JP2004287935A - 車検管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に搭載され、車検時期を含む車検情報が格納された電子ナンバープレート100と、電子ナンバープレート100から車検情報を取得する車検情報取得手段30と、車検情報に基づいて車検時期を判定する車検時期判定手段32と、車両ユーザに対して車両の車検時期に関する情報を報知する車検時期情報報知手段22、24、26とを設ける。また、車検時期判定手段32にて車両の車検時期が到来していると判定された場合に、車両の走行を規制する走行規制手段23、26、27を設ける。さらに、車検を更新するための車検更新期間を設定するタイマ手段13、28を設け、タイマ手段にて車検更新期間が経過したと判定された場合に、走行規制手段による走行規制を行う。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車検時期を管理する車検管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車検時期に関する情報を車両ユーザに知らせるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、あらかじめ登録したデータに基づいて車検切れの時期が近づくと携帯電話等にて車両ユーザに知らせるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−329024号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のシステムでは、必要なデータを管理サービス会社のホームページで登録を行う必要があるため、入力ミスに対して誤った車検日を車両ユーザに知らせてしまうという問題がある。さらに、故意に車検切れのままで車両を走行させる違反者に対しては何ら規制を行うことができない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、車両ユーザに車検時期に関する情報を確実に知らせる車検管理システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、故意に車検切れのまま車両を走行させることを抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両に搭載され、前記車両の車検時期を含む車検情報が少なくとも格納された記憶手段(14)を有する電子ナンバープレート(100)と、記憶手段に格納された車検情報を取得する車検情報取得手段(30)と、車検情報取得手段にて取得した車検情報に基づいて、車両の車検時期を判定する車検時期判定手段(32)と、車両のユーザに対して車両の車検時期に関する情報を報知する車検時期情報報知手段(22、24、26)とを備えることを特徴としている。
【0007】
このように、電子ナンバープレート(100)が有する車検情報を用いて車検切れを判断することで、車検切れを確実に判断して車両ユーザに車検切れである旨を報知することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、車検時期判定手段にて、車両の車検時期が到来していると判定された場合に、車両の走行を規制する走行規制手段(23、26、27)を備えることを特徴としている。このように、車両の走行を阻害する走行機能阻害制御を行うことで、車検切れのまま故意に車両を走行させることを抑制することができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明のように、走行規制手段による走行規制は、車検を更新することが可能な車検更新施設まで走行可能とすることができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明では、車両の車検を更新するための車検更新期間を設定するタイマ手段(13、28)を備え、タイマ手段にて、車検更新期間が経過したと判定された場合に、走行規制手段による走行規制を行うことを特徴としている。
【0011】
このように、タイマ手段にて車検更新期間を設定し、車検更新期間経過後に走行機能阻害制御を行うことで、車両ユーザは車検切れを知った後に、例えば自走により車検更新施設に行って車検を更新することができる。
【0012】
また、請求項5に記載の発明のように、車検を更新することで走行規制手段により走行規制が解除されるように構成することができる。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。
【0015】
図1は、電子ナンバープレート100の正面図である。図1に示すように、電子ナンバープレート100は、ナンバープレート本体部10と電子ユニット部11とからなる。ナンバープレート本体部10は、自動車登録番号(本例では名古屋345さ23−45)が記載された板状部材である。電子ユニット部11は、ナンバープレート本体部10に埋め込まれるように配置され、原則としてナンバープレート本体部10から取り外し不可能となっている。
【0016】
図2は、電子ユニット部11の全体構成を示す概念図である。図2に示すように、電子ユニット11は、通信部12、制御部13、メモリ14、車両通信インターフェース15から構成されている。なお、電子ユニット部11は図示しない一次電池を備えており、制御部13等に電源供給が行われる。
【0017】
通信部12は、アンテナを介して図示しない外部装置との間で信号の送受信を行うものである。制御部13は、送信部12におけるデータ送受信を制御するとともに、メモリ14に対するデータ読み出し・データ書き込みを制御する。また、制御部13はタイマ機能を有している。メモリ14は、各種データが格納されている記憶手段であり、自動車検査証に記載されている車両諸元情報(自動車登録番号、車検時期)や時刻情報等が格納されている。この「時刻情報」については後述する。車両通信インターフェース15は、車両制御部20との間で通信を行うためのものである。
【0018】
図3は、電子ナンバープレート100と車両制御部20との関係を示す概念図である。図3に示すように、電子ナンバープレート100と車両制御部20との間では、有線あるいは無線にて通信が行われる。無線の場合には、例えばブルートゥース(BLUETOOTH)や赤外線通信を用いることができる。
【0019】
図4は車両制御部20の構成を示す概念図である。図4に示すように、車両制御部20では、車内LAN21にて各種車両制御部22〜27が接続されている。具体的には、メータ類を含む車両内表示装置22、エンジン制御部23、ディスプレイ24を有するナビゲーション装置25、オーディオ部26、パワートレイン制御部27等が車内LAN21上に接続されている。電子ナンバープレート100は、車内LAN21を介して各種車両制御部22〜27に制御信号を出力することができる。
【0020】
なお、車両内表示装置22、ディスプレイ24、オーディオ部26は、本発明の車検情報報知手段の具体例を示すものである。
【0021】
図5は、車検管理システムの構成を示す概念図である。図5に示すように、車検管理システムは、路上器30、路上器管理装置31、車検管理装置32を備えている。路上器30は、例えば道路沿いに設けられ、路上器管理装置31および車検管理装置32は、路上器管理センタ300に設けられている。路上器30は電子ナンバープレート100との間でデータの送受信を行うものであり、路上器管理装置31は路上器30を介して取得した電子ナンバープレート100の情報を集中管理するものである。車検管理装置32は、車両の車検情報を集中管理する装置であり、全車両の車検情報が格納された車両情報データベースを備えている。車検管理装置32は、電子ナンバープレート100内の車検情報に基づいて、当該車両が現在車検切れであるを判定する機能を有する。
【0022】
なお、路上器30は本発明の車検情報取得手段の具体例を示し、車検管理装置32は本発明の車検時期判定手段を示すものである。
【0023】
次に、本第1実施形態の車検管理システムにおけるデータの流れを説明する。まず、路上器管理装置31より路上器30を介して電子ナンバープレート100に対し、少なくとも車検時期を含む車検情報を要求する旨のデータ要求信号を発信する。電子ナンバープレート100では、データ要求信号に基づいて、要求されたデータをメモリ14から読み出して路上器30に送信する。路上器30にて受信した電子ナンバープレート100からのデータは、路上器管理装置31を介して路上器管理装置31に送られる。
【0024】
車検管理装置32では、電子ナンバープレート100から受け取ったデータを車両情報データベースに格納されたデータと照合し、当該車両の車検時期が到来しているか否か、すなわち当該車両が車検切れであるか否かを判定する。この結果、当該車両が車検切れであると判定された場合には、路上器管理装置31から路上器30を介して車検切れである旨の車検切れ信号を電子ナンバープレート100に送信する。電子ナンバープレート100では、車検切れ信号を受け取った場合には、車両ユーザに対する車検切れの報知、タイマの設定を行い、所定期間経過後に車両制御部20に走行機能阻害制御指令を行う。
【0025】
なお、「車検切れ信号」に車検管理装置32にて車検切れを判断した時刻情報(年、月、日、時間)を含め、この時刻情報を電子ナンバープレート100のメモリ14に書き込んでおけば、違反した期間なども判断できる。これにより、違反者への罰則等も違反の程度に応じて行うことが可能である。さらに、車検切れ信号に車検切れの発見場所を含め、メモリ14に違反の発見場所を書き込んでもよい。
【0026】
図6は、電子ナンバープレート100における制御の流れを示すフローチャートである。
【0027】
まず、路上器30から送信される信号の受信待ちを行い(S10)、路上器30より受信した信号が車検情報を要求する旨のデータ要求信号であるか否かを判定する(S11)。この結果、路上器30からの信号が車検情報の要求である場合には、メモリ14から車検情報を読み出し(S12)、この車検情報を路上器30に送信する(S13)。
【0028】
一方、路上器30からの信号が車検情報の要求でない場合には、路上器30からの信号が車検切れ信号であるか否かを判定する(S14)。この結果、路上器30からの信号が車検切れ信号である場合には、タイマ機能の初期設定を行い、タイマを開始する(S15)。タイマ機能の初期設定では、車両ユーザが車検切れの報知を受けてから、車検を更新するのに充分な車検更新期間(例えば1週間)を設定する。
【0029】
次に、車両ユーザに対して車検切れである旨の報知(警告)を行う(S16)。車両ユーザへの車検切れ報知は、車内LAN21経由で車両制御部20に対して報知指令を出力して行われる。車両制御部20では、車両内表示装置22やナビゲーション装置25のディスプレイ24による表示、あるいはオーディオ26の音声等を用いて車両ユーザに車検切れである旨を報知する。一方、路上器30からの信号が車検切れ信号でない場合には何もしない。
【0030】
図7は、電子ナンバープレート100における走行機能阻害制御の流れを示すフローチャートである。
【0031】
電子ナンバープレート100では、タイマの初期設定を行った後、タイマにて所定期間が経過したか否かを監視する(S20)。この結果、所定期間が経過した場合、すなわち所定期間内に車検が更新されなかった場合には、車両ユーザに対して走行機能を阻害する旨の最終的な報知を行い、走行機能阻害制御を行う(S21)。電子ナンバープレート100から車内LAN21経由で車両制御部20に対して走行機能阻害指令が出力される。
【0032】
車両制御部20では、走行機能阻害指令に基づき、車内LAN21上で接続された各車両制御部22〜27において通常動作とは異なる走行機能阻害制御が実行される。「走行機能阻害制御」は、車両ユーザによる車両の運転を阻害するものであり、完全に運転できなくする場合と、車検場まで走行できる程度に一部の機能を制限する場合とを含む。例えばエンジン制御部23を操作してエンジンの始動をできなくしたり、パワートレイン制御部27を操作して走行速度をある一定以上できなくしたりして、走行機能を阻害することができる。また、オーディオ装置26を操作してボリュームを常時最大音量にして、運転者が精神的に運転できなくして走行機能を阻害することもできる。なお、エンジン制御部23、オーディオ装置26、パワートレイン制御部27は、本発明の走行規制手段の具体例を示すものである。
【0033】
ところで、上記ステップS15において設定した車検更新期間(例えば1週間)内に車検更新された場合には、以下の2つの方法で走行機能阻害制御を終了することができる。
【0034】
(1)車検更新時に電子ナンバープレート100が新しく交換される場合には、電子ナンバープレート100の交換時にタイマ機能がリセットされ、走行機能阻害制御が終了する。
【0035】
(2)車検更新後も同じ電子ナンバープレート100を継続して使用する場合には、電子ナンバープレート100のメモリ14の車検情報を更新し、タイマをリセットする。このタイマのリセットは、車検場にてメモリ14の車検情報更新と同時に行ってもよく、メモリ14の車検情報更新とは別に車検更新後に路上器30からの信号送受信によってタイマをリセットするように構成することもできる。
【0036】
また、車検更新の際には、ディーラ等(車両点検施設)での車両点検後、車検場(車検更新施設)にて車検更新が行われるが、上述の車検更新期間経過後に車検を更新する場合には、すでに運転阻害機能制御が開始されているので、走行機能が阻害された状態ではディーラ等で車両点検を行うことが困難である。このため、ディーラや車検場等に走行機能阻害制御を解除する機能を付加することが必要である。
【0037】
その実現方法としては、例えば電子ナンバープレート100に特殊な専用コマンドを送信して走行機能阻害制御を解除するようにすることができる。例えば予め設定された「AA」→「55」→「A5」→「5A」→「C3」→「3C」などの6個の通信データを順序よく電子ナンバープレート100側が受信した場合のみ走行機能阻害機能を停止可能にするなどのガードをかければよく、通信データの内容や順番が異なる場合には走行機能阻害制御を継続させればよい。
【0038】
このように通信にて運転阻害機能を解除することが可能な構成にすることは安全性に優れる。電子ナンバープレート100の取り外しだけで走行機能阻害制御が解除されるようにすると、車検切れ後に継続して故意に違反行為を行うことが可能となる。このため、まずは電子ナンバープレート100で走行機能阻害制御の解除用コマンドを受信し、その情報に基づいて車内LAN21を経由してシステム制御の走行機能阻害制御を停止させることで二重の解除機構となり、より安全性の高い解除防止機能とすることができる。
【0039】
以上のように、電子ナンバープレート100が有する車検情報を用いて車検切れを判断することで、車検切れを確実に判断して車両ユーザに車検切れである旨を報知することができる。また、車両の走行を阻害する走行機能阻害制御を行うことで、車検切れのまま故意に車両を走行させることを抑制することができる。さらに車検切れ判定後、直ちに走行機能阻害制御を行わず、タイマにて車検更新期間を設定し、車検更新期間経過後に走行機能阻害制御を行うことで、車両ユーザは車検切れを知った後に、例えば自走により車検更新施設に行って車検を更新することができる。
【0040】
また、車検切れを判断する車検管理判断装置32を路上器管理センタ300側に設けることで車検切れを路上器管理センタ300側で把握することができる。これにより、車両ユーザへ報知はもちろんのこと、例えばネットワークを介して警察等の取締機関に違反車両を通報することも可能となり、長期に渡って違反状態で走行することを抑制し、取り締まることも実現できる。
【0041】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図8、図9に基づいて説明する。本第2実施形態では、上記第1実施形態と比較して、車両制御部20にタイマ機能を持たせた点が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図8は本第2実施形態の電子ナンバープレート100の全体構成を示し、図9は車両制御部20の全体構成を示している。
【0042】
上記第1実施形態では、電子ナンバープレート100では、路上器30経由で路上器管理装置31から車検切れ信号を受け取った後、車両ユーザへの報知、タイマ設定、走行機能阻害の指令を行うように構成した。このため、電子ナンバープレート100側では、路上器30経由で車検切れ信号を受け取った後は、車検が更新されるまで、あるいは走行機能阻害指令を出力するまで、電子ナンバープレート100が常時作動することとなる。
【0043】
このような構成の場合、電子ナンバープレート100の電源が一次電池であると、電池容量と消費電力の関係で電子ナンバープレート100を長時間作動させることができない可能性がある。また、電子ナンバープレート100が電磁誘導など受信した信号だけで作動する構成である場合には、上記制御が成立しない可能性もある。
【0044】
そこで、本第2実施形態では、図8に示すように電子ナンバープレート100内の電子ユニット11からタイマ機能を削除するとともに、図9に示すように車内LAN21上にタイマ制御部28を付加した構成としている。この場合、車検切れ信号は、路上器管理装置31→路上器30→電子ナンバープレート100→タイマ制御部28に送られる。タイマ制御部28では、車検切れ信号を受信した場合、タイマ機能を作動させ、所定の車検更新期間経過後、走行機能阻害制御を指令する。
【0045】
このように、車両制御部20にタイマ制御部28を設けることで、車両バッテリ(図示せず)からタイマ制御部28に電源供給を行うことができる。このため、タイマ制御部28は一次電池からの電源供給に比較して長時間駆動することができる。また、電子ナンバープレート100の消費電力を低減できる。
【0046】
また、タイマ制御部28は図9のように独立した構成とすることもできるが、これに限らず、エンジン制御部23等の他のシステムにタイマ機能を持たせることもできる。このように構成した場合であっても、車検切れ制御は車検切れ信号を受け取った後にタイマ機能を開始し、車検更新期間経過後に上述の走行機能阻害制御を指令することになるため、既存の制御負荷に対する影響は小さいと考えられる。
【0047】
なお、本第2実施形態のように車両制御部20にてタイマ制御を行う場合には、車検更新時に電子ナンバープレート100を交換する際、車両制御部20側に電子ナンバープレート100が交換された旨の信号を無線もしくは有線にて車内LAN21経由で車両制御部20に送信する。これにより、車両制御部20にけるタイマ制御部28もリセットされ、走行機能阻害制御が解除される。
【0048】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図10に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態に比較して、車両ユーザに対する車検切れの報知方法が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図10は、本第3実施形態の車両制御部20の全体構成を示している。
【0049】
上記第2実施形態では、図9に示したように走行機能阻害のためのタイマ機能を車両制御部20内に設けたが、本第3実施形態では、走行機能阻害のためのタイマ機能を路上器管理装置31側に持たせるように構成している。
【0050】
図10に示すように、本第3実施形態では車両制御部20に通信モジュール29および通信モジュール用アンテナ30が設けられている。本第3実施形態では、車検管理装置32にて車検切れと判断した後に、電子ナンバープレート100を介さず、車検切れ信号は路上器管理装置31よりセルラー基地局(図示せず)を経由して車両制御部20に送信される。すなわち、車検切れ信号は、路上管理装置31→セルラー基地局→車両制御部20の順に送信される。車両制御部20では、車両内表示装置22やディスプレイ24における表示、オーディオ26からの音声などで車両ユーザに車検切れである旨の告知を行う。
【0051】
また、車両ユーザ所有の携帯電話の電話番号が予め電子ナンバープレート100のメモリ14等に登録してある場合には、車検切れ信号をセルラー基地局を経由して車両ユーザ所有の携帯電話に送信して車両ユーザに車検切れである旨を報知することも可能である。この場合には車検切れ信号は、路上管理装置31→セルラー基地局→車両ユーザの携帯電話の順に送信され、携帯電話が車検時期情報報知手段を構成する。
【0052】
本第3実施形態では、車検管理装置32における車検切れの判定後に、路上器管理装置31から路上器30を介して車検切れ信号を車両制御部20に送信するとともに、路上器管理装置31側で車検更新期間を設定しタイマ機能を動作させる。その後、車検更新期間が経過した場合には、上記いずれかの方法で車両ユーザに走行機能阻害制御を行う旨の最終報知を行うと同時に、車両制御部20に走行機能阻害指令を出力する。
【0053】
以上のように、路上器管理センタ300側にタイマ機能を持たせることで、車両側の回路規模を極力抑えることができる。また、種々の車種に展開する際のコストメリットも出せる効果がある。
【0054】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、車内LAN21経由で種々のシステムの制御を操作する構成としたが、これに限らず、例えば電子ナンバープレート100と種々のシステムとを独立線で接続するように構成してもよく、あるいは無線にて別個に接続するように構成してもよい。
【0055】
また、上記各実施形態では、車検時期経過後に車両ユーザに報知し、その後、走行機能を阻害するように構成したが、これに限らず、車検時期経過前において車検時期が近づいたら車検時期が近いことを車両ユーザに報知するように構成することもできる。
【0056】
また、上記各実施形態では、車検時期が到来しているか否か判定する車検時期判定手段を路上器管理センタ300側に設けたが、これに限らず、電子ナンバープレート100あるいは車両制御部20に車検時期判定手段を設けてもよい。例えば電子ナンバープレート100にて車検時期の到来を判定する場合には、車両制御部20等から現在時刻(年、月、日)を取得し、メモリ14に格納されている車検情報中の車検時期と比較することで、車検時期が到来しているか否かを判定することができる。また、車両制御部20にて車検時期の到来を判定する場合には、電子ナンバープレート100から車検情報を取得し、車検情報中の車検情報と現在時刻とを比較して車検時期が到来しているか否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記第1実施形態の電子ナンバープレートの正面図である。
【図2】電子ナンバープレートにおける電子ユニット部の全体構成を示す概念図である。
【図3】電子ナンバープレートと車両制御部との関係を示す概念図である。
【図4】車両制御部の構成を示す概念図である。
【図5】車検管理システムの構成を示す概念図である。
【図6】電子ナンバープレートにおける制御の流れを示すフローチャートである。
【図7】電子ナンバープレートにおける走行機能阻害制御の流れを示すフローチャートである。
【図8】第2実施形態の電子ナンバープレートの全体構成を示す概念図である。
【図9】第2実施形態の車両制御部の全体構成を示す概念図である。
【図10】第3実施形態の車両制御部の全体構成を示す概念図である。
【符号の説明】
100…電子ナンバープレート、10…ナンバープレート本体、11…電子ユニット部、12…通信部、13…制御部、14…メモリ、15…車両通信インターフェース、200…車両、20…車両制御部、300…路上器管理センタ、30…路上器、31…路上器管理装置、32…車検管理装置。
Claims (5)
- 車両に搭載され、前記車両の車検時期を含む車検情報が少なくとも格納された記憶手段(14)を有する電子ナンバープレート(100)と、
前記記憶手段に格納された前記車検情報を取得する車検情報取得手段(30)と、
前記車検情報取得手段にて取得した前記車検情報に基づいて、前記車両の車検時期を判定する車検時期判定手段(32)と、
前記車両のユーザに対して前記車両の車検時期に関する情報を報知する車検時期情報報知手段(22、24、26)とを備えることを特徴とする車検管理システム。 - 前記車検時期判定手段にて、前記車両の車検時期が到来していると判定された場合に、前記車両の走行を規制する走行規制手段(23、26、27)を備えることを特徴とする請求項1に記載の車検管理システム。
- 前記走行規制手段による走行規制は、車検を更新することが可能な車検更新施設まで走行可能であることを特徴とする請求項2に記載の車検管理システム。
- 前記車両の車検を更新するための車検更新期間を設定するタイマ手段(13、28)を備え、
前記タイマ手段にて、前記車検更新期間が経過したと判定された場合に、前記走行規制手段による走行規制を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の車検管理システム。 - 車検を更新することで前記走行規制手段により前記走行規制が解除されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車検管理システム。
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JP2003080236A JP2004287935A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 車検管理システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100861627B1 (ko) * | 2006-08-18 | 2008-10-08 | 한국위치정보 주식회사 | 차량 검사 운용 시스템 |
JP2009237733A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Kenwood Corp | 交通監視システム |
JP2012181875A (ja) * | 2012-06-26 | 2012-09-20 | Jvc Kenwood Corp | 交通監視システム |
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2003
- 2003-03-24 JP JP2003080236A patent/JP2004287935A/ja active Pending
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