JP2001191038A - 根菜等の洗浄機 - Google Patents

根菜等の洗浄機

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JP2001191038A
JP2001191038A JP2000274307A JP2000274307A JP2001191038A JP 2001191038 A JP2001191038 A JP 2001191038A JP 2000274307 A JP2000274307 A JP 2000274307A JP 2000274307 A JP2000274307 A JP 2000274307A JP 2001191038 A JP2001191038 A JP 2001191038A
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Akira Nishizawa
章 西沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の洗浄ロールを並設した根菜等の洗浄
機において、従来では各洗浄ロールが凹凸のない直棒状
であったので、洗浄時に被洗浄物Xが比較的一定姿勢の
ままで回転し、被洗浄物Xの両端部付近に洗浄材が接触
しにくくなってその部分に汚れが残ることがあった。 【解決手段】 複数本の洗浄ロール2を使用した根菜等
の洗浄機において、各洗浄ロール2の洗浄材22に、外
径の異なる大径洗浄部23と小径洗浄部24とをロール
軸方向に順次交互に形成し、各大径洗浄部23は外周面
を四角形以上の多角形に形成し(又は該外周面に凹入部
25を形成し)、各洗浄ロール2を、相互に隣接する2
本の洗浄ロールを各大径洗浄部23と各小径洗浄部24
とが相互に近接する凹凸嵌合状態で設置することによ
り、洗浄時に被洗浄物Xを不規則に回転させて被洗浄物
の全表面をきれいに洗浄し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えばサツマイ
モ、ジャガイモ等の根菜、あるいはメロン、カボチャな
どの果実、果菜類を洗浄する(磨きも含む)のに適した
根菜等の洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】根菜等の洗浄機として、従来から図10
及び図11に示すようなものが知られている(例えば実
公昭61ー3354号公報)。この公知の洗浄機では、
横長箱型の洗浄機本体101内に複数本(合計7本)の
洗浄ロール102,102・・を相互に平行で且つ上面
側に樋状空間部が形成される如くして並設している。
又、各洗浄ロール102,102・・によって形成され
る樋状空間部には、大径のブラシロールからなるロータ
104を設けている。尚、図10及び図11のもので
は、洗浄ロール102としてブラシロールが採用されて
いるが、スポンジロールが採用されたものもある。
【0003】各洗浄ロール102,102・・は、円柱
形で全長に亘って同太さのものが使用されている。そし
て、この各洗浄ロール102,102・・は、被洗浄物
Xが落下しない程度の間隔をもって近接配置している。
【0004】この洗浄機は、洗浄機本体101を入口側
から出口側に向けて適宜小角度だけ傾斜させ、各洗浄ロ
ール102,102・・を相互に同一回転方向(図11
の右回転方向)に回転せしめるとともにロータ104も
同時に回転(左回転)せしめ、さらに散水装置105か
ら散水させながら使用する。そして、被洗浄物Xを入口
113から各洗浄ロール102,102・・上に投入す
ると、該被洗浄物Xが、各洗浄ロール102,102・
・及びロータ(ブラシロール)104のブラシに接触し
て磨かれながら出口114側に移動し、該出口114か
ら洗浄された状態で順次放出される。尚、洗浄ロール1
02上に投入された被洗浄物Xは、隣接する2本の洗浄
ロール102,102間の谷間内で転動せしめられなが
ら順次出口114側に移動していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被洗浄物X
は、図12に示すように2本の洗浄ロール102,10
2の谷間内で回転せしめられて洗浄されるが、被洗浄物
Xの中には、サツマイモのような流線形状のものがあ
り、このような流線形状の被洗浄物Xでは、長径方向に
向く軸線を中心として矢印で示すように回転せしめられ
る。即ち、流線形状の被洗浄物Xであると、その長径方
向が洗浄ロール102と平行に向く姿勢を維持した状態
で回転せしめられる。
【0006】ところが、このように被洗浄物Xが両洗浄
ロール102,102間の谷間内で一定姿勢を維持した
ままで回転すると、被洗浄物Xの胴部外周面Xaには洗
浄ロール102の外面が十分に接触するが、被洗浄物X
の長径方向両端部Xb,Xb付近は洗浄ロール102が
接触くにくくなる。従って、図10及び図11に示す従
来の洗浄機では、流線形状の被洗浄物Xを洗浄しようと
すると、被洗浄物Xの長径方向両端部Xb,Xb付近に
汚れが残ることがあった。
【0007】本願発明は、上記した従来の根菜等の洗浄
機の問題点に鑑み、被洗浄物が流線形状のものであって
も、その外表全面をきれいに洗浄し得るようにした洗浄
機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、洗浄機本体内に、外周面にブラシ又はスポ
ンジ等の洗浄材を取付けた複数本の洗浄ロールを相互に
平行で且つ同一回転方向に回転せしめ得るように並設し
てなる根菜等の洗浄機を対象にしている。
【0009】この種の洗浄機では、被洗浄物を洗浄ロー
ルの長さ方向に移動させる形式のものと、被洗浄物を洗
浄ロール上をその直径方向に順次乗り越えさせながら移
動させる形式のものとがあるが、本願では、両方の形式
のものに適用できる。
【0010】本願発明の洗浄機では、各洗浄ロールの洗
浄材として、外径の異なる大径洗浄部と小径洗浄部とを
ロール軸方向に順次交互に形成したものを使用してい
る。
【0011】この洗浄材における各大径洗浄部の外周面
は、半径方向に凹凸する形状に成形している。即ち、本
願請求項1では、各大径洗浄部として、外周を四角形以
上の多角形に形成したものを使用しており、又、本願請
求項2では、各大径洗浄部の外周面における周方向の複
数箇所にそれぞれ凹入部を設けている。尚、各小径洗浄
部の外周面は円形のままでもよい。
【0012】さらに、各洗浄ロールは、相互に隣接する
2本の洗浄ロールにおいて一方の洗浄ロールの各大径洗
浄部と他方の洗浄ロールの各小径洗浄部とが相互に近接
する凹凸嵌合状態で設置している。
【0013】各洗浄ロールにおいて、各大径洗浄部の外
径(最大外径)は100〜200mm程度、各小径洗浄部
の外径は50〜150mm程度にそれぞれ設定するとよ
い。又、大径洗浄部及び小径洗浄部の幅(ロール軸方向
の長さ)は、それぞれ50〜70mm程度が適当である
が、大径洗浄部より小径洗浄部の幅を僅かに大きくする
とよい。尚、これらの数値は特に限定するものではな
く、被洗浄物の種類・大きさ等によって適宜に設計変更
できることは勿論である。
【0014】本願発明の洗浄機は、次のように機能す
る。即ち、各洗浄ロールを同一方向に回転させた状態
で、洗浄機本体の入口から被洗浄物を投入すると、その
被洗浄物は、各洗浄ロールが回転していることにより洗
浄ロール上で回転せしめられながら順次出口側に移動す
る。ところで、各洗浄ロールには、大径洗浄部と小径洗
浄部とがロール長さ方向に交互に形成されており、且つ
各大径洗浄部の外周が多角形であったり(請求項1)、
外周面に凹入部を設けていたり(請求項2)しているの
で、洗浄ロール上に投入された被洗浄物は、小径洗浄部
(凹部)に落ち込んだり大径洗浄部の外周角部で跳ね上
げられたりしながら順次出口側に移動するようになる。
即ち、被洗浄物は姿勢を不規則に変化させながら移動す
る。このように、洗浄ロール上において被洗浄物の姿勢
が不規則に変化すると、例えば流線形状のような被洗浄
物であっても、その長径方向両端部付近も洗浄ロールの
洗浄材に接触するようになり、該被洗浄物の全表面がき
れいに洗浄されるようになる。又、各洗浄ロールは、大
径洗浄部と小径洗浄部とにより凹凸形状となっている
が、隣接する各洗浄ロールが相互に凹凸嵌合状態で配置
されているので、小径洗浄部の外周部にさほどの隙間が
できず、小径の被洗浄物であっても両洗浄ロール間から
落下することがない。
【0015】尚、本願において、洗浄という表現の中に
は、洗浄ロールが被洗浄物に接触することによる磨き作
用を含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3には本願第1実施形
態、図4及び図5には同第2実施形態、図6及び図7に
は同第3実施形態、図8には同第4実施形態、図9には
同第5実施形態の洗浄機(又は洗浄機に使用される洗浄
ロール)がそれぞれ示されている。尚、各実施形態の洗
浄機は、主としてサツマイモやジャガイモ等の塊状根菜
を洗浄するのに適したものであるが、大型化すればメロ
ンやカボチャなどの果実、果菜類の洗浄にも適用可能で
ある。第1実施形態 図1〜図3に示す第1実施形態の洗浄機は、横長箱型に
成形された洗浄機本体1内に複数本(この実施形態では
5本)の洗浄ロール2,2・・を設置し、該各洗浄ロー
ル2,2・・を動力装置3で回転せしめ得るように構成
している。
【0017】洗浄機本体1は、上板、底板及び両側板を
有する横長の筒状胴部10の長手方向各端部にそれぞれ
入口側側板11と出口側側板12を設けて構成されてい
る。洗浄機本体1内の底部はタンク状となっており、又
そのタンク底部の出口寄り部分には排水口17が形成さ
れている。
【0018】洗浄機本体1の入口側側板11には被洗浄
物Xを投入するための入口13が形成され、又、出口側
側板12には被洗浄物Xを排出するための出口14が形
成されている。尚、入口13には投入台13aが設けら
れ、出口14には排出台14aが設けられている。
【0019】この洗浄機本体1は、キャスター付きの支
持台6で支持されている。又、この第1実施形態では、
洗浄機本体1を、入口13側から出口14側に向けて所
定角度だけ下り傾斜させ得るようにしている。
【0020】洗浄ロール2は、この第1実施形態では合
計5本使用している。この各洗浄ロール2,2・・は、
ロール軸21の外側に洗浄材22を取付けて構成してい
る。洗浄材22としては、この実施形態ではスポンジ製
のもを使用しているが、ブラシ製のものを採用してもよ
い。
【0021】洗浄材22は、大径洗浄部23と小径洗浄
部24とをロール軸方向に順次交互に形成している。即
ち、第1実施形態では、図3に示すように、大径洗浄部
を形成する大径洗浄材23と小径洗浄部を形成する小径
洗浄材24とをロール軸21に対して順次交互に嵌挿さ
せて洗浄ロール2を構成している。尚、本願実施形態に
おいて、大径洗浄部と大径洗浄材、及び小径洗浄部と小
径洗浄材は、それぞれ同義語である。
【0022】大径洗浄材23は、この第1実施形態では
外周面に5つの頂部を有する正五角形のものを使用して
いる。尚、この大径洗浄材23は、四角形以上の適宜の
多角形(例えば10角形程度までが適当)のものを採用
できる。又、小径洗浄材24は、外周面が円形のものを
使用している。そして、この第1実施形態では、1本の
ロール軸21に大径洗浄材23と小径洗浄材24とをそ
れぞれ9個づつ嵌挿させて洗浄ロール2を構成してい
る。
【0023】各洗浄ロール2,2・・において、各大径
洗浄材23の外径は100〜150mm、各小径洗浄材2
4の外径は50〜100mm程度に設定している。又、大
径洗浄材23及び小径洗浄材24の幅(ロール軸方向の
長さ)は、それぞれ50〜60mm程度が適当であるが、
大径洗浄材23より小径洗浄材24の幅を僅かに大きく
している。尚、これらの数値は特に限定するものではな
く、被洗浄物の種類・大きさ等によって適宜に設計変更
できる。
【0024】又、この第1実施形態では、5本の洗浄ロ
ール2,2・・のうち、洗浄機本体1の入口13側の端
部に大径洗浄部23があるものを3本と、該入口13側
の端部に小径洗浄部24があるものを2本使用してい
る。そして、この5本の洗浄ロール2,2・・は、図2
に示すように上面側に樋状空間部が形成される状態で相
互に平行で、且つ相互に隣接する2本の洗浄ロール2,
2において一方の洗浄ロール2の各大径洗浄材23,2
3・・と他方の洗浄ロール2の各小径洗浄材24,24
・・とが相互に近接する凹凸嵌合状態で設置している。
即ち、各洗浄ロール2,2は、大径洗浄材23の外周各
頂部を結ぶ仮想円が相手側の小径洗浄材24の外面に例
えば5mm程度まで近接する状態で順次並設している。こ
のように、各洗浄ロール2,2・・を相互に凹凸嵌合さ
せた状態で設置すると、各洗浄ロール2,2・・の洗浄
材22が凹凸形状であっても、その各凹部(小径洗浄材
24部分)を相手側の大径洗浄材23で塞ぐことがで
き、両洗浄ロール2,2の間から被洗浄物Xが落下する
ことがない。尚、各洗浄ロール2,2・・は回転せしめ
られることにより、小径洗浄材24の外面に対して大径
洗浄材23における2つの頂部間の中間部(平面部)が
対面する瞬間があるが、そのときでも小径洗浄材24の
外面と大径洗浄材23の外面との間隔は例えば15〜2
0mm程度であり、その隙間から被洗浄物Xが落下するこ
とはない。
【0025】動力装置3は、モータ31及び該モータ3
1の動力を各洗浄ロール2,2・・に伝達するための動
力伝達手段32(プーリとベルト、あるいはスプロケッ
トとチェン等)を備えている。そしてこの動力装置3
は、各洗浄ロール2,2・・を相互に同一回転方向(図
2の右回転方向)に且つ等速度で回転せしめるようにし
ている。尚、各洗浄ロール2,2・・は、図2において
右側の洗浄ロールほど順次回転速度を速くするようにし
てもよい。
【0026】各洗浄ロール2,2・・の上面側に形成さ
れる樋状空間部には、被洗浄物Xが大きく跳ね上がるの
を防止するとともに洗浄効果を高めるための押えロール
4が設けられている。この押えロール4は、調整ボルト
41により高さ調整し得るようになっている。尚、この
押えロール4には、ブラシロールが採用されているがス
ポンジロールでもよい。又、他の実施形態では、押えロ
ールに代えて板状あるいはブロック状のものでもよく、
さらに他の実施形態では該押えロール4を省略してもよ
い。
【0027】洗浄機本体1内の上部には、散水装置5が
設けられている。この散水装置5は、散水パイプに多数
の小孔をあけたものを使用し、洗浄ロール2,2・・の
上方から散水しながら被洗浄物Xを洗浄し得るようにな
っている。
【0028】この第1実施形態の洗浄機は、図1に示す
ように入口13側から出口14側に向けて若干角度だけ
下り傾斜させた状態で使用される。尚、このとき、各洗
浄ロール2,2・・も出口14側に向けて下り傾斜して
いる。そして、動力装置3を作動させて各洗浄ロール
2,2・・を回転させ且つ散水装置5により洗浄ロール
2,2・・上に散水した状態で、投入台13a上に被洗
浄物X(例えばサツマイモやジャガイモ)を投入する。
すると、その被洗浄物Xが順次洗浄ロール2,2・・上
に落下し、該洗浄ロール2,2・・上で回転せしめられ
る。そのとき、各洗浄ロール2,2・・は、大径洗浄部
23と小径洗浄部24とが交互に形成された凹凸形状と
なっているので、被洗浄物Xが小径洗浄部24(凹部)
に落ち込んだり大径洗浄部23を乗り越えたりし、且つ
各大径洗浄材23の外周面に頂部(角部)があるので該
各頂部で被洗浄物Xを跳ね上げるようにように作用す
る。従って、洗浄ロール2,2・・上において、被洗浄
物Xが不規則に回転させられながら、順次出口14側に
移動するようになる。このように、洗浄ロール2,2・
・上において被洗浄物Xの姿勢が不規則に変化すると、
例えば図12に示すような流線形状の被洗浄物Xであっ
ても、その長径方向両端部Xb付近も洗浄ロール2の洗
浄材22に接触するようになり、該被洗浄物の全表面が
きれいに洗浄されるようになる。
【0029】又、各洗浄ロール2,2・・は、大径洗浄
部23と小径洗浄部24とにより凹凸形状となっている
が、隣接する各洗浄ロール2,2が相互に凹凸嵌合状態
で配置されているので、小径洗浄部24の外周部にさほ
どの隙間ができず、小径の被洗浄物であっても両洗浄ロ
ール2,2間から落下することがない。尚、各洗浄ロー
ル2,2・・上で洗浄された被洗浄物Xは、出口14か
ら排出台14a上に排出される。第2実施形態 図4及び図5に示す第2実施形態の洗浄機は、被洗浄物
Xを洗浄ロール2の設置方向と直交方向に移動させなが
ら洗浄させるようにしたものである。即ち、この第2実
施形態では、洗浄機本体1の両側板15,16にそれぞ
れ洗浄ロール2,2・・の各端部を軸支させている。
尚、この第2実施形態では、合計9本の洗浄ロール2,
2・・を使用している。この各洗浄ロール2,2・・の
洗浄材22も大径洗浄部23と小径洗浄部24による凹
凸形状を有するものを使用している。尚、この第2実施
形態の洗浄ロール2は、大径洗浄材23と小径洗浄材2
4とをそれぞれ3個づつ使用した比較的短いものを使用
している。又、各洗浄ロール2,2・・は、隣接する2
つの洗浄ロール2,2において、一方の洗浄ロール2の
小径洗浄部(小径洗浄材)24に他方の洗浄ロール2の
大径洗浄部(大径洗浄材)23を近接させた凹凸嵌合状
態で並設している。尚、この第2実施形態では、各洗浄
ロール2,2・・は同一高さに並設している。
【0030】洗浄機本体1内における各洗浄ロール2,
2・・の上方には、磨き兼用の押え板4A(スポンジ製
でもブラシ製でもよい)を設けている。又、各洗浄ロー
ル2,2・・は、動力装置3(モータ31と動力伝達手
段32)により、被洗浄物Xを入口13側から出口14
側に送り得るように回転(図4の右回転)させる。
【0031】この図4及び図5に示す第2実施形態の洗
浄機では、投入台13a上から入口13側寄りの洗浄ロ
ール2上に被洗浄物Xが供給されると、各洗浄ロール
2,2・・が図4において右回転していることにより、
被洗浄物Xが順次洗浄ロール2を乗り越えて出口14側
に移送される。このとき、各洗浄ロール2,2・・の小
径洗浄材24(凹部)に被洗浄物Xが落ち込んだり大径
洗浄部23を乗り越えたりし、且つ各大径洗浄材23の
外周頂部で被洗浄物Xを跳ね上げるようにように作用す
ることにより、被洗浄物Xが不規則に回転させられなが
ら順次出口14側に移動する。従って、この第2実施形
態の洗浄機でも、第1実施形態と同様に、被洗浄物Xの
全表面をきれいに洗浄し得る。第3実施形態 図6及び図7に示す第3実施形態の洗浄機は、上記第1
実施形態における、洗浄ロール2の大径洗浄材(大径洗
浄部)23を変形させたものである。この第3実施形態
では、各大径洗浄材23,23・・として、第1実施形
態のものと同様にスポンジ製のものを使用するととも
に、その外周面の複数箇所に、それぞれ中心方向に凹入
する凹入部25,25・・を設けたものを使用してい
る。該凹入部25は、大径洗浄材23の外周面における
周方向に角度30°〜40°の範囲で小径洗浄材24の
外周面に達する深さまでクサビ状に切欠いて形成してい
る。又、この第3実施形態の各大径洗浄材23,23・
・では、凹入部25を周方向に等間隔で5箇所に設けて
いる。この凹入部25の形状は、大径洗浄材23の外周
部に角部25aができるものであれば適宜形状に設計で
き(例えば深さを小径洗浄材24の外面に達しない浅い
ものとする)、又該凹入部25の個数は2〜8個程度の
範囲で適宜に設定できる。
【0032】この第3実施形態では、図6に示す洗浄ロ
ール2を図7に示すように第1実施形態(図1及び図
2)と同様に組付けて洗浄機を構成している。尚、図6
及び図7に示す第3実施形態の洗浄機のその他の構成
は、図1及び図2の第1実施形態のものと同じである。
【0033】このように、大径洗浄材23の外周面に凹
入部25を設けると、大径洗浄材23の外周面に凹入部
25による角部25aが形成されるので、この大径洗浄
材23を使用した洗浄機でも、各大径洗浄材23,23
・・の角部25aによって被洗浄物Xを跳ね上げる作用
が大きくなって、被洗浄物Xを不規則に回転させること
ができる。従って、この第3実施形態の洗浄機では、例
えば流線形状の被洗浄物Xであっても、該被洗浄物の全
表面(被洗浄物の長径方向両端部付近も)をきれいに洗
浄することができる。第4実施形態 図8に示す第4実施形態の洗浄機は、図6に示すように
外周面の複数箇所(図示例では5箇所)に凹入部25を
形成した大径洗浄材23を使用した各洗浄ロール2,2
・・を、図4の第2実施形態と同様に配置したものであ
る。この第4実施形態の洗浄機も、図4の第2実施形態
と同様に機能する。尚、この第4実施形態で使用される
洗浄ロール2は、図5のものと同様に比較的短いものが
使用される。第5実施形態 図9に示す第5実施形態では、洗浄ロール2の洗浄材2
2として、スポンジ製に変えてブラシを使用している。
又、この第5実施形態では、第3実施形態及び第4実施
形態と同様に、大径洗浄材23の外周面の複数箇所(5
箇所)に凹入部25,25・・を形成している。尚、洗
浄ロール2の小径洗浄材24にも、長さの短いブラシを
使用している。このように、洗浄材22としてブラシを
使用したものでも、スポンジ製のものと同様の機能を達
成できる。
【0034】
【発明の効果】本願請求項1の洗浄機では、各洗浄ロー
ル2,2・・として、外径の異なる大径洗浄部23と小
径洗浄部24とをロール軸方向に順次交互に形成したも
のを使用し、さらに各大径洗浄部23の外周面を四角形
以上の多角形に形成しているとともに、各洗浄ロール
2,2・・を、各大径洗浄部23と各小径洗浄部24と
が相互に近接する凹凸嵌合状態で設置している。
【0035】又、本願請求項2の洗浄機では、請求項1
における洗浄ロール2の大径洗浄部23として、その外
周面の複数箇所に凹入部25,25・・を形成したもの
を使用し、各洗浄ロール2,2・・を、各大径洗浄部2
3と各小径洗浄部24とが相互に近接する凹凸嵌合状態
で設置している。
【0036】そして、本願各請求項の洗浄機を使用する
と、被洗浄物Xが洗浄ロール2上を移動する際に、該被
洗浄物Xが小径洗浄部24(凹部)に落ち込んだり大径
洗浄部23を乗り越えたりし、且つ各大径洗浄材23の
外周頂部(請求項1の場合)や外周面の凹入部25によ
る角部25a(請求項2の場合)で被洗浄物Xを跳ね上
げるようにように作用する。従って、被洗浄物Xが洗浄
ロール2上を不規則に回転させられながら移動するよう
になり、例えば流線形状のような被洗浄物であっても、
その全表面をきれいに洗浄し得る(特に、被洗浄物Xの
長径方向両端部付近に汚れが残らない)という効果があ
る。
【0037】尚、各洗浄ロール2,2・・は、大径洗浄
部23と小径洗浄部24とにより凹凸形状となっている
が、隣接する各洗浄ロール2,2が相互に凹凸嵌合状態
で配置されているので、小径洗浄部24の外周部にさほ
どの隙間ができず、小径の被洗浄物であっても両洗浄ロ
ール2,2間から落下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態の洗浄機の長手方向断面図で
ある。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の洗浄機に使用されている洗浄ロールの斜
視図である。
【図4】本願第2実施形態の洗浄機の長手方向断面図で
ある。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】本願第3実施形態の洗浄機に使用される洗浄ロ
ールの斜視図である。
【図7】図6の洗浄ロールを使用した洗浄機の図2相当
図である。
【図8】本願第4実施形態の洗浄機の図4相当図であ
る。
【図9】本願第5実施形態の洗浄機に使用される洗浄ロ
ールの斜視図である。
【図10】従来の洗浄機の長手方向断面図である。
【図11】図10のXI−XI断面図である。
【図12】図10の洗浄機の洗浄ロール部分の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1は洗浄機本体、2は洗浄ロール、3は動力装置、13
は入口、14は出口、21はロール軸、22は洗浄材、
23は大径洗浄部、24は小径洗浄部、25は凹入部、
Xは被洗浄物である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄機本体(1)内に、外周面にブラシ
    又はスポンジ等の洗浄材(22)を取付けた複数本の洗
    浄ロール(2,2・・)を相互に平行で且つ同一回転方
    向に回転せしめ得るように並設してなる根菜等の洗浄機
    であって、 前記各洗浄ロール(2,2・・)の洗浄材(22)に
    は、外径の異なる大径洗浄部(23,23・・)と小径
    洗浄部(24,24・・)とをロール軸方向に順次交互
    に形成し、 各大径洗浄部(23,23・・)は外周を四角形以上の
    多角形に形成しているとともに、 各洗浄ロール(2,2・・)は、隣接する2本の洗浄ロ
    ール(2,2)において一方の洗浄ロール(2)の各大
    径洗浄部(23,23・・)と他方の洗浄ロール(2)
    の各小径洗浄部(24,24・・)とが近接する凹凸嵌
    合状態で設置した、 ことを特徴とする根菜等の洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄機本体(1)内に、外周面にブラシ
    又はスポンジ等の洗浄材(22)を取付けた複数本の洗
    浄ロール(2,2・・)を相互に平行で且つ同一回転方
    向に回転せしめ得るように並設してなる根菜等の洗浄機
    であって、 前記各洗浄ロール(2,2・・)の洗浄材(22)に
    は、外径の異なる大径洗浄部(23,23・・)と小径
    洗浄部(24,24・・)とをロール軸方向に順次交互
    に形成し、 各大径洗浄部(23,23・・)の外周面には、周方向
    の複数箇所にそれぞれ凹入部(25,25・・)を設け
    ているとともに、 各洗浄ロール(2,2・・)は、隣接する2本の洗浄ロ
    ール(2,2)において一方の洗浄ロール(2)の各大
    径洗浄部(23,23・・)と他方の洗浄ロール(2)
    の各小径洗浄部(24,24・・)とが近接する凹凸嵌
    合状態で設置した、 ことを特徴とする根菜等の洗浄機。
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