JP2004294355A - 濃度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】試料中の旋光性物質の濃度を測定する方法として、試料に光を照射しその旋光角から濃度を求める方法は有用である。しかし、従来の装置構成では試料を挟んで両側に光源と光強度検出器があったため、装置自体の構成が複雑化し大きさも大きいものとなってしまう。
【解決手段】偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置した構成の装置を用いることで、試料の旋光度を測定することができる。これにより、装置構成が簡易化・小型化される。更に、同方法により、角度成分以外の成分を除くことができるため安定した旋光角の測定が可能であり、試料中の旋光性物質の濃度を求めることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置した構成の装置を用いることで、試料の旋光度を測定することができる。これにより、装置構成が簡易化・小型化される。更に、同方法により、角度成分以外の成分を除くことができるため安定した旋光角の測定が可能であり、試料中の旋光性物質の濃度を求めることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料中に含まれる旋光性物質の濃度、特にグルコースなどの糖類やアルブミンなどのタンパク類等の濃度を測定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
試料中のある物質の濃度を測定する手段として、その物質が旋光性を持っている場合には、試料に光を照射しその旋光角から物質の濃度を求める方法は有用であるといえる。光を用いる旋光角測定方式では、直接試料にふれる他方式と異なり、直接試料に触れることなく測定することが可能である。そのため、特にメンテナンス等を行わずに長い期間において装置の使用が可能であるといえる。
【0003】
旋光角測定方式の原理は次式、
θ(λ)=α(λ)・c・l
で表される。ここで、θ(λ)は光線の波長がλであるときの旋光角、α(λ)は光線の波長がλであるときの比旋光度、cは旋光性物質の濃度、lは測定光路長である。上式において、比旋光度αと測定光路長lは測定前に既知の値である。よって、旋光角θ(λ)を測定することにより、旋光性物質の濃度cが求まる。
【0004】
図3は一般的な旋光角測定装置例の概略図である(たとえば非特許文献1参照。)。光源301より出射した光線を第一の偏光子302に照射する。第一の偏光子302によって光線は第一の偏光子302の透過軸方向に光軸を持つ直線偏光となり、次に直線偏光を旋光角度変調素子303に照射する。旋光角度変調素子303を通過する際に直線偏光の偏光面は回転するが、仮に旋光角度変調素子303が電気光学的なものだとすると直線偏光の旋光角度は外部より旋光角度変調素子303に印加する電圧に依存する。次に旋光した直線偏光を試料304に照射する。ここで、直線偏光は試料304を通過する際、試料304中に含まれる旋光性物質によってその濃度に依存した角度だけ旋光される。次に試料304を通過した光線を第二の偏光子305に照射することで、第二の偏光子305の透過軸方向の光線のみが透過し、光検出器306の受光部に到達する。光検出器306は受光した光線の強度変化を電圧変化として出力するものである。従って光検出器306からの出力電圧の旋光角変調素子303に印加する電圧に対する依存性を測定することにより、試料304による旋光角θを測定することが出来る。
上記の従来例の方式に限らず、光を用いて旋光度から旋光性物質の濃度を測定する方式においては、光源と試料と光強度検出器が直線上にあり、試料を挟んで光源と光強度検出器が配置されている。
【0005】
【非特許文献1】
佐藤勝昭著「光と磁気」朝倉書店、1988年4月5日、p.5〜11
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記に記載した様な方法を用いた場合、試料を挟んで、光源と光強度検出器がそれぞれ別の側に配置されてしまう。一般に光源や光強度検出器は電気的に駆動する、もしくは電気信号を用いるものであるため、試料を挟んで両側に配置するとその電源や信号線の引き回し等に困難が生じる。また、特に試料が液体の場合などは光源や光強度検出器は完全な防水が必要となるが、試料を挟んで光源と光強度検出器が両側に配置されているため装置全体の構成に困難が生じる。また、測定装置自体も試料の両側に電気的な機器が必要となるため、大型になってしまう。
【0007】
そこで本発明では上記の課題を解決し、旋光角測定用の装置構成の簡易化や装置の小型化を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために本発明による濃度測定装置は、下記に記載の手段を採用する。すなわち本発明は、無偏光の光線を出力する光源と、試料と、光強度検出器を備え、試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光に分離する偏光ビームスプリッタと反射板を備え、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の濃度測定装置は、光線を出力する光源と、光線を直線偏光にする偏光子と、試料と、光強度検出器を備え、試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光に分離する偏光ビームスプリッタと反射板を備え、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置したことを特徴とする
【0010】
また、本発明の濃度測定装置は、試料が尿であり試料中の旋光性物質が尿中グルコースもしくは尿中アルブミンである場合により有用である。
【0011】
(作用)
試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置において、偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより装置を構成することで、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置することにより、濃度測定装置の構造の簡易化や装置自体の小型化が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明を利用した濃度測定装置の最適な実施形態を説明する。
【0013】
(第一の実施形態)
図1は本発明の第一の実施形態の例である。実施例の説明のために、図1においては図中に示すようにx軸とy軸を設定している。図1において、光源101より光線を出射する。ここで、光源101はレーザダイオードなど、ある一定の波長の光線を出射するものであり、無偏光の光線を出射するものとする。また、本実施例においては光源101から出射された光線(a)の振幅をAと仮定する。次に光源101より出射された光線を試料102に照射する。このとき、試料102が液体の場合は液体を入れる容器を配置し、その容器中に試料を入れるものとする。ここで、容器は液体の光路長が既知のもので、容器の素材としては旋光性がないものを用いる。これは、測定結果に容器の旋光度分が含まれてしまうことを防ぐためである。試料102に照射された光線の多くは試料102を透過するが、一部は試料102によって吸収、もしくは散乱される。ここでこの試料102を通過したときの光線の振幅の減衰率を1/αと仮定する。よって通過した光線(b)の振幅はA/αとなる。
【0014】
試料102を通過した光線を次に偏光ビームスプリッタ103に照射する。ここで偏光ビームスプリッタ103は、偏光ビ−ムスプリッタ103に対してs波成分を反射し、p波成分を透過するものである。すなわち、偏光ビ−ムスプリッタ103においてy方向の直線偏光が反射され、x方向の直線偏光が透過する。ここで、偏光ビ−ムスプリッタ103に入射した光線(b)は無偏光であるため、反射されるy方向の直線偏光(c)と透過するx方向の直線偏光(d)の光強度は等しくなる。すなわち、本実施例において偏光ビームスプリッタにおける反射、透過時の吸収・散乱による光強度の減衰はないものと仮定すると、光線(c)と光線(d)の振幅はA/2αとなる。
【0015】
光線(c)は偏光ビ−ムスプリッタ103への入射光に対して90°方向に出射され、第一の反射板104に到達する。このとき、第一の反射板104はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して45°となるようにする。すなわち、第一の反射板104で反射した光線はy方向に偏光した振幅A/2αの直線偏光となり、再度試料102に入射される。
【0016】
光線(d)は偏光ビームスプリッタ103を透過し、第二の反射板105に到達する。このとき、第二の反射板105はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して90°となるようにする。すなわち、第二の反射板105で反射した光線はx方向に偏光した振幅A/2αの直線偏光となり、光線(c)と同様に再度試料102に入射される。ここで、第一の反射板104と第二の反射板105における反射時の光の吸収はないものと仮定している。
【0017】
再度試料に入射した光線(c)と光線(d)は試料を通過する際、その光線の振幅は上記と同様に1/αに減衰される。よって、光線(c)と光線(d)の振幅はA/2α2となる。また試料中の旋光性物質によって、光線(c)と光線(d)の偏光面は、それぞれ旋光性物質の濃度に比例した分だけ旋光される。ここで、その旋光角をθとする。
【0018】
次に、再度試料を通過してきた光線(c)を偏光子106に照射させ、偏光子106の透過光を第一の光検出器107に入射させる。このとき、偏光子106の透過軸方向をx軸方向に設定しておいた場合、偏光子106を透過してきた光線(c)の振幅はAsinθ/2α2となり、第一の光検出器107からは光線の振幅の自乗、すなわち(Asinθ/2α2)2 に対応した出力が得られる。また、光線(d)に関しては再度試料102を通過してきた光線を直接、第二の光検出器108に入射させる。このとき、光線(d)の振幅はA/2α2であるので、第二の光検出器108からは(A/2α2)2 に対応した出力が得られる。
【0019】
上記より、第一の光検出器107と第二の光検出器108の出力から、sin2θに対応した値が得られるため、この値より、試料102を通過したときの旋光角θを求めることができる。ここで、光路長は既知であるため、試料中の旋光性物質の濃度cが求まる。
【0020】
上記のように、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置した構造においても試料の中の旋光性物質の濃度を測定することが可能である。更に本実施例方式においては、不確定な要素として挙げられる、光源から出射される光線の振幅Aや試料を通過する際の減衰の係数αを除くことができ、旋光角θの情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定ができる。
【0021】
(第二の実施形態)
図2は本発明の第二の実施形態の例である。図1と同様に実施例の説明のために、図2においても図中に示すようにx軸とy軸を設定している。図2において、光源101より光線を出射する。ここで、光源101は第一の実施例と同様にレーザダイオードなど、ある一定の波長の光線を出射するものであるが、その偏光面については特に規定しない。光源101より出射された光線を第一の偏光子201に照射する。このとき、偏光子201の透過軸方向はy軸となるように設定する。偏光子201を通過した光線(e)はy方向に偏光した直線偏光となり、本実施例においては偏光子201を通過した光線(e)の振幅をBと仮定する。次に偏光子201を通過した光線を試料102に照射する。試料102に関しては第一の実施例と同様である。試料102に照射された光線の多くは試料102を透過するが、一部は試料102によって吸収、もしくは散乱される。ここで試料102を通過したときの光線の振幅の減衰率を1/βと仮定する。よって通過した光線(f)の振幅はB/βとなる。また、光線(f)の偏光面は試料中の旋光性物質によってその濃度に比例した分だけ旋光するため、その旋光角をθと仮定すると、試料102と通過してきた光線(f)の偏光面はy軸方向からθだけ傾いた方向となる。
【0022】
次に試料102を通過した光線を偏光ビームスプリッタ103に照射する。ここで偏光ビームスプリッタ103は、偏光ビ−ムスプリッタ103に対してs波成分を反射し、p波成分を透過するものである。すなわち、偏光ビ−ムスプリッタ103においてy方向の直線偏光が反射され、x方向の直線偏光が透過する。ここで、偏光ビ−ムスプリッタ103に入射した光線(f)は偏光面がy軸方向からθだけ傾いた直線偏光であるため、反射されるy方向の直線偏光(g)の振幅はBcosθ/βとなり、透過するx方向の直線偏光(h)の振幅はBsinθ/βとなる。ここで、本実施例において偏光ビームスプリッタにおける反射、透過時の吸収・散乱による光強度の減衰はないものと仮定する。
【0023】
光線(g)は偏光ビ−ムスプリッタ103への入射光に対して90°方向に出射され、第一の反射板104に到達する。このとき、第一の反射板104はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して45°となるようにする。すなわち、第一の反射板104で反射した光線はy方向に偏光した振幅Bcosθ/βの直線偏光となり、再度試料102に入射される。
【0024】
光線(h)は偏光ビームスプリッタ103を透過し、第二の反射板105に到達する。このとき、第二の反射板105はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して90°となるようにする。すなわち、第二の反射板105で反射した光線はx方向に偏光した振幅Bsinθ/βの直線偏光となり、光線(g)と同様に再度試料102に入射される。ここで、第一の反射板104と第二の反射板105における反射時の光の吸収はないものと仮定している。
【0025】
再度試料に入射した光線(g)と光線(h)は試料を通過する際、その光線の振幅は上記と同様に1/βに減衰される。よって、光線(g)の振幅はBcosθ/β2となり、光線(h)の振幅はBsinθ/β2となる。また光線(f)と同様に試料中の旋光性物質によって、光線(g)と光線(h)の偏光面は、それぞれθだけ旋光される。
【0026】
次に、再度試料を通過してきた光線(g)を第二の偏光子202に照射させ、第二の偏光子202の透過光を第一の光検出器107に入射させる。このとき、第二の偏光子202の透過軸方向をx軸方向に設定しておいた場合、第二の偏光子202を透過してきた光線(g)の振幅はBcosθ・sinθ/2β2となり、第一の光検出器107からは光線の振幅の自乗、すなわち(Bcosθ・sinθ/2β2)2 に対応した出力が得られる。また、光線(h)に関しては再度試料102を通過してきた光線を直接、第二の光検出器108に入射させる。このとき、光線(h)の振幅はBsinθ/β2であるので、第二の光検出器108からは(Bsinθ/β2)2 に対応した出力が得られる。
【0027】
上記より、第一の光検出器107と第二の光検出器108の出力から、cos2θに対応した値が得られるため、この値より、試料102を通過したときの旋光角θを求めることができる。ここで、光路長は既知であるため、試料中の旋光性物質の濃度cが求まる。
【0028】
上記のように、入射光が無偏光でなく、偏光状態が特定できないような状態であっても、第一の実施例と同様に、光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置した構造においても試料の中の旋光性物質の濃度を測定することが可能であり、光源から出射される光線の振幅Bや試料を通過する際の減衰の係数βを除くことができ、旋光角θの情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定が可能である。
【0029】
上記の方式を用いることで、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置することができるため、濃度測定装置の構造が簡易化され、装置自体の小型化も可能である。例えば、光源と光強度検出器を同じ基板上に配置することも可能である。また、試料が液体の場合などは光源や光強度検出器などは電気信号等を用いるため、完全な防水が必要となるが、試料に対して同じ側にあることにより、光源と光強度検出器の防水をひとまとめにすることなども可能である。
【0030】
また、上記の方式を用いることで、例えば尿など色素の影響で測定毎に透過率に差がある試料の場合にも尿中に含まれる旋光性物質であるグルコース、アルブミンなどのより安定した濃度測定が可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明のように、本発明の濃度測定装置においては、下記に記載する効果を有する。
【0032】
偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより装置を構成することによって、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置した場合にも旋光度の測定が可能で、試料中の旋光性物質の濃度を測定できる。これにより、例えば、光源と光強度検出器を同じ基板上に配置するなどの方法を用いて、濃度測定装置の構造の簡易化や装置自体の小型化が可能である。
【0033】
更に本方式においては、旋光度の測定上不確定な要素として挙げられる、光源から出射される光線の振幅や試料を通過する際の減衰の係数を除くことができ、旋光角の情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定ができる。例えば尿など色素の影響で測定毎に透過率に差がある試料の場合にも測定が可能で、尿中に含まれる旋光性物質であるグルコース、アルブミンなどのより安定した濃度測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における濃度測定装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第二の実施形態における濃度測定装置の構成を示す図である。
【図3】従来例における旋光角度測定装置の概略図である。
【符号の説明】
101 光源
102 試料
103 偏光ビームスプリッタ
104 第一の反射板
105 第二の反射板
106 偏光子
107 第一の光検出器
108 第二の光検出器
201 第一の偏光子
202 第二の偏光子
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料中に含まれる旋光性物質の濃度、特にグルコースなどの糖類やアルブミンなどのタンパク類等の濃度を測定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
試料中のある物質の濃度を測定する手段として、その物質が旋光性を持っている場合には、試料に光を照射しその旋光角から物質の濃度を求める方法は有用であるといえる。光を用いる旋光角測定方式では、直接試料にふれる他方式と異なり、直接試料に触れることなく測定することが可能である。そのため、特にメンテナンス等を行わずに長い期間において装置の使用が可能であるといえる。
【0003】
旋光角測定方式の原理は次式、
θ(λ)=α(λ)・c・l
で表される。ここで、θ(λ)は光線の波長がλであるときの旋光角、α(λ)は光線の波長がλであるときの比旋光度、cは旋光性物質の濃度、lは測定光路長である。上式において、比旋光度αと測定光路長lは測定前に既知の値である。よって、旋光角θ(λ)を測定することにより、旋光性物質の濃度cが求まる。
【0004】
図3は一般的な旋光角測定装置例の概略図である(たとえば非特許文献1参照。)。光源301より出射した光線を第一の偏光子302に照射する。第一の偏光子302によって光線は第一の偏光子302の透過軸方向に光軸を持つ直線偏光となり、次に直線偏光を旋光角度変調素子303に照射する。旋光角度変調素子303を通過する際に直線偏光の偏光面は回転するが、仮に旋光角度変調素子303が電気光学的なものだとすると直線偏光の旋光角度は外部より旋光角度変調素子303に印加する電圧に依存する。次に旋光した直線偏光を試料304に照射する。ここで、直線偏光は試料304を通過する際、試料304中に含まれる旋光性物質によってその濃度に依存した角度だけ旋光される。次に試料304を通過した光線を第二の偏光子305に照射することで、第二の偏光子305の透過軸方向の光線のみが透過し、光検出器306の受光部に到達する。光検出器306は受光した光線の強度変化を電圧変化として出力するものである。従って光検出器306からの出力電圧の旋光角変調素子303に印加する電圧に対する依存性を測定することにより、試料304による旋光角θを測定することが出来る。
上記の従来例の方式に限らず、光を用いて旋光度から旋光性物質の濃度を測定する方式においては、光源と試料と光強度検出器が直線上にあり、試料を挟んで光源と光強度検出器が配置されている。
【0005】
【非特許文献1】
佐藤勝昭著「光と磁気」朝倉書店、1988年4月5日、p.5〜11
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記に記載した様な方法を用いた場合、試料を挟んで、光源と光強度検出器がそれぞれ別の側に配置されてしまう。一般に光源や光強度検出器は電気的に駆動する、もしくは電気信号を用いるものであるため、試料を挟んで両側に配置するとその電源や信号線の引き回し等に困難が生じる。また、特に試料が液体の場合などは光源や光強度検出器は完全な防水が必要となるが、試料を挟んで光源と光強度検出器が両側に配置されているため装置全体の構成に困難が生じる。また、測定装置自体も試料の両側に電気的な機器が必要となるため、大型になってしまう。
【0007】
そこで本発明では上記の課題を解決し、旋光角測定用の装置構成の簡易化や装置の小型化を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために本発明による濃度測定装置は、下記に記載の手段を採用する。すなわち本発明は、無偏光の光線を出力する光源と、試料と、光強度検出器を備え、試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光に分離する偏光ビームスプリッタと反射板を備え、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の濃度測定装置は、光線を出力する光源と、光線を直線偏光にする偏光子と、試料と、光強度検出器を備え、試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光に分離する偏光ビームスプリッタと反射板を備え、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置したことを特徴とする
【0010】
また、本発明の濃度測定装置は、試料が尿であり試料中の旋光性物質が尿中グルコースもしくは尿中アルブミンである場合により有用である。
【0011】
(作用)
試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置において、偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより装置を構成することで、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置することにより、濃度測定装置の構造の簡易化や装置自体の小型化が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明を利用した濃度測定装置の最適な実施形態を説明する。
【0013】
(第一の実施形態)
図1は本発明の第一の実施形態の例である。実施例の説明のために、図1においては図中に示すようにx軸とy軸を設定している。図1において、光源101より光線を出射する。ここで、光源101はレーザダイオードなど、ある一定の波長の光線を出射するものであり、無偏光の光線を出射するものとする。また、本実施例においては光源101から出射された光線(a)の振幅をAと仮定する。次に光源101より出射された光線を試料102に照射する。このとき、試料102が液体の場合は液体を入れる容器を配置し、その容器中に試料を入れるものとする。ここで、容器は液体の光路長が既知のもので、容器の素材としては旋光性がないものを用いる。これは、測定結果に容器の旋光度分が含まれてしまうことを防ぐためである。試料102に照射された光線の多くは試料102を透過するが、一部は試料102によって吸収、もしくは散乱される。ここでこの試料102を通過したときの光線の振幅の減衰率を1/αと仮定する。よって通過した光線(b)の振幅はA/αとなる。
【0014】
試料102を通過した光線を次に偏光ビームスプリッタ103に照射する。ここで偏光ビームスプリッタ103は、偏光ビ−ムスプリッタ103に対してs波成分を反射し、p波成分を透過するものである。すなわち、偏光ビ−ムスプリッタ103においてy方向の直線偏光が反射され、x方向の直線偏光が透過する。ここで、偏光ビ−ムスプリッタ103に入射した光線(b)は無偏光であるため、反射されるy方向の直線偏光(c)と透過するx方向の直線偏光(d)の光強度は等しくなる。すなわち、本実施例において偏光ビームスプリッタにおける反射、透過時の吸収・散乱による光強度の減衰はないものと仮定すると、光線(c)と光線(d)の振幅はA/2αとなる。
【0015】
光線(c)は偏光ビ−ムスプリッタ103への入射光に対して90°方向に出射され、第一の反射板104に到達する。このとき、第一の反射板104はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して45°となるようにする。すなわち、第一の反射板104で反射した光線はy方向に偏光した振幅A/2αの直線偏光となり、再度試料102に入射される。
【0016】
光線(d)は偏光ビームスプリッタ103を透過し、第二の反射板105に到達する。このとき、第二の反射板105はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して90°となるようにする。すなわち、第二の反射板105で反射した光線はx方向に偏光した振幅A/2αの直線偏光となり、光線(c)と同様に再度試料102に入射される。ここで、第一の反射板104と第二の反射板105における反射時の光の吸収はないものと仮定している。
【0017】
再度試料に入射した光線(c)と光線(d)は試料を通過する際、その光線の振幅は上記と同様に1/αに減衰される。よって、光線(c)と光線(d)の振幅はA/2α2となる。また試料中の旋光性物質によって、光線(c)と光線(d)の偏光面は、それぞれ旋光性物質の濃度に比例した分だけ旋光される。ここで、その旋光角をθとする。
【0018】
次に、再度試料を通過してきた光線(c)を偏光子106に照射させ、偏光子106の透過光を第一の光検出器107に入射させる。このとき、偏光子106の透過軸方向をx軸方向に設定しておいた場合、偏光子106を透過してきた光線(c)の振幅はAsinθ/2α2となり、第一の光検出器107からは光線の振幅の自乗、すなわち(Asinθ/2α2)2 に対応した出力が得られる。また、光線(d)に関しては再度試料102を通過してきた光線を直接、第二の光検出器108に入射させる。このとき、光線(d)の振幅はA/2α2であるので、第二の光検出器108からは(A/2α2)2 に対応した出力が得られる。
【0019】
上記より、第一の光検出器107と第二の光検出器108の出力から、sin2θに対応した値が得られるため、この値より、試料102を通過したときの旋光角θを求めることができる。ここで、光路長は既知であるため、試料中の旋光性物質の濃度cが求まる。
【0020】
上記のように、光強度検出器を光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に配置した構造においても試料の中の旋光性物質の濃度を測定することが可能である。更に本実施例方式においては、不確定な要素として挙げられる、光源から出射される光線の振幅Aや試料を通過する際の減衰の係数αを除くことができ、旋光角θの情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定ができる。
【0021】
(第二の実施形態)
図2は本発明の第二の実施形態の例である。図1と同様に実施例の説明のために、図2においても図中に示すようにx軸とy軸を設定している。図2において、光源101より光線を出射する。ここで、光源101は第一の実施例と同様にレーザダイオードなど、ある一定の波長の光線を出射するものであるが、その偏光面については特に規定しない。光源101より出射された光線を第一の偏光子201に照射する。このとき、偏光子201の透過軸方向はy軸となるように設定する。偏光子201を通過した光線(e)はy方向に偏光した直線偏光となり、本実施例においては偏光子201を通過した光線(e)の振幅をBと仮定する。次に偏光子201を通過した光線を試料102に照射する。試料102に関しては第一の実施例と同様である。試料102に照射された光線の多くは試料102を透過するが、一部は試料102によって吸収、もしくは散乱される。ここで試料102を通過したときの光線の振幅の減衰率を1/βと仮定する。よって通過した光線(f)の振幅はB/βとなる。また、光線(f)の偏光面は試料中の旋光性物質によってその濃度に比例した分だけ旋光するため、その旋光角をθと仮定すると、試料102と通過してきた光線(f)の偏光面はy軸方向からθだけ傾いた方向となる。
【0022】
次に試料102を通過した光線を偏光ビームスプリッタ103に照射する。ここで偏光ビームスプリッタ103は、偏光ビ−ムスプリッタ103に対してs波成分を反射し、p波成分を透過するものである。すなわち、偏光ビ−ムスプリッタ103においてy方向の直線偏光が反射され、x方向の直線偏光が透過する。ここで、偏光ビ−ムスプリッタ103に入射した光線(f)は偏光面がy軸方向からθだけ傾いた直線偏光であるため、反射されるy方向の直線偏光(g)の振幅はBcosθ/βとなり、透過するx方向の直線偏光(h)の振幅はBsinθ/βとなる。ここで、本実施例において偏光ビームスプリッタにおける反射、透過時の吸収・散乱による光強度の減衰はないものと仮定する。
【0023】
光線(g)は偏光ビ−ムスプリッタ103への入射光に対して90°方向に出射され、第一の反射板104に到達する。このとき、第一の反射板104はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して45°となるようにする。すなわち、第一の反射板104で反射した光線はy方向に偏光した振幅Bcosθ/βの直線偏光となり、再度試料102に入射される。
【0024】
光線(h)は偏光ビームスプリッタ103を透過し、第二の反射板105に到達する。このとき、第二の反射板105はy軸方向と平行に配置し、その反射面は入射光に対して90°となるようにする。すなわち、第二の反射板105で反射した光線はx方向に偏光した振幅Bsinθ/βの直線偏光となり、光線(g)と同様に再度試料102に入射される。ここで、第一の反射板104と第二の反射板105における反射時の光の吸収はないものと仮定している。
【0025】
再度試料に入射した光線(g)と光線(h)は試料を通過する際、その光線の振幅は上記と同様に1/βに減衰される。よって、光線(g)の振幅はBcosθ/β2となり、光線(h)の振幅はBsinθ/β2となる。また光線(f)と同様に試料中の旋光性物質によって、光線(g)と光線(h)の偏光面は、それぞれθだけ旋光される。
【0026】
次に、再度試料を通過してきた光線(g)を第二の偏光子202に照射させ、第二の偏光子202の透過光を第一の光検出器107に入射させる。このとき、第二の偏光子202の透過軸方向をx軸方向に設定しておいた場合、第二の偏光子202を透過してきた光線(g)の振幅はBcosθ・sinθ/2β2となり、第一の光検出器107からは光線の振幅の自乗、すなわち(Bcosθ・sinθ/2β2)2 に対応した出力が得られる。また、光線(h)に関しては再度試料102を通過してきた光線を直接、第二の光検出器108に入射させる。このとき、光線(h)の振幅はBsinθ/β2であるので、第二の光検出器108からは(Bsinθ/β2)2 に対応した出力が得られる。
【0027】
上記より、第一の光検出器107と第二の光検出器108の出力から、cos2θに対応した値が得られるため、この値より、試料102を通過したときの旋光角θを求めることができる。ここで、光路長は既知であるため、試料中の旋光性物質の濃度cが求まる。
【0028】
上記のように、入射光が無偏光でなく、偏光状態が特定できないような状態であっても、第一の実施例と同様に、光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置した構造においても試料の中の旋光性物質の濃度を測定することが可能であり、光源から出射される光線の振幅Bや試料を通過する際の減衰の係数βを除くことができ、旋光角θの情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定が可能である。
【0029】
上記の方式を用いることで、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置することができるため、濃度測定装置の構造が簡易化され、装置自体の小型化も可能である。例えば、光源と光強度検出器を同じ基板上に配置することも可能である。また、試料が液体の場合などは光源や光強度検出器などは電気信号等を用いるため、完全な防水が必要となるが、試料に対して同じ側にあることにより、光源と光強度検出器の防水をひとまとめにすることなども可能である。
【0030】
また、上記の方式を用いることで、例えば尿など色素の影響で測定毎に透過率に差がある試料の場合にも尿中に含まれる旋光性物質であるグルコース、アルブミンなどのより安定した濃度測定が可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明のように、本発明の濃度測定装置においては、下記に記載する効果を有する。
【0032】
偏光ビームスプリッタと反射板を組み合わせることにより装置を構成することによって、電源配線や電気信号配線が必要な光源と光強度検出器を試料に対して同じ側に配置した場合にも旋光度の測定が可能で、試料中の旋光性物質の濃度を測定できる。これにより、例えば、光源と光強度検出器を同じ基板上に配置するなどの方法を用いて、濃度測定装置の構造の簡易化や装置自体の小型化が可能である。
【0033】
更に本方式においては、旋光度の測定上不確定な要素として挙げられる、光源から出射される光線の振幅や試料を通過する際の減衰の係数を除くことができ、旋光角の情報だけを取り出すこと可能であるため安定した測定ができる。例えば尿など色素の影響で測定毎に透過率に差がある試料の場合にも測定が可能で、尿中に含まれる旋光性物質であるグルコース、アルブミンなどのより安定した濃度測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における濃度測定装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第二の実施形態における濃度測定装置の構成を示す図である。
【図3】従来例における旋光角度測定装置の概略図である。
【符号の説明】
101 光源
102 試料
103 偏光ビームスプリッタ
104 第一の反射板
105 第二の反射板
106 偏光子
107 第一の光検出器
108 第二の光検出器
201 第一の偏光子
202 第二の偏光子
Claims (3)
- 無偏光の光線を出力する光源と、試料と、光強度検出器とを備え、前記試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより前記試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光とに分離する偏光ビームスプリッタと反射板とを備え、前記光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に前記光強度検出器を配置した濃度測定装置。
- 光線を出力する光源と、光線を直線偏光にする偏光子と、試料と、光強度検出器とを備え、前記試料中の旋光性物質による旋光角を測定することにより前記試料中の旋光性物質の濃度を測定する濃度測定装置であって、入射した光線をp偏光とs偏光とに分離する偏光ビームスプリッタと反射板とを備え、前記光源からの光線が入射した試料面と等しい面より出射される反射光を検出可能な位置に前記光強度検出器を配置した濃度測定装置。
- 前記試料は尿であり、前記試料中の旋光性物質は尿中グルコースまたは尿中アルブミンであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の濃度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003089594A JP2004294355A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003089594A JP2004294355A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 濃度測定装置 |
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Family Applications (1)
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JP2003089594A Pending JP2004294355A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 濃度測定装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2022239641A1 (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-17 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003089594A patent/JP2004294355A/ja active Pending
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