JP2004283161A - 核酸増幅の有無を検出する方法および装置 - Google Patents

核酸増幅の有無を検出する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
核酸増幅反応の有無を、複雑な操作や特殊な装置を必要とせずに、簡便かつ迅速に検出する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
核酸の増幅反応において、反応生成物と結合する金属イオンと、核酸とは結合しない化合物との結合能を指標とする核酸増幅の有無の検出方法であって、核酸増幅に伴い生成されるピロリン酸と結合する金属イオンと、金属指示薬との呈色および/または蛍光を観察することにより、核酸増幅の有無を高感度に検出する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、核酸の増幅反応の有無を検出する方法と装置に関する。
核酸塩基配列の相補性に基づく分析方法は、遺伝的な特徴を直接的に分析することが可能である。そのため、当該分析方法は遺伝的疾患、癌化、微生物の識別等には非常に有力な手段である。また、遺伝子そのものを検出対象とするために、例えば培養のような時間と手間のかかる操作を省略できる場合もある。しかしながら、試料中に存在する目的の核酸量が少ない場合の検出は一般に容易ではなく、標的核酸そのものを、あるいは検出シグナル等を増幅することが必要となる。
核酸の増幅産物を検出する最も一般的な方法は、増幅反応後の溶液をアガロースゲル電気泳動にアプライし、エチジウムブロマイド等の蛍光インターカレーターを結合させて特異的な蛍光を観察するというものである。ここで、他のDNAが混在するおそれがなく、増幅産物の有無のみを知りたい場合には、電気泳動を省略して増幅反応後の溶液に蛍光インターカレーターを加えて蛍光を観察することも可能である。ただし、これらの方法は簡便であるものの、蛍光を観察するためのUVランプと暗室が必要である。
固相等の支持体上で核酸を発色させる方法には、酵素を利用し金属−硫黄錯体を固着する方法(例えば、特許文献1参照)、金属染色法で染色した核酸に色素前駆体と補力剤を作用させる方法(例えば、特許文献2参照)があるが、いずれも煩雑な工程を必要とする。
蛍光色素をはじめとする各種標識物質で標識したプライマーやヌクレオチドを用いて増幅反応を行い、増幅産物に取り込まれた標識を観察する方法もあるが(例えば、特許文献3参照)、増幅産物に取り込まれなかったフリーの標識プライマー(あるいはヌクレオチド)を分離する操作が必要であり、反応液量が微量である核酸増幅反応には適さない。また、標識プライマーやヌクレオチドは高価である。
電気泳動ゲルや膜等の支持体および標識物質を使用しない検出法には、核酸増幅反応液に偏光を通過させその偏光の旋光度または円偏光二色性を測定する方法(例えば、特許文献4参照)、伸長した増幅産物の偏光成分の変化を検知する方法(例えば、特許文献5、6および7参照)がある。また、増幅反応に伴い生成するピロリン酸とマグネシウムによる不溶性物質の沈殿を観察する方法(例えば、特許文献8参照)も開発されているが、沈殿による検出は極めて簡便で実用的であるものの、シグナルとしての認識性および訴求力にやや乏しい面もある。さらに、ピロリン酸を対象とする分析方法として、ピロリン酸に対して、酸化酵素を含む酵素反応試薬で処理し、酸化酵素が作用する際に起こる電子移動を、電気化学的活性インターカレータの存在下で増幅し、電気化学的に電流として検出する方法もあるが操作の煩雑さは否めない(例えば、特許文献9参照)。いずれにせよ、上述した方法には、増幅反応液の色調変化を簡単に観察できる極めて簡便で明確な核酸増幅の有無の検出方法についての記載はない。
特開平2−9400号公報(第4−5頁) 特開昭61−66964号公報(第2−4頁) 特開平9−187275号公報(第4−8頁) 特開2002−186481号公報(第2−3頁) 特開2002−171997号公報(第2−3頁) 特開2002−171998号公報(第2−3頁) 特開2002−171999号公報(第2−3頁) WO01/83817(第2−3頁) 特開2003−299(第1−2頁)
本発明は、核酸の増幅反応の有無または増幅過程を、複雑な操作や特殊な装置を必要とせずに、簡便かつ迅速に検出できる方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、核酸の増幅反応において、
反応生成物と結合する金属イオンと、核酸とは結合しない金属指示薬との結合能を指標とした高感度な核酸増幅の有無の検出法と、核酸の増幅過程をモニタリングする方法ならびに試薬キット、さらには核酸増幅の有無を検出する簡易装置を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、核酸の合成または増幅反応における、dNTPsとピロリン酸の結合能の差に基づく反応液中の金属イオン量の変化を、金属指示薬によって検知する核酸合成または増幅の有無の検出方法である。さらに、本発明は、ポリヌクレオチド鎖上の標的領域を増幅し、増幅反応に伴い変化する反応液中の金属イオンを指示薬により呈色させ、核酸の合成または増幅の有無すなわち標的核酸の存在を簡便に検出する方法と、核酸の増幅過程をモニターする方法ならびに試薬キット、さらには核酸増幅の有無を検出する簡易装置に関するものであり、以下の構成からなる。
(1)核酸の増幅反応において、反応生成物に結合する金属イオンと、核酸とは結合しない化合物との結合による呈色および/または蛍光を指標とすることを特徴とする、核酸増幅の有無を検出する方法。
(2)さらに、反応生成物と金属イオンとの結合によって生じる不溶性物質による濁度または沈殿を指標とすることを特徴とする、(1)記載の方法。
(3)核酸の増幅反応において、反応生成物に結合する金属イオンと金属指示薬との呈色および/または蛍光反応を指標とすることを特徴とする、核酸増幅の有無を検出する方法。
(4)金属イオンが、Mg(II)、Mn(II)、Ni(II)、Fe(II)およびZn(II)から選択される少なくとも1種である(1)〜(3)記載の方法。
(5)金属指示薬が、エリオクロムブラックT、ヒドロキシナフトールブルー、チモールフタレインコンプレクソン、メチルチモールブルー、キシリジルブルー−1、クロロホスフォナゾ−3およびカルセインから選択される少なくとも1種である(3)記載の方法。
(6)反応液中の金属指示薬の濃度が、0.05〜1000μMの範囲である(5)記載の方法。
(7)核酸の増幅反応がLAMP法であることを特徴とする(1)〜(6)記載の核酸増幅の有無を検出する方法。
(8)反応液の入った容器を反応温度が一定に保てるサンプルホルダーに設置し、反応液に光を照射して、濁度、呈色または蛍光を検出することを特徴とする(7)記載の方法。
(9)(7)記載の核酸増幅の有無を濁度、呈色または蛍光によって検出する装置であって、
(a)反応温度を一定に保てる保温機能を有するサンプルホルダー、
(b)前記(a)に挿入した反応容器の中の反応液に、光が照射できるように配置された光源、ならびに
(c)反応液の濁度、呈色または蛍光を検知できるように配置された検出器、含む装置。
(10)光源を切り換えることにより濁度、呈色または蛍光による検出を行えるようにしたことを特徴とする(9)記載の装置。
(11)核酸を増幅するために必要な試薬に加え、金属指示薬を含む試薬キット。
(12)金属指示薬が、エリオクロムブラックT、ヒドロキシナフトールブルー、チモールフタレインコンプレクソン、メチルチモールブルー、キシリジルブルー−1、クロロホスフォナゾ−3およびカルセインから選択される少なくとも1種である(11)記載のキット。
本発明の方法により、試料中に存在する目的の標的核酸の増幅の有無を簡単に検出することができる。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、核酸またはポリヌクレオチド鎖上の標的領域を合成または増幅した後もしくは合成または増幅中に、合成反応または増幅反応に伴い変化する反応液中の金属イオンと金属指示薬との呈色または蛍光反応により、核酸の合成または増幅反応を検出するものである。反応によって生じる色調の変化は、肉眼でも観察可能であるため、増幅反応の有無を、複雑な操作や特殊な装置を必要とせずに、簡便かつ迅速に検出することを特徴としている。
1.検出対象
本発明において、検出対象となる金属イオンは、核酸増幅反応の結果生じるピロリン酸と結合可能な金属イオンである。一般にタリウム(I)以外のアルカリ金属およびアルカリ土金属の多くはピロリン酸と結合して水に不溶、あるいは難溶性の塩を形成するため、好適に使用できる。増幅反応液中には、通常、ポリメラーゼの活性化剤であるマグネシウムイオンが十分量存在しているため、これをそのまま指標としてもよい。また、別途マグネシウムイオンと異なる金属イオンを加えることにより、マグネシウムイオンとピロリン酸の結合が抑制され、ポリメラーゼ活性を低下させない効果が期待できる。この方法では、マグネシウムのように過剰量添加する必要がないため、金属指示薬の選択範囲が広がる。しかしながら、マグネシウムと同じアルカリ土類金属であるカルシウムは、ポリメラーゼ活性を阻害するため使用に適さない。マグネシウム以外に好適な金属イオンとして、Mn(II)、Ni(II)、Fe(II)、Zn(II)等が挙げられる。
ここで、マグネシウム以外に、別途金属イオンを添加する場合のその濃度は、0.01〜100mMの範囲であることが好ましく、より好ましくは、0.05〜20mMの範囲である。濃度が0.01mMより低いときは、金属指示薬によっては呈色が十分でなく、100mMより高い濃度では、ポリメラーゼ活性の低下により、増幅反応に影響を及ぼすときがある。
前記金属イオンの検出は、水溶性金属指示薬によるのが好ましい。本発明では、増幅に伴い減少する反応液中の金属イオンを検出するため、金属イオン濃度に比例して発色を呈する指示薬ではなく、金属イオンと金属指示薬とのキレート化によって吸光スペクトルが変化し、その変化を観察できるものの方が好ましい。例えば、エリオクロムブラックT(BT)はpH10において種々の金属の共存により赤色を呈し、非存在下では青色を呈するので好適である。一方、この色調の変化を利用して増幅反応をモニタリングするためには、反応液のpH、反応温度(60℃以上)、ポリメラーゼに対する阻害等を考慮しなければならない。また、マグネシウム以外の金属イオンを指標とする場合は、共存するマグネシウムの影響も考慮する必要がある。このような条件を満たす金属指示薬として、BTの他、ヒドロキシナフトールブルー(HNB)、チモールフタレインコンプレクソン(TPC)、メチルチモールブルー(MTB)、キシリジルブルー1(XB−1 )、クロロホスフォナゾ−3(Ch−3)およびカルセインが挙げられる。これらの指示薬は、単独または組み合わせて使用できる。
金属指示薬の濃度は、0.05〜1000μMの範囲であることが好ましく、より好ましくは、0.5〜500μMの範囲である。濃度が0.05μMより低いときは、金属イオンによっては呈色が十分でなく、1000μMより高い濃度では、反応液のバックグランドが上昇し、呈色による増幅の有無が確認しにくくなる。
ここで、本発明においてポリヌクレオチドとは、増幅の対象となる核酸を意味し、一般的にはDNAとRNAの双方を含む。核酸は、一般に生物学的試料に含まれる。生物学的試料とは、動物、植物または微生物の組織、細胞、培養物若しくは排泄物、またはそれらの抽出物を意味する。また、生物学的試料には、ウイルスやマイコプラズマのような細胞内寄生体のゲノムDNA、あるいはRNAが含まれる。また核酸は、前記生物学的試料に含まれる核酸から誘導されたものであってもよい。たとえば、mRNAをもとに合成されたcDNAや、生物学的試料に由来する核酸をもとに増幅された核酸等が挙げられる。
2.核酸の合成反応
核酸の合成反応では、使用する酵素により核酸の末端にヌクレオチドを付加する過程でピロリン酸が生成する場合がある。本発明は、このような酵素による核酸の合成反応で生成されたピロリン酸と金属イオンの結合能を指標として核酸の存在を検出することができる。前記酵素としては、特に限定されるものではなく、E.Coli DNA ポリメラーゼ、Taq DNA ポリメラーゼ、T4 DNA ポリメラーゼ、逆転写酵素( Reverse Transcriptase )、SP6 RNA ポリメラーゼ、T7 RNA ポリメラーゼ、ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ、Poly(A)ポリメラーゼ、Bst DNAポリメラーゼ、Vent DNAポリメラーゼ等が挙げられ、各酵素の反応は、公知の任意の条件で行うことができる( T. Maniatis et al., Molecular cloning, A Laboratory Manual, Second Edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press, 1989 )。
3.増幅反応
本発明の検出対象は、ピロリン酸と結合する金属イオンであることから、本発明において適用される増幅反応は、ヌクレオチドが核酸鎖に取り込まれる際にピロリン酸が生成する反応であれば、特に限定されるものではない。例えば、in vitroにおける核酸の増幅技術として現在最も一般的な方法であるPCR( Polymerase Chain Reaction )法の他、LAMP( Loop-Mediated Isothermal Amplification )法と呼ばれる増幅法(特許第3313358号等)、SDA( Strand Displacement Amplification )法(特公平7−114718号公報等)、NASBA( Nucleic Acid Sequence Based Amplification )法(特許第2650159号)等に適用することができる。
前期増幅反応のうちLAMP法は、増幅対象となる塩基配列の末端にループ構造を形成し、そこを起点としてポリメラーゼによる伸長反応が起きると同時に、ループ内の領域にハイブリダイズしたプライマーが、鎖置換反応により核酸鎖を伸長しながら先の伸長反応の産物を1本鎖に解離させていくというものである。生成した1本鎖核酸はその末端に自己相補性領域を持つため、末端にループを形成し新たな伸長反応が始まる。実際のLAMP法では等温で進行するため、上に述べた反応は同時に並行して起こる。LAMP法の特徴としては、等温で進行する鎖置換型の反応であることの他に、増幅産物の量が非常に多いことが挙げられる。これは、ポリメラーゼが失活する原因である熱変性の操作が含まれていないことも一因である。増幅産物の量が多いということは、生成するピロリン酸の量すなわちピロリン酸と反応する金属イオンの量も多いため、本発明を適用する核酸増幅法としてLAMP法は好適である。
ここで、LAMP法において使用されるオリゴヌクレオチドプライマーは、標的核酸の塩基配列の計6領域から設計・作製された、ループ構造の形成に関与する2種類の内部プライマー(FAプライマー、RAプライマー)と、2種類の外部プライマー(F3プライマー、R3プライマー)の、少なくとも計4種類のオリゴヌクレオチドプライマーが挙げられる。
4.検出
本発明においては、反応液中の金属イオンを金属指示薬によって検出する。検出操作の違いにより、以下の通り、定性的または定量的に検出することが可能である。検出対象である金属イオンは、増幅反応に用いられたヌクレオチドから生成したピロリン酸と結合して不溶性物質を形成し、反応液中の金属イオンは増幅反応の進行に伴い減少する。
(1)目視による検出
増幅反応により減少する反応液中の金属イオンを検出する最も簡便な方法は、透明な容器の横からあるいは不透明容器の上部から、金属指示薬による呈色または蛍光を目視により観察することである。
(2)吸光度による測定
反応液の吸光度を測定することにより、増幅産物を検出することもできる。吸光度の測定には、汎用の分光光度計等を用いることができる。測定波長は、金属イオンおよび金属指示薬の種類によって適宜設定すればよい。また、吸光度測定により、特定のサイクル数または一定時間で反応を停止した反応液を用いて、試料中の核酸を定量することも可能である。さらに本発明においては、特に吸光度を経時的に測定することで、反応時間の経過と共に反応産物がどのように推移したか、そのモニタリングが可能となる。
(3)蛍光による測定
金属指示薬カルセインは、呈色と同時に蛍光も発するため蛍光の観察により増幅反応の有無を検出することもできる。また増幅反応がネガティブで青色、ポジティブで無色となるTPCにさらに一般的な蛍光色素(フルオレセイン等)を添加すれば、ポジティブにおいても蛍光が観察されるようになる。このように、適当な蛍光色素を選択して添加することで、より広範な波長域で増幅反応の有無の検出またはモニタリングが可能となる。
例えば、前記蛍光を利用したモニタリングに関しては、以下の構成を備えた簡易装置を用いて実施できる。すなわち、核酸増幅の反応温度を一定に保てる保温機能を備えたサンプルホルダーと、前記サンプルホルダーの、例えば下部に設けた開放口からサンプルホルダーに導入された反応容器の中の反応液に励起光が照射できるように配置された光源と、反応液から放射された蛍光を、光軸に対して90°の方向での検知できるように配置された検出器とを備えた装置である。さらに、前記検出器に、所要の波長のみを通過させるためのフィルターを兼ね備えていてもよい。
ここで、本発明で用いるサンプルホルダーは、反応容器の導入口、光の通過する開放口を有しており、核酸増幅中の反応液の温度が一定に保たれれば特に限定されない。そして、前記光源は、紫外線(UV)ランプ、発光ダイオード(LED)、ケミカルライト、レーザー光等から選択され、吸光度または蛍光等の検出手段により、切り換えができるように配置されていてもよい。前記検出器は、CCD、CMOS、フォトダイード等から選択される。そして、所要の波長のみを通過させるためのフィルターとは、反応液から放射される固有の波長の帯域光のみを透過させ、それ以外の波長域を遮断する目的のものである。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は、これら実施例において、その技術的範囲が限定されるものではない。
実施例1:LAMP反応による核酸増幅の金属指示薬による検出
〔反応液組成〕
LAMP用反応液組成(25μL中)
20mM Tris−HCl(pH8.8)
10mM KCl
10mM (NH42SO4
8mM MgSO4
0.1% Tween20
0.8M Betain
1.4mM dNTPs
8U BstDNAポリメラーゼ( New England Biolab社製 )
1.6μM FAプライマー
1.6μM RAプライマー
0.4μM F3プライマー
0.4μM R3プライマー
前記LAMP用反応液に、LAMP反応の鋳型としてPSA(前立腺特異抗原)DNAを6×10-20M、金属指示薬としてエリオクロムブラックT(BT)、ヒドロキシナフトールブルー(HNB)、チモールフタレインコンプレクソン(TPC)およびメチルチモールブルー(MTB)をそれぞれ50μM、キシリジルブルー−1(XB−1)は100μMの濃度となるように添加し、増幅反応を65℃で60分を行った。TPC、XB−1は水に難溶のため、予め0.02MのNaOHに溶解した10mM溶液を添加した。なお、鋳型DNAを添加した反応液をポジティブ(+)、鋳型DNAを添加しなかった反応液をネガティブ(−)(以下それぞれ「ポジティブ」「ネガティブ」)とした。本増幅反応においては、鋳型中に含まれる以下の配列(配列番号1)を目的のポリヌクレオチドとした。
5'-TGCTTGTGGCCTCTCGTGGCAGGGCAGTCTGCGGCGGTGTTCTGGTGCACCCCCAGTGGGTCCTCACAGCTGCCCACTGCATCAGGAACAAAAGCGTGATCTTGCTGGGTCGGCACAGCCTGTTTCATCCTGAAGACACAGGCCAGGTATTTCAGGTCAGCCACAGCTTCACACACCC-3'(配列番号1)
また、反応液組成中のFAプライマー、RAプライマーならびにF3、R3プライマーは、配列番号1に示す塩基配列に基づいて以下のように設計した。
・FAプライマー
5'-TGTTCCTGATGCAGTGGGCAGCTTTAGTCTGCGGCGGTGTTCTG-3'(配列番号2)
・RAプライマー
5'-TGCTGGGTCGGCACAGCCTGAAGCTGACCTGAAATACCTGGCCTG-3'(配列番号3)
・F3プライマー
5'-TGCTTGTGGCCTCTCGTG-3'(配列番号4)
・R3プライマー
5'-GGGTGTGTGAAGCTGTG-3'(配列番号5)
増幅後の反応液の色調を目視により観察した。また、反応液のスペクトルおよび吸光度の測定に関しては、遠心操作によって反応液中のピロリン酸マグネシウムの沈殿物を除去した後、上清80μLを、 分光光度計Ultorospec2000( Pharmacia社製 )を用いて、波長300〜800nmの吸光スペクトルと、可視領域内での変化の大きい極大吸収波長における吸光度を測定した。
その結果を図1〜図5および以下に示す。すべての指示薬について概ね550〜700nmの1つの領域にスペクトル変化が認められた。また、遠心後の反応液の色調差も顕著であり、肉眼で容易に増幅の有無を確認することができた。

--------------------------------------------------------------------
指示薬 鋳型添加 色調 吸光度(極大吸収波長)
--------------------------------------------------------------------
BT − 赤紫 0.247(650nm)
+ 青 0.629( 同 上 )
--------------------------------------------------------------------
HNB − 青紫 0.579(650nm)
+ 青 1.119( 同 上 )
--------------------------------------------------------------------
TPC − 青 0.573(600nm)
+ 無色 0.185( 同 上 )
--------------------------------------------------------------------
MTB − 淡青 1.153(610nm)
+ 濃青 0.700( 同 上 )
--------------------------------------------------------------------
XB−1 − 橙 0.178(600nm)
+ 桃 0.444( 同 上 )
--------------------------------------------------------------------
実施例2:NiイオンとCh−3添加による核酸増幅の検出
実施例1で用いたLAMP用反応液(以下「LAMP用反応液」)に、NiCl2を0.1mMおよびクロロホスフォナゾ−3(Ch−3)を40μMとなるようにそれぞれ添加し、実施例1に準じてPSAのDNA増幅を行い、目視による増幅後の反応液の色調の観察とスペクトル測定を行った。
その結果を図6に示す。NiCl2およびCh−3が無添加のものは、ポジティブ、ネガティブにスペクトルの差はほとんど見られなかったが、NiCl2およびCh−3を添加したものは、300〜700nm全域でスペクトルに大きな差が現れ、極大吸収波長580nmでの吸光度は、ネガティブが1.390に対し、ポジティブが1.678、また、目視による増幅後の反応液の色調は、ネガティブが青紫色に対し、ポジティブが青色であり、増幅の有無を確認することができた。。
実施例3:MnCl 2 とカルセイン添加による核酸増幅の検出
LAMP用反応液に、MnCl2を1mMおよびカルセインを25μMとなるようにそれぞれ添加し、実施例1に準じてPSAのDNA増幅を行い、目視による増幅後の反応液の色調の観察とスペクトル測定を行った。
その結果を図7に示す。MnCl2およびカルセインが無添加のものは、ポジティブ、ネガティブにスペクトルの差はほとんど見られなかったが、MnCl2およびカルセインを添加したものは、極大吸収波長が、ネガティブが494nm(吸光度1.714)に対し、ポジティブでは489nm(吸光度1.659)とわずかに変化した。また、目視による増幅後の反応液の色調は、ネガティブがオレンジ色に対し、ポジティブが黄色となり、増幅の有無を確認することができた。ここで、増幅後の反応液について、UVイルミネーターで波長365nmの紫外線を照射すると、ポジティブのみで強い蛍光色が観察された。さらに、この反応液を蛍光光度計で測定すると、Ex.360nm(励起波長)−Em.514nm(蛍光波長)で、蛍光強度がポジティブで263.87、ネガティブで24.25となり、蛍光測定においても増幅の有無を確認することができた。図8(ネガティブ)および図9(ポジティブ)に蛍光スペクトル図を示す。
実施例4:核酸増幅反応の呈色を指標としたモニタリング
LAMP用反応液に、HNBまたはBTを100μMの濃度となるように添加し、測定波長(650nm)が固定式のリアルタイム濁度計LA−200( テラメックス社製 ) を用いて、PSAのDNA増幅反応を65℃で50分間行った。金属指示薬無添加のものをベースラインとし、増幅反応によって生じるHNBまたはBTの色調変化に伴う吸光度変化をモニタリングした。
その結果を図10に示す。HNBまたはBTのどちらを添加しても、10分過ぎにポジティブのみ急激な吸光度の上昇がみられた。このことは、呈色反応のみによる増幅反応のモニタリングすなわちリアルタイム測定が可能であることを示唆する。
実施例5:核酸増幅反応の呈色と濁度を指標としたモニタリング
LAMP用反応液に、HNBまたはBTを100μMの濃度となるように添加し、実施例4で使用した濁度計を用いて、PSAのDNA増幅反応を65℃で60分間行い、増幅反応によって生じる色調と濁度の変化に伴う吸光度変化をモニタリングした。
その結果を図11に示す。金属イオンとピロリン酸による濁度(図中「ポジティブ」)に、金属イオンと金属指示薬による呈色が加わり、より大きい吸光度の上昇(図中「BT−またはHNB−ポジティブ」)が見られた。このことは、より高感度なモニタリングが可能であると同時に、呈色または濁度のどちらの手段を用いても、核酸増幅の有無を検出することが可能であることを示唆している。
実施例6:核酸増幅反応の蛍光によるモニタリング(1)
LAMP用反応液に、MnCl2を0.25mMおよびカルセインを5μM濃度となるように添加し、リアルタイム高温蛍光マイクロプレートリーダーFluoDia T70( 大塚電子株式会社製 )を用いて、PSAのDNA増幅反応を65℃で60分間行い、増幅反応によって生じる蛍光強度の変化をモニタリングした。
その結果を図12に示す。Ex.485nm−Em.530nmにおいて、13分過ぎにポジティブのみで急激な蛍光強度の上昇がみられた。このことより、金属イオンと金属指示薬の添加による蛍光測定によって、増幅反応のモニタリングが可能であることが示唆された。
実施例7:核酸増幅反応の蛍光によるモニタリング(2)
LAMP用反応液に、TPCを200μMおよびフルオレセインを60nMの濃度となるように添加し、ABI PRISM 7700 SYSTEM( Perkin Elmer Applied Biosystems社製 )を用いて、PSAのDNA増幅反応を65℃で60分間行い、増幅反応によって生じる蛍光強度の変化をモニタリングした。
その結果を図13に示す。励起波長488nm、Dye Layer FAM (蛍光波長520〜530nm)において、15分過ぎにポジティブのみで急激な蛍光強度の上昇がみられた。これは、核酸増幅の進行と共に、TPCによる反応液の色調が弱くなることで、反応前にTPCに吸収されていたフルオレセインの蛍光色が次第に観察されるようになってくるためである。このことより、金属指示薬と蛍光物質の共存による蛍光測定によって、増幅反応のモニタリングが可能であることが示唆された。
実施例8:核酸増幅反応の蛍光によるモニタリング(3)
LAMP用反応液に、MnCl2を0.5mMおよびカルセインを25μMの濃度となるように添加し、サーマルサイクラー T gradient ( Biometra社製 )を用いて、PSAのDNA増幅反応を65℃で30分間行った。反応時間2分毎にデジタルカメラQV−2900UX ( CASIO社製 )、UVランプUVGL−58型ミネラライト・ランプ( UVP )を用い、図15に示す装置構成で、反応液の蛍光をデジタルカメラ( Shutter Speed 1/20sec. F 3.2 )を固定したまま撮影を行った。
その結果を図14に示す。図14は、反応終了後、撮影した画像を画像編集ソフト( Adobe Photo Shop 5.5 )で変換し、反応液部分のヒストグラムの平均値(チャンネル;ブラック)を算出し、得られた平均値を撮影時間に対してプロットしたグラフである。ポジティブのみ蛍光の上昇に伴うヒストグラム平均値の上昇が見られた。このことより、簡易装置を用いた増幅反応のリアルタイム測定が可能であることが示唆される。
LAMP用反応液にBTを添加したときの吸光スペトル図である。 LAMP用反応液にHNBを添加したときの吸光スペトル図である。 LAMP用反応液にTPCを添加したときの吸光スペクトル図である。 LAMP用反応液にMTBを添加したときの吸光スペクトル図である。 LAMP用反応液にXB−1添加したときの吸光スペクトル図である。 LAMP用反応液にNiおよびCh−3を添加したときの吸光スペクトル図である。 LAMP用反応液にMnおよびカルセインを添加したときの吸光スペクトル図である。 LAMP用反応液にMnおよびカルセインを添加したときの蛍光スペクトルを示す図である(ネガティブ)。 LAMP用反応液にMnおよびカルセインを添加したときの蛍光スペクトルを示す図である(ポジティブ)。 LAMP用反応液にHNBまたはBTを添加したときの呈色によるモニタリング図である。 LAMP用反応液にHNBまたはBTを添加したときの呈色と濁度によるモニタリング図である。 LAMP用反応液にMnおよびカルセインを添加したときの蛍光によるモニタリング図である。 LAMP用反応液にTPCとフルオレセインを添加したときの蛍光によるモニタリング図である。 簡易装置を用いた核酸増幅反応の蛍光によるモニタリング図である。 実施例8で用いた簡易装置の構成図である。 簡易装置の代表的な構成図である。

Claims (12)

  1. 核酸の増幅反応において、反応生成物に結合する金属イオンと、核酸とは結合しない化合物との結合による呈色および/または蛍光を指標とすることを特徴とする、核酸増幅の有無を検出する方法。
  2. さらに、反応生成物と金属イオンとの結合によって生じる不溶性物質による濁度または沈殿を指標とすることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 核酸の増幅反応において、反応生成物に結合する金属イオンと金属指示薬との呈色および/または蛍光反応を指標とすることを特徴とする、核酸増幅の有無を検出する方法。
  4. 金属イオンが、Mg(II)、Mn(II)、Ni(II)、Fe(II)およびZn(II)から選択される少なくとも1種である請求項1〜3記載の方法。
  5. 金属指示薬が、エリオクロムブラックT、ヒドロキシナフトールブルー、チモールフタレインコンプレクソン、メチルチモールブルー、キシリジルブルー−1、クロロホスフォナゾ−3およびカルセインから選択される少なくとも1種である請求項3記載の方法。
  6. 反応液中の金属指示薬の濃度が、0.05〜1000μMの範囲である請求項5記載の方法。
  7. 核酸の増幅反応がLAMP法であることを特徴とする請求項1〜6記載の核酸増幅の有無を検出する方法。
  8. 反応液の入った容器を反応温度が一定に保てるサンプルホルダーに設置し、反応液に光を照射して、濁度、呈色または蛍光を検出することを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 請求項7記載の核酸増幅の有無を濁度、呈色または蛍光によって検出する装置であって、
    (a)反応温度を一定に保てる保温機能を有するサンプルホルダー、
    (b)前記(a)に挿入した反応容器の中の反応液に、光が照射できるように配置された光源、ならびに
    (c)反応液の濁度、呈色または蛍光を検知できるように配置された検出器、含む装置。
  10. 光源を切り換えることにより濁度、呈色または蛍光による検出を行えるようにしたことを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. 核酸を増幅するために必要な試薬に加え、金属指示薬を含む試薬キット。
  12. 金属指示薬が、エリオクロムブラックT、ヒドロキシナフトールブルー、チモールフタレインコンプレクソン、メチルチモールブルー、キシリジルブルー−1、クロロホスフォナゾ−3およびカルセインから選択される少なくとも1種である請求項11記載のキット。
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