JP2004290381A - 遊技玉計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技台毎での計数玉数の累計を把握し、比較することができるようにする遊技玉計数装置を提供すること。
【解決手段】遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数手段で玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段と、計数玉数/台番号記憶手段に基いて、台番号毎に計数玉数を累計して記憶する台番号毎累計計数玉数記憶手段とを有する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数手段で玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段を有する遊技玉計数装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場においては、遊技者に対して遊技台の大当り回数や出玉数のランキング表示を行っている。しかしながら、出玉数のランキング表示に関しては、その遊技台の開店時からの累計値を表示しているのであって、現在遊技している遊技者が所有する持玉数とは一致していない。また、従来は、玉計数毎に遊技台と計数玉数とを紐付けることはできたが、1台の遊技台について玉計数が複数回になると、遊技台毎の計数玉数の累計を把握することができなかった。
【0003】
遊技者は、各遊技台の持玉状況から、その日の遊技台がよく出ているのかを判断する材料としている。例えば、多くの遊技者が多くの持玉を確保している場合は、自分もそれだけ出せる可能性があると思う遊技者は多い。従来は、遊技台毎(各台表示端末)に、遊技データ等の表示を行っていたが、計数玉数は表示されていなかった。このため、遊技者は現時点での持玉数は把握できたが、既に計数された計数玉数まで把握することができず、遊技台毎の出玉数が分からなかった。また、従来、遊技場においては、大当り回数や出玉数のランキング表示を行っていたが、遊技台毎の計数玉数のランキング表示や遊技台毎の持玉数のランキング表示は行われていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、遊技台毎での計数玉数の累計を把握し、比較することができるようにする遊技玉計数装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の遊技玉計数装置は、上記課題を解決するために、遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数手段で玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段と、前記計数玉数/台番号記憶手段に基いて、台番号毎に前記計数玉数を累計して記憶する台番号毎累計計数玉数記憶手段とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の遊技玉計数装置は、請求項1に記載のものにおいて、前記台番号に対応する遊技台に台表示端末を備え、前記台番号毎累計計数玉数記憶手段に基いて、前記台表示端末に前記台番号に対応した累計計数玉数を表示することを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に記載の遊技玉計数装置は、請求項1に記載のものにおいて、前記台番号毎累計計数玉数記憶手段に基いて、指定された複数の遊技台について、累計計数玉数を大小比較して累計計数玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と累計計数玉数と共に表示端末に表示することを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の遊技玉計数装置は、各遊技台に接続されると共に、前記各遊技台毎のアウト情報、セーフ情報及び貸玉情報と、前記台番号毎累計計数玉数記憶手段とに基いて、指定された複数の遊技台について、持玉数を算出する持玉数算出手段を有し、前記持玉数算出手段が算出した前記複数の遊技台の各持玉数を大小比較して持玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と持玉数と共に表示端末に表示することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の遊技玉計数装置を含む実施形態に係る遊技場管理システム1のブロック図である。遊技場管理システム1は、管理室或いは事務所等に設置された管理コンピュータ2、遊技場内に複数設置された遊技台(例えば、パチンコ遊技機やメダル式遊技機)3、各遊技台1台毎に対応して配備された各カードユニット4、遊技者が遊技によって獲得した遊技媒体の一態様である獲得玉を計数するための計数手段を構成する計数器11、計数器11と管理コンピュータ2とを双方向データ通信可能に接続するLAN5、各カードユニット4と管理コンピュータ2とを双方向データ通信可能に接続するLAN6、景品交換カウンタに設置された景品交換用端末装置(以下、景品POSという)13、管理コンピュータ2にデータ通信可能に接続されたデータ記憶サーバ12を備えている。なお、データ記憶サーバ12には、各遊技台毎に設定されている遊技台データファイルを始め、各種の管理用データファイルが蓄積保存されている。なお、遊技台データファイルには、所定時間毎に時系列的に各遊技台データが記憶される。また、データ記憶サーバ12を設けず、上記の各遊技台毎に設定されている遊技台データファイルを始め、各種の管理用データファイルが管理コンピュータ2に保存されていてもよい。
【0010】
複数の遊技台3は、島と呼ばれるグループに分けられている。各島には、各島毎に島コンピュータ8が設けられ、島コンピュータ8は、LAN5によって管理コンピュータ2に通信接続されている。また、各遊技台3は、複数台の単位で台コンピュータ7にデータ通信可能に接続されている。なお、この実施形態では、2台の遊技台が1つの台コンピュータ7にデータ通信可能に接続されている。各台コンピュータ7は、各島毎に設けられた島コンピュータ8と通信接続されている。このため、各台コンピュータ7は、自己が属する島の島コンピュータ8及びLAN5を介して管理コンピュータ2に接続されている。
【0011】
なお、図1には、図示していないが遊技台3は、遊技媒体(パチンコ玉或いはメダル)を貸し出すサンド貸機を含むものであり、遊技者が遊技媒体を購入するために使用した使用金額に対応する貸玉情報を台コンピュータ7に送信する。
【0012】
計数器11は、例えば、特開2001−46725号公報に開示されているように公知のもので、台番号(台識別情報)を入力するための入力操作部を有し、入力された台番号及び遊技媒体が計数された日時(遊技媒体計数時刻、以下、玉計数時刻という)を計数された玉計数結果(計数玉数)と共に玉計数レシート14に記録して発券することができるものである。なお、本実施形態では、計数器11は島毎に1台設置されているものとする。遊技者は、計数器11から発券された玉計数レシート14を景品交換カウンタで係員に手渡す。係員は玉計数レシート14に記録された獲得玉の計数値に応じた景品に交換する。また、計数器11は、玉計数レシート14を発券すると、LAN5を通じて管理コンピュータ2に計数データ(計数玉数、台番号、玉計数時刻)を送信する。また、本実施形態では、計数器11が管理コンピュータ2に計数データを送信すると、管理コンピュータ2が受信した計数データをデータ記憶サーバ12の計数データファイルに記憶する。
【0013】
また、計数器11にカードリーダ16を設け、遊技者が会員登録された会員である場合、会員カード(例えば、ICカード)に記憶されている会員識別情報である会員IDをカードリーダ16で読み取り、計数器11が読み取った会員IDを計数データと一緒に管理コンピュータ2に送信する構成としてもよい。この場合は、管理コンピュータ2が受信した計数データ(計数値、玉計数時刻、台番号及び会員ID)をデータ記憶サーバ12の計数データファイルに記憶する。この場合、会員カードに対して、前記計数データがデータ記憶サーバ12に記憶されているので、玉計数レシートはなくてもよい(玉計数レシートを発行しなくてもよい)。したがって、景品交換は会員カードによって行うようにする。また、会員カードに記憶された会員IDをキーとして獲得遊技台の台番号を特定し、計数玉数、台番号、玉計数時刻及び会員IDを一緒に記憶する構成としてもよい。
【0014】
管理コンピュータ2は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース及びデータ記憶用の記憶装置を備えた制御部、CRT或いは液晶パネル等からなる表示画面を有する表示装置、操作入力のためのキーボード装置及びマウスを備えている。
【0015】
遊技台3毎に配設されたカードユニット4は、LAN6を通じて管理コンピュータ2と通信接続されている。この実施形態のカードユニット4は、図示していないが会員カード挿入口を備えるものであり、遊技者が会員登録された会員である場合、遊技者識別データである会員IDを管理コンピュータ2に送信する。また、台コンピュータ7は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース及びデータ記憶用の記憶装置を備えた制御部を有する。
【0016】
景品交換カウンタに設置された景品POS13は、LAN5を通じて管理コンピュータ2と通信接続されている。景品POS13は、例えば、パーソナルコンピュータ等により構成され、CPU、ROM、RAM、データベース記憶部としてのハードディスク、通信インタフェースを備えた制御部、CRT或いは液晶パネル等からなる表示画面を有する表示装置、操作入力のためのキーボード装置及びマウスを備えている。なお、景品POS13の具体的ハードウェア構成は周知であるので図示を省略する。また、景品POS13には、玉計数レシート14に記録されている計数データ(計数玉数、玉計数時刻、台番号)を読み取る読取装置15が接続されている。景品POS13の読取装置15によって読み取った計数値、玉計数時刻及び台番号を表示装置に表示することで、景品カウンタの係員は、遊技者から手渡された玉計数レシート14に記録されている獲得玉数が、どの遊技台で獲得されたものかを知ることができる。
【0017】
図2は、遊技台3から台コンピュータ7、台コンピュータ7から島コンピュータ8、島コンピュータ8から管理コンピュータ2、カードユニット4から管理コンピュータ2、計数器11から管理コンピュータ2、管理コンピュータ2から台表示端末17にそれぞれ送信される各種遊技情報を説明する図である。なお、本実施形態では、遊技台3は、遊技機(パチンコ遊技機、或いはメダル式遊技機)9及び遊技媒体(パチンコ玉或いはメダル)を貸し出すサンド貸機10とにより構成される。
【0018】
本実施形態では、遊技機9からは所定周期毎(例えば、4ms毎)に、少なくともアウト情報、セーフ情報が台コンピュータ7に送信される。なお、これらの情報を所定周期毎に送信するのではなく、これらの情報が発生する度に台コンピュータ7に送信する構成であってもよい。また、サンド貸機10からは、貸玉情報が台コンピュータ7に送信される。なお、サンド貸機10は、貸玉が発生する毎にその貸玉情報を台コンピュータ7に送信する。さらに、カードユニット4から所定周期毎(例えば、30秒毎)に、遊技者識別情報が管理コンピュータ2に送信される。なお、遊技者識別情報を所定周期毎に送信するのではなく、会員カード挿入時と会員カード排出時にのみ、即ち、会員IDの変更があった場合にのみ、遊技者識別情報(会員ID)を管理コンピュータ3に送信する構成であってもよい。またさらに、計数器11は、遊技媒体の計数が終了する毎にその計数玉数と遊技台識別情報(台番号)、玉計数時刻を管理コンピュータ2に送信する。管理コンピュータ2は、これらの計数データを送信してきた計数器11の通信アドレスにより、どの島の計数器であるかを識別する。また、台表示端末17は、遊技台1台毎に設けられている。管理コンピュータ2から台表示端末17に後述する累計計数玉数、計数玉数のランキング表示情報、遊技台別の持玉数表示情報、持玉数のランキング表示情報等の各種表示情報が送信される。
【0019】
なお、アウト情報は、遊技機9に投入された遊技媒体数(例えば、打ち込まれたパチンコ玉数)を示し、アウト玉が10カウントされる毎に出力される。また、セーフ情報は、遊技機9において払い出された遊技媒体数(例えば、賞玉として払い出されたパチンコ玉数)を示し、セーフ玉が10カウントされる毎に出力される。
【0020】
貸玉情報は、遊技者が遊技を行うための遊技媒体(例えば、パチンコ玉、メダル)の購入に使用した使用金額に対応するもので、この実施形態では、1回の操作につき1000円分の貸玉(通常、100円につき25個であるので250個)或いは1000円分のメダル(50枚)が貸し出される。サンド貸機10は、前記予め定めた金額相当分の遊技媒体の貸出に応じて、台コンピュータ7に対して貸玉情報を出力する。この場合、貸玉情報は、遊技媒体の貸出があれば「1」、遊技媒体の貸出がなければ「0」を出力する。
【0021】
遊技機9からアウト情報、セーフ情報が台コンピュータ7に送信されると、台コンピュータ7において割り込みがかかり、台コンピュータ7により割込処理ルーチン(図示せず)が実行される。なお、アウト情報、セーフ情報をまとめて遊技機情報ということにする。台コンピュータ7は、割込処理ルーチンにて遊技機情報を入力する。台コンピュータ7は、遊技機情報を入力すると割込処理ルーチンを終えてメインルーチン(図示せず)に戻り、遊技機情報処理においてアウト情報のありに応じてアウト数カウンタをカウントアップし(10カウント毎に出力されるので10を加算)、セーフ情報のありに応じてセーフ数カウンタをカウントアップする(10カウント毎に出力されるので10を加算)。
【0022】
台コンピュータ7は、上記の処理を予め定めた期間(本実施形態では、1分間)にわたって行い、島コンピュータ8からデータ送信要求(本実施形態では、1分毎)があると、現在時刻、1分間のアウト数、1分間のセーフ数、貸玉情報(貸玉の有無であり、有りの場合には貸玉の個数を意味する。本実施形態では、貸玉250個に対して貸玉情報が出力されるので、貸玉250個を意味することになる。なお、貸玉125個に対して貸玉情報が出力される場合には、貸玉125個を意味することになる)を台番号と共に島コンピュータ8に送信する。島コンピュータ8は、台コンピュータ7から送信された現在時刻、アウト数、セーフ数、貸玉情報、台番号を受信すると、受信したこれらのデータを記憶する。また、島コンピュータ8は、管理コンピュータ2からデータ送信要求(本実施形態では、1分毎)があると、1島分の各台の現在時刻、アウト数、セーフ数、貸玉情報、台番号を管理コンピュータ2に対して送信する。
【0023】
管理コンピュータ2は、島コンピュータ8から送信されたこれらをデータ受信すると、データ記憶サーバ12に設定された受信した台番号に対応した遊技台データファイルに、時刻、アウト数、セーフ数、貸玉数を記憶する。
【0024】
また、この実施形態では、管理コンピュータ2では、会員IDは遊技者識別情報として機能する。例えば、カードユニット4にて、認証OKとなった正規会員カード(会員IDが、例えば「0001」)が挿入されている場合には、カードユニット4は管理コンピュータ2に対して現在時刻と共に会員ID「0001」を送信する。管理コンピュータ2は、遊技者識別情報として会員ID「0001」をそのカードユニット4に対応する台番号に対応した遊技台データファイルの現在時刻に対応した会員IDデータに記憶する(図3参照)。この会員が遊技終了として、カードユニット4から正規会員カードの返却を受けると、カードユニット4はこの会員による遊技終了と判断し、会員IDを0クリアし、管理コンピュータ2に対して0形式のデータとして会員ID「0000」と現在時刻を送信する。管理コンピュータ2は、遊技者識別情報として会員ID「0000」を受けると、会員ID「0001」による遊技終了と判定する。また、遊技者識別情報として会員ID「0000」をそのカードユニット4に対応する台番号に対応した遊技台データファイルの現在時刻に対応した会員IDデータに記憶する(図3参照)。
【0025】
図3は、データ記憶サーバ12において各遊技台毎に設定された遊技台データファイルの内容を示す図である。なお、図3は、一例として、151番台の遊技台データを示している。遊技台データファイルの遊技台データは、所定時間毎に時系列的に記憶される。図3では、151番台について、時刻10時01分から1分毎に10時18分まで記憶されている例を示している。なお、開店時刻である時刻10時00分は、遊技開始前であるから、アウト数、セーフ数、貸玉数の各値を0としている。
【0026】
この実施形態の場合、遊技台データの内容は、時刻記憶エリア、アウト数記憶エリア、セーフ数記憶エリア、貸玉数記憶エリア、会員ID記憶エリアで構成されている。なお、時刻記憶エリア、アウト数記憶エリア、セーフ数記憶エリア、貸玉情報記憶エリアに記憶される各データは、島コンピュータ8から送信される。また、会員ID記憶エリアに記憶される会員IDはカードユニット4から送信される。
【0027】
以上のように構成した、遊技場管理システム1における管理コンピュータ2の動作について説明する。図5は、管理コンピュータ2のCPU(以下、単にCPUという)が実行する計数玉数記憶処理のサブルーチンを示すフローチャートである。なお、上記計数玉数記憶処理のサブルーチンは、管理コンピュータ2のCPUが行う図示しないメインルーチンにおいて行われるものである。
【0028】
CPUは、計数玉数記憶処理を開始すると、まず、計数器11から計数データの送信があるか否かを判別する(ステップS01)。計数器11から計数データの送信がなければ、CPUは、ステップS01を偽と判別し、計数玉数記憶処理を抜けて図示しないメインルーチンに戻る。一方、計数器11から計数データの送信があれば、ステップS01を真と判別し、計数器11から送信された計数データ(玉計数時刻、計数玉数、台番号)を受信し(ステップS02)、受信した計数データを図4に示すような計数データファイルに記憶する(ステップS03)。次いで、CPUは、計数データの台番号から、図6に示すような台番号に対応する計数玉数記憶エリアに計数データの計数玉数を記憶し(ステップS04)、図7に示すような台番号に対応する累計計数玉数記憶エリアに計数データの計数玉数を加算記憶し(ステップS05)、ステップS06に進む。なお、累計計数玉数記憶エリアは、電源投入時の初期化処理により、初期値「0」とされている。ステップS06に進むと、CPUは、累計計数玉数記憶エリアに記憶されている累計計数玉数を台番号に対応する台表示端末に送信し(ステップS06)、計数玉数記憶処理を抜けて図示しないメインルーチンに戻る。
【0029】
なお、計数器11にカードリーダ16を設けて会員カードに記憶された会員IDを計数データと一緒に管理コンピュータ2に送信する構成とした場合、上述の計数玉数記憶処理で、計数データの玉計数時刻を目安に(例えば、玉計数時刻よりも5分前の時刻)遊技台データファイル(図3参照)を1台毎に検索し、会員IDをキーとして計数玉を獲得した遊技台の台番号を特定する(玉計数時刻よりも5分前の時刻の遊技台データを読み、計数器11から送信された会員IDと一致する会員IDが記憶された遊技台データであれば、計数玉数を獲得した遊技台としてその遊技台の台番号を特定する)構成としてもよい。
【0030】
以上に述べたように、CPUは、計数器11で玉計数がある毎に出力された計数玉数を台番号と共に記憶し、台番号毎に計数玉数を累計して記憶する。図4に示す例では、台番号が1番台の計数玉数は、10時20分に「2500」と11時45分に「5800」の2回あったことを示している。従って、図6に示すように「1番台」に対応する計数玉数記憶エリアには、計数玉数「2500」と「5800」とが記憶される。さらに、図7に示すように「1番台」の累計計数玉数記憶エリアには、計数玉数「2500」及び「5800」の累計計数玉数「8300」が記憶される。
【0031】
また、例えば、1番台の台表示端末に累計計数玉数「8300」が送信されると、1番台の台表示端末は、図8に示すような累計計数玉数表示画面を表示する。累計計数玉数表示画面には、例えば、「4月3日(木曜日) 13時20分」のように日時と、例えば、「1番台 計数玉数:8300玉」のように、台番号及びこの遊技台から計数された計数玉数の累計が表示される。従って、遊技者は、遊技している遊技台(この例では1番台)での計数玉数の累計が把握できるようになり、現時点での持玉数(自分の持玉)と比較することで、出玉数が分かる。
【0032】
次に、計数玉数のランキング表示処理について説明する。図9乃至図10は、管理コンピュータ2のCPUが実行する計数玉数のランキング表示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。計数玉数のランキング表示処理は、指定された複数の遊技台について、累計計数玉数を大小比較して累計計数玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と累計計数玉数と共に表示端末に表示する処理である。なお、計数玉数のランキング表示処理のサブルーチンは、例えば、管理コンピュータ2の図示しないメニュー画面等において、計数玉数のランキング表示が選択入力された場合に行われるものである。
【0033】
CPUは、計数玉数のランキング表示処理を開始すると、まず、図示しない計数玉数のランキング表示画面を表示する(ステップS11)。なお、計数玉数のランキング表示画面には、計数玉数のランキングを行う複数の遊技台を指定する旨が表示されている。具体的には、計数玉数のランキングを行う開始台番号と終了台番号とを入力する旨が表示されている。CPUは、計数玉数のランキング表示画面において、開始台番号の入力を受け付ける(ステップS12)。なお、CPUは、計数玉数のランキング表示画面において開始台番号の指定入力があるまで、ステップS12を繰り返して待機状態となる。オペレータは、キーボード装置等の操作入力手段により開始台番号の入力を行う。
【0034】
ステップS12において開始台番号が入力されると、CPUは、入力された開始台番号が正しいか(存在するか)否かを判別する(ステップS13)。ステップS13において入力された開始台番号が正しくなければ(存在しなければ)ステップS13を偽と判別し、ステップS12に戻り、再度、開始台番号の指定入力を受け付ける。
【0035】
CPUは、ステップS13において入力された開始台番号が正しければ(存在すれば)ステップS13を真と判別し、開始台番号を記憶し(ステップS14)、ステップS15に進む。ステップS15に進むと、CPUは、計数玉数のランキング表示画面において、終了台番号の入力を受け付ける(ステップS15)。なお、CPUは、計数玉数のランキング表示画面において終了台番号の指定入力があるまで、ステップS15を繰り返して待機状態となる。オペレータは、キーボード装置等の操作入力手段により終了台番号の入力を行う。
【0036】
ステップS15において終了台番号が入力されると、CPUは、入力された終了台番号が正しいか(存在するか)否かを判別する(ステップS16)。ステップS16において入力された終了台番号が正しくなければ(存在しなければ)ステップS16を偽と判別し、ステップS15に戻り、再度、終了台番号の指定入力を受け付ける。
【0037】
CPUは、ステップS16において入力された終了台番号が正しければ(存在すれば)ステップS16を真と判別し、終了台番号を記憶し(ステップS17)、ステップS18に進む。なお、指定入力する開始台番号及び終了台番号は、例えば、島単位(島毎)、機種単位(同じ機種)、遊技場全体、指定台等の別に適宜対応させて入力する。
【0038】
ステップS18に進むと、CPUは、開始台番号を台番号指定レジスタiにセットし(ステップS18)、データ数カウンタNの値を0クリアし(ステップS19)、ステップS20に進む。ステップS20に進むと、CPUは、RAMのワークエリア(1)に台番号指定レジスタiにセットされている台番号を記憶し(ステップS20)、この台番号に対応させてi番台の累計計数玉数記憶エリアに記憶されている累計計数玉数を読み出してRAMのワークエリア(1)に記憶し(ステップS21)、データ数カウンタNの値を+1する(ステップS22)。
【0039】
次いで、CPUは、台番号指定レジスタiにセットされている台番号が終了台番号に達しているか否かを判別する(ステップS23)。台番号指定レジスタiにセットされている台番号が終了台番号に達していなければ、台番号指定レジスタiにセットされている台番号を次の台番号に更新し(ステップS24)、ステップS20に戻り、上述したステップS20乃至ステップS23の処理を実行する。CPUは、台番号指定レジスタiにセットされている台番号が終了台番号に達するまで、上述したステップS20乃至ステップS23の処理を繰り返す。例えば、開始台番号が「1番」で、終了台番号が「30番」が指定されている場合、1番台から順に30番台まで、台番号及び累計計数玉数がワークエリア(1)に順次記憶される。また、データ数カウンタNの値がデータ数の値「30」となる。
【0040】
台番号指定レジスタiにセットされている台番号が終了台番号に達すると、CPUは、ステップS23を真と判別してステップS25に進む。ステップS25に進むと、CPUは、累計計数玉数の大きい順のランキング結果を記憶するためのワークエリア(2)を0クリアし(ステップS25)、ワークエリア(1)に関するデータ読み出し用のデータカウンタkに初期値「1」をセットし(ステップS26)、ワークエリア(2)に関するデータ書き込み用のデータカウンタnに初期値「1」をセットし(ステップS27)、ステップS28に進む。
【0041】
ステップS28に進むと、CPUは、指定された遊技台のうちの最大計数玉数を記憶するための最大計数玉数記憶エリアMAXを0クリアする(ステップS28)。次いで、CPUは、データカウンタkで指定されるワークエリア(1)のk番目に記憶されている累計計数玉数を読み出し(ステップS29)、ステップS30に進み、読み出した累計計数玉数と最大累計計数玉数記憶エリアMAXに記憶されている最大累計計数玉数とを比較し(ステップS30)、読み出した累計計数玉数が最大累計計数玉数よりも大きければ、ステップS30を真と判別し、読み出した累計計数玉数を最大累計計数玉数記憶エリアMAXに記憶し(ステップS31)、データカウンタkの値をデータ記憶レジスタaに記憶し(ステップS32)、ステップS33に進む。一方、読み出した累計計数玉数が最大累計計数玉数よりも大きくなければ、ステップS30を偽と判別してステップS33にジャンプする。
【0042】
ステップS33に進むと、CPUは、データカウンタkの値がデータ数カウンタNの値に達しているか否かを判別し(ステップS33)、データカウンタkの値がデータ数カウンタNの値に達していなければ、データカウンタkの値を+1し(ステップS34)、ステップS29に戻り、上述したステップS29乃至ステップS34の処理を実行する。以下、CPUは、データカウンタkにセットされている値がデータ数カウンタNの値に達するまで、上述したステップS29乃至ステップS34の処理を繰り返す。
【0043】
例えば、上述した例では、ワークエリア(1)に記憶されているデータの数が「30」であり、データ数カウンタNの値が「30」となる。データカウンタkの値が1から順にアップしていき、データカウンタkの値が30に達することになる。従って、ワークエリア(1)に記憶されている1番目のデータの累計計数玉数から順に30番目のデータの累計計数玉数までが大小比較され、これらのデータの一番大きい累計計数玉数が、最大累計計数玉数記憶エリアMAXに記憶され、前記最大累計計数玉数となるデータはワークエリア(1)の何番目のデータであるかがデータ記憶レジスタaに記憶される。なお、30個のすべてのデータについて大小比較される結果、最初に最大累計計数玉数として抽出されるデータは、ランキングにおいて累計計数玉数が第1番にランキングされる。
【0044】
CPUは、データカウンタkにセットされている値がデータ数カウンタNの値に達すると、ステップS33を真と判別してステップS35に進み、データ記憶レジスタaで指定されるワークエリア(1)のa番目に記憶されている台番号及び累計計数玉数を、ワークエリア(2)のデータ書き込み用のデータカウンタnの値で指定される記憶エリアに記憶する(ステップS35)。次いで、CPUは、ワークエリア(2)に記憶したことに対応して、ワークエリア(1)のa番目のデータを0クリアし(ステップS36)、ステップS37に進む。
【0045】
CPUは、ステップS37に進むと、データ書き込み用のデータカウンタnの値がデータ数カウンタNの値に達しているか否かを判別し(ステップS37)、データカウンタnの値がデータ数カウンタNの値に達していなければ、データカウンタnの値を+1し(ステップS38)、ワークエリア(1)に関するデータ読み出し用のデータカウンタkの値を初期値「1」に戻し(ステップS39)、ステップS28に戻り、最大計数玉数記憶エリアMAXを0クリアし、上述したステップS29乃至ステップS34の処理を実行する。以下、CPUは、データカウンタkにセットされている値がデータ数カウンタNの値に達するまで、上述したステップS29乃至ステップS34の処理を繰り返す。
【0046】
従って、ワークエリア(1)に記憶されている1番目のデータの累計計数玉数から順に30番目のデータの累計計数玉数までが大小比較され、これらのデータの一番大きい累計計数玉数が、最大累計計数玉数記憶エリアMAXに記憶され、前記最大累計計数玉数となるデータはワークエリア(1)の何番目のデータであるかがデータ記憶レジスタaに記憶される。なお、30個のすべてのデータについて大小比較される結果、最も大きい累計計数玉数は、既に前のルーチンにて選び出され、このデータは0クリアされている結果、今回のルーチンで最大累計計数玉数として抽出されるデータは、ランキングにおいて累計計数玉数が第2番にランキングされることになる。
【0047】
CPUは、ステップS33を真、ステップS35〜ステップS39の処理を行ってステップS29に戻り、最大計数玉数記憶エリアMAXを0クリアし、上述したステップS30乃至ステップS34の処理を繰り返す。以上のようにして、CPUは、データ書き込み用のデータカウンタnの値がデータ数カウンタNの値に達するまで、上述の処理ルーチンを繰り返す。すなわち、ワークエリア(2)に対してデータ数カウンタNに記憶されているデータ数に達するまでランキングしたデータを記憶する。
【0048】
データ書き込み用のデータカウンタnの値がデータ数カウンタNの値に達すると、ワークエリア(1)に読み出したデータ数分のデータを、累計計数玉数の大きい順に全てランキングしてワークエリア(2)に記憶したことになり、CPUは、ステップS37を真と判別し、ステップS40に進む。CPUは、累計計数玉数の大きい順で、例えば、図14に示すように、第1位から第10位まで、順位、台番号、累計計数玉数を表示端末にランキング表示する(ステップS40)。なお、前記表示端末は、例えば、遊技場内のラウンジ等に設置される情報表示端末である。また、この場合、ワークエリア(2)に記憶されている1番目のデータから10番目のデータまでがランキング表示されることになる。CPUは、累計計数玉数をランキング表示すると、計数玉数のランキング表示処理を終了し、図示しないメインルーチンに戻る。
【0049】
遊技台毎の累計計数玉数をランキング表示することによって、遊技者は遊技場での累計計数玉数の多い遊技台を把握することができる。従って、遊技台を選択する際に累計計数玉数の多い遊技台を出ている遊技台として、遊技台選びの参考とすることができる。
【0050】
次に、遊技台データ累計処理について説明する。図11は、管理コンピュータ2のCPUが実行する遊技台データ累計処理のサブルーチンを示すフローチャートである。なお、上記遊技台データ累計処理のサブルーチンは、管理コンピュータ2のCPUが行う図示しないメインルーチンにおいて行われるものである。
【0051】
CPUは、遊技台データ累計処理を開始すると、まず、遊技台データ累計処理を行うタイミングであるか否かを判別する(ステップS51)。本実施形態では、例えば、所定時刻(例えば、開店時刻10:00)から1分毎に遊技台データ累計処理を行うものとする。管理コンピュータ2は、持玉数処理を行うタイミングでなければ、遊技台データ累計処理を抜けて図示しないメインルーチンに戻る。
【0052】
CPUは、遊技台データ累計処理を行うタイミングである場合には、台番号指定レジスタiに開始台番号(例えば、1番台から開始するのであれば1)をセットし(ステップS52)、ステップS53に進み、台番号指定レジスタiにセットされた値(台番号)で指定されるi番台の遊技台についての遊技台データファイルを特定する(ステップS53)。次いで、CPUは、ステップS54に進み、現在時刻の(この実施形態では1分毎に持玉数の記憶を行うことから、例えば、現在時刻が10:00であれば10:00となる)の遊技台データのアウト数を読み出して台番号毎に設けられた累計遊技台データファイルの累計アウト数記憶エリアに加算記憶し(ステップS54)、遊技台データのセーフ数を読み出して累計セーフ数記憶エリアに加算記憶し(ステップS55)、遊技台データの貸玉数を読み出して累計貸玉数記憶エリアに加算記憶し(ステップS56)、ステップS57に進む。なお、累計アウト数記憶エリア、累計セーフ数記憶エリア、累計貸玉数記憶エリアは、開店時の開店処理で0クリアされているものとする。
【0053】
CPUは、ステップS57に進むと、遊技台データ累計処理が終了であるか否かを判別する(ステップS57)。即ち、CPUは、台番号指定レジスタiにセットされた台番号が終了台番号に達していなければ、台番号指定レジスタiにセットされた値を次の台番号に更新し(ステップS58)、ステップS53に戻り、上述したステップS53乃至ステップS58の処理を実行する。
【0054】
CPUは、台番号指定レジスタiにセットされた値が終了台番号に達するまで、上述したステップS53乃至ステップS58の処理を繰り返すことにより、現在時刻における開始台から終了台までの全ての遊技台のアウト数、セーフ数、貸玉数を台番号毎に設けられた累計遊技台データファイル(データ記憶サーバ12)に記憶する。そして、管理コンピュータ2は、台番号指定レジスタiにセットされた値が終了台番号になると、遊技台データ累計処理を終えて図示しないメインルーチンに戻る。以上に述べたように、管理コンピュータ2は、遊技台データ累計処理を所定時間毎に実行する。以上により、全ての遊技台について、開店時から現在時刻までの累計遊技台データ(累計アウト数、累計セーフ数、累計貸玉数)が記憶される。
【0055】
次に、持玉数処理について説明する。図12は、管理コンピュータ2のCPUが実行する持玉数処理のサブルーチンを示すフローチャートである。持玉数処理は、指定された複数の遊技台について、遊技台毎の累計遊技台データと累計計数玉数とから各遊技台の持玉数(現在遊技者が持っている玉数)を算出し、台番号に対応させて持玉数を記憶する処理である。なお、持玉数処理は、例えば、管理コンピュータ2の図示しないメニュー画面等において、持玉数処理が選択入力された場合に行われるものである。
【0056】
CPUは、持玉数処理を開始すると、図示しない持玉数処理画面を表示する(ステップS61)。なお、持玉数処理画面には、持玉数の算出を行う複数の遊技台を指定する旨が表示されている。具体的には、持玉数の算出を行う開始台番号と終了台番号とを入力する旨が表示されている。CPUは、持玉数処理画面において、開始台番号の入力を受け付ける(ステップS62)。なお、CPUは、持玉数処理画面において開始台番号の指定入力があるまで、ステップS62を繰り返して待機状態となる。オペレータは、キーボード装置等の操作入力手段により開始台番号の入力を行う。
【0057】
ステップS62において開始台番号が入力されると、CPUは、入力された開始台番号が正しいか(存在するか)否かを判別する(ステップS63)。ステップS63において開始台番号が正しくなければ(存在しなければ)ステップS63を偽と判別し、ステップS62に戻り、再度、開始台番号の指定入力を受け付ける。
【0058】
CPUは、ステップS63において開始台番号が正しければ(存在すれば)ステップS63を真と判別し、開始台番号を記憶し(ステップS64)、ステップS65に進む。ステップS65に進むと、CPUは、持玉数処理画面において、終了台番号の入力を受け付ける(ステップS65)。なお、CPUは、持玉数処理画面において終了台番号の指定入力があるまで、ステップS65を繰り返して待機状態となる。オペレータは、キーボード装置等の操作入力手段により終了台番号の入力を行う。
【0059】
ステップS65において終了台番号が入力されると、CPUは、入力された終了台番号が正しいか(存在するか)否かを判別する(ステップS66)。ステップS66において終了台番号が正しくなければ(存在しなければ)ステップS66を偽と判別し、ステップS65に戻り、再度、終了台番号の指定入力を受け付ける。
【0060】
CPUは、ステップS66において終了台番号が正しければ(存在すれば)ステップS66を真と判別し、終了台番号を記憶し(ステップS67)、ステップS68に進む。なお、指定入力する開始台番号及び終了台番号は、例えば、島単位(島毎)、機種単位(同じ機種)、遊技場全体、指定台等の別に適宜対応させて入力する。
【0061】
ステップS68に進むと、CPUは、開始台番号を台番号指定レジスタiにセットし(ステップS68)、ステップS69に進み、台番号指定レジスタiにセットされた台番号で指定されるi番台の遊技台についての累計遊技台データを特定する(ステップS69)。次いで、CPUは、i番台の累計遊技台データから累計アウト数、累計セーフ数、累計貸玉数を読み出し、累計貸玉数+累計セーフ数−累計アウト数を計算し、計算結果を演算レジスタAに記憶する(ステップS70)。次いで、CPUは、台番号指定レジスタiにセットされた台番号で指定されるi番台の累計計数玉数記憶エリアに記憶されている累計計数玉数を読み出し、演算レジスタAに記憶された値から累計計数玉数を減算し(ステップS71)、台番号指定レジスタiにセットされた台番号を台番号記憶エリアに記憶し(ステップS72)、減算結果を現在の持玉数として持玉数記憶エリアに記憶し(ステップS73)、ステップS74に進む。
【0062】
CPUは、ステップS74に進むと、台番号指定レジスタiにセットされた台番号が終了台番号に達しているか否かを判別する(ステップS74)。台番号指定レジスタiにセットされた台番号が終了台番号に達していなければ、台番号指定レジスタiにセットされた値を次の台番号に更新し(ステップS75)、ステップS69に戻り、上述したステップS69乃至ステップS75の処理を実行する。
【0063】
CPUは、台番号指定レジスタiにセットされた値が終了台番号に達するまで、上述したステップS69乃至ステップS75の処理を繰り返すことにより、指定された複数の遊技台の現在の持玉数を台番号と共に記憶する。そして、管理コンピュータ2は、台番号指定レジスタiにセットされた値が終了台番号になると、ステップS74を真と判別し、ステップS76に進み、以上に述べた持玉数処理によって記憶された指定された複数の遊技台の持玉数を、例えば、図15に示すように、指定された各遊技台の台表示端末に表示する(ステップS76)。CPUは、指定された各遊技台の持玉数を表示すると、持玉数処理を終えて図示しないメインルーチンに戻る。
【0064】
次に、持玉数ランキング表示処理について説明する。持玉数ランキング表示処理は、持玉数処理で記憶した指定遊技台の持玉数を大小比較して持玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と持玉数と共に台表示端末に表示する処理である。なお、持玉数のランキング表示処理のサブルーチンは、例えば、持玉数処理が実行された場合に、続いて行われる。
【0065】
図13は、管理コンピュータ2のCPUが実行する持玉数ランキング表示処理のサブルーチンを示すフローチャートである。CPUは、持玉数ランキング表示処理を開始すると、前述の持玉数処理で記憶した開始台番号から終了台番号までの各持玉数データをワークエリア(1)に読み込む(ステップS81)。次いで、ワークエリア(1)の各持玉数データを持玉数の大きい順番でワークエリア(2)に並び換える(ステップS82)。なお、データの大小比較による大きい順の並び換えについては、先に説明した累計計数玉数の大きい順の並び換えと同じアルゴリズムによるので、ここでは説明を省く。CPUは、持玉数の大きい順で、例えば、図16に示すように、第1位から第10位まで、順位、台番号、持玉数を台表示端末にランキング表示する(ステップS83)。また、この場合、ワークエリア(2)に記憶されている1番目のデータから10番目のデータまでがランキング表示されることになる。CPUは、持玉数をランキング表示すると、持玉数のランキング表示処理を終了し、図示しないメインルーチンに戻る。
【0066】
遊技台毎の持玉数をランキング表示することによって、遊技者は現在の持玉数が他の遊技者と比較してどうあるのかを知ることができるとともに、遊技場全体を見渡すことなく、その遊技場の現時点での持玉数の多い遊技台の状況を把握することができる。なお、先にランキングされた遊技台の計数玉数を同時に表示してもよい。
【0067】
以上に説明した本発明の実施形態では、請求項1に記載の遊技玉計数装置については、管理コンピュータ2が、計数手段で玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段と、計数玉数/台番号記憶手段に基いて、台番号毎に前記計数玉数を累計して記憶する台番号毎累計計数玉数記憶手段とを有する構成としているが、これらの手段を管理コンピュータ2が有する構成に限られるものではなく、請求項1に記載の遊技玉計数装置については、計数器11が、玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段と、この計数玉数/台番号記憶手段に基いて、台番号毎に前記計数玉数を累計して記憶する台番号毎累計計数玉数記憶手段とを有する構成も含むものである。
【0068】
即ち、上述した実施形態では、管理コンピュータ2が図5に記載のフローチャートのステップS01〜ステップS05を実質的に実施する構成としているが、これに代えて、計数器11にCPU及び記憶装置を設け、計数器11のCPUが、操作入力手段による台番号の入力と玉計数がある毎に、計数データ(玉計数時刻、計数玉数、台番号)を図4に示すような計数データファイルに記憶し、台番号から、図6に示すような台番号に対応する計数玉数記憶エリアに計数データの計数玉数を記憶し、図7に示すような台番号に対応する累計計数玉数記憶エリアに計数データの計数玉数を加算記憶する構成とすればよい。
【0069】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成によれば、遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数器で玉計数がある毎に出力された計数玉数を台番号と共に記憶し、台番号毎に計数玉数を累計して記憶するので、遊技台毎での計数玉数の累計を把握し、比較することができる。
【0070】
請求項2に記載の構成によれば、台番号に対応する遊技台の台表示端末に台番号に対応した累計計数玉数を表示するので、遊技台毎の計数玉数の累計を遊技台毎に表示することで、遊技者は遊技している遊技台での計数玉数の累計が把握できるようになり、現時点での持玉数と比較することで、遊技台毎の出玉数が分かる。
【0071】
請求項3に記載の構成によれば、指定された複数の遊技台について、累計計数玉数を大小比較して累計計数玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と累計計数玉数と共に表示端末に表示するので、遊技者は遊技場での計数玉数の多い遊技台を把握することができ、遊技台を選択する際に計数玉数の多い遊技台を出ている遊技台として、遊技台選びの参考とすることができる。
【0072】
請求項4に記載の構成によれば、各遊技台毎のアウト情報、セーフ情報及び貸玉情報と、台番号毎の累計計数玉数とに基いて、指定された複数の遊技台について持玉数を算出し、算出した複数の遊技台の各持玉数を大小比較して持玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と持玉数と共に表示端末に表示するので、遊技者は現在の持玉数が他の遊技者と比較してどうであるのかを知ることができるとともに、遊技場全体を見渡すことなく、その遊技場の現時点での持玉数の多い遊技台の状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技台管理装置を含む実施形態に係る遊技場管理システムのブロック図
【図2】遊技台から台コンピュータ、台コンピュータから島コンピュータ、島コンピュータから管理コンピュータ、カードユニットから管理コンピュータ、計数器から管理コンピュータ、管理コンピュータから台表示端末にそれぞれ送信される各種遊技情報を説明する図
【図3】データ記憶サーバにおいて各遊技台毎に設定された遊技台データファイルの内容を示す図
【図4】計数データファイルの内容を示す図
【図5】管理コンピュータのCPUが実行する計数玉数記憶処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図6】台番号毎の計数玉数データファイルの内容を示す図
【図7】台番号毎の累計計数玉数データファイルの内容を示す図
【図8】台表示端末に表示される累計計数玉数表示画面を示す図
【図9】管理コンピュータのCPUが実行する計数玉数のランキング表示処理のサブルーチンの一部を示すフローチャート
【図10】図9のフローチャートのつづき
【図11】管理コンピュータのCPUが実行する遊技台データ累計処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図12】管理コンピュータのCPUが実行する持玉数処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図13】管理コンピュータのCPUが実行する持玉数ランキング表示処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図14】累計計数玉数のランキング表示画面の一態様を示す図
【図15】指定された複数の遊技台の持玉数の一表示態様を示す図
【図16】持玉数のランキング表示画面の一態様を示す図
【符号の説明】
1 遊技台管理システム
2 管理コンピュータ
3 遊技台
4 カードユニット
5 LAN
6 LAN
7 台コンピュータ
8 島コンピュータ
9 遊技機
10 サンド貸機
11 計数器
12 データ記憶サーバ
13 景品POS
14 玉計数レシート
15 読取装置
16 カードリーダ
17 台表示端末

Claims (4)

  1. 遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数手段で玉計数がある毎に、計数玉数を台番号と共に記憶する計数玉数/台番号記憶手段と、前記計数玉数/台番号記憶手段に基いて、台番号毎に前記計数玉数を累計して記憶する台番号毎累計計数玉数記憶手段とを有することを特徴とする遊技玉計数装置。
  2. 前記台番号に対応する遊技台に台表示端末を備え、前記台番号毎累計計数玉数記憶手段に基いて、前記台表示端末に前記台番号に対応した累計計数玉数を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技玉計数装置。
  3. 前記台番号毎累計計数玉数記憶手段に基いて、指定された複数の遊技台について、累計計数玉数を大小比較して累計計数玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と累計計数玉数と共に表示端末に表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技玉計数装置。
  4. 各遊技台に接続されると共に、前記各遊技台毎のアウト情報、セーフ情報及び貸玉情報と、前記台番号毎累計計数玉数記憶手段とに基いて、指定された複数の遊技台について、持玉数を算出する持玉数算出手段を有し、前記持玉数算出手段が算出した前記複数の遊技台の各持玉数を大小比較して持玉数が大きい順にランキングし、ランキングした結果を台番号と持玉数と共に表示端末に表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技玉計数装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012010784A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Sankyo Co Ltd 遊技用システムおよび遊技用装置
JP2012010791A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Sankyo Co Ltd 遊技機
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