JP2004296294A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フローティング機構取り付け用の孔部2eが形成されるとともに、複数条の接点3が配される凸部2aが設けられたベースハウジング2と、このベースハウジング2とベース基板とを接続するFPC5と、接点3の端部が露出するベースハウジング2の底面側に取り付けられるホルダ部材6とを備える。そして、FPC5は、上記ベースハウジング2と上記ホルダ部材6との間に狭持されることによってコネクタ1に対して直接取り付けられる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、AV(Audio Visual)機器等の電子機器間の接続用に用いられるコネクタに関し、さらに詳しくはコネクタとベース基板とを接続するフレキシブルプリント回路板(Flexible Printed Circuit:以下、単にFPCと称して説明する。)等のコネクタに対する接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等のポータブルAV機器等の電子機器においては、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する。)等に対して、クレードルを介して接続されるものが知られている。このようなクレードルを介した電子機器間の接続にあっては、機器本体側のコネクタ、或いはクレードル側のコネクタにおいて取付がた等が発生してコネクタ同士の位置が合わずに接続ができないという問題がある。この問題を解消するため、いずれか一方のコネクタにフローティング機構を取り付け、上述したような取付がた等が発生した場合であっても、取付がたによるコネクタ同士の位置の誤差を吸収して、機器本体側とクレードル側とのコネクタの接続が可能とされている。
【0003】
上述した従来のコネクタ構造を図に示す。図5に示す従来のコネクタ51にあっては、該コネクタ51がマウントされたプリント配線基板(Printed Wiring Board:以下、単にPWBと称して説明する。)52には、図示を省略するコネクタ位置修正のためのフローティング機構が取り付けられる孔部53が形成されるとともに、FPCコネクタ54がマウントされる。そして、このFPCコネクタ54にFPC55が接続されることにより、該FPC55及びPWB52上のプリント配線を介して、コネクタ51と図示を省略するベース基板との接続が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のコネクタ51にあっては、部品点数が多く、そのため製造工程が複雑で製造コストも高い。
【0005】
そこで、本発明は、部品点数を削減し、これにより製造が簡易化され、製造コストが低く抑えられたコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明に係るコネクタは、フローティング機構取り付け用の孔部が形成されるとともに、複数条の接点が配されたベースハウジングと、上記ベースハウジングとベース基板とを接続する接続用部材とを備えてなり、上記ベースハウジングに対して上記接続用線材が直接取り付けられることを特徴とする。例えば、上記接点の端部が露出する上記ベースハウジングの底面側に取り付けられるホルダ部材と、上記ベースハウジングとによって上記接続用線材を狭持することで、該接続用線材を上記接点が設けられたベースハウジングに直接取り付ける。
【0007】
上述した構成の本発明に係るコネクタでは、ベースハウジング自体にフローティング機構が取り付け用の孔部が形成され、また、上記ベースハウジングに対して上記接続用線材が直接取り付けられる、例えば上述のホルダ部材とベースハウジングとで狭持することにより取り付けられる。したがって、本発明によれば、従来の如きPWBや、FPC接続用のコネクタ等が不要となり、部品点数が減少し、製造が簡易化するとともに、低コスト化が図られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるコネクタの具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
コネクタ1は、図1及び図2に示すように、雌雄嵌合タイプのコネクタの雄型コネクタであり、凸部2aが形成されたベースハウジング2と、上記凸部2aに設けられた複数条の接点3と、上記凸部2aに沿って摺動自在に設けられたシャッタ部材4とを備える。そして、このコネクタ1には、図示を省略するベース基板との接続を図るためのFPC5が直接取り付けられる。本実施の形態においては、上記FPC5が、ベースハウジング2と、このベースハウジング2に取り付けられるホルダ部材6とに狭持されることによって、コネクタ1に取り付けられている。
【0010】
ベースハウジング2は、合成樹脂等によって成形されてなり、その略中央部に上記凸部2aが形成されている。この凸部2aの周囲には、該凸部2aの全周を囲むように、上記シャッタ部材を収容しうる凹部2bが形成されており、上記凸部2aとともに凹部2bを構成する立壁2cの外面には詳細を後述するようにホルダ部材6を係止する係止片2dが形成されている。
【0011】
また、ベースハウジング2には、凸部2aに隣接する平板状の部分に、フローティング機構取り付け用の複数の孔部2eが形成されている。
【0012】
接点3細長い板状の導電性部材、例えば銅合金からなり、上記ハウジングに形成された凸部2aの長手方向の側面に複数条設けられている。
【0013】
シャッタ部材4は、上記ベースハウジング2と同様に、合成樹脂等によって成形されてなる。このシャッタ部材4は、上記凸部2aと略同形状の開口を有する断面ロ字状を呈してなり、その表面が例えば銅合金にニッケルめっきが施されてなるシールドケース7により覆われている。このシャッタ部材4は、雌型コネクタ(図示は省略)との非接続状態において、凸部2aに設けられた接点3を外部から遮断し、ゴミや異物の付着や傷つき等から接点3を保護するものである。
【0014】
シャッタ部材4は、上記開口にベースハウジング2の凸部2aを嵌合させ、該凸部2aに沿って摺動自在に配されるとともに、2本のコイルバネ8によって、シャッタ部材4に外力が加わらない場合、例えば後述するような雌型コネクタとの非接続状態において、接点3が設けられた凸部2a表面を覆う位置に保持されるよう支持されている。
【0015】
FPC5は、同図及び図3に示すように、可撓性の薄板の表面に複数の導電性パターン9、具体的には配線パターン9aと接点パターン9bとが導電性材料にてプリントされたものであり、該接点パターン9bがコネクタ1の接点3と接することによって、コネクタ1とベース基板とを電気的に接続するものである。
【0016】
ホルダ部材6は、図1及び図2、図4に示すように、ベースハウジング2との間でFPC5を狭持する方形状の平板部6aと、該平板部6aの側面に位置して立設し且つ先端近傍に係止片6bが形成された柱部6cとからなる。ホルダ部材6の平板部6aには、上記FPC5に形成された孔部5aに挿通されるとともに、上記シャッタ部材4を支持するコイルバネ8に挿入される凸部6dが形成されている。このホルダ部材6は、上記ベースハウジング2に形成されたホルダ取付孔2fに柱部6cを挿入し、ベースハウジング2側の係止片2dに柱部6cの係止片6bを引っかけることによって、ベースハウジング2に取り付けられる。
【0017】
このコネクタ1にあっては、雌型コネクタに凸部2aが嵌合された場合、すなわち雌型コネクタとの接続状態においては、雌型コネクタにシャッタ部材4が押圧されることでコイルバネ8が縮み、該シャッタ部材4が摺動してベースハウジング2の凹部2b内に押し込まれて収容される。この状態にて、コネクタ1の接点3は露出し、雌型コネクタの接点と電気的に接続される。
【0018】
また、コネクタ1は、雌型コネクタが外された場合、すなわち再び非接続状態に戻った際には、コイルバネ8の付勢力により、シャッタ部材4が元の位置まで押し戻され、接点3がシャッタ部材4によって被覆される。
【0019】
上述した構成のコネクタ1は、ベース基板と接続するためのFPC5が、ホルダ部材6の平板部6aとベースハウジング2とで狭持することによって取り付けられ、このように狭持した際にはFPC5側の接点パターン9bがベースハウジング2の底面側に露出する接点3の端部に接触する。また、コネクタ1は、ベースハウジング2にフローティング機構取り付け用の孔部2eが形成される。したがって、コネクタ1によれば、FPC5の取り付けのためのFPC用コネクタや、該FPC用コネクタ及びフローティング機構を取り付けるためのPWBが不要となって部品点数が減少し、製造工程の簡易化を図ることができるとともに、製造コストを低く抑えることができる。
【0020】
また、コネクタ1では、FPC5をベースハウジング2とホルダ部材6とで挟み込んだ際に、ベースハウジング2の接点3の端部とFPC6側の接点パターン9bとが接触することによって電気的に接続されるため、はんだ付けが必要無くなり、製造工程の簡易化を図ることができる。さらには、このように製造に際してはんだレスにすることによって環境負荷を低減することができる。
【0021】
なお、上述した実施の形態にあっては、コネクタ1にはベース基板との接続用線材としてFPC5が直接取り付けられる構造としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、FCCや電線を直接取り付けるものであってもよい。
【0022】
また、上述したコネクタ1では、FPC5をベースハウジング2とホルダ部材6とで挟み込んで直接取り付けているが、このような形式に限らず、例えばベースハウジング2自体に差し込み口を設ける等してFPC5を差し込んで取り付けるよう構成しても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明に係るコネクタでは、ベースハウジング自体に フローティング機構が取り付け用の孔部が形成され、また、上記ベースハウジングに対して上記接続用線材が直接取り付けられる、例えば上述のホルダ部材とベースハウジングとで狭持することにより取り付けられため、従来の如きPWBや、FPC接続用のコネクタ等が不要となり、部品点数を減少させることができる。したがって、本発明によれば、このような部品点数の減少により、製造を簡易化することができるとともに、低コスト化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ平面図である。
【図2】同コネクタの縦断面図である。
【図3】FPCの平面図である。
【図4】同コネクタのコネクタベース、FPC及びホルダ部材を分解して示す側面図である。
【図5】従来のコネクタにおけるFPCの取付構造を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 ベースハウジング
2a 凸部
2b 凹部
2c 立壁
2d 係止片
2e 孔部
2f ホルダ取付孔
3 接点
4 シャッタ部材
5 フレキシブルプリント回路板(FPC)
6 ホルダ部材
6a 平板部
6b 係止片
6c 柱部
7 シールドケース
8 コイルバネ
9 導電性パターン
9a 配線パターン
9b 接点パターン
Claims (3)
- フローティング機構取り付け用の孔部が形成されるとともに、複数条の接点が配されたベースハウジングと、
上記ベースハウジングとベース基板とを接続する接続用線材とを備えてなり、
上記ベースハウジングに対して上記接続用線材が直接取り付けられることを特徴とするコネクタ。 - 上記接点の端部が露出する上記ベースハウジングの底面側に取り付けられるホルダ部材をさらに備え、
上記接続用線材が、上記ベースハウジングと上記ホルダ部材とに狭持されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 上記接続用線材は、配線パターンが導電性材料にてプリントされたフレキシブルプリント回路板であることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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