JP2004298393A - 造花用花立て - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時には造花を収納しておくことができ、造花の露見及び収納も即座に行うことができるようにするとともに衆人の興味も引くことのできるる造花用花立てを提供する。
【解決手段】造花Fをその下方で保持する保持体2と、この保持体2に保持された造花Fを収容する上部に蓋31を有した筒状の収容覆体3とを具えて成り、例えば前記保持体2は、前記収容覆体3内を昇降自在とされるとともに、前記保持体2を造花Fが収容覆体3上方に出現した状態で係止する係止フック等の係止手段を具えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は造花用の花立てに関するものであり、特に不使用時には造花を収納しておくことのできる花立てに係るものである。
【0002】
【発明の背景】
例えば墓参時には、墓碑に生花を供えて先祖の供養をすることが行われている。この際墓参者が遠隔地に居住する際には、一旦供えた花を後日挿し替えたり、取り去ったりすることができず、いわば放置されることとなり、これに伴う不都合も指摘されてきている。すなわち生花の場合はいわゆる日持ちしても数日の間に過ぎず、その後は墓苑の管理者等が、処理せざるを得ず、また一方その手間を供し得ない場合には、放置されて腐敗し、これに伴う環境悪化をもたらしていた。また生花が取り除かれていたとしても花立てには雨水等が溜まってしまうことは避けられず、害虫等の発生場所ともなり、この点でも環境悪化をもたらすものである。
【0003】
このようなことから墓苑、寺等では生花による献花の場合には、その持ち帰りを墓参者に求め、またそれができない場合には、生花に替えて造花による献花を勧める傾向となってきている。このような状況を反映し、造花を用いる献花に関する発明や考案も出願がなされている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
これらの発明や考案によれば、造花を用いるものであるため、前記問題は防止できるものの、造花の風雨等による汚れや褪色、あるいは損傷等は避けられるものではなく、完全には満足のいく献花手段を提供しているとは言えなかった。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3050060号公報
【特許文献2】
特開2002−161651公報
【0005】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、従来の献花の主流である生花を用いることをやめて造花を用いることを前提とし、この造花を不要時には収容覆体内に収納しておけるようにし、更にこの造花の露見及び収納の作業も即座に行うことができるようにするとともに、催事場等のディスプレイとして用いた場合には衆人の興味も引くことのできる新規な造花用花立ての開発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の造花用花立ては、造花をその下方で保持する保持体と、この保持体に保持された造花を収容する上部に蓋を有した収容覆体とを具えて成り、使用時にはこの収容覆体が収容状態を解除されて造花が露見された状態として使用されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、造花の装飾作業と、収納作業が即座に行うことが可能であり、不使用時には造花を収容覆体内に収容しておけるため、常に造花を綺麗な状態に保つことができる。
【0007】
また請求項2記載の造花用花立ては、造花をその下方で保持する保持体と、この保持体に保持された造花を収容する上部に蓋を有した筒状の収容覆体とを具えて成り、前記保持体は、前記収容覆体内を昇降自在とされるとともに、前記保持体を造花が収容覆体上方に出現した状態で係止する係止手段を具えることを特徴として成るものである。
この発明によれば、造花の装飾作業と、収納作業が即座に行うことが可能であり、不使用時には造花を収容覆体内に収容しておけるため、常に造花を綺麗な状態に保つことができる。また造花を収容していた収容覆体をそのままフラワースタンドとして使用できるため、観る者に対し、より綺麗で重厚な印象を与えることができる。
【0008】
更に請求項3記載の造花用花立ては、前記請求項2記載の要件に加え、前記係止手段は、前記保持体に設けられた係止フックを、造花が収容覆体上方に出現した状態で、収容覆体上縁に掛け止めするものであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、簡単な構造であるため、製造コストを安く抑えることができるとともに、故障等も生じにくい。
【0009】
更にまた請求項4記載の造花用花立ては、前記請求項3記載の要件に加え、前記蓋に紐体が接続されており、これが前記保持体の係止フックの先端に接続されており、蓋を開けると同時に紐体により前記保持体を持ち上げ、収容覆体上に造花を出現させるとともに、収容覆体上縁にフックを掛け止めすることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ほんのわずかの間に造花のセット及び収納が可能となる。
【0010】
更にまた請求項5記載の造花用花立ては、前記請求項2、3または4記載の要件に加え、前記収容覆体には、蓋置部が設けられていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、蓋の置き場所に困ったり、紛失することが防止される。
【0011】
更にまた請求項6記載の造花用花立ては、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、前記収容覆体の底部に設置個所に穿孔された設置孔に挿入される嵌込片が着脱自在に設けられていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、風や鳥などが止まることにより造花用花立てが、倒されたりすることがない。
【0012】
更にまた請求項7記載の造花用花立ては、前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加え、墓用の花立てであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、墓への献花は献花した後、後始末されることが少ないため、本発明の効果が顕著となるものであり、墓地近隣での献花を原因とする公害が防がれるとともに、風雨等による造花の汚れや褪色あるいは損傷も防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。本実施の形態では、本発明に係る造花用花立てを墓地におけるお供えの花用として用いるものであるが、その他、宴会場、葬祭場やその他種々の店先等に設置するようにしてもよい。
具体的には本発明に係る造花用花立て1を墓石上に設けるものであり、一例として図示される墓Gは二段の台上に石塔G1が設けられた構成をしている。図1中、1Aと1Bで示すものが、本発明に係る造花用花立てであり、墓Gの下台G3に設けられた造花用花立て1は、大サイズの造花用花立て1Aであり、上台G2に設けられた造花用花立て1は、小サイズの造花用花立て1Bである。なお本実施の形態ではこの大サイズの造花用花立て1Aと、小サイズの造花用花立て1Bとはサイズ以外は共通の構成を有しており、特に区別して説明しないときには、単に造花用花立て1と符号1を付して説明する。
【0014】
以下、造花用花立て1A、1Bについて共通の説明を行う。このものは、造花Fをその下端で保持する保持体2と、この保持体2に保持された造花Fを収容する上部に蓋31を有した円筒形の収容覆体3とから成り、前記保持体2は、前記収容覆体3内を昇降自在とされるとともに、前記保持体2を造花Fが収容覆体3上方に出現した状態で係止する係止手段を具えて成る。なお本実施の形態では、防錆性を有するステンレスでほぼ全体が形成されるものであるが、その他プラスチック、ガラス、陶器または木材等適宜の素材のものを用いて構成できるが、防水性及び防錆性を有するものが望ましい。
【0015】
前記保持体2について説明する。保持体2は、図3(a)に示されるように、ほぼ前記収容覆体3の内径を有する円筒形の基部20と、この上部中央に設けられる挿入筒21とを主要部材として具えて成る。挿入筒21内には、造花Fの下端を留めるための押圧板22が設けられるとともに、この押圧板22を挿入筒21中心側へ移動させる止めネジ23が設けられている。また基部20の上面には、この保持体2を収容覆体3上端に係止するための係止フック24が回動自在に設けられている。
【0016】
前記収容覆体3について説明する。このものは円筒形の筒状本体30と、この筒状本体30の下端に設けられる設置基体33と、前記筒状本体30の上端に設けられる蓋31と、この蓋31と保持体2とを接続する一例として金属製チェーンを適用した紐体32とから成る。なおもちろん紐体32としてはナイロン、革及び木綿等種々の材料を適用し得る。
【0017】
前記設置基体33は、図3(b)に示されるように、円形の底板34とこの上面に設けられる受入筒35とから成り、この受入筒35内に前記筒状本体30が挿入されて固定ネジ35aにより固定される。また受入筒35の下端には、半円形の水抜孔35bが穿孔されており、造花用花立て1の使用時や非使用時であっても強い風雨の際に、蓋31と筒状本体30との隙間から収容覆体3内に雨が入った場合において、この水抜孔35bから排水がされるように構成されている。
また底板34上面には、蓋置部36が設けられている。なおこの蓋置部36及び蓋31には適宜家紋等の装飾が適宜施されることも好ましく、本実施の形態ではそれぞれに家紋の柄が印刷された貼着体である家紋シールSが貼り付けられている。なおこの載置部36は、固定状態に設けられてもよいし、図3(c)に示されるように傾倒自在に底板34上に設け、墓参りを行う者から家紋が見えやすいように構成することも可能である。
【0018】
また更に底板34には、周面に三カ所の設置孔34aが設けられ、中心に嵌込片37を取り付けるための雌ネジを切った取付孔34bが穿孔されている。なお嵌込片37は、一例として設置面にこの嵌込片37を挿入する設置孔G4を穿孔し、ここに嵌込片37を挿入して強固に固定するためのものであり、上部中心に前記取付孔34bに螺合させる雄ネジ37aが形成されている。因みに本実施の形態では、上台G2の造花用花立て1Bは、この嵌込片37を用いて固定しており、下台G3の造花用花立て1Aは、この嵌込片37を用いずに図2(b)(c)に示されるように固定ピンPを用いて固定している。
【0019】
なお下台G3の造花用花立て1Aは、例えば下台G3が土面や小石敷きとされる場合も多く、固定ピンPが抜けてしまうことも想定されるため、この場合には、上記固定ピンPに加え、図11に示すようなアンカーロッド40を用いるようにしてもよい。このアンカーロッド40を用いて設置固定するにあたっては、アンカーロッド40上端の雄ネジ40aを底板34の設置孔34aに螺合して取り付け、適宜設置基体33を足で踏みつけるなどして上方から押し込み、底板34の下面が設置面に当接するまでアンカーロッド40を埋め込む。なお符号40bで示す部材はアンカーロッド40をより強固に固定するため一例として設けられた抜け止め片40bである。そしてその後固定ピンPを金槌等を用いて埋め込み、固定を行う。
以上のようにアンカーロッド40を用いた場合、小石敷きや軟弱な地盤の個所にも強固な設置固定が行い得るようになる。
【0020】
また前記蓋31は、筒状本体30の上端に嵌まる円形のもので、周縁一か所に切欠溝31aを有し、これを前記筒状本体30の上端部に設けられた固定ネジ30aに嵌め入れてこの固定ネジ30aを閉めつけることにより固定する。
【0021】
なお収容覆体3は、青竹等の装飾を施しておいてもよいし、透明の強化ガラスやプラスチックを用いて形成することにより造花Fの収容時にもこの造花Fを外部に見せるようにしてもよい。この場合には例えば店舗のディスプレイなどとして用いれば、衆人の興味を引くことも可能である。もちろんこのようなディスプレイとして用いる場合には、図6に示されるように収容覆体3外面にLED30cなどのライトを設け、適宜のパターンで光らせるような構成でも提供することが可能である。
【0022】
本発明の造花用花立ての一例は以上のような具体的形態を有するものであって、以下この使用態様について説明する。
まず使用されていない状態では、図2(a)に示されるように保持体2が収容覆体3の底部に位置し、造花Fは収容体内に納まり、蓋31が閉じられた状態である。この状態では雨、風等で造花Fが汚れたり、損傷することが防止される。
【0023】
次にこれを墓参りに来た者が使用する際には、図2(b)に示されるように、筒状本体30上部の固定ネジ30aを緩め、蓋31の固定を解除して蓋31を上方に持ち上げる。蓋31とともにそれに接続された保持体2が筒状本体30内を上昇し、造花Fが筒状本体30上に出現してくる。保持体2は固定ネジ30aがストッパの役割を果たし、ここで停止され、この位置で紐体32を張った状態で下方へ蓋31を降ろすと、係止フック24が筒状本体30上端に掛け止めされる(図2(c)参照)。この状態では造花Fのみ筒状本体30上に出現した状態となっており、ちょうど筒状本体30はフラワースタンドの役割を果している。そして蓋31は蓋置部36に載置する。
【0024】
また墓参りが終了した後には、造花Fが筒状本体30内に収容された状態に戻すものである。もちろんこの造花用花立て1の設置者がこの墓Gのすぐそばに居住しているのであれば、常時は造花を露見させて墓を飾っておき、荒天時のときにだけ来て、造花Fを筒状本体30内に収容するような使用態様を採ることもできる。
収容するにあたっては、まず蓋31を持ってやや保持体2を持ち上げる。このとき係止フック24の先端は図3(a)に示すように上方に引き上げられると共に、筒状本体30の中心側に逃げるようにわずかに回動し、筒状本体30の上端から外れる。保持体2は、筒状本体30内を下降し、収容覆体3の底部に位置するとともに、造花Fは収容覆体3内に納まる。そして蓋31の切欠溝31aを固定ネジ30aに合わせて差し込み、固定ネジ30aを締め付けると蓋31が筒状本体30に固定される。なお切欠溝31aを固定ネジ30aに合わせて差し込む際に、蓋31を筒状本体30上部に載せ、ゆっくりと回転させれば切欠溝31aが固定ネジ30aの位置に合って嵌まるものである。
【0025】
【他の実施の形態】
本発明の基本的な実施の形態は以上のようであるが、その他種々の改変が行い得る。
すなわち前記基本的な実施の形態では、筒状本体30を造花Fを出現させない時(不使用時)には造花Fの収容ケースとして用い、造花Fを出現させる時(使用時)には、造花Fのスタンドとして用いるものであったが、図4に示されるように造花Fを出現させる時(使用時)に筒状本体30を除去するようにしても構わない。このように構成を改変した場合には、造花Fの設置位置を低くできるというメリットがある。
以下図4に基づき詳細に説明すると、図4に示す造花用花立て1Cは、前記基本的な実施の形態と同様に、造花Fを造花Fの下端で保持する保持体2と、この保持体2に保持された造花Fを収容する上部に蓋31を有した収容覆体3とから成る。
【0026】
前記保持体2について説明する。保持体2は、図4(c)に示されるように、前記収容覆体3の内径を有する円柱形の基部20と、この上部中央に設けられる挿入筒21とを中心部材として具えて成る。そして前記実施の形態と同様に挿入筒21内には、造花Fを留めるための押圧板22が設けられ、これを移動させる止めネジ23が設けられている。また本実施の形態の特徴として、係止フック24は有さず、受入筒35の固定ネジ35aとバヨネット係合するための逆L字形の係止溝20aが保持体2に形成されている。
【0027】
次に前記収容覆体3について説明する。このものは円筒形の筒状本体30と、この筒状本体30の下端に設けられる設置基体33と、前記筒状本体30の上端に設けられる蓋31とを具えて成る。
【0028】
前記設置基体33は、図4(c)に示されるように、円形の底板34とこの上面に設けられる受入筒35とから成り、この受入筒35に前記筒状本体30の下端が、下端に設けられた係止溝30bの個所で外嵌めされて固定ネジ35aによりこの筒状本体30が固定される。また蓋31にはチェーンの一端が接続され、他端が前記受入筒35の固定ネジ35aの個所に連結板32aを介して接続される。また更に底板34には、中心に嵌込片37を取り付けるための取付孔34bが穿孔されている。もちろん前記底板34には、前記基本的な実施の形態と同様に周面に三カ所の設置孔34aを設けるようにし、設置孔34aでの固定と嵌込片37との固定とのどちらかを選択できるようにしてもよい。
【0029】
以下上述したように改変した造花用花立て1Cの使用態様について説明する。
まず不使用時には、図4(a)に示されるように収容覆体3内に、保持体2及びこれに支持される造花Fは収容された状態で、蓋31が閉じられた状態である。なお造花用花立て1Cの設置態様としては、例えば設置基体33の底板34の下面に嵌込片37が取り付けられ、墓Gの設置孔G4に挿入固定された状態である。また受入筒35の固定ネジ35aに、保持体2の係止溝20aが挿入され、受入筒35に対し保持体2は、ロックされた状態である。
【0030】
そして使用する際には、図4(b)(c)に示されるようにまず蓋31を取り外し、設置基体33の固定ネジ35aを緩めて筒状本体30を手で持って引き上げ、設置基体33から取り外す。そして再度固定ネジ35aを締め付けておく。このように簡単に造花Fを出現、セットすることが可能である。
【0031】
また造花用花立て1Cを使用後に、造花Fを収納する際には、造花Fを支持した保持体2を、図5(a)の矢印方向に回転させてロックを解除した状態で持ち上げて、受入筒35内から取り出す。
【0032】
次に造花Fを支持した保持体2を、図5(b)に示されるように筒状本体30の上端から挿入して適宜振り下ろしたり、下方へ押し込むなどして、保持体2を筒状本体30の下方へ移動し、一度、図5(c)に示されるように保持体2を筒状本体30の下端から露見させる。
【0033】
そして図5(c)に示されるように造花Fを支持した保持体2を、係止溝20aを受入筒35の固定ネジ35aの個所に合わせて受入筒35内に内嵌めし、図中矢印方向に回転させて外れないようにロックする。
【0034】
次に筒状本体30を設置基体33の受入筒35に、下端の切欠溝30bを固定ネジ35aの個所に位置させて外嵌めし、固定ネジ35aにて締結固定し、蓋31をすると、造花Fの収容が完了する(図5d参照)。
【0035】
また収容覆体3の収容状態を解除して造花Fを露見される手段としては、図7に示されるように筒状本体30を入れ子状に連接して伸縮自在な構成としておくことが可能である。このものは図7(a)に示されるように不使用時には筒状本体30を伸張させた状態としておき、使用時には、図7(b)に示されるように筒状本体30を収縮して使用するものである。
【0036】
また更に、その他の収容覆体3の収容状態を解除して造花Fを露見される手段としては、図8に示されるように、筒状本体30を二分割に構成しておき、これを端辺において底板34に立ち上げられた支柱38に回動自在に取り付け、閉鎖及び開放が自在に行えるように構成してもよい。
【0037】
また更に、その他の収容覆体3の収容状態を解除して造花Fを露見される手段としては、図9(a)(b)に示されるように、筒状本体30をいわゆる伸縮自在なアコーディオンカーテンで構成しておき、これを閉鎖及び開放が自在に行えるように構成してもよい。図9に示される造花用花立て1Fは、上端が蓋31に設けられたレールを摺動し、下端が設置基体33に設けられたレールを摺動する骨材39Aを複数設け、これに防水シート39Bを張設した充分に耐候性を有する収容覆体3を適用するようにしたものである。なお符号38は、蓋31と設置基体33を連結する支柱である。
なお図示されるようなアコーディオンカーテン式の防水シートのほか、多数のスラット連結してたわみ性をもたせたいわゆるシャッタを適用することも可能である。
【0038】
造花用花立ての全体形状としては、以上示したような実施の形態のような全体として円柱形のもののほか、図10に示されるように平面視で半円形ないしは、かまぼこ型(図10(a)参照)、楕円形状(図10(b)参照)及び多角形状(図10(c)参照)等種々のもので実施が可能である。なおこの際、筒状本体30に相当する周面を覆う部材の開閉手段としては、前述したように観音開き式やアコーディオンカーテン式、シャッタ式など種々の形態を採ることができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の造花用花立てによれば、造花Fをその下方で保持する保持体2と、この保持体2に保持された造花Fを収容する上部に蓋31を有した収容覆体3とを具えて成り、使用時にはこの収容覆体3の収容状態が解除されて使用されるものであるため、造花Fの装飾作業と、収納作業が即座に行うことが可能である。そして不使用時には造花Fを収容覆体3内に収容しておけるため、常に造花Fを綺麗な状態に保つことができる。
【0040】
また請求項2記載の造花用花立てによれば、造花Fをその下方で保持する保持体2と、この保持体2に保持された造花Fを収容する上部に蓋31を有した筒状の収容覆体3とを具えて成り、前記保持体2は、前記収容覆体3内を昇降自在とされるとともに、前記保持体2を造花Fが収容覆体3上方に出現した状態で係止する係止手段を具えるため、造花Fの装飾作業と、収納作業が即座に行うことが可能である。そして不使用時には造花Fを収容覆体3内に収容しておけるため、常に造花Fを綺麗な状態に保つことができる。また造花Fを収容していた収容覆体3をそのままフラワースタンドとして使用できるため、観る者に対し、より綺麗で重厚な印象を与えることができる。
【0041】
更に請求項3記載の造花用花立てによれば、係止手段は、保持体2に設けられた係止フック24を、造花Fが収容覆体3上方に出現した状態で、収容覆体3上縁に掛け止めするものであるため、簡単な構造であり、製造コストを安く抑えることができるとともに、故障等も生じにくい。
【0042】
更にまた請求項4記載の造花用花立てによれば、蓋31に紐体32が接続されており、これが前記保持体2の係止フック24の先端に接続されており、蓋31を開けると同時に紐体32により前記保持体2を持ち上げ、収容覆体3上に造花Fを出現させるとともに、収容覆体3上縁にフックを掛け止めすることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ほんの瞬間の間に造花Fのセット及び収納が可能となる。
【0043】
更にまた請求項5記載の造花用花立てによれば、収容覆体3には、蓋置部36が設けられているため、蓋31の置き場所に困ったり、紛失することが防止される。
【0044】
更にまた請求項6記載の造花用花立てによれば、収容覆体3の底部に設置個所に穿孔された設置孔G4に挿入される嵌込片37が着脱自在に設けられているため、風や鳥などによって造花用花立て1が、倒されたりすることがない。
【0045】
更にまた請求項7記載の造花用花立てによれば、墓Gへの献花は献花した後、後始末されることが少ないため、本発明の効果が顕著となるものであり、墓地近隣での献花を原因とする公害が防がれるとともに、風雨等による造花の汚れや褪色あるいは損傷も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造花用花立てを墓苑に用いた実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の造花用花立ての造花を露見させる手順を段階的に示す斜視図である。
【図3】保持体と設置基体付近を拡大して示す斜視図並びに設置基体付近の断面図である。
【図4】使用時に筒状本体を除去するタイプの造花用花立ての他の実施の形態であり、この使用時の手順を示す斜視図である。
【図5】同上収容時の手順を示す斜視図である。
【図6】筒状本体周囲にLEDライトを複数設けた他の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】筒状本体を入れ子状に連接して伸縮自在な構成とした他の実施の形態を示す説明図である。
【図8】筒状本体を二分割に構成し、開閉自在な構成とした他の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】筒状本体を伸縮自在なアコーディオンカーテン状に形成した他の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】造花用花立ての全体形状を異ならせた他の三種の実施の形態を示す平面図である。
【図11】設置基体の設置をアンカーロッドと固定ピンとで行う他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E 造花用花立て
2 保持体
20 基部
20a 係止溝
21 挿入筒
22 押圧板
23 止めネジ
24 係止フック
3 収容覆体
30 筒状本体
30a 固定ネジ
30b 切欠溝
30c LED
31 蓋
31a 切欠溝
32 紐体
32a 連結板
33 設置基体
34 底板
34a 設置孔
34b 取付孔
35 受入筒
35a 固定ネジ
35b 水抜孔
36 蓋置部
37 嵌込片
37a 雄ネジ
38 支柱
39A 骨材
39B 防水シート
40 アンカーロッド
40a 雄ネジ
40b 抜け止め片
F 造花
G 墓
G1 石塔
G2 上台
G3 下台
G4 設置孔
P 固定ピン
S 家紋シール

Claims (7)

  1. 造花をその下方で保持する保持体と、この保持体に保持された造花を収容する上部に蓋を有した収容覆体とを具えて成り、使用時にはこの収容覆体が収容状態を解除されて造花が露見された状態として使用されることを特徴とする造花用花立て。
  2. 造花をその下方で保持する保持体と、この保持体に保持された造花を収容する上部に蓋を有した筒状の収容覆体とを具えて成り、前記保持体は、前記収容覆体内を昇降自在とされるとともに、前記保持体を造花が収容覆体上方に出現した状態で係止する係止手段を具えることを特徴とする造花用花立て。
  3. 前記係止手段は、前記保持体に設けられた係止フックを、造花が収容覆体上方に出現した状態で、収容覆体上縁に掛け止めするものであることを特徴とする請求項2記載の造花用花立て。
  4. 前記蓋に紐体が接続されており、これが前記保持体の係止フックの先端に接続されており、蓋を開けると同時に紐体により前記保持体を持ち上げ、収容覆体上に造花を出現させるとともに、収容覆体上縁にフックを掛け止めすることを特徴とする請求項3記載の造花用花立て。
  5. 前記収容覆体には、蓋置部が設けられていることを特徴とする請求項2、3または4記載の造花用花立て。
  6. 前記収容覆体の底部に設置個所に穿孔された設置孔に挿入される嵌込片が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の造花用花立て。
  7. 墓用の花立てであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の造花用花立て。
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