JP2004286400A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者による使い勝手の良さを保ちつつ、消費電力の削減を図る。
【解決手段】所定時間後に電力の供給を停止するオートパワーオフ機能を有する加熱調理器において、操作キー群を用いて所定の操作を行うことにより、前記所定時間Tを変更可能とした。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートパワーオフ機能を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気機器には、使用後の電源の切り忘れ防止や待機時間中に消費される無駄な電力の削減のために、電力供給状態において一定時間後に自動的に電力供給を停止する、いわゆるオートパワーオフ機能が付されている。また、このようなものの中には、使用者の使用態様に合わせて使用者自身がオートパワーオフ機能を動作させるまでの時間を設定変更できる情報処理機器等もある(例えば、特許文献1参照)。このものでは、電源をONまたはリセットした直後に、所定のボタン入力操作を行うことによって、オートパワーオフ回路が動作するまでの時間を変更している。
【0003】
一方、加熱調理器においてもオートパワーオフ機能を付加し、待機電力の消費を抑えたものが一般的である。しかし、加熱調理器の電源のON/OFF操作は、操作入力キー等を押す方法ではなく、扉の開閉を検知して電源をON/OFFする方法を採用している。これは、被加熱物が加熱室に入れられてない状態で加熱調理を開始する調理方法は稀であり、被加熱物を加熱室に入れてから調理方法の設定を行うことがほとんどであるため、使用者にとって使い勝手が良いようにしたからである。従って、調理終了後から所定の時間を計時し、所定の時間経過した時点で、オートパワーオフ回路を動作し電力供給を遮断していた。そして、このオートパワーオフ回路が動作するまでの時間は出荷時までに一定の時間に設定されていた(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−243403号公報(第4頁、第4図)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−156123号公報(第3頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、様々な調理機能を備えた加熱調理器においては、使用者によって利用習慣が異なるため、オートパワーオフするまでの設定時間が一定であることによる様々な不都合が生じていた。例えば、使用頻度が高く、被加熱物に対して断続的に調理を行いたい場合や数分後に再び使用する場合は、一定時間経過すると何の前触れもなくオートパワーオフ回路により電力供給が停止される。このような場合には、再び電力供給を開始するために扉を開閉しなければならなかった。また、逆に使用頻度が低い使用者の場合、使用後すぐに電力供給を停止して電力の節約を図りたいときなど、オートパワーオフ回路が動作するまで待たずに直接電源プラグを抜いて電力供給を停止していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、使用者が自分の使用態様に適したオートパワーオフするまでの時間を所望に設定することができる加熱調理器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を収納する筐体と、筐体の開口部から被加熱物を出し入れする扉と、被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱調理の内容を設定入力する操作入力手段と、調理をするために必要な情報を記憶する記憶手段と、時間を計測する計時手段を含む制御回路と、扉の開閉を検出する検出手段と、前記検出手段により扉の開閉が判断されると前記制御回路に電力供給する電力供給手段と、前記制御回路に前記検出手段からの検出信号又は前記操作入力手段からの入力信号が入ってから所定時間経過後も、該制御回路に前記検出手段から新たな検出信号又は前記操作入力手段から新たな入力信号がないときに前記制御回路への電力供給を停止するオートパワーオフ回路とを具備し、前記操作入力手段の操作により前記所定時間を変更可能としたことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0008】
斯かる構成によれば、使用頻度の少ない使用者の場合、オートパワーオフ回路が動作し所定時間を短く設定できるため、無駄な電力消費を抑えることができる。一方、使用頻度が多い使用者は、所定時間を長く設定できるため、オートパワーオフ回路動作後の電力供給が停止した状態から再び扉を開閉して改めて電源を入れる必要がないため使用者にとって使い勝手がよい。
【0009】
また、請求項1記載のものにおいて、オートパワーオフ回路が動作中であっても、操作入力手段の操作により直ちに前記制御回路への電力供給を停止する手段を備えたことを特徴とする(請求項2の発明)。
斯かる構成によれば、調理終了後等調理を行わない場合等に、電源プラグを直接引き抜くことなく、簡単な操作により直ちに電力供給を停止することにより、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0010】
さらに、請求項1記載のものにおいて、操作入力手段の操作により、オートパワーオフ回路の動作を有効又は無効かを選択可能としたことを特徴とする(請求項3の発明)。
斯かる構成によれば、オートパワーオフ回路の動作による所定時間経過後の電力供給停止を望まない、使い勝手を重視する使用者や断続的に同じ被加熱物を対象として調理する場合は、簡単な操作でオートパワーオフ回路が動作しないようにすることができる。
【0011】
また、請求項1記載のものにおいて、表示装置を備え、操作入力手段の操作により、前記記憶手段に記憶されている所定時間を前記表示装置に表示することを特徴とする(請求項4の発明)。
斯かる構成によれば、使用者は現在設定されている所定時間を簡単な操作により確認することができる。
【0012】
さらに、請求項1記載のものにおいて、表示装置を備え、オートパワーオフ回路が前記制御回路への電力供給を停止するまでの残り時間を前記表示装置に表示することを特徴とする(請求項5の発明)。
斯かる構成によれば、オートパワーオフ回路が動作していることを使用者に認識させることができることに加え、電力供給が停止するまでの残り時間を知らせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明をオーブンレンジに適用した第1実施例について図1乃至図6を参照して説明する。
【0014】
そのうち、まず、図1乃至図4を参照して説明するに、図1は、オーブンレンジの全体構成を示す斜視図で、この図に示すようにオーブンレンジは、筐体1内部に金属製の箱を配し、加熱室2を形成しており、該加熱室2は前面に開口部2aを有していて、該筐体1は底面に設けた4本の脚3によって支えられている。開口部2aには、扉4がヒンジ5により回動可能に取り付けられていて、該扉4は金属製の外枠6とガラス製の窓部7から構成されており、外枠6上部には把手6aが設けられている。なお、前記扉4窓部7は耐熱ガラス等の透明な素材から成り、内面一帯に金属製の網8を設け、加熱室2内側と外側を静電遮蔽している。また、筐体1前面、扉4右側には、操作パネル9が配置されている。
【0015】
図2に示すように、操作パネル9上方には残り調理時間や設定温度等を表示するLCD等から成る表示装置10が配設され、該表示装置10下方には操作入力手段たる操作キー群11が配設されている。操作キー群11は、加熱調理を開始する「スタート」キー11a、特定の加熱調理方法を選択する「メニュー」キー11b、マイクロ波加熱を行う「レンジ」キー11c、ヒータ加熱を行う「オーブン」キー11d、設定の解除ややり直し等に用いる「取消」キー11eから成る。また、他に増加キー11f、減少キー11g、「10分」キー11h、「1分」キー11i、及び「10秒」キー11jが設けられていて、これらキー操作により調理時間や調理温度の増減が行われる。
【0016】
一方、図3は上記オーブンレンジの全体構成を示す縦断正面図である。この図3に示すように、加熱室2内の被加熱物をマイクロ波加熱する加熱手段としてのマグネトロン12は、加熱室2に隣接する機械室17下方に配設されている。また、加熱室2内の雰囲気温度を上昇させ被加熱物を加熱する加熱手段として、下部にはシーズヒータ13が後述する載置板15下方に配設され、上部には平板ヒータ14が加熱室2天井部に配設されている。そして、前記加熱室2底面には、被加熱物を載置する平らなガラス製の載置板15が設けられており、該載置板15の下方には図示しない励振口が形成されており、導波管16と共に、マグネトロン12からのマイクロ波を加熱室2に取り入れる役目を担っている。さらに、載置板15の下方にはアンテナ18を配設していて、これは回転軸19を介してモータ20により回転駆動される。なお、このアンテナ18を回転させることで加熱室2内に取り入れられたマイクロ波を拡散し、斑を抑えている。
【0017】
また、加熱室2の陥没部21を有する側面上方には、加熱室2内に連通した開口部22が形成されており、この開口部22を介して加熱室2内を臨む位置に赤外線センサ23が配設されている。該赤外線センサ23は、図示しないが例えば8個の直線状に並んだ赤外線温度検出素子からなり、該赤外線センサ23をスイング動作させることにより、載置板15のほぼ全体の表面温度を検出することを可能としている。
【0018】
図4は、電気的構成を示すブロック図である。計時手段たるタイマ24及び後述する記憶手段34を含む制御回路25はマイクロコンピュータ等から構成されており、該制御回路25によって電力供給手段たる電源回路26からの電力供給を含めた加熱調理全般を制御している。制御回路25には、赤外線センサ23の各赤外線温度検出素子からの検出信号、操作キー群11の各キーからの入力信号及び検出手段たる扉開閉センサ27の検出信号が入力されるようになっている。操作キー群11が使用者により操作されると各キーに応じた信号が制御回路25に入力される。また、検出手段たる扉開閉センサ27は、前記扉4の開いた状態および閉じた状態を検出するものである。この扉開閉センサ27の機構は、図1に示すように外枠6の加熱室2に対面する位置にリブ28を設け、扉4を閉じた状態にて開口部2a周辺に形成された穴部29に該リブ28が挿入され、該穴部29内方に設けられた図示しない扉スイッチを押すというものである。なお、前記扉4を開くことにより、前記扉スイッチがONし、電源回路26から電力供給が開始される。いったん扉スイッチがONされると、扉4が閉じられ該扉スイッチがOFFされたとしても、制御回路25により電力供給状態が維持される。
【0019】
一方、前記したアンテナ18を回転させるモータ20は、マグネトロン12による加熱調理時に制御回路25により駆動回路30を介して駆動制御される。また、調理終了等を使用者に知らせる報知器31及び表示装置10も制御回路25により駆動制御される。さらに、マグネトロン12は、インバータ回路32を介して制御回路25により制御されるようになっており、このインバータ回路32に対して出力制御信号を出力してマグネトロン12の出力を調整するようになっている。加えて、シーズヒータ13及び平板ヒータ14も制御回路25により出力が制御されている。また、電源回路26からの電力供給を停止するまでの所定のオートパワーオフ時間T(以下、所定時間T)の経過後に停止するオートパワーオフ回路33及び様々な入力情報等を記憶し読み出すことができる記憶手段34も備えており、所定時間Tを後述する所定の操作により変更し、前記記憶手段34に記憶しておくことにより、次回以降の使用時から新しく記憶された所定時間Tに基づきオートパワーオフ機能が有効に働くようになっている。
【0020】
次に、上記のように構成されたオーブンレンジの作用につき説明する。まず、扉4を開け、被加熱物を載置板15に載置する。制御回路25への電力供給が停止した状態において、始めにこの扉4が開いたことを扉開閉センサ27が検知することによって図示しない扉スイッチがONし、電源回路26から制御回路25に電力が供給されるようになる。使用者により扉4が閉じられた後、操作キー群11を操作し、各種「メニュー」キー11b、「レンジ」キー11c、及び「オーブン」キー11dのいずれかを押して選択し、「レンジ」キー11cならば調理時間を、「オーブン」キー11dならば調理時間や調理温度を設定し、「スタート」キー11aを押すことにより、加熱調理を開始する。加熱調理中は赤外線センサ23により被加熱物の表面温度状態を観測しながら、該観測によって得られたデータに基づいて制御回路25によりマグネトロン12、シーズヒータ13及び平板ヒータ14を制御する加熱調理となり、加熱調理が終了したと判断すると、報知器31により使用者に対して調理が終了したことを知らせる。
【0021】
次に、図4に加え、図5のフローチャートを参照してオートパワーオフ機能の制御内容につき説明する。調理終了後、又は電力供給がなされているが調理を行っていない待機状態において、操作キー群11への入力信号又は扉開閉センサ27が扉4の開いた状態を検出した検出信号が制御回路25に入力されると(ステップR1)、タイマ24が計時を開始する(ステップR2)。
【0022】
ステップR3では、制御回路25により記憶手段34に予め記憶された所定時間Tを読み出し、該所定時間Tから経過した計時時間を引いたオートパワーオフするまでの残り時間を算出して表示装置10に表示する。そして、このオートパワーオフまでの残り時間が0秒になるまでの間に、操作キー群11による新たな入力信号又は扉開閉センサ27による新たな検出信号が制御回路25に入力されたかどうか判断する(ステップR4)。制御回路25に対するこれらの新たな信号の入力がなく、タイマ24が計時を開始してから所定時間Tが経過して残り時間が0秒になると(ステップR5)、オートパワーオフ回路33の制御により電源回路26からの電力供給を停止する。一方、ステップR4において制御回路25に操作キー群11による新たな入力信号又は扉開閉センサ27による新たな検出信号が入力された場合、これまでタイマ24が計時した時間をリセットし(ステップR6)、前のステップR2に戻ってこの時点からタイマ24は再び計時を開始する。
【0023】
次に図6に示すフローチャートは、オートパワーオフ回路33が動作するまでの所謂オートパワーオフ機能の所定時間Tを変更可能とした、オートパワーオフ設定モードの制御内容につき示している。因みに、このオートパワーオフ設定モードでは、例えば所定時間Tを1〜10,15,30分に分単位にて変更することを可能としている。
【0024】
以下、詳述すると、加熱調理が行われてないが電力供給がされている待機状態にあるとき、使用者により図2に示す「取消」キー11eが操作され(ステップS1)、例えばその後2秒間以内に「取消」キー11eが2回押される特殊操作がなされると(ステップS2)、所定時間Tを変更可能な状態、つまりオートパワーオフ設定モードになる(ステップS3)。一方、前記ステップS2にて特殊操作が完了しなかった場合は表示装置10に「0」を表示し、待機状態に戻る。しかるに、オートパワーオフ設定モードになると、まず制御回路25は記憶手段34に記憶された所定時間Tを読み出し(ステップS4)、表示装置10には現在設定されている例えば変更前の所定時間Tが表示される(ステップS5)。該所定時間Tの初期値としては、工場出荷時に例えば5分に設定されている。
【0025】
このようにして、現在設定されている所定時間Tの確認と同時に、ステップS6に移行し増加キー11fおよび減少キー11gの操作により所定時間Tの変更を行うことができる。増加キー11fは、1回押す毎に所定時間Tに対し1分加算し、逆に減少キー11gは1回押す毎に1分減算すると共に、そのキー操作の都度、タイマ24の計時が開始される(ステップ7)。従って、今例えば3回減少キー11gを押すと、表示装置10には「2分」と表示される(ステップS9)。この状態において、再度「取消」キー11eが1回押されると(ステップS10)、所定時間Tとして表示された変更後の時間である2分を記憶手段34に記憶し(ステップS11)、オートパワーオフ設定モードを終了する。これと同時にタイマをリセットすると共に、待機状態にリターンして、表示装置10には「0」を表示する通常の表示画面に戻る。こうして、次回使用時以降所定時間Tとして、この場合2分が用いられる。
【0026】
一方、上記ステップS10においては、「取消」キー11eが操作されず、ステップS7における計時開始から1分間何ら操作キー群11による新たな入力信号が制御回路25に入力されないときは(ステップS12)、それまでにステップS6乃至ステップS10までに行った変更操作を無効とし、従って変更操作前の状態に戻りオートパワーオフ設定モードを終了する。
【0027】
また、上記ステップS7において、増加キー11f及び減少キー11gを操作されず、ステップS13に至り「レンジ」キー11cが操作された場合には、ステップS14としてタイマ24が計時をスタートすると同時に、表示装置10に工場出荷時に設定された所定時間Tの初期値である「5分」が記憶手段34から読み出され、表示される(ステップS15)。その後の過程は、前述したステップS10乃至ステップS12と同様であり、「取消」キー11eを押すことにより(ステップS10)、記憶手段34に所定時間Tとして初期値「5分」が書き込まれ、オートパワーオフ設定モードは終了する。
【0028】
さらに、上記ステップS8において、増加キー11f又は減少キー11gに対し通常の操作とは異なる、例えば2秒以上押し続ける特殊操作が行われた場合には、ステップS16に移行して表示装置10に「−」を表示し、この後「取消」キー11eを押すことより(ステップS17)、オートパワーオフ機能は解除され(ステップS18)、この機能解除とする無効化した変更措置を記憶手段34に書き込み(ステップS19)、オートパワーオフ設定モードは終了する。
【0029】
このように本実施例によれば、使用者自身が所定時間Tを変更することができるため、使用頻度が少ない使用者の場合、所定時間Tを1,2分程度と短く設定でき、消費電力を減らすことができる。逆に、頻繁に調理を行う使用者の場合は、所定時間Tを長く、10分程度に変更することにより、同じ被加熱物を対象として加熱調理を断続的に続けて行うような場合、オートパワーオフされてしまうことによる不都合、即ち調理開始前に電力供給を開始するためだけに再び扉4を開閉する煩わしさをなくすことができる。さらに、操作キー群11の操作によってオートパワーオフ回路33の動作を有効か無効かを容易に設定でき、使用者への使い勝手をよくすることもできる。
【0030】
また、使用者は図5に開示したようにオートパワーオフするまでの残り時間をカウントダウン表示にて知ることができ、オートパワーオフ機能が動作していることを意識しやすく、さらにオートパワーオフするタイミングを把握できる。一方、使用者が所定時間Tの設定を種々に変更した後も、簡単なキー操作により例えば初期の所定時間Tの設定値である5分に戻すことができて便利である。
【0031】
なお、本発明は上記実施例に限らず、例えばモータの回転軸に回転網を着脱可能に取り付け、該回転網にターンテーブルを載置した加熱調理器に本機能を採用してもよい。また、オートパワーオフ設定モードへ移行するための操作キーとして「取消」キー11eを用いたが、他の調理開始と無関係な他の操作キーを用いて特殊操作を行ってもよいし、操作方法に関しても一定時間取消キーを押し続けることによってオートパワーオフ設定モードへの移行を行ってもよい。さらに、オートパワーオフ機能を解除して無効化する際にも、最後に行ったキー操作から一定時間経過した後、それまでにした変更操作を無効とし、オートパワーオフ設定モードを終了するようにしてもよいし、初期の工場出荷時の所定時間Tを5分としたが、一般の使用者にとって使い勝手のよいような設定であれば何分でもよく、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
【0032】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2実施例を示す図5相当図で、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。以下、上記第1実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
【0033】
このものは、使用者が速やかに電力供給を停止させることができるようにしたもので、図7に示すようにステップR1乃至ステップR4及びステップR6にあっては図5に示す第1実施例と同じである。しかるに、本実施例では、ステップR4に続く、ステップR7及びステップR8を加入した点で異なり、以下、詳述すると、ステップS7で調理を行っていない状態で「取消」キー11eを一定時間、例えば2秒間以上押し続ける特殊操作を行うと、制御回路25は記憶手段34に記憶されている所定時間Tによらずタイマ24が計時途中であっても、オートパワーオフ回路33を動作させ電源回路26からの電力供給を直ちに停止する。また、ステップR7において特殊操作が行われなければ、ステップS8に移行し通常のオートパワーオフ機能に基づいて所定時間T経過後にオートパワーオフ回路33を動作させ電源回路26からの電力供給を停止する。
【0034】
このように本実施例によれば、使用者が頻繁に調理を行うために所定時間Tを10,15,30分のように長く設定してある場合でも、使用者の簡単な操作により必要に応じて瞬時に電力供給を停止できるため、電力消費を減らすことができる。とりわけ、調理終了後や電源を入れたが使用しなくなった時等、調理を行わない場合に、電源プラグを直接引き抜いて電力供給を停止する必要がなく、簡単なキー操作によって直ちに電力供給を停止することにより、無駄な電力消費を抑えることできる。
【0035】
なお、本発明は上記しかつ図面に示した実施例に限らず、例えば、操作キー群11のうち、「取消」キー11e以外の操作キーを用いて特殊操作してもよいし、複数の操作キーを用いて特殊操作してもよいなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、使用者自身がオートパワーオフ機能の時間を設定できるため、オートパワーオフするまでの所定時間が使用者の使用態様に合わず煩わしさを感じさせたり、使用上の不都合が生じさせたりすることなしに、消費電力を節約できるという著効を奏する加熱調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す加熱調理器の斜視図
【図2】操作パネルの拡大正面図
【図3】加熱調理器全体の縦断正面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】オートパワーオフ機能の制御内容を示すフローチャート
【図6】オートパワーオフ設定モードの制御内容を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
2 加熱室
4 扉
9 操作パネル
10 表示装置
11 操作キー群
11c 「レンジ」キー
11e 「取消」キー
11f 増加キー
11g 減少キー
12 マグネトロン
13 シーズヒータ
14 平板ヒータ
24 タイマ
25 制御回路
26 電源回路
27 扉開閉センサ
33 オートパワーオフ回路
34 記憶手段

Claims (5)

  1. 被加熱物を収納する筐体と、筐体の開口部から被加熱物を出し入れする扉と、被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱調理の内容を設定入力する操作入力手段と、調理をするために必要な情報を記憶する記憶手段と、時間を計測する計時手段を含む制御回路と、扉の開閉を検出する検出手段と、前記検出手段により扉の開閉が検出されると前記制御回路に電力供給する電力供給手段と、前記制御回路に前記検出手段からの検出信号又は前記操作入力手段からの入力信号が入ってから所定時間経過後も、該制御回路に前記検出手段から新たな検出信号又は前記操作入力手段から新たな入力信号がないときに前記制御回路への電力供給を停止するオートパワーオフ回路とを具備し、
    前記操作入力手段の操作により前記所定時間を変更可能としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. オートパワーオフ回路が動作中であっても、操作入力手段の操作により直ちに前記制御回路への電力供給を停止する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 操作入力手段の操作により、オートパワーオフ回路の動作を有効又は無効かを選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 表示装置を備え、操作入力手段の操作により、前記記憶手段に記憶されている所定時間を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 表示装置を備え、オートパワーオフ回路が前記制御回路への電力供給を停止するまでの残り時間を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014046120A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Sharp Corp 加熱調理器
JP2019136378A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 三菱電機株式会社 加熱調理器
CN111035260A (zh) * 2019-12-27 2020-04-21 珠海优特智厨科技有限公司 厨具的控制方法、装置及设备

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