JP2008014295A - 排気熱回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】媒体の過熱を抑制するとともに、軸方向にコンパクトでありながら熱回収効率の高い排気熱回収装置を提供する。
【解決手段】排気ガスをケーシング2内に導入する導入経路3と熱交換される媒体が流通する媒体経路8とを同軸状に設け、媒体経路8と隣接する熱交換経路4a,4bを排気ガスが往復して流通するように形成するとともに、熱交換経路4a,4bを迂回する経路に開閉手段10を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】排気ガスをケーシング2内に導入する導入経路3と熱交換される媒体が流通する媒体経路8とを同軸状に設け、媒体経路8と隣接する熱交換経路4a,4bを排気ガスが往復して流通するように形成するとともに、熱交換経路4a,4bを迂回する経路に開閉手段10を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は内燃機関を搭載した車両などの排気系に設けられ、排気熱を回収し暖機などに利用するための排気熱回収装置に関する。
従来、この種の排気熱回収装置としては、車両の冷間時においては排気ガスを熱交換経路に導くことにより、回収した排気熱を内燃機関などの暖機に利用するとともに、暖機後は排気ガスをバイパス経路に導くことにより、冷却系への負荷を低減するようにしたものが知られている。さらに、例えば特許文献1に記載の排気熱回収装置は、熱交換経路とバイパス経路とを同心状に配設することにより、排気熱回収装置のコンパクト化を企図したものである。
実開昭63−110615
しかし、上記特許文献1に記載された排気熱回収装置においては、熱回収効率の向上を企図すると装置を長さ方向に長大化する必要がある。一方で、排気系は複雑な床下レイアウトに応じて複雑に湾曲している上に、触媒コンバータなどの排気処理装置や排気騒音を消音するための消音器などが複数配設されており、排気熱回収装置の長さ方向のコンパクト化が要求されていた。本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、熱回収効率を向上させるとともに、軸方向にコンパクトな排気熱回収装置を提供するものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、排気ガスをケーシング内に導入する導入経路と熱交換される媒体が流通する媒体経路とを同軸状に設け、前記媒体経路と隣接する熱交換経路を排気ガスが往復して流通するように形成するとともに、前記熱交換経路を迂回する経路に開閉手段を設けたことを特徴とする排気熱回収装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記媒体経路の内外両面を排気ガスが往復して流通することを特徴とする排気熱回収装置である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記導入経路内に排気浄化装置を配設したことを特徴とする排気熱回収装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の発明において、前記ケーシング内に消音要素を配設したことを特徴とする排気熱回収装置である。
本発明によれば、排気ガスが熱交換経路を往復して流通するため、装置の長さ方向の長大化を招くことなく熱交換効率を向上することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図3に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、実施例1の排気熱回収装置1を示す縦断面図である。
排気熱回収装置1は車両などの排気系に配設され、両端が絞り加工された筒状のケーシング2の上流側開口端および下流側開口端には、上流側排気管Jおよび下流側排気管Kがそれぞれ接続される。ケーシング2の上流側開口端には、上流側排気管Jから流通した排気ガスをケーシング2内に導入する導入経路3が設けられている。導入経路3の外周には熱交換経路4aを形成するように離間してジャケット5aが同心状に設けられている。さらに、ケーシング2との間に熱交換経路4bを形成するように離間してジャケット5bが設けられている。ジャケット5aおよび5bは液密状に接合されるとともに、媒体導入ポート6および媒体導出ポート7が設けられて、熱交換される媒体が流通する媒体経路8を形成している。なお、ジャケット5aには、熱交換効率向上を目的として螺旋溝9が設けられている。同様にジャケット5bにも螺旋溝を設けてもよい。
導入経路3から熱交換経路4aを迂回して直接ケーシング2から導出される経路を開閉するように、ジャケット5aおよび5bの下流側端に開閉手段である弁体10が弁軸11を中心に回動可能に設けられている。弁体10は、図示しない付勢体により経路を閉塞する方向に付勢されており、内燃機関から排出される排気ガス量に応じて開閉するようになっている。また、弁体10が弁座13と直接当接しないように、緩衝材としてのワイヤメッシュ12が弁軸11近傍に設けられている。また、検知手段、駆動手段および制御手段を設けて、例えば排気温度、内燃機関回転数、媒体温度などの条件に応じて、経路を開放または閉塞するようにしてもよい。
実施例1の排気熱回収装置1の作用について説明する。内燃機関が低回転で排出される排気ガス量が少ない時には、導入経路3を流通してケーシング2内に導入された排気ガスは、弁体10が閉塞しているため熱交換経路4aを上流方向に流通する。その後、排気ガスは空間部Sにおいて反転し、熱交換経路4bを下流方向に流通する。このように、媒体経路8の内外両面を往復して排気ガスが流通するため、熱回収効率を向上することができる。
その後、内燃機関が高回転となり排出される排気ガス量が増大した時には、弁体10が付勢体の付勢力に抗して開放される。このため、排気ガスの大部分は熱交換経路4bを通らず直接下流側排気管Kに導かれケーシング2から導出される。このため、媒体が過熱されることを抑制することができる。
図2は、実施例2の排気熱回収装置21を示す縦断面図である。
導入経路3の外周には媒体経路28aを形成するように、中央部が離間するとともに両端部が導入経路3と液密に接合されたジャケット25aが同心状に設けられている。同様に、ケーシング2の内周に媒体経路28bを形成するように離間してジャケット25bが設けられている。ジャケット25aおよび25bは、各接続ポートが液密に接合されて熱交換される媒体が連通可能になっている。ジャケット25aと25bとの間には、熱交換経路を往路と復路に分離するためのセパレートパイプ32が同心状に設けられて、熱交換経路24aおよび24bが形成されている。なお、セパレートパイプ32を複数の小孔を備えた2重のパイプで空間部を形成するとともに、その空間部に吸音材等を充填して消音に寄与するようにしてもよい。セパレートパイプ32の下流側端には実施例1と同様な開閉手段である弁体10が弁軸11を中心に回動可能に設けられている。その他、実施例1と同一の構成には同一の符号を付与しその説明を省略する。
実施例2も実施例1と同様の作用効果を発揮する。
図3は、実施例3の排気熱回収装置41を示す縦断面図である。
実施例3の排気熱回収装置41の導入経路3内には、セラミックマットなどの保持部材49により保持されて、排気浄化装置である触媒担体50が配設されている。排気浄化装置は、触媒担体に限らず例えばディーゼルパティキュレートフィルターなどでもよい。さらに、ケーシング2内には、仕切板52,53、インナーパイプ54,およびアウトレットパイプ55で構成された消音要素が配設されている。仕切板53、インナパイプ54およびアウトレットパイプ55には、それぞ複数の小孔53a,54aおよび55aが設けられている。消音要素は、拡張、干渉、吸音、共鳴など従来周知の消音要素を任意に組合せて配設すればよい。その他、実施例1と同一の構成には同一の符号を付与しその説明を省略する。
実施例3も実施例1と同様の作用効果を発揮する。さらに、排気処理担体や消音要素をケーシング内に配設することにより、一層コンパクト化に効果を発揮する。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に包含される。また、媒体への熱回収を主目的とする狭義の熱回収器(ヒートコレクタやオイルウォーマ等)に限らず、排気ガスの冷却を主目的とする熱交換器(排気クーラーやEGRクーラー等)も熱回収装置として包含する。更に、適用対象は車両等の内燃機関用に限定するものではなく、汎用エンジンや据置式燃焼装置等、あらゆる排気ガス発生装置の排気系に適用可能である。
1,21,41 排気熱回収装置
2 ケーシング
3 導入経路
4a,4b,24a,24b 熱交換経路
8,28a,28b 媒体経路
10 弁体(開閉手段)
50 触媒担体(排気浄化装置)
52,53,54,55 消音要素
2 ケーシング
3 導入経路
4a,4b,24a,24b 熱交換経路
8,28a,28b 媒体経路
10 弁体(開閉手段)
50 触媒担体(排気浄化装置)
52,53,54,55 消音要素
Claims (4)
- 排気ガスをケーシング内に導入する導入経路と熱交換される媒体が流通する媒体経路とを同軸状に設け、前記媒体経路と隣接する熱交換経路を排気ガスが往復して流通するように形成するとともに、前記熱交換経路を迂回する経路に開閉手段を設けたことを特徴とする排気熱回収装置。
- 前記媒体経路の内外両面を排気ガスが往復して流通することを特徴とする請求項1に記載の排気熱回収装置。
- 前記導入経路内に排気浄化装置を配設したことを特徴とする請求項1または2に記載の排気熱回収装置。
- 前記ケーシング内に消音要素を配設したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の排気熱回収装置。
Priority Applications (1)
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JP2006210341A JP2008014295A (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | 排気熱回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006210341A JP2008014295A (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | 排気熱回収装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=39071541
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---|---|---|---|---|
JP2013047480A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Sakamoto Industry Co Ltd | 排気ガス熱回収装置 |
KR101367320B1 (ko) * | 2012-08-22 | 2014-03-12 | 현대자동차주식회사 | 배기열 회수용 배기파이프의 구조 |
JP2016160889A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | トヨタ自動車株式会社 | 熱交換器 |
WO2017126123A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | フタバ産業株式会社 | バルブ装置 |
-
2006
- 2006-07-03 JP JP2006210341A patent/JP2008014295A/ja not_active Withdrawn
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US8910471B2 (en) | 2012-08-22 | 2014-12-16 | Hyundai Motor Company | Structure of exhaust pipe for exhaust heat recovery |
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