JP2004293583A - 配管接続構造 - Google Patents

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Hiromi Takasaki
浩美 高崎
Yukio Koyama
幸男 小山
Yoshikazu Takamatsu
由和 高松
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止する配管接続構造を提供する。
【解決手段】端部にフランジ部81、91が設けられた2本の配管80,90と、可撓性を備え且つ対向配置された一対の側片12、12とこれら側片12、12の基端側端部同士を連結する連結片11と側片12に各端面82,92が突合わされた状態のフランジ部81、91の外周縁の一部が挿入可能に設けられた嵌合孔13、13とが形成された接続金具10とから構成され、フランジ部81、91の端面82,92を突合わせた状態で、側片12、12間にフランジ部81、91が嵌入され、接続金具10にフランジ部81、91が嵌入、挟持される配管接続構造に、フランジ部81、91の外周縁に設けられた係合部23,24と、嵌合孔13、13の先端側端部に係合部23,24と係合可能に形成された係止部22,22とから構成される脱落防止手段21を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端部にフランジ部を有する二つの配管をフランジ部同士が突き合わされた状態で接続固定する配管接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から2本の配管を接続するものとして、特許文献1に開示されたものがある。これは、被接続側の外周係止部と接続管側の係止部とを、板材を折曲形成してなり且つ前記被接続管側の外周係止部に係止する係止片と前記接続管側の係止部に係止する係止片とをそれらの両端部にて互いに一体連結せしめてなる片を一対に対向せしめて設けた係止体で挟んで両管を接続するようにしたものに、前記一対の片の各係止片どうしを連結する連結部に水の凍結膨張圧力により破断される圧力吸収破断部が設けられたものである。
【0003】
【特許文献1】
実公昭59−21348号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の配管接続構造では、係止体(接続金具)が確実に係止されているか否かを確認する手段がないため配管を接続する際の作業性が悪かった。また、係止体が配管の接続部分円周上を自在に回転できるため、回転した際に係止体が脱落する恐れがあった。
【0005】
そこで、本発明は、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止する配管接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、端部にフランジ部が設けられた2本の配管と、可撓性を備え、且つ対向配置された一対の側片と、これら側片の基端側端部同士を連結する連結片と、該側片に各端面が突合わされた状態の該両フランジ部の外周縁の一部が挿入可能に設けられた嵌合孔とが形成された接続金具とから構成され、これら両フランジ部の端面を突合わせた状態で、両側片間に両フランジ部が嵌入され、該接続金具にこれら両フランジ部が嵌入、挟持される配管接続構造であって、前記両フランジ部の外周縁に設けられた係合部と、前記嵌合孔の先端側端部に該係合部と係合可能に形成された係止部とから構成される脱落防止手段が設けられたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1に記載の配管接続構造において、前記係合部が前記両フランジ部の外周縁に突設された係合突起で、前記係止部が前記嵌合孔の先端側縁部であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1に記載の配管接続構造において、前記係合部が前記両フランジ部の外周縁に設けられた係合溝で、前記係止部が前記嵌合孔の先端側縁部に対向する側片に向かって突設された係止爪であることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、両フランジ部の外周縁に設けられた係合部と、嵌合孔の先端側端部に係合部と係合可能に形成された係止部とから構成される脱落防止手段を設けたことにより、係合部と係止部の係合状態によって接続作業が完了したことを目視確認することができるので、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止する配管接続構造を提供することができる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、両フランジ部の外周縁に突設された係合突起と、嵌合孔の先端側縁部とから脱落防止手段が構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段を設けることができる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、両フランジ部の外周縁に設けられた係合溝と、嵌合孔の先端側縁部に対向する側片に向かって突設された係止爪とから脱落防止手段が構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段を設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の斜視図、図2は第1実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図、図3は図2のフランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図、図4は図3の側面図、図5は図2のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【0013】
図1〜図5に示されるように、配管接続構造1は、端部にフランジ部81、91を有すると共に互いに径が異なる2本の配管80、90をフランジ部81、91の各端面82,92が突き合わされた状態で接続金具10を装着し、接続固定するものである。
【0014】
図1に示されるように、この接続金具10は、正面下方に位置する長方形片から成る連結片11に対して、その両側に側片12が折曲されて各側片12が対向した状態で配置されている。連結片11と一対の側片12、12とは側片12、12の端部で連結されている。
【0015】
各側片12には、スロット状の嵌合孔13が形成されると共に足片14を介して側片12と直交する面に配置される円弧状の支持部15が形成されている。すなわち、各側片12に直交するように足片14を折曲することにより、円弧状の支持部15の側面16部分が互いに対向するように配置されている。したがって、各支持部15及び連結片11は、ともに側片12に対して直交するように折曲形成されており、同一面上に配置されている。
【0016】
各支持部15は、2本の配管としての大径配管80と小径配管90とを接続するに際して側面16が小径配管90の外周面の一部に接して小径配管を径方向に挟み込むものである。また、各側片12の嵌合孔13は、大径配管80のフランジ部81の端面82と小径配管90のフランジ部91の端面92が突き合わされた状態で嵌入可能となっている。
【0017】
各側片12における嵌合孔13の形成位置に沿った中央部には、外側に凸状となるようにプレス加工により形成され円弧状に湾曲した支持部17が設けられている。この支持部17は、配管接続に際して大径配管80の周面の一部に接して大径配管80を径方向に挟み込むように形成されている。
【0018】
また、各側片12の先端部18は外側に開くように折曲されてフランジ部81、91を受け入れ易くしている。更にこの先端部18及びこれに連続する側片12における嵌合孔13の側方の位置には、外側に凸状となるように段差状の案内部19が形成されている。
【0019】
そして、各嵌合孔13における押圧方向先端部側の一方の側には外方に向けて略三角形状の切欠部20が形成されている。前記案内部19はこの切欠部20にフランジ部81、91を導くためのものである。
【0020】
また、脱落防止手段21の係合部として各フランジ部81、91の外周縁には、フランジ部81、91の端面82,92を突合わせた状態でフランジ部81、91の外周形状が一致するように係合突起23,24が設けられている。そして、これら係合突起23,24は、脱落防止手段21の係止部としての嵌合孔13、13の先端側縁部22、22と係合し、接続金具10が装着完了後に脱落することを防止している。
【0021】
次に、上記のように構成された配管接続構造1の接続作業手順を説明する。
【0022】
大径配管80と小径配管90をフランジ部81、91の端面82,92が突き合わされた状態とし、接続金具10を、支持部15が小径配管90側に位置するようにして各側片12の先端部18の内側面をそれぞれ二つのフランジ部81、91の外周部に当接させる。この状態で接続金具10をフランジ部81、91の径方向に押圧すると、側片12、12が拡開する方向に弾性変形し、各嵌合孔13にそれぞれ二つのフランジ部81、91と係合突起23,24が嵌入する。これによって、各側片12が元の状態に弾性復帰する。
【0023】
この状態において、フランジ部81、91は各嵌合孔13により厚み方向に挟み込まれて2本の配管80、90が相互に接続固定された状態となっている。また、本実施形態では、支持部15、15が小径配管90の外周部を径方向に挟み込むと共に支持部17、17が大径配管80の外周部を径方向に挟み込んでフランジ部81、91の当接状態を維持する力を配管80、90に付与しつつ、係合突起23,24と嵌合孔13,13の先端側縁部22、22が係合しているため、配管80、90の接続が脱落することがない。
【0024】
以上の構成により、両フランジ部81、91の外周縁に設けられた係合突起23,24と、嵌合孔13,13の先端側端部に係合突起23,24と係合可能に形成された先端側縁部22、22とから構成される脱落防止手段21を設けたことにより、係合部と係止部の係合状態によって接続作業が完了したことを目視確認することができるので、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止することができる。
【0025】
また、両フランジ部81、91の外周縁に突設された係合突起23,24と、嵌合孔13,13の先端側縁部22、22とから脱落防止手段21が構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段21を設けることができる。
【0026】
− 第2実施形態 −
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図6は本発明の第2実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の正面図、図7は第2実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図、図8は図7のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【0027】
図6〜図8に示されるように、本実施形態の配管接続構造2と第1実施形態の配管接続構造1との相違点は、脱落防止手段21aの構成が異なる点であり、他の部分については第1実施形態と同様である。
【0028】
本実施形態の脱落防止手段21aは、フランジ部81a,91aに設けられた係合部と接続金具10aに設けられた係止部とから構成されている。
【0029】
脱落防止手段21aの係合部として、各フランジ部81a、91aの外周縁にフランジ部81a、91aの端面82,92を突合わせた状態でフランジ部81a、91aの外周形状が一致するように係合溝26,27が設けられている。そして、これら係合溝26,27は、脱落防止手段21aの係止部として、嵌合孔13、13の先端側縁部22、22に対向する側片に向かって突設された係止爪25,25と係合し、接続金具10が装着完了後に脱落することを防止している。
【0030】
また、上記のように構成された配管接続構造2の接続作業手順は、図7,図8に示されるように、第1実施形態の接続作業手順と同様で、大径配管80と小径配管90をフランジ部81a、91aの端面82,92が突き合わされた状態とし、接続金具10を、支持部15が小径配管90側に位置するようにして各側片12の先端部18の内側面をそれぞれ二つのフランジ部81a、91aの外周部に当接させる。
【0031】
この状態で接続金具10をフランジ部81a、91aの径方向に押圧すると、側片12、12が拡開する方向に弾性変形し、各嵌合孔13にそれぞれ二つのフランジ部81a、91aと係合溝26,27が嵌入する。これによって、各側片12が元の状態に弾性復帰する。
【0032】
そして、この状態において、フランジ部81a、91aは各嵌合孔13により厚み方向に挟み込まれて2本の配管80、90が相互に接続固定された状態となっている。また、本実施形態では、支持部15、15が小径配管90の外周部を径方向に挟み込むと共に支持部17、17が大径配管80の外周部を径方向に挟み込んでフランジ部81a、91aの当接状態を維持する力を配管80、90に付与しつつ、係合溝26,27と係止爪25,25が係合しているため、配管80、90の接続が脱落することがない。
【0033】
以上の構成により、両フランジ部81a、91aの外周縁に設けられた係合溝26,27と、嵌合孔13,13の先端側端部に係合溝26,27と係合可能に形成された係止爪25,25とから構成される脱落防止手段21aを設けたことにより、係合部と係止部の係合状態によって接続作業が完了したことを目視確認することができるので、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止することができる。
【0034】
また、両フランジ部81a、91aの外周縁に突設された係合溝26,27と、係止爪25,25とから脱落防止手段21aが構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段21aを設けることができる。
【0035】
− 第3実施形態 −
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。図9は本発明の第3実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の正面図、図10は第3実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図、図11は図10のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【0036】
図9〜図11に示されるように、本実施形態の配管接続構造3と第1実施形態の配管接続構造1との相違点は、脱落防止手段21bの構成が異なる点であり、他の部分については第1実施形態と同様である。
【0037】
本実施形態の脱落防止手段21bは、フランジ部81b,91bに設けられた係合部と接続金具10に設けられた係止部とから構成されている。なお、本実施形態の接続金具10は第1実施形態の接続金具10と同様である。
【0038】
脱落防止手段21bの係合部として、各フランジ部81b、91bの外周縁にフランジ部81b、91bの端面82,92を突合わせた状態でフランジ部81b、91bの外周形状が一致するように係合溝26b,27bが設けられている。そして、これら係合溝26b,27bは、脱落防止手段21bの係止部としての嵌合孔13、13の先端側縁部22、22と係合し、接続金具10が装着完了後に脱落することを防止している。
【0039】
また、上記のように構成された配管接続構造3の接続作業手順は、図10,図11に示されるように、第1実施形態の接続作業手順と同様で、大径配管80と小径配管90をフランジ部81b、91bの端面82,92が突き合わされた状態とし、接続金具10を、支持部15が小径配管90側に位置するようにして各側片12の先端部18の内側面をそれぞれ二つのフランジ部81b、91bの外周部に当接させる。
【0040】
この状態で接続金具10をフランジ部81b、91bの径方向に押圧すると、側片12、12が拡開する方向に弾性変形し、各嵌合孔13にそれぞれ二つのフランジ部81b、91bと係合溝26b,27bが嵌入する。これによって、各側片12が元の状態に弾性復帰する。
【0041】
そして、この状態において、フランジ部81b、91bは各嵌合孔13により厚み方向に挟み込まれて2本の配管80、90が相互に接続固定された状態となっている。また、本実施形態では、支持部15、15が小径配管90の外周部を径方向に挟み込むと共に支持部17、17が大径配管80の外周部を径方向に挟み込んでフランジ部81b、91bの当接状態を維持する力を配管80、90に付与しつつ、係合溝26b,27bと嵌合孔13,13の先端側縁部22、22が係合しているため、配管80、90の接続が脱落することがない。
【0042】
以上の構成により、両フランジ部81b、91bの外周縁に設けられた係合溝26b,27bと、嵌合孔13,13の先端側端部に係合溝26b,27bと係合可能に形成された先端側縁部22、22とから構成される脱落防止手段21bを設けたことにより、係合部と係止部の係合状態によって接続作業が完了したことを目視確認することができるので、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止することができる。
【0043】
また、両フランジ部81b、91bの外周縁に設けられた係合溝26b,27bと、嵌合孔13,13の先端側縁部22、22とから脱落防止手段21bが構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段21bを設けることができる。
【0044】
− 第4実施形態 −
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。図12は本発明の第4実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の正面図、図13は第4実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図、図14は図13のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【0045】
図12〜図14に示されるように、本実施形態の配管接続構造4と第3実施形態の配管接続構造3との相違点は、脱落防止手段21cの構成が異なる点であり、他の部分については第3実施形態と同様である。
【0046】
本実施形態の脱落防止手段21cは、フランジ部81c,91cに設けられた係合部と接続金具10に設けられた係止部とから構成されている。なお、本実施形態の接続金具10は第3実施形態の接続金具10と同様である。
【0047】
脱落防止手段21cの係合部として、各フランジ部81c、91cの外周縁にフランジ部81c、91cの端面82,92を突合わせた状態でフランジ部81c、91cの外周形状が一致するように係合溝26c,27cが設けられている。また、係合溝26c,27cは、各フランジ部81c、91cの外周縁に等間隔で3箇所設けられており、これにより、三方向から接続金具10をフランジ部81c、91cに取付けることができる。そして、これら係合溝26c,27cは、脱落防止手段21cの係止部としての嵌合孔13、13の先端側縁部22、22と係合し、接続金具10が装着完了後に脱落することを防止している。
【0048】
また、上記のように構成された配管接続構造4の接続作業手順は、図13,図14に示されるように、第3実施形態の接続作業手順と同様で、大径配管80と小径配管90をフランジ部81c、91cの端面82,92が突き合わされた状態とし、接続金具10を、支持部15が小径配管90側に位置するようにして各側片12の先端部18の内側面をそれぞれ二つのフランジ部81c、91cの外周部に当接させる。
【0049】
この状態で接続金具10をフランジ部81c、91cの径方向に押圧すると、側片12、12が拡開する方向に弾性変形し、各嵌合孔13にそれぞれ二つのフランジ部81c、91cと係合溝26c,27cが嵌入する。これによって、各側片12が元の状態に弾性復帰する。
【0050】
そして、この状態において、フランジ部81c、91cは各嵌合孔13により厚み方向に挟み込まれて2本の配管80、90が相互に接続固定された状態となっている。また、本実施形態では、支持部15、15が小径配管90の外周部を径方向に挟み込むと共に支持部17、17が大径配管80の外周部を径方向に挟み込んでフランジ部81c、91cの当接状態を維持する力を配管80、90に付与しつつ、係合溝26c,27cと嵌合孔13,13の先端側縁部22、22が係合しているため、配管80、90の接続が脱落することがない。
【0051】
以上の構成により、両フランジ部81c、91cの外周縁に設けられた係合溝26c,27cと、嵌合孔13,13の先端側端部に係合溝26c,27cと係合可能に形成された先端側縁部22、22とから構成される脱落防止手段21cを設けたことにより、係合部と係止部の係合状態によって接続作業が完了したことを目視確認することができるので、接続作業性を改善しつつ、接続金具が脱落することを防止することができる。
【0052】
また、両フランジ部81c、91cの外周縁に設けられた係合溝26c,27cと、嵌合孔13,13の先端側縁部22、22とから脱落防止手段21cが構成されていることにより、大幅な製造コストの増大をすることなく脱落防止手段21cを設けることができる。
【0053】
さらに、係合溝26c,27cが、各フランジ部81c、91cの外周縁に等間隔で3箇所設けられていることにより、三方向から接続金具10をフランジ部81c、91cに取付けることができるので、接続作業性がさらに改善されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の斜視図である。
【図2】第1実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図である。
【図3】図2のフランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図2のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【図6】第2実施形態の配管接続構造に使用される接続金具の正面図である。
【図7】第2実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図である。
【図8】図7のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【図9】第3実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図である。
【図10】フランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図である。
【図11】図10のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【図12】第4実施形態の配管接続構造のフランジ部に接続金具を装着する前の上方図である。
【図13】フランジ部に接続金具を装着している途中の状態の上方図である。
【図14】図13のフランジ部に接続金具を装着した状態の上方図である。
【符号の説明】
1、2、3…配管接続構造
10…接続金具
11…連結片
12…側片
13…嵌合孔
21…脱落防止手段
22,22…先端側縁部(係止部)
23,24…係合突起(係合部)
25,25…係止爪(係止部)
26,27…係合溝(係合部)
80,90…配管
81,91…フランジ部
82,92…端面

Claims (3)

  1. 端部にフランジ部(81、91)が設けられた2本の配管(80,90)と、
    可撓性を備え、且つ対向配置された一対の側片(12)、(12)と、これら側片(12)、(12)の基端側端部同士を連結する連結片(11)と、該側片(12)に各端面(82,92)が突合わされた状態の該両フランジ部(81、91)の外周縁の一部が挿入可能に設けられた嵌合孔(13、13)とが形成された接続金具10とから構成され、
    これら両フランジ部(81、91)の端面(82,92)を突合わせた状態で、両側片(12、12)間に両フランジ部(81、91)が嵌入され、該接続金具(10)にこれら両フランジ部(81、91)が嵌入、挟持される配管接続構造であって、
    前記両フランジ部(81、91)の外周縁に設けられた係合部(23,24)と、
    前記嵌合孔(13、13)の先端側端部に該係合部(23,24)と係合可能に形成された係止部(22,22)とから構成される脱落防止手段(21)が設けられたことを特徴とする配管接続構造。
  2. 請求項1に記載の配管接続構造において、
    前記係合部が前記両フランジ部(81、91)の外周縁に突設された係合突起(23,24)で、
    前記係止部が前記嵌合孔(13、13)の先端側縁部(22、22)であることを特徴とする配管接続構造。
  3. 請求項1に記載の配管接続構造において、
    前記係合部が前記両フランジ部(81、91)の外周縁に設けられた係合溝(26,27)で、
    前記係止部が前記嵌合孔(13、13)の先端側縁部に設けられ、且つ対向する側片に向かって突設された係止爪(25,25)であることを特徴とする配管接続構造。
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