JP2004284058A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクミストの除去や回収を行った際に生じた排気流を効率的に利用したインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
【解決手段】インクジェット記録装置のハウジング内には、インクジェット記録ヘッド104からのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収部20が設けられている。また、ミスト回収部20が有するシロッコファン26A、26Bのそれぞれの吹出口27A、27Bに接続され、ミスト回収部20からの排気流を案内する排気経路28が設けられている。更に、排気経路28の下流端に接続され、制御盤118の電子部品Dに向けて排気流を吹き付けて空冷する冷却風吹出板120が設けられており、冷却風吹出板120には多数の空気吹出孔120Hが設けられている。これにより、ミスト回収部20からの排気流を効率的に利用して装置内の電子部品Dを冷却することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】インクジェット記録装置のハウジング内には、インクジェット記録ヘッド104からのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収部20が設けられている。また、ミスト回収部20が有するシロッコファン26A、26Bのそれぞれの吹出口27A、27Bに接続され、ミスト回収部20からの排気流を案内する排気経路28が設けられている。更に、排気経路28の下流端に接続され、制御盤118の電子部品Dに向けて排気流を吹き付けて空冷する冷却風吹出板120が設けられており、冷却風吹出板120には多数の空気吹出孔120Hが設けられている。これにより、ミスト回収部20からの排気流を効率的に利用して装置内の電子部品Dを冷却することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクミストを回収するミスト回収機構が設けられたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録するインクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する際にミスト状の微小なインク微粒子(以下、「インクミスト」と記載する)が発生する。
【0003】
このインクミストは、インクジェット記録装置内を飛散すると、記録媒体やインクジェット記録装置内を汚染してしまうため、インクジェット記録装置には、一般に、このインクミストの除去手段或いは排出手段が設けられている。
【0004】
例えば、特許文献1には、余分なインク噴霧、及び、インクキャリア蒸気の排出を同一気流で行うインクジェット記録装置が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ファンによって負圧とされたダクトでインクミストを吸引してインクミストの飛散を防止することが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−017037号公報
【特許文献2】
特開平11−138777号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インクミストの除去或いは回収を行った際に生じている排気流は、インクジェット記録装置のハウジング外へ排出されており、有効に使われていない。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、インクミストの除去や回収を行った際に生じた排気流を効率的に利用したインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、装置内の電子部品に向けて前記排気口からの排気流を案内する空冷用ダクトを有することを特徴とする。
【0010】
空冷用ダクトの下流端の開口形状は、冷却対象の電子部品の配置位置、発熱量などに応じて決める。例えば、装置内の制御盤に配設されている電子部品を空冷する場合、電子部品は一般に制御盤片面側に取付けられているので、この片面側全体にわたって冷却風を吹き付けられるように、或いは冷却の必要がある電子部品に確実に冷却風を吹き付けられるように、空冷用ダクトの下流端の開口形状を決めておく。
【0011】
請求項1に記載の発明により、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用して装置内の電子部品を冷却することができる。また、ミスト回収機構からの排気流ではミストが除去されているので、電子部品にミストが付着することが回避される。
【0012】
請求項2に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、印字された記録用紙面に向けて前記排気口からの排気流を案内する乾燥用ダクトを有することを特徴とする。
【0013】
これにより、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用して、記録用紙面に印字により付着したインクを短時間で乾燥させることができる。
【0014】
乾燥用ダクトの排気流吹出口の形状、位置、個数等は、記録用紙の印字面側が全て排気流に晒されるように決められていることが好ましい。これにより、インクの乾燥不良が生じることを確実に防止できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、カセット内に収容された記録用紙の側部に向けて前記排気口からの排気流を案内する用紙捌き用ダクトを有することを特徴とする。
【0016】
用紙捌き用ダクトの排気流吹出口の形状、位置、個数等は、記録用紙の捌きによってカセットから記録用紙を1枚毎に送り出し易くなるように、設定する。
【0017】
請求項3に記載の発明により、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用してカセット内の用紙を捌いて、カセットからの用紙をスムーズに搬出させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態、第3実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0019】
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1〜図3に示すように、第1実施形態に係るインクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112(図3参照)と、これを搭載するキャリッジ104と、キャリッジ104を主走査方向Mに走査する為の主走査機構106と、記録媒体としての記録用紙Pを副走査方向Sに走査する為の副走査機構108と、メンテナンスユニット110と、をハウジング100の中に有する。
【0020】
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル10(図4参照)が形成されたインク吐出面10A(図3参照)が記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって例えば約1.0m/分の速度で主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向Sに搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向Mに移動させながら次のバンド領域BEを記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像記録を行うことができる。
【0021】
キャリッジ104が移動して印字を行う領域の副走査方向Sの下流側には、ミスト状の微小なインク微粒子(以下、インクミストという)を回収するミスト回収部20が設けられている。
【0022】
図2に示すように、ミスト回収部20は、主走査方向Mの長さがキャリッジ104の主走査範囲長さよりも若干長い平面視細長状の箱状の回収ダクト22を有している。回収ダクト22にはキャリッジ104と対向する面に複数のスリット状の開口部24が設けられている。また、メンテナンスユニット110近傍にも開口部が開けられており、後述する空打ちメンテナンス時に発生するインクミストも開口部から吸引可能となっている。
【0023】
また、ミスト回収部20には、インク吸収体フィルター(図示せず)を介して回収ダクト22からインクミストを含む空気を吸い込む二つのシロッコファン26A、26Bが、回収ダクト22の上方に連通して設けられている。シロッコファン26A、26Bによって回収ダクト22に吸い込まれる風量は、ハウジング100内で発生するインクミスト量、インクミスト径などによって予め設定されている。
【0024】
シロッコファン26A、26Bのそれぞれの吹出口27A、27Bには、インク吸収体フィルターにインクミストが捕捉された後の空気が排気される排気経路28が接続されている。
【0025】
また、インクジェット記録装置102には、多数の電子部品Dが搭載された制御盤118を有している。この電子部品Dが設けられている側には、電子部品Dを空冷するための冷却風吹出板120が設けられており、排気経路28は冷却風吹出板120の空気供給口に接続されている。冷却風吹出板120には、制御盤118に対向する側に、多数の空気吹出孔120Hが設けられており、排気経路28から冷却風吹出板120に流入した排気流は、冷却風吹出板120から制御盤118に向けて吹出されるようになっている。
【0026】
メンテナンスユニット110はキャリッジ104の移動範囲内で、且つ、記録用紙Pの側方に設けられている。また、メンテナンスユニット110は箱状の筐体内に、キャップ30、キャップ状態検知センサ32、空打ちメンテナンスエリア34、インク吸収体36、及び図示しないポンプ、クリーニング機構等を有する。
【0027】
図3に示すように、空打ちメンテナンスエリア34は、キャップ部30の横の記録用紙Pの搬送側に設けられており、直方体形状の空間となっている。また、メンテナンスユニット10の筐体の底面部はインク吸収体36を有しており、空打ちメンテナンスエリア34で空打ちされたインク滴を吸収する。
【0028】
次に本実施の形態のインクジェット記録装置の作用を説明する。
【0029】
主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインクジェット記録ヘッド112のノズル10からインク滴が吐出され一定のバンド領域BEに対して画像の記録が行われる。
【0030】
図4には、インク滴をノズル10から吐出していく際の吐出過程が、順に(a)から(f)へと模式的に示されている。図4から判るように、インク滴として主滴50をノズル10から吐出すると、二次的に発生するインクミスト52も飛散する。このインクミスト52は、質量及び大きさがともに小さいので、記録紙Pに着弾することなくインクジェット記録装置102内を浮遊する。
【0031】
また、図5には、主滴50が記録紙Pに着弾した際、跳ね返りによるミスト状のインクミスト54が発生する過程が模式的に書かれている。この跳ね返りによって生じたインクミスト54もインクジェット記録装置内を浮遊する。
【0032】
ここで、シロッコファン26によって回収ダクト22が負圧になっているので、図2に示す(図2の矢印Fが空気の流れを表す)ようにインクミスト52、54を含んだ空気が開口部24から吸い込まれる。吸い込まれた空気の中に浮遊しているインクミスト52、54は吸収体フィルターによって捕捉されるので、シロッコファン26を経由して排気経路28に送られた空気には、インクミストが浮遊していない。排気経路26に送られた空気は、冷却風吹出板120へ流入し、空気吹出孔120Hから制御盤118の電子部品Dに向けて吹き出される。
【0033】
これにより、制御盤118の電子部品が空冷される。また、インク吸収体フィルターによってインクミスト52、54が捕捉されているので、制御盤118にインクミスト52、54が付着することは無い。更には、シロッコファン26にはインクミスト52、54が付着することも無く、インクミスト52、54の付着が原因による故障が起きることがない。また、インクミスト52,54がインクジェット記録装置102外に排出されることもない。
【0034】
印字休止時には、インクジェット記録ヘッド112は、メンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送され、キャップ30がノズル面10Aに密着し、ノズル10のインクの乾燥を防いでいる。
【0035】
印字再開時には、キャップ30をノズル面10Aから離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリア34にインクジェット記録ヘッド112を移動し、全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。空打ちされたインク滴はインク吸収体36に吸収される。
【0036】
尚、この空打ちメンテナンス時にも図4に示すようなインクミスト52が発生する。しかも、全ノズルからインク滴を吐出する為、インクミスト52の発生量も多い。また、このインクミスト52はインク吸収体36まで到達せずに浮遊する。つまり、空打ちメンテナンス時にもミスト回収部20によってインクミスト54を回収するほうがインクミスト52の回収効率が向上する。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、ミスト回収部20からの排気流によって制御盤118の電子部品Dを冷却することができ、ミスト回収部20からの排気流を有効利用することができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、制御盤118や電子部品Dにインクミストが付着することが回避される。
【0038】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図6、図7に示すように、第2実施形態に係るインクジェット記録装置202では、シロッコファン26A、26Bの吹出口27A、27Bにそれぞれ接続している排気流案内部材208A、208Bが、第1実施形態で説明した排気経路28及び冷却風吹出板120(何れも図1、図2参照)に代えて設けられている。
【0039】
排気流案内部材208A、208Bは主走査方向Mと略平行に設けられた細長状のダクトであり、排気流案内部材208Aが印字可能領域幅の片側半分に相当する長さにされ、排気流案内部材208Bが印字可能領域幅の残り片側半分に相当する長さにされている。
【0040】
排気流案内部材208A、208Bには、供給される記録用紙の最大幅に合わせて多数の吹出孔208Hが配設されており、記録用紙Pの印字面側が全て排気流に晒されるようになっている。吹出孔208Hの径、吹出方向などは、印字面に付着しているインクが効率良く乾燥するように、記録用紙の送り速度等に合わせて設定されている。
【0041】
第2実施形態により、ミスト回収部20からの排気流によって記録用紙Pの印字面に付着しているインクを短時間で乾燥させることができ、ミスト回収部20からの排気流を有効利用することができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、排気流を記録用紙Pに吹き付けても、記録用紙Pにインクミストが付着することは回避される。
【0042】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図8、図9に示すように、第3実施形態に係るインクジェット記録装置では、シロッコファン26A、26Bの吹出口27A、27Bにそれぞれ接続している排気流案内ダクト228A、228Bが、第1実施形態で説明した排気経路28及び冷却風吹出板120(何れも図1、図2参照)に代えて設けられている。
【0043】
排気流案内ダクト228Aの下流端に形成された開口229Aは、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFの一方の側部PAに向けられており、排気流案内ダクト228Bの下流端に形成された開口229Bは、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFの他方の側部PBに向けられている。また、カセット230の側部には、開口229Aからの排気流が記録用紙Pの一方の側部PAに吹き付けられるように開口231Aが形成されており、同様に、開口229Bからの排気流が記録用紙Pの他方の側部PBに吹き付けられるように開口231Bが形成されている。
【0044】
シロッコファン26A、26Bから排出された排気流は、それぞれ、排気流案内ダクト228A、228Bを経由して、カセット230内の記録用紙Pの一方の側部PA、他方の側部PBに向けて吹出される。この結果、カセット230内の記録用紙Pの一方の側部PA及び他方の側部PBが捌かれる。
【0045】
これにより、ミスト回収部20からの排気流を有効利用してカセット230からの記録用紙Pの搬出をスムーズに行うことができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、排気流を記録用紙Pの一方の側部PA、他方の側部PBに吹き付けても、記録用紙Pにインクミストが付着することは回避される。
【0046】
なお、記録用紙Pの送り出し側端部PFの正面側から排気流を吹き付けても(すなわち、送り出し側端部PFへ、記録用紙Pの送り出し方向と反対向きに排気流を吹き付けても)、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFを捌くことができ、同様の効果を奏することができる。
【0047】
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態)は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、これらの実施形態を組み合わせて多機能化したインクジェット記録装置とすることも可能である。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、インクミストの除去や回収を行った際に生じた排気流を有効に利用したインクジェット記録装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視部分断面図である。
【図2】第1実施形態に係るインクジェット記録装置のミスト回収部を斜め後方から見た斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットの構成を示す側面断面図である。
【図4】図4(A)から(F)は、それぞれ、インク滴が吐出されていく過程を示す模式図である。
【図5】図5(A)から(C)は、それぞれ、インク滴が記録用紙に衝突した際にインクミストが発生する過程を示す模式図である。
【図6】第2実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視部分断面図である。
【図7】第2実施形態に係るインクジェット記録装置のミスト回収部斜め後方から見た斜視図である。
【図8】第3実施形態に係るインクジェット記録装置で、ミスト回収部からの排気流によってカセット内の記録用紙が捌かれることを示す模式的平面図である。
【図9】図8の矢視9−9の側面断面図である。
【符号の説明】
20 ミスト回収部(ミスト回収機構)
27A、B 吹出口(排気口)
28 排気経路(空冷用ダクト)
50 主滴
52 インクミスト
54 インクミスト
100 ハウジング
102 インクジェット記録装置
112 インクジェット記録ヘッド
120 冷却風吹出板(空冷用ダクト)
202 インクジェット記録装置
208A、B 排気流案内部材(乾燥用ダクト)
228A、B 排気流案内ダクト(用紙捌き用ダクト)
230 カセット
D 電子部品
P 記録用紙
PA 一方の側部(側部)
PB 他方の側部(側部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクミストを回収するミスト回収機構が設けられたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズルからインク滴を吐出し、記録媒体に記録するインクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する際にミスト状の微小なインク微粒子(以下、「インクミスト」と記載する)が発生する。
【0003】
このインクミストは、インクジェット記録装置内を飛散すると、記録媒体やインクジェット記録装置内を汚染してしまうため、インクジェット記録装置には、一般に、このインクミストの除去手段或いは排出手段が設けられている。
【0004】
例えば、特許文献1には、余分なインク噴霧、及び、インクキャリア蒸気の排出を同一気流で行うインクジェット記録装置が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ファンによって負圧とされたダクトでインクミストを吸引してインクミストの飛散を防止することが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−017037号公報
【特許文献2】
特開平11−138777号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インクミストの除去或いは回収を行った際に生じている排気流は、インクジェット記録装置のハウジング外へ排出されており、有効に使われていない。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、インクミストの除去や回収を行った際に生じた排気流を効率的に利用したインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、装置内の電子部品に向けて前記排気口からの排気流を案内する空冷用ダクトを有することを特徴とする。
【0010】
空冷用ダクトの下流端の開口形状は、冷却対象の電子部品の配置位置、発熱量などに応じて決める。例えば、装置内の制御盤に配設されている電子部品を空冷する場合、電子部品は一般に制御盤片面側に取付けられているので、この片面側全体にわたって冷却風を吹き付けられるように、或いは冷却の必要がある電子部品に確実に冷却風を吹き付けられるように、空冷用ダクトの下流端の開口形状を決めておく。
【0011】
請求項1に記載の発明により、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用して装置内の電子部品を冷却することができる。また、ミスト回収機構からの排気流ではミストが除去されているので、電子部品にミストが付着することが回避される。
【0012】
請求項2に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、印字された記録用紙面に向けて前記排気口からの排気流を案内する乾燥用ダクトを有することを特徴とする。
【0013】
これにより、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用して、記録用紙面に印字により付着したインクを短時間で乾燥させることができる。
【0014】
乾燥用ダクトの排気流吹出口の形状、位置、個数等は、記録用紙の印字面側が全て排気流に晒されるように決められていることが好ましい。これにより、インクの乾燥不良が生じることを確実に防止できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、前記ミスト回収機構の排気口に接続され、カセット内に収容された記録用紙の側部に向けて前記排気口からの排気流を案内する用紙捌き用ダクトを有することを特徴とする。
【0016】
用紙捌き用ダクトの排気流吹出口の形状、位置、個数等は、記録用紙の捌きによってカセットから記録用紙を1枚毎に送り出し易くなるように、設定する。
【0017】
請求項3に記載の発明により、ミスト回収機構からの排気流を効率的に利用してカセット内の用紙を捌いて、カセットからの用紙をスムーズに搬出させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態、第3実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0019】
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1〜図3に示すように、第1実施形態に係るインクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112(図3参照)と、これを搭載するキャリッジ104と、キャリッジ104を主走査方向Mに走査する為の主走査機構106と、記録媒体としての記録用紙Pを副走査方向Sに走査する為の副走査機構108と、メンテナンスユニット110と、をハウジング100の中に有する。
【0020】
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル10(図4参照)が形成されたインク吐出面10A(図3参照)が記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって例えば約1.0m/分の速度で主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向Sに搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向Mに移動させながら次のバンド領域BEを記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像記録を行うことができる。
【0021】
キャリッジ104が移動して印字を行う領域の副走査方向Sの下流側には、ミスト状の微小なインク微粒子(以下、インクミストという)を回収するミスト回収部20が設けられている。
【0022】
図2に示すように、ミスト回収部20は、主走査方向Mの長さがキャリッジ104の主走査範囲長さよりも若干長い平面視細長状の箱状の回収ダクト22を有している。回収ダクト22にはキャリッジ104と対向する面に複数のスリット状の開口部24が設けられている。また、メンテナンスユニット110近傍にも開口部が開けられており、後述する空打ちメンテナンス時に発生するインクミストも開口部から吸引可能となっている。
【0023】
また、ミスト回収部20には、インク吸収体フィルター(図示せず)を介して回収ダクト22からインクミストを含む空気を吸い込む二つのシロッコファン26A、26Bが、回収ダクト22の上方に連通して設けられている。シロッコファン26A、26Bによって回収ダクト22に吸い込まれる風量は、ハウジング100内で発生するインクミスト量、インクミスト径などによって予め設定されている。
【0024】
シロッコファン26A、26Bのそれぞれの吹出口27A、27Bには、インク吸収体フィルターにインクミストが捕捉された後の空気が排気される排気経路28が接続されている。
【0025】
また、インクジェット記録装置102には、多数の電子部品Dが搭載された制御盤118を有している。この電子部品Dが設けられている側には、電子部品Dを空冷するための冷却風吹出板120が設けられており、排気経路28は冷却風吹出板120の空気供給口に接続されている。冷却風吹出板120には、制御盤118に対向する側に、多数の空気吹出孔120Hが設けられており、排気経路28から冷却風吹出板120に流入した排気流は、冷却風吹出板120から制御盤118に向けて吹出されるようになっている。
【0026】
メンテナンスユニット110はキャリッジ104の移動範囲内で、且つ、記録用紙Pの側方に設けられている。また、メンテナンスユニット110は箱状の筐体内に、キャップ30、キャップ状態検知センサ32、空打ちメンテナンスエリア34、インク吸収体36、及び図示しないポンプ、クリーニング機構等を有する。
【0027】
図3に示すように、空打ちメンテナンスエリア34は、キャップ部30の横の記録用紙Pの搬送側に設けられており、直方体形状の空間となっている。また、メンテナンスユニット10の筐体の底面部はインク吸収体36を有しており、空打ちメンテナンスエリア34で空打ちされたインク滴を吸収する。
【0028】
次に本実施の形態のインクジェット記録装置の作用を説明する。
【0029】
主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインクジェット記録ヘッド112のノズル10からインク滴が吐出され一定のバンド領域BEに対して画像の記録が行われる。
【0030】
図4には、インク滴をノズル10から吐出していく際の吐出過程が、順に(a)から(f)へと模式的に示されている。図4から判るように、インク滴として主滴50をノズル10から吐出すると、二次的に発生するインクミスト52も飛散する。このインクミスト52は、質量及び大きさがともに小さいので、記録紙Pに着弾することなくインクジェット記録装置102内を浮遊する。
【0031】
また、図5には、主滴50が記録紙Pに着弾した際、跳ね返りによるミスト状のインクミスト54が発生する過程が模式的に書かれている。この跳ね返りによって生じたインクミスト54もインクジェット記録装置内を浮遊する。
【0032】
ここで、シロッコファン26によって回収ダクト22が負圧になっているので、図2に示す(図2の矢印Fが空気の流れを表す)ようにインクミスト52、54を含んだ空気が開口部24から吸い込まれる。吸い込まれた空気の中に浮遊しているインクミスト52、54は吸収体フィルターによって捕捉されるので、シロッコファン26を経由して排気経路28に送られた空気には、インクミストが浮遊していない。排気経路26に送られた空気は、冷却風吹出板120へ流入し、空気吹出孔120Hから制御盤118の電子部品Dに向けて吹き出される。
【0033】
これにより、制御盤118の電子部品が空冷される。また、インク吸収体フィルターによってインクミスト52、54が捕捉されているので、制御盤118にインクミスト52、54が付着することは無い。更には、シロッコファン26にはインクミスト52、54が付着することも無く、インクミスト52、54の付着が原因による故障が起きることがない。また、インクミスト52,54がインクジェット記録装置102外に排出されることもない。
【0034】
印字休止時には、インクジェット記録ヘッド112は、メンテナンスユニット110のキャップ30上に搬送され、キャップ30がノズル面10Aに密着し、ノズル10のインクの乾燥を防いでいる。
【0035】
印字再開時には、キャップ30をノズル面10Aから離間した後、吐出ムラなど防止するため、空打ちメンテナンスエリア34にインクジェット記録ヘッド112を移動し、全ノズルからインク滴を空打する空打ちメンテナンスを行う。空打ちされたインク滴はインク吸収体36に吸収される。
【0036】
尚、この空打ちメンテナンス時にも図4に示すようなインクミスト52が発生する。しかも、全ノズルからインク滴を吐出する為、インクミスト52の発生量も多い。また、このインクミスト52はインク吸収体36まで到達せずに浮遊する。つまり、空打ちメンテナンス時にもミスト回収部20によってインクミスト54を回収するほうがインクミスト52の回収効率が向上する。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、ミスト回収部20からの排気流によって制御盤118の電子部品Dを冷却することができ、ミスト回収部20からの排気流を有効利用することができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、制御盤118や電子部品Dにインクミストが付着することが回避される。
【0038】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図6、図7に示すように、第2実施形態に係るインクジェット記録装置202では、シロッコファン26A、26Bの吹出口27A、27Bにそれぞれ接続している排気流案内部材208A、208Bが、第1実施形態で説明した排気経路28及び冷却風吹出板120(何れも図1、図2参照)に代えて設けられている。
【0039】
排気流案内部材208A、208Bは主走査方向Mと略平行に設けられた細長状のダクトであり、排気流案内部材208Aが印字可能領域幅の片側半分に相当する長さにされ、排気流案内部材208Bが印字可能領域幅の残り片側半分に相当する長さにされている。
【0040】
排気流案内部材208A、208Bには、供給される記録用紙の最大幅に合わせて多数の吹出孔208Hが配設されており、記録用紙Pの印字面側が全て排気流に晒されるようになっている。吹出孔208Hの径、吹出方向などは、印字面に付着しているインクが効率良く乾燥するように、記録用紙の送り速度等に合わせて設定されている。
【0041】
第2実施形態により、ミスト回収部20からの排気流によって記録用紙Pの印字面に付着しているインクを短時間で乾燥させることができ、ミスト回収部20からの排気流を有効利用することができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、排気流を記録用紙Pに吹き付けても、記録用紙Pにインクミストが付着することは回避される。
【0042】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図8、図9に示すように、第3実施形態に係るインクジェット記録装置では、シロッコファン26A、26Bの吹出口27A、27Bにそれぞれ接続している排気流案内ダクト228A、228Bが、第1実施形態で説明した排気経路28及び冷却風吹出板120(何れも図1、図2参照)に代えて設けられている。
【0043】
排気流案内ダクト228Aの下流端に形成された開口229Aは、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFの一方の側部PAに向けられており、排気流案内ダクト228Bの下流端に形成された開口229Bは、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFの他方の側部PBに向けられている。また、カセット230の側部には、開口229Aからの排気流が記録用紙Pの一方の側部PAに吹き付けられるように開口231Aが形成されており、同様に、開口229Bからの排気流が記録用紙Pの他方の側部PBに吹き付けられるように開口231Bが形成されている。
【0044】
シロッコファン26A、26Bから排出された排気流は、それぞれ、排気流案内ダクト228A、228Bを経由して、カセット230内の記録用紙Pの一方の側部PA、他方の側部PBに向けて吹出される。この結果、カセット230内の記録用紙Pの一方の側部PA及び他方の側部PBが捌かれる。
【0045】
これにより、ミスト回収部20からの排気流を有効利用してカセット230からの記録用紙Pの搬出をスムーズに行うことができる。また、ミスト回収部20からの排気流ではインクミストが除去されているので、排気流を記録用紙Pの一方の側部PA、他方の側部PBに吹き付けても、記録用紙Pにインクミストが付着することは回避される。
【0046】
なお、記録用紙Pの送り出し側端部PFの正面側から排気流を吹き付けても(すなわち、送り出し側端部PFへ、記録用紙Pの送り出し方向と反対向きに排気流を吹き付けても)、カセット230内の記録用紙Pの送り出し側端部PFを捌くことができ、同様の効果を奏することができる。
【0047】
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態)は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、これらの実施形態を組み合わせて多機能化したインクジェット記録装置とすることも可能である。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、インクミストの除去や回収を行った際に生じた排気流を有効に利用したインクジェット記録装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視部分断面図である。
【図2】第1実施形態に係るインクジェット記録装置のミスト回収部を斜め後方から見た斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンスユニットの構成を示す側面断面図である。
【図4】図4(A)から(F)は、それぞれ、インク滴が吐出されていく過程を示す模式図である。
【図5】図5(A)から(C)は、それぞれ、インク滴が記録用紙に衝突した際にインクミストが発生する過程を示す模式図である。
【図6】第2実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視部分断面図である。
【図7】第2実施形態に係るインクジェット記録装置のミスト回収部斜め後方から見た斜視図である。
【図8】第3実施形態に係るインクジェット記録装置で、ミスト回収部からの排気流によってカセット内の記録用紙が捌かれることを示す模式的平面図である。
【図9】図8の矢視9−9の側面断面図である。
【符号の説明】
20 ミスト回収部(ミスト回収機構)
27A、B 吹出口(排気口)
28 排気経路(空冷用ダクト)
50 主滴
52 インクミスト
54 インクミスト
100 ハウジング
102 インクジェット記録装置
112 インクジェット記録ヘッド
120 冷却風吹出板(空冷用ダクト)
202 インクジェット記録装置
208A、B 排気流案内部材(乾燥用ダクト)
228A、B 排気流案内ダクト(用紙捌き用ダクト)
230 カセット
D 電子部品
P 記録用紙
PA 一方の側部(側部)
PB 他方の側部(側部)
Claims (3)
- インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、
前記ミスト回収機構の排気口に接続され、装置内の電子部品に向けて前記排気口からの排気流を案内する空冷用ダクトを有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、
前記ミスト回収機構の排気口に接続され、印字された記録用紙面に向けて前記排気口からの排気流を案内する乾燥用ダクトを有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドからのインク滴の吐出によって発生したインクミストを回収するミスト回収機構と、がハウジング内に設けられたインクジェット記録装置において、
前記ミスト回収機構の排気口に接続され、カセット内に収容された記録用紙の側部に向けて前記排気口からの排気流を案内する用紙捌き用ダクトを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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JPWO2010106655A1 (ja) * | 2009-03-18 | 2012-09-20 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 紫外線照射ユニット |
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2003
- 2003-03-19 JP JP2003075937A patent/JP2004284058A/ja not_active Withdrawn
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