JP2004283680A - 管内クリーニング装置 - Google Patents

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JP2004283680A
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Shinichi Gomi
真一 五味
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Abstract

【課題】配管内部のホースを周方向へ回転させつつ圧力流体を噴出させることにより管内全体を均一に、汚れ残しなくクリーニングできる管内クリーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】配管1内部に、圧力流体の噴出孔3aを多数穿設した洗浄ホース3を管軸方向に沿って配設し、このホース端部に圧力流体の供給源4とホースの回転源5とをそれぞれ設けて構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管(ダクト)の内壁に付着した汚れ(異物)を効率よく除去する管内クリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
長く使用されていた配管内壁には種々な汚れ(異物)が付着するため、定期的に管内をクリーニングする必要がある。
【0003】
従来は、ワイヤーブラシを使って手作業で管内をクリーニングするとか、あるいは圧力流体の噴出孔を多数穿設したホースを管内に配設し、噴出孔から噴出する圧力流体によって管内をクリーニングする方法が行なわれていた(特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許公開平7−275201号公報
【0005】
【特許文献2】
特許公開2001−170592号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ワイヤブラシを使って管内をクリーニングする方法では、管内壁に付着した異物を完全に除去することは難しい上に、手間および時間が掛かりすぎるという問題を有している。
【0007】
一方、前記ホースを使ってその噴出孔から圧力流体を噴出させて管内をクリーニングする方法では、ホースを管軸方向へ移動させるだけであるから、圧力流体の噴出方向が一定してしまうため、管内全体を均一にクリーニングすることは困難であった。
【0008】
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、配管内部のホースを周方向へ回転させつつ圧力流体を噴出させることにより管内全体を均一に、汚れ残しなくクリーニングできる管内クリーニング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る管内クリーニング装置は、配管内部に、圧力流体の噴出孔を多数穿設した洗浄ホースを管軸方向に沿って配設し、このホース端部に圧力流体の供給源とホースの回転源とをそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る管内クリーニング装置の一部を切り欠いた断面図を示し、図2は、同上の他例の断面図を示し、図3は、同上の更なる他例の断面図を示す。
【0011】
図1において、1は配管、2は配管1の両端に設けられた閉鎖板、3は洗浄ホース、4は圧力流体の供給源、5は洗浄ホース3の回転源をそれぞれ示す。
【0012】
前記配管1としては、ビルの換気ダクト、ビルの排水管、コインランドリーの乾燥機ダクト、下水管等、管内壁に汚れ(異物)が付着しクリーニングを必要とする管材であればその種類は問わない。
【0013】
前記閉鎖板2は、それぞれの中心部に軸受2a、2bが対応して設けられている。そして、両閉鎖板2の軸受2a、2bには、洗浄ホース3が回転自在に支持されている。
【0014】
前記洗浄ホース3は、ゴム、プラスチックあるいは金属等を使って円筒状に形成され、配管1の内壁に対応するよう、管軸方向および周方向に亘って等間隔に多数の圧力流体の噴出孔3aが穿設されている。
【0015】
前記圧力流体の供給源4としては、エアポンプ、エアコンプレッサー、送水ポンプ等の何れでもよい。圧力流体は供給源4からホース6およびその先端に連結されたホースジョイント7を介して配管1内部の洗浄ホース3内へ供給される。
【0016】
ホースジョイント7は、ホース6の先端が連結され、中央に通孔(図示しない)を貫通して設けた固定板7aと、固定板7aの先端側の中央に突設され、前記通孔と連通する円管7bとを備え、供給源4から供給される圧力流体がホース6を通ってホースジョイント7の固定板7aの通孔および円管7b先端から吐出されるようになっている。
【0017】
前記洗浄ホース3の回転源5としては、電動モータ8が使用される。この電動モータ8の駆動軸8aにギヤ列9を介してロータリージョイント10が連動連結され、ロータリージョイント10と一体の洗浄ホース3を回転させる。
【0018】
ロータリージョイント10は、前記ホースジョイント7の固定板7aにベアリング11を介して回動可能に摺接され、中央に通孔10aを貫通して設けた回転板10bと、回転板10bの先端側中央に突設され、前記通孔10aと連通する円管10cとを備え、前記通孔10aと円管10c後部に軸受12を介してホースジョイント7の円管7bを回転可能に嵌合すると共に、円管10c前部に洗浄ホース3の一端を内装固定する。
【0019】
このロータリージョイント10の円管10cはその前部で前記した閉鎖板2に軸受2aを介して回転可能に支持されている。また、円管10cの後部外周には前記したギヤ列9が配設される。ギヤ列9としては、円管10cに直結したギヤ9a、中間ギヤ9bおよび電動モータ8の駆動軸8aに連結した駆動ギヤ7cよりなる。
なお、電動モータ8のロータリージョイント10に対する伝達機構としては、ギヤ列9ではなく、チェーンやベルト等を使用することもできる。
図中11は排水パイプを示す。
【0020】
次に、本発明の作動について説明する。
先ず、圧力流体の供給源4を作動すると、圧力流体はホース6、ホースジョイント7を経て円管7cから吐出し、洗浄ホース3内へ供給され、多数の噴出孔3aから配管1内に同時に噴出される。
【0021】
一方、回転源5を作動すると、ギヤ列9を介してロータリージョイント10を回転させるため、ロータリージョイント10先端の円管10cに内装固定された洗浄ホース3が配管1内で回転する。
【0022】
したがって、洗浄ホース3の噴出孔3aから噴出する圧力流体は回転しながら配管1の内壁に突き当るため、きわめて洗浄効果が高いものである。
【0023】
他例を示す図2の管内クリーニング装置は、洗浄ホース3を閉鎖板2、2へ撓ませて支持したものである。
【0024】
一方、更なる他例を示す図3の管内クリーニング装置は、洗浄ホース3を略U字型に屈曲したものである。
【0025】
前記図2および図3に示す洗浄ホース3による回転洗浄は、図1に示す直線型の洗浄ホース3と比べて一層洗浄効果が高いものである。
なお、その他の構成は、図1に示すものと同一なためその説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、配管内部に配設した洗浄ホースを回転させながら多数の噴出孔より圧力流体を配管内壁に噴出させて洗浄するものであるから、管内壁に付着した汚れ(異物)を強力な作用で落すことができる。また、圧力流体が管内壁の全体に均一に噴射されるため、汚れ残しがないものである。かくして、本発明の管内クリーニング装置は、従来のクリーニング装置と比べてきわめて洗浄効果が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管内クリーニング装置の一部を切り欠いた断面図を示す。
【図2】同上の他例の断面図を示す。
【図3】同上の更なる他例の断面図を示す。
【符号の説明】
1 配管
3 洗浄ホース
3a 圧力流体の噴出孔
4 圧力流体の供給源
5 洗浄ホースの回転源

Claims (1)

  1. 配管内部に、圧力流体の噴出孔を多数穿設した洗浄ホースを管軸方向に沿って配設し、このホース端部に圧力流体の供給源とホースの回転源とをそれぞれ設けたことを特徴とする管内クリーニング装置。
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