JP2004286046A - 無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】半径方向長さを短くして平面視形状をATやMTとほぼ同等とし、一種類の車台にAT,MTと混在して搭載可能な無段変速機を提供する。
【解決手段】駆動力が入力される駆動軸10と、駆動軸上に設けられた駆動プーリ11と、駆動力が出力される従動軸20と、従動軸上に設けられた従動プーリ21と、駆動軸および従動軸と平行に配置されたカウンタ軸30と、カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、駆動プーリより小径で、駆動プーリとの間に第1Vベルト12が巻きかけられた第1アイドラプーリ31と、カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、従動プーリより小径で、従動プーリとの間に第2Vベルト22が巻きかけられた第2アイドラプーリ32とを備える。駆動プーリおよび従動プーリにはそれぞれV溝幅を可変とする可変機構13,23が設けられ、第1アイドラプーリおよび第2アイドラプーリのV溝幅は一定である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用変速機などに用いられるVベルト式の無段変速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平9−177915号公報
現在、自動車用変速機としてVベルト式の無段変速機(CVT)の開発が進められ、一部実用化されている。CVTユニットは、駆動プーリと従動プーリという2個の大型のプーリを有するので、ユニット外形寸法が従来の自動変速機(AT)や手動変速機(MT)に比べて大きく異なる。
図8,図9はエンジン横置き式のFF車におけるパワーユニットを示し、図8はエンジンEとCVTとからなるパワーユニットの平面図および側面図、図9はエンジンEとAT(またはMT)とからなるパワーユニットの平面図および側面図を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図8,図9から明らかなように、CVTの場合には、車両前後方向の寸法LがATやMTに比べて長くなる。そのため、一種類の車台にAT,MTとCVTとを混在して搭載しようとすると、車体側に前後方向の大きな空スペースが必要となるが、軽自動車のような小型自動車の場合にはエンジンルームが小さいので、十分なスペースを確保できない。また、たとえスペースを確保できても、AT,MTとCVTとでは重心位置が異なるので、マウント位置の変更や、サスペンション機構のセッティング変更などの設計変更を必要とする。その結果、ユーザーの選択肢を制限し、商品の魅力を半減させると同時に、組み付けラインもCVT専用のラインを必要とするため、コスト上昇を招く欠点がある。
【0004】
特許文献1には、円錐プーリ対のそれぞれの回転軸線がエンジンのクランク軸に対して予め所定角度傾くように、円錐プーリ対を配置した無段変速機が提案されている。
この場合には、クランク軸の軸線に対する半径方向のスペースを小さくすることが可能である。
【0005】
しかしながら、特許文献1の無段変速機では、クランク軸の軸方向寸法が非常に長くなるので、FR式の自動車にしか適用できず、小型車の主流になっているFF横置き式の車両には適用できない。
また、各プーリの軸が傾いて配置されているので、その重心位置も既存の変速機と大きく異なり、CVT専用の設計が必要になるため、コスト上昇を招く。
【0006】
そこで、本発明の目的は、半径方向長さを短くして平面視形状をATやMTとほぼ同等とし、一種類の車台にAT,MTと混在して搭載可能な無段変速機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、駆動力が入力される駆動軸と、駆動軸上に設けられた駆動プーリと、駆動力が出力される従動軸と、従動軸上に設けられた従動プーリと、上記駆動軸および従動軸と平行に配置されたカウンタ軸と、上記カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、駆動プーリより小径で、駆動プーリとの間に第1Vベルトが巻きかけられた第1アイドラプーリと、上記カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、従動プーリより小径で、従動プーリとの間に第2Vベルトが巻きかけられた第2アイドラプーリとを備え、上記駆動プーリおよび従動プーリにはそれぞれV溝幅を可変とする可変機構が設けられ、上記第1アイドラプーリおよび第2アイドラプーリのV溝幅は一定であることを特徴とする無段変速機を提供する。
【0008】
駆動軸の回転速度は、駆動プーリから第1アイドラプーリに第1Vベルトを介して伝達される間に変速され、第2アイドラプーリから第2Vベルトを介して従動プーリに伝達される間にさらに変速される。第1アイドラプーリと第2アイドラプーリはV溝幅を可変できないプーリであるから、変速制御幅は駆動プーリと従動プーリとのV溝幅を相反方向に変化させる一般のCVTと同様である。しかし、駆動軸または従動軸とカウンタ軸との軸間距離は、アイドラプーリの直径を小さくできることから、一般のCVTにおける駆動軸と従動軸との軸間距離に比べて短くできる。つまり、半径方向寸法を短くして平面視形状をATやMTとほぼ同等とすることが可能になり、重心位置もATやMTとほぼ等しくできる。そのため、一種類の車台にAT,MTと混在してCVTを搭載できるようになる。
また、前段の変速部(駆動プーリと第1アイドラプーリ)と、後段の変速部(従動プーリと第2アイドラプーリ)との変速比を独立に制御することが可能であるため、より広範な変速制御が可能になる。
なお、本発明にかかるCVTは、FF車に限らず、FR車にも同様に適用できる。
【0009】
請求項2では、テンションローラによって第1Vベルトの緩み側を押圧してベルト張力を付与する第1テンショナ装置と、テンションローラによって第2Vベルトの緩み側を押圧してベルト張力を付与する第2テンショナ装置とを設けたものである。
例えば駆動プーリと第1アイドラプーリとに巻き掛けられたVベルトについてみると、駆動プーリのV溝幅が最小(ベルト巻き掛け径が最大)のときにはVベルトには殆ど弛みはないが、V溝幅が最大(ベルト巻き掛け径が最小)のときにはVベルトに大きな弛みが発生する。この大きな弛みを駆動プーリに設けた推力機構だけで吸収することは困難である。同様のことは、従動プーリと第2アイドラプーリとの間でも起こる。
そこで、本発明ではVベルトの緩み側を押圧してベルト張力を付与するテンションローラを、駆動プーリと第1アイドラプーリとの間、および従動プーリと第2アイドラプーリとの間にそれぞれ配置し、弛みを吸収して適正な張力を得るようにしている。
なお、テンションローラはVベルトを内側から押圧する方式と、外側から押圧する方式とがあり、いずれの方式を採用してもよい。
【0010】
請求項3のように、駆動軸と従動軸とを同一軸線上に配置し、駆動軸と従動軸との間に、両軸を断接するクラッチ手段を設けてもよい。
例えば、第1Vベルトあるいは第2Vベルトのいずれが破断したりすると、ベルト駆動ができず、車両用CVTの場合には走行不能になってしまう。
そこで、請求項3では、ベルト破断時には、駆動軸と従動軸とをクラッチ手段を介して機械的に直結することで、緊急脱出を可能としたものである。
【0011】
請求項4のように、第1アイドラプーリおよび第2アイドラプーリを、カウンタ軸に対して軸方向にスライド可能としてもよい。
すなわち、駆動プーリあるいは従動プーリの可動シーブが軸方向に移動してV溝幅が変更されたとき、これに伴ってVベルトが軸方向に変位するが、アイドラプーリをカウンタ軸に対して固定すると、Vベルトが斜行してしまい、Vベルトの耐久性を損なう。
そこで、アイドラプーリをカウンタ軸に対して軸方向にスライド可能とすることで、Vベルトが軸方向に変位した時、これに追随してアイドラプーリが軸方向にスライドし、Vベルトの斜行を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は本発明にかかるVベルト無段変速機の第1実施例を示す。
この無段変速機は、エンジントルク(駆動力)が入力される駆動軸10と、駆動軸10上に設けられた駆動プーリ11と、車輪に動力を伝える従動軸20と、従動軸20上に設けられた従動プーリ21と、駆動軸10および従動軸20と平行に配置されたカウンタ軸30と、カウンタ軸30上に一体回転可能に設けられ、駆動プーリ11より小径で、駆動プーリ11との間に第1Vベルト12が巻きかけられた第1アイドラプーリ31と、カウンタ軸30上に一体回転可能に設けられ、従動プーリ21より小径で、従動ーリ21との間に第2Vベルト22が巻きかけられた第2アイドラプーリ32とを備えている。この実施例では、駆動軸10と従動軸20とが同軸上に配置されている。
駆動プーリ11と、第1アイドラプーリ31と、その間に巻きかけられた第1Vベルト12とで前段の第1変速部1が構成され、従動プーリ21と、第2アイドラプーリ32と、その間に巻きかけられた第2Vベルト22とで後段の第2変速部2が構成されている。
【0013】
駆動プーリ11は、駆動軸10に対して固定された固定シーブ11aと、駆動軸10に対して軸方向に移動可能な可動シーブ11bと、可動シーブ11bを軸方向に作動させてV溝幅を可変とする可変機構13とが設けられている。この可変機構13としては、従来公知の油圧サーボやトルクカム機構などからなる推力機構のほか、電動モータと回転入力を軸方向変位に変換するストローク機構(例えば特許第3267596号公報参照)などを用いることができる。
【0014】
従動プーリ21も駆動プーリ11と同様の構成を有し、従動軸20に対して固定された固定シーブ21aと、従動軸20に対して軸方向に移動可能な可動シーブ21bと、可動シーブ21bを軸方向に作動させてV溝幅を可変とする可変機構23とが設けられている。
第1アイドラプーリ31および第2アイドラプーリ32は、公知の一定ベルト巻き掛け径を有する固定プーリであり、そのV溝幅は一定である。これらアイドラプーリ31,32の直径は、駆動プーリ11および従動プーリ21の直径より小さい。
【0015】
駆動軸10の端部、特に駆動プーリ11の固定シーブ11aの背後には、第1テンショナ装置14が設けられている。このテンショナ装置14は、駆動軸10を中心として回転自在なテンショナアーム15と、テンショナアーム15の一端部に回転自在に取り付けられ、Vベルト12の弛み側に接するテンションローラ16と、テンションローラ16がVベルト12に圧接する方向にテンショナアーム15を回動付勢するスプリング17とで構成されている。
図3の(a)に示すように、駆動プーリ11のV溝幅が最小(ベルト巻き掛け径が最大)のときには、Vベルト12の弛みが少ないので、テンションローラ16がVベルト12を外側へ大きく変位させる必要はないが、(b)のようにV溝幅が最大(ベルト巻き掛け径が最小)のときにはVベルト12に大きな弛みが発生するので、テンションローラ16がVベルト12を外側へ大きく変位させる必要がある。テンショナ装置14はこのようなVベルト12の大きな弛みを吸収できるので、滑りを発生させない適正なベルト張力を付与することができる。
【0016】
従動軸20の端部にも、第1テンショナ装置14と同様な第2テンショナ装置24が設けられている。すなわち、第2テンショナ装置24は、従動プーリ21の固定シーブ21aの背後に突出する従動軸20上に、従動軸20を中心として回転自在に取り付けられたテンショナアーム25と、テンショナアーム25の一端部に回転自在に取り付けられ、Vベルト22の弛み側に接するテンションローラ26と、テンションローラ26がVベルト22に圧接する方向にテンショナアーム25を回動付勢するスプリング27とで構成されている。なお、Vベルト22の弛み側を押圧する必要があるので、図2に示すように、第2テンショナ装置24のテンションローラ26は第1テンショナ装置14のテンションローラ16に対して、上下反対位置に配置されている。
【0017】
この実施例では、テンショナアーム15,25の回動中心を駆動軸10および従動軸20としたが、駆動軸10および従動軸20とは異なる軸を回動中心としてもよい。
また、スプリング17,27は引張りバネである必要はなく、圧縮バネあるいは捩りバネであってもよい。さらに、ばね力に加えて、あるいはばね力に代えて、油圧シリンダやアシストモータなどの別のアクチュエータによってテンショナアーム15,25を回動付勢してもよい。
Vベルト12,22としては、公知のブロック式Vベルトを使用できる。油で潤滑する湿式ベルトでもよいし、乾式ベルトでもよい。
【0018】
図4に示すように、アイドラプーリ31,32が駆動プーリ11や従動プーリ21に比べて小径なプーリであるから、駆動軸10とカウンタ軸30との軸間距離、および従動軸20とカウンタ軸30との軸間距離を一般のCVTにおける駆動軸と従動軸との軸間距離に比べて短くできる。つまり、第1,第2の変速部1,2の半径方向寸法L1を既存のCVTにおける半径方向寸法L2に比べて短縮できる。
例えばFFエンジン横置き式自動車の場合、駆動軸10,従動軸20およびカウンタ軸30は車幅方向に配置されるが、上記のように半径方向寸法L1を短縮できることから、その車体前後方向の長さを短縮できる。一方、軸方向寸法は増大するが、その分だけ既存のATやMTに近づけることができる。その結果、外形形状だけでなく、重心位置もAT,MTとほぼ同様に設定できるので、ATまたはMT用の車台にCVTを混在使用可能となる。
また、軽自動車のようなエンジンルームのスペースが小さい車両にも格別な設計変更なしで搭載することが可能である。
【0019】
駆動軸10の回転速度は、駆動プーリ11から第1アイドラプーリ31に第1Vベルト12を介して伝達される間に変速され、第2アイドラプーリ32から第2Vベルト22を介して従動プーリ21に伝達される間にさらに変速される。例えば、図1のように駆動プーリ11のV溝幅が最大で、従動プーリ21のV溝幅が最小の場合、変速比は最大(Low)となる。逆に、駆動プーリ11のV溝幅が最小で、従動プーリ21のV溝幅が最大の場合、変速比は最小(High)となる。
第1アイドラプーリ31と第2アイドラプーリ32はV溝幅を可変できないプーリであるから、変速比の可変幅は一般のCVTと同様であるが、駆動プーリ11および従動プーリ21のV溝幅は独立して可変可能であるから、変速制御の自由度を増大させることができる。例えば、一方の変速部の変速比を固定しながら、他方の変速部の変速比だけを制御することで、細やかな変速制御が可能である。
【0020】
図5,図6は本発明にかかるVベルト無段変速機の第2実施例を示す。
この実施例は、第1アイドラプーリ31および第2アイドラプーリ32を、カウンタ軸30に対して軸方向にスライド可能としたものである。そのため、カウンタ軸30にスプライン溝33を設け、これに対応して第1アイドラプーリ31および第2アイドラプーリ32にはスプライン穴(図示せず)が設けられている。図5は最低速比(Low)、図6は最高速比(High)を示す。図から明らかなように、駆動プーリ11および従動プーリ21の可動シーブが軸方向に移動してV溝幅が変更されたとき、これに伴ってVベルト12,22が軸方向に変位する。アイドラプーリ31,32がカウンタ軸30に対して固定されていると、Vベルト12,22が斜行してしまい、Vベルトの耐久性を損なう。
この実施例では、アイドラプーリ31,32をカウンタ軸30に対して軸方向にスライド可能としてあるので、Vベルト12,22が軸方向に変位するにつれてアイドラプーリ31,32も軸方向にスライドし、Vベルト12,22の斜行を防止できる。
【0021】
図7は本発明にかかるVベルト無段変速機の第3実施例を示す。
この実施例では、駆動軸10と従動軸20とを同一軸線上に配置するとともに、駆動軸10と従動軸20との間に、両軸を断接するクラッチ手段40を設けたものである。クラッチ手段としては、湿式多板クラッチ、乾式単板クラッチ、電磁粉式クラッチなど如何なるクラッチを用いてもよい。
例えば、第1Vベルト12あるいは第2Vベルト22のいずれが破断したりすると、ベルト駆動ができず、車両用CVTの場合には走行不能になってしまう。そのような場合には、クラッチ手段40を締結し、駆動軸10と従動軸20とを機械的に直結することで、緊急脱出が可能になる。
但し、この場合には、駆動軸10とエンジンとの間、あるいは従動軸20と車輪との間に最低速比(Low)付近のギヤ比を設けることで、発進から低速走行を行うことができる。
【0022】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、FF横置き式車両に適用する例を示したが、FR車にも適用可能であることは言うまでもない。
駆動軸10と従動軸20とは同一軸線上に配置する必要は必ずしもなく、例えば駆動軸10をエンジントルクを入力し易い位置に配置し、従動軸20を車輪にトルクを伝達しやすい位置に配置することも可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に係る発明によれば、駆動プーリと第1アイドラプーリとからなる前段の変速部と、第2アイドラプーリと従動プーリとからなる後段の変速部とを設け、第1アイドラプーリと第2アイドラプーリとを同軸上に配置するとともに、アイドラプーリを駆動プーリおよび従動プーリに比べて小径なプーリとしたので、前後段の各変速部の半径方向寸法を既存のCVTにおける半径方向寸法に比べて短縮できる。一方、軸方向寸法は増大するが、それだけ、外形形状および重心位置をAT,MTに近づけることができ、ATまたはMT用の車台にCVTを混在使用可能となる。ユーザーの選択肢が広がり、商品の魅力を向上させると同時に、組み付けラインもCVT専用のラインを必要としないので、コストを低減することができる。
また、前段の変速部(駆動プーリと第1アイドラプーリ)と、後段の変速部(従動プーリと第2アイドラプーリ)との変速比を独立に制御することが可能であるため、より細やかな変速制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる無段変速機の第1実施例の平面図である。
【図2】図1に示す無段変速機の正面図である。
【図3】図1の無段変速機における最低速比および最高速比のA−A線矢視図である。
【図4】図1に示す無段変速機と既存の無段変速機との寸法比較図である。
【図5】本発明にかかる無段変速機の第2実施例の最低速比における平面図である。
【図6】図5に示す無段変速機の最高速比における平面図である。
【図7】本発明にかかる無段変速機の第3実施例の平面図である。
【図8】一般的なエンジン横置き式のFF車におけるCVTパワーユニットの平面図および側面図である。
【図9】一般的なエンジン横置き式のFF車におけるAT(またはMT)パワーユニットの平面図および側面図である。
【符号の説明】
1 前段の変速部
2 後段の変速部
10 駆動軸
11 駆動プーリ
12 第1Vベルト
13 可変機構
14 第1テンショナ装置
20 従動軸
21 従動プーリ
22 第2Vベルト
23 可変機構
24 第2テンショナ装置
30 カウンタ軸
31 第1アイドラプーリ
32 第2アイドラプーリ

Claims (4)

  1. 駆動力が入力される駆動軸と、駆動軸上に設けられた駆動プーリと、駆動力が出力される従動軸と、従動軸上に設けられた従動プーリと、上記駆動軸および従動軸と平行に配置されたカウンタ軸と、上記カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、駆動プーリより小径で、駆動プーリとの間に第1Vベルトが巻きかけられた第1アイドラプーリと、上記カウンタ軸上に一体回転可能に設けられ、従動プーリより小径で、従動プーリとの間に第2Vベルトが巻きかけられた第2アイドラプーリとを備え、
    上記駆動プーリおよび従動プーリにはそれぞれV溝幅を可変とする可変機構が設けられ、
    上記第1アイドラプーリおよび第2アイドラプーリのV溝幅は一定であることを特徴とする無段変速機。
  2. テンションローラによって第1Vベルトの緩み側を押圧してベルト張力を付与する第1テンショナ装置と、テンションローラによって第2Vベルトの緩み側を押圧してベルト張力を付与する第2テンショナ装置とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機。
  3. 上記駆動軸と従動軸とが同一軸線上に配置されており、
    上記駆動軸と従動軸との間に、両軸を断接するクラッチ手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の無段変速機。
  4. 上記第1アイドラプーリおよび第2アイドラプーリは、上記カウンタ軸に対して軸方向にスライド可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無段変速機。
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