JP2004294016A - 飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器 - Google Patents
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Abstract
【課題】缶入り飲料、ボトル入り飲料等を収容する本体の保冷・保温効果を向上させた飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器を提供すること。
【解決手段】缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体1内の金属製容器2の上方に開口部1aを設け、ペルチェ素子11を外面に取り付けた熱伝導体10を容器2の側面に固定し、そのペルチェ素子11の背面に取り付けられた放熱フィン12に送風を行うための電動ファン20と、そのペルチェ素子11に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチ21とを本体1に設け、容器2の外側と本体1の内側との間に形成される空洞部に断熱素材7を充填するように構成した。
【選択図】 図2
【解決手段】缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体1内の金属製容器2の上方に開口部1aを設け、ペルチェ素子11を外面に取り付けた熱伝導体10を容器2の側面に固定し、そのペルチェ素子11の背面に取り付けられた放熱フィン12に送風を行うための電動ファン20と、そのペルチェ素子11に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチ21とを本体1に設け、容器2の外側と本体1の内側との間に形成される空洞部に断熱素材7を充填するように構成した。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料又は食品に用いられる簡便な卓上冷蔵・温蔵器に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭や自動車内などにおいて、缶入り飲料やペットボトル入り飲料を保冷又は保温しておいて適時にそれらを飲むために用いられる飲料用保温保冷器としては、例えば、特開2001−208465号の公開特許公報に開示されている。その「飲料用保温保冷器」は、ペルチェ素子の両面にヒートシンクを取り付け、ペルチェ素子に発生した熱を送風装置による風に乗せて飲料容器に吹き付けると共にその風を循環するようにした構造とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の「飲料用保温保冷器」の明細書には、飲料容器の側面と内壁の間を通り抜けた冷気又は暖気が内壁部に設けた穴を抜け、その穴から内壁の外側の通路を通って外に排出されると説明されている。しかし、飲料容器の側面を通り抜けた冷気又は暖気の一部は穴に抜けるとしても、その大部分がそのまま上方に排出されると考えられ、エネルギー効果の点において必ずしも有利であるとは言えない。
【0004】
この発明の目的は、缶入り飲料、ボトル入り飲料等を収容する本体の保冷・保温効果を向上させた飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器の上方に開口部を設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器にそれらを出し入れする扉を開閉自在に設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
(1)冷蔵の場合
卓上冷蔵・温蔵器のペルチェ素子に5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの直流電流が供給されると、公知のペルチェ効果によりペルチェ素子の内表面が冷却されて熱伝導体を冷却する。その熱伝導体の吸熱作用により、断熱構造とされた本体内の金属製容器自体が冷却状態に維持される。しかして、その容器内に缶入り飲料、ボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に保冷される。
他方、ペルチェ素子の背面(外表面)に発生する熱は放熱フィンに伝わり、その放熱フィンの熱は電動ファンによる送風により外部に放出される。
(2)温蔵の場合
卓上冷蔵・温蔵器のペルチェ素子に5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの範囲に設定される直流電流が供給されると、公知のペルチェ効果によりペルチェ素子の内表面が加熱されて熱伝導体を加熱する。その熱伝導体の放熱作用により、断熱構造とされた本体内の金属製容器自体が加温状態に維持される。しかして、その容器内に缶入り飲料、ボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に温められる。
【0008】
(請求項2の発明)
ペットボトル入り飲料等を出し入れ可能な扉を本体に設けることにより、本体が密閉される構造とされるので、保冷・保温効果が一層向上する。その他の作用については、請求項1の発明の作用に準ずるので、説明を省く。
【0009】
この飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器は、ペットボトル入り飲料等を収容する本体を断熱構造としているので、保冷・保温効果が良好であり、利便性に優れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器の斜視図、図2は同、縦断側面図、図3は同、平断面図、図4は同、背面図である。
【0011】
図1に示す本発明の飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器Cは、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料や食品等を本体1の開口部1aから保冷又は保温状態に維持される容器2内に収容する構成されている。
【0012】
上記本体1の容器2は、図3に示すように、二つに分割して形成されたアルミニゥム製の側壁片3a,3bを合体させてほぼ円筒形とされている。その容器2は、底蓋5の内方に突設された固定座6に下端部を内側から挿入し、他方、その上端部に本体1の開口部1aの段部1bが宛がわれて当該本体1により全体を外側から覆われるように設けられている。そして、本体1の下部1cに底蓋5から通したビス8を締め付けて、当該本体1に底蓋5が取り付けられている。
【0013】
上記容器2の外側と本体1の内側との間に形成される空洞部には、発泡ポリスチレン、発泡ウレタンフォーム材料等の断熱素材7が隙間なく充填されていて、本体1を断熱構造としている。なお、その断熱構造については、容器2の外周囲をウレタンフォーム材料等の断熱材で被覆する構成にすることも可能である。
【0014】
上記側壁片3aのほぼ中間部の外面には、直流電流を供給することによって素子の両表面が加熱・冷却する現象を示す公知の「ペルチェ素子(ペルチェモジュール)」11を外面10aに密着させて取り付けたブロック形状のアルミニゥム製熱伝導体10が固定されている。その熱伝導体10には、ペルチェ素子11の背面(外表面)に平坦な裏面12aをあてがってからサンドイッチ状態に放熱フィン12が重ねられて取り付けられている。
【0015】
上記側壁片3aの外方に突出するように形成された本体1の後枠部1dには、空気の吸込口16と排出口17とを設けたカバー15が取り付けられている。そのカバー15の内面には、放熱フィン12に送風を行うための小型電動ファン20を設けている。また、カバー15の内方に配置された電子回路基板19には、上記ペルチェ素子11に供給する電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替えるための切替スイッチ21、電源スイッチ22、電源の供給端子23、保冷用表示ランプ24、保温用表示ランプ25を設けている。
【0016】
なお、前記ペルチェ素子11に供給する電流については、5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの範囲内に設定される直流電源を必要とするが、交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換する一般的なアダプタ、自動車のシガーソケットなどの電源を利用することが考えられる。
【0017】
また、この卓上冷蔵・温蔵器Cの本体1の開口部1aは全体を開放された形態とされているところ、例えば、ペットボトル入り飲料等を入れたときに当該ボトルの周部と開口部1aとに生ずる隙間を防ぐ変形可能なリング部材を用いることにより、内部の冷気又は暖気を外部に逃さないようにすることもできる。
【0018】
つぎに、かかる構成になる本発明の「飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器」Cの作用及び取り扱い方について説明を行う。
(保冷の場合)
切替スイッチ21を「保冷」側にセットしてから、電源スイッチ22を入れる。これにより、ペルチェ素子11に直流電流が供給され、ペルチェ素子11の内面が冷却されて熱伝導体10が冷却される。容器2の室内rは、その熱伝導体10の吸熱作用によって冷却状態を維持される。しかして、その室内rに350ccか500cc容量の缶入り飲料やペットボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に保冷される。
【0019】
なお、この卓上冷蔵・温蔵器Cの使用中において、ペルチェ素子11の背面に熱が発生するが、その熱は放熱フィン12に伝えられて、小型電動ファン20の送風によりカバー15の排出口17から外へ放出される。
【0020】
(保温の場合)
切替スイッチ21を「保温」側にセットしてから、電源スイッチ22を入れる。これにより、ペルチェ素子11に直流電流が供給され、ペルチェ素子11の内面が加熱されて熱伝導体10が加熱される。容器の室内rは、その熱伝導体10の放熱作用によって保温状態に維持される。しかして、その室内rに缶入り飲料やペットボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に温められる。
【0021】
上述した飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器Cは、本体1の上方が開放された構造とされているところ、本体の胴部にペットボトル入り飲料等を出し入れ可能な扉を開閉自在に設けた構造(請求項2に記載の発明)とすることにより、保冷・保温効果がさらに良好となり、エネルギー効率が高くなる。
【0022】
以上に述べた通り、この飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器は、ペットボトル入り飲料等を収容する本体を断熱構造とすることにより、保冷・保温効果が良好となり、使い勝手に優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器の斜視図
【図2】同、縦断側面図
【図3】同、平断面図
【図4】同、背面図
【符号の説明】
C・・・飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器
1・・・本体
1a・・・開口部
2・・・容器
5・・・底蓋
7・・・断熱素材
10・・・熱伝導体
11・・・ペルチェ素子
12・・・放熱フィン
20・・・電動ファン
21・・・切替スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料又は食品に用いられる簡便な卓上冷蔵・温蔵器に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭や自動車内などにおいて、缶入り飲料やペットボトル入り飲料を保冷又は保温しておいて適時にそれらを飲むために用いられる飲料用保温保冷器としては、例えば、特開2001−208465号の公開特許公報に開示されている。その「飲料用保温保冷器」は、ペルチェ素子の両面にヒートシンクを取り付け、ペルチェ素子に発生した熱を送風装置による風に乗せて飲料容器に吹き付けると共にその風を循環するようにした構造とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の「飲料用保温保冷器」の明細書には、飲料容器の側面と内壁の間を通り抜けた冷気又は暖気が内壁部に設けた穴を抜け、その穴から内壁の外側の通路を通って外に排出されると説明されている。しかし、飲料容器の側面を通り抜けた冷気又は暖気の一部は穴に抜けるとしても、その大部分がそのまま上方に排出されると考えられ、エネルギー効果の点において必ずしも有利であるとは言えない。
【0004】
この発明の目的は、缶入り飲料、ボトル入り飲料等を収容する本体の保冷・保温効果を向上させた飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器の上方に開口部を設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器にそれらを出し入れする扉を開閉自在に設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
(1)冷蔵の場合
卓上冷蔵・温蔵器のペルチェ素子に5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの直流電流が供給されると、公知のペルチェ効果によりペルチェ素子の内表面が冷却されて熱伝導体を冷却する。その熱伝導体の吸熱作用により、断熱構造とされた本体内の金属製容器自体が冷却状態に維持される。しかして、その容器内に缶入り飲料、ボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に保冷される。
他方、ペルチェ素子の背面(外表面)に発生する熱は放熱フィンに伝わり、その放熱フィンの熱は電動ファンによる送風により外部に放出される。
(2)温蔵の場合
卓上冷蔵・温蔵器のペルチェ素子に5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの範囲に設定される直流電流が供給されると、公知のペルチェ効果によりペルチェ素子の内表面が加熱されて熱伝導体を加熱する。その熱伝導体の放熱作用により、断熱構造とされた本体内の金属製容器自体が加温状態に維持される。しかして、その容器内に缶入り飲料、ボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に温められる。
【0008】
(請求項2の発明)
ペットボトル入り飲料等を出し入れ可能な扉を本体に設けることにより、本体が密閉される構造とされるので、保冷・保温効果が一層向上する。その他の作用については、請求項1の発明の作用に準ずるので、説明を省く。
【0009】
この飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器は、ペットボトル入り飲料等を収容する本体を断熱構造としているので、保冷・保温効果が良好であり、利便性に優れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器の斜視図、図2は同、縦断側面図、図3は同、平断面図、図4は同、背面図である。
【0011】
図1に示す本発明の飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器Cは、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料や食品等を本体1の開口部1aから保冷又は保温状態に維持される容器2内に収容する構成されている。
【0012】
上記本体1の容器2は、図3に示すように、二つに分割して形成されたアルミニゥム製の側壁片3a,3bを合体させてほぼ円筒形とされている。その容器2は、底蓋5の内方に突設された固定座6に下端部を内側から挿入し、他方、その上端部に本体1の開口部1aの段部1bが宛がわれて当該本体1により全体を外側から覆われるように設けられている。そして、本体1の下部1cに底蓋5から通したビス8を締め付けて、当該本体1に底蓋5が取り付けられている。
【0013】
上記容器2の外側と本体1の内側との間に形成される空洞部には、発泡ポリスチレン、発泡ウレタンフォーム材料等の断熱素材7が隙間なく充填されていて、本体1を断熱構造としている。なお、その断熱構造については、容器2の外周囲をウレタンフォーム材料等の断熱材で被覆する構成にすることも可能である。
【0014】
上記側壁片3aのほぼ中間部の外面には、直流電流を供給することによって素子の両表面が加熱・冷却する現象を示す公知の「ペルチェ素子(ペルチェモジュール)」11を外面10aに密着させて取り付けたブロック形状のアルミニゥム製熱伝導体10が固定されている。その熱伝導体10には、ペルチェ素子11の背面(外表面)に平坦な裏面12aをあてがってからサンドイッチ状態に放熱フィン12が重ねられて取り付けられている。
【0015】
上記側壁片3aの外方に突出するように形成された本体1の後枠部1dには、空気の吸込口16と排出口17とを設けたカバー15が取り付けられている。そのカバー15の内面には、放熱フィン12に送風を行うための小型電動ファン20を設けている。また、カバー15の内方に配置された電子回路基板19には、上記ペルチェ素子11に供給する電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替えるための切替スイッチ21、電源スイッチ22、電源の供給端子23、保冷用表示ランプ24、保温用表示ランプ25を設けている。
【0016】
なお、前記ペルチェ素子11に供給する電流については、5.5〜6アンペア、4〜12ボルトの範囲内に設定される直流電源を必要とするが、交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換する一般的なアダプタ、自動車のシガーソケットなどの電源を利用することが考えられる。
【0017】
また、この卓上冷蔵・温蔵器Cの本体1の開口部1aは全体を開放された形態とされているところ、例えば、ペットボトル入り飲料等を入れたときに当該ボトルの周部と開口部1aとに生ずる隙間を防ぐ変形可能なリング部材を用いることにより、内部の冷気又は暖気を外部に逃さないようにすることもできる。
【0018】
つぎに、かかる構成になる本発明の「飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器」Cの作用及び取り扱い方について説明を行う。
(保冷の場合)
切替スイッチ21を「保冷」側にセットしてから、電源スイッチ22を入れる。これにより、ペルチェ素子11に直流電流が供給され、ペルチェ素子11の内面が冷却されて熱伝導体10が冷却される。容器2の室内rは、その熱伝導体10の吸熱作用によって冷却状態を維持される。しかして、その室内rに350ccか500cc容量の缶入り飲料やペットボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に保冷される。
【0019】
なお、この卓上冷蔵・温蔵器Cの使用中において、ペルチェ素子11の背面に熱が発生するが、その熱は放熱フィン12に伝えられて、小型電動ファン20の送風によりカバー15の排出口17から外へ放出される。
【0020】
(保温の場合)
切替スイッチ21を「保温」側にセットしてから、電源スイッチ22を入れる。これにより、ペルチェ素子11に直流電流が供給され、ペルチェ素子11の内面が加熱されて熱伝導体10が加熱される。容器の室内rは、その熱伝導体10の放熱作用によって保温状態に維持される。しかして、その室内rに缶入り飲料やペットボトル入り飲料などを入れておけば、それらは適度な温度に温められる。
【0021】
上述した飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器Cは、本体1の上方が開放された構造とされているところ、本体の胴部にペットボトル入り飲料等を出し入れ可能な扉を開閉自在に設けた構造(請求項2に記載の発明)とすることにより、保冷・保温効果がさらに良好となり、エネルギー効率が高くなる。
【0022】
以上に述べた通り、この飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器は、ペットボトル入り飲料等を収容する本体を断熱構造とすることにより、保冷・保温効果が良好となり、使い勝手に優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器の斜視図
【図2】同、縦断側面図
【図3】同、平断面図
【図4】同、背面図
【符号の説明】
C・・・飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器
1・・・本体
1a・・・開口部
2・・・容器
5・・・底蓋
7・・・断熱素材
10・・・熱伝導体
11・・・ペルチェ素子
12・・・放熱フィン
20・・・電動ファン
21・・・切替スイッチ
Claims (2)
- 缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器の上方に開口部を設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とする飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器。
- 缶入り飲料、ボトル入り飲料や食品が収容される本体内の金属製容器にそれらを出し入れする扉を開閉自在に設け、ペルチェ素子を外面に取り付けた熱伝導体を該容器の側面に固定し、そのペルチェ素子の背面に取り付けられた放熱フィンに送風を行うための電動ファンと、そのペルチェ素子に供給する直流電流の向きを変えて冷却・加熱作用を切り替える切替スイッチとを前記本体に設け、前記容器の外側と該本体の内側との間に形成される空洞部に断熱素材を充填し又は該容器の外周囲を断熱材で被覆するように構成したことを特徴とする飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090193A JP2004294016A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003090193A JP2004294016A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003090193A Withdrawn JP2004294016A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 飲料又は食品用卓上冷蔵・温蔵器 |
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Country | Link |
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