し口11の開閉板を閉じた状態にすると、空調装置6で作製された冷風がボックス8に導かれ、さらに接続開口16から側面・前面用ダクト9を経て吹き出し口10に導かれ、これにより運転席4に座った運転者に冷風を与え涼しくさせることができる。
また例えば、上述と異なって空調装置6を温風を供給するように作動させるとともに、図1に示すアクチュエータ25,27を駆動して軸22,24を介してダンパ19,21を閉じるように回動させ、同時にアクチュエータ26を駆動して軸23を介してダンパ20を開くように回動させ、足元用ダクト12の吹き出し口13の開閉板を手動で開いた状態にすると、空調装置6で作製された温風がボックス8に導かれ、さらに接続開口17から足元用ダクト12に導かれ、その吹き出し口13から運転席4の下方に吹き出され、これにより運転席4に座った運転者の足元を暖めることができる。また、足元の空気は運転室1内を上昇し、この運転室1の全体を暖める。
また例えばフロントガラス2が曇ったときなどには、空調装置6を温風を供給するように作動させるとともに、図1に示すアクチュエータ26,27を駆動して軸23,24を介してダンパ20,21を接続開口17,18を閉じるように回動させ、同時にアクチュエータ25を駆動して軸22を介してダンパ19を開くように回動させ、側面・前面用ダクト9の吹き出し口10,11の開閉板を手動で開いた状態にすればよく、これによりボックス8、側面・前面用ダクト9に導かれた温風が吹き出し口10から吹き出され、その温風によってフロントガラス2に生じた曇りを除去することができる。
なお、空調装置6から最大風量が供給される場合、ダンパ16,17,18の1つだけを、あるいは2つだけを選択的に開状態にすることなどによって各吹き出し口10,11,13,15から吹き出される風量を変更させることができるが、ダンパ19,20,21を適宜所定の傾斜角度に静止させるように、すなわち、接続開口16,17,18を適宜(1/2),(1/3)等の開口面積に保つようにアクチュエータ25,26,27を駆動させることによっても、各吹き出し口10,11,13,15から吹き出される風量を変更させることができる。
このように本実施形態にあっては、ボックス8にダクトを接続するための接続開口を3つ形成したことにより、単管より成る側面・前面用ダクト9、足元用ダクト12、後方用ダクト14の3本のダクトをボックス8に直接に接続することができ、何ら分岐ダクトや複数のボックス等を必要とすることなく、運転席4及びこの運転席4の前面、側面位置と、運転席4の足元位置と、運転席4の後方位置との基本的に3つの位置に所望の冷風、あるいは温風を供給することができ、全体構造が簡単で製作費を安くすることができる。また、このように分岐ダクトや複数のボックス等を必要とせず全体構造が簡単であり、さらに、ボックス8を運転室1の側壁に寄せて設けるとともに、前面・側面用ダクト9と後部用ダクト14とを運転室側壁に沿って同一軸線上に延設させ、足元用ダクト12を前面・側面用ダクト9に並設させるようにしたからダクト9,12,14が運転室1の右側壁寄りに配設され、運転室1内に配置するためのスペースが最小限で済み、他の周辺機器の配置スペースに与える制約を緩和させることができる。このことは、当該油圧ショベルが小型であるときにより有効である。
また、ボックス8に逃げ部28を形成してあることから、図2に示す運転席4の矢印29方向の移動に際し運転席4とボックス8との干渉を防ぐことができ、この運転席4を比較的大きな移動領域で位置調整させることができる。したがって、体格の大きな運転者であっても、逆に体格の小さな運転者であっても容易に快適な運転姿勢に保つことができる。
また、ダンパ19,20,21を駆動するアクチュエータ25,26,27を全てボックス8に装着してあることから、このボックス8とアクチュエータ25,26,27の組合せをコンパクトにすることができ、上記とは別の観点から運転室1内に配置するためのスペースが最小限で済む。
なお、上記実施形態では、図1に示すようにボックス8を空調装置6の吐き出し口7に直接接続してあるが、ボックス8の位置を調整可能なスペーサをボックス8と空調装置6の吐き出し口7との間に介在させた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ボックス8と空調装置6とを別体に設けてあるが、空調装置6の外殻を形成するケーシングを兼用して空調装置6と一体にボックス8を作製してもよい。
また、上記実施形態では、接続開口16,17,18にダンパ19,20,21と軸22,23,24を設け、ボックス8にアクチュエータ25,26,27を装着してあるが、これらのダンパ19,20,21、軸22,23,24、アクチュエータ25,26,27を設けず、各吹き出し口10,11,13,15に設けられる手動式の開閉板の開閉のみによって所望の個所に冷風あるいは温風を吹き出させる構成にしてもよい。
また、これとは逆に、各吹き出し口10,11,13,15に開閉板を設けずに、ダンパ19,20,21の回動制御だけにより所望の個所に冷風あるいは温風を吹き出させる構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、アクチュエータ25,26,27としてモータを設けたが、直進動作を行ない得るソレノイドを設けてもよい。この場合、軸22等の端部にギヤを装着し、ソレノイドの軸にギヤに噛みあうラックを装着すればよい。さらに、上記実施形態では、軸22等をアクチュエータ25,26,27によって電気的に回動させる構成にしてあるが、アクチュエータ25,26,27を設けずに、機械操作式に軸22等を回動させるように構成してもよい。例えば、軸22等の端部にギヤを装着し、このギヤに噛みあう複数の角穴を有するメタルベルトを設けるとともに、そのメタルベルトを押し引き可能なワイヤーを設け、このワイヤーの端部を運転席4に座った運転者が把持操作可能なように構成してもよい。
1 運転室
2 フロントガラス
3 窓
4 運転席
5 背もたれ
6 空調装置
7 吐き出し口
8 ボックス
9 側面・前面用ダクト
10 吹き出し口
11 吹き出し口
12 足元用ダクト
13 吹き出し口
14 後方用ダクト
15 吹き出し口
16 接続開口
17 接続開口
18 接続開口
19 ダンパ
20 ダンパ
21 ダンパ
22 軸
23 軸
24 軸
25 アクチュエータ
26 アクチュエータ
27 アクチュエータ
28 逃げ部
29 矢印
2 フロントガラス
3 窓
4 運転席
5 背もたれ
6 空調装置
7 吐き出し口
8 ボックス
9 側面・前面用ダクト
10 吹き出し口
11 吹き出し口
12 足元用ダクト
13 吹き出し口
14 後方用ダクト
15 吹き出し口
16 接続開口
17 接続開口
18 接続開口
19 ダンパ
20 ダンパ
21 ダンパ
22 軸
23 軸
24 軸
25 アクチュエータ
26 アクチュエータ
27 アクチュエータ
28 逃げ部
29 矢印
Claims (3)
- 建設機械に備えられ、床上中央部付近に運転席が配置され、前面にフロントガラスを有する運転室内を空調するための運転室の空調装置のダクト配設構造において、
前記空調装置から吐き出される風が導かれる空洞形状のボックスを前記運転室の側壁寄りに前記空調装置と一体構成して床に当接するように配設し、
前記ボックスの前面位置に前記運転室の側壁寄りに設けられる第1の接続開口と、前記ボックスの前面位置に前記第1の接続開口と隣り合って設けられる第2の接続開口とを床に沿うように並設するとともに、
前記第1の接続開口の垂直軸線上の上面位置に第3の接続開口を設け、
前記第1の接続開口には、床に当接するように配置されるとともに前記運転席の側方を運転室の側壁に沿って前方に向って直線的に延設され、前記フロントガラスの手前で立ち上がって立設される側面・前面用ダクトが接続され、
前記第2の接続開口には、床にほぼ全面に亘って当接するとともに前記側面・前面用ダクトと並設して前記運転席の下部に延設される足元用ダクトが接続され、
前記第3の接続開口には、前記側面・前面用ダクトと平面視同一軸線上に配設され、前記運転室の側壁に沿って運転席の後部に上方に向って延設される後部用ダクトが接続されることを特徴とする運転室の空調装置のダクト配設構造。 - 前記側面・前面用ダクトを前記運転席の右側方に配置したことを特徴とする請求項1に記載の運転室の空調装置のダクト配設構造。
- 前記側面・前面用ダクトは、前記フロントガラスと所定の間隔をもって立ち上がり立設されることを特徴とする請求項1または2に記載の運転室の空調装置のダクト配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004218806A JP2004299678A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | 運転室の空調装置のダクト配設構造 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004299678A true JP2004299678A (ja) | 2004-10-28 |
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JP2004218806A Pending JP2004299678A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | 運転室の空調装置のダクト配設構造 |
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