JP2019086130A - 車両用vベルト式無段変速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】Vベルト及び各プーリ間の摩擦力を車両の運転状態に応じて制御でき,しかも仮に車両の運転中,ばね荷重制御機構が非通電状態となっても,Vベルトに大きな滑りが発生せず,運転の継続を可能にする車両用Vベルト式無段変速装置を提供する。【解決手段】弾性部材30は,その一端が軸方向に移動不能の固定端とされ,他端が第2可動プーリ半体6bに弾発係合する可動端とされることで,第2可動プーリ半体6bを第2固定プーリ半体側に付勢するばね荷重を発揮する。ばね荷重制御機構33は,電動アクチュエータ35と,その出力を弾性部材30の可動端側に伝達して,その出力の増・減に応じて弾性部材30の第2可動プーリ半体6bに与える有効ばね荷重を減・増させるアクチュエータ出力伝達機構36とを備える。【選択図】 図2
Description
本発明は,Vベルトが巻き掛けられる駆動プーリ及び従動プーリ間の変速比を無段階に制御するようにした,車両用Vベルト式無段変速装置に関する。
従来,車両用Vベルト式無段変速装置において,特許文献1に開示されるように,入力軸に連結される第1固定プーリ半体,及び該第1固定プーリ半体との間に画成される第1ベルト溝の有効径を変えるように前記入力軸上を軸方向に移動し得る第1可動プーリ半体を有する駆動プーリと,出力軸に連結される第2固定プーリ半体,及び該第2固定プーリ半体との間に画成される第2ベルト溝の有効径を変えるように前記出力軸上を軸方向に移動し得る第2可動プーリ半体を有する従動プーリと,前記第1及び第2ベルト溝に巻き掛けられるVベルトと,前記第1可動プーリ半体を軸方向にシフトすることで前記駆動プーリ及び従動プーリ間の変速比を制御する変速制御機構と,前記従動軸の軸線に沿って移動し得る可動座部材と前記第2可動プーリ半体との間に縮設され,第2可動プーリ半体を前記第2固定プーリ半体側に付勢する弾性部材と,該弾性部材のばね荷重を増・減させるため,該弾性部材の圧縮量を増・減させるように前記可動座部材を移動させる電動式のばね荷重制御機構とを備えるものが知られている。
こうしたものでは,前記ばね荷重制御機構が,車両の運転状態に応じて弾性部材の第2可動プーリ半体に与える圧縮ばね荷重を制御することができる。例えば,弾性部材の圧縮ばね荷重を,変速比のローレシオ時に最大に,またトップレシオ時に最小に制御して,従動プーリのVベルトに対する挟圧力,延いては従動プーリ,Vベルト及び従動プーリの各間の摩擦力を,種々の変速状態の要求トルクに対応したものとなし,伝動効率の向上を図ると共に,Vベルト及び各プーリ間の摩擦力の過度の増加を抑制して動力損失を少なくすることができる。
ところで,上記従来のものでは,電動式のばね荷重制御機構が,その非通電時には,前記弾性部材の伸長を許容して,その圧縮ばね荷重を最小にするようになっている。このため,車両の運転中,電動式のばね荷重制御機構が何らかの理由により非通電状態になると,前記弾性部材の圧縮ばね荷重は最小となって,Vベルト及び各プーリ間の摩擦力が不足変化する。このため,変速比が比較的大きい低速運転時には,Vベルトの滑りが多くなって,伝動効率の著しい低下を招くことになる。
また,従来の車両用Vベルト式無段変速装置においては,特許文献2に開示されるように,第1可動プーリ半体及び第2可動プーリ半体を対角線上に配置し,変速制御機構により,第1可動プーリ半体及び第2可動プーリ半体を強制的に同期作動して,駆動プーリ及び従動プーリ間の変速比を制御すると共に,弾性部材のばね荷重により第2可動プーリ半体を第2固定プーリ半体側に付勢するようにしたものが知られている。
こうしたものでは,第1及び第2可動プーリ半体にシフト力が加わらない変速制御機構の非作動時には,前記弾性部材のばね荷重により第2可動プーリ半体が第2固定プーリ半体側に押圧されることで,第2可動プーリ半体及び第2固定プーリ半体によりVベルトを挟圧し得るものの,車両の発進後,変速制御機構が作動して第1及び第2可動プーリ半体を,弾性部材のばね荷重に抗して低変速比側にシフトすると,最早,弾性部材による第2可動プーリ半体の第2固定プーリ半体側への付勢力は失われることになる。したがって,特許文献2に記載のものでは,Vベルト及び各プーリ間の摩擦力を車両の運転状態に応じて制御することはできない。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,Vベルト及び各プーリ間の摩擦力を車両の運転状態に応じて制御できて,伝動効率の向上及び動力損失の低減を図ることができると共に,仮に車両の運転中,電動式のばね荷重制御機構が非通電状態となっても,Vベルトに大きな滑りが発生せず,運転の継続を可能にする車両用Vベルト式無段変速装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明では,入力軸に連結される第1固定プーリ半体,及び該第1固定プーリ半体との間に画成される第1ベルト溝の有効径を変えるように前記入力軸上を軸方向に移動し得る第1可動プーリ半体を有する駆動プーリと,出力軸に連結される第2固定プーリ半体,及び該第2固定プーリ半体に画成される第2ベルト溝の有効径を変えるように前記出力軸上を軸方向に移動し得る第2可動プーリ半体を有する従動プーリと,前記第1及び第2ベルト溝に巻き掛けられるVベルトと,前記第1可動プーリ半体を軸方向にシフトすることで前記駆動プーリ及び従動プーリ間の変速比を制御する変速制御機構と,前記第2可動プーリ半体を前記第2固定プーリ半体側に付勢するばね荷重を発揮して前記第2固定プーリ半体及び前記第2可動プーリ半体による挟圧力を前記Vベルトに付与する弾性部材と,該弾性部材のばね荷重を制御するばね荷重制御機構とを備える,車両用Vベルト式無段変速装置であって,前記弾性部材は,その一端が軸方向に移動不能の固定端とされ,その他端が前記第2可動プーリ半体又は該第2可動プーリ半体に連動する連動部材に弾発係合する可動端とされることで,前記第2可動プーリ半体を前記第2固定プーリ半体側に付勢するばね荷重を発揮し,前記ばね荷重制御機構は,電動アクチュエータと,前記電動アクチュエータの出力を前記弾性部材の前記可動端側に伝達して,その出力の増・減に応じて前記弾性部材の前記可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を減・増させるアクチュエータ出力伝達機構とを有し,前記電動アクチュエータには,該電動アクチュエータの出力を制御する電子制御ユニットが接続されることを第1の特徴とする。
尚,前記弾性部材は,後述する本発明の実施例中のコイルばね30に対応し,前記電動アクチュエータは電動モータ35に対応し,前記アクチュエータ出力伝達機構はモータ出力伝達機構36に対応し,前記連動部材は雄ねじ軸41に対応する。
また本発明では,第1の特徴に加えて,前記電子制御ユニットは,前記電動アクチュエータ出力を,前記変速比がローレシオとトップレシオとの間で増・減するのに応じて減・増させるように構成されることを第2の特徴とする。ここでは,トップレシオは変速比1.0もしくはその近傍値を指すものとする。
また本発明では,第2の特徴に加えて,前記電子制御ユニットは,前記電動アクチュエータ出力を,前記入力軸の回転数の増・減に応じて減・増するように構成されることを第3の特徴とする。
さらに本発明では,第2又は第3の特徴に加えて,前記制御機構は,前記電動アクチュエータの出力を,前記入力軸のトルクの増・減に応じて減・増するように構成されることを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,電子制御ユニットにより制御される電動アクチュエータの出力は弾性部材の可動端側に,その弾性部材のばね荷重を減少させるように伝達される。したがって,車両の運転状態に応じて,電動アクチュエータの出力を増・減することにより,弾性部材の第2可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を減・増させることができ,Vベルト及び駆動,従動各プーリ間の摩擦力を所望通りに制御して,伝動効率の向上及び動力損失の低減に寄与することができる。
しかも,電動アクチュエータの出力の減少に応じて弾性部材の有効ばね荷重が増加することは,電動アクチュエータの出力がゼロになると,弾性部材の有効ばね荷重が最大となることであるから,車両の運転中,仮に電動アクチュエータが非通電状態になっても,即ちその出力がゼロになっても,必然的に弾性部材の有効ばね荷重が最大となり,Vベルトに大きな滑りが発生せず,車両の運転を継続することができる。
第2の特徴によれば,電子制御ユニットは,電動アクチュエータの出力を,変速比がローレシオとトップレシオとの間で増・減するのに応じて減・増させるので,弾性部材の第2可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を変速比の増・減に応じて増・減させることができる。これによりVベルト及び駆動,従動各プーリ間の摩擦力は変速時の要求トルクに対応したものとなり,伝動効率の向上及び動力損失の低減に寄与することができる。
本発明の第3の特徴によれば,電子制御ユニットは,電動アクチュエータの出力を,入力軸の回転数の増・減に応じて減・増させるので,弾性部材の第2可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を,入力軸の回転数の増・減に応じて増・減させることもできる。これにより,車両の高速運転時には,弾性部材の有効ばね荷重を増加させて,Vベルトの遠心力による伸びに起因する滑りを抑え,伝動効率の低下を防ぐことができる。
本発明の第4の特徴によれば,電子制御ユニットは,電動アクチュエータ出力を,入力軸のトルクの増・減に応じて減・増するので,弾性部材の第2可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を,入力軸のトルクの増・減に応じて増・減させることもできる。これにより,原動機の高負荷運転時には,弾性部材の有効ばね荷重を増加させて,Vベルトの高負荷による滑りを抑え,伝動効率の低下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
先ず,本発明の実施例1について,図1〜図4により説明する。
図1において,車両としての自動二輪車に搭載されるパワーユニットUは,内燃機関及び電動モータを含む原動機Eと,この原動機Eの動力を変速して自動二輪車の後輪(図示せず)に伝達するVベルト式無段変速装置Mとより構成される。
Vベルト式無段変速装置Mは,原動機Eのケーシング1の一側に連設されるミッションケース2を有する。このミッションケース2内には,原動機Eより駆動される入力軸3と,自動二輪車の後輪に連なる出力軸4とが平行に配設され,これら入力軸3及び出力軸4にそれぞれ取り付けられる駆動プーリ5及び従動プーリ6のそれぞれの第1ベルト溝7及び第2ベルト溝8にVベルト9が巻き掛けられる。
前記駆動プーリ5は,第1固定プーリ半体5aと,それとの間に断面V字状の前記第1ベルト溝7を画成する第1可動プーリ半体5bとよりなっており,その第1固定プーリ半体5aは,入力軸3の外周に嵌合される案内カラー10と,入力軸3の先端部に螺合するナット11とにより入力軸3上に固定される。第1可動プーリ半体5bは,第1固定プーリ半体5aと反対方向に延びるボス12を中心部に有しており,このボス12が前記案内カラー10に軸方向摺動可能に嵌合支持される。上記ボス12には,第1可動プーリ半体5bを軸方向にシフトし得る公知の電動式の変速制御機構14が連結される。
この変速制御機構14は,上記ボス12に第1ボールベアリング15を介して連結されるシフトアーム16を有しており,このシフトアーム16を入力軸3の軸方向に移動することにより,第1可動プーリ半体5bをシフトして第1ベルト溝7の有効径(=駆動プーリ8におけるVベルト9の巻き掛け径),延いては駆動プーリ5及び従動プーリ6間の変速比を無段階に制御することができる。変速制御機構14は,後述する電子制御ユニット37(図3参照)により作動を制御されるようになっている。
上記のように第1可動プーリ半体5bをシフトするためには,電動式の変速制御機構14に代えて遠心式の変速制御機構を用いてもよく,また電動式,遠心式の両方を併用することもできる。
図1及び図2において,前記出力軸4は,その左右両端部がミッションケース2に第2ボールベアリング18及び第3ボールベアリング19を介して支持される。この出力軸4には,第2ボールベアリング18側から短軸カラー20,第4ボールベアリング21,長軸カラー22及び,後述する発進クラッチ23のドラムボス48aが順次嵌合して配置される。その際,ドラムボス48aは出力軸4にスプライン結合される。
前記従動プーリ6は,第2固定プーリ半体6aと,それとの間に断面V字状の前記第2ベルト溝8を画成する第2可動プーリ半体6bとよりなっており,これら第2固定プーリ半体6a及び第2可動プーリ半体6bと,前記第1固定プーリ半体5a及び第1可動プーリ半体5bとは対角関係位置に配置される。
上記第2固定プーリ半体6aは,前記長軸カラー22を囲繞する内側プーリ軸25を中心部に一体に有しており,この内側プーリ軸25の一端部は前記第4ボールベアリング21を介して出力軸4に回転可能且つ軸方向移動不能に支持され,その他端部はニードルベアリング17を介して前記ドラムボス48aに回動可能に支持される。一方,第2可動プーリ半体6bは,内側プーリ軸25に回転及び軸方向移動可能に嵌合支持される外側プーリ軸26を中心部に一体に有している。したがって,第2可動プーリ半体6bは,第2固定プーリ半体6aに対して軸方向に移動することにより,第2ベルト溝8の有効径(=従動プーリ6におけるVベルト9の巻き掛け径)を変えることができる。
前記外側プーリ軸26には,第2可動プーリ半体6bに隣接する第5ボールベアリング24のインナレースが第1ナット27により固定され,この第1ナット27の外端により可動ばね座28が支承される。一方,外側プーリ軸26の端部には第2ナット31により支持板32が固着され,この支持板32には,前記可動ばね座28に対向する固定ばね座29が支承される。そしてこれら可動ばね座28及び固定ばね座29間には,コイルばね30が所定のセット荷重をもって縮設される。このコイルばね30において,固定ばね座29に支持される一端が軸方向移動不能の固定端,可動ばね座28に支持される他端が,第2可動プーリ半体6bと共に軸方向に移動し得る可動端となる。而して,コイルばね30は,第2可動プーリ半体6bに,これを第2固定プーリ半体6a側に付勢するばね荷重を与える。このばね荷重をもって第2可動プーリ半体6bは,第2固定プーリ半体6aと協働してVベルト9に挟圧力を与える。
前記第5ボールベアリング24には,コイルばね30の,第2可動プーリ半体6bを第2固定プーリ半体6a側に付勢する有効ばね荷重を制御し得るばね電動式のばね荷重制御機構33が連結される。
このばね荷重制御機構33は,前記第5ボールベアリング24を介して第2可動プーリ半体6bに連結されるスラストアーム34と,ミッションケース2に出力軸4と平行に取り付けられる電動モータ35と,この電動モータ35の回転出力を推力に変換して上記スラストアーム34に伝達するモータ出力伝達機構36とを備えており,上記電動モータ35には,その出力を制御する電子制御ユニット37(図3参照)が接続される。
上記モータ出力伝達機構36は,出力軸4と平行にしてミッションケース2に軸方向移動不能に支持される雌ねじ軸40と,この雌ねじ軸40に電動モータ35の回転出力を減速して伝達する減速ギヤ列42と,雌ねじ軸40に螺合しながらミッションケース2及び雌ねじ軸40に軸方向摺動可能に支持される雄ねじ軸41とよりなっており,雄ねじ軸41の一端部がジョイントピン43を介してスラストアーム34の先端部に連結される。これによりスラストアーム34の外側プーリ軸26周りの回動が阻止され,同時に雄ねじ軸41の回転が阻止される。
上記雌ねじ軸40及び雄ねじ軸41では,回転力及び推力を相互に変換して伝達し得るように,ねじのリード角が比較的大きく設定され,もしくはボールねじが採用される。
前記外側プーリ軸26には,その軸線に対して傾斜したトルクカム溝45が設けられ,このトルクカム溝45に摺動可能に係合するトルクピン46が前記内側プーリ軸25に固着され,これらトルクカム溝45及びトルクピン46を介して第2固定及び可動プーリ半体6a,6b間でトルクの伝達が行われる。而して,原動機Eの加速運転に伴ない第2固定及び可動プーリ半体6a,6b間に大なるトルクが発生したとき,トルクカム溝45及びトルクピン46は相互に滑りを生じて,第2可動プーリ半体6bを第2固定プーリ半体6a側に押動し,変速比を増加させるようになっている。トルクカム溝45は,前記可動ばね座28に連設される円筒カバー28aで覆われる。
前記発進クラッチ23は公知のもので,出力軸4にプライン嵌合したドラムボス48aを中心部に有するクラッチドラム48と,前記外側プーリ軸26に固着されてクラッチドラム48に内に配置される駆動板49と,この駆動板49に拡径及び縮径揺動可能に軸支されてクラッチドラム48の内周面に接離し得るクラッチシュー50と,このクラッチシュー50を,一定のセット荷重をもって縮径方向内方に付勢するクラッチばね51とより構成される。而して,発進クラッチ23は,従動プーリ6より駆動される駆動板49の回転数が所定値以上に回転すると,クラッチシュー50がクラッチばね51のセット荷重に抗して拡径揺動し,クラッチドラム48の内周面に摩擦連結することで,接続状態となり,従動プーリ6及び出力軸4間を連結するようになっている。
次に,図3に示すように,前記電子制御ユニット37には,第1可動プーリ半体5bの位置(=変速比)を検出する変速比センサ53,入力軸3の回転数(=原動機回転数)を検出する入力回転数センサ54,出力軸4の回転数(=車速)を検出する出力回転数センサ55及び,車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサ56の各出力信号が入力される。尚,変速比は,入力回転数センサ54及び出力回転数センサ55の出力信号より演算することもでき,この場合は前記変速比センサ53を省略することができる。
図4は,変速比λ及びコイルばね30の有効ばね荷重f(コイルばね30の全ばね荷重のうち,従動プーリ6によるVベルト9の挟圧に関与するばね荷重)の要求特性を示す線図である。図4において,線Aは,変速比λがローレシオL(最大値,例えば2.6)とトップレシオT(1.0もしくはその近傍値)との間で増・減するのに応じて,有効ばね荷重fが比例的に増・減する特性を表し,線Bは,変速比λがトップレシオTとオーバトップレシオOT(例えば0.8)との間で増・減するのに応じて,有効ばね荷重fが線Aよりも緩勾配で比例的に増・減する特性を表し,線Cは,変速比λがトップレシオTとオーバトップレシオOTとの間で増・減するのに応じて,有効ばね荷重fがトップレシオTの時の値を維持する特性を表し,線Dは,変速比λがトップレシオTとオーバトップレシオOTとの間で増・減するのに応じて,有効ばね荷重fが減・増する特性を表す。ここで,線Aは各種自動二輪車に共通した特性であり,線B〜Cは自動二輪車の仕様や特性等に応じて選択される特性である。
前記電子制御ユニット37には,上記要求特性を満足させるべく電動モータ35の出力を制御するための,図5に示すマップ52が設けられる。
上記マップ52によれば,電子制御ユニット37は,前記線Aに対応して線aで示すように,変速比λがローレシオLとトップレシオTとの間で増・減するのに応じて,電動モータ35の出力pをゼロと所定値との間で減・増させ,また前記線B,C,Dにそれぞれ対応して線b,c,dに示すように,変速比λがトップレシオTとオーバトップレシオOTとの間で増・減するのに応じて,電動モータ35の出力pを緩やかに増・減させ,又はトップレシオTの時の値を維持させ,又は減・増させる。
さらに電子制御ユニット37は,入力回転数センサ54の信号に基づき,入力軸3の回転数が増・減するのに応じて,電動モータ35の出力を減・増させるように構成される。
さらにまた電子制御ユニット37は,アクセル開度センサ56の信号に基づき,原動機Eの負荷が増・減するのに応じて,電動モータ35の出力を減・増させるように構成される。
次に,この実施例1の作用について説明する。
原動機Eが作動すると,その動力は,入力軸3から駆動プーリ5及びVベルト9を介して従動プーリ6へと伝達する。そしてこの従動プーリ6の回転数が所定値以上になると,発進クラッチ23が自動的に接続状態になるので,従動プーリ6に伝達された動力は遠心クラッチ23を介して出力軸4へ,さらに図示しない減速ギヤ装置を経て,自動二輪車の後輪へと伝達し,自動二輪車は発進する。
ところで,従動プーリ6の第2可動プーリ半体6bは,コイルばね30のばね荷重を第5ボールベアリング24を介して受けて,第2固定プーリ半体6a側に常時付勢されており,これにより第2固定及び可動プーリ半体6a,6bは協働してVベルト9を挟圧する。これに伴ないVベルト9に張りが与えられことで,第1固定及び可動プーリ半体5a,5bも協働してVベルト9を挟圧することになる。その結果,従動プーリ6,Vベルト9及び駆動プーリ5の各間にはトルク伝達に必要な摩擦が常時発生することになる。
動力伝達中,電動式変速制御機構14は,入力回転数センサ54,出力回転数センサ55及びアクセル開度センサ56等の出力信号に基づいて,電子制御ユニット37によって作動を制御され,シフトアーム16により駆動プーリ5の第1可動プーリ半体5bを軸方向にシフトする。これにより,駆動プーリ5及び従動プーリ6の有効径が変化し,両プーリ5,6間の変速比をローレシオ,トップレシオ,オーバトップレシオへと無段階に減少させたり,オーバトップレシオ,トップレシオ,ローレシオへと無段階に増加させたりすることができる。
一方,ばね荷重制御機構33では,電動モータ35の出力が電子制御ユニット37により制御され,その出力は,減速ギヤ列42により増幅されて雌ねじ軸40に,そして雄ねじ軸41を介してスラストアーム34に推力として伝達し,さらに第5ボールベアリング24及び可動ばね座28を介してコイルばね30の可動端に伝達して,コイルばね30のばね荷重に対抗する。その際,スラストアーム34の推力がコイルばね30のばね荷重を上回らないように,電動モータ35の出力は規制される。その結果,コイルばね30の,従動プーリ6によるVベルトの挟圧に関与する有効ばね荷重は,スラストアーム34の推力分だけ減少する。
したがって,電動モータ35の出力の増・減は,スラストアーム34がコイルばね30の可動端に及ぼす推力の増・減を生じさせ,コイルばね30の有効ばね荷重を減・増させることになる。
さて,電子制御ユニット37は,図4のマップ52に従い前述のように,変速比λがローレシオLとトップレシオTとの間で増・減するときは,電動モータ35の出力pを減・増させる。したがって,コイルばね30の有効ばね荷重fを変速比λの増・減に応じて増・減させることができ,従動プーリ6,Vベルト9及び駆動プーリ5の各間の摩擦力を変速時の要求トルクに対応させ得て,伝動効率の向上を図ると共に,上記摩擦力の過度の増加を抑えて動力損失の低減を図ることができる。
また電子制御ユニット37は,電動モータ35の出力を,入力軸3の回転数,即ち原動機Eの回転数の増・減に応じて減・増させるので,コイルばね30の有効ばね荷重を,入力軸3の回転数の増・減に応じて増・減させることもできる。これにより,原動機Eの高回転時には,コイルばね30の有効ばね荷重を増加させて,Vベルト9の遠心力による伸びに起因する滑りを抑え,伝動効率の低下を防ぐことができる。
さらに電子制御ユニット37は,電動モータ35の出力を,入力軸3のトルクの増・減に応じて減・増させるので,コイルばね30の有効ばね荷重を,入力軸のトルクの増・減に応じて増・減させることもできる。これにより,原動機Eの高負荷運転時には,コイルばね30の有効ばね荷重を増加させて,Vベルト9の高負荷による滑りを抑え,伝動効率の低下を防ぐことができる。
ところで,前述のように,電動モータ35の出力の増・減がコイルばね30の有効ばね荷重の減・増を生じさせることは,電動モータ35の非通電時,即ち電動モータ35の出力ゼロ時には,コイルばね30の有効ばね荷重が最大となることを意味する。したがって,自動二輪車の運転中,仮に電動モータ35が非通電状態になっても,即ちその出力がゼロになっても,必然的にコイルばね30の有効ばね荷重が最大となり,Vベルト9に大きな滑りが発生することはなく,自動二輪車の運転を継続することができる。
次に,本発明の実施例2について,図6により説明する。
この実施例2では,コイルばね30の配置構造及びばね荷重制御機構33の構造が実施例1と異なる。
第2可動プーリ半体6bの外側プーリ軸26は,上記外側プーリ軸26の外周に回転及び摺動可能に嵌合される内筒部26aと,この内筒部26aを囲繞する外筒部26bと,これら内筒部26a及び外筒部26bの,発進クラッチ23側の端部間を連結する端壁部26cとよりなっており,その内筒部26aにトルクカム溝45が設けられる。またその端壁部26cの内面によって,コイルばね30の可動端を支持する可動ばね座28が支承される。上記可動ばね座28は,実施例1と同様にコイルばね30の可動端を支持するものである。したがって,コイルばね30のばね荷重は,第1ナット27,可動ばね座28及び第5ボールベアリング24を介し第2可動プーリ半体6bに作用して,これを第2固定プーリ半体6a側に付勢する。
前記外側プーリ軸26の外筒部26bには,第5ボールベアリング24を介して回転ねじ筒60が回転可能且つ軸方向移動不能に連結され,この回転ねじ筒60と螺合する固定ねじ筒61がミッションケース2にスプライン嵌合して固定される。
回転ねじ筒60及び固定ねじ筒61のねじのリード角は比較的大きく設定され,もしくはそのねじにボールねじが採用される。これにより,回転ねじ筒60に負荷される回転力は回転ねじ筒60の推力に変換され,回転ねじ筒60に負荷される推力は回転ねじ筒60の回転力に変換されるようになっている。
図示例では,回転ねじ筒60に雌ねじ,固定ねじ筒61に雄ねじが形成されているが,それとは逆に回転ねじ筒60に雄ねじ,固定ねじ筒61に雌ねじを形成してもよい。
上記回転ねじ筒60には,電動モータ35の出力が減速ギヤ列42を介して伝達される。この減速ギヤ列42は,電動モータ35のロータ軸に固着される1次小ギヤ63と,ミッションケース2に回転可能に支持される中間軸64に設けられて1次小ギヤ63と噛合する1次大ギヤ65と,この1次大ギヤ65に同心一体に形成される2次小ギヤ66と,回転ねじ筒60に同心一体に結合されて2次小ギヤ66と噛合する2次大ギヤ67とで構成される。その際,2次小ギヤ66には,2次大ギヤ67が2次小ギヤ66と噛合しながら回転ねじ筒60と共に軸方向に移動し得るよう,充分な歯幅が設定される。
以上において,減速ギヤ列42,固定ねじ筒61及び回転ねじ筒60は,ばね荷重制御機構33におけるモータ出力伝達機構36を構成する。その他の構成は,実施例1と同様であるので,図6中,実施例1と対応する部分に同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
而して,この実施例2においても,ばね荷重制御機構33における電動モータ35の出力は,減速ギヤ列42により増幅されて回転ねじ筒60に推力として伝達され,その推力は,第5ボールベアリング24及び可動ばね座28を介してコイルばね30の可動端に,コイルばね30の有効ばね荷重を減少させるように伝達する。したがって,電動モータ35の出力の増・減は,コイルばね30の可動端に対する推力の増・減を生じさせ,コイルばね30の有効ばね荷重を減・増させることになる。これにより実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
この実施例2によれば,コイルばね30,回転ねじ筒60及び固定ねじ筒61の同心配置により,モータ出力伝達機構36のコンパクト化を図ることができる。
次に,本発明の実施例3について,図7により説明する。
この実施例3では,スラストアーム34の,第2可動プーリ半体6bへの接続構造,及びコイルばね30の配置構造が実施例1と異なる。
第2可動プーリ半体6bの外側プーリ軸26の外周には,トルクカム溝45を覆う最外側軸70が嵌合,固着され,この最外側軸70に第5ボールベアリング24を介してスラストアーム34が連結される。
モータ出力伝達機構36は基本的に実施例1と同様の構成であり,それにおける雄ねじ軸41の,ジョイントピン43側の一端面に可動ばね座28が設けられ,この可動ばね座28に対向する固定ばね座29がミッションケース2に取り付けられ,これら固定ばね座29及び可動ばね座28間に,コイルばね30が所定のセット荷重をもって縮設される。このコイルばね30のばね荷重は,雄ねじ軸41,ジョイントピン43及びスラストアーム34を介し,さらに第5ボールベアリング24及び最外側軸70を介して第2可動プーリ半体6bに伝達し,これを第2固定プーリ半体6a側に付勢する。その他の構成は,実施例1と同様であるので,図7中,実施例1と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この実施例3によれば,実施例1と同様の作用効果を奏することができる上,従動プーリ6周りの部品に干渉されることなく,コイルばね30を容易に配置することができ,組立性が良好である。尚,コイルばね30の配置構造については,要求特性に応じて実施例1と実施例3とを併用し,2本のコイルばねを採用することもできる。
最後に,本発明の実施例4について,図8により説明する。
モータ出力伝達機構36は基本的に実施例1と同様の構成であり,それにおける雄ねじ軸41の,ジョイントピン43と反対側の端部がミッションケース2外に突出しており,その端部に可動ばね座28が着脱可能に固着され,この可動ばね座28に対向する固定ばね座29がミッションケース2の外側面に取り付けられる。そして,これら固定ばね座29及び可動ばね座28間に,コイルばね30が所定のセット荷重をもって縮設される。このコイルばね30のばね荷重は,実施例3と同様に,雄ねじ軸41,ジョイントピン43及びスラストアーム34を介して従動プーリ6の第2可動プーリ半体6bに伝達し,これを第2固定プーリ半体6a側に付勢する。その他の構成は,図7の実施例3と同様である。
この実施例4によれば,実施例1と同様の作用効果を奏することができる上,可動ばね座28の着脱によりコイルばね30を,セット荷重やばね定数を異にするものと容易に交換することができ,コイルばね30の選定テストに有利である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,本発明のVベルト式無段変速装置は,自動二輪車以外の内燃エンジン車両や電動車両にも適用可能である。またコイルばね30に代えてゴム,合成樹脂等の弾性材を使用することもできる。
M・・・Vベルト式無段変速装置,3・・・入力軸,4・・・出力軸,5・・・駆動プーリ,5a・・・第1固定プーリ半体,5b・・・第1可動プーリ半体,6・・・従動プーリ,6a・・・第2固定プーリ半体,6b・・・第2可動プーリ半体,7・・・第1ベルト溝,8・・・第2ベルト溝,9・・・Vベルト,14・・・変速制御機構,30・・・弾性部材(コイルばね),33・・・ばね荷重制御機構,35・・・電動アクチュエータ(電動モータ),36・・・アクチュエータ出力伝達機構(モータ出力伝達機構),37・・・電子制御ユニット
Claims (4)
- 入力軸に連結される第1固定プーリ半体,及び該第1固定プーリ半体との間に画成される第1ベルト溝の有効径を変えるように前記入力軸上を軸方向に移動し得る第1可動プーリ半体を有する駆動プーリと,出力軸に連結される第2固定プーリ半体,及び該第2固定プーリ半体に画成される第2ベルト溝の有効径を変えるように前記出力軸上を軸方向に移動し得る第2可動プーリ半体を有する従動プーリと,前記第1及び第2ベルト溝に巻き掛けられるVベルトと,前記第1可動プーリ半体を軸方向にシフトすることで前記駆動プーリ及び従動プーリ間の変速比を制御する変速制御機構と,前記第2可動プーリ半体を前記第2固定プーリ半体側に付勢するばね荷重を発揮して前記第2固定プーリ半体及び前記第2可動プーリ半体による挟圧力を前記Vベルトに付与する弾性部材と,該弾性部材のばね荷重を制御するばね荷重制御機構とを備える,車両用Vベルト式無段変速装置であって,
前記弾性部材は,その一端が軸方向に移動不能の固定端とされ,その他端が前記第2可動プーリ半体又は該第2可動プーリ半体に連動する連動部材に弾発係合する可動端とされることで,前記第2可動プーリ半体を前記第2固定プーリ半体側に付勢するばね荷重を発揮し,
前記ばね荷重制御機構は,電動アクチュエータと,前記電動アクチュエータの出力を前記弾性部材の前記可動端側に伝達して,その出力の増・減に応じて前記弾性部材の前記可動プーリ半体に与える有効ばね荷重を減・増させるアクチュエータ出力伝達機構とを有し,
前記電動アクチュエータには,該電動アクチュエータの出力を制御する電子制御ユニットが接続されることを特徴とするVベルト式無段変速装置。 - 請求項1に記載のVベルト式無段変速装置であって,
前記電子制御ユニットは,前記電動アクチュエータ出力を,前記変速比がローレシオとトップレシオとの間で増・減するのに応じて減・増させるように構成されることを特徴とする,車両用Vベルト式無段変速装置。 - 請求項2に記載のVベルト式無段変速装置であって,
前記電子制御ユニットは,前記電動アクチュエータ出力を,前記入力軸の回転数の増・減に応じて減・増するように構成されることを特徴とする,車両用Vベルト式無段変速装置。 - 請求項2又は3に記載のVベルト式無段変速装置であって,
前記電子制御ユニットは,前記電動アクチュエータの出力を,前記入力軸のトルクの増・減に応じて減・増するように構成されることを特徴とする,車両用Vベルト式無段変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017216512A JP2019086130A (ja) | 2017-11-09 | 2017-11-09 | 車両用vベルト式無段変速装置 |
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JP2017216512A Pending JP2019086130A (ja) | 2017-11-09 | 2017-11-09 | 車両用vベルト式無段変速装置 |
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JP (1) | JP2019086130A (ja) |
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JP2021029715A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
2017
- 2017-11-09 JP JP2017216512A patent/JP2019086130A/ja active Pending
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