JP2000274695A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

Info

Publication number
JP2000274695A
JP2000274695A JP11078103A JP7810399A JP2000274695A JP 2000274695 A JP2000274695 A JP 2000274695A JP 11078103 A JP11078103 A JP 11078103A JP 7810399 A JP7810399 A JP 7810399A JP 2000274695 A JP2000274695 A JP 2000274695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
unit
control unit
door
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11078103A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Kishimoto
秀三 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11078103A priority Critical patent/JP2000274695A/ja
Publication of JP2000274695A publication Critical patent/JP2000274695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手の良い加熱装置を提供する。 【解決手段】 電子レンジにおいて、制御部は、加熱室
のドアが閉じられており(S31でYes判断時)、コ
ントロールパネルにおいて設定操作が行なわれておらず
(S32でNo判断時)、かつ、マグネトロンが運転中
でも運転の中断中でもない場合(S33でNo、S34
でNo判断時)、S35で、電子レンジを時計として動
作させる設定がなされているか否かを判断する。当該設
定がなされていると判断すれば(S35でNo判断
時)、5分のカウンタを減算する(S38)。そして、
上記のような場合が5分継続すれば(S38でYes判
断時)、当該制御部への通電を停止する(S40)。一
方、当該設定がなされていると判断すれば(S35でY
es判断時)、5分のカウンタを初期化し(S36)、
当該制御部への通電を継続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等の加
熱装置に関し、詳しくは、所定条件が成立した場合に構
成要素への電力の供給を自動的に禁止または停止させる
加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の加熱装置には、安全性や省エネルギの観点から、所定
条件の成立に基づいて、自動的に、加熱手段や制御手段
等の構成要素への電力の供給を禁止または停止するもの
があった。
【0003】この種の加熱装置の第1の従来例として、
スタートキーが押圧されると加熱を開始するが、ドアの
開閉から所定時間内にスタートキーが押圧されなけれ
ば、その後にスタートキーを押圧されても、加熱手段へ
の電力の供給を禁止して、加熱を開始しないものあっ
た。なお、第1の従来例では、再度、ドアが開閉されれ
ば、該加熱手段への電力の供給の再開が可能とされてい
た。第1の従来例がこのように構成されていたのは、以
下の理由による。すなわち、加熱室に被加熱物がセット
される際には、加熱室のドアが開閉される。また、一般
に、ユーザは、加熱室に被加熱物をセットすれば、すぐ
に、スタートキーを押圧して、加熱を開始させようとす
る。このことから、スタートキーの押圧が、加熱室のド
アの開閉からある程度時間が経過してから行なわれた場
合には、当該スタートキーの押圧が、加熱室内に被加熱
物をセットすることとは無関係に行なわれたとみなすこ
とができる。以上のことから、第1の従来例が上記のよ
うに構成されていたのは、加熱室内に被加熱物がセット
されていない状態で、誤ってスタートキーが押圧され、
加熱手段に電力が供給されて加熱が開始されることを回
避するためであるといえる。
【0004】なお、加熱室に被加熱物がセットされる際
には、加熱室のドアが開閉される。このことから、加熱
を開始させようとするときに被加熱物がセットされれ
ば、ドアの開閉が加熱手段への電力の供給の再開可能の
ための条件とされても、ユーザは、何らの不便を感じる
ことはなかった。
【0005】しかしながら、このような加熱装置では、
スタートキーの押圧を忘れた場合等、加熱室に被加熱物
をセットしてからある程度の時間が経過した状態で、加
熱手段への電力の供給を開始させる場合があった。この
ような場合、ユーザは、ドアの開閉という、加熱の開始
には関係の無い動作を必要とされるため、不便を感じる
ことがあった。
【0006】また、加熱装置の第2の従来例として、制
御手段を有し、加熱室のドアを開閉することによって、
該制御手段への通電が開始されるものがあった。第2の
従来例では、加熱終了後、所定時間、加熱装置において
何も操作がなされなければ、自動的に、制御手段への通
電を停止されていた。第2の従来例では、加熱動作を行
なっていないとき、すなわち、加熱装置としての本来の
動作を行なっていないときに、表示手段等に無駄に電力
が供給されることが回避される。
【0007】その一方で、ユーザは、加熱装置に計時機
能を持たせ、加熱動作を行なっていないときでも時計と
して該加熱装置を利用することを希望する場合がある。
【0008】しかしながら、上記のように、加熱終了
後、自動的に、制御手段への通電が停止されるため、加
熱終了後に、加熱装置を、時計としてのみ働かせること
はできなかった。
【0009】すなわち、第1または第2の従来例のよう
に、所定条件が成立した場合に構成要素への電力供給を
自動的に禁止または停止させるタイプの加熱装置は、安
全性や省エネルギの観点からは優れていても、使い勝手
のよさという観点からは、今一歩改良を必要とされてい
た。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、使い勝手の良い加熱装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる加熱装置は、電力を供給されることにより、被
加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への電力の
供給を制御する制御手段と、第1の態様で操作されるこ
とにより、前記制御手段に、前記加熱手段への電力の供
給を開始させる加熱開始手段とを含み、前記制御手段
は、所定条件が成立した場合、前記加熱手段に電力を供
給しない加熱禁止制御を実行し、前記第1の態様とは異
なる第2の態様で前記加熱開始手段が操作されることを
条件として前記加熱手段への電力の供給を開始すること
を特徴とする。
【0012】請求項1に記載の本発明によれば、加熱装
置を、所定条件の成立していない通常時は、加熱開始手
段が第1の態様で操作されれば、加熱手段への電力の供
給が開始されるように、そして、所定条件が成立した場
合には、加熱開始手段が、第1の態様とは異なる第2の
態様で操作されることにより、加熱手段への電力の供給
が開始されるように、構成することができる。
【0013】これにより、所定条件が成立した場合、加
熱禁止制御を実行し、かつ、加熱の開始に関連のある操
作の実行により加熱手段への電力の供給を開始させるた
め、加熱装置において、安全性を担保しつつ、使い勝手
を良くすることができる。
【0014】請求項2に記載の本発明にかかる加熱装置
は、請求項1に記載の発明にかかる加熱装置の構成に加
えて、情報を報知する報知手段をさらに含み、前記制御
手段は、前記所定条件が成立した場合、前記第1の態様
で前記加熱開始手段が操作されたときには、前記報知手
段に、前記制御手段が前記加熱禁止制御を実行している
旨を報知させることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明による作用に加えて、所定条件が成立し
た場合に、通常時の操作によっては加熱手段への通電が
開始されない旨が報知される。
【0016】請求項3に記載の本発明にかかる加熱装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明にかかる加熱
装置の構成に加えて、被加熱物を収容する加熱室と、前
記加熱室を開閉するためのドアと、前記ドアの開閉を検
知する開閉検知手段とをさらに含み、前記制御手段は、
前記ドアの開閉が行なわれてから所定時間が経過するま
でに、前記加熱開始手段が操作されなかった場合に、前
記所定条件が成立したと判断することを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明による作用に加えて、加
熱室内に被加熱物が収容されていない状態で、加熱開始
手段が操作された場合等に、加熱手段による誤った加熱
が抑制される。
【0018】請求項4に記載の本発明にかかる加熱装置
は、加熱手段と、電力を供給されることにより、前記加
熱手段の動作を制御する制御手段と、前記制御手段に対
して情報を入力するための操作部とを含み、前記制御手
段は、計時動作が可能であり、所定条件が成立した場合
に、当該制御手段への電力の供給を停止する自動給電停
止制御を実行することができ、前記操作部に対して、前
記所定条件の成立後に前記計時動作を実行させる旨の情
報が入力されている場合は、前記自動給電停止制御を実
行しないことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の本発明によれば、所定条
件の成立後に、計時動作の実行が希望されない場合に
は、自動給電停止制御により制御手段への電力の供給が
停止され、計時動作の実行が希望される場合には、自動
給電停止制御の実行が回避される。
【0020】これにより、消費電力を抑える機能を有し
つつ、使い勝手の良い、加熱装置を提供することができ
る。
【0021】請求項5に記載の本発明にかかる加熱装置
は、請求項4に記載の発明にかかる加熱装置の構成に加
えて、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室を開閉
するためのドアと、前記ドアの開閉を検知する開閉検知
手段とをさらに含み、前記制御手段は、前記ドアの開
閉、前記操作部への情報の入力、前記加熱手段による加
熱動作、または、前記加熱手段による加熱動作の予約が
所定時間なされない場合に、前記所定条件が成立したと
判断することを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明による作用に加えて、加熱装置におい
て、制御手段への電力の供給が、適切な態様で抑制され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1に、本発明の実施の
形態である電子レンジ1を示す。
【0024】図1(A)は、電子レンジ1の斜視図であ
る。電子レンジ1は、主に、ドア3と、外装部4と、コ
ントロールパネル6とからなる。また、電子レンジ1
は、その全体を支えるための複数の脚8を底部に備えて
いる。コントロールパネル6には、表示パネル61と、
スタートキー62と、調整つまみ63と、出力設定キー
64が備えられている。表示パネル61は、加熱時間等
を表示するためのものである。スタートキー62は、電
子レンジ1に加熱を開始させる際に押圧されるキーであ
る。調整つまみ63は、電子レンジ1に対して加熱時間
等の数値を入力するために用いられるものであり、たと
えばパルススイッチにより構成される。出力設定キー6
4は、電子レンジ1における加熱の強度を設定するため
のものであり、複数のキーにより構成される。なお、電
子レンジ1は、表示パネル61に現在の時刻等を表示す
る、時計としての機能も有している。電子レンジ1を時
計として機能させるか否かは、ユーザの選択によって決
定される。そして、ユーザは、電子レンジ1を時計とし
て機能させる際に、コントロールパネル6に備えられた
他の適切なキーや調整つまみ63等を用いて、時刻の設
定等を行なう。
【0025】ドア3は、その下端を軸として、開閉可能
に構成されている。図1(A)は、ドア3の閉状態を示
し、図1(B)は、ドア3の開状態を示す。ドア3は、
把手3aを備えている。また、ドア3の奥には、被加熱
物が収容される加熱室5が設けられている。
【0026】図2は、電子レンジ1の電気的構成を示す
図である。電子レンジ1は、外部の交流電源40に接続
されている。
【0027】電子レンジ1は、マグネトロン10と制御
部25を備えている。マグネトロン10は、電力を供給
されることにより、加熱室5内にマイクロ波を供給して
被加熱物を加熱するものである。高圧トランス11は、
スイッチ12に直列接続され、マグネトロン10に高電
圧を供給するために設けられている。
【0028】制御部25は、マイクロコンピュータを含
む。また、制御部25は、コントロールパネル6に接続
され、ユーザがコントロールパネル6に入力した情報等
に基づいて、電子レンジ1の動作を制御する。また、制
御部25は、マグネトロン10への電力の供給を制御す
るマグネトロン用リレー21に接続されている。マグネ
トロン用リレー21は、制御部25からの情報に基づい
てスイッチ12の開閉状態を変化させることにより、高
圧トランス11への通電を制御して、マグネトロン10
への電力の供給を制御する。
【0029】電子レンジ1は、ドア3の開閉に応じて図
2に示す回路の接続状態を変化させるドアスイッチ3
0,31を備えている。ドアスイッチ30は、ドア3が
開状態にあると、図2中のp点とr点を接続し、閉状態
にあると、p点とq点を接続する。ドアスイッチ31
は、ドア3が開状態にあると、図2中のx点とy点の間
を開き、閉状態にあると、x点とy点を接続する。ドア
開閉検知部32は、ドアスイッチ31の接続状態を検知
する。制御部25は、ドア開閉検知部32を介して、ド
ア3の開閉状態を検知する。
【0030】電子レンジ1は、交流電源40から制御部
25への電力の供給を制御するためのスイッチ20と、
スイッチ20の回路の開閉を切替える制御部用リレー2
2を備えている。制御部用リレー22は、制御部25に
接続されており、制御部25からの情報に基づいてスイ
ッチ20の開閉状態を変化させる。
【0031】ドア3が開状態とされると、p点とr点が
接続されることにより、交流電源40から制御部25へ
の電力の供給が開始される。これに応じて、制御部25
は、制御部用リレー22に、スイッチ20を閉状態にさ
せる。これにより、ドア3が閉状態とされて、p点とr
点の接続が解消されても、交流電源40から制御部25
への電力の供給は継続される。
【0032】その後、ドア3が閉状態とされると、p点
とq点が接続されることにより、交流電源40から高圧
トランス11への電力の供給が可能な状態となる。この
状態で、スタートキー62が押圧されることにより、マ
グネトロン10への通電が開始される。なお、ドアが開
状態にあれば、p点とq点は接続されないため、交流電
源40から高圧トランス11への電力の供給が不可能と
なり、スタートキー62が押圧されても、マグネトロン
10への通電は行なわれない。
【0033】上記のように、電子レンジ1では、ドア3
の開閉が行なわれ、スタートキー62が1回押圧される
と、マグネトロン10による加熱が開始される。なお、
電子レンジ1は、ドア3の開閉が行なわれてから所定時
間スタートキー62が押圧されない場合には、加熱禁止
状態に制御される。具体的には、制御部25は、ドア3
が閉状態とされてから、スタートキー62を押圧される
ことなく1分が経過すると、スタートキー62を1回押
圧されても、マグネトロン10による加熱を開始させな
い。
【0034】図3は、電子レンジ1を加熱禁止状態にす
ることを含めた、制御部25の処理内容を示す図であ
る。まず、ドア3が開状態とされ、電力が供給される
と、制御部25は、S1で、内蔵するマイクロコンピュ
ータ等の初期化を行なう。
【0035】次に、制御部25は、S2で、表示パネル
61において、初期画面を表示させる処理を行なう。図
4に、表示パネル61の表示例を示す。ここで、図4
(A)が、上記の初期画面に相当する。なお、表示パネ
ル61上には、加熱時間表示領域61aと加熱出力表示
領域61bとが設けられている。加熱出力表示領域61
bには、単数または複数の縦線が表示される。表示され
る縦線の数は、設定される加熱出力の大きさに比例し
て、増加する。
【0036】次に、制御部25は、S3で、ドア3が閉
状態とされたか否かを判断する。閉状態にされていない
と判断すると、S4に進む。制御部25は、1分という
時間を計時可能なタイマ(1分カウンタ)を備えてい
る。そして、制御部25は、S4で、上記のタイマのカ
ウントを初期化する処理と、後述する警告音および警告
表示を解除する処理とを行なって、S6に進む。一方、
S3で、ドア3が開状態であると判断すると、S5に進
む。制御部25は、S5で、上記のタイマを減算する処
理を行ない、S6に進む。
【0037】制御部25は、S6で、コントロールパネ
ル6のキースキャンを行ない、S7で、コントロールパ
ネル6上のキーが操作されたか否かを判断する。キーの
操作があれば、S8に進み、なければ、S13に進む。
【0038】制御部25は、S13で、調整つまみ63
のチェックを行ない、S14で、調整つまみ63が操作
されたか否かを判断する。操作されていないと判断すれ
ば、S2に戻り、操作されたと判断すれば、S15で、
操作に応じた加熱時間の設定を行なってS2に戻る。な
お、設定された加熱時間は、図4(B)に示すように、
加熱時間表示領域61aに表示される。
【0039】制御部25は、S8で、操作されたのがコ
ントロールパネル6の中の出力設定キー64であるか否
かを判断する。出力設定キー64であると判断すれば、
操作内容に応じて加熱出力を設定し、S2に戻る。な
お、設定された加熱出力は、図4(B)に示すように、
加熱出力表示領域61bに、縦線の数として表示され
る。
【0040】一方、S8で、操作されたのが出力設定キ
ー64ではないと判断すれば、S10で、スタートキー
62であるか否かを判断する。スタートキー62である
と判断すれば、S11に進み、スタートキー62ではな
いと判断すれば、S19に進み、操作されたキーに応じ
た処理を実行する。
【0041】S11では、制御部25は、ドア3が閉状
態であるか否かを判断し、閉状態であると判断すれば、
S12に進む。閉状態ではないと判断すれば、すなわち
開状態であると判断すれば、S2に戻る。
【0042】S12では、ドア3の開閉から1分以上が
経過しているか、すなわち、S5で減算を行なっていた
タイマ(1分カウンタ)のカウントが終了しているか否
かを判断する。まだ終了していないと判断すると、S2
0に進み、高圧トランス11に電力を供給することによ
り、マグネトロン10に電力を供給し、加熱を開始させ
る。終了していると判断すると、S 16に進み、スター
トキー62の操作が1回目であるか否かを判断する。
【0043】1回目であると判断すると、制御部25
は、S17で、「ピッピッピ」等の警告音を発生させる
とともに、表示パネル61に警告の表示を行なわせ、S
2に戻る。この場合の警告の表示とは、たとえば図4
(C)に示すように「door」という表示とすること
ができる。S17における警告の処理により、ユーザ
に、スタートキー62の操作が、ドア3の開閉から1分
以上経過してから初めて行なわれたことが報知される。
このような報知がなされることにより、ユーザに、加熱
を行なってもよい状態であるかを確認させることができ
る。通常、電子レンジ1では、加熱室5に食品等の被加
熱物がセットされれば、すぐにスタートキー62が操作
されて、加熱が開始されるからである。なお、このよう
な報知は、必ずしも音声と表示の両方で行なわれる必要
はない。表示のみであってもよいし、音声のみであって
もよい。
【0044】一方、S16で、スタートキー62の操作
が1回目ではないと判断すれば、すなわち、スタートキ
ー62が2回操作されたと判断すれば、S18で、S1
7における警告音および警告表示を解除した後、S20
に進み、マグネトロン10による加熱を開始させる。マ
グネトロン10による加熱が開始されると、図4(D)
に示すように、加熱の残り時間が、加熱時間表示領域6
1aに表示される。
【0045】以上説明した本実施の形態では、制御部2
5により、加熱手段への電力の供給を制御する制御手段
が構成されている。
【0046】また、以上説明した本実施の形態では、ス
タートキー62により、第1の態様で操作されることに
より、制御手段に、加熱手段への電力の供給を開始させ
る加熱開始手段が構成されている。なお、この場合の第
1の態様とは、1回押圧されることを意味する。
【0047】そして、以上説明した本実施の形態では、
制御部25は、ドア3の開閉から、すなわち、ドア3が
開状態にされた後閉状態とされてから、1分以上経過し
た場合(S12でYes判断時)に、スタートキー62
が1回ではなく2回押圧されることを条件として、加熱
を開始させる(S16〜S18)。これにより、所定条
件が成立した場合、制御手段が、加熱手段に電力を供給
しない加熱禁止制御を実行し、第1の態様とは異なる第
2の態様で加熱開始手段が操作されることを条件として
加熱手段への電力の供給を開始する旨が開示されている
ことになる。
【0048】なお、本実施の形態では、加熱装置の一例
として電子レンジを挙げたが、本発明はこれに限定され
るものではない。上記の加熱禁止制御を実行できるもの
であれば、トースターや電磁調理器、暖房機等にも適応
させることができる。
【0049】本実施の形態の電子レンジ1は、上記した
ように、時計としての機能を有している。なお、電子レ
ンジ1は、ユーザが、この時計機能を採用するか否かを
選択できるように構成されている。時計機能を採用する
旨の操作がなされなければ、電子レンジ1が使用されな
い状態が5分間継続すると、制御部25は、スイッチ2
0を開く。これにより、電子レンジ1において、当該制
御部25への通電が、自動的に、すなわち、ユーザが特
別な操作を行なうことなく、解除される。しかし、少な
くとも時計機能を採用する旨の操作がなされていれば、
上記のように制御部25への通電が自動的に解除される
ことはない。ここで、制御部25が自らへの通電を自動
的に解除する通電自動解除処理について、図5を参照し
つつ説明する。図5は、制御部25の通電自動解除処理
を説明するための図である。
【0050】まず、制御部25は、S31で、ドア3が
閉状態であるか否かを判断する。閉状態であると判断す
れば、S32に進み、閉状態ではないと判断すれば、S
36に進む。
【0051】そして、制御部25は、S32で、コント
ロールパネル6において加熱出力の設定等の何らかの設
定操作が行なわれているか否かを判断する。設定操作が
行なわれていると判断すればS36に進み、行なわれて
いないと判断すると、S33に進む。
【0052】そして、制御部25は、S33で、マグネ
トロン10が運転中であるか否かを判断する。なお、運
転中とは、通電され、加熱動作を実行していることを意
味する。運転中であると判断すれば、S36に進み、運
転中ではないと判断すれば、S34に進む。
【0053】そして、制御部25は、S34で、マグネ
トロン10の運転が中断中であるか否かを判断する。電
子レンジ1において、マグネトロン10が加熱時間とし
て設定された時間だけの加熱を実行する前に、加熱を終
了させるための操作(たとえばコントロールパネル6に
別途設けられたストップキーを押圧する操作)がなされ
ることなく所定のキーを操作されると、一時的にマグネ
トロン10への通電が中断される。このような状態を、
マグネトロン10の運転が中断中の状態という。そし
て、この状態が、電子レンジ1において、加熱動作の予
約がなされている状態に相当する。なお、この場合、再
度スタートキー62が1回押圧されると、マグネトロン
10が残りの加熱時間だけ加熱を実行する制御がなされ
る。S34で中断中であると判断すると、S36に進
み、中断中ではないと判断すると、S35に進む。
【0054】そして、制御部25は、S35で、コント
ロールパネル6上の所定のキー操作により、電子レンジ
1を時計として機能させる旨の設定がなされているか否
かを判断する。当該設定がなされていると判断すると、
S36に進み、なされていないと判断すると、S38に
進む。
【0055】制御部25は、上記の1分タイマとは別
に、5分という時間を計時可能なタイマ(5分カウン
タ)を備えている。そして、制御部25は、S36で、
タイマ(5分カウンタ)のカウントを初期化する処理を
行なって、S37に進む。
【0056】S37で、制御部25は、制御部用リレー
22にスイッチ20を閉状態にさせ、制御部25への通
電を継続させる処理を行ない、S31に戻る。
【0057】一方、制御部25は、S38で、上記のタ
イマ(5分カウンタ)を減算する処理を行ない、S39
に進む。
【0058】そして、制御部25は、S39で、S38
で減算を行なっていたタイマ(5分カウンタ)のカウン
トが終了しているか否かを判断する。なお、S39で、
タイマのカウントが終了することは、電子レンジ1にお
いて、時計として機能させる設定がなされず、ドア3が
閉状態であり、コントロールパネル6において何らの操
作もなされず、かつ、マグネトロン10の動作が中断も
実行もしていない状態のまま5分が経過したことに相当
する。S39で、タイマのカウントが終了したと判断す
ると、すなわち、上記の状態のまま5分が経過したと判
断すると、制御部25は、S40で、制御部用リレー2
2にスイッチ20を開状態にさせ、制御部25への通電
を停止させる処理を行なう。
【0059】一方、S39で、タイマのカウントがまだ
終了していないと判断すると、S37に進む。
【0060】電子レンジ1において、ドア3が閉状態で
あって、コントロールパネル6に何らの操作がなされ
ず、マグネトロン10が運転中でも運転の中断中でもな
く、かつ、電子レンジ1を時計として機能させる旨の設
定がなされていない状態が5分継続すれば、制御部25
への通電が自動的に停止される。ドア3が所定時間閉状
態のままにされるということは、加熱室5において被加
熱物の出し入れが所定時間行なわれないことを意味す
る。また、所定時間コントロールパネル6に何らの操作
がなされないこと、または、所定時間マグネトロン10
が運転中でも運転の中断中でもないことは、ユーザが、
所定時間、電子レンジ1に対して、加熱動作の実行を希
望しないことを意味する。したがって、電子レンジ1に
おいて上記のように制御部25への通電を自動的に停止
することは、制御部25への無駄な通電を回避すること
になる。
【0061】また、電子レンジ1において、ドア3が閉
状態であって、コントロールパネル6に何らの操作がな
されず、かつ、マグネトロン10が運転中でも運転の中
断中でもない場合でも、電子レンジ1を時計として機能
させる旨の設定がなされていれば、上記のような、制御
部25への自動的な通電の停止は行なわれない。これに
より、ユーザが電子レンジ1を時計として機能させたい
場合に、制御部25への通電が自動的に停止されて、制
御部25が時計として機能しなくなることを回避でき
る。
【0062】以上説明した本実施の形態では、S40の
処理により、制御手段が実行する自動給電停止処理が構
成されている。
【0063】また、以上説明した本実施の形態では、制
御部25が、S35において電子レンジ1を時計として
機能させる旨の設定がなされていると判断すると、S4
0の処理を実行しないことにより、制御手段が、操作部
に対して、所定条件の成立後に計時動作を実行させる旨
の情報が入力されている場合は、自動給電停止制御を実
行しない旨が開示されていることになる。
【0064】なお、本実施の形態では、制御手段の計時
機能の一例として、電子レンジ1の時計としての機能を
挙げたが、計時機能はこれに限定されない。電子レンジ
1を、所定時間後に自動的に加熱を開始させるタイマ機
能を有するものとして構成した場合の、タイマ機能も、
計時機能の例として挙げることができる。
【0065】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である電子レンジを示す図
である。
【図2】図1の電子レンジの電気的構成を示す図であ
る。
【図3】図1の電子レンジの制御部の処理内容を示す図
である。
【図4】図1の電子レンジの表示部の表示例を示す図で
ある。
【図5】図1の電子レンジの制御部の通電自動解除処理
の処理内容を示す図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ 3 ドア 5 加熱室 6 コントロールパネル 10 マグネトロン 12,20 スイッチ 30,31 ドアスイッチ 32 ドア開閉検知部 61 表示パネル 62 スタートキー 63 調整つまみ 64 出力設定キー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を供給されることにより、被加熱物
    を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段への電力の供給を制御する制御手段と、 第1の態様で操作されることにより、前記制御手段に、
    前記加熱手段への電力の供給を開始させる加熱開始手段
    とを含み、 前記制御手段は、所定条件が成立した場合、前記加熱手
    段に電力を供給しない加熱禁止制御を実行し、前記第1
    の態様とは異なる第2の態様で前記加熱開始手段が操作
    されることを条件として前記加熱手段への電力の供給を
    開始する、加熱装置。
  2. 【請求項2】 情報を報知する報知手段をさらに含み、 前記制御手段は、前記所定条件が成立した場合、前記第
    1の態様で前記加熱開始手段が操作されたときには、前
    記報知手段に、前記制御手段が前記加熱禁止制御を実行
    している旨を報知させる、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 被加熱物を収容する加熱室と、 前記加熱室を開閉するためのドアと、 前記ドアの開閉を検知する開閉検知手段とをさらに含
    み、 前記制御手段は、前記ドアの開閉が行なわれてから所定
    時間が経過するまでに、前記加熱開始手段が操作されな
    かった場合に、前記所定条件が成立したと判断する、請
    求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段と、 電力を供給されることにより、前記加熱手段の動作を制
    御する制御手段と、 前記制御手段に対して情報を入力するための操作部とを
    含み、 前記制御手段は、 計時動作が可能であり、 所定条件が成立した場合に、当該制御手段への電力の供
    給を停止する自動給電停止制御を実行することができ、 前記操作部に対して、前記所定条件の成立後に前記計時
    動作を実行させる旨の情報が入力されている場合は、前
    記自動給電停止制御を実行しない、加熱装置。
  5. 【請求項5】 被加熱物を収容する加熱室と、 前記加熱室を開閉するためのドアと、 前記ドアの開閉を検知する開閉検知手段とをさらに含
    み、 前記制御手段は、前記ドアの開閉、前記操作部への情報
    の入力、前記加熱手段による加熱動作、または、前記加
    熱手段による加熱動作の予約が所定時間なされない場合
    に、前記所定条件が成立したと判断する、請求項4に記
    載の加熱装置。
JP11078103A 1999-03-23 1999-03-23 加熱装置 Pending JP2000274695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11078103A JP2000274695A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11078103A JP2000274695A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000274695A true JP2000274695A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13652559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11078103A Pending JP2000274695A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000274695A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808278A (en) Electronic appliance and a sabbath mode therefor
US5932130A (en) Cooking device with demonstration mode
US6013908A (en) Cooking apparatus having automatically starting kitchen timer function
JP2009198013A (ja) 加熱調理器
KR100627931B1 (ko) 가열조리기
JP2000274695A (ja) 加熱装置
JPH06313561A (ja) 加熱調理器
JP3994932B2 (ja) 調理器
JP3234563B2 (ja) 調理器
JP2002278534A (ja) 電気機器
JP3397197B2 (ja) 調理器
JP2006112692A (ja) 加熱調理器
KR0149870B1 (ko) 전자레인지의 자동보온방법
JP3630932B2 (ja) 加熱調理装置
JP3675423B2 (ja) 調理器
JP2883367B2 (ja) 電子加熱調理機器
JP2007100994A (ja) 加熱調理器
JP2005114262A (ja) 高周波加熱装置
JPH07180845A (ja) 加熱調理器
JP2004286400A (ja) 加熱調理器
JP2005282977A (ja) 加熱調理器
KR100276027B1 (ko) 전자렌지의 조리중 시계 표시방법
JP2002005451A (ja) 調理器
JP2010133673A (ja) 加熱調理器
JP2004211934A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907