JP2004298167A - 農作物洗浄用回転体およびこの回転体を備えた農作物洗浄装置 - Google Patents

農作物洗浄用回転体およびこの回転体を備えた農作物洗浄装置 Download PDF

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JP2004298167A JP2003128485A JP2003128485A JP2004298167A JP 2004298167 A JP2004298167 A JP 2004298167A JP 2003128485 A JP2003128485 A JP 2003128485A JP 2003128485 A JP2003128485 A JP 2003128485A JP 2004298167 A JP2004298167 A JP 2004298167A
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Yasufumi Sasaki
靖文 佐々木
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HIROSHI KOGYO KK
Hiroshi Kogyo KK
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Abstract

【課題】農作物の洗浄における確実性の向上。
【解決手段】長手方向に沿って大径部3と小径部4を交互に備えた回転体Aを備え、隣接する回転体A相互の大径部3と小径部4を対面させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に長芋、大根、人参、馬鈴薯等の根菜類に分類される農作物の洗浄に用いられる回転体およびその回転体を備えた農作物洗浄装置に関し、詳しくは、回転体を径方向に複数並列させてなる載置部に農作物を載置して洗浄する装置に用いられる農作物洗浄用回転体およびその回転体を備えた農作物洗浄構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の農作物の洗浄装置は、円筒状の回転洗浄ブラシを複数本平行状に配設し、当該ブラシ相互間の谷間に被洗浄物を載せ、回転洗浄ブラシの回転によって被洗浄物を洗浄するようにしている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特許第2629088号公報(〔0006〕、〔0007〕、〔図1〕参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例示した従来の洗浄装置の回転洗浄ブラシは、全長に亘って同径であるため、特に凹凸が有ったり、先細り形状で有ったりする農作物を洗浄する場合に、農作物に対するブラシの接触圧にばらつきが生じて、洗浄が不完全となる可能性が有る。
また、この洗浄装置の洗浄では、回転洗浄ブラシの回転で農作物を回転させることによって、農作部の全周を平均的に洗浄することが図られているが、実際には、農作物の重さによっては、回転しない状況が生じる可能性も有る。
【0005】
そこで本発明は、農作物の洗浄における確実性の向上を課題とし、この課題を解決した農作物洗浄用回転体およびこの回転体を備えた農作物洗浄装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために本発明は下記の技術的手段を採用した。
農作物洗浄に用いられる回転体Aであり、回転体Aを径方向に複数並列させてなる洗浄面Cに農作物Dを載置して洗浄する装置に備えられる農作物洗浄用の回転体Aにおいて、長手方向に沿って大径部3と小径部4を交互に備えていることを特徴とする農作物洗浄用の回転体Aとしたことである。(請求項1)
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の回転体Aは、例えば、図示するように、回転体Aの外周にブラシ部2を備えている形態が挙げられる。
この場合、図示するように、回転体を大径部3と小径部4が交互となるように形成して、その外周に同長のブラシ部2を配設した形態や、ブラシ部で小径部と大径部を構成した形態(図示せず)いずれも含む。
また、本発明の回転体Aは、図示するようなブラシ部2を備えたものに限定するものではなく、図3に示すような、略ローラ状の形態や農作物を傷付けない程度の硬度および形状の凸部を備えた形態(図示せず)も含む。
大径部3と小径部4とは図示するように、斜面34を介して連続すること(請求項2)が最適である。
【0008】
そして、本発明は、請求項1または請求項2に記載の農作物洗浄用の回転体Aを備えた農作物洗浄装置Bを提案するものであり、具体的には、図示するように、隣接する回転体A相互の大径部3と小径部4を対面させていることを特徴とする農作物洗浄装置Bにしたことである。(請求項3)
【0009】
本発明の回転体Aは、図示するように、複数の回転体Aを径方向に、かつ隣接する回転体A相互の大径部3と小径部4を対面状に並列させた形態で使用される。
そして、この形態では、図示するように、並列させた回転体Aの長手方向および交差する方向に、大径部3と小径部4とによる凹凸部5が形成される。
また、隣接する回転体Aの軸心部の回転数が同じ場合において、大径部3と小径部4の外周部の回転数は大径部3と小径部4の周長の差によって回転数に差が生じ、回転体Aの長手方向全長に沿って左右の回転体Aの回転数に差が生じる部位が交互に存在することになる。
【0010】
つまり、回転体Aが回転すると前記凹凸部5により農作物Dは上下左右に立体的に揺動するので、その全長を小径部分や大径部分含めて、平均的に洗浄部分へ近接または接触させることができる。
そして、回転体Aの大径部3の外周部と小径部4の外周部との回転数の差によって、農作物にかかわらず農作物のスムースな回転が可能になるので、農作物の全周に亘って平均的に洗浄部分に対する近接または接触をさせることができる。
例えば、回転体Aが図示する回転洗浄ブラシである場合、ブラシ部2の凹凸部5により農作物Dが立体的に揺動し、農作物Dの小径部および大径部かかわらず平均的にブラシ部2が接触するので、農作物Dの洗浄を確実に行うことができる。
これと同時に、回転体Aにおけるブラシ部2の大径部3の外周部と小径部4との回転数の差によって、農作物Dスムースに回転して、農作物D全周に亘って平均的にブラシ部2が接触するので、農作物Dの洗浄を確実に行うことができる。
【0011】
本発明における農作物洗浄装置は、農作物を定位置で洗浄する形態および農作物を洗浄しながらしながら運搬する形態いずれも含む。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1および図2は第1実施例、図2は第2実施例、図3は第3実施例をそれぞれ示し、これらは、本発明に係る回転体Aを用いた農作物洗浄装置(以下、「洗浄装置」と略称する。)Bを示している。
【0013】
第1実施例の洗浄装置Bは、洗浄面Cが左右2本の回転体Aから構成され、その回転体Aが回転洗浄ブラシを用いたものであり、農作物Dを左右2本の回転体A間に形成された谷間1にその長手方向に沿わせて載置た状態で、回転体Aを相互に内向き自転させて洗浄するものである。
また、本実施例の洗浄装置Bは、農作物Dを洗浄しながら運搬する構造のものである。
本実施例の農作物Dの洗浄および運搬構造は、回転体Aにおけるブラシ部2を図1および図2における矢印方向(運搬方向)に傾斜させてなる公知の技術を用いたものであり、この傾斜させたブラシ部2によって、農作物Dを洗浄しながら運搬するようにしたものである。
【0014】
符号3は、回転体Aにおける大径部であり、符号4は、回転体Aにおける小径部であって、この大径部3と小径部4を対面させることによって、左右の回転体A上に凹凸部5を形成してある。
また、前記大径部3と小径部4とはなだらかな斜面34を介して連続している。
符号6は、前記谷間1の直上に位置する洗浄管であり、この洗浄管3から高圧の洗浄水を農作物Dに吹き付けて洗浄を行うものである。
符号7は、洗浄水容器であり、回転体Aの略下半部が水没する程度に洗浄水が貯水されている。
符号8は、仕上ブラシ部であり、回転体Aの後端部に連続して配設し、回転体により洗浄・運搬された農作物Dの洗浄仕上を行うものである。
【0015】
第2実施例の洗浄装置Bは、図3に示すように、洗浄面Cが、回転体Aを筒状体の上半部を切断したような形状に並べて構成されたものであり、回転体Aが第1実施例と同様に、農作物を洗浄・運搬可能な形態の回転洗浄ブラシを用いたものである。
本実施例の洗浄装置は、複数の農作物をまとめて洗浄するのに効果的な構成であり、また、農作物の装置外への落下を防止可能な構成である。
なお、本実施例では、回転体Aの並び形態を概略的に示している。
【0016】
これら例示した第1実施例および第2実施例の洗浄装置Bによれば、回転体Aの大径部3と小径部4によって形成された凹凸部5によって、農作物は上下左右に立体的に揺動させることができる。
また、前記大径部3と前記小径部4の回転数の差によって、農作物にかかわらず農作物をスムースに回転させることができる。
【0017】
第3実施例の洗浄装置Bは、図4に示すように、洗浄面Cが回転体Aを略ベルトコンベア状に並べて構成されたものであり、回転体Aがローラー状のものである。
本実施例の洗浄装置Bは、回転体Aのベルトコンベア状の動作によって、洗浄面Cに載置された農作物を運搬しながら、その農作物を洗浄管6からの高圧洗浄水により洗浄するものである。
なお、本実施例では、回転体Aの並び形態を概略的に示している。
本実施例の洗浄装置Bによれば、前記第1実施例および第2実施例の洗浄装置と同様に、凹凸部5によって農作物は上下左右に立体的に揺動させ、さらに、その揺動によって農作物の回転もさせることができる。
【0018】
なお、本発明の回転体および洗浄装置は、前記実施例で例示した構成に限定するものではなく、特許請求の範囲された内容から逸脱しない範囲で他の構成による実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農作物用洗浄装置の第1実施例の平面図。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】本発明に係る農作物用洗浄装置の第2実施例の概略正面図。
【図4】本発明に係る農作物用洗浄装置の第3実施例の概略側面図。
【符号の説明】
A:回転体
B:農作物用洗浄装置
C:洗浄面
D:農作物
2:ブラシ部
3:大径部
4:小径部
34:斜面

Claims (3)

  1. 農作物洗浄に用いられる回転体であり、回転体を径方向に複数並列させてなる洗浄面に農作物を載置して洗浄する装置に備えられる農作物洗浄用回転体において、
    長手方向に沿って大径部と小径部を交互に備えていることを特徴とする農作物洗浄用回転体。
  2. 大径部と小径部とが斜面を介して連続するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の農作物洗浄用回転体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の農作物洗浄用回転体を備えた農作物洗浄装置であって、
    隣接する回転体相互の大径部と小径部を対面させていることを特徴とする農作物洗浄装置。
JP2003128485A 2003-03-31 2003-03-31 農作物洗浄用回転体およびこの回転体を備えた農作物洗浄装置 Pending JP2004298167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111374331A (zh) * 2020-04-14 2020-07-07 六安科科达尔生物科技有限公司 一种食品生产用土豆清洗装置

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