JP2016117025A - 洗浄装置 - Google Patents

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JP2016117025A JP2014258347A JP2014258347A JP2016117025A JP 2016117025 A JP2016117025 A JP 2016117025A JP 2014258347 A JP2014258347 A JP 2014258347A JP 2014258347 A JP2014258347 A JP 2014258347A JP 2016117025 A JP2016117025 A JP 2016117025A
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小林 剛
Takeshi Kobayashi
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【課題】被洗浄物を乾燥させるための時間を短縮できる洗浄装置を提供する。【解決手段】洗浄装置10は、被洗浄物を受け入れるための第1受入口44を有する洗浄筒30と、洗浄筒30の内部に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段32と、洗浄筒30に対して軸方向に連ねて設けられ、洗浄液を排出するための複数の排液孔66を有する液切り筒34と、洗浄筒30および液切り筒34を回転させるための回転手段36と、洗浄筒30の内面に螺旋状に設けられ、洗浄筒30と共に回転されることによって、洗浄筒30の内部の被洗浄物を液切り筒34に搬送する第1搬送羽38とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、多数の被洗浄物を洗浄液で洗浄するための洗浄装置に関する。
従来から、機械部品(例えば、ネジ、リベット、歯車)、金属球(例えば、パチンコ玉、ボールペンのペン先の鋼球)および円板体(例えば、コイン、硬貨、メダル)などの被洗浄物を洗浄液で連続的に洗浄できる洗浄装置がある。特許文献1に記載された洗浄装置は、洗浄液を貯留する洗浄槽と、洗浄槽の内部に設けられた洗浄ドラムと、洗浄ドラムを回転させるドラム駆動機構とを備えている。洗浄ドラムの内面には、螺旋状の隔壁と、研磨ブラシとが設けられている。ドラム駆動機構で洗浄ドラムを回転させると、洗浄ドラムに収納されたメダルが隔壁に押されて洗浄液中を移動するとともに、メダルの汚れが研磨ブラシで除去される。
特開2005−125026号公報
特許文献1に記載された洗浄装置では、洗浄ドラムから排出される被洗浄物に多くの洗浄液が付着していたので、被洗浄物を乾燥させるために長時間を要するという問題があった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、被洗浄物を乾燥させるための時間を短縮できる、洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る洗浄装置の特徴は、被洗浄物を洗浄液で洗浄するための洗浄装置であって、前記被洗浄物を受け入れるための第1受入口を有する洗浄筒と、前記洗浄筒の内部に前記洗浄液を供給するための洗浄液供給手段と、前記洗浄筒に対して軸方向に連ねて設けられ、前記洗浄液を排出するための複数の排液孔を有する液切り筒と、前記洗浄筒および前記液切り筒を回転させるための回転手段と、前記洗浄筒の内面に螺旋状に設けられ、前記洗浄筒と共に回転されることによって、前記洗浄筒の内部の前記被洗浄物を前記液切り筒に搬送する第1搬送羽とを備えることにある。ここで、被洗浄物には、機械部品(例えば、ネジ、リベット、歯車)、金属球(例えば、パチンコ玉、ボールペンのペン先の鋼球)および円板体(例えば、コイン、硬貨、メダル)などがある。
この構成において、洗浄筒および液切り筒が回転手段で回転されると、洗浄筒内の被洗浄物は、洗浄液供給手段から供給される洗浄液で洗浄されるとともに、第1搬送羽に押されて液切り筒に搬送される。液切り筒は、洗浄液を排出するための複数の排液孔を有しているので、被洗浄物は、液切り筒の内面を移動しながら効率的に液切りされる。したがって、被洗浄物を乾燥させるための時間を大幅に短縮できる。
本発明の他の特徴は、前記液切り筒における前記洗浄筒が設けられた側とは反対側の端部には、前記被洗浄物を排出するための第1排出口が設けられており、前記第1搬送羽は、前記被洗浄物を前記第1排出口に搬送するように前記洗浄筒の内面から前記液切り筒の内面にまで延びて設けられていることにある。
この構成では、洗浄筒で洗浄された被洗浄物を液切り筒で液切りし、その後、第1排出口から排出できるので、多数の被洗浄物に対して、洗浄工程および液切り工程を連続的に行うことができる。
本発明の他の特徴は、前記液切り筒は、線材によって網状に形成されていることにある。
この構成では、液切り筒が線材によって網状に形成されているので、液切り筒において被洗浄物が弾みやすく、被洗浄物に付着した洗浄液を効果的に液切りできる。
本発明の他の特徴は、前記洗浄筒は、液密性を有する外筒と、線材によって網状に形成された内筒とを有していることにある。
この構成では、液密性を有する洗浄筒の底部に洗浄液を溜めることができるので、洗浄液を効率的に使用できる。また、被洗浄物の汚れを網状の内筒によって効果的に除去できる。
本発明の他の特徴は、前記洗浄液供給手段は、前記第1受入口から受け入れた前記被洗浄物に対して前記洗浄液を噴射するための噴射ノズルを有していることにある。
この構成では、噴射ノズルから被洗浄物に対して洗浄液を噴射することができるので、少量の洗浄液で効率よく洗浄できる。
本発明の他の特徴は、前記洗浄筒の内面には、前記洗浄筒の回転に伴って前記被洗浄物を周方向に押すための押圧部が設けられていることにある。
この構成では、押圧部によって被洗浄物を周方向に移動させることができるので、被洗浄物どうしの摩擦を促進して被洗浄物の汚れを効果的に除去できる。
本発明の他の特徴は、前記押圧部は、前記第1搬送羽の軸方向において隣り合う部分の間に設けられており、前記押圧部における前記被洗浄物の搬送方向上流側の端部には、前記押圧部の高さを低くするように切欠きが設けられていることにある。
この構成では、押圧部における被洗浄物の搬送方向上流側の端部の高さが、他の部分よりも低くなっているので、当該端部における被洗浄物の滞留を抑制して、被搬送物を円滑に搬送できる。
本発明の他の特徴は、前記洗浄筒における前記液切り筒が設けられた側とは反対側の端部には、前記被洗浄物の落下を防止するための落下防止部が、前記洗浄筒の内面より内側に配置されるように設けられており、前記落下防止部には、前記洗浄液を排出するための複数の排液孔が周方向に間隔を隔てて形成されていることにある。
この構成では、落下防止部によって洗浄筒からの被洗浄物の落下を防止できるとともに、過剰な洗浄液を排液孔から速やかに排出できる。
本発明の他の特徴は、前記液切り筒から排出された前記被洗浄物を受け入れるための第2受入口を一方端部に有し、かつ、前記被洗浄物を排出するための第2排出口を他方端部に有する乾燥筒と、前記乾燥筒の内面に螺旋状に設けられ、前記乾燥筒と共に回転されることによって、前記被洗浄物を前記第2受入口から前記第2排出口に向けて搬送する第2搬送羽と、前記第2受入口から前記第2排出口に向けて熱風を送風する熱風送風装置とを備えることにある。
この構成では、第2受入口から第2排出口に向けて熱風が送風されるので、乾燥筒の内部では、第2受入口側の領域が第2排出口側の領域よりも高温になる。したがって、第2受入口から乾燥筒に受け入れられた被洗浄物を高温の熱風によって効率よく乾燥させることができる。
本発明の他の特徴は、前記乾燥筒は、気密性を有する外筒と、複数の通気孔が設けられた内筒とを有しており、前記内筒は、前記外筒の内面から離間して設けられていることにある。
この構成では、気密性を有する外筒によって熱風が逃げることを防止できるとともに、外筒と内筒との間に熱風を流すことができるので、被洗浄物に対して熱風の熱を効率よく伝達できる。
本発明の一実施形態に係る洗浄装置の構成を示す正面図である。 図1に示した洗浄装置の構成を示す背面図である。 図1に示した洗浄装置の構成を示す左側面図である。 図1に示した洗浄装置の主要部の構成を示す正面図である。 図1に示した洗浄装置の主要部の構成を示す斜視図である。 図1に示した洗浄装置の主要部の構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る洗浄装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る洗浄装置10の構成を示す正面図であり、図2は、洗浄装置10の構成を示す背面図である。図3は、洗浄装置10の構成を示す左側面図である。図1〜3に示す洗浄装置10は、機械部品、金属球および円板体などの多数の被洗浄物を洗浄液で連続的に洗浄するものである。図1中の実線矢印は、被洗浄物の流れを示しており、図1中の破線矢印は、洗浄液の流れを示している。また、図1中の一点鎖線矢印は、熱風または常温風の流れを示している。
(洗浄装置10の構成)
図1に示すように、洗浄装置10は、フレーム12と、被洗浄物供給部14と、洗浄部16と、乾燥部18と、冷却部20とを備えている。フレーム12は、洗浄装置10の骨格を成す部分であり、鉄等の金属からなる棒材および板材によって構成されている。フレーム12の最上部には、被洗浄物供給部14が設けられており、被洗浄物供給部14の下方には、洗浄部16、乾燥部18および冷却部20が上方から下方に向けてこの順番で設けられている。
図1に示すように、被洗浄物供給部14は、被洗浄物を受け入れるためのホッパー22と、洗浄部16に対して被洗浄物を供給するための供給部24とを有している。ホッパー22の下部には、排出口22aが形成されており、この排出口22aが搬送路26を介して供給部24に接続されている。供給部24は、ホッパー22から与えられた被洗浄物を洗浄部16に対して滞りなく連続的に供給できるように構成されている。供給部24の下部には、排出口24aが形成されており、この排出口24aが搬送路28を介して洗浄部16に接続されている。洗浄部16は、被洗浄物供給部14から供給された被洗浄物を洗浄液で洗浄するとともに、被洗浄物に付着した洗浄液を液切りするものである。なお、本実施形態においては、被洗浄物は、遊技機用のコインや硬貨で構成されている。
図4は、洗浄装置10の主要部の構成を示す正面図であり、図5は、洗浄装置10の主要部の構成を示す斜視図である。図6は、洗浄装置10の主要部の構成を示す分解斜視図である。図4に示すように、洗浄部16は、洗浄筒30と、洗浄筒30の内部に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段32(図1)と、液切り筒34と、洗浄筒30および液切り筒34を回転させるための回転手段36と、第1搬送羽38とを有している。図6に示すように、洗浄筒30は、ステンレス等からなる板材によって液密性を有するように形成された外筒40と、ステンレス等からなる線材によって網状に形成された内筒42とを有している。図4に示すように、内筒42は、外筒40の内面から離間して設けられている。したがって、内筒42の底部に被洗浄物が落下すると、その被洗浄物は、内筒42の弾性で弾み易い。
図4に示すように、洗浄筒30の一方端部には、被洗浄物を受け入れるための第1受入口44が設けられている。洗浄筒30の他方端部には、液切り筒34が設けられている。また、洗浄筒30の一方端部(すなわち液切り筒34が設けられた側とは反対側の端部)には、被洗浄物の落下を防止するための落下防止部46が、洗浄筒30の内面(すなわち内筒42の内面)より内側に配置されるように洗浄筒30の端部に設けられている。
図3に示すように、本実施形態では、落下防止部46が円環板状に形成されており、落下防止部46の中央部に第1受入口44が設けられている。落下防止部46の外径は、洗浄筒30の外径とほぼ同じにされており、落下防止部46の内径(すなわち第1受入口44の口径)は、洗浄筒30の内径(すなわち内筒42の内径)よりも小さくされている。そして、落下防止部46には、洗浄液を排出するための複数の排液孔48が周方向に間隔を隔てて形成されている。なお、落下防止部46を洗浄筒30に固定するための固定方法は、特に限定されるものではない。例えば、落下防止部46の一部を洗浄筒30の外面にボルト等で固定してもよいし、落下防止部46の外周部を洗浄筒30の一方端部に溶接等で固定してもよい。
図1に示すように、洗浄液供給手段32は、洗浄液を貯留する洗浄液槽50と、洗浄筒30の内部に軸方向に延びて設けられた洗浄液供給管52と、洗浄液槽50に貯留された洗浄液を洗浄液供給管52に向けて圧送するためのポンプ54と、洗浄液供給管52とポンプ54との間に設けられたフィルタ64とを有している。図4に示すように、洗浄液供給管52は、洗浄筒30の他方端部(すなわち液切り筒34が設けられた側の端部)から洗浄筒30の内部に挿し込まれている。洗浄液供給管52の先端部は、第1受入口44の近傍に配置されており、この先端部には、第1受入口44から受け入れた被洗浄物に対して洗浄液を噴射するための噴射ノズル56が設けられている。したがって、第1受入口44から受け入れた直後の被洗浄物に対して、洗浄液を効率よく付着させることができる。
図1に示すように、洗浄筒30における一方端部の下方には、排液孔48から排出された洗浄液を受けるための第1排液受け部58が設けられている。洗浄筒30における他方端部および液切り筒34の下方には、洗浄筒30の開口部30aおよび液切り筒34の排液孔66から排出された洗浄液を受けるための第2排液受け部60が設けられている。第1排液受け部58および第2排液受け部60は、排液管62a〜62cを介して洗浄液槽50に接続されている。したがって、第1排液受け部58および第2排液受け部60で受けられた洗浄液は、排液管62a〜62cを通して洗浄液槽50に戻される。
図4に示すように、液切り筒34は、洗浄液を排出するための複数の排液孔66を有する筒状の部材であり、洗浄筒30の他方端部に対して軸方向に連ねて設けられている。液切り筒34における洗浄筒30が設けられた側とは反対側の端部には、被洗浄物を排出するための第1排出口68が設けられている。図6に示すように、液切り筒34は、ステンレス等からなる線材によって網状に形成されており、液切り筒34と洗浄筒30の内筒42とは、切れ目なく連続して形成されている。つまり、線材によって網状に形成された筒状部材70の一部で洗浄筒30の内筒42が構成されており、筒状部材70の他の一部で液切り筒34が構成されている。なお、液切り筒34は、洗浄筒30の内筒42から独立して設けられてもよい。
図3に示すように、回転手段36は、フレーム12の下部に設けられた駆動モータ72と、駆動モータ72の回転軸に取り付けられた主動ギア74と、洗浄筒30の外周面に設けられた第1従動ギア76と、主動ギア74および第1従動ギア76に掛けられたチェーン78と、洗浄筒30を回転可能に支持するための複数の支持ローラ80とを有している。本実施形態では、洗浄筒30の一方端部が3つの支持ローラ80で支持されており、かつ、洗浄筒30の他方端部が3つの支持ローラ80で支持されている。駆動モータ72を駆動して主動ギア74を回転させると、その回転力がチェーン78を介して第1従動ギア76に伝達され、洗浄筒30および液切り筒34(図4)が回転される。
図4に示す第1搬送羽38は、洗浄筒30と共に回転されることによって、洗浄筒30の内部の被洗浄物を液切り筒34に搬送するものであり、洗浄筒30および液切り筒34の内面に螺旋状に設けられている。つまり、図5に示すように、本実施形態の第1搬送羽38は、被洗浄物を液切り筒34の端部に形成された第1排出口68に搬送するように、洗浄筒30の内面から液切り筒34の内面にまで延びて設けられている。第1搬送羽38で搬送されて第1排出口68から排出された被洗浄物は、図1に示す受け部82aおよび搬送路82bを通して乾燥部18に与えられる。
図6に示すように、第1搬送羽38は、帯状体によって螺旋状に形成されており、第1搬送羽38の軸方向において隣り合う部分の間には、複数の板状の押圧部86が、45度の角度間隔で設けられている。各押圧部86は、洗浄筒30の回転に伴って被洗浄物を周方向に押すための部材であり、図4に示すように、洗浄筒30および液切り筒34の内面から中心軸に向けて突出するように設けられている。各押圧部86における被洗浄物の搬送方向上流側の端部には、押圧部86の高さを低くするように切欠き88が設けられている。例えば、被洗浄物が直径25mmのコインである場合には、切欠き88の深さは、コインの直径よりもやや浅い20mm程度に定められる。なお、押圧部86の数や角度間隔は、適宜変更されてもよい。
図5に示す洗浄部16を組み立てる際には、図6に示すように、まず、複数の押圧部86が、第1搬送羽38に対して溶接等によって接合される。続いて、この第1搬送羽38が、筒状部材70の内部に挿入されて、筒状部材70に対して溶接等によって接合される。その後、この筒状部材70が、外筒40の内部に挿入されて、外筒40に対して溶接等によって接合される。
図2に示すように、乾燥部18は、乾燥筒90と、第2搬送羽92と、熱風送風装置94とを有している。乾燥筒90は、気密性を有する外筒96と、複数の通気孔(図示省略)が設けられた内筒98とを有している。乾燥筒90の一方端部には、液切り筒34から排出された被洗浄物を受け入れるための第2受入口100が設けられており、乾燥筒90の他方端部には、被洗浄物を排出するための第2排出口102が設けられている。本実施形態の内筒98は、ステンレス等からなる線材によって網状に形成されており、外筒96の内面から離間して設けられている。これにより、内筒98と外筒96との間には、内筒98の内部空間と連通する隙間104が構成されている。乾燥筒90は、複数の支持ローラ106によって回転可能に支持されている。乾燥筒90の外周面には、第2従動ギア108が設けられており、第2従動ギア108には、チェーン78が掛けられている。
図2に示す第2搬送羽92は、乾燥筒90と共に回転されることによって、被洗浄物を第2受入口100から第2排出口102に向けて搬送するものであり、第1搬送羽38とほぼ同様に構成されている。つまり、第2搬送羽92は、乾燥筒90の内面に螺旋状に設けられており、第2搬送羽92の軸方向において隣り合う部分の間には、複数の押圧部110が設けられている。第2搬送羽92で搬送されて第2排出口102から排出された被洗浄物は、図2に示す受け部112aおよび搬送路112bを通して冷却部20に与えられる。
図2に示す熱風送風装置94は、乾燥筒90の第2受入口100から第2排出口102に向けて熱風を送風するものであり、送風部114と、加熱部116と、ダクト部118とを有している。送風部114から送風された空気は、加熱部116で加熱された後、ダクト部118を通して第2受入口100に与えられる。したがって、乾燥筒90の内部では、第2受入口100側の領域が第2排出口102側の領域よりも高温になる。
図2に示すように、冷却部20は、冷却筒120と、第3搬送羽122と、送風装置124とを有している。冷却筒120は、気密性を有する板材によって筒状に形成されている。冷却筒120の一方端部には、乾燥筒90から排出された被洗浄物を受け入れるための第3受入口126が設けられており、冷却筒120の他方端部には、被洗浄物を排出するための第3排出口128が設けられている。冷却筒120は、複数の支持ローラ130によって回転可能に支持されている。冷却筒120の外周面には、第3従動ギア132が設けられており、第3従動ギア132には、チェーン78が掛けられている。
図2に示す第3搬送羽122は、冷却筒120と共に回転されることによって、被洗浄物を第3受入口126から第3排出口128に向けて搬送するものであり、第1搬送羽38とほぼ同様に構成されている。つまり、第3搬送羽122は、冷却筒120の内面に螺旋状に設けられており、第3搬送羽122の軸方向において隣り合う部分の間には、複数の押圧部134が設けられている。
図2に示す送風装置124は、冷却筒120の第3排出口128から第3受入口126に向けて常温風を送風するものである。第3搬送羽122で搬送される被洗浄物は、冷却筒120の内部において送風装置124から送風される常温風で冷却される。
(洗浄装置の作動)
以下には、図1に示す洗浄装置10の動作について説明する。洗浄装置10を用いて被洗浄物を洗浄する際には、被洗浄物供給部14のホッパー22に被洗浄物を投入する。すると、この被洗浄物が供給部24から搬送路28に与えられ、洗浄部16の第1受入口44から洗浄筒30の内部に受け入れられる。図4に示すように、洗浄筒30の内部では、噴射ノズル56から噴射される洗浄液によって被洗浄物が洗浄される。この洗浄工程では、被洗浄物が各押圧部86に押されて周方向に移動されるので、被洗浄物どうしの摩擦が促進されて被洗浄物の汚れが除去される。また、洗浄筒30の内部では、洗浄筒30と共に第1搬送羽38が回転されることによって、被洗浄物が液切り筒34に搬送される。液切り筒34では、被洗浄物に付着している洗浄液が、複数の排液孔66から第2排液受け部60に排出される。
被洗浄物が液切り筒34の第1排出口68から排出されると、この被洗浄物は、受け部82aおよび搬送路82bに与えられ、図2に示す乾燥部18の第2受入口100から乾燥筒90の内部に受け入れられる。乾燥筒90の内部に受け入れられた被洗浄物は、熱風送風装置94から送風される熱風によって乾燥されるとともに、第2搬送羽92によって第2排出口102に搬送される。
被洗浄物が乾燥筒90の第2排出口102から排出されると、この被洗浄物は、受け部112aおよび搬送路112bに与えられ、図2に示す冷却部20の第3受入口126から冷却筒120の内部に受け入れられる。冷却筒120の内部に受け入れられた被洗浄物は、送風装置124から送風される常温風によって冷却されるとともに、第3搬送羽122によって第3排出口128に搬送され、第3排出口128から外部に排出される。
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図4に示す液切り筒34は、複数の排液孔66を有しているので、洗浄筒30で洗浄された被洗浄物は、液切り筒34の内部を移動しながら液切りされる。したがって、乾燥筒90における乾燥時間を短縮できる。
図5に示すように、洗浄筒30で洗浄された被洗浄物を液切り筒34で液切りし、その後、第1排出口68から排出できるので、多数の被洗浄物に対して、洗浄工程および液切り工程を連続的に行うことができる。
図5に示すように、液切り筒34が線材によって網状に形成されているので、液切り筒34において被洗浄物が弾みやすく、被洗浄物に付着した洗浄液を効果的に液切りできる。
図4に示す液密性を有する洗浄筒30の底部に洗浄液を溜めることができるので、洗浄液を効率的に使用できる。また、被洗浄物の汚れを網状の内筒42によって効果的に除去できる。
図4に示す噴射ノズル56から被洗浄物に対して洗浄液を噴射することができるので、少量の洗浄液で効率よく洗浄できる。また、押圧部86によって被洗浄物を周方向に移動させることができるので、被洗浄物どうしの摩擦を促進して被洗浄物の汚れを効果的に除去できる。
図4に示すように、押圧部86における被洗浄物の搬送方向上流側の端部の高さが、他の部分よりも低くなっているので、当該端部における被洗浄物の滞留を抑制して、被搬送物を円滑に搬送できる。
図3に示すように、洗浄筒30の端部に落下防止部46が設けられており、落下防止部46には、複数の排液孔48が形成されているので、洗浄筒30からの被洗浄物の落下を防止できるとともに、過剰な洗浄液を排液孔48から速やかに排出できる。
図2に示すように、乾燥筒90では、第2受入口100から第2排出口102に向けて熱風が送風されるので、高温の熱風によって被洗浄物を効率よく乾燥させることができる。また、気密性を有する外筒96によって熱風が逃げることを防止できるとともに、外筒96と内筒98との間の隙間104に熱風を流すことができるので、被洗浄物に対して熱風の熱を効率よく伝達できる。
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、洗浄部16の下方に乾燥部18および冷却部20が設けられているが、これらの一方または両方は省略されてもよい。乾燥部18および冷却部20の両方が省略される場合には、液切り筒34の内部に被洗浄物を溜めるように液切り筒34の第1排出口68が塞がれてもよい。この場合、液切り筒34の内面の第1搬送羽38は省略されてもよい。さらに、液切り筒34は、パンチングメタル等の複数の排液孔を有する板材(図示省略)で形成されてもよい。
10…洗浄装置、44…第1受入口、30…洗浄筒、32…洗浄液供給手段、
66…排液孔、34…液切り筒、36…回転手段、38…第1搬送羽

Claims (10)

  1. 被洗浄物を洗浄液で洗浄するための洗浄装置であって、
    前記被洗浄物を受け入れるための第1受入口を有する洗浄筒と、
    前記洗浄筒の内部に前記洗浄液を供給するための洗浄液供給手段と、
    前記洗浄筒に対して軸方向に連ねて設けられ、前記洗浄液を排出するための複数の排液孔を有する液切り筒と、
    前記洗浄筒および前記液切り筒を回転させるための回転手段と、
    前記洗浄筒の内面に螺旋状に設けられ、前記洗浄筒と共に回転されることによって、前記洗浄筒の内部の前記被洗浄物を前記液切り筒に搬送する第1搬送羽とを備える、洗浄装置。
  2. 前記液切り筒における前記洗浄筒が設けられた側とは反対側の端部には、前記被洗浄物を排出するための第1排出口が設けられており、
    前記第1搬送羽は、前記被洗浄物を前記第1排出口に搬送するように前記洗浄筒の内面から前記液切り筒の内面にまで延びて設けられている、請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記液切り筒は、線材によって網状に形成されている、請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 前記洗浄筒は、液密性を有する外筒と、線材によって網状に形成された内筒とを有している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  5. 前記洗浄液供給手段は、前記第1受入口から受け入れた前記被洗浄物に対して前記洗浄液を噴射するための噴射ノズルを有している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  6. 前記洗浄筒の内面には、前記洗浄筒の回転に伴って前記被洗浄物を周方向に押すための押圧部が設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  7. 前記押圧部は、前記第1搬送羽の軸方向において隣り合う部分の間に設けられており、
    前記押圧部における前記被洗浄物の搬送方向上流側の端部には、前記押圧部の高さを低くするように切欠きが設けられている、請求項6に記載の洗浄装置。
  8. 前記洗浄筒における前記液切り筒が設けられた側とは反対側の端部には、前記被洗浄物の落下を防止するための落下防止部が、前記洗浄筒の内面より内側に配置されるように設けられており、
    前記落下防止部には、前記洗浄液を排出するための複数の排液孔が周方向に間隔を隔てて形成されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の洗浄装置。
  9. 前記液切り筒から排出された前記被洗浄物を受け入れるための第2受入口を一方端部に有し、かつ、前記被洗浄物を排出するための第2排出口を他方端部に有する乾燥筒と、
    前記乾燥筒の内面に螺旋状に設けられ、前記乾燥筒と共に回転されることによって、前記被洗浄物を前記第2受入口から前記第2排出口に向けて搬送する第2搬送羽と、
    前記第2受入口から前記第2排出口に向けて熱風を送風する熱風送風装置とを備える、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  10. 前記乾燥筒は、気密性を有する外筒と、複数の通気孔が設けられた内筒とを有しており、
    前記内筒は、前記外筒の内面から離間して設けられている、請求項9に記載の洗浄装置。
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