JP2004294794A - リムロック眼鏡およびその製造方法 - Google Patents

リムロック眼鏡およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】面倒なネジ止め作業をすることなく、簡単な作業でリムを確実に連結することができるリムロック眼鏡およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】レンズLを抱持するリム1が合接/分離可能に連結されて構成されるリムロック式の眼鏡において、
前記リム1が合接されるべきロック端部11A・11Bにロック片2A・2Bを固定する一方、これらロック片2A・2Bの対向側縁部には中広の欠込部21A・21Bがそれぞれ形成されており、前記ロック片2A・2Bが合接したとき、これら欠込部21A・21Bが連結して異形長孔21が形成されるとともに、この異形長孔21において同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3が嵌入することによって前記ロック片2A・2Bが合接されてレンズLを止着固定できるようにするという技術的手段を採用してリムロック眼鏡を完成させた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リムロック眼鏡の改良、更に詳しくは、面倒なネジ止め作業をすることなく、簡単な作業でリムを確実に連結することができるリムロック眼鏡およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡には、多種多様の形状のフレームに対するデザインが為され、消費者のニーズに応じているが、何と言っても好評なのはオーソドックスなフルリム眼鏡であり、安定した顧客層を獲得している。
【0003】
ところで、このようなフルリム眼鏡にあっては、従来、レンズをリムに抱持するためにリムの周縁を上下に分断してブロー智(ち)を固着し、レンズを嵌合して前記ブロー智をネジによって止着固定する、所謂リムロック機構が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、ネジによってリムを固定するものは、ネジが微細なために作業が面倒である上に、ネジが緩んでレンズが外れたり、また、締める力が強すぎるとリムが破断したり、レンズを破損するおそれがあった。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−170872号公報 (第2−3頁、第1−4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のリムロック眼鏡に上記欠点があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、面倒なネジ止め作業をすることなく、簡単な作業でリムを確実に連結することができるリムロック眼鏡およびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、レンズLを抱持するリム1が合接/分離可能に連結されて構成されるリムロック式の眼鏡において、
前記リム1が合接されるべきロック端部11A・11Bにロック片2A・2Bを固定する一方、これらロック片2A・2Bの対向側縁部には中広の欠込部21A・21Bがそれぞれ形成されており、前記ロック片2A・2Bが合接したとき、これら欠込部21A・21Bが連結して異形長孔21が形成されるとともに、この異形長孔21において同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3が嵌入することによって前記ロック片2A・2Bが合接されてレンズLを止着固定できるようにするという技術的手段を採用してリムロック眼鏡を完成させた。
【0009】
また、本発明は、レンズLを抱持するリム1が合接/分離可能に連結されて構成されるリムロック式の眼鏡において、
前記リム1が合接されるべきロック端部11A・11Bにロック機構が一体形成される一方、このロック機構の対向側縁部には中広の欠込部がそれぞれ形成されており、前記ロック機構が合接したとき、これら欠込部が連結して異形長孔が形成されるとともに、この異形長孔において同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3が嵌入することによって前記ロック機構が合接されてレンズLを止着固定できるようにするという技術的手段を採用した。
【0010】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ロック片2A・2BをブリッジBおよび/またはエンドピースEに一体に成形するという技術的手段を採用した。
【0011】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイント部材3の少なくとも一端にフランジ31が形成されており、異形長孔21の縁部に係止して止着可能にするという技術的手段を採用した。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイント部材3が熱可塑性樹脂で作製されており、熱圧着により端部にフランジ31を形成するという技術的手段を採用した。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ロック片2の異形長孔21およびジョイント部材3の断面形状をダルマ型にするという技術的手段を採用した。
【0014】
また、本発明は、少なくとも複数の通孔22を穿設したロック片基材2をリム1の外周縁部に固定する一方、通孔22・22の間においてこれら両孔の内周面の少なくとも一部が開口するようにして前記リム1共々切断することによってロック端11A・11Bおよび中広の欠込部21A・21Bを有するロック片2A・2Bを形成
し、
これらロック片2A・2Bを合接すると、これら欠込部21A・21Bが連結して異形長孔21を形成するとともに、この異形長孔21において、同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3を嵌入可能にしてレンズLを止着固定できるようにするという技術的手段を採用してリムロック眼鏡の製造方法を完成させた。
【0015】
また、本発明は、少なくとも複数の通孔をリム1の外周縁部に穿設する一方、通孔の間においてこれら両孔の内周面の少なくとも一部が開口するようにして前記リム1を切断することによってロック端11A・11Bおよび中広の欠込部を有するロック機構を形成し、
これらロック機構を合接すると、これら欠込部が連結して異形長孔を形成するとともに、この異形長孔において、同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3を嵌入可能にしてレンズLを止着固定できるようにするという技術的手段を採用した。
【0016】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、熱可塑性樹脂で作製したジョイント部材3を用いて、このジョイント部材3を異形長孔21に嵌入せしめた後、端部を熱圧着による塑性変形によりフランジ31を形成して固定するという技術的手段を採用した。
【0017】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、通孔の間を切断して中広の欠込部を形成するにあたり、通孔を略円形に穿孔するとともに、通孔の円周を半分以内にして切断することによって、前記欠込部を合接したときに、ダルマ型の異形長孔が形成されるようにするという技術的手段を採用した。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0019】
本発明の実施形態について図1〜図6に基いて説明する。なお、本実施形態の眼鏡は、一対のレンズL・Lを各々抱持するリム1・1と、これらリム1・1を左右対称に連結するブリッジBと、これらリム1・1の対向内側に各々設けられた鼻当パッドN・Nと、これらリム1・1の各外側から持出形成されたエンドピースE・Eと、これらエンドピースE・Eの持出側の端部に折畳自在にヒンジ連結されたテンプルT・Tとから構成される(図1参照)。
【0020】
図中、符号1で指示するものはリムであり、このリム1は、上下に分断してロック端部11A・11Bを形成している。また、符号2A・2Bで指示するものはロック片であり、これらロック片2A・2Bは、対向側縁部にそれぞれ中広の欠込部21A・21Bが入江状に形成されており、互いに接合させて結合することにより一つの異形長孔21(本実施形態ではダルマ型)を形成する。
【0021】
また、符号3で指示するものはジョイント部材であり、このジョイント部材3は、前記異形長孔21と同一断面形状に形成された連結部材である。
【0022】
しかして、本実施形態におけるリムロック眼鏡の構成は、前記ロック片2A・2Bが接合されることにより、中広の欠込部部21A・21Bが突き合せに合接して異形長孔21が形成され(図2参照)、この異形長孔21がジョイント部材3の外周側面に係合し、嵌入されることによって、ロック端部11A・11Bおよびロック片2A・2Bが連結するものである(図3参照)。
【0023】
また、必要に応じて、ジョイント部材3の端部にフランジ31を形成することにより(図4参照)、ジョイント部材3を確実に固定してリムを連結することが可能であり、長期間使用した場合でも、リムがガタついたりレンズが外れたりするおそれがなく極めて耐久性が高い。
【0024】
更に、前記ジョイント部材3を熱可塑性樹脂(アクリル樹脂)で作製し、両端部が余分に突出するようにし、異形長孔21に嵌入した状態で、当該両端部を熱圧着することにより塑性変形してフランジ31を形成し、このフランジ31を異形長孔21の縁部に係止することもできる。
【0025】
本実施形態の変形例として、図5に示すように、少なくとも複数の通孔をリム1の外周縁部に穿設する一方、通孔の間においてこれら両孔の内周面の少なくとも一部が開口するようにして前記リム1を切断することによってロック端11A・11Bおよび中広の欠込部を有するロック機構を形成し、
これらロック機構を合接すると、これら欠込部が連結して異形長孔を形成するとともに、この異形長孔において、同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3を嵌入可能にしてレンズLを止着固定できるようにすることもできる。
【0026】
更にまた、本実施形態では、ロック片2A・2BをブリッジBおよび/またはエンドピースE(図6に示すものは、エンドピースE)に一体に成形することも可能である。
【0027】
次に、本実施形態のリムロック眼鏡を製造する具体的手順を、図7〜図12に基いて以下に説明する。
【0028】
まず、図7に示すように、環状のリム1を作製する。本実施形態では、このリム1を金属薄板(例えば、チタン合金)を打ち抜いて作製する。この際、後の工程においてロック片基材2と共に切断するので、この切断分を考慮して作製することが好ましい。なお、リム1を長手の金属板体を折曲成形して作成することもできる。
【0029】
次に、リム1の外周縁部において、ロック片基材2(サイズは、例えば、縦2.5mm、横1.3mm、厚さ3.0mm程度)を固着(本実施形態ではロウ付け)する(図8参照)。この際、このロック片基材2には、二つの通孔22(直径0.8mm)が所要間隔(0.4mm)をもって穿設されている。
【0030】
そして、図9に示すように、リム1およびロック片基材2において、XY間を切断する。本実施形態では、XYの間隔を両通孔間22・22よりも少し広く(0.5mm)して、通孔22・22それぞれの対向側面を0.05mmづつ欠き込むようにする。この際、通孔22・22の外周を半分以上残して当該孔の側面を開口する位置にしておくことにより、異形の長孔が形成されるのである。
【0031】
こうして、図10に示すように、分断したリム1のロック端部11A・11Bの側縁部にロック片2A・2Bが形成される一方、これらロック片2A・2Bの対向側縁部に中広の欠込部21A・21Bが入江状に形成されることになる。然る後、リム1の内周面にレンズLが嵌合可能な凹溝12を切削形成し、リム1を保持すべきレンズLの周縁形態に合わせて曲げ加工を施すことができる。
【0032】
然る後、図11に示すように、リム1の内縁にレンズLを充行った状態で、ロック端部11A・11Bおよびロック片2A・2Bを接合して、欠込部21A・21Bを連結して異形長孔21を形成し、同孔と同一断面形状のジョイント部材3を嵌入することにより、リム1を連結することもできる。
【0033】
なお、ジョイント部材3をアクリル樹脂材料で作製し、このジョイント部材3の厚さを5.0mm程度として、異形長孔21に嵌入するジョイント部材3の端部が同孔内から余分に(各1.0mm)突出するようにし、異形長孔21に嵌入した状態で、当該両端部を熱圧着することによってフランジ31を形成し、このフランジ31が異形長孔21の縁部を係止して止着することができる(図12参照)。
【0034】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ロック片2に開設する通孔22の形状は円形に限定されるものではなく、異形断面を形成してジョイント部材3を係止できるものであれば、ダルマ型に限らず形状を変更しても良い。また、ロック片2に四つの通孔22を開設して、異形長孔21を二箇所作製しても良い。
【0035】
また、リム1の使用材料はチタン合金以外にも、ニッケル合金、洋白、モネルなど従来眼鏡部品材料として使用される金属を用いることもでき、また、ジョイント部材3についてもアクリル樹脂材料に限らず、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカボネート樹脂などの他の熱可塑性樹脂、或いは金属材料で作製しても良く、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0036】
【発明の効果】
以上、実施形態を挙げて説明したとおり、本発明を適用して得られるリムロック眼鏡は、中広の欠込部を突き合せに合接して異形長孔を形成し、この異形長孔にジョイント部材を嵌入するのみの簡単な作業でリムを連結可能に構成したことにより、レンズ止着のために面倒なネジ止め作業を行わなくても良い。
【0037】
また、方法発明にあっては、リムと当該外周縁部に固着したロック片基材とを同時に切断するだけでリムの端部にロック片を形成することができるので、作業が極めて単純であることから、生産性を大幅に向上させ、眼鏡枠製造の合理化に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のリムロック眼鏡の全体斜視図である。
【図2】本実施形態の構造を表わす部分分解斜視図である。
【図3】本実施形態においてリムを連結した状態を表わす部分斜視図である。
【図4】本実施形態においてジョイント部材をロック片に止着した状態を表わす説明側面断面図である。
【図5】本実施形態のリムロック眼鏡の変形例を表わす説明斜視図である。
【図6】本実施形態のリムロック眼鏡の変形例を表わす説明斜視図である。
【図7】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明斜視図である。
【図8】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明斜視図である。
【図9】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明正面図である。
【図10】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明斜視図である。
【図11】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明斜視図である。
【図12】本実施形態のリムロック眼鏡の製造工程を表わす説明斜視図である。
【符号の説明】
1(1A・1B) リム
11(11A・11B) ロック端部
12 凹溝
2 ロック片基材
2A・2B ロック片
21 異形長孔
21A・21B 欠込部
22 通孔
3 ジョイント部材
31 フランジ
L レンズ
B ブリッジ
E エンドピース
T テンプル

Claims (10)

  1. レンズLを抱持するリム1が合接/分離可能に連結されて構成されるリムロック式の眼鏡において、
    前記リム1が合接されるべきロック端部11A・11Bにロック片2A・2Bを固定する一方、これらロック片2A・2Bの対向側縁部には中広の欠込部21A・21Bがそれぞれ形成されており、前記ロック片2A・2Bが合接したとき、これら欠込部21A・21Bが連結して異形長孔21が形成されるとともに、この異形長孔21において同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3が嵌入することによって前記ロック片2A・2Bが合接されてレンズLを止着固定できることを特徴とするリムロック眼鏡。
  2. レンズLを抱持するリム1が合接/分離可能に連結されて構成されるリムロック式の眼鏡において、
    前記リム1が合接されるべきロック端部11A・11Bにロック機構が一体成形される一方、このロック機構の対向側縁部には中広の欠込部がそれぞれ形成されており、前記ロック機構が合接したとき、これら欠込部が連結して異形長孔が形成されるとともに、この異形長孔において同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3が嵌入することによって前記ロック機構が合接されてレンズLを止着固定できることを特徴とするリムロック眼鏡。
  3. ロック片2A・2BがブリッジBおよび/またはエンドピースEに一体に成形されていることを特徴とする請求項1または2記載のリムロック眼鏡。
  4. ジョイント部材3の少なくとも一端にフランジ31が形成されており、異形長孔21の縁部に係止して止着可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のリムロック眼鏡。
  5. ジョイント部材3が熱可塑性樹脂で作製されており、熱圧着により端部にフランジ31が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のリムロック眼鏡。
  6. ロック片2の異形長孔21およびジョイント部材3の断面形状がダルマ型であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のリムロック眼鏡。
  7. 少なくとも複数の通孔22を穿設したロック片基材2をリム1の外周縁部に固定する一方、通孔22・22の間においてこれら両孔の内周面の少なくとも一部が開口するようにして前記リム1共々切断することによってロック端11A・11Bおよび中広の欠込部21A・21Bを有するロック片2A・2Bを形成
    し、
    これらロック片2A・2Bを合接すると、これら欠込部21A・21Bが連結して異形長孔21を形成するとともに、この異形長孔21において、同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3を嵌入可能にしてレンズLを止着固定できるようにすることを特徴とするリムロック眼鏡の製造方法。
  8. 少なくとも複数の通孔をリム1に穿設する一方、通孔の間においてこれら両孔の内周面の少なくとも一部が開口するようにして前記リム1を切断することによってロック端11A・11Bおよび中広の欠込部を有するロック機構を形成し、
    これらロック機構を合接すると、これら欠込部が連結して異形長孔を形成するとともに、この異形長孔において、同孔と略同一断面形状を有するジョイント部材3を嵌入可能にしてレンズLを止着固定できるようにすることを特徴とするリムロック眼鏡の製造方法。
  9. 熱可塑性樹脂で作製したジョイント部材3を用いて、このジョイント部材3を異形長孔21に嵌入せしめた後、端部を熱圧着による塑性変形によりフランジ31を形成して固定することを特徴とする請求項7または8記載のリムロック眼鏡の製造方法。
  10. 通孔の間を切断して中広の欠込部を形成するにあたり、通孔を略円形に穿孔するとともに、通孔の円周を半分以内にして切断することによって、前記欠込部を合接したときに、ダルマ型の異形長孔が形成されるようにすることを特徴とする請求項7〜9の何れか一つに記載のリムロック眼鏡の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITBL20100014A1 (it) * 2010-09-06 2012-03-07 Aurigane Ind S R L Sistema di assemblaggio, con iserto, delle parti di una montatura di occhiale ed occhiale cosi realizzato.

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