JPH07186693A - 運転室の空調装置のダクト配設構造 - Google Patents

運転室の空調装置のダクト配設構造

Info

Publication number
JPH07186693A
JPH07186693A JP32852193A JP32852193A JPH07186693A JP H07186693 A JPH07186693 A JP H07186693A JP 32852193 A JP32852193 A JP 32852193A JP 32852193 A JP32852193 A JP 32852193A JP H07186693 A JPH07186693 A JP H07186693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
box
duct
seat
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32852193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kondo
芳幸 近藤
Takeshi Sakyo
剛 佐京
Kazunori Komatsu
和則 小松
Yoshimi Iwase
善美 岩瀬
Takao Shimamoto
崇雄 島本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP32852193A priority Critical patent/JPH07186693A/ja
Publication of JPH07186693A publication Critical patent/JPH07186693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐ダクトや複数のボックスを必要とせず
に、少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運転席の
後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出させるこ
とができる運転室の空調装置のダクト配設構造を提供す
ることにある。 【構成】 空調装置6の吐き出し口7に接続される空洞
形状のボックス8が、前面位置に側面・前面用ダクト9
が接続される接続開口16と、足元用ダクト12が接続
される接続開口17を有し、上面位置に後方用ダクト1
4が接続される接続開口18を有するとともに、各接続
開口16,17,18には開閉用のダンパ19,20,
21を配置し、ボックス8の側部にはダンパ19,2
0,21に一体に設けた軸22,23,24を回動させ
るアクチュエータ25,26,27を設けた構成にして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械に備えられ、特に、運転室内を空調する空調装置か
ら吐き出される風が導かれる空洞形状のボックスを有
し、このボックスがダクトを接続するための接続開口を
具備する運転室の空調装置のダクト配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のボックスを有する従来技術とし
て、実開平4−26109号公報に記載の技術(以下、
「従来技術1」という)や、実開平4−117050号
公報に記載の技術(以下、「従来技術2」という)が公
知である。
【0003】上述した従来技術1は、運転室内に配置さ
れる空調装置の吐き出し口に、風向を2方向に切換え可
能な開閉板すなわちダンパを内蔵し2つのダクトを接続
するための開口を有する空洞形状のボックスを接続して
ある。このボックスの一方の接続開口に、風の吹き出し
口が運転席の足元に位置する足元用ダクトを接続してあ
り、他方の接続開口に3方向に風を導く分岐ダクトを接
続してある。分岐ダクトは、運転席の側方に風を吹き出
す1つの吹き出し口と、運転席の後方に風を吹き出す2
つの吹き出し口とを備えている。
【0004】この従来技術1では、ボックス内のダンパ
を分岐ダクトに近づく方向に切換えることにより、ボッ
クス内に導かれた風の分岐ダクト方向への流れを阻止
し、ボックス内に導かれた風、例えば温風を足元用ダク
トに流入させ、その吹き出し口から吹き出させ、また、
ボックス内のダンパを足元用ダクトに近づく方向に切換
えることにより、ボックス内に導かれた風の足元用ダク
ト方向への流れを阻止し、ボックス内に導かれた風、例
えば冷風を分岐ダクトに流入させ、3つの吹き出し口か
ら吹き出させるようにしている。
【0005】上述した従来技術2は、運転室内に配置さ
れる空調装置の吐き出し口に、風向を2方向に切換え可
能なダンパを内蔵しダクトを接続するための2つの接続
開口を有する空洞形状の第1のボックスを接続してあ
る。この第1のボックスの一方の接続開口に、運転席の
後方に風を吹き出す吹き出し口を有する後方用ダクトを
接続してあり、他方の接続開口に、冷風、温風共用ダク
トを接続してある。冷風、温風共用ダクトの先端部に
は、風向を2方向に切換え可能なダンパを内蔵しダクト
を接続するための1つの接続開口と、足元用吹き出し口
とを有する空洞形状の第2のボックスを接続してある。
この第2のボックスの接続開口には、運転席の側方に風
を吹き出す吹き出し口を有する側方用ダクトを接続して
ある。
【0006】また、第1のボックスのダンパと、第2の
ボックスのダンパを連動させる連動機構を備えている。
この連動機構によって、第1のボックスのダンパが、同
第1のボックス内の中間位置に保持されるとき、第2の
ボックスのダンパが足元用吹き出し口を閉じるように、
すなわち、側方用ダクトと第2のボックスとが連通する
ように保たれる。また、第1のボックスのダンパが、後
方用ダクト側に切換えられて当該後方用ダクトと第1の
ボックスとの間を遮断するように保持されるとき、第2
のボックスのダンパが、側方用ダクト側に切換えられて
当該側方用ダクトと第2のボックスとの間を遮断するよ
うに保たれ、すなわち、足元用吹き出し口が開かれる。
【0007】この従来技術2では、上述したように、第
1のボックス内のダンパを中間位置となるように切換え
ることにより、連動機構を介して第2のボックス内のダ
ンパが足元用吹き出し口を閉じ、第1のボックス内に導
かれた風、例えば冷風を第1のボックスから後方用ダク
トを経てその吹き出し口から吹き出させ、同時に、第1
のボックスから冷風、温風共用ダクト、側方用ダクトを
経てその吹き出し口から吹き出させることができる。ま
た、第1のボックス内のダンパを後方用ダクト側に切換
えることにより、連動機構を介して第2のボックス内の
ダンパが側方用ダクトと第2のボックスとの間を遮断
し、足元用吹き出し口を開くように作動し、第1のボッ
クス内に導かれた風、例えば温風を冷風、温風共用ダク
トを経て足元用吹き出し口から吹き出させることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術1,2にあっては、空調装置の吐き出し口に接続され
るボックスがダクトを接続するための2つの接続開口を
備えるものであり、このために、運転席の足元、運転席
の側方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風
を吹き出させるために、形状の複雑な分岐ダクトを設け
たり、別のボックス及びダンパ連動機構を設けたりして
おり、ダクト配設構造が複雑になり、製作費が高くなり
やすい。また、これに伴って、運転室内に配置するため
のスペースとして比較的大きなものが必要になり、特
に、小型の建設機械のように運転室が小さなものにあっ
ては、運転室内に配置される他の周辺機器の配置スペー
スに制約を与えることになり、機器の配置設計が困難に
なりやすい。
【0009】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、分岐ダクトや複
数のボックスを必要とすることなく、少なくとも運転席
の足元、運転席の側方、運転席の後方の3つの位置に温
風あるいは冷風を吹き出させることができる運転室の空
調装置のダクト配設構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、建設機械に備えられ、運転室内を空調す
るための空調装置から吐き出される風が導かれる空洞形
状のボックスの接続開口に、ダクトを接続させるように
した運転室の空調装置のダクト配設構造において、1つ
の上記ボックスに、3つ以上の数の上記接続開口を設け
た構成にしてある。
【0011】
【作用】本発明は、上記の構成にしてあることから、ボ
ックスの少なくとも3つの接続開口のそれぞれに、運転
席の足元用の単管より成るダクト、運転席の側方用の単
管より成るダクト、運転席の後方用の単管より成るダク
トを個別に接続し、空調装置で発生させた風をボックス
に導けばよく、何ら分岐ダクトや複数のボックスを必要
とすることなく、少なくとも運転席の足元、運転席の側
方、運転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹
き出させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の運転室の空調装置のダクト配
設構造の実施例を図に基づいて説明する。図1〜図4は
油圧ショベルに適用された本発明の一実施例を示す説明
図で、図1は要部を構成するボックス部分の拡大斜視
図、図2は運転室内に配置された状態を示す側面図、図
3は運転室内に配置された状態を示す平面図、図4は同
じく運転室内に配置された状態を示す斜視図である。
【0013】図2に示すように、油圧ショベルの運転室
1は、前面にフロントガラス2を有し、側面にガラスが
嵌め込まれた窓3を有し、内部に運転者が座る背もたれ
5付きの運転席4を有している。
【0014】この運転室1を空調する空調装置6は、図
2,3,4に示すように、例えば運転室1の内部の運転
席4の後方に位置する床上に配置してある。この空調装
置6の前方位置に、空調装置6に着脱可能に接続される
後述するボックス8を配置してある。このボックス8に
は、それぞれ単管より成る3本のダクトを接続してあ
る。これらの3本のダクトのうちの1本は、運転席4の
側面及び運転席4に向かって風を吹き出し可能な吹き出
し口10と、運転席4の前面であるフロントガラス2方
向に風を吹き出し可能な吹き出し口11とを備えた側面
・前面用ダクト9である。また、他の1本は、運転席4
の足元に向かって風を吹き出し可能な吹き出し口13を
備えた足元用ダクト12である。残りの1本は、運転席
4の後部に向かって風を吹き出し可能な吹き出し口15
を備えた後部用ダクト14である。なお、吹き出し口1
0,11,13,15のそれぞれには、手動開閉可能な
開閉板を設置してある。
【0015】上述したボックス8は、図2に示すように
運転席4の背もたれ5の下方付近に配置され、また、図
1に示すようにその形態は空洞形状に形成されており、
空調装置6の吐き出し口7に接続されている。また、こ
のボックス8はダクトを接続するために形成される3つ
の接続開口を有している。例えば、その前面位置には前
述した側面・前面用ダクト9の端部が接続される接続開
口16と、足元用ダクト12の端部が接続される接続開
口17とを有し、上面位置には後方用ダクト14の端部
が接続される接続開口18を有している。
【0016】このボックス8の接続開口16,17,1
8のそれぞれには、これらの接続開口16,17,18
の開口面積を変更可能にさせる回動可能なダンパ19,
20,21と、これらのダンパ19,20,21に一体
的に設けられ、当該ダンパ19,20,21を回動可能
に保持する軸22,23,24とを設けてある。また、
ダンパ19,20,21のそれぞれの近傍に位置するボ
ックス8の側面には、軸22,23,24を回動させる
駆動源、すなわちダンパ19,20,21を回動させる
例えばモータより成るアクチュエータを装着してある。
さらに、運転席4の近傍のボックス8の上面部分には、
図2の矢印29で示すような運転席4の位置決め時の前
後方向の移動に際し、運転席4との干渉を防ぐための逃
げ部28を形成してある。
【0017】このように構成した実施例では、例えば空
調装置6を冷風を供給するように作動させるとともに、
図1に示すアクチュエータ26を駆動して軸23を介し
てダンパ20を接続開口17を閉じるように回動させ、
同時にアクチュエータ25,27をそれぞれ駆動して軸
22,24を介してダンパ19,21を開くように回動
させ、側面・前面用ダクト9の吹き出し口10の開閉板
を手動で開き、吹き出し口11の開閉板を閉じ、後方用
ダクト14の吹き出し口15の開閉板を手動で開いた状
態にすると、空調装置6で作製された冷風がその吐き出
し口7からボックス8に導かれ、さらに接続開口16か
ら側面・前面用ダクト9を経て吹き出し口10から主に
運転席4と、この運転席4の側方に向かって吹き出さ
れ、これと同時に、ボックス8に導かれた冷風が接続開
口18、後方用ダクト14を経て吹き出し口15から運
転席4の後方に吹き出され、このようにして吹き出され
た冷風が運転室1内を循環して、この運転室4内が冷却
される。
【0018】また例えば、上述と同様に空調装置6を冷
風を供給するように作動させるとともに、図1に示すア
クチュエータ26,27を駆動して軸23,24を介し
てダンパ20,21を接続開口17,18を閉じるよう
に回動させ、同時にアクチュエータ25を駆動して軸2
2を介してダンパ19を開くように回動させ、側面・前
面用ダクト9の吹き出し口10の開閉板を手動で開いた
状態にし、吹き出し口11の開閉板を閉じた状態にする
と、空調装置6で作製された冷風がボックス8に導か
れ、さらに接続開口16から側面・前面用ダクト9を経
て吹き出し口10に導かれ、これにより運転席4に座っ
た運転者に冷風を与え涼しくさせることができる。
【0019】また例えば、上述と異なって空調装置6を
温風を供給するように作動させるとともに、図1に示す
アクチュエータ25,27を駆動して軸22,24を介
してダンパ19,21を閉じるように回動させ、同時に
アクチュエータ26を駆動して軸23を介してダンパ2
0を開くように回動させ、足元用ダクト12の吹き出し
口13の開閉板を手動で開いた状態にすると、空調装置
6で作製された温風がボックス8に導かれ、さらに接続
開口17から足元用ダクト12に導かれ、その吹き出し
口13から運転席4の下方に吹き出され、これにより運
転席4に座った運転者の足元を暖めることができる。ま
た、足元の空気は運転室1内を上昇し、この運転室1の
全体を暖める。
【0020】また例えばフロントガラス2が曇ったとき
などには、空調装置6を温風を供給するように作動させ
るとともに、図1に示すアクチュエータ26,27を駆
動して軸23,24を介してダンパ20,21を接続開
口17,18を閉じるように回動させ、同時にアクチュ
エータ25を駆動して軸22を介してダンパ19を開く
ように回動させ、側面・前面用ダクト9の吹き出し口1
0,11の開閉板を手動で開いた状態にすればよく、こ
れによりボックス8、側面・前面用ダクト9に導かれた
温風が吹き出し口10から吹き出され、その温風によっ
てフロントガラス2に生じた曇りを除去することができ
る。
【0021】なお、空調装置6から最大風量が供給され
る場合、ダンパ16,17,18の1つだけを、あるい
は2つだけを選択的に開状態にすることなどによって各
吹き出し口10,11,13,15から吹き出される風
量を変更させることができるが、ダンパ19,20,2
1を適宜所定の傾斜角度に静止させるように、すなわ
ち、接続開口16,17,18を適宜(1/2),(1
/3)等の開口面積に保つようにアクチュエータ25,
26,27を駆動させることによっても、各吹き出し口
10,11,13,15から吹き出される風量を変更さ
せることができる。
【0022】このように本実施例にあっては、ボックス
8にダクトを接続するための接続開口を3つ形成したこ
とにより、単管より成る側面・前面用ダクト9、足元用
ダクト12、後方用ダクト14の3本のダクトをボック
ス8に直接に接続することができ、何ら分岐ダクトや複
数のボックス等を必要とすることなく、運転席4及びこ
の運転席4の前面、側面位置と、運転席4の足元位置
と、運転席4の後方位置との基本的に3つの位置に所望
の冷風、あるいは温風を供給することができ、全体構造
が簡単で製作費を安くすることができる。また、このよ
うに分岐ダクトや複数のボックス等を必要とせず全体構
造が簡単であることから、運転室1内に配置するための
スペースが最小限で済み、他の周辺機器の配置スペース
に与える制約を緩和させることができる。このことは、
当該油圧ショベルが小型であるときにより有効である。
【0023】また、ボックス8に逃げ部28を形成して
あることから、図2に示す運転席4の矢印29方向の移
動に際し運転席4とボックス8との干渉を防ぐことがで
き、この運転席4を比較的大きな移動領域で位置調整さ
せることができる。したがって、体格の大きな運転者で
あっても、逆に体格の小さな運転者であっても容易に快
適な運転姿勢に保つことができる。
【0024】また、ダンパ19,20,21を駆動する
アクチュエータ25,26,27を全てボックス8に装
着してあることから、このボックス8とアクチュエータ
25,26,27の組合せをコンパクトにすることがで
き、上記とは別の観点から運転室1内に配置するための
スペースが最小限で済む。
【0025】なお、上記実施例では、図1に示すように
ボックス8を空調装置6の吐き出し口7に直接接続して
あるが、ボックス8の位置を調整可能なスペーサをボッ
クス8と空調装置6の吐き出し口7との間に介在させた
構成としてもよい。
【0026】また、上記実施例では、ボックス8と空調
装置6とを別体に設けてあるが、空調装置6の外殻を形
成するケーシングを兼用して空調装置6と一体にボック
ス8を作製してもよい。
【0027】また、上記実施例では、ボックス8の前面
位置に2つの接続開口16,17を形成し、上面位置に
1つの接続開口18を形成してあるが、本発明はこの構
成に限られず、ボックス8の前面位置のみに、あるいは
上面位置のみに、あるいは側面位置のみに3以上の接続
開口を形成してもよく、また前面位置と側面位置に合計
3以上の接続開口を設けてもよく、また上面位置と側面
位置に合計3以上の接続開口を設けてもよく、これらの
接続開口の形成形態は周辺機器の配置も考慮して好適な
ものを選択し得る。
【0028】また、上記実施例では、接続開口16,1
7,18にダンパ19,20,21と軸22,23,2
4を設け、ボックス8にアクチュエータ25,26,2
7を装着してあるが、これらのダンパ19,20,2
1、軸22,23,24、アクチュエータ25,26,
27を設けず、各吹き出し口10,11,13,15に
設けられる手動式の開閉板の開閉のみによって所望の個
所に冷風あるいは温風を吹き出させる構成にしてもよ
い。
【0029】また、これとは逆に、各吹き出し口10,
11,13,15に開閉板を設けずに、ダンパ19,2
0,21の回動制御だけにより所望の個所に冷風あるい
は温風を吹き出させる構成にしてもよい。
【0030】また、上記実施例では、アクチュエータ2
5,26,27としてモータを設けたが、直進動作を行
ない得るソレノイドを設けてもよい。この場合、軸22
等の端部にギヤを装着し、ソレノイドの軸にギヤに噛み
あうラックを装着すればよい。 さらに、上記実施例で
は、軸22等をアクチュエータ25,26,27によっ
て電気的に回動させる構成にしてあるが、アクチュエー
タ25,26,27を設けずに、機械操作式に軸22等
を回動させるように構成してもよい。例えば、軸22等
の端部にギヤを装着し、このギヤに噛みあう複数の角穴
を有するメタルベルトを設けるとともに、そのメタルベ
ルトを押し引き可能なワイヤーを設け、このワイヤーの
端部を運転席4に座った運転者が把持操作可能なように
構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の構成にしてることから、
従来のように分岐ダクトや複数のボックスを必要とする
ことなく、少なくとも運転席の足元、運転席の側方、運
転席の後方の3つの位置に温風あるいは冷風を吹き出さ
せることができ、従来に比べて全体構造を簡単にするこ
とができ、製作費を安くすることができる。また、分岐
ダクトや複数のボックスを必要とせず全体構造が簡単で
あることから、運転室内に配置するためのスペースが最
小限で済み、他の周辺機器の配置スペースに与える制約
を緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運転室の空調装置のダクト配設構造の
一実施例の要部を構成するボックス部分の拡大斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例が運転室内に配置された状態
を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例が運転室内に配置された状態
を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例が運転室内に配置された状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 運転室 2 フロントガラス 3 窓 4 運転席 5 背もたれ 6 空調装置 7 吐き出し口 8 ボックス 9 側面・前面用ダクト 10 吹き出し口 11 吹き出し口 12 足元用ダクト 13 吹き出し口 14 後方用ダクト 15 吹き出し口 16 接続開口 17 接続開口 18 接続開口 19 ダンパ 20 ダンパ 21 ダンパ 22 軸 23 軸 24 軸 25 アクチュエータ 26 アクチュエータ 27 アクチュエータ 28 逃げ部 29 矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 善美 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 島本 崇雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に備えられ、運転室内を空調す
    るための空調装置から吐き出される風が導かれる空洞形
    状のボックスに形成された接続開口に、ダクトを接続さ
    せるようにした運転室の空調装置のダクト配設構造にお
    いて、 1つの上記ボックスに、3つ以上の数の上記接続開口を
    設けたことを特徴とする運転室の空調装置のダクト配設
    構造。
  2. 【請求項2】 上記接続開口を3つ設けるとともに、そ
    のうちの2つの接続開口を上記運転室の前面に対向する
    位置である上記ボックスの前側部分に設け、他の1つの
    接続開口を上記運転室の天井に対向する位置である上記
    ボックスの上側部分に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の運転室の空調装置のダクト配設構造。
  3. 【請求項3】 上記ボックスを上記運転室に配置される
    運転席の下方付近に設けるとともに、このボックスに、
    上記運転席の前後方向の移動時の当該運転席との干渉を
    防ぐ逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1または
    2記載の運転室の空調装置のダクト配設構造。
  4. 【請求項4】 上記ボックスを上記空調装置に対して着
    脱可能に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の運転室の空調装置のダクト配設構造。
JP32852193A 1993-12-24 1993-12-24 運転室の空調装置のダクト配設構造 Pending JPH07186693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32852193A JPH07186693A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 運転室の空調装置のダクト配設構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32852193A JPH07186693A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 運転室の空調装置のダクト配設構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001137487A Division JP3603043B2 (ja) 2001-05-08 2001-05-08 運転室の空調装置のダクト配設構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07186693A true JPH07186693A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18211216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32852193A Pending JPH07186693A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 運転室の空調装置のダクト配設構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07186693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045297A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045297A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2221197B1 (en) Air vent control system for a vehicle
KR100682156B1 (ko) 건설기계에 있어서의 공기조절장치
WO2015083772A1 (ja) キャビンのルーフ構造
JP2007118923A (ja) 建設農業機械用空調装置
EP1518730A1 (en) Air conditioner, a vehicle provided therewith and a control method for an air conditioner
KR20070122306A (ko) 자동차의 풍향 및 풍량 조절장치
JP5423791B2 (ja) 車両におけるダクト
JPH07186693A (ja) 運転室の空調装置のダクト配設構造
JP3603043B2 (ja) 運転室の空調装置のダクト配設構造
JP4184549B2 (ja) 建設機械の空調装置
JP2004299678A (ja) 運転室の空調装置のダクト配設構造
WO2015083789A1 (ja) キャビンのフレーム構造及びドア構造
JPH0712110Y2 (ja) 自動車の空調装置
JP3688193B2 (ja) 農用トラクター
JPH09203554A (ja) 空気調和機
JP4007066B2 (ja) ベントグリル構造
JP4430481B2 (ja) 車両用空調装置の配風構造
JP3264039B2 (ja) 車両用ベンチレータグリル
JP5188332B2 (ja) 作業車両
JP2000264036A (ja) 車輌用空気調和装置
JPH0717529Y2 (ja) 空気調和装置のエアー吹出構造
JP2565003Y2 (ja) 車輌用空調装置の吹出構造
JP6080750B2 (ja) トラクタにおけるキャビンの空調ダクト構造
JP2003291629A (ja) 建設機械
JPH08207551A (ja) 車両用空気調和装置