JP2004291902A - クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】装着性に優れているとともに、一旦装着された後は簡単には外れないようにする。
【解決手段】荷重を受けるボデー部1と、ボデー部1の底面部11のところに連結部3を介して一体的に設けられるものであって取付部材9への取付けに寄与する係合部2と、からなるとともに、これらがゴム状弾性体にて一体的に形成される。連結部3は、その横断面形が長方形の形態からなる。連結部3の長手方向両側面部に連結部3の撓み変形を規制するストッパの役目を果たす突起部33を設ける。係合部2に設けられたすぐり溝21のうちの相対向するものの溝底辺部間に形成される肉厚部を薄肉状に形成させ、この薄肉状の薄膜部22を板状の横断面形態からなる連結部3の両側面部に直交させるように設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】荷重を受けるボデー部1と、ボデー部1の底面部11のところに連結部3を介して一体的に設けられるものであって取付部材9への取付けに寄与する係合部2と、からなるとともに、これらがゴム状弾性体にて一体的に形成される。連結部3は、その横断面形が長方形の形態からなる。連結部3の長手方向両側面部に連結部3の撓み変形を規制するストッパの役目を果たす突起部33を設ける。係合部2に設けられたすぐり溝21のうちの相対向するものの溝底辺部間に形成される肉厚部を薄肉状に形成させ、この薄肉状の薄膜部22を板状の横断面形態からなる連結部3の両側面部に直交させるように設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアあるいはリッド等に設けられるものであって、これらドアあるいはリッド等の閉時に、当該ドア等に入力する衝撃力(荷重)を緩和させるように機能するクッションに関するものであり、特に、その装着性(組付性)に優れているとともに、一旦組付けられた後は脱落等の問題の生ずることのないようにしたクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこれらのクッションは、例えば図6あるいは実開昭61−106639号公報に示す如く、円錐台状の形態からなるものであって衝撃吸収機能を有するボデー部10と、当該円錐台状ボデー部10の底面部110に設けられるものであって円環状の形態からなるとともにテーパ面からなる挿入部30を有する係合部20と、からなるものである。そして、これらがゴム部材等にて一体的に形成されるようになっているものである。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−106639号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成からなるクッションを所定の取付部材90(図6参照)等に取付けようとすると、上記挿入部30がゴム部材からなるものであるので取付部材90との間において滑り性が良くなく、これに対処するために潤滑材を塗布したりしている。しかしながら、それでも装着性(組付性)が充分ではないと言う問題点がある。この装着性(組付性)の問題点を解決するために取付部材90側の取付穴の径を大きくしたりしている場合がある。しかしながら、この装着性を優先させようとすると、装着された後(組付けられた後)において、ボデー部10のところに軸直角方向の荷重(力)が加わった場合にクッション自体がこじり上げられて脱落してしまうと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、係合部を形成する挿入部のところにすぐり溝を設け、これによって装着性に優れるようにするとともに一旦装着された後は簡単には取付穴から外れないようにしたクッションを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、衝撃荷重を受けるボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、上記係合部とボデー部との間に、これらを連結するものであって変形し易いように形成された連結部を設け、一方、上記係合部を先細り状の形態からなるようにするとともに、このような係合部のところにすぐり溝を設け、更に、上記連結部の横断面部における長手方向の両側面部に突起部を設けるようにした構成を採ることとした。
【0006】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、すぐり溝を有する係合部のところが取付穴内へと円滑に嵌り込むようになり、係合部の取付穴への装着作業が容易に行われるようになる。そして、このように係合部が取付穴内へ一旦嵌り込んだ後は、取付穴から簡単には脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部のところに軸直角方向の荷重が入力した場合、ボデー部と係合部との間を連結する連結部のところには、横方向の荷重(力)が加わることとなり、この力が上記係合部を取付穴から外れさせるように作用するが、このとき、上記連結部が撓み変形をするとともに、上記連結部の側面部に設けられた突起部が取付穴の周縁部に接触して、連結部のそれ以上の撓み変形が抑止されるようになる。その結果、上記係合部及び連結部の横ずれが規制されるようになり、上記係合部は取付穴から外れ出たりするようなことが無くなる。
【0007】
次に、請求項2記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のクッションに関して、上記突起部を、上記ボデー部に軸直角方向の荷重が入力して上記連結部が撓み変形をした場合、上記突起部の先端が取付穴の周縁部に接触して上記撓み変形量が所定値を超えないように規制するストッパの役目を果たさせるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1記載のものと同様、装着性に優れた状態を呈するとともに、一旦装着された後は、上記係合部のところが取付穴から容易に脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部への軸直角方向の荷重入力に対して、上記連結部が、その側面部方向へ撓み変形をすることとなるが、ある程度の撓み変形が生ずると、上記側面部に設けられた突起部が取付穴の周縁部に接触して上記係合部の横ずれを抑止するように作用することとなる。このように、上記突起部がストッパの役目を果たすことにより、上記係合部の取付穴からの脱落等が抑止されることとなる。
【0008】
次に、請求項3記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のクッションに関して、上記突起部を、上記連結部の両側面部のところであって、その横断面における長手方向の略中央部のところに、上記側面部に対して略直角な方向に形成させるようにした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、すぐり溝を有する係合部のところが取付穴内へと円滑に嵌り込むようになり、係合部の取付穴への装着作業が容易に行われるようになる。そして、このように係合部が取付穴内へ一旦嵌り込んだ後は、取付穴から簡単には脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部のところに軸直角方向の荷重が入力した場合、ボデー部と係合部との間を連結する連結部のところには、横方向の荷重(力)が加わることとなり、この力が上記係合部を取付穴から外れさせるように作用するが、このとき、上記連結部は撓み変形がしやすいようになっているので、当該連結部が所定の撓み変形をした後には、上記突起部が取付穴の周縁部に接触してそれ以上の撓み変形が抑止されるようになる。その結果、係合部は取付穴から外れにくくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するものの、その構成は、図1及び図3に示す如く、衝撃荷重を受けるボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9への装着に寄与する係合部2と、からなるとともに、当該係合部2とボデー部1との間を連結するものであって、撓み易いように形成された連結部3と、からなることを基本とするものである。そして、これらがゴム状弾性体にて一体的に形成されるようになっているものである。
【0010】
このような基本構成から成るものにおいて、上記ボデー部1は、多くの場合は、円錐台状の形態からなるものであるが、場合によっては円柱状体、あるいは変形四角錐台等の形態からなるものも考えられる。そして、このような形態からなるものにおいて、本ボデー部1の底面部11に近いところには、図1及び図3に示す如く、円周溝15が設けられるようになっている。これによって、底面部11付近には円環状のフランジ部12が形成されるようになる。そして、このフランジ部12の下方部であって底面部11の外周部を成すところには、図1及び図3に示す如く、底面部11の全周にわたってリング状の突起部121が設けられるようになっている。このリング状突起部121及び上記円周溝15の作用により、フランジ部12は、ボデー部1の軸線方向へ撓み易くなるとともに、その方向にバネ反力を発揮するようになる。
【0011】
次に、このような構成からなるボデー部1の底面部11に対して連結部3を介して直立状に設けられる係合部2について説明する。このものの、その基本的な形態は、図1及び図3に示す如く、円錐台状あるいはコーン状の形態からなるものであって、先端部に向かって先細り状に形成されたテーパ面からなる導入部29を有するようになっているものである。このような形態からなるものにおいて、本実施の形態のものにおいては、図1に示す如く、すぐり溝21が複数本、本係合部2の軸線方向に平行なように設けられるようになっているものである。なお、このすぐり溝21は、その縦方向(軸線方向)においては、ボデー部1の底面部11側へは開口するようになっているが、その反対側である下方部については、図1に示す如く、導入部29の途中のところで止められ、最先端部までは削ぐられないようになっているものである。
【0012】
また、上記すぐり溝21は、その縦方向の最下端部211の位置が、例えば図1に示す如く、係合部2の導入部29を形成する部分の横断面部における径の値が取付穴91に嵌合する嵌合部25の外径寸法(d)と略同じ値となるところまで来るように設置されるようになっているものである。すなわち、嵌合部25の外径寸法(d)と同じ値の内径を有する取付穴91に上記係合部2の導入部29を挿入する場合において、取付穴91の内径部と係合部2を形成する導入部29の横断面部とが接するようになったとき、すぐり溝21の最下端部211が上記取付穴91の内径部に開口部を形成する状態となるように、上記すぐり溝21の縦方向の長さ、すなわち、最下端部211の位置を設定することとする(図1参照)。その結果、係合部2の取付穴91内への挿入に当たっては、上記係合部2の横断面積が大きくなり、取付穴91内へ係合部2の各横断面部の挿入が難しくなるような状態において、上記すぐり溝21の側壁部219がすぐり溝21内へ倒れ込むように弾性変形をし、係合部2の各横断面部は縮径されるようになる。その結果、係合部2の取付穴91への取付けが円滑に行われるようになる。
【0013】
但し、このすぐり溝21の、その最下端部211の位置は、ある特定の範囲内に規制されるようになっているものである。すなわち、上記最下端部211の位置は、図1に示す如く、取付部材9の板厚の値(t)の範囲内に設定されるようになっているものである。具体的には、本すぐり溝21の縦方向の長さ(L)は、係合部2を形成する導入部29の横断面部における径の値が嵌合部25の外径寸法(d)と同じ値となる位置(H)を基準にして、これに上記取付部材9の板厚の値(t)を加えた値の範囲内に限定されるようになっているものである。すなわち、H≦L≦H+tの関係式が成り立つようになっているものである。このような範囲内にすぐり溝21の縦方向の長さを限定することによって、係合部2の取付穴91への装着が円滑に行われるとともに、一旦取付けられた後は取付穴91の周りに係合する係合面部26周りの係合剛性を十分に確保することができるようになる。
【0014】
また、本すぐり溝21は、図2に示す如く、その横断面部において、対称形を成すように設けられるようになっているものである。そして、このようなすぐり溝21のうちの相対向するものの間に形成される肉厚部の部分を薄肉状に形成するとともに、この薄肉状に形成された薄膜部22を、後に述べる連結部3の側面部に直角状に連結させるようにしている。このような薄膜部22を設けることによって上記すぐり溝21の側面部に形成される縦壁部24の倒れ現象あるいは拡がり現象を上記薄膜部22の伸び変形に対する弾性抵抗力によって抑止するようにしているものである(図4参照)。
【0015】
次に、このような構成からなるボデー部1と係合部2との間を連結する連結部3について説明する。このものは、基本的には板状の形態からなるものであり、その横断面形状は、図2に示すように、長方形の形態からなるものである。また、このような連結部3は、一方がボデー部1の底面部11の中央部のところに直立状に結合されるとともに、他方は係合部2の中央部のところに直立状に結合されるようになっているものである。そして、このような連結部3の横断面形における長手方向の両側面部の中央部のところには、図2に示す如く、上記長手方向に対して略直角な方向に突起部33が設けられるようになっている。この突起部33は、上記連結部3の撓み変形を規制するストッパの役目を果たすようになっているものである。すなわち、ボデー部1に軸直角方向の荷重(図4に示すF方向荷重)が加わった場合に、上記連結部3が図2の二点鎖線図示の如く撓むこととなるが、この場合、突起部33の先端部が取付穴91の周縁部に接触して、上記連結部3の、それ以上の撓み変形が抑止されるようになっているものである。また、上記長手方向両端部のところには、係合部2に設けられた円弧状の係合面部26と同じ円周上に形成される係合面部26’が設けられるようになっている。また、本連結部3の長手方向側面部には本連結部3に沿うようにすぐり溝21が設けられるようになっているものである(図2参照)。そして、このようなすぐり溝21のうちの相対向するように設けられるものの溝底辺部間に形成される薄膜部22は、図2に示す如く、本連結部3の横断面形における長手方向側面部に直交するように設けられるようになっているものである。すなわち、連結部3と薄膜部22とは、横断面形において直交するように形成されるようになっているものである。
【0016】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、取付部材9への装着(取付け)手順等について説明する。まず、本クッションの装着に当たっては、係合部2の導入部29のところを取付穴91に挿入するとともに、本クッションのボデー部1をもって取付部材9側へ押し付けるようにする。そうすると、取付穴91にのぞむ係合部2のすぐり溝21の側壁部219のところが内側に倒れ込むように弾性変形をする。その結果、係合部2の取付穴91にのぞむ横断面部は縮径されるようになり、係合部2の各横断面部は、順次、上記取付穴91内へと滑り込むようになる。また、ボデー部1の上方部からの押込力に対して、上記フランジ部12の上方部に設けられた円周溝15の作用により、上記フランジ部12の外周部のところが上方へ撓むようになる。これらによって、係合部2及び連結部3が取付穴91内へ更に深く押込まれることとなる。その結果、上記係合部2のところは取付穴91内に、比較的容易に嵌り込むようになり、本クッションは取付部材9に簡単に取り付けられるようになる。そして、このようにして一旦装着された(取付けられた)後は、上記ボデー部1のところに軸直角方向の荷重あるいは斜め方向の荷重等が作用したとしても、本クッションは、上記係合部2の係合面部26、26’周りにおける係合剛性が上記すぐり溝21の縦方向長さ(L)を所定の値に規制することによって確保されるようになっていることより、上記係合面部26、26’が上記取付穴91から外れたりするようなことがない。
【0017】
特に、本実施の形態のものにおいては、図2及び図4に示す如く、連結部3の横断面部が長方形の形状からなるものであり、この長方形の長手方向側面部に直角な方向からの荷重(力)Fが入力した場合において、連結部3は撓み易い状態となっている。従って、例えば図4に示す如く、ボデー部1へのF方向荷重の入力に対して、連結部3はほぼ直角の状態に撓み変形をする。これによって、ボデー部1の底面部11側に設けられたフランジ部12の外周部の一部が取付部材9の面に接触するようになり、上記連結部3は、これ以上撓まないようになる。従って、係合部2に設けられた係合面部26、26’は取付穴91の周りに形成された取付面のところに係合した状態を維持することとなる。また、上記連結部3の長手方向両側面部の中央部のところには、図2に示す如く、突起部33が設けられるようになっており、上記ボデー部1への軸直角方向荷重(力)Fの入力に対して、上記連結部3は、その横断面形において、図2の二点鎖線図示の如く、撓み変形をする。この撓み変形に対しては、上記突起部33の先端部のところが取付穴91の周縁部に接触することによって、上記連結部3のある程度以上の撓み変形が抑止されるようになる。従って、連結部33の長手方向両端部に形成される係合面部26’は取付穴91の周辺部に確実に係合するようになる。その結果、本係合部2のところは取付穴91から外れにくくなる。
【0018】
また、図5に示す如く、軸直角方向荷重(F)が上記連結部3の長手方向に沿うように作用する場合には、連結部3の横断面形における長手方向端部の一方側が伸びるように変形をする。これによって、ボデー部1の下方部に形成されたフランジ部12の外周部が取付穴91周りの取付部材9のところに接触して、これ以上、上記連結部3は変形をしないようになる。但し、このとき、連結部3の横断面形における長手方向両端部のところに形成された係合面部26’のうちの伸び側に形成されるものは取付穴91の取付面のところから外れてしまうことが懸念される。しかしながら、この連結部3の長手方向の両側面部側に形成される円弧状の係合面部26(図2参照)は、取付穴91の端面に係合した状態を維持するようになる。このようにして、ボデー部1への軸直角方向荷重(力)Fの入力に対して、本クッションの係合部2は、確実に取付穴91の周りに係合するようになる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、上記係合部とボデー部との間に、これらを連結するものであって変形し易いように形成された連結部を設けるとともに、この連結部の両側面部のところであって、その横断面部における長手方向の略中央部のところに、上記側面部に対して略直角な方向に突起部を設けるようにしたので、上記ボデー部に軸直角方向の荷重が入力して上記連結部が撓み変形をした場合、上記突起部の先端が取付穴の周縁部に接触してストッパの役目を果たすようになり、上記連結部の撓み変形量は所定値を超えないようになった。その結果、上記連結部の長手方向両端部に形成される係合面部は取付穴から外れたりするようなことが無くなり、係合部全体が取付穴から外れたりするようなことがなくなった。すなわち、本発明のものにおいては、係合部の取付穴への装着性において優れているとともに、一旦装着された後は、ボデー部への軸直角方向荷重の入力等に対して、上記係合部が簡単には取付穴から脱落したりするようなことが無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す半断面図及び外観図である。
【図2】本発明の主要部を成す係合部及び連結部の全体構成を示すものであって図1のAA断面図である。
【図3】本発明の全体構成を示す半断面図及び外観図であって図1に対して直角方向の面を示す図である。
【図4】本発明にかかるクッションに軸直角方向の荷重が入力した状態を示す一部断面図である。
【図5】本発明にかかるクッションに軸直角方向の荷重が入力した状態を示すものであって図4に対して直角方向の面に荷重が入力した場合を示す一部断面図である。
【図6】従来のものの全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボデー部
11 底面部
12 フランジ部
121 突起部
15 円周溝
2 係合部
21 すぐり溝
211 最下端部
219 側壁部
22 薄膜部
24 縦壁部
25 嵌合部
26 係合面部
26’ 係合面部
29 導入部
3 連結部
33 突起部
9 取付部材
91 取付穴
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアあるいはリッド等に設けられるものであって、これらドアあるいはリッド等の閉時に、当該ドア等に入力する衝撃力(荷重)を緩和させるように機能するクッションに関するものであり、特に、その装着性(組付性)に優れているとともに、一旦組付けられた後は脱落等の問題の生ずることのないようにしたクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこれらのクッションは、例えば図6あるいは実開昭61−106639号公報に示す如く、円錐台状の形態からなるものであって衝撃吸収機能を有するボデー部10と、当該円錐台状ボデー部10の底面部110に設けられるものであって円環状の形態からなるとともにテーパ面からなる挿入部30を有する係合部20と、からなるものである。そして、これらがゴム部材等にて一体的に形成されるようになっているものである。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−106639号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成からなるクッションを所定の取付部材90(図6参照)等に取付けようとすると、上記挿入部30がゴム部材からなるものであるので取付部材90との間において滑り性が良くなく、これに対処するために潤滑材を塗布したりしている。しかしながら、それでも装着性(組付性)が充分ではないと言う問題点がある。この装着性(組付性)の問題点を解決するために取付部材90側の取付穴の径を大きくしたりしている場合がある。しかしながら、この装着性を優先させようとすると、装着された後(組付けられた後)において、ボデー部10のところに軸直角方向の荷重(力)が加わった場合にクッション自体がこじり上げられて脱落してしまうと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、係合部を形成する挿入部のところにすぐり溝を設け、これによって装着性に優れるようにするとともに一旦装着された後は簡単には取付穴から外れないようにしたクッションを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、衝撃荷重を受けるボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、上記係合部とボデー部との間に、これらを連結するものであって変形し易いように形成された連結部を設け、一方、上記係合部を先細り状の形態からなるようにするとともに、このような係合部のところにすぐり溝を設け、更に、上記連結部の横断面部における長手方向の両側面部に突起部を設けるようにした構成を採ることとした。
【0006】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、すぐり溝を有する係合部のところが取付穴内へと円滑に嵌り込むようになり、係合部の取付穴への装着作業が容易に行われるようになる。そして、このように係合部が取付穴内へ一旦嵌り込んだ後は、取付穴から簡単には脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部のところに軸直角方向の荷重が入力した場合、ボデー部と係合部との間を連結する連結部のところには、横方向の荷重(力)が加わることとなり、この力が上記係合部を取付穴から外れさせるように作用するが、このとき、上記連結部が撓み変形をするとともに、上記連結部の側面部に設けられた突起部が取付穴の周縁部に接触して、連結部のそれ以上の撓み変形が抑止されるようになる。その結果、上記係合部及び連結部の横ずれが規制されるようになり、上記係合部は取付穴から外れ出たりするようなことが無くなる。
【0007】
次に、請求項2記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のクッションに関して、上記突起部を、上記ボデー部に軸直角方向の荷重が入力して上記連結部が撓み変形をした場合、上記突起部の先端が取付穴の周縁部に接触して上記撓み変形量が所定値を超えないように規制するストッパの役目を果たさせるようにした構成を採ることとした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上記請求項1記載のものと同様、装着性に優れた状態を呈するとともに、一旦装着された後は、上記係合部のところが取付穴から容易に脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部への軸直角方向の荷重入力に対して、上記連結部が、その側面部方向へ撓み変形をすることとなるが、ある程度の撓み変形が生ずると、上記側面部に設けられた突起部が取付穴の周縁部に接触して上記係合部の横ずれを抑止するように作用することとなる。このように、上記突起部がストッパの役目を果たすことにより、上記係合部の取付穴からの脱落等が抑止されることとなる。
【0008】
次に、請求項3記載の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載のものと同じである。すなわち、本発明においては、請求項1記載のクッションに関して、上記突起部を、上記連結部の両側面部のところであって、その横断面における長手方向の略中央部のところに、上記側面部に対して略直角な方向に形成させるようにした。このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、すぐり溝を有する係合部のところが取付穴内へと円滑に嵌り込むようになり、係合部の取付穴への装着作業が容易に行われるようになる。そして、このように係合部が取付穴内へ一旦嵌り込んだ後は、取付穴から簡単には脱落したりしないようになる。すなわち、ボデー部のところに軸直角方向の荷重が入力した場合、ボデー部と係合部との間を連結する連結部のところには、横方向の荷重(力)が加わることとなり、この力が上記係合部を取付穴から外れさせるように作用するが、このとき、上記連結部は撓み変形がしやすいようになっているので、当該連結部が所定の撓み変形をした後には、上記突起部が取付穴の周縁部に接触してそれ以上の撓み変形が抑止されるようになる。その結果、係合部は取付穴から外れにくくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するものの、その構成は、図1及び図3に示す如く、衝撃荷重を受けるボデー部1と、当該ボデー部1に連続して設けられるものであって取付部材9への装着に寄与する係合部2と、からなるとともに、当該係合部2とボデー部1との間を連結するものであって、撓み易いように形成された連結部3と、からなることを基本とするものである。そして、これらがゴム状弾性体にて一体的に形成されるようになっているものである。
【0010】
このような基本構成から成るものにおいて、上記ボデー部1は、多くの場合は、円錐台状の形態からなるものであるが、場合によっては円柱状体、あるいは変形四角錐台等の形態からなるものも考えられる。そして、このような形態からなるものにおいて、本ボデー部1の底面部11に近いところには、図1及び図3に示す如く、円周溝15が設けられるようになっている。これによって、底面部11付近には円環状のフランジ部12が形成されるようになる。そして、このフランジ部12の下方部であって底面部11の外周部を成すところには、図1及び図3に示す如く、底面部11の全周にわたってリング状の突起部121が設けられるようになっている。このリング状突起部121及び上記円周溝15の作用により、フランジ部12は、ボデー部1の軸線方向へ撓み易くなるとともに、その方向にバネ反力を発揮するようになる。
【0011】
次に、このような構成からなるボデー部1の底面部11に対して連結部3を介して直立状に設けられる係合部2について説明する。このものの、その基本的な形態は、図1及び図3に示す如く、円錐台状あるいはコーン状の形態からなるものであって、先端部に向かって先細り状に形成されたテーパ面からなる導入部29を有するようになっているものである。このような形態からなるものにおいて、本実施の形態のものにおいては、図1に示す如く、すぐり溝21が複数本、本係合部2の軸線方向に平行なように設けられるようになっているものである。なお、このすぐり溝21は、その縦方向(軸線方向)においては、ボデー部1の底面部11側へは開口するようになっているが、その反対側である下方部については、図1に示す如く、導入部29の途中のところで止められ、最先端部までは削ぐられないようになっているものである。
【0012】
また、上記すぐり溝21は、その縦方向の最下端部211の位置が、例えば図1に示す如く、係合部2の導入部29を形成する部分の横断面部における径の値が取付穴91に嵌合する嵌合部25の外径寸法(d)と略同じ値となるところまで来るように設置されるようになっているものである。すなわち、嵌合部25の外径寸法(d)と同じ値の内径を有する取付穴91に上記係合部2の導入部29を挿入する場合において、取付穴91の内径部と係合部2を形成する導入部29の横断面部とが接するようになったとき、すぐり溝21の最下端部211が上記取付穴91の内径部に開口部を形成する状態となるように、上記すぐり溝21の縦方向の長さ、すなわち、最下端部211の位置を設定することとする(図1参照)。その結果、係合部2の取付穴91内への挿入に当たっては、上記係合部2の横断面積が大きくなり、取付穴91内へ係合部2の各横断面部の挿入が難しくなるような状態において、上記すぐり溝21の側壁部219がすぐり溝21内へ倒れ込むように弾性変形をし、係合部2の各横断面部は縮径されるようになる。その結果、係合部2の取付穴91への取付けが円滑に行われるようになる。
【0013】
但し、このすぐり溝21の、その最下端部211の位置は、ある特定の範囲内に規制されるようになっているものである。すなわち、上記最下端部211の位置は、図1に示す如く、取付部材9の板厚の値(t)の範囲内に設定されるようになっているものである。具体的には、本すぐり溝21の縦方向の長さ(L)は、係合部2を形成する導入部29の横断面部における径の値が嵌合部25の外径寸法(d)と同じ値となる位置(H)を基準にして、これに上記取付部材9の板厚の値(t)を加えた値の範囲内に限定されるようになっているものである。すなわち、H≦L≦H+tの関係式が成り立つようになっているものである。このような範囲内にすぐり溝21の縦方向の長さを限定することによって、係合部2の取付穴91への装着が円滑に行われるとともに、一旦取付けられた後は取付穴91の周りに係合する係合面部26周りの係合剛性を十分に確保することができるようになる。
【0014】
また、本すぐり溝21は、図2に示す如く、その横断面部において、対称形を成すように設けられるようになっているものである。そして、このようなすぐり溝21のうちの相対向するものの間に形成される肉厚部の部分を薄肉状に形成するとともに、この薄肉状に形成された薄膜部22を、後に述べる連結部3の側面部に直角状に連結させるようにしている。このような薄膜部22を設けることによって上記すぐり溝21の側面部に形成される縦壁部24の倒れ現象あるいは拡がり現象を上記薄膜部22の伸び変形に対する弾性抵抗力によって抑止するようにしているものである(図4参照)。
【0015】
次に、このような構成からなるボデー部1と係合部2との間を連結する連結部3について説明する。このものは、基本的には板状の形態からなるものであり、その横断面形状は、図2に示すように、長方形の形態からなるものである。また、このような連結部3は、一方がボデー部1の底面部11の中央部のところに直立状に結合されるとともに、他方は係合部2の中央部のところに直立状に結合されるようになっているものである。そして、このような連結部3の横断面形における長手方向の両側面部の中央部のところには、図2に示す如く、上記長手方向に対して略直角な方向に突起部33が設けられるようになっている。この突起部33は、上記連結部3の撓み変形を規制するストッパの役目を果たすようになっているものである。すなわち、ボデー部1に軸直角方向の荷重(図4に示すF方向荷重)が加わった場合に、上記連結部3が図2の二点鎖線図示の如く撓むこととなるが、この場合、突起部33の先端部が取付穴91の周縁部に接触して、上記連結部3の、それ以上の撓み変形が抑止されるようになっているものである。また、上記長手方向両端部のところには、係合部2に設けられた円弧状の係合面部26と同じ円周上に形成される係合面部26’が設けられるようになっている。また、本連結部3の長手方向側面部には本連結部3に沿うようにすぐり溝21が設けられるようになっているものである(図2参照)。そして、このようなすぐり溝21のうちの相対向するように設けられるものの溝底辺部間に形成される薄膜部22は、図2に示す如く、本連結部3の横断面形における長手方向側面部に直交するように設けられるようになっているものである。すなわち、連結部3と薄膜部22とは、横断面形において直交するように形成されるようになっているものである。
【0016】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、取付部材9への装着(取付け)手順等について説明する。まず、本クッションの装着に当たっては、係合部2の導入部29のところを取付穴91に挿入するとともに、本クッションのボデー部1をもって取付部材9側へ押し付けるようにする。そうすると、取付穴91にのぞむ係合部2のすぐり溝21の側壁部219のところが内側に倒れ込むように弾性変形をする。その結果、係合部2の取付穴91にのぞむ横断面部は縮径されるようになり、係合部2の各横断面部は、順次、上記取付穴91内へと滑り込むようになる。また、ボデー部1の上方部からの押込力に対して、上記フランジ部12の上方部に設けられた円周溝15の作用により、上記フランジ部12の外周部のところが上方へ撓むようになる。これらによって、係合部2及び連結部3が取付穴91内へ更に深く押込まれることとなる。その結果、上記係合部2のところは取付穴91内に、比較的容易に嵌り込むようになり、本クッションは取付部材9に簡単に取り付けられるようになる。そして、このようにして一旦装着された(取付けられた)後は、上記ボデー部1のところに軸直角方向の荷重あるいは斜め方向の荷重等が作用したとしても、本クッションは、上記係合部2の係合面部26、26’周りにおける係合剛性が上記すぐり溝21の縦方向長さ(L)を所定の値に規制することによって確保されるようになっていることより、上記係合面部26、26’が上記取付穴91から外れたりするようなことがない。
【0017】
特に、本実施の形態のものにおいては、図2及び図4に示す如く、連結部3の横断面部が長方形の形状からなるものであり、この長方形の長手方向側面部に直角な方向からの荷重(力)Fが入力した場合において、連結部3は撓み易い状態となっている。従って、例えば図4に示す如く、ボデー部1へのF方向荷重の入力に対して、連結部3はほぼ直角の状態に撓み変形をする。これによって、ボデー部1の底面部11側に設けられたフランジ部12の外周部の一部が取付部材9の面に接触するようになり、上記連結部3は、これ以上撓まないようになる。従って、係合部2に設けられた係合面部26、26’は取付穴91の周りに形成された取付面のところに係合した状態を維持することとなる。また、上記連結部3の長手方向両側面部の中央部のところには、図2に示す如く、突起部33が設けられるようになっており、上記ボデー部1への軸直角方向荷重(力)Fの入力に対して、上記連結部3は、その横断面形において、図2の二点鎖線図示の如く、撓み変形をする。この撓み変形に対しては、上記突起部33の先端部のところが取付穴91の周縁部に接触することによって、上記連結部3のある程度以上の撓み変形が抑止されるようになる。従って、連結部33の長手方向両端部に形成される係合面部26’は取付穴91の周辺部に確実に係合するようになる。その結果、本係合部2のところは取付穴91から外れにくくなる。
【0018】
また、図5に示す如く、軸直角方向荷重(F)が上記連結部3の長手方向に沿うように作用する場合には、連結部3の横断面形における長手方向端部の一方側が伸びるように変形をする。これによって、ボデー部1の下方部に形成されたフランジ部12の外周部が取付穴91周りの取付部材9のところに接触して、これ以上、上記連結部3は変形をしないようになる。但し、このとき、連結部3の横断面形における長手方向両端部のところに形成された係合面部26’のうちの伸び側に形成されるものは取付穴91の取付面のところから外れてしまうことが懸念される。しかしながら、この連結部3の長手方向の両側面部側に形成される円弧状の係合面部26(図2参照)は、取付穴91の端面に係合した状態を維持するようになる。このようにして、ボデー部1への軸直角方向荷重(力)Fの入力に対して、本クッションの係合部2は、確実に取付穴91の周りに係合するようになる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションに関して、上記係合部とボデー部との間に、これらを連結するものであって変形し易いように形成された連結部を設けるとともに、この連結部の両側面部のところであって、その横断面部における長手方向の略中央部のところに、上記側面部に対して略直角な方向に突起部を設けるようにしたので、上記ボデー部に軸直角方向の荷重が入力して上記連結部が撓み変形をした場合、上記突起部の先端が取付穴の周縁部に接触してストッパの役目を果たすようになり、上記連結部の撓み変形量は所定値を超えないようになった。その結果、上記連結部の長手方向両端部に形成される係合面部は取付穴から外れたりするようなことが無くなり、係合部全体が取付穴から外れたりするようなことがなくなった。すなわち、本発明のものにおいては、係合部の取付穴への装着性において優れているとともに、一旦装着された後は、ボデー部への軸直角方向荷重の入力等に対して、上記係合部が簡単には取付穴から脱落したりするようなことが無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す半断面図及び外観図である。
【図2】本発明の主要部を成す係合部及び連結部の全体構成を示すものであって図1のAA断面図である。
【図3】本発明の全体構成を示す半断面図及び外観図であって図1に対して直角方向の面を示す図である。
【図4】本発明にかかるクッションに軸直角方向の荷重が入力した状態を示す一部断面図である。
【図5】本発明にかかるクッションに軸直角方向の荷重が入力した状態を示すものであって図4に対して直角方向の面に荷重が入力した場合を示す一部断面図である。
【図6】従来のものの全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボデー部
11 底面部
12 フランジ部
121 突起部
15 円周溝
2 係合部
21 すぐり溝
211 最下端部
219 側壁部
22 薄膜部
24 縦壁部
25 嵌合部
26 係合面部
26’ 係合面部
29 導入部
3 連結部
33 突起部
9 取付部材
91 取付穴
Claims (3)
- 衝撃荷重を受けるボデー部及び当該ボデー部に連続して設けられるものであって取付部材への装着に寄与する係合部からなるクッションにおいて、上記係合部とボデー部との間に、これらを連結するものであって変形し易いように形成された連結部を設け、一方、上記係合部を先細り状の形態からなるようにするとともに、このような係合部のところにすぐり溝を設け、更に、上記連結部の横断面部における長手方向の両側面部に突起部を設けるようにしたことを特徴とするクッション。
- 請求項1記載のクッションにおいて、上記突起部を、上記ボデー部に軸直角方向の荷重が入力して上記連結部が撓み変形をした場合、上記突起部の先端が取付穴の周縁部に接触して上記撓み変形量が所定値を超えないように規制するストッパの役目を果たさせるようにしたことを特徴とするクッション。
- 請求項1記載のクッションにおいて、上記突起部を、上記連結部の両側面部のところであって、その横断面における長手方向の略中央部のところに、上記側面部に対して略直角な方向に形成させるようにしたことを特徴とするクッション。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009228786A (ja) * | 2008-03-22 | 2009-10-08 | Tokai Rubber Ind Ltd | アッパーサポート及びその組付方法並びにショックアブソーバに対するアッパーサポートの取付構造 |
CN115306245A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-08 | 浙江极氪智能科技有限公司 | 缓冲结构和车辆 |
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- 2003-03-28 JP JP2003089812A patent/JP2004291902A/ja active Pending
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