JP2004295251A - 求人情報提供装置及び求人情報提供方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に簡単にたどり着くことができる検索システムを提供することにある。
【解決手段】本発明は、検索対象となる対象情報を記憶する第1の記憶手段と、前記対象情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶する第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各対象情報が、前記第2の記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各対象情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備える情報提供装置である。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明は、検索対象となる対象情報を記憶する第1の記憶手段と、前記対象情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶する第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各対象情報が、前記第2の記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各対象情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備える情報提供装置である。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の情報を検索する情報検索システムに関し、特に、検索した結果を表示する技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の検索システムは、ユーザの入力した検索条件に合致する検索結果をリストとして一覧表示する一覧表示画面と、一覧表示された情報の詳細を表示する詳細表示画面とを段階的に提示することでユーザが所望の情報をデータベースから検索しやすいように構成されている。
【0003】
例えば、ユーザが端末装置から検索条件を入力すると、検索システムは、情報を格納したデータベースから検索条件に合致する情報を抽出し、抽出した情報を一覧表示画面としてユーザに提示する。この一覧表示画面では、情報の一部(例えば、タイトルや要約など)がリスト表示されるので、ユーザは、タイトルや要約によって自分が所望する情報か否かを、とりあえず判断することができる。ユーザは、ある情報が自分の所望する情報かもしれないと判断した場合には、リストから当該情報を指定することができる。ユーザが特定の情報を選択すると、検索システムは、指定された情報の詳細をデータベースから抽出し、抽出した情報を詳細表示画面としてユーザに提示する。この詳細表示画面では、情報作成者の意図した情報が全て表示され、ユーザは、その情報が自分の探している情報だったか否かを最終的に判断することができる(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−366580号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した一覧表示画面は、情報を検索するユーザにとって自分に関連のありそうな情報の取捨選択を行う場所である。また、情報を提供する提供元にとっては、自分の情報が他人の情報と一緒にユーザに提示される場所でもある。ゆえに、一覧表示画面は、ユーザが、情報をより効率的に取捨選択できるように構成されるとともに、情報提供元が、自分の情報をより効果的にアピールできるように構成されていることが望ましい。
【0005】
しかしながら、従来の検索システムにより提供される一覧表示画面は、検索条件に合致する情報の単なるリスト表示または単なる要約に過ぎず、情報の取捨選択を効率的に行えるようにするために、情報を見やすく配置するといった点について十分配慮がなされているとはいえなかった。例えば従来の一覧表示画面は、抽出された情報が画一的なレイアウトで表示されていたため、ユーザは、一覧表示画面をざっと眺めただけでは個々の情報の特徴を把握することが困難であった。そのため、ユーザは、個々の情報を順に読みとらなければならないが、抽出された情報の件数が多いような場合には、このような情報の取捨選択作業に多くの時間と労力を費やすこととなり、このような作業自体が苦痛となる場合も少なくなかった。
【0006】
また、従来の一覧表示画面では、提供される情報の一部が抽出され画一的なレイアウトで表示される場合が多いため、情報の提供元としては、ユーザの検索条件に合致した時点で、つまり一覧表示画面に自身の情報が提示された時点では、自身の情報の特徴を打ち出しにくく、他人の情報と差別化することが困難だった。
【0007】
本願発明は、このような問題に鑑み、ユーザが、リスト表示された情報の中から所望する情報を効率的に取捨選択することができるように構成された一覧表示画面を提供する求人情報システム及び求人情報の表示方法を実現することを目的とする。
【0008】
また、本願発明は、情報の提供元が、リスト表示された状態で自分の提供する情報を他の情報と差別化することができるように構成された一覧表示画面を提供する求人情報システム及び求人情報の表示方法を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検索対象となる対象情報を記憶する第1の記憶手段と、前記対象情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶する第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各対象情報が、前記第2の記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各対象情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備える情報提供装置である。
【0010】
また、本発明は、検索対象となる対象情報を構成する項目のデータを記憶した第1の記憶手段と、前記項目のデータをそれぞれ保持する複数のフィールド及び当該複数のフィールドの表示用の配置関係を指定する位置データを有する複数のフォーマットを記憶した第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報のそれぞれについて、当該対象情報に関連するフォーマットを前記第2の記憶手段から読み込み、当該読み込まれたそれぞれのフォーマットのフィールドに当該フィールドに関連した項目のデータを格納するとともに、当該データが格納されたそれぞれのフォーマットを一覧形式で配置して画面情報を生成し、前記生成された画面情報に基づく画面を表示させる画面表示手段と、を備える情報提供装置である。
【0011】
また、本発明は、検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、前記求人情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする求人情報提供装置である。
【0012】
前記求人情報記憶手段は、前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶し、前記生成手段は、前記各対象情報に対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする。
【0013】
前記求人情報記憶手段は、求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を表示するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を表示するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶することを特徴とする。
【0014】
また、入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段と、求人情報の登録要求を受け付ける手段と、求人情報を表示すべきフォーマットを選択する選択手段と、前記選択されたフォーマットのフォーマット識別情報に基づいて、前記選択されたフォーマットに対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面を送信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、制御手段を備える求人検索装置における求人検索方法であって、前記制御手段が、前記端末装置から受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する工程と、前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する工程と、前記生成した一覧表示が面を前記端末装置に送信する工程と、を含む求人情報提供方法である。
【0016】
前記求人情報記憶手段は、前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶しており、前記生成する工程は、前記抽出された対象情報にそれぞれ対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて、前記対象情報に対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする。
【0017】
前記求人情報記憶手段は、求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を表示するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を表示するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶し、前記生成する工程は、前記抽出された求人情報に含まれるメッセージ情報と募集要項情報を、メッセージ表示領域と募集要項表示領域にそれぞれ配置するとともに、各表示領域を、求人情報を表示する1枠内に左右に並設することを特徴とする。
【0018】
入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、求人情報の登録要求を受け付ける工程と、端末装置から送られるフォーマット識別情報に対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面情報を送信する工程と、を備えることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記記載の求人情報提供方法をコンピュータで実行させるための情報処理プログラムである。
【0020】
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
【0021】
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0022】
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、下記実施の形態では、本発明に係る情報検索システムを求人情報の検索を行う検索システムに適用した場合について説明する。しかし、本発明はこれに限られず、他の情報を検索する検索システムに対して適宜応用可能である。
【0024】
[発明の実施の形態]
[システム概要]
図1は、本実施形態に係る求人情報提供システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報提供装置としてのサーバ10は、求職側としての個人ユーザの端末装置20及び求人側としての企業ユーザの端末装置30と、所定の通信網40を介して相互に通信可能に接続されている。
【0025】
求人情報提供サーバ10は、本実施形態に係る求人情報検索方法の実行による求人情報検索サービスを提供するコンピュータ・システムである。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30から送信される所定の要求を受け付け、この所定の要求に応じた処理を行うとともに処理結果を個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30に返信する。求人情報提供サーバ10は、典型的には、ユーザ端末装置20等にWebページを表示させるWebサーバや、データベースサーバとしての機能を備えている。
【0026】
本実施の形態における求人情報提供サーバ10は、検索対象である求人情報を記憶する求人情報テーブルと、求人情報を所定の表示態様で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマットテーブルとを備える。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザの端末装置20から送信される検索要求を受け付けて求人情報テーブルを検索し、検索結果をフォーマットテーブルに格納されたフォーマットに埋め込むことにより画面情報(Webページ)を生成し、生成した画面情報を検索結果として返信する。なお、求人情報提供サーバ10の詳細は、後述する。
【0027】
一方、個人ユーザの端末装置20及び企業ユーザの端末装置30は、WWW(World Wide Web)のブラウザ機能を備えるWebブラウザ201、301を実装している。各端末装置は、それぞれのユーザの操作に従って所定の要求を求人情報提供サーバ10に対して送信するとともに、Webページを取得してディスプレイに表示可能に構成されている。なお、これらの端末装置には、CPU、RAM、ROM、記憶装置、ディスプレイ、キーボード等を備えた汎用のパーソナルコンピュータを用いることができる。また、ブラウザ機能を備える携帯端末等の通信端末を用いてもよい。
【0028】
ここで、同図を用いて、求人情報提供サーバの動作及び求人情報提供サーバにより実現されるサービスの概要を説明する。求人情報提供サーバ10には、個人ユーザの個人情報と企業ユーザの求人情報とが予め登録されている(図示せず)。企業ユーザは、端末装置30のWebブラウザ301を操作して、求人情報提供サーバ10にアクセスし、求人情報を登録する画面を介して自社の求人情報を求人情報テーブルへ登録する。この際、企業ユーザは、予め用意された複数のフォーマットの中から所望するフォーマットを選択することができる。選択されたフォーマットの情報は求人情報と対応付けて求人情報テーブルへ登録される(同図(1))。これにより、企業ユーザは、自社の求人情報が一覧表示画面及び詳細画面で表示される際の表示形態すなわちレイアウトを自ら決定することができる。この登録処理は、例えばサーバ10に設けられた操作端末を操作する操作員により実行することもできる。
【0029】
一方、個人ユーザは、端末装置20のWebブラウザ201を操作して、所定の画面にて検索条件を入力することにより、条件に合致する求人情報の一覧表示画面を取得する(同図(2)(3))。求人情報の一覧(リスト)には、検索条件に合致する求人情報が、それぞれに対応するフォーマットで表示される。個人ユーザが、リストの中から気に入った求人情報を選択すると、その求人情報の詳細を表示する詳細表示画面が送られる(同図(4)(5))。この詳細情報も、それぞれに対応するフォーマットで表示される。
【0030】
[求人情報提供サーバのハードウェア構成図]
図2は、本発明に係る求人情報提供サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。求人情報提供サーバ10は、装置全体の制御を行うCPU101と、所定のプログラムが格納されたROM103と、一時記憶領域であるRAM102と、入力部104と、インターネット等の通信網を介して端末装置20、30等との間で通信を行うための通信インタフェース105と、本発明に係る求人情報提供方法を実行するためのプログラムや、このプログラムにより参照されるデータ等を記憶した外部記憶装置106と、表示部107とがバス110を介して接続される一般的構成の情報処理装置である。本発明に係る求人情報提供方法は、後述する各種処理を実現するプログラムを記憶した外部記憶装置106から、CPU101がそのプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0031】
[求人情報提供サーバの機能構成図]
図3は、本発明に係る求人情報提供サーバの機能を示す機能構成図である。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザ及び企業ユーザからの要求に応じた処理を行うとともに求人情報提供サイトの運営に関する業務処理を行う機能を備える。具体的には、求人情報提供サーバ10は、通信手段201、制御手段202、記憶手段203を含む。通信手段201は、例えばHTTPプロトコルに従って所定のデータを送受信する機能を備える。制御手段202は、抽出手段2021、画面生成手段2022、登録手段2023を備え、これらの動作を制御するとともに記憶手段203に対してアクセス可能に構成されている。
【0032】
抽出手段2021は、通信手段201を介して受け付けた検索要求に従って記憶手段203の求人情報テーブルから求人情報を検索し、検索条件に合致する求人情報の抽出を行う。記憶手段203(データベース)への検索は、例えばSQL(Structured Query Language)のような情報検索言語を用いることができる。
【0033】
画面生成手段2022は、抽出された結果を所定の形態(レイアウト)で表示するためのHTMLフォーマットをフォーマットテーブルから読み込み、このHTMLフォーマットに抽出手段2021より抽出された情報を埋め込むことによって画面情報を動的に生成する。抽出された情報の埋め込みは、例えばフォーマットに規定されたパラメータの値に抽出された情報を設定することにより行う。また、生成した画面情報を通信手段201を介してユーザの端末装置20へ送信する。
【0034】
登録手段2023は、記憶手段203の企業情報テーブルに記憶されている企業データに基づいて、求人情報提供サーバ10へのアクセスを要求する端末装置30の企業ユーザの認証処理を行う。また、登録手段2023は、記憶手段203の入力項目テーブルに基づいて、企業ユーザより選択されたフォーマットに対応する登録画面を通信手段201を介して企業ユーザの端末装置30に送信する。また、求人情報の入力を受け付けると、これを記憶手段203の求人情報テーブルに登録する。
【0035】
記憶手段203は、外部記憶装置106上の構築されたデータベースの所定の記憶領域に、求人情報テーブル、フォーマットテーブル、企業情報テーブル及び入力項目テーブルを備える。
【0036】
求人情報テーブルは、企業ユーザの端末装置30から登録手段2023を通じて受信した求人情報(求人原稿)および求人情報に関する情報を格納する。図4(A)に示すように、各レコードは、典型的には、各レコードを一意的に特定する原稿ID、企業を一意的に特定する企業コード(CD)、原稿内容が関連する職種を示す職種コード(CD)、ユーザに提示される原稿の内容を構成する各項目(求人原稿のタイトル、メッセージに関する情報、募集要項に関する情報、詳細な情報)、原稿をWeb上に掲載する掲載開始日、原稿を表示するフォーマットを指定するフォーマットID、を含んでいる。図4(A’)は、第4フォーマットの場合に使用されるメッセージ情報を構成する各項目の例を示す図である。メッセージ情報には、複数の画像データとメッセージタイトルやメッセージ本文等のテキストデータが含まれる。なお、ユーザに提示される原稿の内容を構成する各項目を求人情報又は求人原稿と呼ぶものとする。
【0037】
また、本実施形態では、フォーマットによって表示する項目の内容が異なるように構成されている。従って、メッセージ情報、募集要項情報及び詳細情報に関する項目のうち所定の項目については、個々のフォーマットによって使用される項目やデータ属性等が異なっている。例えば、メッセージ情報に関する項目は、第4〜第2フォーマットで使用され、第1フォーマットでは使用されない。また、募集要項情報に関する項目は、全てのフォーマットで使用されるが、各項目の文字数はフォーマットによって異なるように設定されている。
【0038】
このように求人情報テーブルに記憶されたこれらの求人情報は、後述する求人情報登録画面を介して企業ユーザの端末装置30から送信され登録されたものである。また検索条件入力画面でユーザが所定の職種を指定すると、指定された職種に該当する職種コードに一致するレコードが抽出され、抽出された各レコードは、各レコードのフォーマットIDにて指定されたフォーマットに従ってユーザの端末装置20上にリスト表示される。
【0039】
なお、各レコードは、最も情報量の多い第4フォーマットに対応可能に構成されている。よって、他のフォーマットの情報を格納する場合には、利用しない項目が発生することになるが、このような構成とすることにより、例えばランクの変更(フォーマットの変更)を行う場合に既存の情報を流用することができる結果、登録作業を効率的に行うことが可能になる。
【0040】
フォーマットテーブルは、求人情報テーブルに記憶された個々の求人情報を、それぞれの形態で表示するための複数種類のフォーマットを記憶する。図5(A)に示すように、本実施形態では、求人情報をHTML形式で出力するための4種類のフォーマットを記憶する。各フォーマットは、予め定められた項目のデータをそれぞれ保持する複数の表示領域としてのフィールドとこれら各フィールドの表示用の配置関係を指定する位置データを有する。具体的には、フォーマットの各フィールドに関連した項目のデータを、各フィールドに格納するとともに、この項目のデータが格納された各フィールドを位置データに従って配置することにより、個々の求人情報がそれぞれ対応するフォーマット単位で表示される画面情報(Webページ)を動的に生成する。抽出された求人情報つまり項目データのフィールドへの埋め込みは、例えば抽出された項目のデータをパラメータに設定することにより行うことができる。また、抽出された各項目のデータは、各フィールドのデータ型や記載形式に適合するように編集される。例えば、所定の項目のデータについては、対応するフィールドが採用する文字数に編集された後に埋め込まれる。生成された画面情報は、ユーザの端末装置20のWebブラウザがこの画面情報を読み込んで表示する。
【0041】
入力項目テーブルは、企業ユーザ若しくはサーバ10の操作員より入力される項目を管理するためのものである。入力項目テーブルの構成については図15にて後述する。
【0042】
図6は、各フォーマットのレイアウトを示す図である。図6(A)〜(D)は、それぞれ第4フォーマット〜第1フォーマットに対応している。図6(A)に示す第4フォーマットは、個々の求人情報を表示するための表示枠a、タイトルを表示するためのタイトル表示領域b、メッセージに関する項目を表示するためのメッセージ表示領域c及び募集要項に関する項目を表示するための募集要項表示領域dとを備える。タイトル表示領域aは表示枠aの上部分に設定され、メッセージ表示領域c及び募集要項表示領域dは表示枠aを左右に分割するように並設されている。ここでは、メッセージ表示領域cが左側に、募集要項表示領域dが右側に配置されている。
【0043】
メッセージ表示領域cは、画像データを表示する第1及び第2の画像表示領域c1及びc2と、テキストデータを表示するメッセージタイトル表示領域c3及びメッセージ本文表示領域c4を備える。第1の画像表示領域c1は、メッセージ表示領域cの左側に設けられており、その右側にメッセージタイトル表示領域c3及びメッセージ本文表示領域c4が縦方向に並設されている。第2の画像表示領域c2は、メッセージ表示領域cの下側に設けられている。第1画像表示領域c1には、1の画像データが表示され、第2画像表示領域c2には、第1画像表示領域c1に表示される画像データよりもサイズの小さい複数の画像データが表示される。なお、表示する画像データのサイズや枚数は任意に設定を変更することができる。
【0044】
募集要項表示領域dは、概要情報を表示するための概要表示領域d1、対象者を表示するための対象者表示領域d2、勤務地情報を表示するための勤務地表示領域d3及び年収情報を表示するための年収表示領域d4を備える。募集要項表示領域dに表示される各領域は、募集要項表示領域dを横方向に4つに分割するように構成されている。なお、本実施形態では、端末装置のディスプレイ上に表示される画面の行方向を縦方向、列方向を横方向として表現している。
【0045】
図6(B)に示す第3フォーマットは、その表示枠が第1フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第2フォーマットの表示領域の構成は第1フォーマットとほぼ同じだが、第2画像表示領域を備えていない点で第1フォーマットの構成と異なる。
【0046】
図6(C)に示す第2フォーマットは、その表示枠が第1及び第2フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第3フォーマットの表示領域の構成は、第1及び第2画像表示領域を備えていない点で第1及び第2フォーマットの構成と異なる。
【0047】
図6(D)に示す第1フォーマットは、その表示枠が第1〜第3フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第4フォーマットの表示領域の構成は、メッセージ表示領域cを備えていない点で、第1〜第3フォーマットの構成と大きく異なる。また、第1フォーマットの募集要項表示領域dは、表示枠aを横方向に分割するように構成されている。
【0048】
このように、本実施形態では、求人情報をより取捨選択しやすくさせるための情報として表現自由度の高いメッセージ表示領域cと、求人情報を構成する必須項目ではあるが表現自由度の低い募集要項表示領域dとが、左右に分割して配置されるレイアウトを採用している。このようなレイアウトによれば、それぞれ性質の異なる情報がまとまって配置されるので、ユーザは、何を見るべきかを把握しやすくなり、その結果、求人情報を読むスピードが向上するようになる。
【0049】
なお、本実施形態では4つのフォーマットについて説明するが、フォーマットの数は仕様に応じて適宜増減してもよい。また、各フォーマットのレイアウトは、提供する情報の内容に応じて適宜変更することができる。
【0050】
なお、図5(B)は企業テーブルのデータ構成を示している。企業テーブルは、本実施形態に係る求人情報提供サービスを利用する企業に関する情報を格納するためのものである。各レコードは、企業を一意的に特定する企業コード、当該企業が登録した企業情報の原稿ID、社名、当該企業が属する業種を示す業種コードなどを含む。企業ユーザが端末装置30から求人情報を登録する場合、企業テーブルを参照して企業ユーザの認証処理が行われる。
【0051】
[求人情報検索処理の流れ]
図7及び図8は、本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。図7は、サーバにアクセスしたユーザが検索条件を入力して一覧結果を取得し、さらに詳細情報を取得するまでの処理の流れを示すフローチャートである。ユーザの端末装置20が求人情報提供サーバ10にアクセスすると(S701)、求人情報提供サーバ10は、例えば個人ユーザに対する所定の認証処理を実行した後、検索条件を入力するための検索条件入力画面を記憶手段203から読み込む(S702)。求人情報提供サーバ10は、例えば求人情報を予めカテゴリー(職種)に分類した検索条件入力画面情報を送り返す(S703)。
【0052】
ユーザの端末装置20は、受信した検索条件入力画面を表示し(S704)、ユーザが所定のカテゴリーを選択すると、選択されたカテゴリーの職種コードを含む検索条件を求人情報提供サーバ10に送信する(S705)。
【0053】
求人情報提供サーバ10は、受け付けた検索条件(職種コード)に基づいて求人情報テーブルを検索し、該当する求人情報を抽出する(S706)。求人情報提供サーバ10は、抽出された各求人情報をそれぞれ対応するフォーマットと合成して求人情報をリスト表示するための一覧表示画面を生成する(S707)。そして、生成した一覧表示画面をユーザの端末装置20に送信する(S708)。
【0054】
ユーザの端末装置20は、受信した一覧表示画面を表示し(S709)、ユーザが求人情報の一覧の中から特定の求人情報を選択すると、選択された求人情報の原稿IDを含む詳細情報の要求を求人情報提供サーバ10に送信する(S710)。
【0055】
求人情報提供サーバ10は、詳細情報の要求(原稿ID)を受け付けると(S711)、ユーザの選択した原稿IDに合致する求人情報の詳細な情報を抽出し、抽出した情報を対応するフォーマットと合成して詳細表示画面を生成する(S712)。そして、生成した詳細表示画面をユーザの端末装置20に送信する(S713)。
【0056】
ユーザの端末装置20は、受信した詳細表示画面を表示する(S714)。なお、ユーザは、所定の操作により詳細表示画面から一覧表示画面に戻り、また別の求人情報の詳細情報を要求し、取得することができる。
【0057】
なお、本実施形態では、求人情報の検索キーとして職種(職種コード)を用いる場合について説明するが、検索キーは任意にこれを設定することができる。例えば、「勤務地」を検索キーとしてもよい。また、特定の検索キーを設けずに、ユーザに所望のキーワードを入力させて、入力されたキーワードに基づいて検索するように構成することもできる。
【0058】
図8は、求人情報の一覧表示画面を生成する一覧表示画面生成処理の流れを示すフローチャートである。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、個人ユーザの端末装置20から求人情報を検索する検索条件を受け付ける(S801)と、受け付けた検索条件に従って求人情報テーブルを検索し、検索条件に一致する求人情報を抽出する(S802)。制御手段202は、検索された求人情報を、各求人情報にそれぞれ対応付けられたフォーマットIDに従ってソートする(S603)。これにより、各求人情報がフォーマットの種類に応じて並び替えられることになる。なお、当該ソートは、表示枠の面積が大きい順から並び替えられるように行うことが望ましい。また、制御手段202は、求人情報をソートする条件として、フォーマットIDのほか、「掲載開始日」または「ランダム」またはこれらの組み合わせを設定することもできる。本実施形態では、「フォーマットID(面積の大きい順)」、「掲載開始日(新しい順)」及び「ランダム」といった条件でソートする。
【0059】
制御手段202は、検索条件に一致する求人情報の抽出を終えると、抽出された各求人情報をそれぞれのフォーマットに合成して一覧表示画面情報を生成する。具体的には、抽出された求人情報にそれぞれ対応付けられたフォーマットIDに従って、各求人情報の表示態様を規定するフォーマットをフォーマットテーブルから特定する(S804)。制御手段202は、対応するフォーマットを特定すると、特定したフォーマットの各フィールドに規定された項目のデータを、求人情報テーブルから読み出す(S805)。制御手段202は、求人情報テーブルから読み出した項目のデータを、各フィールドに必要に応じて編集しながら埋め込む(S806)。抽出された求人情報の全てについて、フォーマットへの埋め込み処理が終了し、データが格納された各フォーマット、換言すれば、フォーマットに従って配置された各求人情報がリスト形式で配置されると(S807)、一覧表示画面が完成する(S808)。制御手段202は、生成した一覧表示画面情報をユーザの端末装置20に送信する(S809)。
【0060】
図9は、ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。同図(A)では、抽出された求人情報0001〜0004が、それぞれ異なるフォーマットでリスト表示されている。なお、一覧表示する際の個々の求人情報の配列順序は任意に設定することができるが、本実施形態では、個々の求人情報は1行に配置され、かつ、1行に配置された求人情報が列方向に配置されている。同図(B)は、従来の一覧表示画面の構成の例を表している。このように、本実施形態に係る一覧表示画面は、個々の求人情報をそれぞれに対応するレイアウトで表示しているので、ユーザは、レイアウトの相違によって個々の求人情報の第1印象を判断することも可能になる。また、求人情報を掲載する企業は、求める人材や求人時の状況に応じたレイアウト(フォーマット)を選択することができるようになる。例えば、自社の企業イメージに合致する人材が欲しい場合には、メッセージ領域を含む第3フォーマットを選択したり、一時期に集中して大々的に人材を募集するような場合には、表示面積が最も大きい第4フォーマットを選択したりすることができる。また、比較的長期にわたって求人情報を掲載し続けることで良い人材を確保したいという方針や、自社が必要とする技能を持った人材からのコンタクトを希望する場合には、募集要項情報のみを掲載する第1フォーマットを選択することができる。
【0061】
図10は、ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の他の例である。同図では、各求人情報が第3フォーマットのレイアウトで表示されており、メッセージ情報と募集要項情報は、一覧表示画面上を左右に分割した態様でそれぞれ表示される。このように、本実施形態では、人間の目にとまりやすい写真や企業の説明情報を左側に配置し、画一的な募集要項情報を右側に配置する構成としたため、例えば、企業イメージを重視するユーザは、画面の左部分(メッセージ表示欄)だけを斜め読みすることにより同図矢印(a)で示すような目線の移動が可能になるため、リスト表示された全件をストレスなく確認することができるようになる。また、雇用条件を重視するユーザは、画面の右部分(募集要項表示欄)だけを斜め読みすることができるようになり、同図矢印(b)で示すような目線の移動が可能になるため、必要な情報のみを効率的に把握することができるようになる。また、例えば、企業イメージを重視しつつ雇用条件も気になるユーザは、画面の左部分(メッセージ表示欄)を重視しつつ右部分を読むという、同図矢印(c)で示すような目線の移動が可能になる。
【0062】
また、メッセージ表示領域と募集要項表示領域とを、一覧表示画面上を左右に分割した態様で並設したことにより、項目ごとの識別性が高まり、ユーザは、例えば情報誌をぱらぱらと見るような感覚で端末装置20のディスプレイに表示された一覧表示画面を見ることができるようになる。また、一覧表示画面にたくさんの情報がリスト表示された場合でも、ユーザは、個々の情報を斜め読みすることができるので、情報の取捨選択作業に要するストレスをユーザに与えることを防止することができる。
【0063】
図11は、求人情報の詳細表示画面を生成する詳細表示画面生成処理の流れを示すフローチャートである。詳細表示画面生成処理は、一覧表示画面にてユーザが特定の求人情報の詳細情報に対する要求を入力することにより開始される。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、個人ユーザの端末装置20から詳細情報の要求を受け付ける(S1101)と、詳細情報要求に含まれる原稿IDに一致する求人情報を求人情報テーブルから検索する(S1102)。
【0064】
そして、制御手段202は、求人情報に対応する詳細表示画面用のフォーマットをフォーマットテーブルから特定し(S1103)、フォーマットで規定された項目を求人情報テーブルから読み出す(S1104)。次に、読み出した項目のデータを必要に応じて詳細表示画面用のデータに編集しながら、フォーマットの該当する位置に埋め込み、詳細表示画面を生成する(S1105)。生成した詳細表示画面をユーザの端末装置30に送信する(S1106)。
【0065】
図12は、一覧表示画面に表示される場合のレイアウトと、詳細表示画面に表示される場合のレイアウトを比較した図である。本実施形態では、一覧表示画面と詳細表示画面の双方が、それぞれのフォーマットに従って表示される。詳細表示画面では、一覧表示画面で表示された項目をベースとしており、一覧表示画面で表示された項目よりも詳細な項目を表示することができる。
【0066】
以上、本実施形態によれば、一覧表示画面に表示される求人情報を所定のレイアウトで表示するためのフォーマットを複数備えることとしたので、一覧表示画面にリスト表示される個々の求人情報をそれぞれ異なる表示形態で表示することができるようになる。
【0067】
また、本実施形態によれば、メッセージ情報を表示するメッセージ表示領域と募集要項情報を表示する募集要項表示領域とが、1枠内(1求人情報を表示する枠)に並設するように構成したので、情報の種類に応じた目線の流れを直線化することができるようになり、ユーザが効率的に情報をサーチできるようになる。
【0068】
また、本実施形態によれば、求人情報を表示するフォーマットは、求人情報を作成した企業が指定することができる。よって、企業は、求人情報の内容と表示態様の双方を自由に作成または選択することができるようになり、情報を提供する企業側の自由度が広く担保されることになる。
【0069】
[求人情報の登録処理]
次に、求人情報(求人原稿)の登録処理について説明する。本実施形態では、フォーマットに応じて表示される項目が異なるため、フォーマットに応じた登録画面が企業の端末装置30上に表示されるように構成されている。この登録画面は、サーバ10に設けられる操作端末上に対して表示することもできる。この場合、操作端末の操作員により登録処理が実行される。
【0070】
図13及び図14は、本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。図13は、サーバにアクセスした企業ユーザが求人情報(原稿)を入力してデータベースに登録するまでの処理の流れを示すフローチャートである。企業ユーザの端末装置30が求人情報提供サーバ10にアクセスすると(S1301)、求人情報提供サーバ10は、例えば企業ユーザに対する所定の認証処理を実行した後、求人情報を入力するための所定の入力領域(フィールド)を含む登録画面を記憶手段203から読み込む(S1302)。そして、読み込んだ登録画面を送り返す(S1303)。企業ユーザの端末装置30は、受信した登録画面を表示する(S1304)。
【0071】
図16(A)は、企業ユーザの端末装置30のディスプレイ上に表示された登録画面の一例である。この登録画面は最も入力情報が少ない第1フォーマットに対応する。ここでは、求人情報登録処理の起動時、第1フォーマットが表示されるデフォルト設定がされているものとする。登録画面では、フォーマットの種類を選択するための選択手段と、職種名や職種コードを入力するための入力領域としての入力フィールドと、募集要項情報を入力するための各入力フィールドとを備えている。選択手段の操作に応じて第1〜4フォーマット用の登録画面を表示するため、記憶手段203には予め4つの登録画面が記憶され、フォーマットに応じて、適宜読み出すことができる。また、図示してはいないが、各入力フィールドに入力した情報を登録するための指示を入力する登録指示手段(例えば入稿ボタン)を備える。当該登録画面で、ユーザが所定のフォーマットを選択すると(例えば第4フォーマット)、企業ユーザの端末装置30は、選択されたフォーマットのフォーマットIDを含む要求を求人情報提供サーバ10に送信する(S1305)。
【0072】
求人情報提供サーバ10は、受け付けたフォーマットIDに基づいて、入力フィールドをフォーマットに対応する入力フィールドへ変更する(S1306)。求人情報提供サーバ10は、変更後の入力フィールドに基づいて登録画面を修正し(S1307)、修正した登録画面を企業ユーザの端末装置30に送信する(S1308)。
【0073】
企業ユーザの端末装置30は、再設定された入力フィールドを含む登録画面を表示する(S1309)。図16(B)は、企業ユーザの端末装置30のディスプレイ上に表示された登録画面の他の例である。この登録画面は、第4フォーマットに対応する。当該画面では、第1フォーマットに対応する画面よりも、入力フィールドが多く設けられていることがわかる。ここで、ユーザが各入力フィールドへ所定の求人情報を入力すると、各入力フィールドへ入力された情報を求人情報提供サーバ10に送信する(S1310)。求人情報提供サーバ10は、求人情報を受け付けて、これを求人情報テーブルへ登録する(S1311)。
【0074】
図14は、求人情報を登録する登録処理の流れを示すフローチャートである。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、企業ユーザの端末装置30へ登録画面を送信する(S1401)。そして、企業ユーザより所定のフォーマットが選択された場合には(S1402)、選択されたフォーマットに対応する入力フィールドを設定するための情報を、記憶手段203の入力項目テーブルから取得する(S1403)。
【0075】
図15は、入力項目テーブルの構成の一例を示す図である。入力項目テーブルは入力項目を管理するためのものであり、入力項目とフォーマットとが対応づけて記憶されることにより、フォーマット毎に入力可能な項目が把握できるように管理されている。入力項目は、図4にて示した求人情報テーブルの項目のうち企業ユーザより入力される項目である。フォーマットに応じて入力可能な求人情報の項目や項目の属性は、異なっている。例えば、タイトルは、各フォーマットに共通する項目であるが、メッセージ情報は、第4フォーマット〜第2フォーマット毎に異なっている。また、募集要項情報に関する項目は、各フォーマットに共通するが、項目に入力可能な文字数は、各フォーマットによって異なる。例えば、第4フォーマットでは、1600ワード数分の文字を入力可能であるが、第1フォーマットでは、600ワード数分しか入力することができない。なお、本実施形態でいう文字数の制限は、募集要項情報を構成する各項目全体に対するものである。よって、各項目全体の合計文字数が、制限された文字数以下であれば、入力可能であり、個々の項目の文字数は考慮されない。よって、企業ユーザは、個々の項目に入力するデータの文字数を、任意に決定することができるようになる。
【0076】
制御手段202は、ユーザが所定のフォーマットを選択すると、当該フォーマットに対応付けられた項目を入力項目から参照する。そして、制御手段202は、入力フィールドを再設定し(S1404)、入力フィールドが再設定された登録画面を、企業ユーザの端末装置30に送信する(S1405)。その後、企業ユーザの端末装置30より送信される求人情報を受け付けると(S1406)、これを求人情報テーブルに登録するとともに、指定されたフォーマットのフォーマットIDを登録する(S1407)。
【0077】
以上によれば、企業ユーザが、最も情報量の多い第4フォーマットを選択した場合には、第4フォーマットに対応する入力フィールドを備えた登録画面が表示される一方、最も情報量の少ない第1フォーマットを選択した場合には、第1フォーマットに対応する入力フィールドを備えた登録画面が表示されることになる。よって、入力すべき情報に対応した入力フィールドを備える画面が表示されるので、例えば入力漏れを防止することが可能になる。
【0078】
また、企業ユーザは、フォーマットを適宜変更することが可能であり、この場合には、変更前のフォーマットにて登録したデータを、変更後のフォーマットでも使用することができる。例えば、第1フォーマットを選択して求人情報を登録した後に、第4フォーマットに変更した場合には、第1フォーマット登録時に登録したデータを流用することができる。この場合には、登録手段は、求人情報テーブルに登録されているデータを読み出して登録画面の該当する入力フィールドにそれぞれ表示する。よって、企業ユーザは、例えば募集要項情報等のデータについては、既に登録したデータをそのまま流用し、第4フォーマットで新たに使用するメッセージ情報等について、新規に登録することができるので、登録作業を効率的に行うことが可能になる。
【0079】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
【0080】
(1)例えば、企業ユーザが求人情報を登録する際に、フォーマットに応じて課金を行うように構成することもできる。具体的には、各フォーマットと料金情報とを対応付けた課金テーブルを記憶手段203に記憶しておく。登録手段2023は、企業ユーザより求人情報の登録を受け付けると、選択されたフォーマットに対応する料金情報を課金テーブルから取得する。そして、所定の方法に従って課金処理を実行する。料金情報は任意にこれを設定することができ、例えば、表示領域の大きさに応じて料金を設定することができる。
【0081】
(2)また、上記実施形態では、フォーマットを特定するフォーマットIDは企業ユーザより入力する場合について説明した。しかし、本発明はこれに限られず、例えば、ユーザが所望のフォーマットを選択できるように構成してもよい。例えば、一覧表示画面上にフォーマットを選択するための選択手段を別途設け、ユーザがこの選択手段により所定のフォーマットを選択すると、個々の求人情報が選択されたフォーマットに従って表示されるようにすることもできる。
【0082】
【発明の効果】
本願発明によれば、ユーザが、リスト表示された情報の中から所望する情報を効率的に取捨選択することができるように構成された一覧表示画面を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る求人情報提供システム全体の概要を説明するための図である。
【図2】本実施形態に係る求人情報提供サーバのハードウェア構成を表す図である。
【図3】本実施形態に係る求人情報提供サーバの機能構成を表す図である。
【図4】本実施形態に係る求人情報テーブルのデータ構成を表す図である。
【図5】本実施形態に係るフォーマットテーブル及び企業情報テーブルのデータ構成を表す図である。
【図6】本実施形態に係るフォーマットの構成を表す図である。
【図7】本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施形態に係る求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。
【図10】ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。
【図11】本実施形態に係る求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】一覧表示画面に表示される場合のレイアウトと詳細表示画面に表示される場合のレイアウトを比較した図である。
【図13】本実施形態に係る求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本実施形態に係る求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本実施形態に係る入力項目テーブルのデータ構成を表す図である。
【図16】企業ユーザの端末装置30に表示された登録画面の一例である。
【符号の説明】
10…求人情報提供装置
20…ユーザ端末装置
30…企業端末装置
40…通信網
201…Webブラウザ
301…Webブラウザ
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の情報を検索する情報検索システムに関し、特に、検索した結果を表示する技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の検索システムは、ユーザの入力した検索条件に合致する検索結果をリストとして一覧表示する一覧表示画面と、一覧表示された情報の詳細を表示する詳細表示画面とを段階的に提示することでユーザが所望の情報をデータベースから検索しやすいように構成されている。
【0003】
例えば、ユーザが端末装置から検索条件を入力すると、検索システムは、情報を格納したデータベースから検索条件に合致する情報を抽出し、抽出した情報を一覧表示画面としてユーザに提示する。この一覧表示画面では、情報の一部(例えば、タイトルや要約など)がリスト表示されるので、ユーザは、タイトルや要約によって自分が所望する情報か否かを、とりあえず判断することができる。ユーザは、ある情報が自分の所望する情報かもしれないと判断した場合には、リストから当該情報を指定することができる。ユーザが特定の情報を選択すると、検索システムは、指定された情報の詳細をデータベースから抽出し、抽出した情報を詳細表示画面としてユーザに提示する。この詳細表示画面では、情報作成者の意図した情報が全て表示され、ユーザは、その情報が自分の探している情報だったか否かを最終的に判断することができる(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−366580号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した一覧表示画面は、情報を検索するユーザにとって自分に関連のありそうな情報の取捨選択を行う場所である。また、情報を提供する提供元にとっては、自分の情報が他人の情報と一緒にユーザに提示される場所でもある。ゆえに、一覧表示画面は、ユーザが、情報をより効率的に取捨選択できるように構成されるとともに、情報提供元が、自分の情報をより効果的にアピールできるように構成されていることが望ましい。
【0005】
しかしながら、従来の検索システムにより提供される一覧表示画面は、検索条件に合致する情報の単なるリスト表示または単なる要約に過ぎず、情報の取捨選択を効率的に行えるようにするために、情報を見やすく配置するといった点について十分配慮がなされているとはいえなかった。例えば従来の一覧表示画面は、抽出された情報が画一的なレイアウトで表示されていたため、ユーザは、一覧表示画面をざっと眺めただけでは個々の情報の特徴を把握することが困難であった。そのため、ユーザは、個々の情報を順に読みとらなければならないが、抽出された情報の件数が多いような場合には、このような情報の取捨選択作業に多くの時間と労力を費やすこととなり、このような作業自体が苦痛となる場合も少なくなかった。
【0006】
また、従来の一覧表示画面では、提供される情報の一部が抽出され画一的なレイアウトで表示される場合が多いため、情報の提供元としては、ユーザの検索条件に合致した時点で、つまり一覧表示画面に自身の情報が提示された時点では、自身の情報の特徴を打ち出しにくく、他人の情報と差別化することが困難だった。
【0007】
本願発明は、このような問題に鑑み、ユーザが、リスト表示された情報の中から所望する情報を効率的に取捨選択することができるように構成された一覧表示画面を提供する求人情報システム及び求人情報の表示方法を実現することを目的とする。
【0008】
また、本願発明は、情報の提供元が、リスト表示された状態で自分の提供する情報を他の情報と差別化することができるように構成された一覧表示画面を提供する求人情報システム及び求人情報の表示方法を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検索対象となる対象情報を記憶する第1の記憶手段と、前記対象情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶する第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各対象情報が、前記第2の記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各対象情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備える情報提供装置である。
【0010】
また、本発明は、検索対象となる対象情報を構成する項目のデータを記憶した第1の記憶手段と、前記項目のデータをそれぞれ保持する複数のフィールド及び当該複数のフィールドの表示用の配置関係を指定する位置データを有する複数のフォーマットを記憶した第2の記憶手段と、前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された対象情報のそれぞれについて、当該対象情報に関連するフォーマットを前記第2の記憶手段から読み込み、当該読み込まれたそれぞれのフォーマットのフィールドに当該フィールドに関連した項目のデータを格納するとともに、当該データが格納されたそれぞれのフォーマットを一覧形式で配置して画面情報を生成し、前記生成された画面情報に基づく画面を表示させる画面表示手段と、を備える情報提供装置である。
【0011】
また、本発明は、検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、前記求人情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、前記生成された画面情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする求人情報提供装置である。
【0012】
前記求人情報記憶手段は、前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶し、前記生成手段は、前記各対象情報に対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする。
【0013】
前記求人情報記憶手段は、求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を表示するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を表示するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶することを特徴とする。
【0014】
また、入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段と、求人情報の登録要求を受け付ける手段と、求人情報を表示すべきフォーマットを選択する選択手段と、前記選択されたフォーマットのフォーマット識別情報に基づいて、前記選択されたフォーマットに対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面を送信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、制御手段を備える求人検索装置における求人検索方法であって、前記制御手段が、前記端末装置から受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する工程と、前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する工程と、前記生成した一覧表示が面を前記端末装置に送信する工程と、を含む求人情報提供方法である。
【0016】
前記求人情報記憶手段は、前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶しており、前記生成する工程は、前記抽出された対象情報にそれぞれ対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて、前記対象情報に対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする。
【0017】
前記求人情報記憶手段は、求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を表示するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を表示するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶し、前記生成する工程は、前記抽出された求人情報に含まれるメッセージ情報と募集要項情報を、メッセージ表示領域と募集要項表示領域にそれぞれ配置するとともに、各表示領域を、求人情報を表示する1枠内に左右に並設することを特徴とする。
【0018】
入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、求人情報の登録要求を受け付ける工程と、端末装置から送られるフォーマット識別情報に対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面情報を送信する工程と、を備えることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記記載の求人情報提供方法をコンピュータで実行させるための情報処理プログラムである。
【0020】
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
【0021】
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0022】
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、下記実施の形態では、本発明に係る情報検索システムを求人情報の検索を行う検索システムに適用した場合について説明する。しかし、本発明はこれに限られず、他の情報を検索する検索システムに対して適宜応用可能である。
【0024】
[発明の実施の形態]
[システム概要]
図1は、本実施形態に係る求人情報提供システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報提供装置としてのサーバ10は、求職側としての個人ユーザの端末装置20及び求人側としての企業ユーザの端末装置30と、所定の通信網40を介して相互に通信可能に接続されている。
【0025】
求人情報提供サーバ10は、本実施形態に係る求人情報検索方法の実行による求人情報検索サービスを提供するコンピュータ・システムである。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30から送信される所定の要求を受け付け、この所定の要求に応じた処理を行うとともに処理結果を個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30に返信する。求人情報提供サーバ10は、典型的には、ユーザ端末装置20等にWebページを表示させるWebサーバや、データベースサーバとしての機能を備えている。
【0026】
本実施の形態における求人情報提供サーバ10は、検索対象である求人情報を記憶する求人情報テーブルと、求人情報を所定の表示態様で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマットテーブルとを備える。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザの端末装置20から送信される検索要求を受け付けて求人情報テーブルを検索し、検索結果をフォーマットテーブルに格納されたフォーマットに埋め込むことにより画面情報(Webページ)を生成し、生成した画面情報を検索結果として返信する。なお、求人情報提供サーバ10の詳細は、後述する。
【0027】
一方、個人ユーザの端末装置20及び企業ユーザの端末装置30は、WWW(World Wide Web)のブラウザ機能を備えるWebブラウザ201、301を実装している。各端末装置は、それぞれのユーザの操作に従って所定の要求を求人情報提供サーバ10に対して送信するとともに、Webページを取得してディスプレイに表示可能に構成されている。なお、これらの端末装置には、CPU、RAM、ROM、記憶装置、ディスプレイ、キーボード等を備えた汎用のパーソナルコンピュータを用いることができる。また、ブラウザ機能を備える携帯端末等の通信端末を用いてもよい。
【0028】
ここで、同図を用いて、求人情報提供サーバの動作及び求人情報提供サーバにより実現されるサービスの概要を説明する。求人情報提供サーバ10には、個人ユーザの個人情報と企業ユーザの求人情報とが予め登録されている(図示せず)。企業ユーザは、端末装置30のWebブラウザ301を操作して、求人情報提供サーバ10にアクセスし、求人情報を登録する画面を介して自社の求人情報を求人情報テーブルへ登録する。この際、企業ユーザは、予め用意された複数のフォーマットの中から所望するフォーマットを選択することができる。選択されたフォーマットの情報は求人情報と対応付けて求人情報テーブルへ登録される(同図(1))。これにより、企業ユーザは、自社の求人情報が一覧表示画面及び詳細画面で表示される際の表示形態すなわちレイアウトを自ら決定することができる。この登録処理は、例えばサーバ10に設けられた操作端末を操作する操作員により実行することもできる。
【0029】
一方、個人ユーザは、端末装置20のWebブラウザ201を操作して、所定の画面にて検索条件を入力することにより、条件に合致する求人情報の一覧表示画面を取得する(同図(2)(3))。求人情報の一覧(リスト)には、検索条件に合致する求人情報が、それぞれに対応するフォーマットで表示される。個人ユーザが、リストの中から気に入った求人情報を選択すると、その求人情報の詳細を表示する詳細表示画面が送られる(同図(4)(5))。この詳細情報も、それぞれに対応するフォーマットで表示される。
【0030】
[求人情報提供サーバのハードウェア構成図]
図2は、本発明に係る求人情報提供サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。求人情報提供サーバ10は、装置全体の制御を行うCPU101と、所定のプログラムが格納されたROM103と、一時記憶領域であるRAM102と、入力部104と、インターネット等の通信網を介して端末装置20、30等との間で通信を行うための通信インタフェース105と、本発明に係る求人情報提供方法を実行するためのプログラムや、このプログラムにより参照されるデータ等を記憶した外部記憶装置106と、表示部107とがバス110を介して接続される一般的構成の情報処理装置である。本発明に係る求人情報提供方法は、後述する各種処理を実現するプログラムを記憶した外部記憶装置106から、CPU101がそのプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0031】
[求人情報提供サーバの機能構成図]
図3は、本発明に係る求人情報提供サーバの機能を示す機能構成図である。求人情報提供サーバ10は、個人ユーザ及び企業ユーザからの要求に応じた処理を行うとともに求人情報提供サイトの運営に関する業務処理を行う機能を備える。具体的には、求人情報提供サーバ10は、通信手段201、制御手段202、記憶手段203を含む。通信手段201は、例えばHTTPプロトコルに従って所定のデータを送受信する機能を備える。制御手段202は、抽出手段2021、画面生成手段2022、登録手段2023を備え、これらの動作を制御するとともに記憶手段203に対してアクセス可能に構成されている。
【0032】
抽出手段2021は、通信手段201を介して受け付けた検索要求に従って記憶手段203の求人情報テーブルから求人情報を検索し、検索条件に合致する求人情報の抽出を行う。記憶手段203(データベース)への検索は、例えばSQL(Structured Query Language)のような情報検索言語を用いることができる。
【0033】
画面生成手段2022は、抽出された結果を所定の形態(レイアウト)で表示するためのHTMLフォーマットをフォーマットテーブルから読み込み、このHTMLフォーマットに抽出手段2021より抽出された情報を埋め込むことによって画面情報を動的に生成する。抽出された情報の埋め込みは、例えばフォーマットに規定されたパラメータの値に抽出された情報を設定することにより行う。また、生成した画面情報を通信手段201を介してユーザの端末装置20へ送信する。
【0034】
登録手段2023は、記憶手段203の企業情報テーブルに記憶されている企業データに基づいて、求人情報提供サーバ10へのアクセスを要求する端末装置30の企業ユーザの認証処理を行う。また、登録手段2023は、記憶手段203の入力項目テーブルに基づいて、企業ユーザより選択されたフォーマットに対応する登録画面を通信手段201を介して企業ユーザの端末装置30に送信する。また、求人情報の入力を受け付けると、これを記憶手段203の求人情報テーブルに登録する。
【0035】
記憶手段203は、外部記憶装置106上の構築されたデータベースの所定の記憶領域に、求人情報テーブル、フォーマットテーブル、企業情報テーブル及び入力項目テーブルを備える。
【0036】
求人情報テーブルは、企業ユーザの端末装置30から登録手段2023を通じて受信した求人情報(求人原稿)および求人情報に関する情報を格納する。図4(A)に示すように、各レコードは、典型的には、各レコードを一意的に特定する原稿ID、企業を一意的に特定する企業コード(CD)、原稿内容が関連する職種を示す職種コード(CD)、ユーザに提示される原稿の内容を構成する各項目(求人原稿のタイトル、メッセージに関する情報、募集要項に関する情報、詳細な情報)、原稿をWeb上に掲載する掲載開始日、原稿を表示するフォーマットを指定するフォーマットID、を含んでいる。図4(A’)は、第4フォーマットの場合に使用されるメッセージ情報を構成する各項目の例を示す図である。メッセージ情報には、複数の画像データとメッセージタイトルやメッセージ本文等のテキストデータが含まれる。なお、ユーザに提示される原稿の内容を構成する各項目を求人情報又は求人原稿と呼ぶものとする。
【0037】
また、本実施形態では、フォーマットによって表示する項目の内容が異なるように構成されている。従って、メッセージ情報、募集要項情報及び詳細情報に関する項目のうち所定の項目については、個々のフォーマットによって使用される項目やデータ属性等が異なっている。例えば、メッセージ情報に関する項目は、第4〜第2フォーマットで使用され、第1フォーマットでは使用されない。また、募集要項情報に関する項目は、全てのフォーマットで使用されるが、各項目の文字数はフォーマットによって異なるように設定されている。
【0038】
このように求人情報テーブルに記憶されたこれらの求人情報は、後述する求人情報登録画面を介して企業ユーザの端末装置30から送信され登録されたものである。また検索条件入力画面でユーザが所定の職種を指定すると、指定された職種に該当する職種コードに一致するレコードが抽出され、抽出された各レコードは、各レコードのフォーマットIDにて指定されたフォーマットに従ってユーザの端末装置20上にリスト表示される。
【0039】
なお、各レコードは、最も情報量の多い第4フォーマットに対応可能に構成されている。よって、他のフォーマットの情報を格納する場合には、利用しない項目が発生することになるが、このような構成とすることにより、例えばランクの変更(フォーマットの変更)を行う場合に既存の情報を流用することができる結果、登録作業を効率的に行うことが可能になる。
【0040】
フォーマットテーブルは、求人情報テーブルに記憶された個々の求人情報を、それぞれの形態で表示するための複数種類のフォーマットを記憶する。図5(A)に示すように、本実施形態では、求人情報をHTML形式で出力するための4種類のフォーマットを記憶する。各フォーマットは、予め定められた項目のデータをそれぞれ保持する複数の表示領域としてのフィールドとこれら各フィールドの表示用の配置関係を指定する位置データを有する。具体的には、フォーマットの各フィールドに関連した項目のデータを、各フィールドに格納するとともに、この項目のデータが格納された各フィールドを位置データに従って配置することにより、個々の求人情報がそれぞれ対応するフォーマット単位で表示される画面情報(Webページ)を動的に生成する。抽出された求人情報つまり項目データのフィールドへの埋め込みは、例えば抽出された項目のデータをパラメータに設定することにより行うことができる。また、抽出された各項目のデータは、各フィールドのデータ型や記載形式に適合するように編集される。例えば、所定の項目のデータについては、対応するフィールドが採用する文字数に編集された後に埋め込まれる。生成された画面情報は、ユーザの端末装置20のWebブラウザがこの画面情報を読み込んで表示する。
【0041】
入力項目テーブルは、企業ユーザ若しくはサーバ10の操作員より入力される項目を管理するためのものである。入力項目テーブルの構成については図15にて後述する。
【0042】
図6は、各フォーマットのレイアウトを示す図である。図6(A)〜(D)は、それぞれ第4フォーマット〜第1フォーマットに対応している。図6(A)に示す第4フォーマットは、個々の求人情報を表示するための表示枠a、タイトルを表示するためのタイトル表示領域b、メッセージに関する項目を表示するためのメッセージ表示領域c及び募集要項に関する項目を表示するための募集要項表示領域dとを備える。タイトル表示領域aは表示枠aの上部分に設定され、メッセージ表示領域c及び募集要項表示領域dは表示枠aを左右に分割するように並設されている。ここでは、メッセージ表示領域cが左側に、募集要項表示領域dが右側に配置されている。
【0043】
メッセージ表示領域cは、画像データを表示する第1及び第2の画像表示領域c1及びc2と、テキストデータを表示するメッセージタイトル表示領域c3及びメッセージ本文表示領域c4を備える。第1の画像表示領域c1は、メッセージ表示領域cの左側に設けられており、その右側にメッセージタイトル表示領域c3及びメッセージ本文表示領域c4が縦方向に並設されている。第2の画像表示領域c2は、メッセージ表示領域cの下側に設けられている。第1画像表示領域c1には、1の画像データが表示され、第2画像表示領域c2には、第1画像表示領域c1に表示される画像データよりもサイズの小さい複数の画像データが表示される。なお、表示する画像データのサイズや枚数は任意に設定を変更することができる。
【0044】
募集要項表示領域dは、概要情報を表示するための概要表示領域d1、対象者を表示するための対象者表示領域d2、勤務地情報を表示するための勤務地表示領域d3及び年収情報を表示するための年収表示領域d4を備える。募集要項表示領域dに表示される各領域は、募集要項表示領域dを横方向に4つに分割するように構成されている。なお、本実施形態では、端末装置のディスプレイ上に表示される画面の行方向を縦方向、列方向を横方向として表現している。
【0045】
図6(B)に示す第3フォーマットは、その表示枠が第1フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第2フォーマットの表示領域の構成は第1フォーマットとほぼ同じだが、第2画像表示領域を備えていない点で第1フォーマットの構成と異なる。
【0046】
図6(C)に示す第2フォーマットは、その表示枠が第1及び第2フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第3フォーマットの表示領域の構成は、第1及び第2画像表示領域を備えていない点で第1及び第2フォーマットの構成と異なる。
【0047】
図6(D)に示す第1フォーマットは、その表示枠が第1〜第3フォーマットの表示枠よりも面積が小さくなるように設定される。第4フォーマットの表示領域の構成は、メッセージ表示領域cを備えていない点で、第1〜第3フォーマットの構成と大きく異なる。また、第1フォーマットの募集要項表示領域dは、表示枠aを横方向に分割するように構成されている。
【0048】
このように、本実施形態では、求人情報をより取捨選択しやすくさせるための情報として表現自由度の高いメッセージ表示領域cと、求人情報を構成する必須項目ではあるが表現自由度の低い募集要項表示領域dとが、左右に分割して配置されるレイアウトを採用している。このようなレイアウトによれば、それぞれ性質の異なる情報がまとまって配置されるので、ユーザは、何を見るべきかを把握しやすくなり、その結果、求人情報を読むスピードが向上するようになる。
【0049】
なお、本実施形態では4つのフォーマットについて説明するが、フォーマットの数は仕様に応じて適宜増減してもよい。また、各フォーマットのレイアウトは、提供する情報の内容に応じて適宜変更することができる。
【0050】
なお、図5(B)は企業テーブルのデータ構成を示している。企業テーブルは、本実施形態に係る求人情報提供サービスを利用する企業に関する情報を格納するためのものである。各レコードは、企業を一意的に特定する企業コード、当該企業が登録した企業情報の原稿ID、社名、当該企業が属する業種を示す業種コードなどを含む。企業ユーザが端末装置30から求人情報を登録する場合、企業テーブルを参照して企業ユーザの認証処理が行われる。
【0051】
[求人情報検索処理の流れ]
図7及び図8は、本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。図7は、サーバにアクセスしたユーザが検索条件を入力して一覧結果を取得し、さらに詳細情報を取得するまでの処理の流れを示すフローチャートである。ユーザの端末装置20が求人情報提供サーバ10にアクセスすると(S701)、求人情報提供サーバ10は、例えば個人ユーザに対する所定の認証処理を実行した後、検索条件を入力するための検索条件入力画面を記憶手段203から読み込む(S702)。求人情報提供サーバ10は、例えば求人情報を予めカテゴリー(職種)に分類した検索条件入力画面情報を送り返す(S703)。
【0052】
ユーザの端末装置20は、受信した検索条件入力画面を表示し(S704)、ユーザが所定のカテゴリーを選択すると、選択されたカテゴリーの職種コードを含む検索条件を求人情報提供サーバ10に送信する(S705)。
【0053】
求人情報提供サーバ10は、受け付けた検索条件(職種コード)に基づいて求人情報テーブルを検索し、該当する求人情報を抽出する(S706)。求人情報提供サーバ10は、抽出された各求人情報をそれぞれ対応するフォーマットと合成して求人情報をリスト表示するための一覧表示画面を生成する(S707)。そして、生成した一覧表示画面をユーザの端末装置20に送信する(S708)。
【0054】
ユーザの端末装置20は、受信した一覧表示画面を表示し(S709)、ユーザが求人情報の一覧の中から特定の求人情報を選択すると、選択された求人情報の原稿IDを含む詳細情報の要求を求人情報提供サーバ10に送信する(S710)。
【0055】
求人情報提供サーバ10は、詳細情報の要求(原稿ID)を受け付けると(S711)、ユーザの選択した原稿IDに合致する求人情報の詳細な情報を抽出し、抽出した情報を対応するフォーマットと合成して詳細表示画面を生成する(S712)。そして、生成した詳細表示画面をユーザの端末装置20に送信する(S713)。
【0056】
ユーザの端末装置20は、受信した詳細表示画面を表示する(S714)。なお、ユーザは、所定の操作により詳細表示画面から一覧表示画面に戻り、また別の求人情報の詳細情報を要求し、取得することができる。
【0057】
なお、本実施形態では、求人情報の検索キーとして職種(職種コード)を用いる場合について説明するが、検索キーは任意にこれを設定することができる。例えば、「勤務地」を検索キーとしてもよい。また、特定の検索キーを設けずに、ユーザに所望のキーワードを入力させて、入力されたキーワードに基づいて検索するように構成することもできる。
【0058】
図8は、求人情報の一覧表示画面を生成する一覧表示画面生成処理の流れを示すフローチャートである。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、個人ユーザの端末装置20から求人情報を検索する検索条件を受け付ける(S801)と、受け付けた検索条件に従って求人情報テーブルを検索し、検索条件に一致する求人情報を抽出する(S802)。制御手段202は、検索された求人情報を、各求人情報にそれぞれ対応付けられたフォーマットIDに従ってソートする(S603)。これにより、各求人情報がフォーマットの種類に応じて並び替えられることになる。なお、当該ソートは、表示枠の面積が大きい順から並び替えられるように行うことが望ましい。また、制御手段202は、求人情報をソートする条件として、フォーマットIDのほか、「掲載開始日」または「ランダム」またはこれらの組み合わせを設定することもできる。本実施形態では、「フォーマットID(面積の大きい順)」、「掲載開始日(新しい順)」及び「ランダム」といった条件でソートする。
【0059】
制御手段202は、検索条件に一致する求人情報の抽出を終えると、抽出された各求人情報をそれぞれのフォーマットに合成して一覧表示画面情報を生成する。具体的には、抽出された求人情報にそれぞれ対応付けられたフォーマットIDに従って、各求人情報の表示態様を規定するフォーマットをフォーマットテーブルから特定する(S804)。制御手段202は、対応するフォーマットを特定すると、特定したフォーマットの各フィールドに規定された項目のデータを、求人情報テーブルから読み出す(S805)。制御手段202は、求人情報テーブルから読み出した項目のデータを、各フィールドに必要に応じて編集しながら埋め込む(S806)。抽出された求人情報の全てについて、フォーマットへの埋め込み処理が終了し、データが格納された各フォーマット、換言すれば、フォーマットに従って配置された各求人情報がリスト形式で配置されると(S807)、一覧表示画面が完成する(S808)。制御手段202は、生成した一覧表示画面情報をユーザの端末装置20に送信する(S809)。
【0060】
図9は、ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。同図(A)では、抽出された求人情報0001〜0004が、それぞれ異なるフォーマットでリスト表示されている。なお、一覧表示する際の個々の求人情報の配列順序は任意に設定することができるが、本実施形態では、個々の求人情報は1行に配置され、かつ、1行に配置された求人情報が列方向に配置されている。同図(B)は、従来の一覧表示画面の構成の例を表している。このように、本実施形態に係る一覧表示画面は、個々の求人情報をそれぞれに対応するレイアウトで表示しているので、ユーザは、レイアウトの相違によって個々の求人情報の第1印象を判断することも可能になる。また、求人情報を掲載する企業は、求める人材や求人時の状況に応じたレイアウト(フォーマット)を選択することができるようになる。例えば、自社の企業イメージに合致する人材が欲しい場合には、メッセージ領域を含む第3フォーマットを選択したり、一時期に集中して大々的に人材を募集するような場合には、表示面積が最も大きい第4フォーマットを選択したりすることができる。また、比較的長期にわたって求人情報を掲載し続けることで良い人材を確保したいという方針や、自社が必要とする技能を持った人材からのコンタクトを希望する場合には、募集要項情報のみを掲載する第1フォーマットを選択することができる。
【0061】
図10は、ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の他の例である。同図では、各求人情報が第3フォーマットのレイアウトで表示されており、メッセージ情報と募集要項情報は、一覧表示画面上を左右に分割した態様でそれぞれ表示される。このように、本実施形態では、人間の目にとまりやすい写真や企業の説明情報を左側に配置し、画一的な募集要項情報を右側に配置する構成としたため、例えば、企業イメージを重視するユーザは、画面の左部分(メッセージ表示欄)だけを斜め読みすることにより同図矢印(a)で示すような目線の移動が可能になるため、リスト表示された全件をストレスなく確認することができるようになる。また、雇用条件を重視するユーザは、画面の右部分(募集要項表示欄)だけを斜め読みすることができるようになり、同図矢印(b)で示すような目線の移動が可能になるため、必要な情報のみを効率的に把握することができるようになる。また、例えば、企業イメージを重視しつつ雇用条件も気になるユーザは、画面の左部分(メッセージ表示欄)を重視しつつ右部分を読むという、同図矢印(c)で示すような目線の移動が可能になる。
【0062】
また、メッセージ表示領域と募集要項表示領域とを、一覧表示画面上を左右に分割した態様で並設したことにより、項目ごとの識別性が高まり、ユーザは、例えば情報誌をぱらぱらと見るような感覚で端末装置20のディスプレイに表示された一覧表示画面を見ることができるようになる。また、一覧表示画面にたくさんの情報がリスト表示された場合でも、ユーザは、個々の情報を斜め読みすることができるので、情報の取捨選択作業に要するストレスをユーザに与えることを防止することができる。
【0063】
図11は、求人情報の詳細表示画面を生成する詳細表示画面生成処理の流れを示すフローチャートである。詳細表示画面生成処理は、一覧表示画面にてユーザが特定の求人情報の詳細情報に対する要求を入力することにより開始される。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、個人ユーザの端末装置20から詳細情報の要求を受け付ける(S1101)と、詳細情報要求に含まれる原稿IDに一致する求人情報を求人情報テーブルから検索する(S1102)。
【0064】
そして、制御手段202は、求人情報に対応する詳細表示画面用のフォーマットをフォーマットテーブルから特定し(S1103)、フォーマットで規定された項目を求人情報テーブルから読み出す(S1104)。次に、読み出した項目のデータを必要に応じて詳細表示画面用のデータに編集しながら、フォーマットの該当する位置に埋め込み、詳細表示画面を生成する(S1105)。生成した詳細表示画面をユーザの端末装置30に送信する(S1106)。
【0065】
図12は、一覧表示画面に表示される場合のレイアウトと、詳細表示画面に表示される場合のレイアウトを比較した図である。本実施形態では、一覧表示画面と詳細表示画面の双方が、それぞれのフォーマットに従って表示される。詳細表示画面では、一覧表示画面で表示された項目をベースとしており、一覧表示画面で表示された項目よりも詳細な項目を表示することができる。
【0066】
以上、本実施形態によれば、一覧表示画面に表示される求人情報を所定のレイアウトで表示するためのフォーマットを複数備えることとしたので、一覧表示画面にリスト表示される個々の求人情報をそれぞれ異なる表示形態で表示することができるようになる。
【0067】
また、本実施形態によれば、メッセージ情報を表示するメッセージ表示領域と募集要項情報を表示する募集要項表示領域とが、1枠内(1求人情報を表示する枠)に並設するように構成したので、情報の種類に応じた目線の流れを直線化することができるようになり、ユーザが効率的に情報をサーチできるようになる。
【0068】
また、本実施形態によれば、求人情報を表示するフォーマットは、求人情報を作成した企業が指定することができる。よって、企業は、求人情報の内容と表示態様の双方を自由に作成または選択することができるようになり、情報を提供する企業側の自由度が広く担保されることになる。
【0069】
[求人情報の登録処理]
次に、求人情報(求人原稿)の登録処理について説明する。本実施形態では、フォーマットに応じて表示される項目が異なるため、フォーマットに応じた登録画面が企業の端末装置30上に表示されるように構成されている。この登録画面は、サーバ10に設けられる操作端末上に対して表示することもできる。この場合、操作端末の操作員により登録処理が実行される。
【0070】
図13及び図14は、本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。図13は、サーバにアクセスした企業ユーザが求人情報(原稿)を入力してデータベースに登録するまでの処理の流れを示すフローチャートである。企業ユーザの端末装置30が求人情報提供サーバ10にアクセスすると(S1301)、求人情報提供サーバ10は、例えば企業ユーザに対する所定の認証処理を実行した後、求人情報を入力するための所定の入力領域(フィールド)を含む登録画面を記憶手段203から読み込む(S1302)。そして、読み込んだ登録画面を送り返す(S1303)。企業ユーザの端末装置30は、受信した登録画面を表示する(S1304)。
【0071】
図16(A)は、企業ユーザの端末装置30のディスプレイ上に表示された登録画面の一例である。この登録画面は最も入力情報が少ない第1フォーマットに対応する。ここでは、求人情報登録処理の起動時、第1フォーマットが表示されるデフォルト設定がされているものとする。登録画面では、フォーマットの種類を選択するための選択手段と、職種名や職種コードを入力するための入力領域としての入力フィールドと、募集要項情報を入力するための各入力フィールドとを備えている。選択手段の操作に応じて第1〜4フォーマット用の登録画面を表示するため、記憶手段203には予め4つの登録画面が記憶され、フォーマットに応じて、適宜読み出すことができる。また、図示してはいないが、各入力フィールドに入力した情報を登録するための指示を入力する登録指示手段(例えば入稿ボタン)を備える。当該登録画面で、ユーザが所定のフォーマットを選択すると(例えば第4フォーマット)、企業ユーザの端末装置30は、選択されたフォーマットのフォーマットIDを含む要求を求人情報提供サーバ10に送信する(S1305)。
【0072】
求人情報提供サーバ10は、受け付けたフォーマットIDに基づいて、入力フィールドをフォーマットに対応する入力フィールドへ変更する(S1306)。求人情報提供サーバ10は、変更後の入力フィールドに基づいて登録画面を修正し(S1307)、修正した登録画面を企業ユーザの端末装置30に送信する(S1308)。
【0073】
企業ユーザの端末装置30は、再設定された入力フィールドを含む登録画面を表示する(S1309)。図16(B)は、企業ユーザの端末装置30のディスプレイ上に表示された登録画面の他の例である。この登録画面は、第4フォーマットに対応する。当該画面では、第1フォーマットに対応する画面よりも、入力フィールドが多く設けられていることがわかる。ここで、ユーザが各入力フィールドへ所定の求人情報を入力すると、各入力フィールドへ入力された情報を求人情報提供サーバ10に送信する(S1310)。求人情報提供サーバ10は、求人情報を受け付けて、これを求人情報テーブルへ登録する(S1311)。
【0074】
図14は、求人情報を登録する登録処理の流れを示すフローチャートである。求人情報提供サーバ10の制御手段202は、企業ユーザの端末装置30へ登録画面を送信する(S1401)。そして、企業ユーザより所定のフォーマットが選択された場合には(S1402)、選択されたフォーマットに対応する入力フィールドを設定するための情報を、記憶手段203の入力項目テーブルから取得する(S1403)。
【0075】
図15は、入力項目テーブルの構成の一例を示す図である。入力項目テーブルは入力項目を管理するためのものであり、入力項目とフォーマットとが対応づけて記憶されることにより、フォーマット毎に入力可能な項目が把握できるように管理されている。入力項目は、図4にて示した求人情報テーブルの項目のうち企業ユーザより入力される項目である。フォーマットに応じて入力可能な求人情報の項目や項目の属性は、異なっている。例えば、タイトルは、各フォーマットに共通する項目であるが、メッセージ情報は、第4フォーマット〜第2フォーマット毎に異なっている。また、募集要項情報に関する項目は、各フォーマットに共通するが、項目に入力可能な文字数は、各フォーマットによって異なる。例えば、第4フォーマットでは、1600ワード数分の文字を入力可能であるが、第1フォーマットでは、600ワード数分しか入力することができない。なお、本実施形態でいう文字数の制限は、募集要項情報を構成する各項目全体に対するものである。よって、各項目全体の合計文字数が、制限された文字数以下であれば、入力可能であり、個々の項目の文字数は考慮されない。よって、企業ユーザは、個々の項目に入力するデータの文字数を、任意に決定することができるようになる。
【0076】
制御手段202は、ユーザが所定のフォーマットを選択すると、当該フォーマットに対応付けられた項目を入力項目から参照する。そして、制御手段202は、入力フィールドを再設定し(S1404)、入力フィールドが再設定された登録画面を、企業ユーザの端末装置30に送信する(S1405)。その後、企業ユーザの端末装置30より送信される求人情報を受け付けると(S1406)、これを求人情報テーブルに登録するとともに、指定されたフォーマットのフォーマットIDを登録する(S1407)。
【0077】
以上によれば、企業ユーザが、最も情報量の多い第4フォーマットを選択した場合には、第4フォーマットに対応する入力フィールドを備えた登録画面が表示される一方、最も情報量の少ない第1フォーマットを選択した場合には、第1フォーマットに対応する入力フィールドを備えた登録画面が表示されることになる。よって、入力すべき情報に対応した入力フィールドを備える画面が表示されるので、例えば入力漏れを防止することが可能になる。
【0078】
また、企業ユーザは、フォーマットを適宜変更することが可能であり、この場合には、変更前のフォーマットにて登録したデータを、変更後のフォーマットでも使用することができる。例えば、第1フォーマットを選択して求人情報を登録した後に、第4フォーマットに変更した場合には、第1フォーマット登録時に登録したデータを流用することができる。この場合には、登録手段は、求人情報テーブルに登録されているデータを読み出して登録画面の該当する入力フィールドにそれぞれ表示する。よって、企業ユーザは、例えば募集要項情報等のデータについては、既に登録したデータをそのまま流用し、第4フォーマットで新たに使用するメッセージ情報等について、新規に登録することができるので、登録作業を効率的に行うことが可能になる。
【0079】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
【0080】
(1)例えば、企業ユーザが求人情報を登録する際に、フォーマットに応じて課金を行うように構成することもできる。具体的には、各フォーマットと料金情報とを対応付けた課金テーブルを記憶手段203に記憶しておく。登録手段2023は、企業ユーザより求人情報の登録を受け付けると、選択されたフォーマットに対応する料金情報を課金テーブルから取得する。そして、所定の方法に従って課金処理を実行する。料金情報は任意にこれを設定することができ、例えば、表示領域の大きさに応じて料金を設定することができる。
【0081】
(2)また、上記実施形態では、フォーマットを特定するフォーマットIDは企業ユーザより入力する場合について説明した。しかし、本発明はこれに限られず、例えば、ユーザが所望のフォーマットを選択できるように構成してもよい。例えば、一覧表示画面上にフォーマットを選択するための選択手段を別途設け、ユーザがこの選択手段により所定のフォーマットを選択すると、個々の求人情報が選択されたフォーマットに従って表示されるようにすることもできる。
【0082】
【発明の効果】
本願発明によれば、ユーザが、リスト表示された情報の中から所望する情報を効率的に取捨選択することができるように構成された一覧表示画面を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る求人情報提供システム全体の概要を説明するための図である。
【図2】本実施形態に係る求人情報提供サーバのハードウェア構成を表す図である。
【図3】本実施形態に係る求人情報提供サーバの機能構成を表す図である。
【図4】本実施形態に係る求人情報テーブルのデータ構成を表す図である。
【図5】本実施形態に係るフォーマットテーブル及び企業情報テーブルのデータ構成を表す図である。
【図6】本実施形態に係るフォーマットの構成を表す図である。
【図7】本実施形態に係る求人情報提供サーバにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施形態に係る求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。
【図10】ユーザの端末装置20に表示された求人情報の一覧表示画面の一例である。
【図11】本実施形態に係る求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】一覧表示画面に表示される場合のレイアウトと詳細表示画面に表示される場合のレイアウトを比較した図である。
【図13】本実施形態に係る求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本実施形態に係る求人情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本実施形態に係る入力項目テーブルのデータ構成を表す図である。
【図16】企業ユーザの端末装置30に表示された登録画面の一例である。
【符号の説明】
10…求人情報提供装置
20…ユーザ端末装置
30…企業端末装置
40…通信網
201…Webブラウザ
301…Webブラウザ
Claims (11)
- 検索対象となる対象情報を記憶した第1の記憶手段と、
前記対象情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶した第2の記憶手段と、
前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、
前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出された対象情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各対象情報が、前記第2の記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各対象情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、
前記生成された画面情報を送信する送信手段と、
を備える情報提供装置。 - 検索対象となる対象情報を構成する項目のデータを記憶した第1の記憶手段と、
前記項目のデータをそれぞれ保持する複数のフィールド及び当該複数のフィールドの表示用の配置関係を指定する位置データを有する複数のフォーマットを記憶した第2の記憶手段と、
前記対象情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、
前記受け付けた検索条件に合致する対象情報を前記第1の記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出された対象情報のそれぞれについて、当該対象情報に関連するフォーマットを前記第2の記憶手段から読み込み、当該読み込まれたそれぞれのフォーマットのフィールドに当該フィールドに関連した項目のデータを格納するとともに、当該データがフィールドに格納されたそれぞれのフォーマットを行方向に配置して画面情報を生成し、前記生成された画面情報に基づく画面を表示させる画面表示手段と、
を備える情報提供装置。 - 検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、
前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、
前記求人情報を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、
前記受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する生成手段と、
前記生成された画面情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする求人情報提供装置。 - 前記求人情報記憶手段は、
前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶し、
前記生成手段は、
前記各対象情報に対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする請求項3記載の求人情報提供装置。 - 前記求人情報記憶手段は、
求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、
前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を格納するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を格納するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶することを特徴とする請求項3記載の求人情報。 - 入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段と、
求人情報の登録要求を受け付ける手段と、
求人情報を表示すべきフォーマットを選択する選択手段と、
前記選択されたフォーマットのフォーマット識別情報に基づいて、前記選択されたフォーマットに対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面を送信する手段と、
を備えることを特徴とする請求項3記載の求人情報提供装置。 - 検索対象となる求人情報を記憶する求人情報記憶手段と、前記求人情報を所定の形態で表示するための複数のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段と、制御手段を備える求人検索装置における求人検索方法であって、
前記制御手段が、
端末装置から受け付けた検索条件に合致する求人情報を前記求人情報記憶手段から抽出する工程と、
前記抽出された求人情報を一覧表示する一覧表示画面であって、各求人情報が、前記フォーマット記憶手段に記憶された複数のフォーマットのうち各求人情報に対応するフォーマットにそれぞれ埋め込まれた一覧表示画面情報を生成する工程と、
前記生成した一覧表示が面を前記端末装置に送信する工程と、
を含む求人情報提供方法。 - 前記求人情報記憶手段は、前記フォーマットを一意的に特定するフォーマット識別情報を前記対象情報と対応付けて記憶しており、
前記生成する工程は、
前記抽出された対象情報にそれぞれ対応づけられたフォーマット識別情報に基づいて、前記対象情報に対応するフォーマットを前記フォーマット記憶手段から特定することを特徴とする請求項7記載の求人情報提供方法。 - 前記求人情報記憶手段は、求人側から求職者側に向けて作成されるメッセージ情報と、雇用条件を規定する募集要項情報とを記憶し、
前記フォーマット記憶手段は、前記メッセージ情報を表示するためのメッセージ領域と前記募集要項情報を表示するための募集要項領域とを備えるフォーマットであって、各領域が求人情報を表示する1枠内に左右に並設して表示されるように定義されたフォーマットを記憶し、
前記生成する工程は、
前記抽出された求人情報に含まれるメッセージ情報と募集要項情報を、メッセージ表示領域と募集要項表示領域にそれぞれ配置するとともに、各表示領域を、求人情報を表示する1枠内に左右に並設することを特徴とする請求項7記載の求人情報提供方法。 - 入力項目と前記フォーマット識別情報とを対応付けて記憶する入力項目記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、
求人情報の登録要求を受け付ける工程と、
端末装置から送られるフォーマット識別情報に対応する入力項目を前記入力項目記憶手段から特定し、該特定した入力項目に対応する入力領域を備える登録画面情報を送信する工程と、
を備えることを特徴とする請求項7記載の求人情報提供方法。 - 請求項7乃至請求項10にいずれか1項に記載の求人情報提供方法をコンピュータで実行させるための情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003083661A JP2004295251A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 求人情報提供装置及び求人情報提供方法並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003083661A JP2004295251A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 求人情報提供装置及び求人情報提供方法並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004295251A true JP2004295251A (ja) | 2004-10-21 |
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ID=33399069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003083661A Pending JP2004295251A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 求人情報提供装置及び求人情報提供方法並びにプログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004295251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6712000B1 (ja) * | 2019-09-02 | 2020-06-17 | Famz株式会社 | 求人支援方法、求人支援装置、求人支援プログラムおよび記録媒体 |
WO2021045060A1 (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | Famz株式会社 | 求人支援方法、求人支援装置、求人支援プログラムおよび記録媒体 |
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2003
- 2003-03-25 JP JP2003083661A patent/JP2004295251A/ja active Pending
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