JP2004286792A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱可能としたトナーボトルの適切とする交換タイミングを決定して使用者に連絡する。
【解決手段】ボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段を有していて、制御部はトナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、消費履歴保持手段より出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。
【選択図】 図15
【解決手段】ボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段を有していて、制御部はトナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、消費履歴保持手段より出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。
【選択図】 図15
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は着脱式の回転式トナーボトルを設けてトナー補給を行うようにした電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2成分現像剤を用いた画像形成装置では、現像によってトナーが消費されるので、適宜トナー補給を行うことを必要とする。トナー補給を行う一方法として、着脱可能の回転式トナーボトルを用い、該トナーボトルに新しいトナーを充填し画像形成装置に装着し、トナーボトルを回転させることによってトナー補給が行われる構成のものが用いられる。回転することによりトナーボトルからの排出されるトナーは中間バッファとなるトナーホッパに供給され、トナーホッパから現像器へトナー補給が行われる。
【0003】
トナーボトルが空になった時は、速やかに交換を行うことが必要となる。トナーボトルが空の状態で画像形成を続けると、現像器内には必要なトナーが補給されないため正常な画像は得られないようになる。
【0004】
従来はトナーホッパ内の残量検知を行うことによって、トナーボトルの交換を要請することがなされて来た。図19は従来技術を示す説明図である。現像がなされてトナーが消費され、現像器15内のトナー濃度が所定のトナー濃度以下に低下すると、制御部はトナースクリュ駆動モータMSを駆動してトナー搬送スクリュ14を回転させ、トナーホッパ12内のトナーを消費されたトナー相当分だけ現像器15に搬出する。トナーホッパ12内のトナーが消費されてトナー残量検知センサ13の位置を下回ると、トナーボトルモータMを回転させてトナーをトナーボトル11からトナーホッパに補給する。このとき所定時間トナーボトル11を回転させても、トナー残量検知センサ13がトナー有り状態との検知がなされていない場合は、トナーボトル11内のトナーが空であると判断し、トナーボトル11の交換を促すことがなされて来た。
【0005】
従来においては、トナーボトル内のトナー残量を認識することができないため、何時トナーボトルの交換が必要になるか予測できない。このため大量にコピーを行う場合等は、予測しないときにトナーが無くなり出力が停止し、生産性を下げてしまうことがあった。また、ジョブ途中でコピー動作を停止しないようにすると、必要なトナーが補給できなくなることから、正常な画像が得られなくなってしまう。また直ぐにコピー停止しないようにするためにはトナーホッパの容量を大きくとる必要があり、機内スペースを圧迫してしまうという問題がある。
【0006】
トナーボトルに発熱記録媒体を貼付け、感熱発熱ヘッドを用いてトナーボトルの総回転量を記録することによって求め、総回転量からトナー残量を推定する提案もあるが、実際のトナー残量を知ることができないので正確さを欠く欠点を有している(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−202609号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はトナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を設け、該トナー残量検知手段からのトナー残量情報によってトナーボトル交換の適切なタイミングを決定してユーザに通知し、画像形成装置の稼働率や生産性を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成している。
【0010】
請求項1記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号に基づき前記トナーボトル内のトナーの有無またはトナー残量を判断し、該判断結果に基づいてメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0011】
請求項2記載の発明は、「前記制御部は前記トナー残量検知手段により検知したトナー残量情報が、予め定めた所定値以下である場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。」である。
【0012】
請求項3記載の発明は、「前記トナーボトルまたはトナーボトル駆動部の回転回数をカウントするカウント手段を有していて、前記制御部はトナー残量検知手段によ検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから、トナーボトルが所定回転数以上回転した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0013】
請求項4記載の発明は、「前記制御部は、トナー残量検知手段により検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから所定枚数以上コピー出力した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0014】
請求項5記載の発明は、「前記制御部はトナー残量検知手段により検知されたトナー残量情報により装着されたトナーボトルに対するトナーの残量比率を文字又はグラフで表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0015】
この請求項1〜5記載の発明によれば、トナー残量検知手段によって検知された情報に基づいて、操作表示部にトナーボトル交換を求める旨の表示がなされ、或いはトナーボトル内でのトナー残量比率が表示されるので、使用者にとって負担が減少し、生産性を高める効果が生じる。
【0016】
請求項6記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、予め記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量を用いての判断結果に基づいたメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0017】
請求項7記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0018】
請求項8記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0019】
請求項9記載の発明は、「前記制御部は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0020】
この請求項6〜9記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示がなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0021】
請求項10記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段とを有し、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記ボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段を有していて、
前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、前記消費履歴保持手段より出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0022】
請求項11記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0023】
請求項12記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0024】
請求項13記載の発明は、「前記制御部は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0025】
この請求項10〜13記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が高い精度で表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示が高い精度でなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0026】
請求項14記載の発明は、「前記画像形成装置に設定された出力ページ数は、原稿枚数やモード状態の情報を加味して決定された出力ページ数であることを特徴とする請求項8、9、12、13の何れか1項に記載の画像形成装置。」である。
【0027】
この請求項14記載の発明によれば、コピーを行うべく設定された出力ページ数が原稿枚数やコピーサイズ等について配慮されていて出力ページ数が設定されることとなるので、出力ページ数とコピー可能とするページ数との関係がより精度よく対比され信頼度の高い警告表示がなされる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置の概要を示す断面図である。矢示方向に回転する像担持体である感光体ドラム1の周囲には帯電手段2、像露光手段3、現像手段である現像器4、転写手段6、分離手段7が設けられている。感光体ドラム1は帯電手段2によって一様帯電がなされ、像露光手段3によって像露光が行われ、感光体ドラム1上には静電潜像が形成される。現像器4内には、非磁性のトナーと磁性のキャリアとなる2成分現像剤が内蔵され、2成分現像剤は撹拌スクリュ42によって撹拌され、内部に磁極を有して回転する現像スリーブ41の周面に付着し、感光体ドラム1との近接位置において現像が行われ、静電潜像部分にトナーが付着してトナー像となる。
【0029】
感光体ドラム1上のトナー像は、同期して搬送される記録紙P上に転写手段6によって転写され、トナー像を保持した記録紙Pは分離手段7によって感光体ドラム1から分離し、図示しない定着手段によって定着がなされて機外に排出される。
【0030】
現像器4内のトナーは現像によって消費され、現像器4内のトナーとキャリアとの比率(トナー濃度)は低下する。現像器4内壁にはトナー濃度センサ43が設けられていて、トナー濃度低下を検知すると、トナー補給を制御する制御部はトナーボトル駆動部であるトナーボトル駆動モータMを駆動してトナーボトル5からトナー補給を行う。
【0031】
トナーボトル駆動モータMによって回転するトナーボトル5は、内部にトナーを内蔵し着脱可能の構成となっていて、ボトル内面には螺旋状の凹凸が設けられている。回転に伴ってトナーボトル5内のトナーは排出口方向へと搬送され、搬送路53を通って現像器4内へと落下する。本実施例ではトナーボトル5から直接現像器4内にトナー補給を行う構成となっているが、図19に示すようにトナーホッパを介してトナー補給を行う構成であっても良い。
【0032】
本発明の画像形成装置は、トナーボトル5内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段が設けられていて、該トナー残量検知手段によって検知されたトナー残量情報に基づき作業者に極めて便利で有効なメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。
【0033】
トナー残量検知手段としては、トナーボトル5の重量を測量することによってトナー残量を検知する方法や、トナーボトル駆動モータMの駆動時の特性を測定して負荷状態からトナー残量を検知する方法等がある。一例として図2に示す実施例は、静電容量を求めてトナー残量を検知するトナー残量検知手段51を示している。高抵抗の絶縁材を用いたボトル支持部材上に所定の間隔をもって2つの検知用電極51aが設けられていて、検知用電極51aの上に着脱可能としたトナーボトル5が横たわるようにして載置される。2つの検知用電極51a間には検知用定電流信号源51bからパルス状の矩形波を発信し、電極間電圧測定手段51cによってパルスの立上り/立下りから、電極間の電位差が所定の値になるまでの時間を測定することによって、残量判定手段51dはトナー残量が如何なる状態であるかの判断が行われる。
【0034】
本発明で用いられるトナー残量検知手段51は、これらの検知手段の何れにも限定するものではなく、精度良くトナー残量の測定がなされる検知手段であれば良い。
【0035】
(実施の形態1)(請求項1〜5)
本実施の形態の画像形成装置においては、トナー補給を制御する制御部はトナー残量検知手段51からの信号に基づいてトナーボトル5内のトナーの有無またはトナー残量を判断し、該判断結果に基づいたメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。図3には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。101は演算制御処理を行うCPUで、演算基礎データを蓄積したROM1、トナー残量演算プログラムを記憶したROM2トナー残量が所定量以下かどうかを判断するトナー残量判断手段ROM3等が接続されていて、CPU101はインターフェース102を介して外部機器に接続されている。
【0036】
インターフェース102の入力側にはトナーボトルを交換したことを検知するボトル交換検知手段111、トナーボトルの回転数を検知するボトル回転数検知手段112、先に説明したトナー残量検知手段51、コピー動作によってコピーされるコピー枚数を検知するコピー枚数検知手段113、操作表示部115で入力される設定コピー枚数114等が接続され、インターフェース102の出力側にトナーボトル駆動モータM、操作表示部115の各々が接続されている。
【0037】
(1)実施例1
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量情報が予め定めた所定値以下である場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。図4は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合はトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0038】
(2)実施例2
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量が予め定めた所定位置以下であると検知してから、トナーボトル5が所定回転数以上回転した場合、トナーボトル5は空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。図5は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合は、所定時間トナーボトル駆動モータMを駆動回転しそれでもトナー残量無しと検出される場合はにトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0039】
(3)実施例3
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量が予め定めた所定値以下であることを検知してから、所定枚数以上コピー出力した場合、トナーボトル5は空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。本実施例においてもトナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合は、コピー枚数検知手段113によって所定枚数コピーがなされたことを検知した後もなおトナー残量無しと検出される場合はにトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0040】
(4)実施例4
本実施例はトナー残量検知手段51により検知されたトナー残量情報により装着されたトナーボトルに対するトナーの残量比率を文字またはグラフで表示する。本実施例においてはトナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。CPU101は演算基礎データROM1に記憶された満タン時のトナー量、又はトナーボトル5を新たに装着したときに検出されたトナー量から残量比率を計算し、文字又は数字でトナー残量の状態を表示する。図6はトナー残量を操作表示部上にグラフ表示した状態(図6右端に表示)を示している。
【0041】
(実施の形態2)(請求項6〜9)
本実施の形態の画像形成装置においては、制御部はトナー残量検知手段51からの信号を処理してトナーボトル5内のトナー残量を判断し、予め記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量を用いての判断結果に基づいたメッセージを操作表示部115に表示するよう制御を行う。
【0042】
図7には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。図7に示した電気制御系の概要は、既に図3に示した電気制御系の概要と近似しているので同一符号を持って表示し、相違点について説明する。本実施の形態の制御部100ではCPU101にROM4として1ページ当たりのトナー消費量が記憶されている。このトナー消費量とはA4サイズ1枚当たりの現像によって消費される平均値として求められた値である。またROM1としては記憶された演算基礎データには、トナー残量がROM4に記憶された1ページ当たりのトナー消費量から何枚のコピーを行うだけのトナー量であるかを演算する演算式が含まれている。
【0043】
(5)実施例5
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示する。図8は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段5によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100は、トナー残量をROM4記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、出力可能ページ数を操作表示部115に表示する。図9は出力可能ページ数を操作表示部115上に表示した状態(図9上部に表示)を示している。
【0044】
(6)実施例6
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行う。図10は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量かが求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM4に記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、A4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、操作表示部115上に警告表示を出し、ユーザの判断を仰ぐ、図11は操作表示部115上に警告表示をした状態を示している。
【0045】
(7)実施例7
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部115に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行う。図12は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知されトナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM4に記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行いA4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、画像形成装置が毎分何コピー処理できるかの処理能力から、操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示する。図13はコピー開始前になされる操作表示部115上に警告表示を示し、図14はコピー中になされる操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示した状態を示している。
【0046】
(実施の形態3)(請求項10〜13)
本実施の形態の画像形成装置は、制御部はトナー残量検知手段51からの信号を処理してトナーボトル5内のトナー残量を判断し、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段から出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部115に表示するよう制御を行う。
【0047】
図15には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。図15に示した電気制御系の概要は、既に図3に示した電気制御系の概要と近似しているので同一符号を持って表示し、相違点について説明する。本実施の形態の制御部100ではCPU101にROM5として1ページ当たりのトナー消費量を演算処理するプログラムが記憶されている。このプログラムはボトル交換検知手段111によってトナーボトルの交換が検知され後、現時点までのトナー消費量を演算し、演算されたトナー消費量をメモリされた現時点までのA4サイズに換算されたコピー枚数で除してA4サイズのコピー1枚当たりのトナー消費量を求めるプログラムである。またROM1としては記憶された演算基礎データには、トナー残量がROM5によって換算処理された1ページ当たりのトナー消費量から何枚のコピーを行うだけのトナー量であるかを演算する演算式が含まれている。
【0048】
(8)実施例8
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示する。図16は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100は、トナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、出力可能ページ数を操作表示部115に表示する。
【0049】
(9)実施例9
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行う。図17は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量かが求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、A4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、操作表示部115上に警告表示を出し、ユーザの判断を仰ぐ。
【0050】
(10)実施例10
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行う。図18は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知されトナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行いA4サイズによって出力可能のページ数を演算する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、画像形成装置が毎分何コピー処理できるかの処理能力から、操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示する。
【0051】
【発明の効果】
この請求項1〜5記載の発明によれば、トナー残量検知手段によって検知された情報に基づいて、操作表示部にトナーボトル交換を求める旨の表示がなされ、或いはトナーボトル内でのトナー残量比率が表示されるので、使用者にとって負担が減少し、生産性を高める効果が生じる。
【0052】
この請求項6〜9記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示がなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0053】
この請求項10〜13記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が高い精度で表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示が高い精度でなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0054】
この請求項14記載の発明によれば、コピーを行うべく設定された出力ページ数が原稿枚数やコピーサイズ等について配慮されていて出力ページ数が設定されることとなるので、出力ページ数とコピー可能とするページ数との関係がより精度よく対比され信頼度の高い警告表示がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面図。
【図2】トナー残量検知手段の説明図。
【図3】実施の形態1の電気制御系ブロック図。
【図4】実施例1の動作ブロック図。
【図5】実施例2の動作ブロック図。
【図6】実施例4の操作表示部の表示。
【図7】実施の形態2の電気制御系ブロック図。
【図8】実施例5の動作ブロック図。
【図9】実施例5の操作表示部の表示。
【図10】実施例6の動作ブロック図。
【図11】実施例6の操作表示部の表示。
【図12】実施例7の動作ブロック図。
【図13】実施例7の操作表示部の表示。
【図14】実施例7の他の操作表示部の表示。
【図15】実施の形態3の電気制御系ブロック図。
【図16】実施例8の動作ブロック図。
【図17】実施例9の動作ブロック図。
【図18】実施例10の動作ブロック図。
【図19】従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
4 現像器
5 トナーボトル
51 トナー残量検知手段
100 制御部
115 操作表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は着脱式の回転式トナーボトルを設けてトナー補給を行うようにした電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2成分現像剤を用いた画像形成装置では、現像によってトナーが消費されるので、適宜トナー補給を行うことを必要とする。トナー補給を行う一方法として、着脱可能の回転式トナーボトルを用い、該トナーボトルに新しいトナーを充填し画像形成装置に装着し、トナーボトルを回転させることによってトナー補給が行われる構成のものが用いられる。回転することによりトナーボトルからの排出されるトナーは中間バッファとなるトナーホッパに供給され、トナーホッパから現像器へトナー補給が行われる。
【0003】
トナーボトルが空になった時は、速やかに交換を行うことが必要となる。トナーボトルが空の状態で画像形成を続けると、現像器内には必要なトナーが補給されないため正常な画像は得られないようになる。
【0004】
従来はトナーホッパ内の残量検知を行うことによって、トナーボトルの交換を要請することがなされて来た。図19は従来技術を示す説明図である。現像がなされてトナーが消費され、現像器15内のトナー濃度が所定のトナー濃度以下に低下すると、制御部はトナースクリュ駆動モータMSを駆動してトナー搬送スクリュ14を回転させ、トナーホッパ12内のトナーを消費されたトナー相当分だけ現像器15に搬出する。トナーホッパ12内のトナーが消費されてトナー残量検知センサ13の位置を下回ると、トナーボトルモータMを回転させてトナーをトナーボトル11からトナーホッパに補給する。このとき所定時間トナーボトル11を回転させても、トナー残量検知センサ13がトナー有り状態との検知がなされていない場合は、トナーボトル11内のトナーが空であると判断し、トナーボトル11の交換を促すことがなされて来た。
【0005】
従来においては、トナーボトル内のトナー残量を認識することができないため、何時トナーボトルの交換が必要になるか予測できない。このため大量にコピーを行う場合等は、予測しないときにトナーが無くなり出力が停止し、生産性を下げてしまうことがあった。また、ジョブ途中でコピー動作を停止しないようにすると、必要なトナーが補給できなくなることから、正常な画像が得られなくなってしまう。また直ぐにコピー停止しないようにするためにはトナーホッパの容量を大きくとる必要があり、機内スペースを圧迫してしまうという問題がある。
【0006】
トナーボトルに発熱記録媒体を貼付け、感熱発熱ヘッドを用いてトナーボトルの総回転量を記録することによって求め、総回転量からトナー残量を推定する提案もあるが、実際のトナー残量を知ることができないので正確さを欠く欠点を有している(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−202609号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はトナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を設け、該トナー残量検知手段からのトナー残量情報によってトナーボトル交換の適切なタイミングを決定してユーザに通知し、画像形成装置の稼働率や生産性を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成している。
【0010】
請求項1記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号に基づき前記トナーボトル内のトナーの有無またはトナー残量を判断し、該判断結果に基づいてメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0011】
請求項2記載の発明は、「前記制御部は前記トナー残量検知手段により検知したトナー残量情報が、予め定めた所定値以下である場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。」である。
【0012】
請求項3記載の発明は、「前記トナーボトルまたはトナーボトル駆動部の回転回数をカウントするカウント手段を有していて、前記制御部はトナー残量検知手段によ検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから、トナーボトルが所定回転数以上回転した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0013】
請求項4記載の発明は、「前記制御部は、トナー残量検知手段により検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから所定枚数以上コピー出力した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0014】
請求項5記載の発明は、「前記制御部はトナー残量検知手段により検知されたトナー残量情報により装着されたトナーボトルに対するトナーの残量比率を文字又はグラフで表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。」である。
【0015】
この請求項1〜5記載の発明によれば、トナー残量検知手段によって検知された情報に基づいて、操作表示部にトナーボトル交換を求める旨の表示がなされ、或いはトナーボトル内でのトナー残量比率が表示されるので、使用者にとって負担が減少し、生産性を高める効果が生じる。
【0016】
請求項6記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、予め記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量を用いての判断結果に基づいたメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0017】
請求項7記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0018】
請求項8記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0019】
請求項9記載の発明は、「前記制御部は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。」である。
【0020】
この請求項6〜9記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示がなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0021】
請求項10記載の発明は、「着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段とを有し、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記ボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段を有していて、
前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、前記消費履歴保持手段より出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。」である。
【0022】
請求項11記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0023】
請求項12記載の発明は、「前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0024】
請求項13記載の発明は、「前記制御部は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0025】
この請求項10〜13記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が高い精度で表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示が高い精度でなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0026】
請求項14記載の発明は、「前記画像形成装置に設定された出力ページ数は、原稿枚数やモード状態の情報を加味して決定された出力ページ数であることを特徴とする請求項8、9、12、13の何れか1項に記載の画像形成装置。」である。
【0027】
この請求項14記載の発明によれば、コピーを行うべく設定された出力ページ数が原稿枚数やコピーサイズ等について配慮されていて出力ページ数が設定されることとなるので、出力ページ数とコピー可能とするページ数との関係がより精度よく対比され信頼度の高い警告表示がなされる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置の概要を示す断面図である。矢示方向に回転する像担持体である感光体ドラム1の周囲には帯電手段2、像露光手段3、現像手段である現像器4、転写手段6、分離手段7が設けられている。感光体ドラム1は帯電手段2によって一様帯電がなされ、像露光手段3によって像露光が行われ、感光体ドラム1上には静電潜像が形成される。現像器4内には、非磁性のトナーと磁性のキャリアとなる2成分現像剤が内蔵され、2成分現像剤は撹拌スクリュ42によって撹拌され、内部に磁極を有して回転する現像スリーブ41の周面に付着し、感光体ドラム1との近接位置において現像が行われ、静電潜像部分にトナーが付着してトナー像となる。
【0029】
感光体ドラム1上のトナー像は、同期して搬送される記録紙P上に転写手段6によって転写され、トナー像を保持した記録紙Pは分離手段7によって感光体ドラム1から分離し、図示しない定着手段によって定着がなされて機外に排出される。
【0030】
現像器4内のトナーは現像によって消費され、現像器4内のトナーとキャリアとの比率(トナー濃度)は低下する。現像器4内壁にはトナー濃度センサ43が設けられていて、トナー濃度低下を検知すると、トナー補給を制御する制御部はトナーボトル駆動部であるトナーボトル駆動モータMを駆動してトナーボトル5からトナー補給を行う。
【0031】
トナーボトル駆動モータMによって回転するトナーボトル5は、内部にトナーを内蔵し着脱可能の構成となっていて、ボトル内面には螺旋状の凹凸が設けられている。回転に伴ってトナーボトル5内のトナーは排出口方向へと搬送され、搬送路53を通って現像器4内へと落下する。本実施例ではトナーボトル5から直接現像器4内にトナー補給を行う構成となっているが、図19に示すようにトナーホッパを介してトナー補給を行う構成であっても良い。
【0032】
本発明の画像形成装置は、トナーボトル5内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段が設けられていて、該トナー残量検知手段によって検知されたトナー残量情報に基づき作業者に極めて便利で有効なメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。
【0033】
トナー残量検知手段としては、トナーボトル5の重量を測量することによってトナー残量を検知する方法や、トナーボトル駆動モータMの駆動時の特性を測定して負荷状態からトナー残量を検知する方法等がある。一例として図2に示す実施例は、静電容量を求めてトナー残量を検知するトナー残量検知手段51を示している。高抵抗の絶縁材を用いたボトル支持部材上に所定の間隔をもって2つの検知用電極51aが設けられていて、検知用電極51aの上に着脱可能としたトナーボトル5が横たわるようにして載置される。2つの検知用電極51a間には検知用定電流信号源51bからパルス状の矩形波を発信し、電極間電圧測定手段51cによってパルスの立上り/立下りから、電極間の電位差が所定の値になるまでの時間を測定することによって、残量判定手段51dはトナー残量が如何なる状態であるかの判断が行われる。
【0034】
本発明で用いられるトナー残量検知手段51は、これらの検知手段の何れにも限定するものではなく、精度良くトナー残量の測定がなされる検知手段であれば良い。
【0035】
(実施の形態1)(請求項1〜5)
本実施の形態の画像形成装置においては、トナー補給を制御する制御部はトナー残量検知手段51からの信号に基づいてトナーボトル5内のトナーの有無またはトナー残量を判断し、該判断結果に基づいたメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行う。図3には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。101は演算制御処理を行うCPUで、演算基礎データを蓄積したROM1、トナー残量演算プログラムを記憶したROM2トナー残量が所定量以下かどうかを判断するトナー残量判断手段ROM3等が接続されていて、CPU101はインターフェース102を介して外部機器に接続されている。
【0036】
インターフェース102の入力側にはトナーボトルを交換したことを検知するボトル交換検知手段111、トナーボトルの回転数を検知するボトル回転数検知手段112、先に説明したトナー残量検知手段51、コピー動作によってコピーされるコピー枚数を検知するコピー枚数検知手段113、操作表示部115で入力される設定コピー枚数114等が接続され、インターフェース102の出力側にトナーボトル駆動モータM、操作表示部115の各々が接続されている。
【0037】
(1)実施例1
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量情報が予め定めた所定値以下である場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。図4は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合はトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0038】
(2)実施例2
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量が予め定めた所定位置以下であると検知してから、トナーボトル5が所定回転数以上回転した場合、トナーボトル5は空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。図5は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合は、所定時間トナーボトル駆動モータMを駆動回転しそれでもトナー残量無しと検出される場合はにトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0039】
(3)実施例3
本実施例はトナー残量検知手段51により検知したトナー残量が予め定めた所定値以下であることを検知してから、所定枚数以上コピー出力した場合、トナーボトル5は空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示する。本実施例においてもトナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。求められたトナー残量はトナー残量判断手段ROM3によって、トナー残量が所定量以下かどうかの判断がなされ、制御部100ではトナーボトル内のトナーが空であると判断される場合は、コピー枚数検知手段113によって所定枚数コピーがなされたことを検知した後もなおトナー残量無しと検出される場合はにトナーボトルを交換することを促すメッセージを操作表示部115に表示する。
【0040】
(4)実施例4
本実施例はトナー残量検知手段51により検知されたトナー残量情報により装着されたトナーボトルに対するトナーの残量比率を文字またはグラフで表示する。本実施例においてはトナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。CPU101は演算基礎データROM1に記憶された満タン時のトナー量、又はトナーボトル5を新たに装着したときに検出されたトナー量から残量比率を計算し、文字又は数字でトナー残量の状態を表示する。図6はトナー残量を操作表示部上にグラフ表示した状態(図6右端に表示)を示している。
【0041】
(実施の形態2)(請求項6〜9)
本実施の形態の画像形成装置においては、制御部はトナー残量検知手段51からの信号を処理してトナーボトル5内のトナー残量を判断し、予め記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量を用いての判断結果に基づいたメッセージを操作表示部115に表示するよう制御を行う。
【0042】
図7には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。図7に示した電気制御系の概要は、既に図3に示した電気制御系の概要と近似しているので同一符号を持って表示し、相違点について説明する。本実施の形態の制御部100ではCPU101にROM4として1ページ当たりのトナー消費量が記憶されている。このトナー消費量とはA4サイズ1枚当たりの現像によって消費される平均値として求められた値である。またROM1としては記憶された演算基礎データには、トナー残量がROM4に記憶された1ページ当たりのトナー消費量から何枚のコピーを行うだけのトナー量であるかを演算する演算式が含まれている。
【0043】
(5)実施例5
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示する。図8は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段5によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100は、トナー残量をROM4記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、出力可能ページ数を操作表示部115に表示する。図9は出力可能ページ数を操作表示部115上に表示した状態(図9上部に表示)を示している。
【0044】
(6)実施例6
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行う。図10は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量かが求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM4に記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、A4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、操作表示部115上に警告表示を出し、ユーザの判断を仰ぐ、図11は操作表示部115上に警告表示をした状態を示している。
【0045】
(7)実施例7
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部115に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行う。図12は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知されトナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM4に記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行いA4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、画像形成装置が毎分何コピー処理できるかの処理能力から、操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示する。図13はコピー開始前になされる操作表示部115上に警告表示を示し、図14はコピー中になされる操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示した状態を示している。
【0046】
(実施の形態3)(請求項10〜13)
本実施の形態の画像形成装置は、制御部はトナー残量検知手段51からの信号を処理してトナーボトル5内のトナー残量を判断し、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段から出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部115に表示するよう制御を行う。
【0047】
図15には本実施の形態の電気制御系の概要を示している。図15に示した電気制御系の概要は、既に図3に示した電気制御系の概要と近似しているので同一符号を持って表示し、相違点について説明する。本実施の形態の制御部100ではCPU101にROM5として1ページ当たりのトナー消費量を演算処理するプログラムが記憶されている。このプログラムはボトル交換検知手段111によってトナーボトルの交換が検知され後、現時点までのトナー消費量を演算し、演算されたトナー消費量をメモリされた現時点までのA4サイズに換算されたコピー枚数で除してA4サイズのコピー1枚当たりのトナー消費量を求めるプログラムである。またROM1としては記憶された演算基礎データには、トナー残量がROM5によって換算処理された1ページ当たりのトナー消費量から何枚のコピーを行うだけのトナー量であるかを演算する演算式が含まれている。
【0048】
(8)実施例8
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示する。図16は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100は、トナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、出力可能ページ数を操作表示部115に表示する。
【0049】
(9)実施例9
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行う。図17は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知され、トナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量かが求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行い、A4サイズによって出力可能のページ数を算出する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部115に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、操作表示部115上に警告表示を出し、ユーザの判断を仰ぐ。
【0050】
(10)実施例10
本実施例は現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、求めたページ数を画像形成装置に設定された出力ページ数と比較し、設定ページ数が出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行う。図18は本実施例の動作ブロック図を示している。トナーボトル5内の残量トナーはトナー残量検知手段51によって検知されトナー残量演算プログラムROM2によってトナー残量が求められる。トナー残量判断手段ROM3によってトナー残量有りと判断されたときは、制御部100ではトナー残量をROM5の演算プログラムで求めた出力1ページ当たりのトナー消費量で除する演算処理を行いA4サイズによって出力可能のページ数を演算する。ついで出力可能のページ数と、操作表示部に入力された出力設定ページ数、選択出力サイズとスキャナによって読み取られた原稿枚数から判るA4サイズに換算された設定コピー枚数114とを比較し、現在のトナー残量で出力完了が可能であるかどうかを判断する。出力が完了できない場合には、画像形成装置が毎分何コピー処理できるかの処理能力から、操作表示部115上にトナーボトルが空になるまでの予想時間を表示する。
【0051】
【発明の効果】
この請求項1〜5記載の発明によれば、トナー残量検知手段によって検知された情報に基づいて、操作表示部にトナーボトル交換を求める旨の表示がなされ、或いはトナーボトル内でのトナー残量比率が表示されるので、使用者にとって負担が減少し、生産性を高める効果が生じる。
【0052】
この請求項6〜9記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示がなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0053】
この請求項10〜13記載の発明によれば、操作表示部上にはトナーボトルが空になるまでのコピー可能とするページ数が高い精度で表示され、またコピーを行うべく設定された出力ページ数がコピー可能とするページ数を超えている場合には警告表示が高い精度でなされるので、使用者にとっては極めて有効な注意が喚起され、生産性を高める効果が生じる。
【0054】
この請求項14記載の発明によれば、コピーを行うべく設定された出力ページ数が原稿枚数やコピーサイズ等について配慮されていて出力ページ数が設定されることとなるので、出力ページ数とコピー可能とするページ数との関係がより精度よく対比され信頼度の高い警告表示がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面図。
【図2】トナー残量検知手段の説明図。
【図3】実施の形態1の電気制御系ブロック図。
【図4】実施例1の動作ブロック図。
【図5】実施例2の動作ブロック図。
【図6】実施例4の操作表示部の表示。
【図7】実施の形態2の電気制御系ブロック図。
【図8】実施例5の動作ブロック図。
【図9】実施例5の操作表示部の表示。
【図10】実施例6の動作ブロック図。
【図11】実施例6の操作表示部の表示。
【図12】実施例7の動作ブロック図。
【図13】実施例7の操作表示部の表示。
【図14】実施例7の他の操作表示部の表示。
【図15】実施の形態3の電気制御系ブロック図。
【図16】実施例8の動作ブロック図。
【図17】実施例9の動作ブロック図。
【図18】実施例10の動作ブロック図。
【図19】従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
4 現像器
5 トナーボトル
51 トナー残量検知手段
100 制御部
115 操作表示部
Claims (14)
- 着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号に基づき前記トナーボトル内のトナーの有無またはトナー残量を判断し、該判断結果に基づいてメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記トナー残量検知手段により検知したトナー残量情報が、予め定めた所定値以下である場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナーボトルまたはトナーボトル駆動部の回転回数をカウントするカウント手段を有していて、前記制御部はトナー残量検知手段により検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから、トナーボトルが所定回転数以上回転した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、トナー残量検知手段により検知したトナー残量が、予め定めた所定値以下であることを検知してから所定枚数以上コピー出力した場合、トナーボトルは空であると判断しトナーボトルの交換を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部はトナー残量検知手段により検知されたトナー残量情報により装着されたトナーボトルに対するトナーの残量比率を文字又はグラフで表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段と、トナー補給を制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を有していて、前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、予め記憶された出力1ページ当たりのトナー消費量を用いての判断結果に基づいたメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 着脱可能な回転式トナーボトルと、該トナーボトルを回転させるトナーボトル駆動部と、該トナーボトルの回転により排出される内部トナーを、トナーホッパを介して現像器にトナー補給を行い、或いは直接現像器にトナー補給を行うトナー補給手段とを有し、トナー補給制御する制御部とを有する画像形成装置において、
前記トナーボトル内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、トナーボトル交換から現在までのトナー消費履歴を保持する消費履歴保持手段を有していて、
前記制御部は前記トナー残量検知手段からの信号を処理してボトル内のトナー残量を判断し、前記消費履歴保持手段より出力1ページ当たりのトナー消費量を算出し、両者を用いてのメッセージを操作表示部に表示するよう制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求めメッセージとして操作表示部に表示することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数と比較して出力可能なページ数を超えた場合は、操作表示部上に警告表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、現在のトナー残量で出力可能なページ数を求め、画像形成装置に設定された出力ページ数を比較して出力可能なページ数を超えた場合は、トナーボトルが空になるまでの時間を算出して操作表示部に表示し、また出力スタート前にはトナーボトルが空になるまでの時間を含めて出力が完了できないことを警告する表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置に設定された出力ページ数は、原稿枚数やモード状態の情報を加味して決定された出力ページ数であることを特徴とする請求項8、9、12、13の何れか1項に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2003-03-19 JP JP2003075501A patent/JP2004286792A/ja active Pending
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