JP6694802B2 - エネルギ供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないときには、警報作動する又は燃料ガスの供給を遮断するマイコンメータと、当該マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを用いて発電する発電部を備えるエネルギ供給部と、当該エネルギ供給部の運転を制御する運転制御部とを備えるエネルギ供給システムに関する。
燃料ガスの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じなかった場合、マイコンメータは警報作動する又は燃料ガスの供給を遮断する。マイコンメータが警報作動した場合、例えば、通報を受けた作業員が、燃料ガスの供給を遮断して、実際に燃料ガスが漏れていないか否かの点検を行わなければならない面倒がある。また、マイコンメータが燃料ガスの供給を遮断した場合には、マイコンメータを燃料ガスの供給状態に復旧する操作を行わなければならない面倒がある。そのため、燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じなかったことによりマイコンメータが警報作動することを回避できれば及び燃料ガスの供給を遮断することを回避できれば好ましい。
但し、マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを用いて発電する発電部が設けられているエネルギ供給システムでは、発電部の運転と停止とを頻繁に繰り返すのではなく、発電部が比較的長い期間、連続して運転されることが多い。そのため、発電部が漏洩判定用期間(例えば、30日)を超えて運転を継続すると、燃料ガスの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を継続する継続時間に基づいて求められる燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないため、マイコンメータが警報作動や燃料ガスの供給の遮断をしてしまうという事態が発生する。
特許文献1に記載のエネルギ供給システムは、漏洩判定用期間(30日)の2日前に相当する日(28日)又は1日前に相当する日(29日)に発電部の運転を停止させ、そして、発電部の運転を停止した後においては、エネルギ供給部へ燃料ガスを供給しない時間が設定継続時間(60分)に対応する所定時間(60分)を継続したか否かを判断し、所定時間を継続した場合には、設定解除条件が満たされたとして、発電部を再起動する漏洩判定回避用停止処理を実行するように構成されている。
このように、特許文献1に記載のエネルギ供給システムでは、燃料ガス非消費状態が生じない期間が漏洩判定用期間に到達する前に、少なくとも発電部では燃料ガスを消費させない期間を意図的に設けることで、燃料ガス非消費状態を発生させるように試みている。
特開2005−353292号公報
但し、発電部の運転を停止しても、エネルギ供給システム内で燃料ガスが消費されることもある。例えば、発電部の停止後、温度低下に伴って発電部の内部の圧力低下が発生した場合に生じ得る発電部の内部への酸素(空気)などの侵入を防止するために、発電部の内部に燃料ガスを補充してその圧力を設定適正圧力以上にする保圧処理が繰り返し実行される。そのため、繰り返し実行される保圧処理の間隔であるインターバル時間が短い場合には、燃料ガスの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態が継続する時間が短くなるため、上記燃料ガス非消費状態が生じ難くなる。
他にも、発電部ではなく、使用者が熱を必要としたタイミングなどで熱源部が動作した(燃料を消費した)場合には、エネルギ供給システム内で燃料ガスが消費される。つまり、エネルギ供給部では、保圧処理によって発電部の内部に燃料ガスが充填されるタイミングではなくても、熱源部で燃料ガスが消費されることがある。
このように、発電部の運転を停止しても、エネルギ供給部では、保圧処理が繰り返し実行されるタイミングで燃料ガスが消費されることがあり、及び、熱源部が動作するタイミングで燃料ガスが消費されることもある。そのため、発電部の運転を停止した後には、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高い期間や、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が低い期間というのも存在する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料ガス非消費状態が発生する可能性を高めることができるエネルギ供給システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るエネルギ供給システムの特徴構成は、燃料ガスの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないときには、警報作動する又は燃料ガスの供給を遮断するマイコンメータと、当該マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを用いて発電する発電部及び当該マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを燃焼して熱を発生する熱源部を有するエネルギ供給部と、当該エネルギ供給部の運転を制御する運転制御部とを備え、前記発電部は、燃料ガスを水蒸気改質して水素ガスを生成する水素ガス生成処理を行う改質処理装置と、前記水素ガス生成処理によって生成された水素ガスを利用した発電運転を行う燃料電池と、前記改質処理装置を冷却するための冷却装置とを有し、
前記運転制御部は、前記発電部を停止する際には、前記改質処理装置での前記水素ガス生成処理を停止させた後、前記冷却装置を所定の基準冷却能力を発揮する状態で動作させながら、前記発電部の内部の保圧対象領域に前記マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを充填して前記保圧対象領域の圧力を第1設定適正圧力以上にした状態で封止する第1充填処理を実行し、その後、前記保圧対象領域での圧力が前記第1設定適正圧力未満の第1下限圧力に低下することで補充開始条件が満たされると、前記発電部の内部に燃料ガスを補充して前記保圧対象領域の圧力を前記第1設定適正圧力以上にする第1保圧処理を実行する停止保管処理を行うように構成され、且つ、前記燃料ガス非消費状態が生じない期間が前記漏洩判定用期間に到達する前に、前記発電部の運転を設定解除条件が満たされるまで停止する漏洩判定回避用停止処理を実行するように構成されているエネルギ供給システムであって、
前記運転制御部は、前記漏洩判定回避用停止処理の実行中に前記第1保圧処理を繰り返し実行するときの当該第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングが、単位時間当たりの燃料ガスの消費量が少なくなると予測される低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱すると予測されたとき、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングが前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付くように前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力から変更する点にある。
上記特徴構成によれば、冷却装置の冷却能力を変更すると、改質処理装置の温度低下速度が変化する。また、第1保圧処理が繰り返し行われるとき、改質処理装置の温度が例えば室温に近付くにつれて改質処理装置の圧力の低下速度が小さくなり、その結果、第1保圧処理の間隔が長くなる。つまり、冷却装置の冷却能力を変更して改質処理装置の温度低下速度を変化させることで、第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に変更することができる。そして、長期インターバル状態の予測開始タイミングが、低消費量時期の予測開始タイミングに近付くと、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスの消費が中断する期間と、エネルギ供給部での燃料ガスの消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
従って、燃料ガス非消費状態が発生する可能性を高めることができるエネルギ供給システムを提供できる。
本発明に係るエネルギ供給システムの別の特徴構成は、前記運転制御部は、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に遅らせて前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力よりも低くし、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に早めて前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力よりも高くする点にある。
上記特徴構成によれば、運転制御部は、冷却装置の冷却能力を基準冷却能力よりも低くして改質処理装置の温度低下速度を遅くすることで、長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に遅らせて低消費量時期の予測開始タイミングに近付けることができる。また、運転制御部は、冷却装置の冷却能力を基準冷却能力よりも高くして改質処理装置の温度低下速度を速くすることで、長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に早めて低消費量時期の予測開始タイミングに近付けることができる。
本発明に係るエネルギ供給システムの更に別の特徴構成は、前記運転制御部は、前記漏洩判定回避用停止処理での前記水素ガス生成処理の停止タイミングを、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングが、前記低消費量時期の予測開始タイミングに近くなるように決定する点にある。
上記特徴構成によれば、決定された停止タイミングで水素ガス生成処理が停止されると、長期インターバル状態の開始タイミングが低消費量時期の開始タイミングに近くなる可能性が高まる。そして、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスの消費が中断する期間と、エネルギ供給部での燃料ガスの消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
本発明に係るエネルギ供給システムの更に別の特徴構成は、前記運転制御部は、前記熱源部での過去の燃料ガスの消費量データに基づいて導出される、前記熱源部での前記単位時間当たりの燃料ガスの予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する点にある。
上記特徴構成によれば、熱源部での過去の燃料ガスの消費量データに基づいて、熱源部での単位時間当たりの燃料ガスの予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングに、上記低消費量時期の予測開始タイミング、即ち、熱源部の燃料ガス消費量に関する低消費量時期の予測開始タイミングが決定される。その結果、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスの消費が中断する期間と、熱源部の燃料ガス消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
本発明に係るエネルギ供給システムの更に別の特徴構成は、前記運転制御部は、前記熱源部での過去の燃料ガスの燃焼作動の回数に基づいて導出される、前記熱源部での前記単位時間当たりの燃料ガスの燃焼作動の予測回数が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する点にある。
上記特徴構成によれば、熱源部での過去の燃料ガスの燃焼作動の回数に基づいて、熱源部での単位時間当たりの燃料ガスの燃焼作動の予測回数が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングに、上記低消費量時期の予測開始タイミングが決定される。その結果、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスの消費が中断する期間と、熱源部の燃料ガス消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
本発明に係るエネルギ供給システムの更に別の特徴構成は、前記運転制御部は、前記発電部から電力の供給を受けることができる電力負荷での過去の電力の消費量データに基づいて導出される、前記電力負荷での前記単位時間当たりの電力の予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する点にある。
電力負荷での単位時間当たりの電力の予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期というのは、使用者の活動が低下する時期、即ち、燃料ガスの消費量も少なくなる時期であると言える。
そこで本特徴構成は、発電部から電力の供給を受けることができる電力負荷での過去の電力の消費量データに基づいて、電力負荷での単位時間当たりの電力の予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングに、上記低消費量時期の予測開始タイミングが決定される。その結果、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスの消費が中断する期間と、熱源部の燃料ガス消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
エネルギ供給システムの概略構成図 改質処理装置の構成を示すブロック図 熱源部の構成を示すブロック図 第1実施形態の漏洩判定回避処理を示すフローチャート 燃料ガスの予測消費タイミング、及び、改質処理装置に対する第1保圧処理の予測実行タイミングを示す図 燃料ガスの予測消費タイミング、及び、改質処理装置に対する第1保圧処理の予測実行タイミングを示す図 第2実施形態の漏洩判定回避処理を示すフローチャート
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係るエネルギ供給システムについて図面に基づいて説明する。
(エネルギ供給部Hの全体構成)
図1に示すように、エネルギ供給システムは、マイコンメータMと、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを用いて発電する発電部Haを備えるエネルギ供給部Hと、エネルギ供給部Hの運転を制御する運転制御部Cとを備える。例えば、エネルギ供給部Hとして、超音波式のマイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを用いて発電する発電部Ha、及び、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを燃焼して熱を発生する熱源機(補助熱源機2)を有する熱源部Hbを備える熱電併給部が備えられ、熱源部Hbには、発電部Haの排熱を回収した湯水を貯湯する貯湯タンク1と、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを用いて燃焼する補助熱源機2とが備えられている。
補助熱源機2は、暖房用燃焼器J、及び、給湯用燃焼器K、及び、熱源部Hbの凍結防止用燃焼器Nとして機能することになり、その詳細は後述する。
尚、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGは、ガスコンロ等の種々のガス消費機器に供給されることになるが、本実施形態においては、ガス消費機器についての説明は省略する。
マイコンメータMは、燃料ガスGの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないときには、警報作動する又は燃料ガスGの供給を遮断する機能を備えている。例えば、超音波式のマイコンメータMの場合、燃料ガス非消費状態であると見なされるための判定条件は、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が設定値以上(例えば、60分)となることである。
ちなみに、燃料ガスGは、都市ガス、プロパンガス等の炭化水素を含むガスである。
発電部Haは、燃料ガスGを水蒸気改質して水素ガスを生成する水素ガス生成処理を行う改質処理装置3と、その水素ガス生成処理によって生成された水素ガスを利用した発電運転を行う固体高分子形の燃料電池4と、改質処理装置3を冷却するための冷却装置Fとを有する。燃料電池4は、燃料極4n及び酸素極4sを備えるセルを積層して構成され、加えてセルを冷却するための冷却水が通流する通流部4dを備える。
冷却装置Fは、改質処理装置3及び燃料電池4を収容する筐体内の空気を換気するための換気ファン14を用いて実現できる。つまり、換気ファン14によって筐体内の空気を排気すると共に外気を筐体内に導入することで、改質処理装置3を冷却することができる。例えば、この換気ファン14は、発電部Haの運転中及び運転停止後の所定のタイミングまで動作して筐体内の換気を行うことで、改質処理装置3の冷却を行う。
燃料電池4が発生する熱を冷却水にて回収する冷却水循環路5Aと、貯湯タンク1の湯水が循環する湯水循環路5Bと、冷却水循環路5Aを循環する冷却水と湯水循環路5Bを循環する湯水とを熱交換する熱交換部5Cとが設けられている。
冷却水循環路5Aには、冷却水循環ポンプPa及び冷却水貯留タンクQが設けられ、湯水循環路5Bには、湯水循環ポンプPbが設けられている。
そして、熱交換部5Cで、湯水循環路5Bを通流する湯水を冷却水循環路5Aを循環する冷却水にて加熱することにより、貯湯タンク1に高温の湯水を貯湯し、貯湯した湯水を用いて、給湯、暖房、及び、浴槽水の追焚を行うように構成され、貯湯タンク1に貯湯した熱量では不足する場合には、補助熱源機2を作動させるように構成されており、その詳細は後述する。
燃料電池4の電力の出力側には、系統連系用のインバータ6が設けられており、このインバータ6は、燃料電池4の発電電力を商用電源7から受電する受電電力と同じ電圧及び同じ周波数にするように構成されている。
商用電源7は、例えば、単相3線式100/200Vであり、受電電力供給ライン8を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷9に電気的に接続されている。
インバータ6は、発電電力供給ライン10を介して受電電力供給ライン8に電気的に接続され、燃料電池4からの発電電力がインバータ6及び発電電力供給ライン10を介して電力負荷9に供給されるように構成されている。
受電電力供給ライン8には、商用電源7からの受電電力を計測する受電電力計測部11が設けられている。この受電電力計測部11は、受電電力供給ライン8において商用電源7側に電流が流れる、いわゆる逆潮流が発生するか否かも検出できる。
そして、逆潮流が生じないように、インバータ6により燃料電池4から受電電力供給ライン8に供給される電力が制御され、そして、燃料電池4による発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に換えて回収する電気ヒータ12に供給されるように構成されている。
電気ヒータ12は、複数の電気ヒータ部分から構成され、電気ヒータ12は、上述した湯水循環路5Bを通流する湯水を加熱するように設けられている。
電気ヒータ12の複数の電気ヒータ部分は、スイッチ回路13によりON/OFFが切り換えられる。スイッチ回路13は、余剰電力の大きさが大きくなるほど、電気ヒータ12の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ12の消費電力を調整するように構成されている。
発電部Haには、改質処理装置3や燃料電池4の運転を制御する発電用制御部Caが設けられ、熱源部Hbには、熱源部Hbの運転を制御する熱源用制御部Cbが設けられており、エネルギ供給部Hの運転を制御する運転制御部Cが、発電用制御部Caと熱源用制御部Cbとから構成されている。
発電用制御部Caと熱源用制御部Cbとは、各種の情報を通信自在に構成され、また、発電用制御部Caと熱源用制御部Cbとに対して、運転開始指令や運転停止指令等の各種の情報を指令するリモコンRが設けられている。
(改質処理装置3)
次に、改質処理装置3について説明を加える。
図2に示すように、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを燃料ポンプ15にて圧送する燃料供給路16が設けられ、その燃料供給路16にて供給される燃料ガスGに対して脱硫作用する脱硫器17が設けられている。
供給される水を気化させて水蒸気を生成する水蒸気生成器18が設けられ、脱硫器17からの脱硫燃料ガスを水蒸気生成器18からの水蒸気にて改質処理して水素含有ガスを生成する改質器19が設けられている。
また、改質器19にて改質処理された改質ガス中に含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変成処理する変成器20、変成器20にて変成処理された変成ガスの全量が供給されて、その供給される変成ガス中の水蒸気を凝縮させるべく冷却するガス冷却器21、及び、ガス冷却器21による冷却にて変成ガス中の水蒸気が凝縮した凝縮水を分離する気水分離器22が設けられている。
気水分離器22にて凝縮水が分離された変成ガスの一部が一酸化炭素選択酸化器23に供給されて、その供給される変成ガス中に含まれる一酸化炭素が選択酸化され、一酸化炭素選択酸化器23からの水素含有ガスが、発電用燃料ガスとして、燃料電池用供給路24を通して燃料電池4の燃料極4nに供給されるように構成されている。
また、気水分離器22にて凝縮水が分離された変成ガスの残部が、脱硫処理用の水素含有ガスとして、脱硫リサイクル路25を通して燃料供給路16の燃料ガスGに混合供給されるように構成されている。
ちなみに、ガス冷却器21と気水分離器22とは、通常運転時においては、上述の如く、変成器20にて変成処理された変成ガス中の水蒸気を分離させることになり、そして、後述するガスパージ処理においては、改質処理装置3の内部に残留する水蒸気を分離するように構成されている。
以上の通り、改質処理装置3は、燃料供給路16を通して供給される燃料ガスGを改質器19において水蒸気改質処理して水素含有ガスを発生させ、改質器19にて発生させた水素含有ガスを、変成器20、一酸化炭素選択酸化器23の順に通過させて、水素含有ガスに含まれる一酸化炭素濃度を低減させるようにし、一酸化炭素濃度の低い水素含有ガスを、発電用燃料ガスとして、燃料電池用供給路24にて燃料電池4に供給するように構成されている。
(改質処理装置3の詳細)
以下、改質処理装置3の各部について説明を加える。
上述の説明から明らかな如く、燃料供給路16を通して供給される燃料ガスGが、脱硫器17、改質器19、変成器20、ガス冷却器21、気水分離器22、一酸化炭素選択酸化器23を通して流動することになるから、脱硫器17、改質器19、変成器20、ガス冷却器21、気水分離器22、一酸化炭素選択酸化器23が、記載順にガス処理流路27にて接続されている。
燃料電池用供給路24を通して燃料電池4の燃料極4nに供給された水素含有ガスのうちの発電に使用されない残部ガスが、燃料電池4の燃料極4nから排燃料ガス(以下、オフガスと略称)として排出され、そのオフガスを燃焼用ガスとして、改質器19の改質器バーナ19aに供給するオフガス路26が設けられている。
つまり、燃料電池4から排出される発電反応後のオフガスを、改質器バーナ19aにて燃焼用空気路29からの燃焼用空気にて燃焼させて、改質触媒を改質反応が可能な状態に加熱するように構成されている。
水蒸気生成器18からの水蒸気を導く水蒸気路28が、脱硫器17と改質器19とを接続するガス処理流路27に接続されて、脱硫器17にて脱硫された燃料ガスGと水蒸気生成器18にて生成された水蒸気とを改質器19に供給するように構成されている。
燃料供給路16には、燃料ガスGの供給を断続する燃料バルブV1が設けられ、燃料電池用供給路24には、生成ガス出口バルブV2が設けられ、オフガス路26には、改質器バーナ19aへのオフガスの供給を断続する電池出口バルブV6が設けられ、燃焼用空気路29には、改質器バーナ19aへの燃焼用空気の供給を断続する燃焼用空気バルブV10が設けられている。
尚、図示は省略するが、起動時等において、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを改質器バーナ19aに供給する燃料供給路が設けられ、その燃料供給路には、燃料の供給を断続する断続弁が装備される。
燃料電池用供給路24における生成ガス出口バルブV2よりも上流側の箇所から、電池バイパス路30が分岐され、その電池バイパス路30が、オフガス路26における電池出口バルブV6よりも下流側の箇所に接続されている。また、電池バイパス路30には、その流路を開閉する電池バイパスバルブV7が設けられている。
水蒸気生成器18には、改質器バーナ19aから排出された燃焼排ガスを通流させる燃焼ガス通流部18aと改質水供給路31にて水が供給される蒸発部18bとが熱交換可能に設けられて、改質器19の改質器バーナ19aから排出される燃焼排ガスを熱源として水を気化させて、水蒸気を生成するように構成されている。
改質水供給路31には水の供給を断続する改質水バルブV3が設けられている。
また、水蒸気生成器18には、内部の水を排出する改質水排出路32が設けられ、その改質水排出路32には、その流路を開閉する改質水排出バルブV4が設けられている。
脱硫リサイクル路25は、気水分離器22の気相部と燃料供給路16とを接続する形態で設けられ、その脱硫リサイクル路25には、その流路を開閉する脱硫リサイクルバルブV8が設けられている。
選択酸化用の空気を一酸化炭素選択酸化器23に供給する選択酸化用空気路33が設けられ、その選択酸化用空気路33にはその流路を開閉する選択酸化用空気バルブV9が設けられている。
改質器19には、その内部の改質反応領域において温度が最も高くなる箇所の温度を検出するように、改質器温度センサ34が設けられ、燃料電池用供給路24には、流路内の圧力を改質処理装置3の内部の圧力として検出する改質処理装置側圧力センサ35が設けられている。
ちなみに、燃料供給路16、ガス処理流路27、水蒸気路28、改質水供給路31、改質水排出路32、脱硫器17、水蒸気生成器18、改質器19、変成器20、一酸化炭素選択酸化器23及び燃料電池用供給路24等により形成されるガス処理経路、つまり、脱硫器17及び水蒸気生成器18から改質器19、変成器20を経由して一酸化炭素選択酸化器23に至るガス処理経路中において、改質器19は、最も高温となるので、改質器温度センサ34は、ガス処理経路中における最高温部の温度を検出することになる。
また、オフガス路26には、流路内の圧力を燃料電池4の燃料極4nに対するガス通路の圧力として検出する燃料電池側圧力センサ36が設けられている。つまり、後述の如く、燃料電池4の燃料極4nを含む領域(本発明の「燃料極領域」)に燃料ガスGを充填したときに、その領域での圧力を燃料電池側圧力センサ36にて検出するように構成されている。
改質器温度センサ34、改質処理装置側圧力センサ35及び燃料電池側圧力センサ36の検出情報が、発電用制御部Caに入力され、発電用制御部Caが、改質処理装置3の起動運転、定常運転(通常運転)、停止保管運転等を行うように構成されている。
(発電部の停止保管運転)
次に、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止させて保管するときの停止保管運転について説明する。
発電用制御部Caが、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止させて保管する停止保管運転を行うときには、燃料供給路16による燃料ガスGの供給を停止した状態で、水蒸気生成器18による水蒸気の生成を継続することにより、改質処理装置3及び燃料電池4の内部に水蒸気を供給して、改質処理装置3の内部や燃料電池4の燃料極4nに存在するガスを排出する水蒸気供給処理(以下、水蒸気パージ処理と呼称)を行い、次に、水蒸気生成器18への水の供給を停止して、水蒸気生成器18の内部から水を排出し、且つ、改質処理装置3の内部及び燃料電池4の燃料極4nの内部に、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGをパージガスとして充填して封止する充填処理(以下、ガスパージ処理と呼称)を行うように構成されている。
更に、発電用制御部Caが、ガスパージ処理の後で、冷却装置Fとしての換気ファン14を所定の基準冷却能力を発揮する状態で動作させながら、改質処理装置3の内部でのガス圧を改質処理装置3側の第1設定適正圧力以上に保ち及び燃料電池4の燃料極4nを含む領域のガス圧を燃料電池側の第2設定適正圧力以上に保つための保圧処理(第1保圧処理及び第2保圧処理)を行うように構成されている。本実施形態においては、補充開始条件が改質処理装置側圧力センサ35の検出圧力が第1設定適正圧力(例えば、1.0kpa)未満に設定された第1下限圧力(例えば、0.5kpa)以下になる条件であり、補充停止条件が、検出圧力が第1設定適正圧力以上になる条件である。また、発電用制御部Caは、冷却装置Fとしての換気ファン14の回転速度を所定の基準回転速度に設定して動作させることで、所定の基準冷却能力を発揮させながら改質処理装置3の冷却を行う。
ちなみに、本実施形態においては、燃料電池4に対するガスの補充(第2保圧処理)は、後述の如く、改質処理装置3の内部に充填されたガスを燃料電池4に供給する形態で行うように構成されている。
以下、停止保管運転について説明を加える。
すなわち、改質処理装置3及び燃料電池4の定常運転中(通常運転中)は、燃料バルブV1、生成ガス出口バルブV2、改質水バルブV3、電池出口バルブV6、脱硫リサイクルバルブV8、選択酸化用空気バルブV9及び燃焼用空気バルブV10は開弁状態であり、改質水排出バルブV4及び電池バイパスバルブV7は閉弁状態である。
後述の如く、マイコンメータMの漏洩判定用期間(例えば、30日)の4日前に相当する26日が経過した時点になる等により、停止条件が満たされると、発電用制御部Caは、水蒸気パージ処理を開始する。すなわち、燃料バルブV1、脱硫リサイクルバルブV8及び選択酸化用空気バルブV9を閉じ、且つ、電池バイパスバルブV7を開いて、水蒸気パージ処理(水蒸気供給処理)を開始する。よって、改質処理装置3での水素ガス生成処理は停止され、燃料電池4での発電運転(即ち、インバータ6から発電電力供給ライン10への電力出力)は停止される。
その後、改質器温度センサ34の検出温度が、水蒸気の凝縮を防止できる温度でかつ燃料ガスGの熱分解による炭素の析出を防止できるガスパージ開始温度以下になると、改質水バルブV3を閉じると共に改質水排出バルブV4を開き、且つ、燃料バルブV1を開くと共に燃焼用空気バルブV10を閉じることにより、ガスパージ処理を開始する。
その後、設定時間が経過すると、改質水排出バルブV4を閉じて、水蒸気生成器18からの水の排出を終了し、次に、燃料電池側圧力センサ36の検出圧力が燃料電池側の第2設定適正圧力以上になると、生成ガス出口バルブV2、電池出口バルブV6を閉じ、改質処理装置側圧力センサ35の検出圧力が改質装置側の第1設定適正圧力以上になると、燃料バルブV1を閉じることによりガスパージ処理を終了する。つまり、改質処理装置3及び燃料電池4を、燃料ガスGを充填させた密閉状態にする。
ガスパージ処理により、改質処理装置3及び燃料電池4を密閉状態にしても、その後の温度低下に伴って、改質処理装置3及び燃料電池4でのガス圧が低下することになる。
したがって、改質処理装置3に対しては、以降、第1保圧処理を実行することになる。
つまり、改質処理装置側圧力センサ35の検出圧力が改質装置側の第1設定適正圧力未満の改質装置側の第1下限圧力以下になると、燃料バルブV1を開き、改質装置側の第1下限圧力以上になると、燃料バルブV1を閉じることになる。この第1保圧処理の詳細は後述する。
このように、発電用制御部Caは、発電部Haを停止する際には、改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止させた後、発電部Haの内部の保圧対象領域にマイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを充填してその保圧対象領域の圧力を第1設定適正圧力以上にした状態で封止する第1充填処理を実行し、その後、保圧対象領域での圧力が第1設定適正圧力未満の第1下限圧力に低下することで補充開始条件が満たされると、発電部Haの内部に燃料ガスGを補充して保圧対象領域の圧力を第1設定適正圧力以上にする第1保圧処理を実行する。特に、上記保圧対象領域が改質処理装置3の内部である場合、発電用制御部Caは、第1充填処理として、保圧対象領域としての改質処理装置3の内部にマイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを充填して改質処理装置3の内部の圧力を第1設定適正圧力以上にした状態で封止する処理を実行し、第1保圧処理として、改質処理装置3の内部に燃料ガスGを補充して改質処理装置3の内部の圧力を第1設定適正圧力以上にする処理を実行する。
本実施形態では、改質処理装置3での水素ガス生成処理の停止タイミングは、例えば、改質器19の改質器バーナ19aの燃焼停止のタイミングや、改質器19への燃料ガスGの供給停止タイミングなどである。
また、燃料電池4に対しては、改質処理装置3に充填されているガスを燃料電池4の燃料極4nを含む領域(燃料極領域)に供給する第2保圧処理を実行することになる。つまり、燃料電池側圧力センサ36の検出圧力が燃料電池側の第2設定適正圧力未満の燃料電池側の第2下限圧力以下になると、生成ガス出口バルブV2を開き、燃料電池側の第2設定適正圧力以上になると、生成ガス出口バルブV2を閉じることになる。つまり、燃料電池4の燃料極領域でのガスの圧力が低くなった場合には、改質処理装置3に充填されているガスを燃料電池4に供給するように構成されている。例えば、第2設定適正圧力は第1設定適正圧力以下の圧力であり、第2下限圧力は第1下限圧力以下の圧力である。
このように、発電用制御部Caは、発電部Haを停止する際には、燃料電池4での発電運転を停止させた後、燃料電池4の燃料極領域に改質処理装置3を経由して供給されるガスを充填して第2設定適正圧力以上にした状態で上記燃料極領域を封止する第2充填処理を実行し、その後、燃料極領域の圧力が第2設定適正圧力未満の第2下限充填圧に低下すると、改質処理装置3の内部に存在するガスを燃料極領域に補充して燃料極領域の圧力を第2設定適正圧力以上にする第2保圧処理を実行する。
(熱源部の構成)
図3に示すように、熱源部Hbには、上述した貯湯タンク1及び補助熱源機2に加えて、多機能循環ポンプ40、暖房用循環ポンプ41、風呂追焚用循環ポンプ42、暖房用熱交換器43、風呂追焚用熱交換器44が備えられている。
また、熱源部Hbには、給湯用混合弁45、暖房用電磁弁46、風呂追焚用電磁弁47、三方弁48、タンク比例弁49、及び、蓄熱切換弁50が設けられている。
貯湯タンク1の上部には、湯水取出路51が設けられ、貯湯タンク1の底部には、湯水供給路52が設けられ、湯水取出路51が、給湯用混合弁45に接続され、給湯用混合弁45からは、例えばカラン等の給湯先へ湯水を供給できる給湯路58が延出されている。また、給湯用混合弁45の下流側の給湯路58は、湯張路62を介して風呂用循環路57に接続されている。そして、熱源用制御部Cbが、湯張路62の途中に設けられている湯張弁63を開弁することで、風呂用循環路57に接続されている浴槽への湯張りが行われる。
水道水等の給水源からの湯水を供給する給水路53が、給湯用混合弁45に接続される第1給水路53aと、湯水供給路52に設けた蓄熱切換弁50に接続される第2給水路53bとに分岐されている。
多機能循環ポンプ40が配置される多機能循環路54が、補助熱源機2、暖房用熱交換器43、風呂追焚用熱交換器44、及び、三方弁48を経由する状態で設けられ、三方弁48には、湯水取出路51から分岐した分岐路51aが接続され、湯水供給路52が、多機能循環路54に接続されている。
暖房用熱交換器43と風呂追焚用熱交換器44とは、多機能循環路54に並列状態で配置され、暖房用電磁弁46が、暖房用熱交換器43を通した湯水の通流を断続し、且つ、風呂追焚用電磁弁47が、風呂追焚用熱交換器44を通した湯水の通流を断続する形態で、多機能循環路54に配置されている。
多機能循環路54における補助熱源機2の下流側箇所と湯水取出路51とを接続する合流路55が設けられ、この合流路55に、タンク比例弁49が設けられている。
暖房用循環路56が、暖房用熱交換器43を経由する状態で設けられ、暖房用循環ポンプ41が、暖房用循環路56に設けられている。
風呂用循環路57が、風呂追焚用熱交換器44を経由する状態で設けられ、風呂追焚用循環ポンプ42が、風呂用循環路57に設けられている。
そして、熱源部Hbは、湯水取出路51からの湯水と第1給水路53aからの湯水を混合させて給湯路58から供給する給湯運転処理、暖房用循環路56を通して暖房装置Lに暖房用熱媒を供給する暖房運転処理、及び、風呂用循環路57を通して浴槽水を循環させながら加熱する風呂追焚運転処理を行うように構成されている。このように、暖房用燃焼器Jとしての補助熱源機2は、暖房運転処理において、マイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを燃焼して得られる燃焼熱を利用して、暖房対象空間の空気を暖めるための暖房用熱媒を加熱する熱媒加熱運転を行うために利用される。
給湯運転処理、暖房運転処理、風呂追焚運転処理の夫々は、貯湯タンク1の湯水を用いて行われることになるが、貯湯タンク1の貯湯熱量が不足する場合には、補助熱源機2が燃焼作動されるように構成されている。
例えば、給湯運転を行う場合に、貯湯タンク1の貯湯熱量が多いときには、貯湯タンク1の湯水が湯水取出路51を通して給湯用混合弁45に供給されることになる。尚、この場合、第2給水路53bからの湯水が、蓄熱切換弁50を経由しながら、湯水供給路52を通して貯湯タンク1に供給されることになる。
給湯運転処理を行う場合に、貯湯タンク1の貯湯熱量が少ないときには、第2給水路53bからの湯水を、蓄熱切換弁50を経由しながら、湯水供給路52を通して多機能循環路54に供給し、補助熱源機2にて加熱した後、合流路55を通して湯水取出路51に流動させることになる。
暖房運転処理や風呂追焚運転処理を行う場合に、貯湯タンク1の貯湯熱量が多いときには、多機能循環ポンプ40を作動させた状態で、貯湯タンク1の湯水を、分岐路51aを通して多機能循環路54に供給し、暖房用熱交換器43や風呂追焚用熱交換器44を流動させた後に、湯水供給路52を通して貯湯タンク1に戻す形態で流動させることになる。
暖房運転処理や風呂追焚運転処理を行う場合に、貯湯タンク1の貯湯熱量が少ないときには、分岐路51aを閉じるように三方弁48を切替えた状態で、多機能循環ポンプ40を作動させて、多機能循環路54の湯水を循環させ、且つ、循環される湯水を補助熱源機2にて加熱することになる。
(給湯運転処理について)
給湯運転処理は、上述の如く、給湯開始条件が満たされたときに、貯湯タンク1の貯湯熱量が少ないときには、給湯用燃焼器Kとして機能する補助熱源機2を給湯停止終了条件が満たされるまで燃焼作動させることになる。
給湯開始条件は、例えば、給湯路58の先端に設けた給湯栓(図示せず)が開かれることにより、給湯路58を通して湯水が流動することを検出する通水センサWが湯水の流動を検出すること、或いは、リモコンRによって風呂湯張りの指令がされたこと等である。
これに対して、給湯停止終了条件は、給湯栓が閉じられることにより、通水センサWが湯水の流動を検出しなくなったことである。或いは、熱源用制御部Cbが、風呂湯張りが完了したと判定したことである。
すなわち、熱源用制御部Cbが、通水センサWにて湯水の通流が検出されると、給湯路58を通して目標温度の湯水を供給すべく、給湯用混合弁45や補助熱源機2等の作動を制御するように、並びに、風呂湯張りの開始タイミングになると、給湯路58及び湯張路62及び風呂用循環路57を通して目標温度の湯水を浴槽へと供給すべく、給湯用混合弁45や湯張弁63や補助熱源機2等の作動を制御するように構成されている。
(漏洩判定回避処理)
発電用制御部Caは、上記燃料ガス非消費状態が生じない期間が漏洩判定用期間(例えば30日など)に到達する前に、発電部Haの運転を設定解除条件が満たされるまで停止する漏洩判定回避用停止処理を実行する。例えば、発電用制御部Caは、マイコンメータMの漏洩判定用期間の4日前に相当する26日が経過した後に、発電部Haの運転を設定解除条件が満たされるまで停止する漏洩判定回避用停止処理、及び、燃料ガスGの消費停止を促す警告メッセージを、設定解除条件が満たされるまでリモコンRに表示する警告処理を、漏洩判定回避処理として実行するように構成されている。
本実施形態においては、設定解除条件が、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を継続する継続時間が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が設定値以上(例えば、60分)となることである。
本実施形態においては、発電部Haが、燃料ガスGを水蒸気改質処理により水素ガスを生成する改質処理装置3と、生成された水素ガスが供給される燃料電池4とを備える形態に構成されるものであるから、発電用制御部Caが、漏洩判定回避用停止処理として、改質処理装置3及び燃料電池4に対して、上述した停止保管運転処理を行うことになる。
すなわち、燃料ガスGの供給を停止した状態で、改質処理装置3及び燃料電池4の燃料極4nに水蒸気を供給して内部ガスを排出する水蒸気パージ処理(水蒸気供給処理)、及び、水蒸気の供給を停止した状態で、改質処理装置3及び燃料電池4の燃料極4nにマイコンメータMを経由して供給される燃料ガスGを充填して封止するガスパージ処理(充填処理)を順次実行し、その後、改質処理装置3の内部圧力を適正圧力に保つ第1保圧処理や、燃料電池4の燃料極4nにおける内部圧力を適正圧力に保つ第2保圧処理を実行することになる。
本実施形態においては、図1に示すように、発電部Ha及び熱源部Hbの夫々に燃料ガスGの通流量を計測する発電側流量計59a及び熱源側流量計59bが設けられている。
そして、発電用制御部Caが、発電側流量計59a及び熱源側流量計59bの検出情報に基づいて、発電部Ha及び熱源部Hbの夫々に対する燃料ガスGの通流量が上記設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を判断するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、上述の如く、発電側流量計59a及び熱源側流量計59bを設けているが、例えば、発電部Haについては、燃料バルブV1を開き状態に操作したか否か、及び、後述する凍結防止用加熱バーナ60が燃焼したか否かにより、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を判断でき、また、熱源部Hbについては、補助熱源機2が作動したか否かにより、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を判断できるものであるから、発電側流量計59a及び熱源側流量計59bを設置しない形態で、発電部Ha及び熱源部Hbの夫々に対して燃料ガスGを供給しない時間を判断するようにしてもよい。
警告処理は、漏洩判定回避用停止処理の実行中において、警告処理用期間の計時を開始してから設定処理予定時間(例えば、24時間)が経過しても、上記燃料ガス非消費状態が生じないとき、即ち、エネルギ供給部Hに対して供給する燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を継続する継続時間が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が設定値以上(例えば、60分)とならないときには、燃料ガスGの消費停止を促す警告を使用者に対して行うものである。24時間は人の生活周期であるため、設定処理予定時間を24時間に設定しておけば、そのうちのどこかの時間帯で睡眠などの休息を行っている非生活時間帯(即ち、ガスを消費しない時間帯)があるはずである。よって、警告処理用期間の計時を、第1保圧処理が繰り返されるときの間隔であるインターバル時間が設定期間よりも長くなってから開始すると、その後の設定処理予定時間(24時間)の間に燃料ガス非消費状態が生じることを期待できる。
尚、「漏洩判定回避用停止処理の実行中」とは、発電用制御部Caが、発電部Haの運転を停止することを決定した時点以降でもよいし、発電用制御部Caが、実際に発電部Haの運転を停止させる処理を開始した時点以降でもよいし、さらには、実際に発電部Haの運転が停止された時点以降でもよい。
(漏洩判定回避処理の詳細)
次に、発電用制御部Caが実行する漏洩判定回避処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、マイコンメータMの漏洩判定用期間(例えば、30日)の4日前に相当する26日が経過しているか否かを判定し(#1)、26日以上が経過している場合には、発電部Haが停止済であるか否かを判定する(#2)。尚、#1にて、26日以上が経過していないと判定したときには、他の処理に移行する。
#2にて、停止済でないと判定したときには、発電部Haの起動を禁止する起動禁止をセットし(#4)、次に、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止する運転停止処理(水蒸気パージ処理、ガスパージ処理)を実行する(#5)。加えて、発電用制御部Caは、警告処理を行うか否かの判断基準となる警告処理用期間の計時を開始する(#6)。
また、運転停止処理の後では、改質処理装置3の内部圧力を適正圧力に保つ第1保圧処理が、漏洩判定回避処理とは別の処理として実行される。また、燃料電池4の燃料極4nにおける内部圧力を適正圧力に保つ第2保圧処理も漏洩判定回避処理とは別の処理として実行される。
その後、#2にて停止済みと判定した場合、及び、#6にて警告処理用期間の計時を開始した後、発電用制御部Caは、漏洩判定回避用停止処理の実行中に第1保圧処理を繰り返し実行するときのその第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングが、単位時間当たりの燃料ガスGの消費量が少なくなると予測される低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱するか否かを判定する(#7)。第1保圧処理の間隔に関する上記設定期間は例えば60分などの期間である。本実施形態では、燃料ガス非消費状態であると見なされるための判定条件は、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が設定値以上(例えば、60分)となることである。よって、上記設定期間が例えば60分であれば、即ち、第1保圧処理のインターバル時間が60分以上になれば、その間に燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高くなる。そして、発電用制御部Caは、長期インターバル状態の予測開始タイミングが、低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱すると予測されたとき、長期インターバル状態の予測開始タイミングが低消費量時期の予測開始タイミングに近付くように冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力から変更する(#8)。つまり、発電用制御部Caは、漏洩判定回避用停止処理の実行中に#7の工程を繰り返し実行し、必要に応じて#8で冷却装置Fの冷却能力を変更する。そして、#8で発電用制御部Caは、冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力から変更した状態で例えば5分などの一定期間動作させた後、#7の工程に処理を戻す。
これに対して、発電用制御部Caは、長期インターバル状態の予測開始タイミングが、低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱しないと予測されたとき、冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力に固定した状態で動作させる(#9)。つまり、工程#8において冷却装置Fの冷却能力が基準冷却能力から変更されたとしても、その冷却能力の変更が有効に作用して長期インターバル状態の予測開始タイミングが低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱しなくなると、その冷却能力を基準冷却能力に戻した上で次の処理(#10〜#13)が行われる。
〔低消費量時期の予測開始タイミング〕
図5には、燃料ガスGの予測消費タイミング(上図)、及び、改質処理装置3に対する第1保圧処理の予測実行タイミング(下図)を示す。尚、図示している燃料ガス量は例示目的で記載したものであり、実際の燃料ガス量を表すものではない。
発電用制御部Caは、過去の燃料ガスGの消費パターンに基づいて、図5の上図に示したような燃料ガスGの予測消費タイミングを導出できる。例えば、発電用制御部Caは、熱源部Hbで消費される燃料ガスGの量を計測する熱源側流量計59bの過去の計測結果を取得して集計することで、図5に示したような将来の所定の単位時間毎の燃料ガスGの消費量を予測できる。使用者が行動する朝や夜などでは熱源部Hbで消費される燃料ガスGの量は多くなり、使用者が不在になる昼間などでは熱源部Hbで消費される燃料ガスGの量はほぼゼロになる。このように、発電用制御部Caは、熱源部Hbでの過去の燃料ガスGの消費量データに基づいて導出される、熱源部Hbでの単位時間当たりの燃料ガスGの予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期を低消費量時期として決定する。そして、発電用制御部Caは、低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)を決定する。
〔長期インターバル状態の予測開始タイミング〕
図5の下図には、改質処理装置3に対する第1保圧処理の予測実行タイミングも示している。
上述したように、ガスパージ処理により改質処理装置3を密閉状態にしても、その後の温度低下に伴って、改質処理装置3でのガス圧が低下する。また、第1保圧処理を行って改質処理装置3に燃料ガスGを第1設定適正圧力以上に充填しても、温度低下に伴って改質処理装置3の圧力が第1下限圧力以下に低下することで補充開始条件が満たされ、それに応じて第1保圧処理が行われる。このように、第1保圧処理は繰り返し行われるが、改質処理装置3の温度が例えば室温に近付くにつれて改質処理装置3の圧力の低下速度は小さくなる。その結果、漏洩判定回避用停止処理の実行中に第1保圧処理を繰り返し実行するときのその第1保圧処理の間隔であるインターバル時間は、図5に示すように徐々に長くなる。
言い換えると、漏洩判定回避用停止処理の実行中、発電部Haの運転を停止した当初は改質処理装置3の温度の低下速度及び圧力の低下速度は大きいため、第1保圧処理が繰り返されるときのその第1保圧処理の間隔であるインターバル時間は短くなる。図5に示すように、インターバル時間が設定期間以下である「短期インターバル状態」がこれに対応し、この短期インターバル状態では第1保圧処理のために燃料ガスGが消費される頻度は相対的に高くなる。
これに対して、漏洩判定回避用停止処理の実行中、発電部Haの運転を停止してから長時間が経過すると改質処理装置3の温度の低下速度及び圧力の低下速度は小さくなるため、第1保圧処理が繰り返されるときのその第1保圧処理の間隔であるインターバル時間は長くなる。図5に示すように、インターバル時間が設定期間よりも長い「長期インターバル状態」がこれに対応し、この長期インターバル状態では第1保圧処理のために燃料ガスGが消費される頻度は相対的に低くなる。そして、発電用制御部Caは、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)を決定する。尚、発電部Haの停止タイミング(時刻:ts)の後、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)に至るまでの期間は、改質処理装置3の温度低下に応じて定まるため、改質処理装置3の周囲の温度が一定であれば、その期間もほぼ一定の値になると考えてよい。
そして、低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)と、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)とが同時であれば、そのタイミングの後には、熱源部Hbでの燃料ガスGの消費量が少ない低消費量時期、及び、発電部Haでの燃料ガスGの消費量が少ないインターバル時間が同時期に到来する可能性が高くなる。よって、その時期に上記燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高くなる。
ところが、図5に示した例の場合、発電用制御部Caは、#2で「No」と判定された現在(時刻:t0)の時点で発電部Haを即座に停止した(時刻t0=ts)結果、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)が、低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)と一致していない。加えて、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)が、低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)から設定時間以上逸脱している。そのため、熱源部Hbでの燃料ガスGの消費量が少ない低消費量時期、及び、発電部Haでの燃料ガスGの消費量が少ない期間であるインターバル時間が時間的にずれて到来するため、上記燃料ガス非消費状態が発生する可能性が低くなる。
熱源部Hbで消費される燃料ガスGの量に関する低消費量時期の開始タイミングは使用者による給湯要求等に応じて変化するため、発電用制御部Caが調節できない。しかし、第1保圧処理が行われるタイミングは改質処理装置3の内部での圧力変化、即ち、温度の低下度合いによって変わるため、発電用制御部Caが、冷却装置Fの冷却能力を調節して改質処理装置3の温度低下速度を調節すれば、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)を変化させることができる。
そこで、発電用制御部Caは、長期インターバル状態の予測開始タイミングが低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱すると予測されたとき、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1)が低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)に近付くように冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力から変更する。具体的には、発電用制御部Caは、長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に遅らせて低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力よりも低くし、長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に早めて低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力よりも高くする。本実施形態では、換気ファン14を冷却装置Fとして用いるため、発電用制御部Caは、換気ファン14の回転速度を基準回転速度よりも低くすることで冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力よりも低くし、換気ファン14の回転速度を基準回転速度よりも高くすることで冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力よりも高くすることができる。
図6は、冷却装置Fの冷却能力を基準冷却能力よりも高くすることで、長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に早めて低消費量時期の予測開始タイミングに近付けた場合の例である。図示するように、冷却装置Fの冷却能力を高めることで、改質処理装置3の温度低下が促進されて、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb2)が図5に示したタイミング(時刻:tb1)よりも時間的に早まった結果、その長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb2)が、低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)から設定時間以上逸脱しないようになる。
次に、エネルギ供給部Hに対して供給する燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態を継続する継続時間が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が、設定値以上(例えば、60分以上)である否かを判定し(#10)、積算値が設定値以上(例えば、60分以上)であると判定した場合には、発電部Haの起動を許可するために起動禁止を解除することになる(#11)。
#10にて、積算値が設定値以上(例えば、60分以上)でないと判定した場合には、警告処理用期間の計時を開始してから設定処理予定時間(例えば、24時間)が経過しているか否かを判定し(#12)、設定処理予定時間を経過している場合には、燃料ガスGの消費停止を促す警告メッセージをリモコンRに表示する警告処理を実行する(#13)。
以上のように、本実施形態では、冷却装置Fの冷却能力を変更して改質処理装置3の温度低下速度を変化させることで、第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に変更することができる。そして、長期インターバル状態の予測開始タイミングが、低消費量時期の予測開始タイミングに近付くと、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスGの消費が中断する期間と、エネルギ供給部Hでの燃料ガスGの消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスGの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態のエネルギ供給システムは発電部Haの停止タイミングが上記実施形態と異なっている。以下に第2実施形態のエネルギ供給システムについて説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図7のフローチャートにおいて、#2にて発電用制御部Caは、発電部Haが停止済でないと判定したときには、先ず発電部Haの停止タイミングを決定する。発電部Haの停止タイミングについて説明すると、本実施形態では、発電用制御部Caは、漏洩判定回避用停止処理での発電部Haの停止タイミング、即ち、改質処理装置3での水素ガス生成処理の停止タイミングを、漏洩判定回避用停止処理の実行中に保圧処理を繰り返し実行するときの当該第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングが、単位時間当たりの燃料ガスGの消費量が少なくなると予測される低消費量時期の予測開始タイミングに近くなるように決定する。
例えば、発電部Haの停止に伴って改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止した後、改質処理装置3ではその温度低下及び内部の圧力低下に伴って第1保圧処理が繰り返し実行される。そのため、改質処理装置3の温度低下速度が同程度であれば、発電部Haを停止すると共に改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止してから長期インターバル状態の開始タイミングに至るまでの期間も、発電部Haを停止する度に同程度の長さになると言える。そこで本実施形態では、発電用制御部Caは、低消費量時期の予測開始タイミングよりも基準期間だけ前のタイミングを、発電部Haの停止タイミング(改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止させる停止タイミング)とする。つまり、発電用制御部Caは、熱源部Hbでの単位時間当たりの燃料ガスGの消費量が少なくなると予測される低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)については導出できるので、長期インターバル状態の予測開始タイミング(時刻:tb1,tb2)をその低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)と近付けるために、その低消費量時期の予測開始タイミング(時刻:ta)よりも基準期間だけ前のタイミング(時刻:ts)を発電部Haの停止タイミングと決定できる。
そして、発電用制御部Caは、現在が発電部Haの停止タイミングであるか否かを判定して(#3)、発電部Haの停止タイミングになってから発電部Haの起動を禁止する起動禁止をセットし(#4)、次に、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止する運転停止処理(水蒸気パージ処理、ガスパージ処理)を実行する(#5)。
つまり、上述した第1実施形態では、#2にて発電部Haが停止済でないと判定したときには即座に発電部Haの起動を禁止する起動禁止をセットして(#4)、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止する運転停止処理(水蒸気パージ処理、ガスパージ処理)を実行(#5)していたが、本実施形態では、決定した停止タイミングが到来した後に、発電部Haの起動を禁止する起動禁止をセットして(#4)、改質処理装置3及び燃料電池4の運転を停止する運転停止処理(水蒸気パージ処理、ガスパージ処理)を実行する。
従って、決定された停止タイミングで発電部Haが停止されると共に改質処理装置3での水素ガス生成処理が停止されると、長期インターバル状態の開始タイミングが低消費量時期の開始タイミングに近くなる可能性が高まる。そして、長期インターバル状態の開始タイミングの後は、第1保圧処理による燃料ガスGの消費が中断する期間と、エネルギ供給部Hでの燃料ガスGの消費量が少なくなる期間とが重なることで、その期間内では燃料ガスGの消費が行われない可能性、即ち、燃料ガス非消費状態が発生する可能性が高まる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、エネルギ供給システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成については適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、エネルギ供給部Hの運転を制御する運転制御部Cが、発電部Haの運転を制御する発電用制御部Caと熱源部Hbの運転を制御する熱源用制御部Cbとから構成される場合を例示したが、発電用制御部Caと熱源用制御部Cbとを一つの制御部としてまとめて、運転制御部Cを一つの制御部として構成する形態で実施してもよい。
また、上記実施形態では、発電部Haと熱源部Hbとを別体のユニットとして構成する場合を例示したが、発電部Haと熱源部Hbとを一つのユニットとして構成する形態で実施してもよい。
更に、上記実施形態では、貯湯タンク1を有する熱源部Hbを備える場合を例示したが、貯湯タンク1を備える熱源部Hbを省略する形態で実施してもよい。
また更に、上記実施形態では、超音波式のマイコンメータMを例示したが、膜式のマイコンメータMについても本発明は適用できる。この場合、燃料ガス非消費状態であると見なされるための判定条件は、例えば、燃料ガスGの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態が設定判定時間以上(例えば、60分以上)連続することである。
(2)上記実施形態では、換気ファン14を冷却装置Fとして利用する例を説明したが、改質処理装置3を冷却できるのであれば、他の装置を冷却装置Fとして用いてもよい。
例えば、改質器バーナ19aに供給される空気の単位時間当たりの流量が多いほど、改質器バーナ19a及び改質器19の冷却、即ち、改質処理装置3の冷却が促進される。つまり、改質器バーナ19a及び改質器バーナ19aへの燃焼用空気の供給を断続する燃焼用空気バルブV10などを冷却装置Fとして用いることができる。
(3)上記実施形態では、エネルギ供給システムで行われる保圧処理の内容について具体例を挙げて説明したが、その構成については適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、改質処理装置3の第1保圧処理を、改質処理装置側圧力センサ35の検出情報に基づいて行う場合を例示したが、例えば、改質器温度センサ34の検出温度Tが設定温度Ts(例えば、50℃)低下する毎に、燃料ガスGを設定量ずつ充填する形態で実施する等、第1保圧処理の具体構成は各種変更できる。
また、上記実施形態では、燃料電池4に対する第2保圧処理を、改質処理装置3に充填された燃料ガスGを供給する形態で実施したが、マイコンメータMからの燃料ガスGを供給する形態で実施してもよい。この場合には、燃料電池4に対する第2保圧処理は、改質処理装置3の第1保圧処理と同様に、燃料ガスGの消費中として判断することになる。
更に、上記実施形態では、燃料電池4に対しても第2保圧処理を行う場合を例示したが、燃料電池4に対する第2保圧処理を省略する形態で実施してもよい。
(4)上記実施形態では、改質処理装置3と燃料電池4とを各別に保圧する例、即ち、改質処理装置3に対して第1保圧処理を行い及び燃料電池4に対して第2保圧処理を行う例を説明したが、改質処理装置3と燃料電池4とを一体で保圧してもよい。つまり、改質処理装置3及び燃料電池4の両方を上述した発電部Haの内部の保圧対象領域としてもよい。具体的には、上記第1充填処理及び上記第1保圧処理が行われている間、常に、燃料電池用供給路24の途中に設けられた生成ガス出口バルブV2を開弁状態にしておくことで、改質処理装置3と燃料電池4とは互いにガスの移動が可能な状態に維持されて、改質処理装置3と燃料電池4とが一体で保圧される。
(5)上記実施形態では、熱源部Hbでの単位時間当たりの燃料ガスGの予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する場合を例示したが、他の手法によって低消費量時期の予測開始タイミングを決定してもよい。
例えば、運転制御部Cは、熱源部Hbの補助熱源機2の単位時間当たりの燃焼作動の回数を記録しておく。そして、運転制御部Cは、熱源部Hbでの過去の燃料ガスGの燃焼作動の回数に基づいて導出される、熱源部Hbでの単位時間当たりの燃料ガスGの燃焼作動の予測回数が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、低消費量時期の予測開始タイミングとして決定してもよい。
或いは、運転制御部Cは、発電部Haから電力の供給を受けることができる電力負荷9での過去の電力の消費量データを記録しておく。そして、運転制御部Cは、発電部Haから電力の供給を受けることができる電力負荷9での過去の電力の消費量データに基づいて導出される、電力負荷9での単位時間当たりの電力の予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、低消費量時期の予測開始タイミングとして決定してもよい。
(6)上記実施形態では、具体的な数値を挙げてエネルギ供給システムで行われる処理の内容などについて説明したが、それらの数値は例示目的で記載したものであり適宜変更可能である。
(7)上記実施形態では、運転制御部Cが、低消費量時期の予測開始タイミングよりも基準期間だけ前のタイミングを、改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止させる停止タイミングとする場合について説明したが、その基準期間は一定の値であってもよいし、或いは、適宜変更される値であってもよい。
例えば、改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止した後での、改質処理装置3の温度低下速度は、気温が低いほど早くなる。つまり、気温が低いほど、発電部Haを停止すると共に改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止してから長期インターバル状態の開始タイミングに至るまでの期間も短くなると言える。
そのため、運転制御部Cは、気温が低いほど基準期間を短く設定してもよい。その結果、気温の変化に伴って発電部Haを停止すると共に改質処理装置3での水素ガス生成処理を停止してから長期インターバル状態の開始タイミングに至るまでの期間が変化しても、基準期間の長さも変更することで、長期インターバル状態の開始タイミングを低消費量時期の開始タイミングに近付けることができる。
(8)尚、上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、燃料ガス非消費状態が発生する可能性を高めることができるエネルギ供給システムに利用できる。
3 :改質処理装置
4 :燃料電池
9 :電力負荷
14 :換気ファン(冷却装置)
C :運転制御部
F :冷却装置
G :燃料ガス
H :エネルギ供給部
Ha :発電部
Hb :熱源部
M :マイコンメータ

Claims (6)

  1. 燃料ガスの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないときには、警報作動する又は燃料ガスの供給を遮断するマイコンメータと、当該マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを用いて発電する発電部及び当該マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを燃焼して熱を発生する熱源部を有するエネルギ供給部と、当該エネルギ供給部の運転を制御する運転制御部とを備え、前記発電部は、燃料ガスを水蒸気改質して水素ガスを生成する水素ガス生成処理を行う改質処理装置と、前記水素ガス生成処理によって生成された水素ガスを利用した発電運転を行う燃料電池と、前記改質処理装置を冷却するための冷却装置とを有し、
    前記運転制御部は、前記発電部を停止する際には、前記改質処理装置での前記水素ガス生成処理を停止させた後、前記冷却装置を所定の基準冷却能力を発揮する状態で動作させながら、前記発電部の内部の保圧対象領域に前記マイコンメータを経由して供給される燃料ガスを充填して前記保圧対象領域の圧力を第1設定適正圧力以上にした状態で封止する第1充填処理を実行し、その後、前記保圧対象領域での圧力が前記第1設定適正圧力未満の第1下限圧力に低下することで補充開始条件が満たされると、前記発電部の内部に燃料ガスを補充して前記保圧対象領域の圧力を前記第1設定適正圧力以上にする第1保圧処理を実行する停止保管処理を行うように構成され、且つ、前記燃料ガス非消費状態が生じない期間が前記漏洩判定用期間に到達する前に、前記発電部の運転を設定解除条件が満たされるまで停止する漏洩判定回避用停止処理を実行するように構成されているエネルギ供給システムであって、
    前記運転制御部は、前記漏洩判定回避用停止処理の実行中に前記第1保圧処理を繰り返し実行するときの当該第1保圧処理の間隔が設定期間よりも長くなる状態である長期インターバル状態の予測開始タイミングが、単位時間当たりの燃料ガスの消費量が少なくなると予測される低消費量時期の予測開始タイミングから設定時間以上逸脱すると予測されたとき、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングが前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付くように前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力から変更するエネルギ供給システム。
  2. 前記運転制御部は、
    前記長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に遅らせて前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力よりも低くし、
    前記長期インターバル状態の予測開始タイミングを時間的に早めて前記低消費量時期の予測開始タイミングに近付けるとき、前記冷却装置の冷却能力を前記基準冷却能力よりも高くする請求項1に記載のエネルギ供給システム。
  3. 前記運転制御部は、前記漏洩判定回避用停止処理での前記水素ガス生成処理の停止タイミングを、前記長期インターバル状態の予測開始タイミングが、前記低消費量時期の予測開始タイミングに近くなるように決定する請求項1に記載のエネルギ供給システム。
  4. 前記運転制御部は、前記熱源部での過去の燃料ガスの消費量データに基づいて導出される、前記熱源部での前記単位時間当たりの燃料ガスの予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する請求項1〜3の何れか一項に記載のエネルギ供給システム。
  5. 前記運転制御部は、前記熱源部での過去の燃料ガスの燃焼作動の回数に基づいて導出される、前記熱源部での前記単位時間当たりの燃料ガスの燃焼作動の予測回数が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する請求項1〜3の何れか一項に記載のエネルギ供給システム。
  6. 前記運転制御部は、前記発電部から電力の供給を受けることができる電力負荷での過去の電力の消費量データに基づいて導出される、前記電力負荷での前記単位時間当たりの電力の予測消費量が将来の所定期間内で最も少なくなる時期の開始タイミングを、前記低消費量時期の予測開始タイミングとして決定する請求項1〜3の何れか一項に記載のエネルギ供給システム。
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