JP2004282134A - 手話通訳システム及び手話通訳プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】いつでもどこでも適切な手話通訳サービスを受けることが可能な手話通訳システムを提供する。
【解決手段】(a)動画像が撮影可能な携帯電話端末と、(b)動画像を表示可能な手話通訳者端末と、(c)通訳者に関する情報を記録した通訳者情報データベースと、課金情報を記録する課金情報データベースと、通訳の可否状態を通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】(a)動画像が撮影可能な携帯電話端末と、(b)動画像を表示可能な手話通訳者端末と、(c)通訳者に関する情報を記録した通訳者情報データベースと、課金情報を記録する課金情報データベースと、通訳の可否状態を通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信手段を使用して手話の通訳を行う手話通訳システム及び手話通訳プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からネットワーク上で手話通訳希望者(利用者)と手話通訳者を仲介する手話通訳提供システムが知られている(特許文献1)。また、予めマイク、スピーカ、音声処理装置、送受信装置及びサービス要求確認装置を備えた通訳サービスシステムが知られている(特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−169988号公報
【特許文献2】
特開2002−223299号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示す手話通訳提供システムにあっては、予め予約する必要があるとともに、手話通訳者の都合により予約変更をすることが難しいという問題がある。また、特許文献2に示す通訳サービスシステムにあっては、装置を備えた場所でしか使用できず、また課金の確実性(誰に対して課金するべきか)が低いという問題がある。また、手話表現は、地域や世代によって異なるため、通訳結果に表現の微妙な違いが発生するという問題もある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、いつでもどこでも適切な手話通訳サービスを受けることが可能な手話通訳システム及び手話通訳プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者の年齢が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、前記通訳者情報データベースは、通訳者の年齢を前記通訳者IDと関連付けて記録し、前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた年齢に最も近い年齢の通訳者を検索することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者が手話を覚えた地域が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、前記通訳者情報データベースは、通訳可能な地域を前記通訳者IDと関連付けて記録し、前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた地域と同じ地域の手話通訳が可能な通訳者を検索することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、を備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理とをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースとを備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理とをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による手話通訳システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、動画像が撮影可能なカメラと文字列を表示することが可能なディスプレイとを備えた携帯電話端末であり、ここでは、手話通訳希望者端末と称する。符号2は、手話通訳希望者端末1において撮影された動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末であり、パソコン等で構成される。符号3は、手話通訳処理を行うサーバである。符号31は、手話通訳を行うことができる通訳者を検索する通訳者検索手段である。符号32は、手話通訳希望者端末1から送信された画像を受信して、所定の送信先へ転送する画像転送手段である。符号33は、手話通訳者端末2から送信された手話通訳の結果を手話通訳希望者端末1へ送信する通訳結果処理手段である。符号34は、手話通訳希望者端末1から送信された手話画像から手話の内容を認識する手話認識手段である。符号35は、手話通訳者端末から入力された情報に基づいて、手話通訳者の現在の状態を変更する通訳者状態変更手段である。符号36は、手話通訳のサービスを提供することに対する課金の情報を蓄える課金情報データベースである。符号37は、通訳者に関する情報を蓄える通訳者情報データベースである。符号4は、2つの端末とサーバ3の間で通信を行う通信ネットワークである。
【0013】
ここで、図7〜図9を参照して、図1に示す3つのデータベースのテーブル構造を説明する。まず、図7を参照して通訳者情報データベース37のテーブル構造を説明する。通訳者情報データベース37は、「通訳者ID」、「地域ID」、「年齢」、「状態」、「通訳単価」のフィールドからなる。「通訳者ID」は、通訳者を一意に識別可能な識別番号である。「地域ID」は、通訳者が対象地域の手話表現を通訳することが可能な地域を特定する識別番号である。例えば、地域IDが「1,2,3」である場合は、地域1、地域2、地域3の地域で使用されている手話表現について通訳可能であることを示し、地域IDが「2」のみ場合は地域2で使用される手話表現について通訳可能であること示している。ここでいう地域IDとは、手話表現の異なる地域を予め定義したものであり、例えば、「関東地域」、「関西地域」、「外国」等の各地域に数値を割り当てたものである。「年齢」は、通訳者の現在の年齢である。「状態」は、通訳者の現在の状態を示す識別子であり、通訳不可=0、通訳可=1、通訳中=2となる。「通訳単価」は、対象の通訳者の通訳料金単価であり、ここでは、通訳時間1分当たり50円であるものとする。
【0014】
次に、図8を参照して、ユーザ情報データベース38のテーブル構造を説明する。ユーザ情報データベース38は、「電話番号」、「地域ID」、「年齢」のフィールドからなる。「電話番号」は、手話通訳希望者端末1の電話番号であり、これにより手話通訳希望者を一意に特定することができる。「地域ID」は、手話通訳希望者が手話を覚えた地域を特定する識別番号であり、携帯電話端末の契約地域の情報を流用するようにしてもよい。「年齢」は、手話通訳希望者の年齢である。
【0015】
次に、図9を参照して、課金情報データベース36のテーブル構造を説明する。課金情報データベース36は、「電話番号」、「通訳者ID」、「開始日時」、「終了日時」、「使用料」のフィールドからなる。「電話番号」は、手話通訳希望者端末1の電話番号である。「通訳者ID」は、通訳した通訳者の通訳者IDであり、通訳者情報データベース37に記録されている通訳者IDのいずれかである。「開始日時」、「終了日時」は、手話通訳希望者の希望に応じて通訳を開始した日時と終了した日時である。「使用料」は、開始時刻と終了時刻から所要時間を求め、この所要時間に通訳者情報データベース37に記録されている通訳単価を乗算した値である。
【0016】
次に、図2〜図6を参照して、図1に示すサーバ3の動作を説明する。初めに、図2を参照して、通訳者が通訳の可否をサーバ3に通知する動作を説明する。まず、通訳者は、手話通訳者端末2をサーバ3に接続し、状態変更要求を送信する。これを受けて、通訳者状態変更手段35は、状態変更要求を受信した場合、この状態変更要求を送信した手話通訳者端末2に対して、通訳の可否を送信するように指示を出す。これに対して、通訳者は、手話通訳者端末2から通訳の可否を入力する。ここで入力された通訳の可否の情報は、サーバ3に対して送信され、通訳者状態変更手段35が受信する(ステップS1,S2)。
【0017】
これを受けて、通訳者状態変更手段35は、受信した通訳可否の情報に基づいて通訳者情報データベース37に記録されている状態値を変更する(ステップS3)。通訳不可であれば「0」を、通訳可であれば「1」に変更する。この状態値変更は、通訳者の任意のタイミングで実施される。
【0018】
次に、図3を参照して手話通訳希望者の要求に応じて通訳者を割り当てる動作を説明する。まず、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1をサーバ3に接続し、接続したサーバ3に対して手話通訳要求を送信する(ステップS11)。これを受けて、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、通訳可能な通訳者を割り当てる(ステップS12)。このとき、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37に記録されている状態値が「1」である通訳者を割り当てる。また、通訳者検索手段31は、通訳者を割り当てる場合、各通訳者に均等に割り当てられるように、順に割り当てるようにする。
【0019】
次に、通訳者検索手段31は、通訳者の割当てができたか否かを判定する(ステップS13)。この結果、割当てができた場合、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37に記録されている割り当てた通訳者の状態値を「2」に変更する(ステップS14)。そして、通訳者検索手段31は、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳可能通知を送信する(ステップS15)。
【0020】
一方、手話通訳要求に対して、一人の通訳者も割当てができなかった場合、通訳者検索手段31は、手話通訳希望者端末1に対して、機械による自動通訳でも構わないか否かを問い合わせる。これを受けて、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1において所定の操作を行うことにより、自動通訳でも構わないか否かの問い合わせに対する回答を行う。この回答を受けて、通訳者検索手段31は、自動通訳を受諾したか否かを判定し(ステップS16)、受諾する回答であれば手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳可能通知を送信し(ステップS15)、受諾しない回答であれば、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳不可通知を送信する(ステップS17)。
【0021】
次に、図4を参照して、通訳可能通知を受けた場合に手話通訳を行う動作を説明する。まず、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1に備えられたカメラで手話動作を撮影し、サーバ3へ送信する(ステップS21)。これを受けて、画像転送手段32は、この画像を受信し、受信した画像を通訳者検索手段31によって割り当てた通訳者の手話通訳者端末2へ送信する(ステップS22)。ここで送信した画像は、手話通訳者端末2のディスプレイに表示される。手話通訳者は、ここで表示された手話動作の画像を見て、テキストデータへ通訳し、そのテキストデータを手話通訳者端末2のキーボードから入力する(ステップS23)。テキストデータが入力された手話通訳者端末2は、このテキストデータをサーバ3へ送信する。このテキストデータは、通訳結果処理手段33が受信する。
【0022】
一方、通訳者を割り当てることができず、自動通訳が選択された場合、画像転送手段32は、受信した画像を手話認識手段34へ受信した画像を渡す。これを受けて、手話認識手段34は、手話動作の画像を認識してテキストデータに変換する(ステップS27)。続いて手話認識手段34は、ここで変換したテキストデータを通訳結果処理手段33へ渡す。手話認識手段34は、従来から知られている画像認識を用いた手話動作認識装置等使用する。
【0023】
次に、通訳結果処理手段33は、通訳されたテキストデータを手話通訳希望者端末1へ送信する(ステップS24)。これを受けて、手話通訳希望者端末1は、受信したテキストデータをディスプレイに表示する。そして、通訳結果処理手段33は、通訳を続行するか否かのメッセージを手話通訳希望者端末1へ送信する。これを受けて、手話通訳希望者は、所定の操作を手話通訳希望者端末1において行い、通訳を続行するか否かを回答する。この回答内容は、通訳結果処理手段22が受信し、続行する回答であれば、ステップS21に戻って処理を繰り返す(ステップS25)。
【0024】
一方、通訳を続行しない場合、通訳結果処理手段33は、通訳された内容に基づいて課金情報を課金情報データベース36へ記録する(ステップS26)。ここでは、課金を通訳時間で行うため、通訳結果処理手段33は、通訳開始日時および終了日時と、手話通訳希望者端末1の電話番号と、通訳を行った通訳者の通訳者IDとを関連付けて課金情報データベース36に記録する。そして、通訳結果処理手段33は、対象の通訳者の通訳単価を通訳者情報データベース37から読み出し、この通訳単価に対して、通訳開始日時と終了日時から求めた通訳の所要時間を乗算して使用料を算出し、課金情報データベース37に記録する。
【0025】
次に、図5、図6を参照して、地域や世代によって手話方法が異なる場合の通訳者の割当て動作を説明する。図5、6は、図3に示すステップS12の詳細動作を示すフローチャートである。初めに、図5を参照して、世代によって手話表現が異なる場合の処理について説明する。
まず、通訳者検索手段31は、ユーザ情報データベース38を参照して、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1の電話番号に関連付けられた手話通訳希望者の年齢を読み出す(ステップS31)。次に、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、状態値が「1」である通訳者のなかから手話通訳希望者の年齢に最も近い通訳者を割り当てる(ステップS32)。
【0026】
これにより、世代によって異なる手話表現の違いによって、通訳結果に表現の微妙な違いが発生することを防止することができる。
なお、手話通訳希望者の年齢は、手話通訳要求時に手話通訳希望者端末1からその都度入力するようにしてもよい。
【0027】
次に、図6を参照して、地域によって手話表現が異なる場合の処理について説明する。まず、通訳者検索手段31は、ユーザ情報データベース38を参照して、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1の電話番号に関連付けられた手話通訳希望者の地域IDを読み出す(ステップS41)。次に、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、状態値が「1」である通訳者のなかから手話通訳希望者と同じ地域IDが記録されている通訳者を割り当てる(ステップS42)。
【0028】
これにより、地域によって異なる手話表現(方言)の違いによって、通訳結果に表現の微妙な違いが発生することを防止することができる。
なお、手話通訳希望者の地域IDは、手話通訳要求時に手話通訳希望者端末1からその都度入力するようにしてもよい。
【0029】
このように、通信手段を使用して手話の通訳を行うようにしたため、手話通訳希望者は、外出先においても通訳してもらうことが可能となる。また、地域差や世代による手話表現の違いがあっても適切な通訳者を選択するようにしたため、確実に通訳を行うことができる。
また、手話通訳希望者は、予約する必要がなく、いつでもどこでも手話通訳のサービスを受けることが可能となるとともに、通訳者にとっては自分の都合の良い時間のみ通訳を引き受けることが可能となる。
また、カメラ付きの携帯端末を使用するようにしたため、予め様々な機器を準備しておく必要がない。また、携帯端末の使用者に課金を行うようにしたため、確実に課金処理を行うことが可能となる。また、通訳者を割り当てることができなかった場合に自動通訳を行うようにしたため、24時間いつでも対応が可能となる。
【0030】
なお、通訳単価は、通訳した1文字当たりの単価としてもよい。この場合、課金情報データベース36には、開始日時及び終了日時に替えて、テキストデータの文字数を記録し、使用料は、文字数と単価を乗算して算出する。
【0031】
また、前述した説明では、通訳結果をテキストデータに変換して、手話通訳希望者端末1に表示するようにしたが、通訳者自身が発声した音声を手話通訳者端末2から送信し、この音声を手話通訳希望者端末1のスピーカから発声させるようにしてもよい。また、自動通訳の場合は、変換して得られたテキストデータから音声合成を行い、この音声合成によって得られた音声を手話認識手段2から送信し、この音声を手話通訳希望者端末1のスピーカから発声させるようにしてもよい。
【0032】
また、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより手話通訳処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0033】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、通信手段を使用して手話の通訳を行うようにしたため、手話通訳希望者は、外出先においても通訳してもらうことが可能になるという効果が得られる。また、地域差や世代による手話表現の違いがあっても適切な通訳者を選択するようにしたため、確実に通訳を行うことができる。また、手話通訳希望者は、予約する必要がなく、いつでもどこでも手話通訳のサービスを受けることが可能となるとともに、通訳者にとっては自分の都合の良い時間のみ通訳を引き受けることが可能となる。また、カメラ付きの携帯端末を使用するようにしたため、予め様々な機器を準備しておく必要がない。また、携帯端末の使用者に課金を行うようにしたため、確実に課金処理を行うことが可能となる。また、通訳者を割り当てることができなかった場合に自動通訳を行うようにしたため、24時間いつでも対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す通訳者情報データベース37のテーブル構造を示す説明図である。
【図8】図1に示すユーザ情報データベース38のテーブル構造を示す説明図である。
【図9】図1に示す課金情報データベース36のテーブル構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・手話通訳希望者端末
2・・・手話通訳者端末
3・・・サーバ
31・・・通訳者検索手段
32・・・画像転送手段
33・・・通訳結果処理手段
34・・・手話認識手段
35・・・通訳者状態変更手段
36・・・課金情報データベース
37・・・通訳者情報データベース
38・・・ユーザ情報データベース
4・・・通信ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信手段を使用して手話の通訳を行う手話通訳システム及び手話通訳プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からネットワーク上で手話通訳希望者(利用者)と手話通訳者を仲介する手話通訳提供システムが知られている(特許文献1)。また、予めマイク、スピーカ、音声処理装置、送受信装置及びサービス要求確認装置を備えた通訳サービスシステムが知られている(特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−169988号公報
【特許文献2】
特開2002−223299号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示す手話通訳提供システムにあっては、予め予約する必要があるとともに、手話通訳者の都合により予約変更をすることが難しいという問題がある。また、特許文献2に示す通訳サービスシステムにあっては、装置を備えた場所でしか使用できず、また課金の確実性(誰に対して課金するべきか)が低いという問題がある。また、手話表現は、地域や世代によって異なるため、通訳結果に表現の微妙な違いが発生するという問題もある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、いつでもどこでも適切な手話通訳サービスを受けることが可能な手話通訳システム及び手話通訳プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバとを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者の年齢が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、前記通訳者情報データベースは、通訳者の年齢を前記通訳者IDと関連付けて記録し、前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた年齢に最も近い年齢の通訳者を検索することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者が手話を覚えた地域が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、前記通訳者情報データベースは、通訳可能な地域を前記通訳者IDと関連付けて記録し、前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた地域と同じ地域の手話通訳が可能な通訳者を検索することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、を備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理とをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、(a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースとを備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理とをコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による手話通訳システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、動画像が撮影可能なカメラと文字列を表示することが可能なディスプレイとを備えた携帯電話端末であり、ここでは、手話通訳希望者端末と称する。符号2は、手話通訳希望者端末1において撮影された動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末であり、パソコン等で構成される。符号3は、手話通訳処理を行うサーバである。符号31は、手話通訳を行うことができる通訳者を検索する通訳者検索手段である。符号32は、手話通訳希望者端末1から送信された画像を受信して、所定の送信先へ転送する画像転送手段である。符号33は、手話通訳者端末2から送信された手話通訳の結果を手話通訳希望者端末1へ送信する通訳結果処理手段である。符号34は、手話通訳希望者端末1から送信された手話画像から手話の内容を認識する手話認識手段である。符号35は、手話通訳者端末から入力された情報に基づいて、手話通訳者の現在の状態を変更する通訳者状態変更手段である。符号36は、手話通訳のサービスを提供することに対する課金の情報を蓄える課金情報データベースである。符号37は、通訳者に関する情報を蓄える通訳者情報データベースである。符号4は、2つの端末とサーバ3の間で通信を行う通信ネットワークである。
【0013】
ここで、図7〜図9を参照して、図1に示す3つのデータベースのテーブル構造を説明する。まず、図7を参照して通訳者情報データベース37のテーブル構造を説明する。通訳者情報データベース37は、「通訳者ID」、「地域ID」、「年齢」、「状態」、「通訳単価」のフィールドからなる。「通訳者ID」は、通訳者を一意に識別可能な識別番号である。「地域ID」は、通訳者が対象地域の手話表現を通訳することが可能な地域を特定する識別番号である。例えば、地域IDが「1,2,3」である場合は、地域1、地域2、地域3の地域で使用されている手話表現について通訳可能であることを示し、地域IDが「2」のみ場合は地域2で使用される手話表現について通訳可能であること示している。ここでいう地域IDとは、手話表現の異なる地域を予め定義したものであり、例えば、「関東地域」、「関西地域」、「外国」等の各地域に数値を割り当てたものである。「年齢」は、通訳者の現在の年齢である。「状態」は、通訳者の現在の状態を示す識別子であり、通訳不可=0、通訳可=1、通訳中=2となる。「通訳単価」は、対象の通訳者の通訳料金単価であり、ここでは、通訳時間1分当たり50円であるものとする。
【0014】
次に、図8を参照して、ユーザ情報データベース38のテーブル構造を説明する。ユーザ情報データベース38は、「電話番号」、「地域ID」、「年齢」のフィールドからなる。「電話番号」は、手話通訳希望者端末1の電話番号であり、これにより手話通訳希望者を一意に特定することができる。「地域ID」は、手話通訳希望者が手話を覚えた地域を特定する識別番号であり、携帯電話端末の契約地域の情報を流用するようにしてもよい。「年齢」は、手話通訳希望者の年齢である。
【0015】
次に、図9を参照して、課金情報データベース36のテーブル構造を説明する。課金情報データベース36は、「電話番号」、「通訳者ID」、「開始日時」、「終了日時」、「使用料」のフィールドからなる。「電話番号」は、手話通訳希望者端末1の電話番号である。「通訳者ID」は、通訳した通訳者の通訳者IDであり、通訳者情報データベース37に記録されている通訳者IDのいずれかである。「開始日時」、「終了日時」は、手話通訳希望者の希望に応じて通訳を開始した日時と終了した日時である。「使用料」は、開始時刻と終了時刻から所要時間を求め、この所要時間に通訳者情報データベース37に記録されている通訳単価を乗算した値である。
【0016】
次に、図2〜図6を参照して、図1に示すサーバ3の動作を説明する。初めに、図2を参照して、通訳者が通訳の可否をサーバ3に通知する動作を説明する。まず、通訳者は、手話通訳者端末2をサーバ3に接続し、状態変更要求を送信する。これを受けて、通訳者状態変更手段35は、状態変更要求を受信した場合、この状態変更要求を送信した手話通訳者端末2に対して、通訳の可否を送信するように指示を出す。これに対して、通訳者は、手話通訳者端末2から通訳の可否を入力する。ここで入力された通訳の可否の情報は、サーバ3に対して送信され、通訳者状態変更手段35が受信する(ステップS1,S2)。
【0017】
これを受けて、通訳者状態変更手段35は、受信した通訳可否の情報に基づいて通訳者情報データベース37に記録されている状態値を変更する(ステップS3)。通訳不可であれば「0」を、通訳可であれば「1」に変更する。この状態値変更は、通訳者の任意のタイミングで実施される。
【0018】
次に、図3を参照して手話通訳希望者の要求に応じて通訳者を割り当てる動作を説明する。まず、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1をサーバ3に接続し、接続したサーバ3に対して手話通訳要求を送信する(ステップS11)。これを受けて、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、通訳可能な通訳者を割り当てる(ステップS12)。このとき、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37に記録されている状態値が「1」である通訳者を割り当てる。また、通訳者検索手段31は、通訳者を割り当てる場合、各通訳者に均等に割り当てられるように、順に割り当てるようにする。
【0019】
次に、通訳者検索手段31は、通訳者の割当てができたか否かを判定する(ステップS13)。この結果、割当てができた場合、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37に記録されている割り当てた通訳者の状態値を「2」に変更する(ステップS14)。そして、通訳者検索手段31は、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳可能通知を送信する(ステップS15)。
【0020】
一方、手話通訳要求に対して、一人の通訳者も割当てができなかった場合、通訳者検索手段31は、手話通訳希望者端末1に対して、機械による自動通訳でも構わないか否かを問い合わせる。これを受けて、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1において所定の操作を行うことにより、自動通訳でも構わないか否かの問い合わせに対する回答を行う。この回答を受けて、通訳者検索手段31は、自動通訳を受諾したか否かを判定し(ステップS16)、受諾する回答であれば手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳可能通知を送信し(ステップS15)、受諾しない回答であれば、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1に対して、通訳不可通知を送信する(ステップS17)。
【0021】
次に、図4を参照して、通訳可能通知を受けた場合に手話通訳を行う動作を説明する。まず、手話通訳希望者は、手話通訳希望者端末1に備えられたカメラで手話動作を撮影し、サーバ3へ送信する(ステップS21)。これを受けて、画像転送手段32は、この画像を受信し、受信した画像を通訳者検索手段31によって割り当てた通訳者の手話通訳者端末2へ送信する(ステップS22)。ここで送信した画像は、手話通訳者端末2のディスプレイに表示される。手話通訳者は、ここで表示された手話動作の画像を見て、テキストデータへ通訳し、そのテキストデータを手話通訳者端末2のキーボードから入力する(ステップS23)。テキストデータが入力された手話通訳者端末2は、このテキストデータをサーバ3へ送信する。このテキストデータは、通訳結果処理手段33が受信する。
【0022】
一方、通訳者を割り当てることができず、自動通訳が選択された場合、画像転送手段32は、受信した画像を手話認識手段34へ受信した画像を渡す。これを受けて、手話認識手段34は、手話動作の画像を認識してテキストデータに変換する(ステップS27)。続いて手話認識手段34は、ここで変換したテキストデータを通訳結果処理手段33へ渡す。手話認識手段34は、従来から知られている画像認識を用いた手話動作認識装置等使用する。
【0023】
次に、通訳結果処理手段33は、通訳されたテキストデータを手話通訳希望者端末1へ送信する(ステップS24)。これを受けて、手話通訳希望者端末1は、受信したテキストデータをディスプレイに表示する。そして、通訳結果処理手段33は、通訳を続行するか否かのメッセージを手話通訳希望者端末1へ送信する。これを受けて、手話通訳希望者は、所定の操作を手話通訳希望者端末1において行い、通訳を続行するか否かを回答する。この回答内容は、通訳結果処理手段22が受信し、続行する回答であれば、ステップS21に戻って処理を繰り返す(ステップS25)。
【0024】
一方、通訳を続行しない場合、通訳結果処理手段33は、通訳された内容に基づいて課金情報を課金情報データベース36へ記録する(ステップS26)。ここでは、課金を通訳時間で行うため、通訳結果処理手段33は、通訳開始日時および終了日時と、手話通訳希望者端末1の電話番号と、通訳を行った通訳者の通訳者IDとを関連付けて課金情報データベース36に記録する。そして、通訳結果処理手段33は、対象の通訳者の通訳単価を通訳者情報データベース37から読み出し、この通訳単価に対して、通訳開始日時と終了日時から求めた通訳の所要時間を乗算して使用料を算出し、課金情報データベース37に記録する。
【0025】
次に、図5、図6を参照して、地域や世代によって手話方法が異なる場合の通訳者の割当て動作を説明する。図5、6は、図3に示すステップS12の詳細動作を示すフローチャートである。初めに、図5を参照して、世代によって手話表現が異なる場合の処理について説明する。
まず、通訳者検索手段31は、ユーザ情報データベース38を参照して、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1の電話番号に関連付けられた手話通訳希望者の年齢を読み出す(ステップS31)。次に、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、状態値が「1」である通訳者のなかから手話通訳希望者の年齢に最も近い通訳者を割り当てる(ステップS32)。
【0026】
これにより、世代によって異なる手話表現の違いによって、通訳結果に表現の微妙な違いが発生することを防止することができる。
なお、手話通訳希望者の年齢は、手話通訳要求時に手話通訳希望者端末1からその都度入力するようにしてもよい。
【0027】
次に、図6を参照して、地域によって手話表現が異なる場合の処理について説明する。まず、通訳者検索手段31は、ユーザ情報データベース38を参照して、手話通訳要求を送信した手話通訳希望者端末1の電話番号に関連付けられた手話通訳希望者の地域IDを読み出す(ステップS41)。次に、通訳者検索手段31は、通訳者情報データベース37を参照して、状態値が「1」である通訳者のなかから手話通訳希望者と同じ地域IDが記録されている通訳者を割り当てる(ステップS42)。
【0028】
これにより、地域によって異なる手話表現(方言)の違いによって、通訳結果に表現の微妙な違いが発生することを防止することができる。
なお、手話通訳希望者の地域IDは、手話通訳要求時に手話通訳希望者端末1からその都度入力するようにしてもよい。
【0029】
このように、通信手段を使用して手話の通訳を行うようにしたため、手話通訳希望者は、外出先においても通訳してもらうことが可能となる。また、地域差や世代による手話表現の違いがあっても適切な通訳者を選択するようにしたため、確実に通訳を行うことができる。
また、手話通訳希望者は、予約する必要がなく、いつでもどこでも手話通訳のサービスを受けることが可能となるとともに、通訳者にとっては自分の都合の良い時間のみ通訳を引き受けることが可能となる。
また、カメラ付きの携帯端末を使用するようにしたため、予め様々な機器を準備しておく必要がない。また、携帯端末の使用者に課金を行うようにしたため、確実に課金処理を行うことが可能となる。また、通訳者を割り当てることができなかった場合に自動通訳を行うようにしたため、24時間いつでも対応が可能となる。
【0030】
なお、通訳単価は、通訳した1文字当たりの単価としてもよい。この場合、課金情報データベース36には、開始日時及び終了日時に替えて、テキストデータの文字数を記録し、使用料は、文字数と単価を乗算して算出する。
【0031】
また、前述した説明では、通訳結果をテキストデータに変換して、手話通訳希望者端末1に表示するようにしたが、通訳者自身が発声した音声を手話通訳者端末2から送信し、この音声を手話通訳希望者端末1のスピーカから発声させるようにしてもよい。また、自動通訳の場合は、変換して得られたテキストデータから音声合成を行い、この音声合成によって得られた音声を手話認識手段2から送信し、この音声を手話通訳希望者端末1のスピーカから発声させるようにしてもよい。
【0032】
また、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより手話通訳処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0033】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、通信手段を使用して手話の通訳を行うようにしたため、手話通訳希望者は、外出先においても通訳してもらうことが可能になるという効果が得られる。また、地域差や世代による手話表現の違いがあっても適切な通訳者を選択するようにしたため、確実に通訳を行うことができる。また、手話通訳希望者は、予約する必要がなく、いつでもどこでも手話通訳のサービスを受けることが可能となるとともに、通訳者にとっては自分の都合の良い時間のみ通訳を引き受けることが可能となる。また、カメラ付きの携帯端末を使用するようにしたため、予め様々な機器を準備しておく必要がない。また、携帯端末の使用者に課金を行うようにしたため、確実に課金処理を行うことが可能となる。また、通訳者を割り当てることができなかった場合に自動通訳を行うようにしたため、24時間いつでも対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すサーバ3の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す通訳者情報データベース37のテーブル構造を示す説明図である。
【図8】図1に示すユーザ情報データベース38のテーブル構造を示す説明図である。
【図9】図1に示す課金情報データベース36のテーブル構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・手話通訳希望者端末
2・・・手話通訳者端末
3・・・サーバ
31・・・通訳者検索手段
32・・・画像転送手段
33・・・通訳結果処理手段
34・・・手話認識手段
35・・・通訳者状態変更手段
36・・・課金情報データベース
37・・・通訳者情報データベース
38・・・ユーザ情報データベース
4・・・通信ネットワーク
Claims (6)
- (a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、
(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、
(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、
前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、
前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、
前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、
前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、
前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバと
を備えたことを特徴とする手話通訳システム。 - (a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、
(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、
(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、
前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、
前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更手段と、
前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索手段と、
前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索手段によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送手段と、
前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理手段とからなるサーバと
を備えたことを特徴とする手話通訳システム。 - 前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者の年齢が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、
前記通訳者情報データベースは、通訳者の年齢を前記通訳者IDと関連付けて記録し、
前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた年齢に最も近い年齢の通訳者を検索することを特徴とする請求項1または2に記載の手話通訳システム。 - 前記サーバは、前記携帯電話端末の電話番号毎に、利用者が手話を覚えた地域が記録されたユーザ情報データベースをさらに備え、
前記通訳者情報データベースは、通訳可能な地域を前記通訳者IDと関連付けて記録し、
前記通訳者検索手段は、通訳要求を送信した携帯電話端末の電話番号に関連付けられた地域と同じ地域の手話通訳が可能な通訳者を検索することを特徴とする請求項1または2に記載の手話通訳システム。 - (a)動画像が撮影可能なカメラとテキストデータを表示するディスプレイとを備えた携帯電話端末と、
(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、
(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、
前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと、
を備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、
前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、
前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、
前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、
前記手話通訳者端末から送信されたテキストデータを受信して、このテキストデータを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理と
をコンピュータに行わせることを特徴とする手話通訳プログラム。 - (a)動画像が撮影可能なカメラと音声データを発声するスピーカとを備えた携帯電話端末と、
(b)前記動画像を表示可能なディスプレイを備えた手話通訳者端末と、
(c)通訳者を識別することが可能な通訳者IDと、該通訳者の現時点の通訳の可否状態と、該通訳者の通訳単価が関連付けられて記録された通訳者情報データベースと、
前記携帯電話端末の電話番号毎に通訳サービス提供に対する料金を記録する課金情報データベースと
を備えたサーバとから構成される手話通訳システムにおいて、手話通訳処理を行う手話通訳プログラムであって、
前記手話通訳者端末から入力された通訳の可否状態を受信して、前記通訳者情報データベースに記録する通訳者状態変更処理と、
前記携帯電話端末から通訳要求を受信したときに、前記通訳者情報データベースに通訳可能状態が記録されている通訳者を検索する通訳者検索処理と、
前記携帯電話端末から手話動作の動画像を受信し、前記通訳者検索処理によって検索された通訳者の手話通訳者端末に対して受信した動画像を転送する画像転送処理と、
前記手話通訳者端末から送信された音声データを受信して、この音声データを前記携帯電話端末へ送信するとともに、通訳サービス提供の料金情報を前記課金情報データベースに記録する通訳結果処理と
をコンピュータに行わせることを特徴とする手話通訳プログラム。
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