JP2004283268A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類の乾燥時間短縮の熱源の高熱量化と合わせて、小型で低騒音、大風量の衣類乾燥機を実現する
【解決手段】外枠と、外枠内に回転自在に配設されたドラムと、ドラムの回転中心と略同軸に配置されドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、ファンで送風される空気をドラム内に循環させるダクトと、ダクト内に設けられたヒータと、ファンを回転駆動させるモータと、モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くする。
【選択図】図2
【解決手段】外枠と、外枠内に回転自在に配設されたドラムと、ドラムの回転中心と略同軸に配置されドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、ファンで送風される空気をドラム内に循環させるダクトと、ダクト内に設けられたヒータと、ファンを回転駆動させるモータと、モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾燥室から排出された高温多湿の乾燥用空気を冷却除湿する、いわゆる除湿型衣類乾燥機では、乾燥用空気の冷却除湿には、一般に、空気によって冷却する空冷式と、水によって冷却する水冷式がある。空冷方式は室温が上昇するが経済的であり、水冷方式は水の使用量が増えるが冷却能力高い。これに対し、特許文献1では、ファンの外周側と内周側に異なった形状の羽根を設け空冷部と水冷部の両方をもたせることにより熱交換器の能力を高め、乾燥時間が短く小型で低騒音の衣類乾燥機が実現されている。
【特許文献1】
特開平6−327895号公報(第1頁、図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
衣類の乾燥時間を短縮するためには、熱源の高熱量化と合わせて衣類乾燥機内を循環する乾燥用空気の風量を増加させる必要がある。風量増加のためには、ファンの直径を大きくするという方法があるが、衣類乾燥機が大型化してしまう。また、ファンの回転速度を増やすという方法もあるが、騒音が大きくなるという問題がある。従来例においては、小型、低騒音で、衣類乾燥機の中を循環する乾燥用空気の量を増加させて乾燥能力を上げることについては開示されていない。
【0004】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、小型、低騒音を保ったまま大風量化をはかる衣類乾燥機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明が特徴とするところは、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラムの回転中心と略同軸に配置され前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くしたところである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本願発明では、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラムの回転中心と略同軸に配置され前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くする。本構成により、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現することによって、衣類乾燥機の乾燥効率を向上させることができる。また、好ましくは、前記羽根の高さは、該ファンの外羽根を内羽根よりも高くする。本構成により、比較的スペースを確保し易いファンの外羽根を内羽根より高くでき、衣類乾燥機をコンパクトにすることができる。
【0007】
好ましくは、前記外周にある羽根の曲率を前記内周にある羽根の曲率よりも大きくする。この構成により、羽根の回転による風量増加を図ることができ、乾燥効率向上を図れる。
【0008】
また、好ましくは、前記外周にある羽根の向きは、外周に向かうに従って衣類の乾燥運転における前記ファンの正回転方向へ曲げられている。本構成によっても、ファンの発生する風圧を高くし、風量を増加させられ、衣類乾燥機の乾燥効率を向上させることができる。
【0009】
好ましくは、前記ファンへ水を供給する給水手段を備え、水冷を行うことにより、冷却能力を向上させられる。
【0010】
また、別の構成としては、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンは周方向における断面が波形の形状の波形ブレードを有する熱交換ファンであり、前記波形ブレードの前記ドラム側頂部にリブ状の羽根を備えたものとする。この構成により、空冷を行う熱交換ファンを備えた衣類乾燥機においても、乾燥用空気の循環量を増やすことができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0011】
(実施例)以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1において、被乾燥物である衣類を乾燥させる乾燥室3を構成するドラム2は外枠1内に回転自在に配設され、乾燥室の前側には乾燥用空気7を熱し、熱風または温風を得るための加熱手段であるヒータ4が配設される。本実施例では、ヒータ4としてPTCヒータを用いる。ドラム2はモータ5の回転力がドラム駆動用プーリー17、ドラム駆動用ベルト18を介して伝わることにより回転する。
【0013】
ドラム2の後部には乾燥用空気7を排出するドラム空気出口6が設けられており、その後方にはファンケーシング10が配置されている。ファンケーシング10の内部には、ファン9が収納されている。ファン9の回転の中心である回転軸は、ドラム2の回転軸とほぼ同一である。そして、ファン9の裏面の外周部につけた同心円形状のリブで構成されるラビリンスシール部11aとファンケーシング蓋12のラビリンスシール部11bとで乾燥用空気7側と外部の冷却用空気8側とに仕切られている。
【0014】
ファンケーシング10の乾燥用空気出口13は、ダクト14でヒータ4及び乾燥室3に連通されている。
【0015】
モータ5はファン用プーリー15、ファン駆動用ベルト16を介して、ファン9を回転させる。
【0016】
衣類乾燥機が水冷、または水冷と空冷の両方を行う型であるときには、水供給手段である給水弁26、水噴出手段である冷却水ノズル24が配置される。
【0017】
乾燥用空気7の流れについて説明する。被乾燥物である衣類(図示せず)が被乾燥物出し入れ用ドア19より乾燥室に入れられ運転指示を受けると、制御装置34(図8参照)はモータ5やヒータ4等の制御を行い、乾燥運転が始まる。乾燥用空気7はヒータ4により温められ、高温で乾燥した熱風または温風となり乾燥室3に入る。モータ5の回転をドラム駆動用ベルト18に伝え、ドラム駆動用ベルト18がドラム2を回転させ、同時に図示しないワンウェイクラッチによりファン9も回転させる。このようなドラム2の回転(正回転)により衣類をほぐし、高温で乾燥した乾燥用空気7は、衣類の湿気を奪い衣類を乾燥させ、高温多湿になる。乾燥用空気7は乾燥室空気出口6のフィルター20を通り抜け、ファンケーシング10内に入る。
【0018】
例えば空冷方式の場合、ファン9には熱交換ファンを用い、その場合、熱交換ファンの内周部は、周方向における断面が両面波形の波形ブレードの熱交換部21になっている。ファンケーシング10内ではファン9の内周側の熱交換部21を介して、乾燥用空気7と冷却用空気8と熱交換を行い、乾燥用空気7は冷却され含有していた水分を失う。
【0019】
また、例えば水冷方式の場合には、ファン9の内周部はリブ状の羽根を採用し、冷却水用ノズル24より供給された冷却水25は、回転するファン9の最内周部23に落ち、遠心力により外周方向へ移動し、回転する羽根によってはじかれ、細かい水滴になってファンケーシング10内に拡散し、高温多湿の乾燥用空気7を冷却し低温多湿にする。
【0020】
図1では、空冷方式と水冷方式を両方とも採用している。この場合には、ファン9は熱交換部21を有する熱交換ファンであり、ファンケーシング10は冷却用ノズル24を有する。運転時には、ファン9の内周側の熱交換部21を介して乾燥用空気7とファン9のドラムに対して反対側に導入された冷却用空気8と熱交換を行う。また、冷却水25は図1及び図2に示すように、冷却水ノズル24から熱交換部21の波形ブレードの最内周部23に当てられ、細かい水滴になってファン外周部に遠心力によって移動し、ファンケーシング10内に拡散し、高温多湿の乾燥用空気7を冷却し低温多湿にする。
【0021】
冷却された乾燥用空気7は、ファン9の力を受け、ファンケーシング10のファンケーシング空気出口13に行き、ダクト14を通り、再びヒータ4に加熱され、高温で乾燥した空気になる。
【0022】
図8に衣類乾燥機のブロック図を示す。電源スイッチ32をONにすると、衣類乾燥機に電源が入る。電源回路32は、外部より取り入れた電源を、衣類乾燥機の各構成部分に供給する。制御装置であるマイクロコンピュータ34は、パネルボタン37より入力された運転指示や、衣類乾燥機内の湿度を検出する乾燥度検出手段36の出力により、各構成部分に指示を行う。マイクロコンピュータ34の指示を受け取った駆動回路35は、ヒータ4やモータ5等に電流を供給する。
【0023】
ヒータ4には、ある一定温度以上になると急激に抵抗値が上昇し電流が流れにくくなり異常発熱を防止するPTCヒータを用いることが望ましい。PTCヒータを用いた場合、ヒータ4の時間あたりの発熱量を増やすには、大量の風を送りヒータの温度を抵抗値が上がらない温度に下げておく必要がある。本実施例では、乾燥時間を短縮するために、衣類乾燥機内を循環する乾燥用空気7の風量を上げ、PTCヒータ4の発熱量を上げるという方法を取る。そして風量増加のために、ファン9の形状を以下のようにする。
【0024】
図2に本発明の一実施例であるファン9を示す。図2(a)及び(b)は表面(乾燥用空気7側)、図2(c)は裏面(冷却用空気8側)を示す。ファン9のドラム2側の表面には、その外周部にある外羽根22の高さを内周部にある内羽根21の高さよりも高くしてある。このようにすることで、比較的スペースを確保し易いファン外周部にある外羽根22の高さを、内周部にある内羽根21よりも高くでき、比較的低い回転数でも風量を上げられるため、乾燥効率を上げることができる。ここで、外周部にある外羽根22の高さとは、ファン9に取り付けられている外羽根22の付け根からドラム2軸方向の羽根22の端部までの長さであり、内周部にある内羽根21の高さとは、ファン9に取り付けられている外羽根22の付け根からドラム2軸方向の内羽根21の端部までの長さをいう。内周部に設けられた内羽根21は波形ブレード形状の熱交換部21を兼ねており、最内周部は、略平面になっており、冷却水ノズル24から水が当てられる。内羽根21の径方向の長さは外羽根22の径方向の長さより長くなっている。裏面にはラビリンスシール部11aを配置している。また、(c)中の矢印は、乾燥運転時の回転方向を示している。
【0025】
乾燥室からファンケーシング10に移動した乾燥用空気7は、まず内周部にある内羽根21の熱交換部で、裏面の冷却用空気8との熱交換を行い冷却され、外周部にある外羽根22により、循環のための力を受け、ファンケーシング空気出口13に行く。
【0026】
ファン9の外周部にある羽根22の曲率を内周部にある羽根21の曲率よりも大きくすることで、羽根の回転による風量増加を図ることができる。この場合、ファン9は、正回転方向へ曲げられた羽根を多数有するようにする。このような構成にすることで、比較的低い回転数でも高い圧力を出せる。
【0027】
また、図2に示したファン9では、空冷方式または空冷水冷併用のファンであるため、内周部にある内羽根21は熱交換部であり波形ブレード状になっているが、水冷方式の場合には、内周部はリブ状の羽根であってもよい。水冷式または空冷水冷併用の場合に、ファンの最内周部23に、冷却ノズル24を通して冷却水25を吹き付ける。冷却水は回転と遠心力により、ファン最内周部23の全周に広がる。広がった冷却水25は内周のリブ状の羽根21または熱交換部の波形ブレード21によりはじかれ、細かい水滴となってファンケーシング10内部に拡散する。この拡散した水滴が乾燥用空気7を冷却する。
【0028】
図2で示したファン9は外周と内周の羽根を明確に区別しているが、明確に区別する必要はなく、水冷、空冷ともにファンはその外周にある羽根の高さを内周にある羽根の高さよりも高くするように外周に向かって徐々に高くすることで、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現でき、衣類乾燥機の効率を向上できる。羽根の向きを内周側から外周側にかけて徐々に回転方向の向きに曲げることによっても、羽根の曲率を内周側から外周側にかけて徐々に大きく、曲率半径を徐々に小さくすることによっても、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現でき、衣類乾燥機の効率を向上できる。
【0029】
本実施例では、外周側の羽根は正回転方向へ曲げられたものとしたがこれに限るものではなく、図3(a)(b)に示すように、外周の外羽根22の高さが内周の内羽根21に比べて高ければ、羽根の向きは径方向にまっすぐの向きでも、風量増加の効果が得られる。
【0030】
図4は、図2のファンの内周部と外周部の境界付近の拡大図である。内周側の羽根21の最外周の頂部と外周側の羽根22の最内周が揃い、羽根が連続したものであると、乾燥用空気7の通風抵抗が小さくなり、効率が良い。
【0031】
図5〜7は、他の実施例である。
【0032】
図5に本発明の他の実施例であるファン9を示す。図5(a)はファン9の表面、図5(b)は図5(a)のB−B方向からの断面図、図5(c)は図5(b)のA−A方向の部分断面図を示す。この実施例では、空冷方式のファン9の熱交換部21波形ブレードの稜部分30にリブ状の羽根28を設けている。従来の空冷方式のファンは波形ブレードのみで送っている。送風能力の高いリブ状の羽根を設けるには、波形ブレードがファン径方向に占める割合すなわち面積を減らし、その波形ブレードを減らしたところにリブ状の羽根を設けることになり、風量増加と引き換えに空冷能力が減少することになる。しかし、この実施例の構造により空冷の熱交換部21の面積を犠牲にすることなくリブ状の羽根28を設け、送風能力を向上させることができ、空冷能力と送風能力の両立ができる。
【0033】
図6は、上記の実施例において、リブ状の羽根28の取り付け位置を、内周部の波形ブレードの稜部分30のみならず、外周部22にも伸ばしたファン9である。図6(a)はファン9の平面図、図6(b)は図6(a)のA−A方向からの断面図を示す。これにより、ファン9の外周部も有効に送風に利用でき、さらに送風能力を上げることができる。
【0034】
また、図7は、上記の図5の実施例において、リブ状の羽根28の高さを内周側が低く外周側が高いテーパ状にしたものである。図7(a)はファン9の平面図、図7(b)は図7(a)のA−A方向から見た断面図を示す。羽根の高さ方向のスペースが比較的取りにくい内周側の羽根を低くすることで衣類乾燥機の前後方向の薄型化を図り、また、比較的スペースが取りやすい外周側の羽根を高くすることで送風能力を向上を図っている。このファンによっても、ファンの送風の能力を向上させ、小型で低騒音、大風量の衣類乾燥機を提供できる。図7のファン9において、図6のように外周部にも羽根を設ければ、さらに送風能力が向上することはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の衣類乾燥機によれば、小型で低騒音、大風量の衣類乾燥機を提供することができ、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類乾燥機の構造図である。
【図2】内羽根より外羽根を高くしたファンの構造図である。
【図3】内羽根より外羽根を高くしたファンの構造図である。
【図4】内羽根より外羽根を高くしたファンの、内羽根と外羽根の境界付近の拡大図である。
【図5】波形ブレード部にリブ状ブレードを配置したファンの構造図である。
【図6】波形ブレード部にリブ状ブレードを配置し、外周部に羽根を配置したファンの構造図である。
【図7】波形ブレード部にテーパー状のリブ状ブレードを配置したファンの構造図である。
【図8】本発明の衣類乾燥機の制御のブロック図である。
【符号の説明】
1…外枠
2…ドラム
3…乾燥室
4…ヒータ
5…モータ
7…乾燥用空気
8…冷却用空気
9…ファン
10…ファンケーシング
13…ファンケーシング空気出口
14…ダクト
19…ドア
21…内羽根
22…外羽根
23…ファン最内周部
28…リブ状の羽根
29…波形形状谷部
30…波形形状稜部
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾燥室から排出された高温多湿の乾燥用空気を冷却除湿する、いわゆる除湿型衣類乾燥機では、乾燥用空気の冷却除湿には、一般に、空気によって冷却する空冷式と、水によって冷却する水冷式がある。空冷方式は室温が上昇するが経済的であり、水冷方式は水の使用量が増えるが冷却能力高い。これに対し、特許文献1では、ファンの外周側と内周側に異なった形状の羽根を設け空冷部と水冷部の両方をもたせることにより熱交換器の能力を高め、乾燥時間が短く小型で低騒音の衣類乾燥機が実現されている。
【特許文献1】
特開平6−327895号公報(第1頁、図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
衣類の乾燥時間を短縮するためには、熱源の高熱量化と合わせて衣類乾燥機内を循環する乾燥用空気の風量を増加させる必要がある。風量増加のためには、ファンの直径を大きくするという方法があるが、衣類乾燥機が大型化してしまう。また、ファンの回転速度を増やすという方法もあるが、騒音が大きくなるという問題がある。従来例においては、小型、低騒音で、衣類乾燥機の中を循環する乾燥用空気の量を増加させて乾燥能力を上げることについては開示されていない。
【0004】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、小型、低騒音を保ったまま大風量化をはかる衣類乾燥機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明が特徴とするところは、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラムの回転中心と略同軸に配置され前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くしたところである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本願発明では、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラムの回転中心と略同軸に配置され前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くする。本構成により、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現することによって、衣類乾燥機の乾燥効率を向上させることができる。また、好ましくは、前記羽根の高さは、該ファンの外羽根を内羽根よりも高くする。本構成により、比較的スペースを確保し易いファンの外羽根を内羽根より高くでき、衣類乾燥機をコンパクトにすることができる。
【0007】
好ましくは、前記外周にある羽根の曲率を前記内周にある羽根の曲率よりも大きくする。この構成により、羽根の回転による風量増加を図ることができ、乾燥効率向上を図れる。
【0008】
また、好ましくは、前記外周にある羽根の向きは、外周に向かうに従って衣類の乾燥運転における前記ファンの正回転方向へ曲げられている。本構成によっても、ファンの発生する風圧を高くし、風量を増加させられ、衣類乾燥機の乾燥効率を向上させることができる。
【0009】
好ましくは、前記ファンへ水を供給する給水手段を備え、水冷を行うことにより、冷却能力を向上させられる。
【0010】
また、別の構成としては、外枠と、前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、前記ダクト内に設けられたヒータと、前記ファンを回転駆動させるモータと、前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、前記ファンは周方向における断面が波形の形状の波形ブレードを有する熱交換ファンであり、前記波形ブレードの前記ドラム側頂部にリブ状の羽根を備えたものとする。この構成により、空冷を行う熱交換ファンを備えた衣類乾燥機においても、乾燥用空気の循環量を増やすことができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0011】
(実施例)以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1において、被乾燥物である衣類を乾燥させる乾燥室3を構成するドラム2は外枠1内に回転自在に配設され、乾燥室の前側には乾燥用空気7を熱し、熱風または温風を得るための加熱手段であるヒータ4が配設される。本実施例では、ヒータ4としてPTCヒータを用いる。ドラム2はモータ5の回転力がドラム駆動用プーリー17、ドラム駆動用ベルト18を介して伝わることにより回転する。
【0013】
ドラム2の後部には乾燥用空気7を排出するドラム空気出口6が設けられており、その後方にはファンケーシング10が配置されている。ファンケーシング10の内部には、ファン9が収納されている。ファン9の回転の中心である回転軸は、ドラム2の回転軸とほぼ同一である。そして、ファン9の裏面の外周部につけた同心円形状のリブで構成されるラビリンスシール部11aとファンケーシング蓋12のラビリンスシール部11bとで乾燥用空気7側と外部の冷却用空気8側とに仕切られている。
【0014】
ファンケーシング10の乾燥用空気出口13は、ダクト14でヒータ4及び乾燥室3に連通されている。
【0015】
モータ5はファン用プーリー15、ファン駆動用ベルト16を介して、ファン9を回転させる。
【0016】
衣類乾燥機が水冷、または水冷と空冷の両方を行う型であるときには、水供給手段である給水弁26、水噴出手段である冷却水ノズル24が配置される。
【0017】
乾燥用空気7の流れについて説明する。被乾燥物である衣類(図示せず)が被乾燥物出し入れ用ドア19より乾燥室に入れられ運転指示を受けると、制御装置34(図8参照)はモータ5やヒータ4等の制御を行い、乾燥運転が始まる。乾燥用空気7はヒータ4により温められ、高温で乾燥した熱風または温風となり乾燥室3に入る。モータ5の回転をドラム駆動用ベルト18に伝え、ドラム駆動用ベルト18がドラム2を回転させ、同時に図示しないワンウェイクラッチによりファン9も回転させる。このようなドラム2の回転(正回転)により衣類をほぐし、高温で乾燥した乾燥用空気7は、衣類の湿気を奪い衣類を乾燥させ、高温多湿になる。乾燥用空気7は乾燥室空気出口6のフィルター20を通り抜け、ファンケーシング10内に入る。
【0018】
例えば空冷方式の場合、ファン9には熱交換ファンを用い、その場合、熱交換ファンの内周部は、周方向における断面が両面波形の波形ブレードの熱交換部21になっている。ファンケーシング10内ではファン9の内周側の熱交換部21を介して、乾燥用空気7と冷却用空気8と熱交換を行い、乾燥用空気7は冷却され含有していた水分を失う。
【0019】
また、例えば水冷方式の場合には、ファン9の内周部はリブ状の羽根を採用し、冷却水用ノズル24より供給された冷却水25は、回転するファン9の最内周部23に落ち、遠心力により外周方向へ移動し、回転する羽根によってはじかれ、細かい水滴になってファンケーシング10内に拡散し、高温多湿の乾燥用空気7を冷却し低温多湿にする。
【0020】
図1では、空冷方式と水冷方式を両方とも採用している。この場合には、ファン9は熱交換部21を有する熱交換ファンであり、ファンケーシング10は冷却用ノズル24を有する。運転時には、ファン9の内周側の熱交換部21を介して乾燥用空気7とファン9のドラムに対して反対側に導入された冷却用空気8と熱交換を行う。また、冷却水25は図1及び図2に示すように、冷却水ノズル24から熱交換部21の波形ブレードの最内周部23に当てられ、細かい水滴になってファン外周部に遠心力によって移動し、ファンケーシング10内に拡散し、高温多湿の乾燥用空気7を冷却し低温多湿にする。
【0021】
冷却された乾燥用空気7は、ファン9の力を受け、ファンケーシング10のファンケーシング空気出口13に行き、ダクト14を通り、再びヒータ4に加熱され、高温で乾燥した空気になる。
【0022】
図8に衣類乾燥機のブロック図を示す。電源スイッチ32をONにすると、衣類乾燥機に電源が入る。電源回路32は、外部より取り入れた電源を、衣類乾燥機の各構成部分に供給する。制御装置であるマイクロコンピュータ34は、パネルボタン37より入力された運転指示や、衣類乾燥機内の湿度を検出する乾燥度検出手段36の出力により、各構成部分に指示を行う。マイクロコンピュータ34の指示を受け取った駆動回路35は、ヒータ4やモータ5等に電流を供給する。
【0023】
ヒータ4には、ある一定温度以上になると急激に抵抗値が上昇し電流が流れにくくなり異常発熱を防止するPTCヒータを用いることが望ましい。PTCヒータを用いた場合、ヒータ4の時間あたりの発熱量を増やすには、大量の風を送りヒータの温度を抵抗値が上がらない温度に下げておく必要がある。本実施例では、乾燥時間を短縮するために、衣類乾燥機内を循環する乾燥用空気7の風量を上げ、PTCヒータ4の発熱量を上げるという方法を取る。そして風量増加のために、ファン9の形状を以下のようにする。
【0024】
図2に本発明の一実施例であるファン9を示す。図2(a)及び(b)は表面(乾燥用空気7側)、図2(c)は裏面(冷却用空気8側)を示す。ファン9のドラム2側の表面には、その外周部にある外羽根22の高さを内周部にある内羽根21の高さよりも高くしてある。このようにすることで、比較的スペースを確保し易いファン外周部にある外羽根22の高さを、内周部にある内羽根21よりも高くでき、比較的低い回転数でも風量を上げられるため、乾燥効率を上げることができる。ここで、外周部にある外羽根22の高さとは、ファン9に取り付けられている外羽根22の付け根からドラム2軸方向の羽根22の端部までの長さであり、内周部にある内羽根21の高さとは、ファン9に取り付けられている外羽根22の付け根からドラム2軸方向の内羽根21の端部までの長さをいう。内周部に設けられた内羽根21は波形ブレード形状の熱交換部21を兼ねており、最内周部は、略平面になっており、冷却水ノズル24から水が当てられる。内羽根21の径方向の長さは外羽根22の径方向の長さより長くなっている。裏面にはラビリンスシール部11aを配置している。また、(c)中の矢印は、乾燥運転時の回転方向を示している。
【0025】
乾燥室からファンケーシング10に移動した乾燥用空気7は、まず内周部にある内羽根21の熱交換部で、裏面の冷却用空気8との熱交換を行い冷却され、外周部にある外羽根22により、循環のための力を受け、ファンケーシング空気出口13に行く。
【0026】
ファン9の外周部にある羽根22の曲率を内周部にある羽根21の曲率よりも大きくすることで、羽根の回転による風量増加を図ることができる。この場合、ファン9は、正回転方向へ曲げられた羽根を多数有するようにする。このような構成にすることで、比較的低い回転数でも高い圧力を出せる。
【0027】
また、図2に示したファン9では、空冷方式または空冷水冷併用のファンであるため、内周部にある内羽根21は熱交換部であり波形ブレード状になっているが、水冷方式の場合には、内周部はリブ状の羽根であってもよい。水冷式または空冷水冷併用の場合に、ファンの最内周部23に、冷却ノズル24を通して冷却水25を吹き付ける。冷却水は回転と遠心力により、ファン最内周部23の全周に広がる。広がった冷却水25は内周のリブ状の羽根21または熱交換部の波形ブレード21によりはじかれ、細かい水滴となってファンケーシング10内部に拡散する。この拡散した水滴が乾燥用空気7を冷却する。
【0028】
図2で示したファン9は外周と内周の羽根を明確に区別しているが、明確に区別する必要はなく、水冷、空冷ともにファンはその外周にある羽根の高さを内周にある羽根の高さよりも高くするように外周に向かって徐々に高くすることで、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現でき、衣類乾燥機の効率を向上できる。羽根の向きを内周側から外周側にかけて徐々に回転方向の向きに曲げることによっても、羽根の曲率を内周側から外周側にかけて徐々に大きく、曲率半径を徐々に小さくすることによっても、ファンの発生する風圧を高くし、大風量を実現でき、衣類乾燥機の効率を向上できる。
【0029】
本実施例では、外周側の羽根は正回転方向へ曲げられたものとしたがこれに限るものではなく、図3(a)(b)に示すように、外周の外羽根22の高さが内周の内羽根21に比べて高ければ、羽根の向きは径方向にまっすぐの向きでも、風量増加の効果が得られる。
【0030】
図4は、図2のファンの内周部と外周部の境界付近の拡大図である。内周側の羽根21の最外周の頂部と外周側の羽根22の最内周が揃い、羽根が連続したものであると、乾燥用空気7の通風抵抗が小さくなり、効率が良い。
【0031】
図5〜7は、他の実施例である。
【0032】
図5に本発明の他の実施例であるファン9を示す。図5(a)はファン9の表面、図5(b)は図5(a)のB−B方向からの断面図、図5(c)は図5(b)のA−A方向の部分断面図を示す。この実施例では、空冷方式のファン9の熱交換部21波形ブレードの稜部分30にリブ状の羽根28を設けている。従来の空冷方式のファンは波形ブレードのみで送っている。送風能力の高いリブ状の羽根を設けるには、波形ブレードがファン径方向に占める割合すなわち面積を減らし、その波形ブレードを減らしたところにリブ状の羽根を設けることになり、風量増加と引き換えに空冷能力が減少することになる。しかし、この実施例の構造により空冷の熱交換部21の面積を犠牲にすることなくリブ状の羽根28を設け、送風能力を向上させることができ、空冷能力と送風能力の両立ができる。
【0033】
図6は、上記の実施例において、リブ状の羽根28の取り付け位置を、内周部の波形ブレードの稜部分30のみならず、外周部22にも伸ばしたファン9である。図6(a)はファン9の平面図、図6(b)は図6(a)のA−A方向からの断面図を示す。これにより、ファン9の外周部も有効に送風に利用でき、さらに送風能力を上げることができる。
【0034】
また、図7は、上記の図5の実施例において、リブ状の羽根28の高さを内周側が低く外周側が高いテーパ状にしたものである。図7(a)はファン9の平面図、図7(b)は図7(a)のA−A方向から見た断面図を示す。羽根の高さ方向のスペースが比較的取りにくい内周側の羽根を低くすることで衣類乾燥機の前後方向の薄型化を図り、また、比較的スペースが取りやすい外周側の羽根を高くすることで送風能力を向上を図っている。このファンによっても、ファンの送風の能力を向上させ、小型で低騒音、大風量の衣類乾燥機を提供できる。図7のファン9において、図6のように外周部にも羽根を設ければ、さらに送風能力が向上することはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の衣類乾燥機によれば、小型で低騒音、大風量の衣類乾燥機を提供することができ、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣類乾燥機の構造図である。
【図2】内羽根より外羽根を高くしたファンの構造図である。
【図3】内羽根より外羽根を高くしたファンの構造図である。
【図4】内羽根より外羽根を高くしたファンの、内羽根と外羽根の境界付近の拡大図である。
【図5】波形ブレード部にリブ状ブレードを配置したファンの構造図である。
【図6】波形ブレード部にリブ状ブレードを配置し、外周部に羽根を配置したファンの構造図である。
【図7】波形ブレード部にテーパー状のリブ状ブレードを配置したファンの構造図である。
【図8】本発明の衣類乾燥機の制御のブロック図である。
【符号の説明】
1…外枠
2…ドラム
3…乾燥室
4…ヒータ
5…モータ
7…乾燥用空気
8…冷却用空気
9…ファン
10…ファンケーシング
13…ファンケーシング空気出口
14…ダクト
19…ドア
21…内羽根
22…外羽根
23…ファン最内周部
28…リブ状の羽根
29…波形形状谷部
30…波形形状稜部
Claims (6)
- 外枠と、
前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、
前記ドラムの回転中心と略同軸に配置され前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、
前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、
前記ダクト内に設けられたヒータと、
前記ファンを回転駆動させるモータと、
前記モータの回転を制御する制御手段とを有する衣類乾燥機であって、
前記ファンはその外周にある羽根の高さを、内周にある羽根の高さよりも高くしたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項1において、
前記ファンは内羽根と該内羽根より外側に位置した外羽根を有し、前記外羽根の高さを前記内羽根の高さよりも高くしたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項2において、
前記外周にある羽根の曲率を前記内周にある羽根の曲率よりも大きくしたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項3において、
前記外周にある羽根の向きは、外周に向かうに従って衣類の乾燥運転における前記ドラムの正回転方向へ曲げられていることを特徴とする衣類乾燥機。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記ファンへ水を供給する給水手段を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 外枠と、
前記外枠内に回転自在に配設されたドラムと、
前記ドラム内に空気を送風可能な羽根を有するファンと、
前記ファンで送風される空気を前記ドラム内に循環させるダクトと、
前記ダクト内に設けられたヒータと、
前記ファンを回転駆動させるモータと、
前記モータの回転を制御する制御手段を有する衣類乾燥機であって、
前記ファンは周方向における断面が波形の波形ブレードを有する熱交換ファンであり、
前記波形ブレードの前記ドラム側頂部にリブ状の羽根を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003076765A JP2004283268A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003076765A JP2004283268A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
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JP2004283268A true JP2004283268A (ja) | 2004-10-14 |
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ID=33291699
Family Applications (1)
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JP2003076765A Pending JP2004283268A (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 衣類乾燥機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004283268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101186157B1 (ko) | 2006-01-13 | 2012-10-02 | 삼성전자주식회사 | 드럼세탁기 |
CN103541197A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-29 | 昆山市周市斐煌服饰厂 | 家庭用烘干衣橱 |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003076765A patent/JP2004283268A/ja active Pending
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