JP2004283154A - 生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を用いた植物の出根誘導栽培法 - Google Patents
生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を用いた植物の出根誘導栽培法 Download PDFInfo
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Abstract
[課 題]畑作物の植え替えに際して根鉢(苗の根)を崩す事なく定植畝の植え穴に植える事が出来、畑作土の若苗にとって出根しにくい環境を克服し水溝栽培に近い根量を従来作りの畝作土中に発生させる。
[解決手段]従来作りの畝作土に生分解性材料からなる綿菓子状培代替資材を埋め、その綿菓子状培土代替資材に根鉢を収納しえる収納穴を設け、その収納穴に苗(根鉢)を納めることを従来の定植作業として植物を栽培する。
【選択図】図1
[解決手段]従来作りの畝作土に生分解性材料からなる綿菓子状培代替資材を埋め、その綿菓子状培土代替資材に根鉢を収納しえる収納穴を設け、その収納穴に苗(根鉢)を納めることを従来の定植作業として植物を栽培する。
【選択図】図1
Description
【0001】
[発明の属する技術分野]本発明は植物の出根誘導用綿菓子状培土代替資材及び該培土代替資材を用いた植物の移植方法に関する。
【0002】
[従来の技術]従来の野菜、果菜、花等の畑作栽培は種だけを始めにまとめて播種し発芽させ本葉が1〜2枚くらい展開したら鉢上げと称される重ね合せ可能な略円筒形で底面中央に円の穴の開いた薄いビニールカップに植え替え作業してそのカップで定植畝に定植できる大きさまで苗を育成した後そのビニールカップより苗を取り出し定植畝に掘った植え穴に定植する方法が一般的である。
【0003】
[発明が解決しようとする課題]この従来法であるとカップから苗(根鉢)を取り出す時の作業性、植え穴に入れる時の根鉢の崩れによる根痛みから起因する数々の障害、切れた根からのウイルス等の感染、培土に馴染みかけた幼根毛根のガサツキ離れによる活着不良等、後々まで成育に悪影響を残す事が問題になっていた。本発明の課題はかかる従来方法の問題点を解消する事にある。
【0004】
[課題を解決する為の手段]前記のような問題を解消する為本発明はまとめて播種され本葉が1〜2枚の頃の鉢上げ作業時に一回目の根痛み、定植畝の植え穴への定植時に2回目の根痛みを与えていた植物の育苗、移植方法を変換する為の植物出根誘導栽培法である即ちH15年2月22日提出意匠願いによる育苗ポットを収納し得る根鉢収納穴を備えた生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を定植畝面と該培土代替資材上面がほぼ同一になる様に定植畝に埋めた後、根鉢収納穴に2月22日提出意匠願いによる育苗ポットで育成した苗を該育苗ポットごと根鉢収納穴に入れて定植畝への定植とする事を特徴とする、前記出根誘導栽培法に係る
【0005】
[発明の実施の形態]好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を説明する、従来作りの定植畝に例えば正立方体で中心に根鉢収納用の略円錐状の穴を形成した生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を定植畝面と該培土代替資材上面をほぼ同一面にして埋める。2月22日提出意匠願いによる育苗ポットで育成された苗を根鉢収納穴に収納する。又植物の種類によっては近年利用が伸びて来たプラグポットで育成し根鉢の締まったプラグ苗に関してはそのまま該綿菓子状培土代替資材の根鉢収納穴の形状をプラグ苗の根鉢形状と一致させ、該根鉢収納穴にプラグ苗だけを入れて施用する。
【0006】
[実施例]本発明の具体的な実施例について説明すると図1は綿密度の低い綿菓子状培土代替資材を用いた場合で該培土代替資材を定植畝作土に埋めた場合に周囲の土に崩れ押し縮められる事を防止する為にこうし状の保持板で該培土代替資材を囲った場合であって施用する植物の種類によっては綿密度の低い方が良好に出根する場合が有るが通常は周囲の土に崩れ押し縮められる事の無い堅さの綿密度で十分であり、そのまま定植畝作土に埋めて施用する。
【0007】
[発明の効果]本発明は上述の様に構成したから従来法による2回にも及ぶ根痛みを受けた生育が 当り前 と認識されている感覚を一新するものである、即ち土床畝中には各種雑菌、連作障害物質、肥料と作土の混合むらによる肥料成分の強弱差等により根勢の未だついていない若苗には出根し難たい環境にある。この出根し難たい環境の反対面である出根し易い環境下である水溝栽培の例のごとく無菌の障害物質も無く100%均等な肥料成分であれば資料1に示す様に植物は多量の根を発生させる事が出来る、がしかし水溝栽培に於いてこの環境を作り出すには資料2の如く処理に窮する産廃物を生ずるが本発明はそれが無い。本発明によれば根痛みを全く経験していない事による従来にない発根力で該培土代替資材中に水溝栽培の根量の如く出根し根勢、樹勢を増した事により土床栽培における先に記した出根しがたい環境を物ともせずに土床畝中に多量の根を出根させる事が出来る。それにより得られる効果は高品質な作物が収穫できる事に加えて先に記した出根し難い畑作土中の環境を改善する為に多使用されている各種薬剤、農薬を減らし、高価な土壌スチーム消毒機械、接苗作りなどの 負の技術開発 も減らす事につながる。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明を行う綿密度の低い、綿菓子状培土代替資材をこうし状態の保持板で囲んだ場合の参考使用図
【符号の説明】
1……平成15年2月22日提出意匠願い育苗ポット
2……生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材
3……根鉢(苗)収納穴
4……低密度生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材保持用こうし状板
[発明の属する技術分野]本発明は植物の出根誘導用綿菓子状培土代替資材及び該培土代替資材を用いた植物の移植方法に関する。
【0002】
[従来の技術]従来の野菜、果菜、花等の畑作栽培は種だけを始めにまとめて播種し発芽させ本葉が1〜2枚くらい展開したら鉢上げと称される重ね合せ可能な略円筒形で底面中央に円の穴の開いた薄いビニールカップに植え替え作業してそのカップで定植畝に定植できる大きさまで苗を育成した後そのビニールカップより苗を取り出し定植畝に掘った植え穴に定植する方法が一般的である。
【0003】
[発明が解決しようとする課題]この従来法であるとカップから苗(根鉢)を取り出す時の作業性、植え穴に入れる時の根鉢の崩れによる根痛みから起因する数々の障害、切れた根からのウイルス等の感染、培土に馴染みかけた幼根毛根のガサツキ離れによる活着不良等、後々まで成育に悪影響を残す事が問題になっていた。本発明の課題はかかる従来方法の問題点を解消する事にある。
【0004】
[課題を解決する為の手段]前記のような問題を解消する為本発明はまとめて播種され本葉が1〜2枚の頃の鉢上げ作業時に一回目の根痛み、定植畝の植え穴への定植時に2回目の根痛みを与えていた植物の育苗、移植方法を変換する為の植物出根誘導栽培法である即ちH15年2月22日提出意匠願いによる育苗ポットを収納し得る根鉢収納穴を備えた生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を定植畝面と該培土代替資材上面がほぼ同一になる様に定植畝に埋めた後、根鉢収納穴に2月22日提出意匠願いによる育苗ポットで育成した苗を該育苗ポットごと根鉢収納穴に入れて定植畝への定植とする事を特徴とする、前記出根誘導栽培法に係る
【0005】
[発明の実施の形態]好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を説明する、従来作りの定植畝に例えば正立方体で中心に根鉢収納用の略円錐状の穴を形成した生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を定植畝面と該培土代替資材上面をほぼ同一面にして埋める。2月22日提出意匠願いによる育苗ポットで育成された苗を根鉢収納穴に収納する。又植物の種類によっては近年利用が伸びて来たプラグポットで育成し根鉢の締まったプラグ苗に関してはそのまま該綿菓子状培土代替資材の根鉢収納穴の形状をプラグ苗の根鉢形状と一致させ、該根鉢収納穴にプラグ苗だけを入れて施用する。
【0006】
[実施例]本発明の具体的な実施例について説明すると図1は綿密度の低い綿菓子状培土代替資材を用いた場合で該培土代替資材を定植畝作土に埋めた場合に周囲の土に崩れ押し縮められる事を防止する為にこうし状の保持板で該培土代替資材を囲った場合であって施用する植物の種類によっては綿密度の低い方が良好に出根する場合が有るが通常は周囲の土に崩れ押し縮められる事の無い堅さの綿密度で十分であり、そのまま定植畝作土に埋めて施用する。
【0007】
[発明の効果]本発明は上述の様に構成したから従来法による2回にも及ぶ根痛みを受けた生育が 当り前 と認識されている感覚を一新するものである、即ち土床畝中には各種雑菌、連作障害物質、肥料と作土の混合むらによる肥料成分の強弱差等により根勢の未だついていない若苗には出根し難たい環境にある。この出根し難たい環境の反対面である出根し易い環境下である水溝栽培の例のごとく無菌の障害物質も無く100%均等な肥料成分であれば資料1に示す様に植物は多量の根を発生させる事が出来る、がしかし水溝栽培に於いてこの環境を作り出すには資料2の如く処理に窮する産廃物を生ずるが本発明はそれが無い。本発明によれば根痛みを全く経験していない事による従来にない発根力で該培土代替資材中に水溝栽培の根量の如く出根し根勢、樹勢を増した事により土床栽培における先に記した出根しがたい環境を物ともせずに土床畝中に多量の根を出根させる事が出来る。それにより得られる効果は高品質な作物が収穫できる事に加えて先に記した出根し難い畑作土中の環境を改善する為に多使用されている各種薬剤、農薬を減らし、高価な土壌スチーム消毒機械、接苗作りなどの 負の技術開発 も減らす事につながる。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明を行う綿密度の低い、綿菓子状培土代替資材をこうし状態の保持板で囲んだ場合の参考使用図
【符号の説明】
1……平成15年2月22日提出意匠願い育苗ポット
2……生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材
3……根鉢(苗)収納穴
4……低密度生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材保持用こうし状板
Claims (5)
- 育苗後に定植畝の植え穴に定植される植物の定植畝作土への出根誘導用培土代替資材であって、該培土代替資材が無菌、潤沢な酸素を有する根域空間を定植畝作土中に生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材で作る事を特徴とする、前記生分解性材料からなる出根誘導用綿菓子状培土代替資材。
- 植物を播種、育苗後苗(根鉢)を定植畝の植え穴に移植することからなる育苗、移植方法において出根誘導用綿菓子状培土代替資材に設けた根鉢収納穴に苗(根鉢)を納める事を特徴とする、前記方法。
- 出根誘導用綿菓子状培土代替資材に肥料を含有するか、根鉢収納穴に苗(根鉢)を納める時に肥料を施用することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 出根誘導用綿菓子状培土代替資材が生分解性材料からなる事を特徴とする、請求項2又は3に記載の方法。
- 植物が野菜、果菜、花である事を特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003120744A JP2004283154A (ja) | 2003-03-22 | 2003-03-22 | 生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を用いた植物の出根誘導栽培法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003120744A JP2004283154A (ja) | 2003-03-22 | 2003-03-22 | 生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を用いた植物の出根誘導栽培法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004283154A true JP2004283154A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33296539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003120744A Pending JP2004283154A (ja) | 2003-03-22 | 2003-03-22 | 生分解性材料からなる綿菓子状培土代替資材を用いた植物の出根誘導栽培法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004283154A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105900574A (zh) * | 2016-03-15 | 2016-08-31 | 盐城市新洋农业试验站 | 一种棉高脚苗移栽技术 |
-
2003
- 2003-03-22 JP JP2003120744A patent/JP2004283154A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105900574A (zh) * | 2016-03-15 | 2016-08-31 | 盐城市新洋农业试验站 | 一种棉高脚苗移栽技术 |
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