JPH09178608A - 消光比測定方法および消光比測定装置 - Google Patents

消光比測定方法および消光比測定装置

Info

Publication number
JPH09178608A
JPH09178608A JP33837495A JP33837495A JPH09178608A JP H09178608 A JPH09178608 A JP H09178608A JP 33837495 A JP33837495 A JP 33837495A JP 33837495 A JP33837495 A JP 33837495A JP H09178608 A JPH09178608 A JP H09178608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
extinction ratio
optical
optical paths
linear polarizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33837495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3021338B2 (ja
Inventor
Keisuke Fukuchi
圭介 福地
Debaraji Barashigamani
デバラジ バラシガマニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO KK
Original Assignee
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K
SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K, SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO KK filed Critical SEITAI HIKARI JOHO KENKYUSHO K
Priority to JP7338374A priority Critical patent/JP3021338B2/ja
Publication of JPH09178608A publication Critical patent/JPH09178608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021338B2 publication Critical patent/JP3021338B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、直線偏光子の消光比を測定する消光
比測定方法および消光比測定装置に関し、直線偏光子の
消光比を高精度に測定する。 【解決手段】光ヘテロダイン光学系を用い、被測定体で
ある直線偏光子7を光路1の光軸を中心に回転させ、光
検出器10で検出されるビート信号の、最大値と最小値
を検出し、それらの比として求められる消光比を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線偏光子の消光
比を測定する消光比測定方法および消光比測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入射光のうちのある方向に偏
光した直線偏光光のみを透過もしくは反射する直線偏光
子が従来より知られており、その代表的なものとして
は、例えば、グラン−トムソン・プリズム、グラン−テ
イラー・プリズム、二色性偏光板等が知られている。以
下、これら各種直線偏光子の概略について説明する。
【0003】(グラン−トムソン・プリズム)図4は、
グラン−トムソン・プリズムの模式図である。グラン−
トムソン・プリズムは、透過光が直進すること、かつ視
野が最大ということから理想に近いものとされ、もっと
も広く用いられている。このグラン−トムソン・プリズ
ムは、図4のように斜めに分割された2片の方解石がカ
ナダバルサムで接着されたものである。光学軸は紙面に
垂直である。常光線Oはバルサム面で全反射され光路外
に出されて、通過する光線は異常光線Eである。
【0004】(グラン−テイラー・プリズム)図5は、
グラン−テイラー・プリズムの模式図である。このグラ
ン−テイラー・プリズムは、グラン−トムソン・プリズ
ムの接着面を空気層にし、約215nmまでの紫外線領
域にも用い得るようにしたものである。図5に示すよう
に、2片の方解石の光学軸は紙面に垂直であって、常光
線Oは空気層で全反射され、異常光線Eが透過する。
【0005】(二色性偏光板)二色性偏光板は、互いに
直交する偏光面を持つ直線偏光の一方(常光線または異
常光線のどちらか一方)をほぼ吸収し、他方をほとんど
吸収しない複屈折性材料の一種である二色性材料で作ら
れている。最新の二色性偏光板は、プラスチックシート
を引きのばすことにより分子が整列させられた(したが
って複屈折性が生じる)分子構造を持ち、色素の分子が
選択的にくっつきあう材料でつくられている。常光線ま
たは異常光線のどちらか一方の選択的な吸収は化学結合
方向により決定される。
【0006】直線偏光子によって取り出された偏光は、
理想的には偏光状態がただ一つに決まった完全偏光であ
ることが望ましいが、実際には非偏光の部分を必ず含ん
でいる。直線偏光子は、図6のように、2個を1組とし
て一方を直線偏光子に、他方を直線検光子に用いること
が多い。直線偏光子によって、その透過軸に一致した振
動面の直線偏光が取り出され、直線検光子では、さらに
その透過軸方向の成分のみが取り出された直線偏光とな
り、検出器に入る。その強度は、直線偏光子と直線検光
子との透過軸のなす角θによって変化する。θが0のと
き強度は最大となりこの状態を歴史的に平行ニコル(の
状態)という。またこの状態で直線偏光子に入射する光
に対する強度透過率を平行位透過率といい、自然光が入
射したときには、理想的な直線偏光子では0.5とな
る。一方、θが90°の場合、直線偏光子から射出した
直線偏光は直線検光子の透過軸方向の成分を持たないの
で、理想的には強度は0となる。これを消光といい、こ
の消光の状態を歴史的に直交ニコル(の状態)という。
現実の素子では、消光状態でも透過強度は有限であっ
て、直線偏光子に入射する光に対する直線検光子から取
り出される光の強度透過率を直交位透過率と呼ぶ。直交
位透過率と平行位透過率の比をとると、消光状態での直
線検光子の透過率となり、これを消光比(extinc
tion ratio)と呼ぶ。
【0007】図6の配置で、直線偏光子を固定し光軸を
中心に直線検光子を回転したときの直線検光子の透過率
の変化を、消光位置付近だけを拡大して示すと図7のよ
うになる。この図7の下側のグラフから順に、それぞ
れ、直線偏光子の消光比が10 -6,10-5,10-4の場
合である。消光比が小さくなるほど消光はθの変化に対
してシャープであり、消光位置が正確に決まることがわ
かる。市販の直線偏光子のうち、複屈折を利用したグラ
ン−トムソン・プリズム、グラン−テイラー・プリズム
では10-5〜10-6、二色性を利用した偏光板では10
-3〜10-4程度の消光比が得られる。
【0008】直線偏光子の消光比を精密に測定する従来
の方法としては、測定対象となる直線検光子を図6の直
線偏光子の位置に配置し、透過してきた光パワーを検出
器で直接検波するというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】性能の良い直線偏光子
になるとその消光比は10-6以下になる。このようなと
き、測定入射光量を10mWとしても、消光状態での透
過光強度は、数nWオーダーになる。現在、ナノワット
オーダーの光量を測定できる光パワーメーターは各種市
販されているが、直線偏光子本体の正確な減光度を測定
するためには、測定系からの透光や、室内の背景光を完
全に取り除かなければならず、装置や環境に工夫が必要
である。
【0010】また、消光状態での光量測定の精度を上げ
るために、入射光量をたとえば1Wにしたとすると、こ
のとき、消光状態での透過光量は1μmW弱となり透光
や背景光の影響を比較的受けにくくなる。その結果、測
定精度が向上することになる。しかし、1Wから1μW
以下にわたる光量を測定することのできる広いダイナミ
ックレンジを持つパワーメーターは市販されておらず、
2種類以上のパワーメーターを使用しなければならな
い。このときには、使用するパワーメーター間での校正
が必要となる。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、直線偏
光子の消光比を高精度に測定することのできる消光比測
定方法、およびその方法の実施に好適な消光比測定装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の消光比測定方法は、光源から射出された光を、その
光が2つの光路を辿るように二分し、これら二分された
2つの光路のうちの少なくとも一方の光路を辿る光の周
波数をシフトした後これら2つの光路を辿った光を重畳
して光検出器に導く光ヘテロダイン検出装置を用意し、
上記2つの光路のうちのいずれか一方の光路上に被測定
体を配置し、上記被測定体をその一方の光路を軸として
回転させながら、上記光検出器で検出されるビート信号
の、上記被測定体が回転する間の最大値と最小値を検出
することにより、これら最大値と最小値との比である消
光比を求めることを特徴とする。
【0013】また、上記本発明の消光比測定方法の実施
に好適な本発明の消光比測定装置は、光源から射出され
た光を、その光が2つの光路を辿るように二分し、これ
ら二分された2つの光路のうちの少なくとも一方の光路
を辿る光の周波数をシフトした後これら2つの光路を辿
った光を重畳して光検出器に導く光ヘテロダイン検出系
と、上記2つの光路のうちのいずれか一方の光路上に配
置される被測定体をその一方の光路を軸として回転させ
るための回転ユニットと、上記光検出器で検出されるビ
ート信号の、上記被測定体が回転する間の最大値と最小
値を検出して、これら最大値と最小値との比である消光
比を算出する演算ユニットとを備えたことを特徴とす
る。
【0014】ここで、上記本発明の消光比測定装置にお
いて、上記光源から射出された後上記2つの光路を辿っ
た光が重畳される迄の間の光路上の少なくとも一箇所
に、光の直線偏光の方向ないし状態を調整する偏光調整
ユニットを備えることが好ましい。この場合に、その偏
光調整ユニットが、上記2つの光路のうちの一方の光路
を辿る光の周波数をシフトする周波数シフタの、光の進
行方向下流側に配置されてなることが好ましい。あるい
は、その偏光調整ユニットが、上記光源から射出された
後二分される前の光の光路上に配置されていてもよい。
【0015】上記偏光調整ユニットを、相対に光の進行
方向上流側および下流側にそれぞれ配置された、二分の
一波長板および直線偏光子のペアで構成することが好ま
しい。尚、本発明の消光比測定装置において、回転ユニ
ットは、モータ等により被測定体を自動回転させるもの
であってもよいが、それに限られず、回転自在に固定す
る治具等であって、被測定体を手動で回転させるもので
あってもよい。
【0016】本発明は、直線偏光子からの透過光量を測
定する光学系に光ヘテロダイン検出技術を用いる。光ヘ
テロダイン検出技術とは、周波数のわずかに異なる、位
相の揃った光波を、偏光面を一致させて重ね合わせるこ
とにより生じるうなり(ビート信号)を検出し、その強
度や周波数を観測する技術である。ビート信号の強度は
合波する光の強度に比例する。光ヘテロダイン検出法
は、極めて広いダイナミックレンジを有することが特徴
である。通常12桁におよぶ信号レベル差の検出が可能
であり、したがって、上述の課題であったパワーメータ
の交換の問題は本質的に解決される。また、光ヘテロダ
イン検出法はビート周波数に注目して信号検出をするの
で、迷光や背景光の影響を本質的に受けない。このよう
に、光ヘテロダイン検出法を消光比測定に用いることに
より、従来にない高精度の測定が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、マッハツェンダー型光ヘテロダイン
検出系を用いた本発明の一実施形態の概略構成図であ
る。光源1としては単一周波数で発振する直線偏光レー
ザが好適に採用される。光源1から発せられた光1a
は、コリメータレンズ系2により平行光束に変換されビ
ームスプリッタ3により光路1を辿る光と光路2を辿る
光とに二分される。
【0018】光路1を辿る光はミラー4で反射された後
周波数シフタ5で周波数シフトを受け、その後、1/2
波長波6aと直線偏光子6bとのペアからなる偏光調整
ユニット6により偏光状態ないし偏光方向が調整され、
被測定体である直線偏光子7を経由し、ビーム合成器9
を経由して光検出器10に至る。ここで、偏光調整ユニ
ット6は、光源1から射出され光路1を辿る光の直線偏
光状態ないし直線偏光方向が周波数シフタ5によって乱
される場合があるため、その偏光状態およびその偏光方
向を調整するためのものである。また、直線偏光子7は
回転装置8により、光路2の光軸を中心軸として回転さ
れる。
【0019】一方、ビームスプリッタ3で二分され光路
2を辿る光は、周波数シフタ11により周波数シフタ5
の周波数シフト量とは異なる周波数シフト量だけ周波数
シフトされ、ミラー12で反射した後、1/2波長板1
3aと直線偏光子13bとからなる偏光調整ユニット1
3により偏光状態ないし偏光方向が調整される。この偏
光調整ユニット13は、周波数シフタによって乱される
13bとからなる偏光整ユニット13により、周波数シ
フタ11によって乱されることのある直線偏光状態ない
し直線偏光方向を調整するためのものである。光路2を
辿る光は、偏光調整ユニット13を出た後、ビーム合成
器9により、光路1を辿った光と重畳されて光検出器1
0に入射する。光路1,2を辿った2つの光は周波数シ
フタ5,11で互いに異なる周波数シフト量だけ周波数
シフトされた光であるため、光検出器10ではビート信
号が検出される。このビート信号はプロセッサ14に入
力され、プロセッサ14では後述する信号処理が行われ
る。
【0020】なお、図1に示す例では、光路1と光路2
の双方に周波数シフタが設けられているが、光ヘテロダ
イン検出では、互いに周波数が異なる光を合波させれば
よく、したがって、どちらか一方の光路にのみ周波数シ
フタが設けられていてもよい。さて、図1の実施形態に
おいては、はじめは被測定体である直線偏光子7を取り
除いておき以下の調整を行う。
【0021】直線偏光子6bと直線偏光子13bを、そ
れぞれを透過する偏光成分が互いに平行になるようにし
て、光路1と光路2中にそれぞれ設置する。1/2波長
板6aを回転させて直線偏光子6bを透過する光強度が
最大になるように調整する。同様に、1/2波長板13
aを回転させて直線偏光子13bを透過する光強度が最
大になるように調整する。これらの調整は、上述したよ
うに、各周波数シフタ5、11を通過した後の光路1と
光路2を辿る2ビームの偏光面を各直線偏光子6b、1
3bに最適化させるためである。このような調整の後、
ビーム合成器9を介して、光路1を経由したビームと光
路2を経由したビームを重畳させる。二つの周波数シフ
タ5,11により光周波数のわずかに異なる2本のビー
ムが干渉することになり、これを光検出器10により電
気信号に変換しビート信号を得る。このビート信号が最
大になるようミラーの角度調整を十分行うことが重要で
ある。また、このビート信号を見ながら、前述のように
して位置を定めた1/2波長板13aと直線偏光子13
bとからなる偏光調整ユニット13を光路2についてさ
らに調整を行い、ビート信号が最大になるようにするこ
とも必要である。光ヘテロダイン検出法のダイナミック
レンジは、2つのビームの光軸の完全合致と偏光面の完
全合致により支えられるので、これらの調整が重要なの
である。さて、以上のような調整がとれたところで被測
定体である直線偏光子7を光路1上に配置して、回転さ
せることにより信号レベルが変化する。この回転に対す
るビート信号をプロセッサ14に送り、ビート信号レベ
ルの最大値と最小値とを記録する。この両者の比を計算
することにより直線偏光子7の消光比を求めることがで
きる。
【0022】なお、ビーム合成器9によって合波される
もう一方の光線(図1中で点線で示す)を検出器15に
よって検出し、その検出信号と検出器10の信号とを電
気的に加え合わせることにより、感度を向上させるダブ
ル・バランス型検出を行ってもよい。尚、本実施形態で
は回転装置8は例えばモータ等であり、直線偏光子7を
自動的に回転させるものであるが、直線偏光子7を回転
自在な治具に固定し、その治具を手動で回転させる構成
であってもよい。
【0023】図2は、本発明の他の実施形態の概略構成
図である。図1に示す実施形態との相違点について説明
する。この構成は、1/2波長板21aと直線偏光子2
1bとを組合せた偏光調整ユニット21および周波数シ
フタ11をそれぞれ一組だけ用いることとし、低コスト
化を図ったものである。光源1から射出されたレーザ光
1aはコリメートされた後、1/2波長板21aと直線
偏光子21bとからなる偏光調整ユニット21系に導か
れるが、1/2波長板21aを回転させ直線偏光子21
bを透過する光強度が最大になるように調整される。こ
の実施形態における偏光調整ユニット21は、周波数シ
フタ11により乱された偏光の補正という意味合いはな
く、光源1から射出される直線偏光光に混入する非偏光
成分の除去が目的である。偏光調整ユニット21を経由
した直線偏光光は、マッハツェンダー型光ヘテロダイン
検出系に導入され、ビームスプリッタ3により光路1と
光路2とに二分割される。光路1を辿り被測定体である
直線偏光子7を透過したビームと、光路2を辿り周波数
シフタ11によって光周波数がわずかに変化したビーム
とがビーム合成器9で重畳され、図1での説明と同様の
原理によりビート信号が検出される。この信号レベルは
被測定体の透過率に比例するものであり、図1について
の説明と同様にして消光比を求めることができる。コス
ト的に許される場合は、光路2中の周波数シフタ11の
光進行方向下流側にも、光ヘテロダイン検出を効率的に
行うための、1/2波長板と直線偏光子とからなる偏光
調整ユニットを配置することが望ましい。
【0024】図3は、本発明のもう1つの実施形態の概
略構成図である。図2に示す実施形態と比べ偏光調整ユ
ニット21が省かれている。ビーム合成器9で純粋な直
線偏光光どうしが重畳されて光検出器10に入射される
ことが好ましいが、光ヘテロダイン法はもともと外乱光
に強い性質をもっており、極限的な高精度で必要としな
い場合は、光源1として直線偏光レーザを採用し、その
直線偏光レーザから射出される直線偏光レーザ光の非偏
光成分の除去は行なわずにその直線偏光レーザ光をその
まま用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】光ヘテロダイン検出法は、きわめて広い
ダイナミックレンジを有することがその特徴である。通
常、測定入射光量30μWでダイナミックレンジ120
dB(12桁におよぶ測定範囲)、換算最小検出感度3
×10-17 Wという高性能が得られる。これによって、
消光比の非常に良い直線偏光子であってもマイクロワッ
トオーダーの入射光量で原理的には10-10 以上におよ
ぶ消光比の測定が実現できる。
【0026】また、光ヘテロダイン検出法は、波面整合
により生じたビート信号を観測するわけであるから、迷
光や背景光の影響は全くない。したがって、それらの除
去を考慮することなく測定を行うことができる。このよ
うにして本発明の提供する消去光測定方法、消光比測定
装置により、従来は測定不能であった環境のもとで消光
比の大きな直線偏光子の能力を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マッハツェンダー型光ヘテロダイン検出系を用
いた本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態の概略構成図である。図
1に示す実施形態との相違点について説明する。
【図3】本発明のもう1つの実施形態の概略構成図であ
る。
【図4】グラン−トムソン・プリズムの模式図である。
【図5】グラン−テイラー・プリズムの模式図である。
【図6】直線偏光子の一般的使用法の説明図である。
【図7】直線検光子の回転角に対する透過率のグラフを
示す図である。
【符号の説明】
1 光路 1a 光 2 コリメータレンズ系 3 ビームスプリッタ 4,12 ミラー 5,11 周波数シフタ 6 偏光調整ユニット 6a 1/2波長板 6b 直線偏光子 7 直線偏光子 8 回転装置 9 ビーム合成器 10 光検出器 13 偏光調整ユニット 13a 1/2波長板 13b 直線偏光子 14 プロセッサ 21 偏光調整ユニット 21a 1/2波長板 21b 直線偏光子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出された光を、該光が2つの
    光路を辿るように二分し、これら二分された2つの光路
    のうちの少なくとも一方の光路を辿る光の周波数をシフ
    トした後これら2つの光路を辿った光を重畳して光検出
    器に導く光ヘテロダイン検出装置を用意し、 前記2つの光路のうちのいずれか一方の光路上に被測定
    体を配置し、該被測定体を、該一方の光路を軸として回
    転させながら、前記光検出器で検出されるビート信号
    の、該被測定体が回転する間の最大値と最小値を検出す
    ることにより、これら最大値と最小値との比である消光
    比を求めることを特徴とする消光比測定方法。
  2. 【請求項2】 光源から射出された光を、該光が2つの
    光路を辿るように二分し、これら二分された2つの光路
    のうちの少なくとも一方の光路を辿る光の周波数をシフ
    トした後これら2つの光路を辿った光を重畳して光検出
    器に導く光ヘテロダイン検出系と、 前記2つの光路のうちのいずれか一方の光路上に配置さ
    れる被測定体を該一方の光路を軸として回転させるため
    の回転ユニットと、 前記光検出器で検出されるビート信号の、前記被測定体
    が回転する間の最大値と最小値を検出して、これら最大
    値と最小値との比である消光比を算出する演算ユニット
    とを備えたことを特徴とする消光比測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光源から射出された後前記2つの光
    路を辿った光が重畳される迄の間の光路上の少なくとも
    一箇所に、光の直線偏光の方向ないし状態を調整する偏
    光調整ユニットを備えたことを特徴とする請求項2記載
    の消光比測定装置。
  4. 【請求項4】 前記偏光調整ユニットが、前記2つの光
    路のうちの一方の光路を辿る光の周波数をシフトする周
    波数シフタの、該光の進行方向下流側に配置されてなる
    ことを特徴とする請求項3記載の消光比測定装置。
  5. 【請求項5】 前記偏光調整ユニットが、前記光源から
    射出された後二分される前の光の光路上に配置されてな
    ることを特徴とする請求項3記載の消光比測定装置。
  6. 【請求項6】 前記偏光調整ユニットが、相対的に光の
    進行方向上流側および下流側にそれぞれ配置された、二
    分の一波長板および直線偏光子のペアからなることを特
    徴とする請求項3記載の消光比測定装置。
JP7338374A 1995-12-26 1995-12-26 消光比測定方法および消光比測定装置 Expired - Lifetime JP3021338B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338374A JP3021338B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 消光比測定方法および消光比測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338374A JP3021338B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 消光比測定方法および消光比測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09178608A true JPH09178608A (ja) 1997-07-11
JP3021338B2 JP3021338B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=18317559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7338374A Expired - Lifetime JP3021338B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 消光比測定方法および消光比測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3021338B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242617A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Jasco Corp 軸方位測定装置および方法
CN102539117A (zh) * 2011-08-02 2012-07-04 北京国科世纪激光技术有限公司 偏振片消光比和布儒斯特角测量装置和测量方法
CN104034513A (zh) * 2014-05-22 2014-09-10 武汉邮电科学研究院 空间偏振光消光比测量装置及方法
CN107314888A (zh) * 2017-04-25 2017-11-03 哈尔滨工程大学 多功能铌酸锂集成器件的偏振性能测量方法
CN112161779A (zh) * 2020-09-08 2021-01-01 中电科仪器仪表有限公司 一种提高偏振消光比测量精度的方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242617A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Jasco Corp 軸方位測定装置および方法
CN102539117A (zh) * 2011-08-02 2012-07-04 北京国科世纪激光技术有限公司 偏振片消光比和布儒斯特角测量装置和测量方法
CN104034513A (zh) * 2014-05-22 2014-09-10 武汉邮电科学研究院 空间偏振光消光比测量装置及方法
CN104034513B (zh) * 2014-05-22 2016-08-17 武汉邮电科学研究院 空间偏振光消光比测量装置及方法
CN107314888A (zh) * 2017-04-25 2017-11-03 哈尔滨工程大学 多功能铌酸锂集成器件的偏振性能测量方法
CN112161779A (zh) * 2020-09-08 2021-01-01 中电科仪器仪表有限公司 一种提高偏振消光比测量精度的方法
CN112161779B (zh) * 2020-09-08 2022-06-10 中电科思仪科技股份有限公司 一种提高偏振消光比测量精度的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3021338B2 (ja) 2000-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0429963B2 (ja)
US7286226B2 (en) Method and apparatus for measuring birefringence
EP1060369A1 (en) Birefringence measurement system
US6473181B1 (en) Measurement of waveplate retardation using a photoelastic modulator
JP3447654B2 (ja) 異方性薄膜評価法及び評価装置
US3177761A (en) Polariscope having simultaneously rotatable waveplates
JP4249608B2 (ja) 深紫外波長での複屈折測定
EP1038166A1 (en) Multi-gas sensor
US5229834A (en) Sensor for detecting and measuring the angle of rotation of a plane of light polarization
US4798468A (en) Interference apparatus for detecting state of wave surface
KR960011412A (ko) 복합층의 리터데이션측정방법 및 장치
JP3021338B2 (ja) 消光比測定方法および消光比測定装置
US20090323064A1 (en) Measurement of Linear and Circular Diattentuation in Optical Elements
JPS58196416A (ja) 光フアイバレ−ザジヤイロ
JPH06317518A (ja) 二色性分散計
JP3181655B2 (ja) 偏光解析装置における光学系および試料支持体
JP2004279380A (ja) 旋光度測定装置
JP2713190B2 (ja) 光学特性測定装置
JPH08278202A (ja) 偏光解析用光学系装置及びこれを用いた偏光解析装置
WO1999042796A1 (en) Birefringence measurement system
JP3314525B2 (ja) 波面分割素子
JP2686941B2 (ja) 偏光測定装置
JP2005283552A (ja) 複屈折測定装置および複屈折測定方法
JP4116410B2 (ja) 偏光状態監視装置
JP2665917B2 (ja) 4ビームスプリッタプリズム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991221