JP2004298903A - レーザ照射アーク溶接方法 - Google Patents

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一蔵 矢澤
Tomoyuki Kamiyama
智之 上山
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Abstract

【課題】亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成された継手を高速溶接する場合に、ブローホールやハンピングビードが発生することがなく、また、スパッタが多量に発生することがない良好な溶接ビードを形成するレーザ照射アーク溶接方法を提供する。
【解決手段】被溶接物が亜鉛めっき鋼板2aとめっき処理を施していない鋼板2bとから形成された継手であり、レーザ照射位置がワイヤ狙い位置よりも溶接方向に対して前方であって前記継手の前記亜鉛めっき鋼板側に入った位置であり、前記照射位置における前記亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきを蒸発させるように前記レーザの出力を設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被溶接物が亜鉛めっき鋼板とめっき処理を施していない鋼板(以下、非めっき鋼板という)とから形成された継手であって、消耗電極ガスシールドアーク溶接のアーク発生部の周辺の被溶接物表面にレーザを照射することによって溶接を行うレーザ照射アーク溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、半導体レーザ等を利用したレーザ溶接は、高エネルギー密度の熱源であるので、2m/分を超える高速溶接を行うことが可能である。しかし、このレーザ溶接では、重ね継手、突合せ継手等への溶接において、その継手部分にギャップがある場合には、レーザ照射位置のビームスポットが小さいために溶融金属量が少なく、ギャップを埋めながら溶接することが難しい。従って、レーザ溶接においては、被溶接物の継手部分にギャップがない状態にする必要があるために、実用上の適用範囲が非常に限定されていた。
【0003】
上述したレーザ溶接の問題点を解決する1つの方法として、レーザ照射と消耗電極ガスシールドアーク溶接を併用するレーザ照射アーク溶接方法が提案されている。この溶接方法は、前述したレーザ照射によって形成される高エネルギー密度の熱源による高速溶接性を確保した上で、アークによって形成される広がりのある熱源によって継手部分を幅広く溶融すると共に溶接ワイヤをギャップ部分に充填することによって、ギャップのある継手部分に対しても良好な高速溶接を行うことができる。
【0004】
図6は、一般的なレーザ照射アーク溶接装置を示す図である。同図は、YAGレーザ又は半導体レーザと消耗電極ガスシールドアーク溶接装置とを使用する場合を示している。同図において、溶接用電源装置PSは、ワイヤ送給装置WMのワイヤ送給ロールWRの回転を制御して、溶接ワイヤ1が溶接トーチ4を通して送給される。また、溶接用電源装置PSは、溶接トーチ4内の後述する図7に示す給電チップ5と被溶接物2との間に電力を供給して、溶接ワイヤ1と被溶接物2との間にアーク3が発生する。また、溶接トーチ4に設けられた後述する図7に示すノズル6が給電チップ5を取囲み、このノズル6からシールドガスが噴出される。
【0005】
また、レーザ発振装置9から出力されたレーザ10は光ファイバ11によってレーザトーチ12に伝送され、このレーザトーチ12内に設けられた幾つかの光学系レンズによって被溶接物2に焦点が生じるように収束され、被溶接物2に照射される。上記のレーザ10を照射する位置は、被溶接物2のアーク3の発生部に対し適宜な距離を持つ位置である。
尚、炭酸ガスレーザの場合は、波長が赤外線領域の10.6[μm]と長いので、光ファイバ11を使用することができない。従って、レーザ発振装置9から出力されたレーザ10を反射ミラーなどを用いてレーザトーチ12に伝送する。
【0006】
自動車産業界で多量に使用される亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成された継手を溶接する場合において、従来、レーザ照射アーク溶接方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に開示されている溶接方法は、板厚が0.2mm以上、6.0mm未満で、亜鉛メッキ量を10g/m〜120g/m とした亜鉛メッキ鋼板同士または同板厚及び同亜鉛メッキ量の亜鉛メッキ鋼板と他の金属との重ね隅肉溶接において、溶接予定個所にレーザを照射する工程と、レーザ照射工程の後にガスメタルアーク溶接を行う工程を備えたことを特徴とする亜鉛メッキ鋼板の溶接方法である。
【0007】
この結果、亜鉛メッキ鋼板の重ね面からの亜鉛の蒸気を抑えることができ、くわえて、亜鉛蒸気に起因する溶接欠陥も溶接ワイヤからの溶融金属により補償できるため、溶接欠陥の発生を低く抑えることができる。また、重ね溶接においては、レーザ単独溶接に比較してキーホールを拡大でき、キーホールから亜鉛蒸気の排出を容易にし、加えて亜鉛蒸気の圧力を低減できるため、ブローホールの発生がほとんど無い良好なビードを得ることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−66774号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術の亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成された継手をレーザ照射アーク溶接方法する場合、下記の不具合が発生する。
例えば、図7に示すように、亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとから形成されたフレア継手を溶接する場合、レーザ照射位置が非めっき鋼板2b側にずれた場合、亜鉛めっき鋼板2a側にレーザ10が十分に照射されないために、亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを十分に蒸発させない状態でアーク溶接を行うことになる。図7は、亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成されたフレア継手のレーザ照射アーク溶接方法において、レーザが非めっき鋼板側にずれた場合を示す図である。
【0010】
その結果、図8に示すように、亜鉛めっきの蒸気が溶接金属内に閉じ込められてブローホールやハンピングビードが発生した溶接欠陥のある溶接ビード8が形成される。また、溶着金属が亜鉛めっきの蒸気によって弾かれるために、非めっき鋼板2b側に偏より、スパッタが多量に発生して、溶接不良となる。
図8は、亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成されたフレア継手のレーザ照射アーク溶接方法において、レーザが非めっき鋼板側にずれた場合の溶接結果を示す図であり、同図(A)は溶接線方向から見た図であり、同図(B)は溶接線に直交する方向から見た図である。
その溶接条件は、溶接速度が3m/分であり、亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとの隙間が0mmであり、消耗電極ガスシールドアーク溶接の溶接電流が150Aであり、溶接電圧が19Vであり、交流1周期における出力電流の絶対値から計算した平均溶接電流に占める平均電極マイナス電流の比率であるEN比率が20%である。また、レーザ10の出力が500Wであり、被溶接物2に照射されるレーザ10のスポット直径が2mmであり、被溶接物2に照射されるレーザ10のエネルギー密度が16kW/cmである。
【0011】
また、レーザ10が亜鉛めっき鋼板2a側に照射されていても、レーザ10の出力が低い場合には、亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを十分に蒸発させることができないために、上記と同様に、良好な溶接ビードを形成することができない。
【0012】
そこで、図7に示したレーザ10が非めっき鋼板2b側にずれた場合に、亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを十分に蒸発させるためには、溶接速度を遅くする必要がある。この場合、被溶接物2への入熱量が多くなり過ぎて、被溶接物2の変形量が大きくなる。
【0013】
本発明は、亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成された継手を高速溶接する場合に、ブローホールやハンピングビードが発生することがなく、また、スパッタが多量に発生することがない良好な溶接ビードを形成するレーザ照射アーク溶接方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
被溶接物の溶接予定個所にレーザを照射して消耗電極ガスシールドアーク溶接を行うレーザ照射アーク溶接方法において、
前記被溶接物が亜鉛めっき鋼板とめっき処理を施していない鋼板とから形成された継手であり、
前記レーザ照射位置がワイヤ狙い位置よりも溶接方向に対して前方であって前記継手の前記亜鉛めっき鋼板側に入った位置であり、
前記照射位置における前記亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきを蒸発させるように前記レーザの出力を設定することを特徴とするレーザ照射アーク溶接方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明のレーザ照射アーク溶接方法におけるレーザ照射位置を示す図であり、図2は本発明のレーザ照射アーク溶接方法におけるワイヤ狙い位置を示す図である。図1において、亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとの直交する溶接線7からレーザ照射位置との距離であって、非めっき鋼板2b側への距離を非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lxとし、亜鉛めっき鋼板2a側への距離を亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyとする。また、図2において、溶接線7からワイヤ狙い位置との距離であって、非めっき鋼板2b側への距離を非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wxとし、亜鉛めっき鋼板2a側への距離を亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wyとする。
【0017】
本発明のレーザ照射アーク溶接方法の実施例の溶接条件は、レーザ照射位置がワイヤ狙い位置よりも溶接方向に対して前方であり、溶接速度が3m/分であり、被溶接物が亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとの板厚が0.7mmであるフレア継手であって、非めっき鋼板2bとして冷延鋼板を使用し、亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとの隙間が0mmであり、消耗電極ガスシールドアーク溶接の溶接電流が150Aであり、溶接電圧が20Vであり、EN比率が20%である。また、レーザの出力が1500Wであり、被溶接物に照射されるレーザのスポット直径が2mmであり、被溶接物に照射されるレーザのエネルギー密度が48kW/cmである。
【0018】
本発明のレーザ照射アーク溶接方法の実施例の溶接結果を図3乃至図5に示す。図3は、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wx[mm](横軸)及び非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lx[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図であって、○は良好な溶接結果であり、×は溶接不良を示す。また、図4は、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wx[mm](横軸)及び亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Ly[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図であり、図5は、亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wy[mm](横軸)及び亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Ly[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図である。
【0019】
図3において、レーザ照射位置が非めっき鋼板2b側にずれた場合、亜鉛めっき鋼板2a側に照射されるレーザエネルギーが減少して、亜鉛めっきを十分に蒸発させることができないために、従来技術の図8に示した溶接ビード8のような溶接不良が発生する。従って、非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lxは、0mmが適切である。
また、非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lxが0mmであるときの非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wxが3mm以上の場合、溶着金属が不足して、溶接不良が発生する。従って、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wxは、0mm〜2mmの範囲が適切である。
【0020】
図4において、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyが0mm〜3mmの範囲では、亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを十分に蒸発させることができ、良好な溶接ビードを形成することができる。しかし、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyが4mm以上の場合、溶接個所をレーザ照射することができないために、溶接不良が発生する。従って、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyは0mm〜3mmの範囲が適切である。
また、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wxが3mm以上の場合、溶着金属が不足して、溶接不良が発生する。従って、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wxは、0mm〜2mmの範囲が適切である。
【0021】
図5において、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyが0mm〜3mmの範囲では、亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを十分に蒸発させることができ、良好な溶接ビードを形成することができる。しかし、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyが4mm以上の場合、溶接個所をレーザ照射することができないために、溶接不良が発生する。従って、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyは、0mm〜3mmの範囲が適切である。
また、亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wyが3mm以上の場合、溶着金属が不足して、溶接不良が発生する。従って、亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wyは、0mm〜2mmの範囲が適切である。
【0022】
また、上述した実施例の溶接条件において、レーザ照射位置及びワイヤ狙い位置が適切な位置であっても、レーザエネルギー密度が20kW/cm以下の場合、亜鉛めっきを十分に蒸発させることができないために、溶接不良が発生する。
一方、レーザエネルギー密度が、1000kW/cm以上の場合、レーザ10が亜鉛めっき鋼板2aの亜鉛めっきを蒸発させるだけでなく、被溶接物を貫通して、溶接欠陥が発生する。従って、レーザエネルギー密度は、20kW/cm〜1000kW/cmの範囲が適切である。
【0023】
上述した実施例から、被溶接物が亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとから形成されたフレア継手のレーザ照射アーク溶接を行う場合の適切なレーザ照射位置、ワイヤ狙い位置及びレーザエネルギー密度は、下記の通りである。
非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lxが、0mmであり、亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lyが、0mm〜3mmの範囲であり、非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wx及び亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wyが、0mm〜2mmの範囲であり、レーザエネルギー密度が、20kW/cm〜1000kW/cmの範囲である。
【0024】
なお、図1及び図2において、亜鉛めっき鋼板2aと非めっき鋼板2bとの位置を入れ換えた場合の実施例も、上述した実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、被溶接物の溶接予定個所にレーザを照射して消耗電極ガスシールドアーク溶接を行うレーザ照射アーク溶接方法において、前記被溶接物が亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成された継手であり、前記レーザ照射位置がワイヤ狙い位置よりも溶接方向に対して前方であって前記継手の前記亜鉛めっき鋼板側に入った位置であり、前記照射位置における前記亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきを蒸発させるように前記レーザの出力を設定する。
その結果、亜鉛めっき鋼板側にレーザが十分に照射されるために、亜鉛めっきを十分に蒸発させてアーク溶接を行うことができ、溶接速度が2m/分以上の高速溶接においても、亜鉛めっきの蒸気が溶接金属内に閉じ込められてブローホールやハンピングビードが発生することがない。また、溶着金属が亜鉛めっきの蒸気によって弾かれて、非めっき鋼板側に偏よることが少なくなるので、スパッタが多量に発生することがなく、良好な溶接ビードを形成することができる。
さらに、高速溶接を行うことができるので、被溶接物の変形量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ照射アーク溶接方法におけるレーザ照射位置を示す図である。
【図2】本発明のレーザ照射アーク溶接方法におけるワイヤ狙い位置を示す図である。
【図3】非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wx[mm](横軸)及び非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Lx[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図である。
【図4】非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wx[mm](横軸)及び亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Ly[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図である。
【図5】亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離Wy[mm](横軸)及び亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離Ly[mm](縦軸)をそれぞれ変化させたときの溶接結果を示す図である。
【図6】一般的なレーザ照射アーク溶接装置を示す図である。
【図7】亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成されたフレア継手のレーザ照射アーク溶接方法において、レーザが非めっき鋼板側にずれた場合を示す図である。
【図8】亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板とから形成されたフレア継手のレーザ照射アーク溶接方法において、レーザが非めっき鋼板側にずれた場合の溶接結果を示す図である。
【符号の説明】
1 溶接ワイヤ
2 被溶接物
2a 亜鉛めっき鋼板
2b めっき処理を施していない鋼板〔非めっき鋼板〕
3 アーク
4 溶接トーチ
5 給電チップ
6 ノズル
7 溶接線
8 溶接ビード
9 レーザ発振装置
10 レーザ
11 光ファイバ
12 レーザトーチ
Lx 非めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離
Ly 亜鉛めっき鋼板側溶接線レーザ照射位置間距離
PS 溶接用電源装置
WM ワイヤ送給装置
WR ワイヤ送給ロール
Wx 非めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離
Wy 亜鉛めっき鋼板側溶接線ワイヤ狙い位置間距離

Claims (1)

  1. 被溶接物の溶接予定個所にレーザを照射して消耗電極ガスシールドアーク溶接を行うレーザ照射アーク溶接方法において、
    前記被溶接物が亜鉛めっき鋼板とめっき処理を施していない鋼板とから形成された継手であり、
    前記レーザ照射位置がワイヤ狙い位置よりも溶接方向に対して前方であって前記継手の前記亜鉛めっき鋼板側に入った位置であり、
    前記照射位置における前記亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきを蒸発させるように前記レーザの出力を設定することを特徴とするレーザ照射アーク溶接方法。
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