JP2004293395A - エンジンの排気冷却装置 - Google Patents

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JP2004293395A
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exhaust
exhaust gas
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pipe
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Kensuke Osawa
賢祐 大澤
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】装置全体をコンパクトにでき、かつ、排気の排気圧上昇を防止したエンジンの排気冷却装置の提供。
【解決手段】上流側内部に排気制御弁を有する内管3、該内管の外周に位置する外管2とで二重管構造を形成し、内管3と外管2の隙間に、両端が隔壁7a、7bで閉塞された冷却水通路7cと、両隔壁7a、7bを貫通して両側に突出する複数の小排気管7dと、冷却水通路7cに一端を臨ませて前記外管3の側面を貫通して固定された導入ポート8及び排出ポート9と、を備える排気クーラー7を介装し、排気クーラー7の複数の小排気管7dを経由する第1通路10と、排気制御弁4を介して内管3の内部を経由する第2通路20とからなる並列通路を形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの排気通路に設けられた排気消音器の消音作用をより効果的に高めるエンジンの排気冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気通路に設けられた排気消音器の上流側に排気冷却装置を配設し、この排気冷却装置に冷却水を循環させて排気温度を低下させ、温度低下による排気流量の減少によって排気騒音を低減させるエンジンの排気消音装置の技術が公知となっている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−70528号公報 (第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の発明においては、渦巻管群に冷却水を流通させ、該渦巻管群を排気に晒すことで排気の熱を奪って熱交換するように構成されているが、装置が複雑かつ大型であるため、車両の設置スペースなどを考慮すると搭載は実際上不可能であった。
【0005】
また、従来の発明においては、排気を冷却することに重点が置かれているため、排気の効率的な流通と制御については何の配慮も成されておらず、例えば、エンジンが高回転となった場合には、装置内の排気圧が増加し、結果、排気系統やエンジン等に過度の負担がかかって支障をきたす虞があった。
【0006】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、装置全体をコンパクトにでき、かつ、過度な排気の圧力上昇を防止できるエンジンの排気冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、上流側内部に排気制御弁を有する内管と、該内管の外周に位置する外管とで二重管構造を形成し、これら内管と外管の隙間に、両端が隔壁で閉塞された冷却水通路と、前記両隔壁を貫通して両側に突出する複数の小排気管と、前記冷却水通路に一端を臨ませて前記外管の側面を貫通して固定された導入ポート及び排出ポートと、を備える排気クーラーを介装し、前記排気クーラーの複数の小排気管を経由する第1通路と、排気制御弁を介して内管の内部を経由する第2通路とからなる並列通路を形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のエンジンの排気冷却装置において、前記排気制御弁は、排気圧に感応して開閉する排気圧感応型の排気制御弁であることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明にあっては、上流側内部に排気制御弁を有する内管と、該内管の外周に位置する外管とで二重管構造が形成される。
【0010】
また、これら内管と外管の隙間に、両端が隔壁で閉塞された冷却水通路と、前記両隔壁を貫通して両側に突出する複数の小排気管と、前記冷却水通路に一端を臨ませて前記外管の側面を貫通して固定された導入ポート及び排出ポートと、を備える排気クーラーを介装される。
【0011】
そして、前記排気クーラーの複数の小排気管を経由する第1通路と、排気制御弁を介して内管の内部を経由する第2通路とからなる並列通路が形成される。
【0012】
従って、排気クーラーを内管と外管の隙間に配置することで、熱交換部としての排気クーラーとバイパス管としての内管を一体的に形成でき、装置全体がコンパクトになって車両への搭載が可能となる。
【0013】
また、内管の上流側内部に排気制御弁を設けているため、該排気制御弁を適宜開閉させることで第1通路及び第2通路を流通する排気の流量や排気圧を調整でき、結果、排気クーラーの負荷の増大を抑制して排気の効率的な熱交換を行うことができると共に、排気冷却による所望の消音効果が得られる。
【0014】
また、排気クーラーは外管を介して外部に近接しているため、該外管を通じて適度な放熱が行われ、結果、排気クーラーの温度上昇を抑えて効率的な熱交換を促進できる。
【0015】
一方、内管の外周に排気クーラーが位置するため、内管内の排気も温度が低下し、結果、排気の体積減少による消音効果に貢献する。
【0016】
請求項2記載の発明にあっては、排気制御弁は、排気圧に感応して開閉する排気圧感応型の排気制御弁であるため、例えば、エンジンの回転数の上昇に伴って排気圧が上昇した場合、該排気制御弁が第2通路を流通する排気量を調整するため、過度な排気圧の上昇を抑えることができ、結果、排気系統やエンジン等への過度な負担を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエンジンの冷却装置の実施の形態を説明する。
【0018】
図1は本発明のエンジンの冷却装置の側断面図、図2は排気制御弁の台座の正面図、図3は排気制御弁の開、閉の状態を示す作動説明図である。
【0019】
先ず、全体構成を説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態のエンジンの冷却装置は、排気管1が途中で分断され、この間に外管2の両端部が嵌挿固定されている。
【0021】
そして、前記外管2の内部には内管3が配置され、これら内管3と外管2で二重管構造に形成されている。
【0022】
また、前記内管3の下流側端部は開口されており、一方、上流側端部は縮径されて形成された開口部3a内に排気制御弁4が設けられている。
【0023】
前記排気制御弁4は、排気圧に感応して開閉する排気圧感応型の排気制御弁であって、前記開口部3aを所定の力で塞ぐようにスプリング4aにて付勢された円盤状の弁体4bと、内管3の内部に固定された円盤状の台座4cで構成され、該台座4cには、図2の斜線部分で示す個所に複数の開口部4dが形成されている。
【0024】
なお、5はスプリング4aの位置ずれを防ぐために台座に固定された保持部である。
【0025】
そして、前記内管3と外管2との隙間には、排気クーラー7が介装されている。
【0026】
前記排気クーラー7は、両端が隔壁7a、7bで閉塞された冷却水通路7cと、該両隔壁7a、7bを貫通して両側に突出する複数の小排気管7dと、前記冷却水通路に一端を臨ませて前記外管2の側面を貫通して固定された導入ポート8及び排出ポート9とから構成されている。
【0027】
このようにして、図外のエンジン冷却水回路から導入ポート8によって排気クーラー7内に導入され排出ポート9からエンジン冷却回路に帰還する排気冷却水回路が構成される。
【0028】
従って、本実施の形態のエンジンの排気冷却装置では、前記排気クーラー7の複数の小排気管7dを経由する第1通路10と、排気制御弁4を介して内管3の内部を経由する第2通路20とからなる並列通路が形成されている。
【0029】
以下、本実施の形態のエンジンの排気冷却装置の作用及び効果を説明する。
【0030】
このように構成されたエンジンの排気冷却装置にあっては、例えば、エンジンの低回転時には、図3(a)に示すように、排気制御弁4の弁体4bが閉じた状態にあり、第1通路10を介して排気の大部分が排気クーラー7の小排気管7dを通って下流に流すので、排気は小排気管7d通過時に冷却水と熱交換を行い冷却されて体積を減少させ、結果、大気に放出されるときの排気音が減少される。
【0031】
また、前記排気クーラー7は外管2を介して外部と近接しており、該外管2を介して大気へ熱を適度に放出する。
【0032】
次に、エンジンが高回転になった場合には、図3(b)に示すように、排気圧が上昇して排気が排気制御弁4の弁体4bをスプリングの付勢力に反して図中左側に押すことで該弁体4bが開く。
【0033】
この際、排気の一部が前記弁体4bと内管3の隙間を通過して台座4cの開口部4dを介して内管2を通過するため、結果、第1通路10に加えて第2通路20にも排気が通過する。
【0034】
よって、排気の圧力損失が増加しないようにして排気圧の上昇を防止できる上、排気クーラー7への排気の流通量を調整して過度な負担を軽減できる。
【0035】
また、前記内管3の外周に排気クーラー7が位置しているため、内管3の排気は温度が低下して体積を減少させ、結果、消音効果に貢献する。
【0036】
従って、本実施の形態のエンジンの排気冷却装置にあっては、内管3と外管2で二重管構造に形成され、該内管3と外管2の隙間に排気クーラー7を介装したため、従来と比べて装置全体がコンパクトになり車両への搭載が可能となる。
【0037】
また、排気制御弁4が排気圧に感応して開閉するため、エンジンが高回転となった際に、過度な排気圧の上昇を防止でき、結果、排気系統やエンジン等の支障を防止できる。
【0038】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
【0039】
例えば、本実施の形態の排気制御弁4は排気圧に感応して開閉する排気圧感応型の排気制御弁としたが、排気圧以外にもエンジン回転数、排気流量、排気温度などによって適宜開閉する排気制御弁としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンの冷却装置の側断面図である。
【図2】排気制御弁の台座の正面図である。
【図3】排気制御弁の開、閉の状態を示す作動説明図である。
【符号の説明】
1 排気管
2 外管
3 内管
4 排気制御弁
4a スプリング
4b 弁体
4c 台座
4d 開口部
5 保持部
7 排気クーラー
7a、7b 隔壁
7c 冷却水通路
7d 小排気管
8 導入ポート
9 排出ポート

Claims (2)

  1. 上流側内部に排気制御弁を有する内管と、該内管の外周に位置する外管とで二重管構造を形成し、
    これら内管と外管の隙間に、両端が隔壁で閉塞された冷却水通路と、
    前記両隔壁を貫通して両側に突出する複数の小排気管と、
    前記冷却水通路に一端を臨ませて前記外管の側面を貫通して固定された導入ポート及び排出ポートと、
    を備える排気クーラーを介装し、
    前記排気クーラーの複数の小排気管を経由する第1通路と、前記排気制御弁を介して内管の内部を経由する第2通路とからなる並列通路を形成したことを特徴とするエンジンの排気冷却装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの排気冷却装置において、
    前記排気制御弁は、排気圧に感応して開閉する排気圧感応型の排気制御弁であることを特徴とするエンジンの排気冷却装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117412A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd 排気通路制御弁
US8297049B2 (en) 2006-03-16 2012-10-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas heat recovery device
CN109538330A (zh) * 2018-12-06 2019-03-29 力帆实业(集团)股份有限公司 一种消声器及消声排气系统

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