JP2004294664A - レチクルの作成方法、およびレチクルの作成プログラム - Google Patents

レチクルの作成方法、およびレチクルの作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】チップ端辺−ダミーパターン間の間隔を均等にすることが可能であり、ダミーパターンの発生処理時間の短縮化およびレチクルデータ量の削減が可能なレチクルの作成方法、およびレチクルの作成プログラムを提供することである。
【解決手段】スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、スクライブラインをチップ毎に分割し、チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点を発生基準点として規定ギャップ値をもってダミーパターンを発生させる。さらに、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより規定ギャップ値に近づける。また、ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化を行い、セル毎にダミーパターンを発生させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造に使用するレチクルのスクライブ領域のダミーパターンの作成に関するものであり、レチクルの作成方法およびレチクルの作成プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体装置は微細化が進み、レチクル作成時およびパターン露光時の高精度化が要求されているため、半導体製造工程で生じるウェーハ表面の凹凸を平坦にする必要がある。この凹凸を平坦化する手段として化学的機械研磨(Chemical−Mechanical−Polishing、以下CMPと略記する)が一般的に利用されている。
【0003】
CMPによる平坦化をより効果的に行うためには、半導体装置の本体以外の領域であるスクライブ領域まで含めて、平坦度向上のためのダミーパターンを挿入することが有効となっている。従来のダミーパターン発生フローを図8に示す。
【0004】
まずチップサイズ、面付け数などのパラメータがレチクルのレイアウト装置に読み込まれる(ステップ1)。ここで面付け数とは、1枚のレチクルに描画されるチップ数のことである。次に処理パラメータに従ってスクライブ領域、アライメントマーク、検査マークなどを含むスクライブデータが作成される(ステップ2)。そしてスクライブ上に挿入するダミーパターンを発生するために、ダミー発生領域が抽出され(ステップ3)、ダミーパターン発生処理が行われる(ステップ4)。最後にスクライブデータと作成されたダミーパターンデータとが合成されて、完成されたスクライブデータが出力される(ステップ5)。
【0005】
ステップ3において、ダミー発生領域を抽出する方法を図9に示す。チップサイズ及び面付け数から、レチクル内の最外周に位置するチップを取り囲む最外周スクライブ領域の中心線R1が作成され、中心線R1で囲まれた領域がダミー発生候補領域(図中点線部の内側)とされる。次にダミー発生を抑止する必要がある領域であるダミー発生禁止領域RX1(アライメントマーク、位置ずれ検査マーク、プロセス測定用モニターパターンなどが存在する領域)およびチップ領域C1乃至C4が抽出される。そしてダミー発生候補領域からダミー発生禁止領域RX1およびチップ領域C1乃至C4を論理差処理することにより、論理差処理後の全ダミー発生領域RA(図9中斜線部分)が得られる。
【0006】
また、ダミーパターンの発生は、スクライブデータ原点位置P0を基準点として等間隔ピッチでメッシュが発生され、メッシュの交点位置に規定値に従った大きさのダミーパターンが発生されることによって行われる。なおこの時、全ダミー発生領域RAの領域外に発生するダミーパターン、および全ダミー発生領域RAの境界線に重なるダミーパターンは発生されない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の技術によると、スクライブダミーの発生間隔はスクライブデータ原点位置P0から等間隔ピッチでおこなわれる。よって、チップサイズ、面付け数などのパラメータの値によっては、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔が、1チップ内の各端辺間においても、また各チップ間においても均等にならない場合が発生する。すなわち図10に示すように、チップCのチップ端辺−ダミーパターン間の間隔LA乃至LDが均等とならない場合、またチップ毎にLA乃至LDの距離が異なる場合が発生することがある。また、チップ端辺−ダミーパターン間の間隔LA乃至LDと、ダミーパターン間の間隔の規定ギャップ値Lとが等しくなるとは限らない。
【0008】
チップ端辺−ダミーパターン間の間隔LA乃至LDが均等にならない場合には、チップ端辺部近傍のCMP処理時の研磨量が各端辺部において均等にならない場合がある。またチップ端辺−ダミーパターン間の間隔がダミーの効果が得られない程度に広くなった場合には、広がったチップ端辺−ダミーパターン領域がその他の部分に比して多く研磨され、へこみが生じるディッシングと呼ばれる状態が発生することがある。このような状態が発生すると、配線材料の剥がれが発生する場合があり問題である。またチップ周辺部に半導体装置の信頼性向上のための耐湿リングが形成されている場合において、チップ端辺−ダミーパターン間の間隔が広がる状態や、間隔の不均等状態が発生すると、耐湿リングの近傍や耐湿リング自体にディッシングが発生する場合がある。このような場合、耐湿リングの剥がれや、耐湿リング近傍の配線材料の剥がれ等が発生して耐湿性が低下する場合があり問題である。
【0009】
また、レチクル内の全ダミー発生領域RA(図9)を1つの領域とみなして領域全体に対してダミー発生処理が必要であるため、チップ毎に見れば同一形状であるダミー発生領域が存在する場合であっても、領域全体に対してダミー発生処理を行わなければならず、効率的なダミーパターン作成ができないため問題である。
【0010】
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、チップ各辺におけるチップ端辺−ダミーパターン間隔を均等にすることができるダミーパターンの発生方法を提供するとともに、ダミーパターン発生処理時間及びダミーパターンデータのデータ量を削減することが可能なレチクルの作成方法、レチクルの作成プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1および5に係るレチクルの作成方法およびレチクルの作成プログラムでは、スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、スクライブラインをチップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とする。
【0012】
これにより、レチクルの中心点を発生基準点として規定ギャップ値をもってダミーパターンを発生させていた従来技術に比して、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を均等にすることができる。すなわち、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔が、1チップ内の各端辺間においても、また各チップ間においても均等にならない場合が発生する従来技術に比して、各チップ間におけるチップ端辺−ダミーパターン間の間隔はすべて均等とする事ができる。また、チップの上下端辺とダミーパターンとの間隔、チップの左右端辺とダミーパターンとの間隔のそれぞれを等しくすることができる。
【0013】
また請求項2に係るレチクルの作成方法では、スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化するステップと、セル毎にダミーパターンを発生するステップとを有することを特徴とする。
【0014】
これにより、レチクル内の領域全体を1つの領域とみなしてダミーパターンの発生を行っていた従来技術に比して、セル毎にダミーパターンを発生させればよいため、ダミーパターンの発生処理時間の短縮化およびレチクルデータ量の削減が可能である。
【0015】
また、請求項3に係るレチクルの作成方法では、スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより規定ギャップ値に近づけるステップを有することを特徴とする。
【0016】
これにより、チップの各端辺の近傍におけるCMP処理時の研磨量を均等とする事、またはダミーの効果が得られない領域がその他の部分に比して多く研磨されへこみが生じるディッシング状態を防止する事が可能となり、配線材料の剥がれ等を防止する事が可能となる。また、耐湿リングが形成されている場合において、耐湿リングの近傍や耐湿リング自体のディッシングを防止する事が可能となり、耐湿リングの剥がれや耐湿リング近傍の配線材料の剥がれ等を防止できるため、耐湿性が低下することを防ぐことが可能となる。
【0017】
また、請求項4に係るレチクルの作成方法では、スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、隣り合うダミー発生領域間での、最外周ダミーパターン間の間隔を調べるステップとを有しており、最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値よりも小さい場合には最外周ダミーパターンを消去する処理を行うことを特徴とする。
【0018】
これにより、ダミー発生領域の最外周の境界線近傍に発生するダミーパターンにおいて、規定ギャップ値違反のダミーパターンの発生を防止できるため、ダミー発生領域の境界線近傍におけるCMP研磨量を均等とする事やディッシング状態を防止する事が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のレチクルの作成方法およびレチクルの作成プログラムについて具体化した実施形態を図1乃至図7に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
第1実施形態を説明する。図1および図2は本発明に係るレチクルのスクライブ領域のダミーパターンの作成フローを示す図であり、ステップS1乃至S28から構成されている。
【0021】
図1においてステップS1乃至S6はダミー発生領域と呼ばれる領域の生成のためのステップである。まずステップS1において、レチクル作成プログラム実行に必要な処理パラメータ読み込みが行われる。処理パラメータとは、チップサイズ、面付け数、プロセステクノロジ(レチクルが用いられる半導体製造プロセスの情報)等である。
【0022】
ステップS2において、ステップS1で読み込まれた処理パラメータに従ってスクライブデータが生成される。スクライブデータとは、ダミー発生禁止領域のデータとスクライブ領域のデータを含むデータである。またダミー発生禁止領域とは、アライメントマーク、位置ずれ検査マーク、プロセス測定用モニターパターンなどが存在する領域である。そしてダミー発生禁止領域およびチップ領域(半導体装置の機能回路を形成する領域)は、ダミー発生を抑止する必要がある領域である。
【0023】
ここで図3を参照しながら説明する。ステップS3において、ダミー発生候補領域(図中点線R1内の領域)が抽出される。ダミー発生候補領域は、レチクル1内の最外周チップを取り囲むスクライブ領域の中心線R1で囲まれた領域であり、レチクル1内のスクライブデータをすべて包含するものである。
【0024】
ステップS4において、前述のダミー発生禁止領域RX1およびチップ領域C1乃至C4が抽出される。そしてステップS5においてダミー発生候補領域からダミー発生禁止領域RX1およびチップ領域C1乃至C4を論理差処理することにより、論理差処理後の全ダミー発生領域RAが得られる。
【0025】
ステップS6において、ステップS5により得られた論理差処理後の全ダミー発生領域RAの分割がチップ毎に行われる。そのとき、スクライブデータに含まれる各チップの配置座標およびチップサイズの情報が用いられてスクライブ領域の中心線が作成され、その中心線をダミー発生領域の境界線として領域の分割が行われる。そして分割後の各領域をダミー発生領域RC1乃至RC4と定義する。
【0026】
ステップS7およびS8は、ダミー発生領域のセル化のためのステップである。まずステップS7において、ステップS6において得られたダミー発生領域同士の形状比較が行われ、同一形状のダミー発生領域に関する情報が保管される。すなわち領域形状毎にセル化される。図3においては、ダミー発生領域RC3とRC4とが同一形状であることが確認され、同一のセルとして保管される。
【0027】
ステップS8において、ダミー発生処理が必要なダミー発生領域が選択される。このとき同一形状のダミー発生領域が複数存在する場合には、ステップS7で保管された情報に基づいてセル化された1つの領域のみが選択される。すなわち図3において、同一形状であるダミー発生領域RC3とRC4とが存在するため、ダミー発生領域RC3のみが選択されることとなり、ダミー発生領域RC4についてはダミー発生処理は行われない。
【0028】
ステップS9乃至S11は、選択されたダミー発生領域にダミーを発生させ、ダミーパターンの配置データを得ると共に、得られたダミーパターンとチップ端辺との間隔を規定ギャップ値に近づけるためのステップである。まずステップS9において、ステップS8で選択されたダミー発生領域についてダミーパターンの発生処理が行われる。
【0029】
ここでダミー発生領域RC1が選択された場合を図4を用いて説明する。ダミーパターンの発生は、選択されたダミー発生領域に属するチップC1の中心点CP1を基準点として規定ピッチ値LPでメッシュを発生させ、さらにメッシュの交点を基準点(中心点)として、規定辺長Mを1辺とする正方形のダミーパターンを発生させることにより行われる。この時、ダミーパターン間の間隔を規定ギャップ値Lと定義する。
【0030】
なお、ダミー発生領域RC1の領域外に、少なくとも一部の領域が存在するダミーパターンは発生されない。ただしダミー発生領域RC1内に存在し、ダミー発生領域RC1の境界線と接するダミーパターンは発生される。
【0031】
次にステップS10において、発生済ダミーパターンをチップの各端辺に接してなる領域毎に抽出する処理が行われる。チップの端辺を一辺とし、ダミー発生領域RC1を分割するダミー選択エリアRD1乃至RD4が作成され、ダミー選択エリアRD1乃至RD4に一部でも含まれるダミーパターンは、チップ端辺部ダミーD1乃至D4として選択される。
【0032】
ステップS11において、チップの各端辺とチップ端辺部ダミーD1乃至D4のダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより規定ギャップ値に近づける処理が行われる。すなわち図5に示すように、チップ端辺部ダミーD1およびD2とチップ端辺との距離L1(図4参照)を規定ギャップ値Lにするために、チップ端辺部ダミーD1およびD2をチップ端辺に近づく方向へ移動させる。同様に、チップ端辺部ダミーD3およびD4とチップ端辺との距離L2(図4参照)を規定ギャップ値Lにするために、チップ端辺部ダミーD3およびD4をチップ端辺から遠ざかる方向へ移動させる。
【0033】
そしてステップS11の処理後において、ダミーパターンの一部または全部がダミー発生領域RC1外に存在する場合、そのダミーパターンは消去される。すなわち図5において、ダミーパターンDXは消去される。こうしてセル化されたダミー発生領域RC1乃至RC3毎にダミー配置データが作成される。
【0034】
ステップS12において、ステップS8で選択されたダミー発生領域RC1乃至RC3のすべてについてダミー発生処理が完了されたか否かの判断を行う。ダミー発生処理が必要な領域が残っている場合は、未処理のダミー発生領域について、ダミー発生処理を行う(ステップS9へ戻る)。また、すべてのダミー発生領域RC1乃至RC3についてダミー発生処理が終了すれば、次のステップS13へ進む。
【0035】
ステップS1乃至S12は、セル化されたダミー発生領域毎にダミー配置データが作成されるステップである。ステップS13乃至S16は、発生されたダミー配置データがレチクル上に配置されるステップである。
【0036】
まずステップS13において、セル化されたダミー発生領域毎に作成されたダミー配置データが順次選択され、レチクル上の対応するダミー発生領域RC1乃至RC4に配置展開される。この時1つのダミー配置データが選択される度に、そのダミー配置データに対応するダミー発生領域が、レチクル上に他に存在するかどうかがステップS14においてサーチされる。
【0037】
そしてステップS14において、同一形状の複数のダミー発生領域がレチクル上に確認された場合には、ステップS15において各ダミー発生領域に対して同一形状のダミー配置データが配置展開される。すなわちステップS13でダミー発生領域RC3に対して発生されたダミー配置データが選択され、レチクル上のダミー発生領域RC3に配置展開される場合には、ダミー発生領域RC3と同一形状であるダミー発生領域RC4が発見され(ステップS14)、レチクル上のダミー発生領域RC4にも同一のダミー配置データが配置展開される(ステップS15)。
【0038】
またステップS14において同一形状のダミー発生領域が確認されない場合には、ステップS15を飛び越えてステップS16に進む。すなわちダミー発生領域RC1およびRC2がステップS13で選択された場合には、ステップS14において同一形状のダミー発生領域が見つからないため、ステップS16へ進む。
【0039】
そしてステップS16においてレチクル内の全てのダミー発生領域RC1乃至RC4についてダミー配置データの配置展開が行われたか否かが判断され、配置が完了していない場合はステップS13へ戻り、レチクル内への配置が完了した場合にはステップS17へ進む。
【0040】
図2のステップS17乃至S22では、隣り合うダミー発生領域の間において、ダミー発生領域の最外周に存在する最外周ダミーパターン同士の間隔を調べ、不適切な場合にはダミーパターンを削除する処理が行われる。
【0041】
まずステップS17において、ステップS16においてレチクル上に配置されたダミーパターンのうち、ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンが抽出される。次にステップS18において隣り合うダミー発生領域間での全ての最外周ダミーパターン間の間隔が調べられる。
【0042】
図3においてダミー発生領域RC1の様に、隣り合うダミー発生領域が存在しない場合の最外周ダミーパターン間の間隔の調査方法を説明する。レチクルは、お互いが全て接するように、ステッパーにより半導体ウエハ上に複数回繰り返して焼き付けられる。すなわち図3において、ダミー発生候補領域の境界線R1が重なるように隙間無くウエハ上に焼き付けられる。よって、ダミー発生領域RC1の上側にはダミー発生領域RC3が、ダミー発生領域RC1の左側にはダミー発生領域RC2が隣り合うこととなる。そのためダミー発生領域RC1において最外周ダミーパターン間の間隔を調査する場合には、RC1右辺−RC2左辺間、RC1下辺−RC3上辺間、RC1左辺−RC2右辺間、RC1上辺−RC3下辺間、における最外周ダミーパターン間の間隔の調査が必要である。
【0043】
そしてステップS19において違反判定が行われる。最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さいダミーパターンは、違反ありの判定となり、ステップS20へ進みその最外周ダミーパターンは違反パターンとして登録された上で、ステップS21へ進む。一方、最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値L以上のダミーパターンは違反なしの判定結果となり、ステップS20を飛び越えてステップS21へ進む。
【0044】
なおステップS19において、隣り合う最外周ダミーパターンが接触すると判断される場合には、接触する最外周ダミーパターンを合成して新たなダミーパターンとする。ただし3つ以上のダミーパターンが互いに接触する場合においては違反ありの判断とし、ステップS20へ進みその最外周ダミーパターンは全て違反パターンとして登録された上で、ステップS21へ進む。
【0045】
そしてステップS21において、レチクル内の全てのダミー発生領域のうち、すべての最外周ダミーパターン間の間隔の組み合わせについて最外周ダミーパターン間の間隔の調査が行われた否かが判断され、調査が終了していない場合はステップS18へ戻り、調査が終了している場合にはステップS22へ進む。ステップS22では最外周ダミーパターン間の間隔に違反する最外周ダミーパターンをレチクル上に配置されたダミー配置データから削除する処理が行われる。
【0046】
すなわち図6に示す様に、ダミー発生領域RC1、RC2内の最外周に存在する最外周ダミーパターンが抽出され(ステップS17)、ダミー発生領域RC1とRC2と間の全ての最外周ダミーパターン間の間隔が調べられる(ステップS18)。そして最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さいダミーパターンDX2は違反ありの判断となり(ステップS19)、違反パターンとして登録される(ステップS20)。以下同様にして、ダミー発生領域RC1乃至RC4のすべての最外周ダミーパターン間の間隔の組み合わせについて最外周ダミーパターン間の間隔の調査が行われた否かが判断される(ステップS21)。調査が終了すれば、違反ダミーパターンDX2をレチクル上に配置展開されたダミー配置データから削除する処理が行われる(ステップ22)。
【0047】
ステップS23において、完成したスクライブ領域のダミーパターンが配置されたスクライブデータが出力され、ステップS24において製造データに変換される。一方ステップS25において、チップ領域内のデータであるデバイス設計データが出力され、ステップS26においてデバイス設計データは製造データへ変換される。そしてステップS27においてダミーパターンが配置されたスクライブの製造データとデバイス設計の製造データとは合体されレチクル製造データが完成しレチクルが製造され、最後にステップS28でレチクルは出荷される。
【0048】
従来技術においては、スクライブデータ原点位置P0を発生基準点として規定ギャップ値をもってダミーパターンを発生させていたため、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔が、1チップ内の各端辺間においても、また各チップ間においても均等にすることができずに問題であった。しかし第1実施形態でのダミーパターンの発生方法は、ステップS9においてチップ中心点CP1を基準点として規定ピッチ値でメッシュを発生させ、さらにメッシュの交点を基準点としてダミーパターンを発生させることにより行われる。
【0049】
そのため、チップ間におけるチップ端辺−ダミーパターン間の間隔はすべて均等とする事ができる。また1チップ内のチップ端辺−ダミーパターン間の間隔においても、チップ上下端辺とダミーパターンとの間隔を同じL1に、チップの左右端辺とダミーパターンとの間隔を同じL2にすることができる。これにより、チップの各端辺の近傍におけるCMP処理時の研磨量を均等とする事が可能となる。
【0050】
また第1実施形態のステップS11において、チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより規定ギャップ値Lに近づける処理が行われる。
【0051】
これにより、チップの各端辺の近傍におけるCMP処理時の研磨量をさらに均等とする事が可能となる。また、チップ端辺−ダミーパターン間の領域にディッシングが発生することが防止できるため、ディッシングによる配線材料の剥がれを防止することが可能となる。また、チップ周辺部に耐湿リングが形成されている場合において、耐湿リング自体にディッシングが発生することを防止できるため、耐湿リングの剥がれや、耐湿リング近傍の配線材料の剥がれ等を防止することが可能となる。
【0052】
また、CMPの研磨量の均等化やディッシング防止の効果により、ステッパーによるパターン露光時の焦点深度のマージンを確保する事および平坦度不足による配線短絡や断線を防止する事が可能である。
【0053】
また従来技術においては、レチクル内の領域全体を1つの領域とみなしてダミーパターンの発生が行われていたが、第1実施形態のステップS7およびS8においては、チップ毎にダミー発生領域が発生され、それらダミー発生領域がセル化される。すなわち同一形状のダミー発生領域は一つのセルと認識され、セル毎にダミーパターンの発生が行われるため、重複したダミーパターンの発生処理を省くことが可能となる。これにより、ダミーパターンの発生処理時間の短縮化およびダミー配置データ量の削減が可能である。
【0054】
また第1実施形態のステップS17乃至S22においては、隣り合うダミー発生領域間での最外周ダミーパターン間の間隔が調べられ、最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さい違反ダミーパターンが消去される。ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さくなると、露光が不完全となる等の理由により、不完全な形状のダミーパターンが形成されることがあり問題である。第1実施形態のダミーパターンの作成方法により、規定ギャップ値違反のダミーパターンや不完全な形状のダミーパターンが発生する事を防止する事が可能となるため、さらにCMP研磨量を均等とする事や、ディッシング状態を防止する事が可能となる。
【0055】
第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態においてステップS11(チップ端辺−ダミーパターン間の間隔の調整処理)およびステップS19(規定ギャップ値違反の判断)が異なる実施形態である。
【0056】
ステップS11において、チップの各端辺とチップ端辺部ダミーD1乃至D4のダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより規定ギャップ値に近づける処理がおこなわれる。その処理後に、ダミーパターンの中心点がダミー発生領域RC1外に存在する場合、そのダミーパターンは消去される。ただし、ダミーパターンの一部の領域がダミー発生領域RC1外に存在するものの、中心点がダミー発生領域RC1内に存在する場合は、そのダミーパターンは消去されない。すなわち図5において、ダミーパターンDXは中心点がダミー発生領域RC1内に存在するため消去されない。こうしてダミー発生領域RC1乃至RC3毎にダミー配置データが作成される。
【0057】
そしてステップS19において規定ギャップ値違反の判定が行われる。すなわち図7に示す様に、ダミー発生領域RC1内の最外周に存在する最外周ダミーパターンが抽出され(ステップS17)、ダミー発生領域RC1とRC2との間の全ての最外周ダミーパターン間の間隔が調べられる(ステップS18)。そして最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さいダミーパターンは違反ありの判定がされ、互いに重なり合うか接触するダミーパターンは違反なしの判定がされる。すなわちダミーパターンDX2は違反あり、ダミーパターンDX3は違反なしの判定が行われる。
【0058】
その後、ダミー発生領域RC1乃至RC4のすべての最外周ダミーパターン間の間隔の組み合わせについて最外周ダミーパターン間の間隔の調査が終了すれば、違反ダミーパターンDX2をレチクル上に配置展開されたダミー配置データから削除する処理が行われる(ステップ22)。また、互いに接触または重なり合うダミーパターンDX3は、合成されて新たな1つのダミーパターンのダミー配置データとされて出力される(ステップS23)。
【0059】
これにより、ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値Lよりも小さくなる違反を防ぐことが可能となる。また、互いに接触または重なり合うダミーパターンは合成されて1つのダミーパターンとされるため、接触または重なり合うダミーパターンが消去される場合に比して、スクライブ領域に発生するダミーパターンの発生密度を高める事が可能となる。よって、さらにCMP研磨量を均等とする事や、ディッシング状態を防止する事が可能となる。
【0060】
またステップS11において、ダミーパターンの中心点がダミー発生領域外に存在する場合にそのダミーパターンが消去される処理が行われるため、隣り合うダミー発生領域の最外周ダミーパターンから一列分内側のダミーパターンとの規定ギャップ値違反を防ぐことが可能である。すなわち図7のダミーパターンDX3において、ダミー発生領域RC2からRC1側へはみ出したダミーパターンと、ダミー発生領域RC1の最外周ダミーパターンから一列分内側のダミーパターン(不図示)との間隔は、規定ギャップ値Lよりも小さくなることはないため、規定ギャップ値違反を防げる。
【0061】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態においては、ダミーパターンは正方形を例に説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、長方形でも可能であることは言うまでもない。
【0062】
ここで、本発明の技術思想により、従来技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1)スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、
前記スクライブラインを、チップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、
チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とするレチクルの作成方法。
(付記2)ダミー発生領域は、前記スクライブラインの中心線を境界線として構成されることを特徴とする付記1に記載のレチクルの作成方法。
(付記3)ダミー発生領域は、ダミー禁止領域を除いて構成されることを特徴とする付記1に記載のレチクルの作成方法。
(付記4)チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより前記規定ギャップ値に近づけるステップを有することを特徴とする、付記1乃至付記3の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記5)ダミー発生領域を、チップの端辺毎に端辺に対向するダミーパターンを含む部分領域に分割するステップと、
部分領域毎に、該部分領域内のダミーパターンを移動することによりチップの端辺とダミーパターンとの間隔を調整するステップとを有することを特徴とする付記4に記載のレチクルの作成方法。
(付記6)チップの端辺とダミーパターンとの間隔の調整後、
ダミーパターンの少なくとも一部がダミー発生領域外の領域に存在するかを判断するステップと、
ダミー発生領域外の領域に少なくとも一部が存在するダミーパターンを消去するステップとを有することを特徴とする、付記4または付記5の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記7)ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化するステップと、
セル毎にダミーパターンを発生するステップとを有することを特徴とする、付記1乃至付記3の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記8)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
隣り合うダミー発生領域間での、最外周ダミーパターン間の間隔を調べるステップとを有し、
前記最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値よりも小さい場合には最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップを有することを特徴とする、付記1乃至付記6の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記9)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
中心点がダミー発生領域外に存在する最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップとを有することを特徴とする、付記1乃至付記6の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記10)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップを有し、
隣接するダミー発生領域に、最外周ダミーパターンの少なくとも一部が存在するかどうかを判断するステップと、
隣接するダミー発生領域に、最外周ダミーパターンの少なくとも一部が存在する前記ダミーパターンを消去するステップとを有することを特徴とする、付記8または付記9の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記11)ダミーパターンは平坦度向上のためのダミーパターンであることを特徴とする、付記1乃至付記10の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
(付記12)スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、
前記スクライブラインを、チップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、
チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とするレチクルの作成プログラム。
(付記13)ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化するステップと、
セル毎にダミーパターンを発生するステップとを有することを特徴とする、付記12に記載のレチクルの作成プログラム。
(付記14)チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより前記規定ギャップ値に近づけるステップを有することを特徴とする、付記12に記載のレチクルの作成プログラム。
(付記15)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
隣り合うダミー発生領域間での、最外周ダミーパターン間の間隔を調べるステップとを有し、
前記最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値よりも小さい場合には最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップを有することを特徴とする、付記12に記載のレチクルの作成プログラム。
(付記16)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
中心点がダミー発生領域外に存在する最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップとを有することを特徴とする、付記12に記載のレチクルの作成プログラム。
(付記17)スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、
前記スクライブラインを、チップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、
チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とするレチクルデータの作成方法。
(付記18)ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化するステップと、
セル毎にダミーパターンを発生するステップとを有することを特徴とする、付記17に記載のレチクルデータの作成方法。
(付記19)チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより前記規定ギャップ値に近づけるステップを有することを特徴とする、付記17に記載のレチクルデータの作成方法。
(付記20)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
隣り合うダミー発生領域間での、最外周ダミーパターン間の間隔を調べるステップとを有し、
前記最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値よりも小さい場合には最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップを有することを特徴とする、付記17に記載のレチクルデータの作成方法。
(付記21)ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
中心点がダミー発生領域外に存在する最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップとを有することを特徴とする、付記17に記載のレチクルデータの作成方法。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、チップ中心点を基準点として規定ピッチでダミーパターンを発生させ、更に必要に応じてその後の間隔調整処理を行うことにより、チップ端辺とダミーパターン間との間隔を均等にすることが可能となる。そしてCMP処理時の研磨量を均等とする効果、またはディッシング状態を防止する効果が得られ、配線材料の剥がれ等を防止する事が可能なレチクルの作成方法、レチクルデータの作成方法およびレチクルの作成プログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すフローチャート(その1)である。
【図2】本発明の実施形態を示すフローチャート(その2)である
【図3】本発明の実施形態のレチクルを示す概念図である。
【図4】第1実施形態のダミー発生領域を示す第1概念図である。
【図5】第1実施形態のダミー発生領域を示す第2概念図である。
【図6】第1実施形態のダミー発生領域を示す第3概念図である。
【図7】第2実施形態のダミー発生領域を示す第1概念図である。
【図8】従来技術を示すフローチャートである。
【図9】従来技術のレチクルを示す概念図である。
【図10】従来技術のダミー発生領域を示す概念図である。
【符号の説明】
R1 スクライブ領域の中心線
RX1 ダミー発生禁止領域
C1乃至C4 チップ領域
RA 全ダミー発生領域
RC1乃至RC4 ダミー発生領域
L 規定ギャップ値
CP1 チップ中心点
LP 規定ピッチ値
M 規定辺長
RD1乃至RD4 ダミー選択エリア
D1乃至D4 チップ端辺部ダミー

Claims (5)

  1. スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、
    前記スクライブラインを、チップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、
    チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とするレチクルの作成方法。
  2. ダミー発生領域の領域形状を抽出し、領域形状毎にセル化するステップと、
    セル毎にダミーパターンを発生するステップとを有することを特徴とする、請求項1に記載のレチクルの作成方法。
  3. チップの各端辺とダミーパターンとの間隔を、ダミーパターンを移動させることにより前記規定ギャップ値に近づけるステップを有することを特徴とする、請求項1に記載のレチクルの作成方法。
  4. ダミー発生領域内の最外周に存在する最外周ダミーパターンを抽出するステップと、
    隣り合うダミー発生領域間での、最外周ダミーパターン間の間隔を調べるステップとを有し、
    前記最外周ダミーパターン間の間隔が規定ギャップ値よりも小さい場合には最外周ダミーパターンを消去する処理を行うステップを有することを特徴とする、請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載のレチクルの作成方法。
  5. スクライブライン上にダミーパターンを発生するにあたり、
    前記スクライブラインを、チップの端辺に接してなる領域を含んでチップ毎に分割し、ダミー発生領域として割り当てるステップと、
    チップ毎に割り当てられたダミー発生領域に、チップの中心点からの距離が規定ピッチの整数倍であり、規定ギャップ値の間隔を有してダミーパターンを繰り返し発生させるステップとを有することを特徴とするレチクルの作成プログラム。
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