JP2004288562A - 燃料電池発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックの昇温に際し起動時の消費エネルギーを抑制し、昇温時間を短縮することができ、起動時間を短縮することができる燃料電池発電システムを提供する。
【解決手段】炭化水素系燃料hの供給を受け、水素を主成分とする改質ガスgに改質する改質部21と、改質部を加熱するバーナー部25とを有する燃料処理装置2と、改質ガスの供給を受け発電する燃料電池スタック3と、燃料電池スタックの発電と、燃料電池スタックに供給され発電に利用される改質ガスの利用率とを制御する第1の制御部4とを備え、バーナー部は、燃料電池スタックで発電に利用されなかった改質ガスを燃焼させて改質部を加熱し、第1の制御部4が、燃料電池スタックの発電開始時から前記燃料電池スタックがある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池発電システムに関し、特に起動時のスタック水素利用率を通常発電時よりも低く設定するように制御する制御部を備えた燃料電池発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料を処理し、改質ガスとする燃料処理装置と、改質ガスを利用し発電を行なう燃料電池スタックとを備える従来の燃料電池発電システムは、室温レベルからの冷起動を行う場合、すなわち燃料電池スタックを前もって昇温せずに起動を行う場合は、燃料電池スタックの温度が低く、通常発電時に供給される改質ガスの供給量を供給して発電をしようとすると、燃料電池スタックのセル内で改質ガス中の水蒸気が凝縮してフラッディングを起こし、正常に起動できないことがある。従来は、このフラッディングを回避するため、燃料電池スタックによる発電の開始前に燃料電池スタックをヒータ等のなんらかの手段で昇温することが多かった
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法では燃料電池スタックの昇温に際しエネルギーを消費する上、燃料電池スタックの昇温に時間がかかり、燃料電池発電システムの起動時間が長くなるという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、燃料電池スタックの昇温に際し起動時の消費エネルギーを抑制し、昇温時間を短縮することができ、起動時間を短縮することができる燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による燃料電池発電システム1は、例えば図1に示すように、炭化水素系燃料hの供給を受け、水素を主成分とする改質ガスgに改質する改質部21と、改質部21を加熱するバーナー部25とを有する燃料処理装置2と;改質ガスgの供給を受け発電する燃料電池スタック3と;燃料電池スタック3の発電と、燃料電池スタック3に供給され発電に利用される改質ガスgの利用率とを制御する第1の制御部4とを備え;バーナー部25は、燃料電池スタック3で発電に利用されなかった改質ガスgを燃焼させて改質部21を加熱し;第1の制御部4が、燃料電池スタック3の発電開始時から燃料電池スタック3がある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する。
【0006】
このように構成すると、燃料処理装置2と、燃料電池スタック3と、第1の制御部4とを備え、第1の制御部4は、燃料電池スタック3の発電開始時から燃料電池スタック3がある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、改質ガスgの利用率を部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する。よって、燃料電池スタック3内に流通する改質ガスgの流量が増加するので、通常時よりも改質ガスgの流量が多くなり、燃料電池スタック3内の水分を、流量の多くなった改質ガスgにより押し出すことができ、燃料電池スタック3内の水分により改質ガス流路が閉塞するフラッディングを回避することができる。また、発電に利用されずバーナー部25で燃焼される改質ガスgの流量が増加するので、バーナー部25の燃焼熱で改質部21の温度を短時間で上昇させることができ、改質部21の温度を短時間で上昇させることにより改質部21から燃料電池スタック3に送られる改質ガスgの温度を短時間で上昇させ、燃料処理装置2内部の温度を上昇させることができ、燃料電池発電システム1の起動時間を短縮することができる。また、ヒータ等による加熱で燃料電池スタック3の昇温をする必要がないのでエネルギーの消費を抑えることができる。
【0007】
請求項2に係る発明による燃料電池発電システム1は、請求項1に記載の燃料電池発電システムにおいて、例えば図1に示すように、第1の制御部4が、炭化水素系燃料hを前記部分発電量における通常値よりも多く供給することにより、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する。
【0008】
第1の制御部4がこのような制御を行い、炭化水素系燃料hが前記部分発電量における通常値よりも多く供給されるので、燃料電池スタック3内部に流通する改質ガスgの流量が増加し、燃料電池スタック3内の水分を、流量の増加した改質ガスgで押し出すことができ、燃料電池スタック3内のフラッディングを回避することができる。また、燃料電池スタック3で発電に利用されずバーナー部25で燃焼される改質ガスgの流量が増加するので、改質部21の温度を短時間で上昇させ、燃料処理装置2内部の温度を短時間で上昇させることができ、燃料電池発電システム1の起動時間を短縮することができる。
【0009】
請求項3に係る発明による燃料電池発電システム1は、請求項1または請求項2に記載の燃料電池発電システムにおいて、例えば図1に示すように、燃料処理装置2が、バーナー部25の温度、あるいは改質部21の温度を検出する第1の温度検出部39を有し;第1の制御部4が、第1の温度検出部39の検出結果に基づいて、バーナー部25の温度、あるいは改質部21の温度が所定の設定値を超えないように制御を行う。
【0010】
第1の制御部4がこのような制御を行い、バーナー部25の温度、あるいは改質部21の温度が所定の設定値を超えないようにするので、改質部21に充填された改質触媒の温度を許容上限値以下に維持した状態で燃料処理装置を運転することができ、改質触媒の劣化を回避することができる。ここでいう所定の設定値とは、典型的には改質触媒が許容上限温度(例えば、800℃)であるときのバーナー部25あるいは改質部21の上限値の温度をいう。
【0011】
請求項4に係る発明による燃料電池発電システム1は、請求項1に記載の燃料電池発電システムにおいて、例えば図1に示すように、燃料電池スタック3が、燃料電池スタック3のスタック電流Iを検出する電流検出部45を有し;第1の制御部4が、所定の値のスタック電流Iを流すのに必要な炭化水素系燃料hの流量を演算し、電流検出部45が検出したスタック電流Iが前記所定の値に達するまで、前記演算した流量を維持して炭化水素系燃料hを燃料処理装置2に供給するよう構成される。
【0012】
第1の制御部4がこのような制御を行い、スタック電流Iが前記所定の値に達するまでの間、演算した炭化水素系燃料hの流量を維持するので、この間炭化水素系燃料hが通常値よりも多く供給され、燃料電池スタック3で発電に利用されずバーナー部25で燃焼される改質ガスgの流量が増加する。なお、スタック電流Iの所定の値は、燃料電池スタック3内でのフラッディングが発生しないように選択される必要最小限の値である。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項5に係る発明による燃料電池発電システム1は、例えば図5に示すように、炭化水素系燃料hの供給を受ける供給口20と、供給口20に供給された炭化水素系燃料hを、水素を主成分とする改質ガスgに改質する改質部21と、改質部21を加熱するバーナー部25と、燃料処理装置2内の冷えにくい部分を代表する温度を検出する第2の温度検出部39とを有する燃料処理装置2と;改質ガスgの供給を受け発電する燃料電池スタック3と;第2の温度検出部39により検出された前記温度が、システム起動時に所定の値以下である場合に、前記供給口20にパージ流体k3を供給し、燃料処理装置2および燃料電池スタック3のアノード側のパージを行うよう構成された第2の制御部4とを備える。
【0014】
このように構成すると、燃料処理装置2と、燃料電池スタック3と、第2の制御部4とを備えるので、第2の温度検出部39により検出された、燃料処理装置2内の冷えにくい部分を代表する温度が、システム起動時に所定の値以下である場合に、供給口20にパージ流体k3を供給し、燃料処理装置2および燃料電池スタック3のアノード側のパージを行うことができ、燃料処理装置2から持ち出される水分の量を、冷えにくい部分の温度に相当する露点温度を有するパージ流体に蒸気として含まれる水分の量以下に抑え、燃料電池スタック内への水分の無用な持ち込みを避けることができる。よって、低負荷発電時にフラッディングの原因となる燃料電池スタック内残留水分を効率的にパージすることができる。したがって、燃料電池スタック3が低温でも安定して起動することができ、燃料電池発電システム1を短時間で起動することができる。また、ヒータ等による加熱で燃料電池スタック3の昇温をする必要がないのでエネルギーの消費を抑えることができる。
【0015】
なお、燃料処理装置2内の冷えにくい部分とは、典型的には改質部21である。燃料処理装置2内の冷えにくい部分の温度の所定の値とは、供給されたパージ流体k3(通常の水蒸気分(湿度10〜70%)を含有するパージ流体k3)中の水分が燃料処理装置出口で燃料処理装置入口よりも顕著に増加しない温度(例えば、30℃)をいう。すなわち、この温度以下では、燃料処理装置2を通過する間にパージ流体中に含まれる水蒸気分が増加せず、燃料電池スタック3に供給されても、燃料電池スタック3内の水分を効果的に除去することができ、フラッディングを防止できる温度をいう。
【0016】
燃料電池発電システム1は、さらに燃料電池スタック3に供給される改質ガスgに含まれる水分を分離する気水分離部6とを備えるようにしてもよい。気水分離部6により燃料電池スタック3に供給される改質ガスgに含まれる水分を分離するので、燃料電池スタック3内のフラッディングをより確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システム1の構成を示すブロック図である。燃料電池発電システム1は、燃料処理装置2と、固体高分子電解質型燃料電池である燃料電池スタック3と、気水分離部6と、第1の制御部および第2の制御部としての制御部4と、燃料供給ライン11と、プロセス水供給ライン12と、スタック用空気供給ライン13と、改質ガス搬送ライン16と、オフガス搬送ライン17と、切替ライン67とを含んで構成される。
【0019】
燃料供給ライン11は、流体昇圧装置としてのブロワ31と流量調節装置としての調節弁32と流量計測装置としての流量計47とを備える。プロセス水供給ライン12は、流体昇圧装置としてのポンプ33と流量調節装置としての調節弁34と流量計測装置としての流量計48とを備える。スタック用空気供給ライン13は、流体昇圧装置としてのブロワ35と流量調節装置としての調節弁36と流量計測装置としての流量計49とを備える。
【0020】
燃料処理装置2は、供給口20と、改質部21と、変成部22と、選択酸化部23と、水蒸気発生部24と、バーナー部25とを備える。
【0021】
供給口20には、燃料供給ライン11が接続され、燃料供給ライン11は、改質部21に炭化水素系燃料h(以後単に燃料hという)を供給する。供給口20に供給された燃料hは、さらに改質部21に供給される。改質部21では、供給された燃料hを改質し水素を主成分(例えば、水素の成分がモル%で約70〜75%)とする改質ガスgにする改質反応が行われる。変成部22では、改質ガスgのCO変成反応が行われる。選択酸化部23には、選択酸化用空気供給ライン(不図示)が接続され、選択酸化用空気供給ラインは、選択酸化部23に選択酸化用空気(不図示)を供給する。選択酸化部23では、改質ガスg中に残存する一酸化炭素ガスの選択的酸化が行われる。
【0022】
改質部21には、改質部21の温度を検出する第1温度検出部、第2の温度検出部としての温度検出器39が設置されている。さらに変成部温22、選択酸化部23には温度検出器40、41が設置されている。温度検出器39、40、41によって検出された温度は、温度信号i2としてそれぞれ制御部4に送られる。
【0023】
制御部4は、流量制御信号i1を調節弁32に送る。調節弁32は、制御部4から流量制御信号i1を受け、燃料hの改質部21への供給量を調節する。流量計47は、改質部21に供給される燃料hの流量を計測し、計測された流量は流量信号i5として制御部4に送られる。
【0024】
水蒸気発生部24には、プロセス水供給ライン12が接続され、プロセス水供給ライン12は、水蒸気発生部24にプロセス水pを供給する。水蒸気発生部24は、供給されたプロセス水pによって、変成反応が行われる変成部22を冷却し、変成部22は、変成部22の熱により水蒸気発生部24中のプロセス水pを蒸発させ改質用蒸気sを発生させる。
【0025】
制御部4は、流量制御信号i1を調節弁34に送る。調節弁34は、制御部4から流量制御信号i1を受け、プロセス水pの水蒸気発生部24への供給量を調節する。流量計48は、水蒸気発生部24に供給されるプロセス水pの流量を計測し、計測された流量は流量信号i5として制御部4に送られる。
【0026】
バーナー部25には、オフガス搬送ライン17が接続され、後述のオフガスfが燃料電池スタック3から供給される。バーナー部25で、オフガスfが燃焼され、燃焼熱により改質部21が加熱される。バーナー部25には、燃焼用空気供給ライン(不図示)が接続され、燃焼用空気供給ラインはオフガスfの燃焼に必要な燃焼用空気(不図示)をバーナー部25に供給する。
【0027】
燃料hは、典型的には、都市ガス(エタン、メタン、プロパン、ブタン等を主成分とする13A)である。なお、燃料hは気体だけでなく液体であってもよく、液体の場合はブロワ31の代わりにポンプ(不図示)が使用される。
【0028】
改質用蒸気供給ライン15は、水蒸気発生部24で燃料供給装置2に接続され、さらに調節弁32および流量計47の下流側で燃料供給ライン11に接続され、水蒸気発生部24と燃料供給ライン11を繋ぎ、水蒸気発生部24で発生した改質用蒸気sを、燃料供給ライン11、供給口20を介して改質部21に搬送する。
【0029】
改質ガス搬送ライン16は、燃料処理装置2の選択酸化部23と燃料電池スタック3を繋ぎ、選択酸化部23から燃料電池スタック3に改質ガスgを搬送する。改質ガス搬送ライン16には、三方切替弁68が設置されている。三方切替弁68には、制御部4より三方切替弁68を切り替えるための切替信号i6が送られる。オフガス搬送ライン17は、燃料電池スタック3とバーナー部25とを繋ぎ、後述のオフガスfを燃料電池スタック3からバーナー部25へ搬送する。三方切替弁68には、切替ライン67の一端が接続され、切替ライン67の他端は、オフガス搬送ライン17に接続されている。
【0030】
燃料処理装置2から燃料電池スタック3に供給される改質ガスg中に含まれる水分を除去する気水分離部6は、改質ガス搬送ライン16に設置されている。気水分離部6は三方切替弁68の上流側に設置されている。
【0031】
三方切替弁68は、通常運転時はa1側(燃料電池スタック3へ向かうライン)となり、選択酸化部23を出た改質ガスgは燃料処理装置2から改質ガス搬送ライン16を通り燃料電池スタック3側に流れる。起動運転が始まる直前に三方切替弁68のb1側(切替ライン67へ向かい、燃料電池スタック3をバイパスするライン)への切り替えが行われ、切替後は、選択酸化部23を出た改質ガスgは、改質ガス搬送ライン16から切替ライン67を通り、オフガス搬送ライン17に達し、バーナー部25へ送られる。オフガス搬送ライン17と切替ライン67との合流部の上流側には逆止弁69が設置され、切替ライン67からオフガス搬送ライン17に流れ込んだ改質ガスgが燃料電池スタック3へ逆流しないようになっている。
【0032】
燃料電池スタック3は、固定高分子膜(不図示)とセパレータ(不図示)とが交互に重ねられた多重構造である。燃料電池スタック3には、スタック用空気供給ライン13が接続され、燃料電池スタック3のカソード側にスタック用空気k1を供給する。
【0033】
制御部4は、流量制御信号i1を調節弁36に送る。調節弁36は、制御部4から流量制御信号i1を受け、燃料電池スタック3のカソード側へのスタック用空気k1の供給量を調節する。流量計49は、燃料電池スタック3のカソード側に供給されるスタック用空気k1の流量を計測し、計測された流量は流量信号i5として制御部4に送られる。
【0034】
燃料電池スタック3は、供給された改質ガスgと酸化剤ガスとしてのスタック用空気k1とを電気化学的に反応させて発電を行うと共に、オフガスf(未利用改質ガス)を発生する。ここでオフガスfは、燃料電池スタック3において、水素が発電に利用された後の余剰改質ガスであり、改質ガスgに含まれる水素のうち、例えば80パーセント(モルパーセント)が発電に使用された場合、残り20パーセント(モルパーセント)相当量の水素を含むいわゆる水素リッチガスである。
【0035】
燃料電池スタック3は、負荷5(何らかの電気機器、例えばDC/DCコンバータおよびインバータで系統と連係し、一般家庭に電力を供給する。)に電気的に接続されている。燃料電池スタック3は、スタック電圧Vsを検出するスタック電圧検出器45と、スタック電流Iを検出するスタック電流検出器46とを有する。スタック電圧検出器45によって検出されたスタック電圧Vsは、電圧信号i3として制御部4に送られる。スタック電流検出器46によって検出されたスタック電流Iは、電流信号i4として制御部4に送られる。制御部4は、電圧信号i3と電流信号i4から燃料電池スタック3の発電量を計算する。
【0036】
ブロワ31、ポンプ33、ブロワ35は、不図示のモータにより駆動され、燃料h、プロセス水p、スタック用空気k1をそれぞれ昇圧し、定常状態で回転数はほぼ一定である。これらを例えば蒸気タービン(不図示)により駆動し、回転数制御により流量が制御されるようにしてもよいし、回転数制御が可能なモータ(不図示)により駆動し、流量が制御されるようにしてもよい。回転数制御を行う場合、調節弁32、34、36は設置しなくてもよい。
【0037】
次に、燃料電池発電システム1の通常運転時の作用を説明する。
燃料hは、ブロワ31により搬送され燃料供給ライン11、供給口20を介して改質部21に供給される。燃料供給ライン11に設置された調節弁32は、制御部4からの流量制御信号i1を受け、流量制御信号i1に対応する流量の燃料hを流すよう所定の開度に制御される。燃料hの流量は流量計47により計測され、計測された流量は、流量信号i5として制御部4に送られる。
【0038】
プロセス水pは、プロセス水供給ライン12を介して水蒸気発生部24に供給される。水蒸気発生部24に供給されたプロセス水は、水蒸気発生部24で蒸発し改質用蒸気sとして、改質用蒸気供給ライン15から燃料供給ライン11、供給口20を介して改質部21に供給され、改質用蒸気sとして利用される。すなわち、改質部21では、燃料hが例えばメタンの場合は、改質触媒によりCH++HO→CO+3H で表せる水蒸気改質反応が行われ、改質ガスgとなる。
【0039】
改質ガスgは、前述のように改質部21から変成部22に送られ、変成部22で、CO変成触媒によりCO+HO→CO+H で表せる変成反応が行われ、改質ガスg中のCOが除去される。さらに、改質ガスgは、変成部22から選択酸化部23に送られる。選択酸化用空気(不図示)は、選択酸化用空気供給ライン(不図示)から選択酸化部23に供給される。改質ガスg中に残留するCOガスは、選択酸化部23で選択酸化用空気により選択的に酸化され、CO+(1/2)O→CO で表される反応が行われる。COガスが除去された改質ガスgは、改質ガス搬送ライン16を通って気水分離部6へ送られ、気水分離部6で改質ガスg中の余剰水分が分離されて除去され、気水分離部6から燃料電池スタック3に供給される。
【0040】
燃料電池スタック3は、改質ガスgと、スタック用空気供給ライン13から燃料電池スタック3に供給されるスタック用空気k1とを電気化学的に反応させ、発電が行われ、負荷5に電力が供給される。
【0041】
次に、図2、図3を参照し、適宜図1を参照して本実施の形態に係る燃料電池発電システム1の制御部4による起動運転方法を説明する。なお、三方切替弁68は、起動前には、b1側となっている。また、図3において、カーブC1は燃料流量Q1の時間的変化を、カーブC2は改質部温度Tの時間的変化、カーブC3はスタック電流Iの時間的変化、カーブC4はプロセス水pの流量Q2の時間的変化を表している。なお、プロセス水pの流量Q2は、供給される燃料hの炭素のモル数とプロセス水pが蒸発したスチームのモル数の比が改質反応に適した所定の値になるよう供給される。なお、図3において改質部21の温度は室温から開始するように記載されているが、前回のシステムの停止から時間が経過していないときは室温より高温の温度から開始する場合もある。
【0042】
起動運転を開始し(ステップS1)、次に、制御部4からの流量制御信号i1により調節弁32を操作し燃料hを燃料処理装置2に供給する(ステップS6)(時刻t0)。同様に燃焼用空気(図1に不図示)を、バーナー部25に供給する(ステップS7)。その直後にバーナー部25を点火する(ステップS8)。温度検出器39によって改質部21の温度を検知(ステップS9)し、温度信号i2として制御部4に送る。
【0043】
流量制御信号i1は、改質部21の温度が、炭化水素系の燃料h中の炭素が析出しない上限値TU1(例えば400℃)になるよう調節弁32の開度を調節し制御する信号である。したがって、図3に示すように、燃料hの流量は最初一気に流量Q1が増加する(図2に不図示)。燃料処理装置2に供給された燃料hは、改質部21の温度が改質反応が起こりえる下限値TL1(例えば600℃)未満なので改質反応を受けず燃料処理装置2を出て、改質ガス搬送ライン16、三方切替弁68、切替ライン67、オフガス搬送ライン17を通り、バーナー部25へ入り燃焼される。バーナー部25での燃焼により改質部21の温度は上昇する。
【0044】
改質部21の温度が上限値TU1に近づくと、開度を小さくする流量制御信号i1が調節弁32に送られ、流量Q1は徐々に減少する。改質部21の温度が上限値TU1に到達した(時刻t01)後は、流量制御信号i1は、燃料hの流量Q1を、バーナー部25の燃焼を維持に必要な最小流量Q1になるように徐々に減少させる(図2に不図示)。
【0045】
制御部4は、温度検出器39からの温度信号i2を基に改質部21の温度が上限値TU1以上か否かの判断を行う(ステップS10)。改質部21の温度が上限値TU1未満の場合(ステップS10がNOの場合)、ステップS9に戻り、改質部21の温度の検知(ステップS9)を続ける。
【0046】
改質部21の温度が上限値TU1以上の場合(ステップS10がYESの場合)、制御部4からの流量制御信号i1により調節弁34を操作し、プロセス水pを水蒸気発生部24に供給する(ステップS11)(時刻t01)。その後、選択酸化部23に選択酸化用空気(不図示)供給し、さらに燃料処理装置内の各温度(改質部21、変成部22、選択酸化部23)を検出する(ステップS12A)。燃料処理装置内の各温度が下限値TL1〜TL3に到達したか否かが判断される(ステップS12B)。改質部21の下限値TL1は例えば600℃、変成部22の下限値TL2は例えば250℃、選択酸化部23の下限値TL3が例えば110℃である。これらの温度は、改質反応、変成反応、選択酸化反応が適切に行われる下限値である。各温度のすべて下限値TL1〜TL3に到達した場合(ステップS12BがYESの場合)、切替信号i6により三方切替弁68をa1側に切り替える(ステップS12C)。各温度の少なくとも1つがすべて下限値TL1〜TL3に到達しない場合(ステップS12BがNOの場合)は、ステップS12Aに戻り各温度の検出が続けられる。
【0047】
改質部21の温度が下限値TL1以上であり、プロセス水pが蒸気発生部24に送られるので蒸気発生部24から改質用蒸気sが改質部21に送られ、改質部21で燃料hの改質反応により改質ガスgが生成され、改質ガスgはさらに変成部22でCO変成反応によりCOが除去される。改質ガスgは、変性部22より選択酸化部23に送られ、選択酸化部23で改質ガスg中のC0が選択酸化反応により除去される。選択酸化部23を出た改質ガスgは、改質ガス搬送ライン16を経て余剰水分が気水分離部6で除去され、燃料電池スタック3に供給される。この段階では、燃料電池スタック3に供給される改質ガスgは、燃料電池スタック3で発電に利用されない改質ガスgであり、そのままオフガス搬送ライン17を経てバーナー部25に送られ燃焼される。改質部21の温度はさらに上昇し続ける(カーブC2)。
【0048】
次に、燃料hの流量を増加し過剰の一定量Q1を供給し、プロセス水pの流量を増加し一定量(燃料hの流量Q1に対応する量)を供給する(ステップS13)(時刻t1)。同時に供給増加開始からの経過時間を測定し(ステップS14)、供給増加開始から60秒以上経過したか否かの判断を行う(ステップS15)。ここで60秒は、制御部4から調節弁32に流量を増加する流量制御信号i1が送られ、調節弁32の開度が増え、実際に流量が増加し安定する(時刻t2(時刻t1より60秒未満経過))のに十分な時間である。
【0049】
供給増加開始から60秒以上経過していない間(ステップS15がNOの場合)は、ステップS15の前に戻り供給増加開始からの経過時間が60秒以上経過したか否かの判断を継続する(ステップS15)。供給増加開始から60秒以上経過したら(ステップS15がYESの場合)、制御部4からの流量制御信号i1により調節弁36を操作してスタック用空気k1を燃料電池スタック3のアノード側に供給し(ステップS16)、燃料電池スタック3を負荷4に電気的に接続して発電を開始し、負荷5にスタック電流Iを供給する(ステップS17)(時刻t3)。スタック電流値Iは次第に増加される。発電開始と同時に、電流検出部45によるスタック電流Iの検知が開始される(ステップS18)
【0050】
燃料電池スタック3が負荷5に電気的に接続されるので、燃料電池スタック3に供給された改質ガスgは、スタック用空気k1と電気化学的に反応し、燃料電池スタック3による発電が行われる。バーナー部25には、オフガスfが送られ、燃焼されるが、スタック電流Iの値が低いときはオフガスf中の改質ガスgの未利用分が多いので、改質部21の温度は上昇するが、スタック電流Iの値が大きくなるにつれて、改質ガスgの未利用分が減少し、改質部21の温度はやがて下降に転じる(時刻t4以降)。
【0051】
次に、スタック電流Iが20A以上に達したか否かの判断が行われる(ステップS19)。スタック電流Iが20Aに達していない場合(ステップS19がNOの場合)は、ステップS19の前に戻る。スタック電流Iが20Aに達した場合(ステップS19がYESの場合)は、スタック電流Iの伴い、燃料hの流量、プロセス水の流量を増加させる(ステップS20)(時刻t5)。すなわち、制御部4は、調節弁32の開度を増加させる流量制御信号i1を調節弁32に送り、燃料hの流量を増加させる。
【0052】
改質部21の温度を温度検出部39によって検出し(ステップS21)、改質部21の温度が本発明の所定の設定値としての上限値TU3(例えば、800℃)以上か否かの判断を行う(ステップS22A)。改質部21の温度が上限値TU3以上の場合(ステップS22AがYESの場合)は、安全のため、燃料電池発電システムを停止する(ステップS22B)。改質部21の温度が上限値TU3未満の場合(ステップS22AがNOの場合)は、改質部21の温度が本発明の所定の設定値としての上限値TU2(例えば、750℃)以上か否かの判断を行う(ステップS22C)。改質部21の温度が上限値TU2以上の場合(ステップS22CがYESの場合)、燃料hの供給量を所定の量よりも10%減少させる(ステップS22D)。燃料hの供給量の減少により燃料電池スタック3に供給される改質ガス量gの流量は減少するが、改質温度が高い分、改質反応が進むため、燃料電池における電気化学反応に十分な量の水素を供給することができる。この処理を行った後、ステップS21に戻る。なお、所定の量とは、通常発電時にスタック水素利用率が80%となるような燃料流量をいう。また、ステップS22Dで、所定の量より10%減少させる操作を行い、その後所定時間経過しても、改質部21の温度が上限値TU2以上の場合は、供給量を現在の量より5%減少させる(図2に不図示)。
【0053】
改質部21の温度を検出し、改質部21の温度が上限値TU2を超えた場合は、燃料流量を前述のように10%減少し、上限値TU3を超えた場合は起動運転を中止するので、改質触媒の許容値を超える温度上昇を回避することができ、改質触媒の劣化を防止することができる。
【0054】
改質部21の温度が上限値TU2未満の場合(ステップS22CがNOの場合)は、電流検出部45によってスタック電流Iを検知し(ステップS23)、スタック電流Iが目標値(60A)以上か否か判断する(ステップS24)。スタック電流Iが目標値未満の場合は(ステップS24がNOの場合)、ステップS24の前に戻る。スタック電流Iが目標値以上の場合は(ステップS24がYESの場合)、燃料hの流量の増加、プロセス水の流量の増加を中止し(ステップS25)、起動運転が終了する(ステップS26)。
【0055】
なお、ステップS13でいう燃料hの過剰の一定量Q1は、ステップS20において燃料流量の増加を開始するときのスタック電流I(20A)を、燃料電池スタック3が発生させるときに燃料処理装置2に供給する燃料hの通常流量に等しい。本実施の形態では、スタック電流Iが20A(定格スタック電流の33%)になる発電量を発電することができる、制御部4により演算された流量であり、定格流量の約33%である。また、スタック電流Iが20Aになる発電量が本発明の部分発電量である。
【0056】
ステップS13で、前述のようにスタック電流Iが20Aに達する以前にスタック電流Iが20Aとなる発電量を発電することができる通常流量の燃料hを供給する。よって、スタック電流Iが20Aに達する以前は、燃料hの流量は通常値よりも多く、スタック電流Iが20Aに達した後に燃料hの流量が通常値に等しくなる。すなわち、スタック電流Iが20Aに達する以前は、燃料hの利用率は通常値よりも小さい。スタック電流Iが20Aに達したときには、改質温度が通常の運転温度より高いため、燃料hの利用率は通常値よりも高い。改質温度が通常の運転温度まで下がった時点で、燃料hの利用率は通常値と等しくなる。
【0057】
よって、スタック電流Iが20Aに達する以前は、改質ガスの利用率をスタック電流が20Aであるときの通常値よりも低くなるように制御するので、バーナー部25に供給される改質ガスgの流量が増加する。よって、通常時よりも改質ガスgの流量が多くなり、燃料電池スタック3内の水分を、流量の多くなった改質ガスgにより押し出すことができ、燃料電池スタック3内の水分により改質ガス流路が閉塞するフラッディングを回避することができる。
【0058】
また、発電に利用されずバーナー部25で燃焼される改質ガスgの流量が増加するので、バーナー部25が改質部21の温度を短時間で上昇させることができ、改質部21の温度を短時間で上昇させることにより、改質部21から燃料電池スタック3に送られる改質ガスgの温度を短時間で上昇させ、改質ガスgが燃料電池スタック3の温度を短時間で上昇させることができる。したがって、燃料電池発電システム1の起動時間を短縮し、フラッディングを起こすことなく安全に起動することができる。また、改質触媒の温度を上昇させるヒータ等を不要とすることができ、昇温のため消費するエネルギーを抑制することができる。なお、20Aが本発明のスタック電流Iの所定の値である。
【0059】
なお、本実施の形態では、前述のように制御部4は、燃料電池スタック3の発電量と、燃料処理装置2に供給する燃料hの流量とを制御している。燃料hの流量を制御することは、燃料電池スタック3に供給される改質ガスgの流量を制御していることになる。よって、制御部4は、燃料電池スタック3に供給され発電に利用される改質ガスgの利用率を制御していることになる。
【0060】
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態の燃料電池発電システム101は、改質部21の温度検出器39に代えて、バーナー部25に第1の温度検出部としての温度検出器40を取り付ける。前述のステップS9、ステップS21において、改質部21の温度を温度検出器39で測定する代わりに、バーナー部25の温度を温度検出器40で測定する。温度検出器40で測定された温度を、温度信号i2として制御部4に送り、当該測定温度を使用して前述のステップS10、ステップS22A、ステップS22Cの判断制御を行う。
【0061】
この場合、バーナー部25用の上限値TU1(改質部21の温度が400℃に達し燃料hの炭化が発生する温度)として例えば450℃、下限値TL1(改質部21の温度が600℃に達し、燃料hの改質反応が行われる温度)として例えば650℃、下限値TL2(改質部21の温度が750℃に達する温度)として例えば800℃、下限値TL3(改質触媒の温度が許容限度である800℃に達する温度)として例えば850℃を用いるとよい。
【0062】
またステップS12Aを省略し、ステップS12Bにおいて、バーナー部25の温度を検出し、次にバーナー部25の温度が、バーナー部25用の下限値TL1を超えてから所定時間(例えば、20分)経過したか否かの判断を行うようにするとよい。所定時間とは、燃料hの供給量が前述のQ1である場合に、バーナー部25の温度が650℃に到達したことにより改質部21の温度が600℃に到達したことを確実に推測でき、さらにその後所定時間経過したことにより変成部22の温度が250℃に到達し、選択酸化部23の温度が110℃に到達したことを確実に推測できると経験的に判断できる時間である。
以上のようにバーナー部25の温度を監視することにより、燃料処理装置2内での燃料中の炭素の析出を回避し、あるいは質のよい改質ガスを燃料処理装置2で製造し燃料電池スタック3に供給し、あるいは改質触媒の許容値を超える温度上昇を回避することができ、改質触媒の劣化を防止することができる。
【0063】
本第2の実施の形態の燃料電池発電システム101では、燃料流量Q1、バーナー部25の温度(図3では、カーブC2は改質部21の温度である。バーナー部25の温度は、改質部21の温度に約50℃を加えた値である。)、スタック電流I、プロセス水の流量Q3は、図3に示したカーブC1〜C4と同様に時間的に変化する。本実施の形態の効果は、前述の第1の実施の形態の燃料電池発電システム1の効果と同様である。
【0064】
図5に示す本発明の第3の実施の形態の燃料電池発電システム201の構成を、図1に示す本発明の第1の実施の形態の燃料電池発電システム1の構成との相違を中心に説明する。本実施の形態では、燃料電池発電システム201は、第1開閉弁73を有する第1パージ気体供給ライン71を備える。スタック用空気供給ライン13は、燃料電池スタック3のカソード側に、通常運転時にスタック用空気k1を供給することに加えて、起動運転時にスタック用空気k1をパージ用空気(パージ流体)として供給するよう構成されている。また、バーナー部25は、後述のように第1パージ気体供給ライン71から供給されバーナー部25に達したパージ用空気k3を排出する、排出ライン81を備える。また、燃料電池スタック3は、カソード側に供給されたスタック用空気k1を排出する排出ライン82を備える。カソード側にパージ用空気として供給されたスタック用空気k1は、排出ライン82から排出される。
【0065】
第1パージ気体供給ライン71は、燃料供給ライン11に接続されている。パージ用空気源(不図示)からパージ流体としてのパージ用空気k3を、第1開閉弁73を開とすることにより、燃料hと同じ経路で燃料処理装置2に供給する。第1パージ気体供給ライン71の燃料供給ライン11への接続位置は、流量計47の前(上流側)、制御弁32の後(下流側)である。
【0066】
燃料供給ライン11には、第1パージ気体供給ライン71の接続部の直上流側に逆止弁91が取り付けてある。逆止弁91は、供給口20に向かって流れる流れを許容し、逆の流れを遮断する。よって、パージ用空気k3は逆止弁91より上流側には流れず、供給口20に向かって流れる。
【0067】
改質用蒸気供給ライン15には、逆止弁92が取り付けてある。逆止弁92は、水蒸気発生部24から燃料供給ライン11に流れる流れを許容し、逆の流れを遮断する。よって、パージ用空気k3は逆止弁92より上流側には流れず、供給口20に向かって流れる。
【0068】
制御弁32は、燃料ガス供給ライン11の第1パージ気体供給ライン71との接続部の上流側であってブロワ31の下流側に取り付けてある。制御弁32は燃料を供給するときは開となり、パージ用空気k3を供給するときは閉となる。また、パージ用空気k3は流量計47を通るため、流量計47からの信号を受け、制御弁73によりパージ用空気k3の流量制御が可能である。
【0069】
制御部4は、開閉信号i7を第1開閉弁73に送る。第1開閉弁73は、制御部4から開閉信号i7を受け、開閉動作を行う。第1開閉弁73が開の状態になっているときは、前述のようにパージ用空気k3が供給されるが、閉の状態になっているときはパージ用空気k3は供給されない。
【0070】
制御弁36には、通常運転時には流量制御i1が制御部4から送られ、スタック用空気k1の供給が行われるが、起動運転時には、開閉信号i7が制御部4から送られ、スタック用空気k1のパージ用空気としての供給が行われる。パージ用空気としてのスタック用空気k1は流量計49を通るため、流量計49からの信号を受け、制御弁36によりパージ用空気としてのスタック用空気k1の流量制御が可能である。
【0071】
本実施の形態の燃料電池発電システム101の通常運転時の作用は、第1の実施の形態の燃料電池発電システム1の通常運転時の作用と同じである。
【0072】
次に、図6を参照し、適宜図5を参照して本実施の形態に係る燃料電池発電システム201の制御部4による起動運転方法を、前述の第1の実施の形態に係る燃料電池発電システム1の起動運転方法との相違を中心に説明する。
【0073】
起動運転を開始(ステップS1)した後、制御部4からの開閉信号i7により制御弁36が開となり、燃料電池スタック3のカソード側の、スタック用空気k1によるパージが行われる(ステップS2)。パージ用空気としてのスタック用空気k1は、スタック用空気供給ライン13から供給される。パージ用空気(スタック用空気k3)は燃料電池スタック3のカソード側をパージし、カソード側に残留している凝縮水分があれば排出ライン82から外部に排出する。
【0074】
温度検出器39によって改質部21の温度を検知(ステップS3)し、温度信号i2として制御部4に送る。制御部4は温度信号i2を基に改質器21の温度が30℃以下か否かの判断を行う(ステップS4)。第1パージ気体供給ライン71から燃料処理装置2に供給され改質部21を通過したパージ用空気k3が、改質部21の温度と同じ温度になり、パージ用空気k3の露点温度が改質部21の温度と同じとなると仮定する。この場合、改質部21の温度30℃は、この温度を有し、この露点温度を有する該パージ用空気k3が改質部21より下流側に流れ、さらに温度が下がって該パージ用空気k3中の水分、蒸気が凝縮し、気水分離部6で分離されず、燃料電池スタック3のアノード側に持ち込まれた場合でも、凝縮した水分は、燃料電池スタック3アノード側流路を閉塞する程の量とはならない温度である。改質部21の温度が30℃を超えると、パージ用空気k3中の凝縮した水分が気水分離部6で分離されなかった場合、該パージ用空気k3でパージされた燃料電池スタック3のアノード側にパージ用空気k3中の水分が凝縮して残留する可能性がある。
【0075】
改質部21の温度が30℃以下の場合(ステップS4がYESの場合)、制御部4からの切替信号i6によって三方切替弁68をa1側に切り替える(ステップS4A)。次に、制御部4からの開閉信号i7により第1開閉弁73が開となり、燃料処理装置2および燃料電池スタック3のアノード側のパージ用空気k3によるパージが行われる(ステップS5)。パージ用空気k3は燃料処理装置2をパージし、燃料処理装置2内に残留している凝縮水分があれば、改質ガス搬送ライン16を経て気水分離部6で凝縮水分が分離される。最も冷えにくく最も温度の高い改質部21の温度が30℃以下であるので、燃料処理装置2から持ち出される水分量は多くても露点30℃であるパージ用空気に含まれる水分量であり、気水分離部6に達するまでに凝縮するパージ用空気k3中の水分があれば同じく気水分離部6で分離される。凝縮水分が分離されたパージ用空気k3は、さらに気水分離部6から、改質ガス搬送ライン16、三方切替弁68、改質ガス搬送ライン16を経て燃料電池スタック3のアノード側に供給される。供給されたパージ用空気k3は、燃料電池スタック3のアノード側をパージし、アノード側に残留している凝縮水分があれば、オフガス搬送ライン17、バーナー部25を経て、排出ライン81から外部に排出する。燃料電池スタック3に供給されたパージ用空気k3は、露点温度が最高でも30℃相当であるので燃料電池スタック3内でパージ用空気k3からフラッディングを引きおこすような量の水分が凝縮することはない。以上のことから燃料電池スタック3のアノード側でのフラッディングを回避することができる。パージ用空気k3による燃料処理装置2および燃料電池スタック3のアノード側のパージの終了後、制御部4からの切替信号i6によって三方切替弁68をb1側に切り替える(ステップS5A)。
【0076】
改質部21の温度が30℃以下でない場合(ステップS4がNOの場合)は、ステップS5およびステップS5Aを経ずに次の前述のステップS6へ移行する。ステップS6以降のプロセスは、第1の実施の形態で説明した内容と同じである。但し、本実施の形態において、ステップS6に移行するのは、制御弁36を制御部4からの開閉信号i7により閉とし、燃料電池スタック3のカソード側のスタック用空気k3のパージ用空気としての供給を終了した直後とする。
【0077】
以上パージ流体がパージ用空気k3であるとして説明したが、パージ流体は、パージ用空気k3の代わりに、パージ用窒素であってもよい。ステップS2で行われる、燃料電池スタック3のカソード側のパージも、スタック用空気k1の代わりに、パージ用窒素によって行ってもよい。
【0078】
本実施の形態の燃料電池発電システム201によれば、燃料電池スタック3による発電の前に、改質部21の温度が30℃以下である場合に、燃料処理装置2及び燃料電池スタック3のカソード側のパージ用空気k3よるパージを行い、燃料処理装置2から持ち出される水分の量を、30℃の露点温度を有するパージ用空気k3に蒸気として含まれる水分の量以下に抑え、燃料電池スタック内への水分の無用な持ち込みを避けることができる。よって、低負荷発電時にフラッディングの原因となる燃料電池スタック内残留水分を効率的にパージすることができ,燃料電池スタック3が低温でも安定して起動することができ、燃料電池発電システム1を短時間で起動することができる。また、ヒータ等による加熱で燃料電池スタック3の昇温をする必要がないのでエネルギーの消費を抑えることができる。
【0079】
例えば、図1に示すように、
炭化水素系燃料hの供給を受け、水素を主成分とする改質ガスgに改質する改質工程と;
前記改質ガスgの供給を受け発電する発電工程と;
前記発電工程における発電と、前記発電工程に供給され発電に利用される改質ガスgの利用率とを制御する第1の制御工程と;
前記発電工程で発電に利用されなかった改質ガスgを燃焼させて前記改質工程に熱を供給する燃焼行程とを備え;
前記第1の制御工程が、前記の発電工程開始時から前記燃料電池スタック3がある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する;
燃料電池発電システムの起動運転方法により燃料電池発電システム1を起動してもよい。
【0080】
さらに、例えば、図1に示すように、前記第1の制御工程において、前記炭化水素系燃料hを前記部分発電量における通常値よりも多く供給することにより、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御してもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、燃料処理装置と、燃料電池スタックと、第1の制御部とを備え、第1の制御部は、燃料電池スタックの発電開始時から燃料電池スタックがある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、改質ガスの利用率を部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する。よって、燃料電池スタック内に流通する改質ガスの流量が増加するので、通常時よりも改質ガスの流量が多くなり、燃料電池スタック内の水分を、流量の多くなった改質ガスにより押し出すことができ、燃料電池スタック内の水分により改質ガス流路が閉塞するフラッディングを回避することができる。また、発電に利用されずバーナー部で燃焼される改質ガスの流量が増加するので、バーナー部の燃焼熱で改質部の温度を短時間で上昇させることができ、改質部の温度を短時間で上昇させることにより改質部から燃料電池スタックに送られる改質ガスの温度を短時間で上昇させ、燃料処理装置内部の温度を上昇させることができ、燃料電池発電システムの起動時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池発電システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の燃料電池発電システムの起動運転方法を示すチャートである。
【図3】図1の燃料電池発電システムの起動運転時における改質部温度、燃料流量、スタック電流の時間的変動を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池発電システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池発電システムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5の燃料電池発電システムの起動運転方法を示すチャートである。
【符号の説明】
1、101、201 燃料電池発電システム
2 燃料処理装置
3 燃料電池スタック
4 制御部
5 負荷
6 気水分離部
20 供給口
21 改質部
22 変成部
23 選択酸化部
24 水蒸気発生部
25 バーナー部
39、40、41、42 温度検出器
45 電流検出部
g 改質ガス
h 燃料(炭化水素系燃料)
I スタック電流
k1 燃焼用空気
k3 パージ用空気
p プロセス水
s 改質用蒸気

Claims (5)

  1. 炭化水素系燃料の供給を受け、水素を主成分とする改質ガスに改質する改質部と、前記改質部を加熱するバーナー部とを有する燃料処理装置と;
    前記改質ガスの供給を受け発電する燃料電池スタックと;
    前記燃料電池スタックの発電と、前記燃料電池スタックに供給され発電に利用される改質ガスの利用率とを制御する第1の制御部とを備え;
    前記バーナー部は、前記燃料電池スタックで発電に利用されなかった改質ガスを燃焼させて前記改質部を加熱し;
    前記第1の制御部が、前記燃料電池スタックの発電開始時から前記燃料電池スタックがある部分負荷に相当する部分発電量を発電するまでの間、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する;
    燃料電池発電システム。
  2. 前記第1の制御部が、前記炭化水素系燃料を前記部分発電量における通常値よりも多く供給することにより、前記利用率を前記部分発電量における通常値よりも低くするよう制御する;
    請求項1に記載の燃料電池発電システム。
  3. 前記燃料処理装置が、前記バーナー部の温度、あるいは前記改質部の温度を検出する第1の温度検出部を有し;
    前記第1の制御部が、第1の温度検出部の検出結果に基づいて、前記バーナー部の温度、あるいは前記改質部の温度が所定の設定値を超えないように制御を行う;
    請求項1または請求項2に記載の燃料電池発電システム。
  4. 前記燃料電池スタックが、前記燃料電池スタックのスタック電流を検出する電流検出部を有し;
    前記第1の制御部が、所定の値のスタック電流を流すのに必要な前記炭化水素系燃料の流量を演算し、前記電流検出部が検出したスタック電流が前記所定の値に達するまで、前記演算した流量を維持して前記炭化水素系燃料を前記燃料処理装置に供給するよう構成された;
    請求項1に記載の燃料電池発電システム。
  5. 炭化水素系燃料の供給を受ける供給口と、前記供給口に供給された炭化水素系燃料を、水素を主成分とする改質ガスに改質する改質部と、前記改質部を加熱するバーナー部と、燃料処理装置内の冷えにくい部分を代表する温度を検出する第2の温度検出部とを有する燃料処理装置と;
    前記改質ガスの供給を受け発電する燃料電池スタックと;
    前記第2の温度検出部により検出された前記温度が、システム起動時に所定の値以下である場合に、前記供給口にパージ流体を供給し、前記燃料処理装置および前記燃料電池スタックのアノード側のパージを行うよう構成された第2の制御部とを備える;
    燃料電池発電システム。
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