JP2004294314A - 時計システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置に設けた低精度の時計部が計時する現在日時の誤差をセンタ装置に内蔵した高精度の時計部が計時する現在日時の精度に合わせる。
【解決手段】現在日時を計時する時計部10を備える端末装置1と、時計部10よりも高精度で現在日時を計時する時計部20を備えるセンタ装置2とがインターネットNTを介して通信可能に接続される。センタ装置2は端末装置1に対して積算流量の転送を要求し、端末装置1は積算流量とともに時計部10における現在日時を返送する。日時比較部22は端末装置1から日時取得部21が取得した時計部10における現在日時と、時計部20における現在日時との差分を日時補正値として求め端末装置1に返送する。端末装置1の日時補正部11は、センタ装置2から受けた日時補正値を補正分として時計部10が計時する現在日時を時計部20が計時する現在日時に一致させるように補正する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時計システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、装置に内蔵した時計部において現在日時を計時し、日時に関連付けて何らかのデータを収集するような装置では、時計部において計時している現在日時が不正確であると、収集したデータの信頼性が欠如することになる。たとえば、ガスメータにおいて1日の時間帯ごとの積算流量を記憶しておき、ガスメータに蓄積した時間帯ごとの積算流量を1ヶ月に1回の割合で検針する場合を想定する。この場合、ガスメータに設けた時計部における現在日時の計時が不正確であって積算流量を求める時間帯が規定した時間帯とは異なっていると、積算流量を正確に求めることができないという問題が生じる。
【0003】
また、複数台の装置にそれぞれ内蔵した時計部において現在日時をそれぞれ計時し、いずれかの装置が日時に関連付けて収集したデータを他の装置に与える場合には、各装置において計時している日時を一致させることが必要になる。たとえば、ガスメータについて上述のように時間帯ごとの積算流量を記憶し、ガスメータに蓄積した時間帯ごとの積算流量を1ヶ月に1回の割合でガスメータからセンタ装置にデータ通信によって転送するシステムを想定する(たとえば、特許文献1参照)。このようなシステムでは、ガスメータに設けた時計部の計時する現在日時とセンタ装置に設けた時計部の計時する現在日時とを一致させることが必要である。
【0004】
【特許文献1】
特開昭54−92772号公報(第2頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したガスメータのような装置では、内蔵した時計部における現在日時を月差数分以内に管理することが必要である。一般に、水晶振動子を備える時計部であれば数年間にわたって未調整であっても現在日時の計時精度を確保できると考えられるが、この種の高精度の時計部を内蔵するとコスト高になるという問題が生じる。また、ガスメータは戸外に設置されることが多く気温変動の影響を受け、しかも近年使用されているマイクロコンピュータを内蔵したガスメータ(いわゆるマイコンメータ)では7〜10年間は電池交換を行わないから、水晶振動子を用いる場合であっても現在日時の計時精度を次の電池交換の時点まで維持するのは困難である。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、現在日時の計時精度が比較的低い時計部を内蔵した装置に対して、現在日時を高精度で計時する装置から汎用ネットワークを通して時計部の補正に必要な情報を伝送することによって、低精度の時計部であっても現在日時の誤差を要求精度に保つことができるようにした時計システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、現在日時を計時する第1の時計部を備える端末装置と、端末装置とは汎用ネットワークを通して通信可能であって現在日時を第1の時計部よりも高精度で計時する第2の時計部を備えるセンタ装置とを備え、センタ装置は、第1の時計部により計時されている現在日時を端末装置から汎用ネットワークを通して取得する日時取得部と、日時取得部により取得した現在日時と第2の時計部により計時されている現在日時との差分を日時補正値として求める日時比較部とを有し、端末装置は、センタ装置から受けた日時補正値を補正分として第1の時計部が計時する現在日時を第2の時計部が計時する現在日時に一致させるように補正する日時補正部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記端末装置は、需要家に設置したメータによる計量対象の使用量を積算する時間帯が設定された時間帯設定部と、前記第1の時計部が計時する現在日時が時間帯設定部に設定された時間帯である期間に使用量を積算することにより積算使用量を求める使用量積算部と、使用量積算部で求めた積算使用量を時間帯設定部に設定された時間帯別に記憶する時間帯別記憶部とを備えることを特徴とする。ここに、計量対象とは、主としてガス、水道、電気を意味する。
【0009】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記センタ装置は、前記端末装置に対して前記第1の時計部が計時する現在日時の転送を適時に要求する転送要求部を有し、転送要求部の要求により取得した第1の時計部からの現在日時を前記日時比較部に与え、前記日時比較部は前記日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を前記端末装置に与えることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記センタ装置は前記端末装置に対して前記使用量積算部で求めた積算使用量の転送を適時に要求する転送要求部を有し、前記端末装置は積算使用量をセンタ装置に返信する際に前記第1の時計部が計時する現在日時を付加して返送し、前記日時取得部は取得した第1の時計部からの現在日時を前記日時比較部に与え、前記日時比較部は前記日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を前記端末装置に与えることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記端末装置は、前記第1の時計部が前記センタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部に設定した受信時間帯から逸脱しているときに、前記転送要求部が当該端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記端末装置は、前記第1の時計部が前記センタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、固有の識別子を設定した識別子設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に識別子の定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を端末装置の識別子ごとに設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部において識別子ごとに設定した受信時間帯から逸脱しているときに、前記転送要求部が当該識別子の端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に説明する各実施形態では、需要家における時間帯別のガスの積算使用量(積算流量)を求めることができるガスメータを端末装置とし、端末装置とは汎用ネットワークを通して通信可能であって時間帯別の積算使用量を端末装置から取得することができるセンタ装置を設けた構成を例示する。ただし、センタ装置において時間帯別の積算使用量を取得する構成については、以下の実施形態ではとくに説明しない。また、汎用ネットワークとしては常時接続のインターネットを想定しているが、公衆網を用いることも可能である。
【0014】
上述のように端末装置1はガスメータであるから、図1に示すように、ガスの使用量(流量)を計測する流量計31を備える。流量計31としてはガスの流路を規定した一定流量が通過するたびに1個のパルスを発生するものを用いる。この種の流量計31はガスメータにおいて周知のものである。以下に説明する実施形態では、流量計31から出力されるパルスを規定した時間帯ごとに計数することによって時間帯別の積算流量を求める構成を採用しており、時間帯を区分するために現在日時を計時する時計部10を端末装置1に内蔵している。積算流量を求める時間帯は時間帯設定部32に設定され、使用量積算部33では時計部10が計時する現在日時が時間帯設定部32に設定された時間帯である期間に流量計31から出力されるパルスを計数(つまり積算)することによって、当該時間帯における積算流量を求める。また、使用量積算部33で求めた時間帯別の積算流量は時間帯別記憶部34に記憶される。時間帯別記憶部34では、日毎の同時間帯の積算流量を積算した形で蓄積し、蓄積した積算流量をたとえば1ヶ月単位でセンタ装置2に転送する。
【0015】
なお、端末装置1での計量対象がガスではなく水道や電気であっても本発明の技術思想を適用することが可能である。
【0016】
(第1実施形態)
図1に示すように、ガスメータである端末装置1は現在日時を計時する時計部10を備え、端末装置1から上述した積算流量を受けるセンタ装置2は端末装置1の時計部10よりも高精度で現在日時を計時する時計部20を備える。ここに、時計部10としては現在日時を計時する精度が月差数分以内のものを用いる。この程度の精度を得るためのクロック信号は、抵抗とコンデンサとを用いた発振回路に温度補償を行う程度で確保することが可能である。端末装置1とセンタ装置2とは汎用ネットワークであるインターネットNTを通して通信可能であって、端末装置1とセンタ装置2とにはそれぞれインターネットNTとの接続のためのインターフェースである通信部12,23が設けられる。
【0017】
センタ装置2には、端末装置1の時計部10で計時されている現在日時をセンタ装置2に引き渡すように要求する転送要求部24が設けられる。転送要求部24が端末装置1に現在日時を引き渡すように要求するタイミングは積算流量の引き渡しを要求する間隔以下であればよい。本実施形態では、図2に示すように、センタ装置2が端末装置1に対して積算流量の引き渡しを要求するときに、時計部10で計時している現在日時も同時に要求している(P1)。センタ装置2には日時取得部21が設けられ、転送要求部24での要求に応答して端末装置2が積算流量と時計部10における現在日時とを返送すると(P2)、センタ装置2がインターネットNTを介して端末装置1から受け取った現在日時は日時取得部21に一旦保持される。
【0018】
転送要求部24での要求に対して端末装置1が返送するデータは図3に示す形式であって、端末装置1の種別、端末装置1のID、データ種別、検針データ、現在時刻を含む。端末装置1の種別は、本実施形態ではガスメータであるが、水道メータや電力メータについてもセンタ装置2が管理する場合には必要になる。また、端末装置1のIDは、端末装置1に設けた識別子設定部15に設定された識別子であって、各端末装置1に個別に設定される。識別子の使用については後述する。データ種別は、月間の積算流量、時間帯別の積算流量などの別を意味し、時間帯別の積算流量であれば時間帯を表す。検針データはデータ種別で識別されるデータの内容であり、本実施形態では積算流量になる。また、現在時刻は端末装置1に設けた時計部10で計時している現在日時を意味する。したがって、図3に示す形式のデータによって、積算流量とともに現在日時をセンタ装置2に引き渡すことができる。
【0019】
センタ装置2では日時取得部21に保持された時計部10における現在日時とセンタ装置2に設けた時計部20における現在日時とを日時比較部22において比較する。日時比較部22では、日時取得部21により取得した時計部10における現在日時とセンタ装置2の時計部20における現在日時との差分を日時補正値として求める。ここで、日時補正値がセンタ装置2に規定した閾値よりも小さいとき(たとえば、1分以内)であれば、時計部10における現在日時を補正する必要はないから、図2に示すように、センタ装置2から端末装置1に対して終了電文を伝送し(P3)、センタ装置2と端末装置1との1回の通信を終了する。
【0020】
一方、日時補正値が規定した閾値以上であるときには、時計部10における現在日時を補正することが必要になるから、図4に示すように、時計部10における現在日時を補正するように、センタ装置2から端末装置1に対して日時補正値を転送する(P3)。端末装置1には、センタ装置2から受けた日時補正値を補正分として時計部10が計時する現在日時を時計部20が計時する現在日時に一致させるように補正する日時補正部11が設けられている。したがって、日時補正値をセンタ装置2から受け取った日時補正部11により時計部10の現在日時が補正され、時計部10の現在日時はセンタ装置2の時計部20の現在日時にほぼ一致することになる。時計部10における現在日時の補正が終了した後には端末装置1からセンタ装置2に対して補正した現在日時を転送し(P4)、センタ装置2では補正が正常に行われていれば終了電文を端末装置1に伝送する(P5)。
【0021】
なお、本実施形態では端末装置1からセンタ装置2に時間帯別の積算流量を転送しているが、実施形態において説明したように月間の積算流量を転送するなど端末装置1からセンタ装置2に転送する情報はどのようなものであっても本発明の技術思想を適用することが可能である。また、本実施形態では、端末装置1からセンタ装置2に積算流量を転送する際に併せて時計部10の現在時刻を転送しているが、時計部10の現在時刻は積算流量の転送とは無関係に適時に行ってもよい。
【0022】
(第2実施形態)
第1の実施形態では、センタ装置2から端末装置1に対して時計部10における現在日時の転送を要求する構成を採用したが、本実施形態は端末装置1からセンタ装置2に対して現在日時を転送しない構成例について説明する。
【0023】
本実施形態においては、端末装置1に、時計部10がセンタ装置2に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部14と、通知日時設定部14に規定した日時においてセンタ装置2に定時通知を行う定時通知部13と、端末装置1に固有の識別子を設定した識別子設定部15とが付加される。また、センタ装置2には、通知日時設定部14に規定した日時を含む受信時間帯を設定した受信時間帯設定部25が付加される。定時通知とは、たとえば積算流量を1ヶ月に1回伝送することを意味し、本実施形態では、センタ装置2から要求されることなく端末装置1から自発的にセンタ装置2に定時通知を行うようにしてある。この定時通知のタイミングは通知日時設定部14において設定されており、時計部10で計時されている現在日時が通知日時設定部14に設定された日時に一致すると定時通知が行われる。定時通知にあたっては、積算流量だけではなく識別子設定部15に設定されている識別子も付加される。つまり、定時通知に際しては、図3に示したデータのうち現在時刻を除いたデータが伝送される。
【0024】
一方、センタ装置2に設けた受信時間帯設定部25は、各端末装置1ごとに定時通知を受け取る時間帯である受信時間帯を設定したものであって、受信時間帯を各端末装置1の識別子に対応付けたデータが設定される。つまり、各端末装置1ごとに定時通知を待ち受ける受信時間帯が予定されるのであって、予定された受信時間帯に端末装置1からの定時通知を受け取れるか否かが端末装置1の時計部10における現在日時の補正の要否になる。受信時間帯の時間幅は端末装置1の時計部10に許容される月差の程度(最大数分、望ましくは1分程度)に設定される。
【0025】
いま、図5のように識別子が(1)〜(4)である端末装置1について受信時間帯Tdが設定されている場合を想定する。ここで、端末装置(2)(4)については、受信時間帯Tdの範囲内で定時通知が行われているから、時計部10と時計部20との誤差は受信時間帯Tdの範囲内であることが保証されるが、端末装置(1)(3)については定時通知を受け取った日時が受信時間帯Tdから逸脱しているから、時計部10における現在日時と時計部20における現在日時とは受信時間帯Tdの時間幅程度にずれていることになる。そこで、日時取得部21は、端末装置1ごとに予定していた受信時間帯Tdにおいて定時通知を受け取れなかった端末装置1に対しては、第1実施形態と同様の手順で端末装置1から時計部10における現在日時を取得し、時計部10における現在日時を補正する。他の構成および動作は第1実施形態と同様である。
【0026】
本実施形態では、時計部10における現在日時の補正が必要な端末装置1についてのみ時計部10での現在日時の転送を要求するから、インターネットNTにおけるトラフィックを抑制することができる。また、受信時間帯設定部25では端末装置1ごとに受信時間帯を設定するから、多数台の端末装置1が存在する場合には受信時間帯を分散させることができ、トラフィックの集中を回避することができる。端末装置1が少ない場合には端末装置1の識別子を用いずに複数台の端末装置1において1つの受信時間帯を設定することも可能である。
【0027】
なお、上述した端末装置1はマイクロコンピュータを用いて実現され、センタ装置2はコンピュータ装置を用いて実現される。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は、現在日時を計時する第1の時計部を備える端末装置と、端末装置とは汎用ネットワークを通して通信可能であって現在日時を第1の時計部よりも高精度で計時する第2の時計部を備えるセンタ装置とを備え、センタ装置は、第1の時計部により計時されている現在日時を端末装置から汎用ネットワークを通して取得する日時取得部と、日時取得部により取得した現在日時と第2の時計部により計時されている現在日時との差分を日時補正値として求める日時比較部とを有し、端末装置は、センタ装置から受けた日時補正値を補正分として第1の時計部が計時する現在日時を第2の時計部が計時する現在日時に一致させるように補正する日時補正部を有するものであり、高精度である第2の時計部を備えたセンタ装置において低精度である第1の時計部を備えた端末装置で計時している現在日時を汎用ネットワークを通して取得し、第1の時計部で計時している現在日時と第2の時計部で計時している現在日時との差分を日時補正値として汎用ネットワークを通して端末装置に与えることによって、端末装置において日時補正値を用いて第1の時計部で計時する現在日時を補正するから、第1の時計部で計時する現在日時を第2の時計部で計時する現在日時にほぼ一致させることができる。つまり、端末装置に設けた第1の時計部で計時している現在日時を適時に補正することによって、第1の時計部をセンタ装置に設けた第2の時計部と同程度の精度に保つことが可能になる。また、センタ装置と端末装置とは汎用ネットワークを用いて通信するから、常時接続を行う汎用ネットワークを採用すれば通信料金が発生することもない。
【0029】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、端末装置が、需要家に設置したメータによる計量対象の使用量を積算する時間帯が設定された時間帯設定部と、第1の時計部が計時する現在日時が時間帯設定部に設定された時間帯である期間に使用量を積算することにより積算使用量を求める使用量積算部と、使用量積算部で求めた積算使用量を時間帯設定部に設定された時間帯別に記憶する時間帯別記憶部とを備えるものであり、端末装置に内蔵した第1の時計部で計時している現在日時を用いて計量対象の時間帯別の積算使用量を計測することができる。しかも、第1の時計部は第2の時計部の精度に維持されているから、積算使用量を求める時間帯を正確に管理することができる。
【0030】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、センタ装置が、端末装置に対して第1の時計部が計時する現在日時の転送を適時に要求する転送要求部を有し、転送要求部の要求により取得した第1の時計部からの現在日時を日時比較部に与え、日時比較部が日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を端末装置に与えるものであり、第1の時計部が計時する現在日時をセンタ装置が適時に管理しているから、センタ装置が第1の時計部を管理する頻度を適正に設定しておけば第1の時計部の精度を保証することができる。
【0031】
請求項4の発明では、請求項2の発明において、センタ装置が端末装置に対して使用量積算部で求めた積算使用量の転送を適時に要求する転送要求部を有し、端末装置が積算使用量をセンタ装置に返信する際に第1の時計部が計時する現在日時を付加して返送し、日時取得部が取得した第1の時計部からの現在日時を日時比較部に与え、日時比較部が日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を端末装置に与えるものであり、端末装置からセンタ装置に積算使用量を転送する際に第1の時計部が計時する現在日時を付加して転送するから、センタ装置と端末装置との間の通信頻度を低減することができる。しかも、請求項3の発明と同様に、第1の時計部が計時する現在日時をセンタ装置が適時に管理しているから、センタ装置が第1の時計部を管理する頻度を適正に設定しておけば第1の時計部の精度を保証することができる。
【0032】
請求項5の発明では、請求項1または請求項2の発明において、端末装置は、第1の時計部がセンタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部に設定した受信時間帯から逸脱しているときに、転送要求部が当該端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求するものであり、センタ装置から端末装置に対して第1の時計部が計時する現在日時を要求するのではなく、端末装置はセンタ装置に定時通知を行うだけであるから、計時している現在日時を補正する必要がない端末装置からはセンタ装置に対して第1の時計部で計時している現在日時を送信する必要がなく、汎用ネットワークの増加を抑制することができる。
【0033】
請求項6の発明では、請求項1または請求項2の発明において、端末装置は、第1の時計部がセンタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、固有の識別子を設定した識別子設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に識別子の定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を端末装置の識別子ごとに設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部において識別子ごとに設定した受信時間帯から逸脱しているときに、転送要求部が当該識別子の端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求するものであり、センタ装置から端末装置に対して第1の時計部が計時する現在日時を要求するのではなく、端末装置はセンタ装置に定時通知を行うだけであるから、計時している現在日時を補正する必要がない端末装置からはセンタ装置に対して第1の時計部で計時している現在日時を送信する必要がなく、汎用ネットワークのトラフィックの増加を抑制することができる。また、端末装置の識別子ごとに受信時間帯を異ならせることができるから、多数台の端末装置が存在する場合でもセンタ装置では端末装置からの定時通知を受ける時刻を分散させることができ、汎用ネットワークにおけるトラフィックの集中を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上に用いるデータの形式を示す図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 端末装置
2 センタ装置
10 時計部
11 日時補正部
13 定時通知部
14 通知日時設定部
15 識別子設定部
20 時計部
21 日時取得部
22 日時比較部
24 転送要求部
25 受信時間帯設定部
31 流量計
32 時間帯設定部
33 使用量積算部
34 時間帯別記憶部
NT インターネット

Claims (6)

  1. 現在日時を計時する第1の時計部を備える端末装置と、端末装置とは汎用ネットワークを通して通信可能であって現在日時を第1の時計部よりも高精度で計時する第2の時計部を備えるセンタ装置とを備え、センタ装置は、第1の時計部により計時されている現在日時を端末装置から汎用ネットワークを通して取得する日時取得部と、日時取得部により取得した現在日時と第2の時計部により計時されている現在日時との差分を日時補正値として求める日時比較部とを有し、端末装置は、センタ装置から受けた日時補正値を補正分として第1の時計部が計時する現在日時を第2の時計部が計時する現在日時に一致させるように補正する日時補正部を有することを特徴とする時計システム。
  2. 前記端末装置は、需要家に設置したメータによる計量対象の使用量を積算する時間帯が設定された時間帯設定部と、前記第1の時計部が計時する現在日時が時間帯設定部に設定された時間帯である期間に使用量を積算することにより積算使用量を求める使用量積算部と、使用量積算部で求めた積算使用量を時間帯設定部に設定された時間帯別に記憶する時間帯別記憶部とを備えることを特徴とする請求項1記載の時計システム。
  3. 前記センタ装置は、前記端末装置に対して前記第1の時計部が計時する現在日時の転送を適時に要求する転送要求部を有し、転送要求部の要求により取得した第1の時計部からの現在日時を前記日時比較部に与え、前記日時比較部は前記日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を前記端末装置に与えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の時計システム。
  4. 前記センタ装置は前記端末装置に対して前記使用量積算部で求めた積算使用量の転送を適時に要求する転送要求部を有し、前記端末装置は積算使用量をセンタ装置に返信する際に前記第1の時計部が計時する現在日時を付加して返送し、前記日時取得部は取得した第1の時計部からの現在日時を前記日時比較部に与え、前記日時比較部は前記日時補正値が規定した閾値より大きいときに日時補正値を前記端末装置に与えることを特徴とする請求項2記載の時計システム。
  5. 前記端末装置は、前記第1の時計部が前記センタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部に設定した受信時間帯から逸脱しているときに、前記転送要求部が当該端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求することを特徴とする請求項1または請求項2記載の時計システム。
  6. 前記端末装置は、前記第1の時計部が前記センタ装置に定時通知を行う日時を規定した通知日時設定部と、固有の識別子を設定した識別子設定部と、通知日時設定部に規定した日時においてセンタ装置に識別子の定時通知を行う定時通知部とを有し、センタ装置は、通知日時設定部に規定した日時を含む受信時間帯を端末装置の識別子ごとに設定した受信時間帯設定部を有するとともに、端末装置からの定時通知を受信した日時が受信時間帯設定部において識別子ごとに設定した受信時間帯から逸脱しているときに、前記転送要求部が当該識別子の端末装置に対して第1の時計部により計時されている現在日時の転送を要求することを特徴とする請求項1または請求項2記載の時計システム。
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