JP2004281666A - 熱電変換デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】集積した熱電対を備えると共に半導体製造装置を用いて形成した熱電変換デバイスに比して低コストで形成できる熱電変換デバイスを提供する。
【解決手段】頂部12aと底部12bとを有する断面波形状の絶縁性シート12に対して互いに直列接続した複数の熱電対13を形成する。各熱電対13はその第1接点19を頂部12aに位置させると共にその第2接点20を底部12bに位置させる。また、この熱電変換デバイスにおける複数の熱電対13は真空蒸着法により形成した。即ち、熱電対13を半導体製造装置を用いずに形成している。従って、半導体製造装置のような大がかりな装置を用いずに熱電変換デバイスを製造できるため、半導体製造装置を用いて熱電変換デバイスを製造する場合と比べて、低コストで熱電変換デバイスを製造できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子デバイスの供給電源や補助電源、及び温度センサや赤外線センサ等として利用可能な素子であって、温接点と冷接点との温度差により発電するゼーベック効果を利用した熱電変換デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の熱電対を集積した熱電変換デバイスが提案されている。上記熱電変換デバイスの一例として、シリコン基板上に複数の熱電対を互いに直列接続した熱電変換デバイスが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の熱電変換デバイスは、半導体製造装置を用いてLPCVD、APCVD、ドーピング、RIE、蒸着、ウェットエッチング等の処理を経て製造されている。LPCVDは、「low pressure chemical vapor deposition」であり、APCVDは、「atmospheric pressure chemical vapor deposition」であり、RIE「reactive ion etching」である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−50801号公報(段落番号「0020」〜「0023」、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1の熱電変換デバイスにおいては、半導体製造装置を用いるため、製造工程が複雑でかつコスト高となってしまうという問題があった。このため、半導体製造装置を用いずにかつ集積した熱電対を有する熱電変換デバイスが望まれていた。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は集積した熱電対を備えると共に半導体製造装置を用いて形成した熱電変換デバイスに比して低コストで形成できる熱電変換デバイスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、断面波形状とされていることにより複数の頂部と複数の底部とが形成された絶縁性シートと、前記絶縁性シートに対して互いに直列接続された複数の熱電対とを備え、前記絶縁性シートの前記頂部に前記各熱電対の第1接点を設け、前記絶縁性シートの前記底部に前記各熱電対の第2接点を設けたことを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱電変換デバイスにおいて、前記絶縁性シートには可撓性を備え、前記絶縁性シートには、波打ち方向に対して直交する方向への可撓性を向上させるための可撓性向上用スリットが設けられていることを要旨とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の熱電変換デバイスにおいて、前記絶縁性シートの形状を維持する形状維持手段を備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の熱電変換デバイスにおいて、前記形状維持手段は、前記絶縁性シートの両面に対してそれぞれ固定する一対の形状維持シートを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の熱電変換デバイスにおいて、前記形状維持手段は、前記熱電対よりも熱伝導率が低い特性を有すると共に前記両形状維持シート間に充填された形状維持部材を備えたことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の熱電変換デバイス11は、断面波形状をなす絶縁性シート12、複数の熱電対13(図2参照)、形状維持シート14,15、及び発泡ウレタン16を備えている。前記形状維持シート14,15は形状維持手段に相当し、前記発泡ウレタン16は形状維持手段及び形状維持部材に相当する。前記絶縁性シート12は可撓性を備え、同絶縁性シート12は、例えばポリイミド樹脂から形成されている。前記ポリイミド樹脂は加工性がよく、耐熱性が高く、一般的な高分子材料と比較して熱伝導率が同じレベル、即ち、熱伝導率が低い特性を備えている。前記絶縁性シート12は、図6に示す平面視長方形状をなすシートから構成されている。また、図3に示すように前記絶縁性シート12は一対の短手辺Sと一対の長手辺Lを備えている。
【0011】
図4及び図5に示すように、本実施形態では、絶縁性シート12は断面波形状とされていることにより、同絶縁性シート12の一面(以下、熱電対形成面M1という)には5つの頂部12aと、6つの底部12bとが形成されている。前記頂部12aと前記底部12bは、連結部12cを介して連結されている。前記各頂部12a、前記各底部12b、及び前記連結部12cは、前記絶縁性シート12の短手辺Sに沿って延びるように形成されている。前記頂部12a、前記底部12b、及び前記連結部12cは平面状に形成されている。即ち、この平面状をなす各頂部12aと、平面状をなす各底部12bと、平面状をなす各連結部12cとにより断面波形状の絶縁性シート12が構成されている。
【0012】
なお、本発明でいう断面波形状とは、図15に示すような断面がサインカーブをなすものや図16に示すような断面がジグザグ状をなすものも含むものとする。
【0013】
図3に示すように、絶縁性シート12の熱電対形成面M1には複数の熱電対13が物理蒸着法としての真空蒸着法により形成されている。前記各熱電対13は、ニッケル(Ni)からなる第1金属線17と、クロム(Cr)からなる第2金属線18とをそれぞれ備えている。前記各熱電対13の中央部は長手辺Lに平行に形成され、前記各熱電対13の両端部は短手辺Sに平行に形成されている。
【0014】
各熱電対13において、第1金属線17の一端及び第2金属線18の一端をそれぞれ第1接点19といい、その第1接点19同士が互いに接続されている。また、各熱電対13において、第1金属線17の他端及び第2金属線18の他端をそれぞれ第2接点20という。そして、各熱電対13における第1金属線17の第2接点20と、隣接する他の熱電対13における第2金属線18の第2接点20とが接続されている。
【0015】
前記絶縁性シート12において、一つの頂部12aに対して複数(本実施形態では11個)の熱電対13が跨るように配置されている。詳しく述べると、各熱電対13の第1接点19は、頂部12aに位置するように配置され、各熱電対13の両第2接点20は前記頂部12aに対して隣り合う両底部12bにそれぞれ配置されている。そして、一つの頂部12aに対して設けられた複数の熱電対13は、互いに直列接続されて熱電対群21を構成している。前記熱電対群21は平面視において蛇行状をなすように形成されている。さらに、隣り合う熱電対群21同士が互いに直列接続されている。言い換えると、前記絶縁性シート12の熱電対形成面M1においては、全ての第1金属線17と全ての第2金属線18とが交互に直列接続されて、一本の金属線を構成している。
【0016】
前記絶縁性シート12において、前記熱電対13が設けられていない部位には、複数の可撓性向上用スリット22が形成されている。前記可撓性向上用スリット22は長手辺Lに平行となるように形成されている。即ち、可撓性向上用スリット22は波打ち方向へ向けて形成されている。前記複数の可撓性向上用スリット22のうち短手辺Sに臨む可撓性向上用スリット22は、連結部12c、頂部12a、連結部12c、及び短手辺Sを有する底部12bに掛けて形成されている。また、上記短手辺Sに臨んだ可撓性向上用スリット22以外の残りの可撓性向上用スリット22は、連結部12c、頂部12a、連結部12c、底部12b、連結部12c、頂部12a、連結部12cに掛けて形成されている。
【0017】
前記形状維持シート14,15は、非導電性材料であり可撓性及び伸縮性を備えている。前記形状維持シート14,15は、例えばシリコーン樹脂から形成されている。前記シリコーン樹脂は、一般的な高分子材料に比較して熱伝導率が一桁以上高い値を有している。また、形状維持シート14,15は平面状とされている。前記絶縁性シート12の熱電対形成面M1とは反対の面(以下、下面M2という)において、各底部12bと対応する部位が前記形状維持シート14に対して非導電性接着剤にてそれぞれ固定されている。この下面M2における前記各底部12bと対応する部位は、それぞれ平面とされている。また、前記絶縁性シート12の熱電対形成面M1において、前記各頂部12aに対応する部位が前記形状維持シート15に対して非導電性接着剤にてそれぞれ固定されている。この熱電対形成面M1における前記各頂部12aと対応する部位は、それぞれ平面とされている。
【0018】
即ち、熱電変換デバイス11は、この絶縁性シート12、形状維持シート14,15により段ボールと同様の断面構造とされている。
両形状維持シート14,15間には、前記発泡ウレタン16が充填されている。前記発泡ウレタン16は弾性を備えている。前記発泡ウレタン16は、熱電対13及び絶縁性シート12よりも熱伝導率が低い特性を備えていると共に非導電性の特性を備えている。
【0019】
なお、本実施形態では、前記熱電変換デバイス11の厚さtは1mmとされている(図2参照)。また、前記形状維持シート14,15は、伸縮性(図2における左右方向への伸縮性)を備えているため、熱電変換デバイス11全体が撓み変形可能とされている。
【0020】
次に、本実施形態のように構成された熱電変換デバイス11の製造方法について説明する。
まず、図6に示す平面状をなす絶縁性シート12の熱電対形成面M1にニッケル層を物理蒸着法としての真空蒸着法により形成し、そのニッケル層をウェットエッチング等にて所定のパターンに形成することにより複数の四角状の第1金属膜30を形成する(図7参照)。詳しく述べると、絶縁性シート12の熱電対形成面M1には、複数の第1金属膜30が形成されている部位と第1金属膜30が形成されていない部位とによりチェック柄状となるように前記各第1金属膜30をそれぞれ形成する。
【0021】
次に、前記第1金属膜30上にマスクを施し、そのマスク上及び露出している熱電対形成面M1に対してクロム層を真空蒸着法により形成し、その後、前記マスクを除去することにより、同マスク上のクロム層も共に除去される。すると、前記露出していた熱電対形成面M1には第2金属膜31が形成される。前記各第2金属膜31がそれぞれ形成された際、前記第1金属膜30と前記第2金属膜31とがなす境界部は互いに接続される。この結果、絶縁性シート12の熱電対形成面M1側には、図7に示すように、前記複数の第1金属膜30と、前記複数の第2金属膜31とからなるチェック柄が形成される。
【0022】
そして、図8に示すように、前記各第1金属膜30及び前記各第2金属膜31に対してウェットエッチングを施して、第1金属線17及び第2金属線18を形成する。即ち、このウェットエッチングを施すことにより、第1金属膜30と第2金属膜31との接続部分が制限され、この結果、第1金属膜30と第2金属膜31とが蛇行状に接続される。
【0023】
この第1金属膜30と第2金属膜31とが蛇行状に連結形成する際、同図に示すように蛇行状の列を複数列形成するとともに、隣の列とは線対称に形成する。すなわち、図8に示すように蛇行状をなす部位は、隣接した他の蛇行状をなす列の部位とは半ピッチずれて配置されている。そして、この第1金属膜30、第2金属膜31が第1金属線17、第2金属線18にそれぞれ相当する。
【0024】
以下、上記第1金属線17(第1金属膜30)及び第2金属線18(第2金属膜31)を形成する工程を、熱電対形成工程という。
次に、図9に示すように、絶縁性シート12に対して打ち抜き加工(せん断加工)により可撓性向上用スリット22を形成する(以下、この工程をスリット形成工程という)。
【0025】
そして、図10に示すような公知の一対の成形プレス型35にて、前記絶縁性シート12を断面波形状に成形する(以下、この工程をシート成形工程という)。この結果、図9に示す絶縁性シート12が、図3に示す絶縁性シート12となる。次に、絶縁性シート12の下面M2における底部12bと対応する部位を形状維持シート14に対して非導電性接着剤にて固定し、熱電対形成面M1における頂部12aに対応する部位を形状維持シート15に対して非導電性接着剤にて固定する(以下、この工程をサンドイッチ工程という)。そして、両形状維持シート14,15間に発泡ウレタン16を充填する(以下、この工程を充填工程という)。
【0026】
従って、本実施形態の熱電変換デバイス11によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、頂部12aと底部12bとを有する断面波形状の絶縁性シート12に対して互いに直列接続した複数の熱電対13を形成した。各熱電対13はその第1接点19を頂部12aに位置させると共にその第2接点20を底部12bに位置させるように形成した。また、この熱電変換デバイス11における複数の熱電対13は真空蒸着法により形成した。即ち、熱電対13を半導体製造装置を用いずに形成している。従って、集積した熱電対13を半導体製造装置のような大がかりな装置を用いずに形成できるため、半導体製造装置を用いて熱電変換デバイスを製造する場合と比べて、低コストで熱電変換デバイス11を製造することができる。
【0027】
(2)絶縁性シート12は、1cm角、1m角或いはそれ以上の面積となるように形成できる。即ち絶縁性シート12は自由な大きさで製造することが容易である。そして、絶縁性シート12の大きさを変更することにより、絶縁性シート12の熱電対形成面M1に形成可能な熱電対13の数を容易に変更できる。従って、熱電変換デバイス11は熱電変換量を容易に変更することができる。
【0028】
(3)本実施形態では、各第1接点19を各頂部12aにそれぞれ形成し、各第2接点20を各底部12bにそれぞれ形成することにより、各第1接点19と各第2接点20とを絶縁性シート12の高さ方向(図2における上下方向)において互いに離間させている。このように、各第1接点19と各第2接点20とを絶縁性シート12の高さ方向において離間させることにより熱電変換を効率よく行うことができる。
【0029】
(4)本実施形態では、絶縁性シート12及び形状維持シート14,15は可撓性を備えた。また、熱電変換デバイス11全体が撓み変形可能となるように、形状維持シート14,15は伸縮性を備えた。ところで、特許文献1の熱電変換デバイスにおいては、シリコンからなる基板上に熱電対群を形成していた。このシリコンからなる基板は可撓性がないため、この特許文献1の熱電変換デバイスは、例えば湾曲した設置場所に対してぴったりと接触させることができなかった。しかしながら、本実施形態の熱電変換デバイス11は、その全体が撓み変形可能なため湾曲した設置場所に対してもぴったりと接触させることができる。このため、熱電変換デバイス11の利用範囲を広げることができる。
【0030】
(5)また、絶縁性シート12は断面波形状をなすと共に可撓性を備えているため、頂部12aと連結部12cとの連結点を中心に、その頂部12aとその連結部12cとがなす角度を変化させることができる。加えて、底部12bと連結部12cとの連結点を中心に、その底部12bとその連結部12cとがなす角度を変化させることができる。このように、頂部12aと連結部12cとがなす角度の変更と、底部12bと連結部12cとがなす角度の変更とを組み合わせることにより、絶縁性シート12は両短手辺Sを支点として自在に湾曲させることができる。
【0031】
(6)本実施形態では、絶縁性シート12には、波打ち方向に対して直交する方向への可撓性を向上させるための可撓性向上用スリット22を形成した。即ち、前記可撓性向上用スリット22は長手辺Lに平行となるように形成した。従って、絶縁性シート12は、短手辺Sに沿う方向への湾曲させることができる。
【0032】
(7)本実施形態では、絶縁性シート12の形状を維持するために、絶縁性シート12の両面に対して形状維持シート14,15をそれぞれ固定した。即ち、前記絶縁性シート12及び前記形状維持シート14,15により段ボールと同様の構造とした。従って、絶縁性シート12は型くずれを起こしにくい。この結果、形状維持シート14,15が変形していない(動いていない)際に、絶縁性シート12の高さ方向(図2における上下方向)における各第1接点19と各第2接点20との距離を維持することができ、熱電変換の効率を低下させにくい。
【0033】
なお、本実施形態でいう「形状維持」及び「形状を維持する」とは、形状維持シート14,15及び発泡ウレタン16が変形していない(動いていない)状態において、絶縁性シート12の形状を変化させないことをいう。なお、「形状維持シート14,15及び発泡ウレタン16が変形していない(動いていない)」とは、形状維持シート14,15及び発泡ウレタン16が撓み変形、弾性変形、伸縮変形、及び熱膨張変形を起こしていないことをいう。
【0034】
(8)また、絶縁性シート12を形状維持シート14,15に接着固定する際には、下面M2における各底部12bと対応する部位を形状維持シート14に固定し、熱電対形成面M1における各頂部12aに対応する部位を形状維持シート15に固定した。前記下面M2における各底部12bと対応する部位、及び前記熱電対形成面M1における各頂部12aと対応する部位は、それぞれ平面とされているため、接着面積を十分に確保できる。従って、絶縁性シート12を形状維持シート14,15に対して確実に固定できる。
【0035】
(9)さらに、熱電変換デバイス11を構成する絶縁性シート12及び形状維持シート14,15は可撓性を備えており、熱電変換デバイス11の厚さは1mmとした。また、熱電変換デバイス11全体が撓み変形可能となるように、形状維持シート14,15は伸縮性を備えた。従って、熱電変換デバイス11は紙のような可撓性を得ることができる。
【0036】
(10)本実施形態では、両形状維持シート14,15間に発泡ウレタン16を充填した。従って、絶縁性シート12は型くずれをより一層起こしにくい。即ち、熱電変換デバイス11を湾曲した設置場所に対してぴったりと接触させた際に、両形状維持シート14,15間に発泡ウレタン16が充填されていることにより、形状維持シート14と形状維持シート15とがなす距離が狭くなりにくい。このため、第1接点19と第2接点20とがなす距離も狭くなりにくく、熱電変換デバイス11の熱電変換効率を低下させにくい。また、前記発泡ウレタン16は熱電対13及び絶縁性シート12よりも熱伝導率が低い特性を備えているため、熱電変換デバイス11の熱電変換効率を低下させにくい。
【0037】
(11)本実施形態では、絶縁性シート12に対して互いに直列接続した複数の熱電対13を真空蒸着法にて形成する熱電対形成工程と、絶縁性シート12を断面波形状に成形するシート成形工程とを備えた製造工程により絶縁性シート12を製造した。真空蒸着法を行う場合には半導体製造装置のような大がかりで高価な装置を用いる必要がなく、かつこの真空蒸着法により集積した熱電対13を得られる。従って、集積した熱電対13を備えると共に半導体製造装置を用いて熱電変換デバイスを製造する場合と比べて、低コストで熱電変換デバイス11を製造することができる。
【0038】
(12)本実施形態では、シート成形工程を行う前に熱電対形成工程を行った。即ち、絶縁性シート12を断面波形状に成形する前に、平面状をなす絶縁性シート12に対して熱電対13を形成するため、真空蒸着法を良好に行うことができる。
【0039】
(13)本実施形態では、シート成形工程を行う前にスリット形成工程を行った。従って、平面状をなす絶縁性シート12に対して可撓性向上用スリット22を形成した後で絶縁性シート12を断面波形状に成形するため、絶縁性シート12が型くずれすることなく可撓性向上用スリット22を良好に形成できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は以下のような他の実施形態に変更して具体化してもよい。
【0040】
・前記実施形態では、熱電対13を真空蒸着法にて形成していた。これに限らず、塗布法や、メッキ法や、物理蒸着法としてのスパッタリング法にて熱電対13を形成してもよい。
【0041】
・前記実施形態では、熱電対形成工程、スリット形成工程、シート成形工程の順で熱電変換デバイス11を製造していた。これに限らず、どの順で工程を実施してもよい。即ち、熱電対形成工程、シート成形工程、スリット形成工程の順。スリット形成工程、熱電対形成工程、シート成形工程の順。スリット形成工程、シート成形工程、熱電対形成工程の順。シート成形工程、熱電対形成工程、スリット形成工程の順。シート成形工程、スリット形成工程、熱電対形成工程の順。
【0042】
・前記実施形態では、絶縁性シート12を平面状から断面波形状にするために、一対の成形プレス型35を用いていた。これに限らず、図11に示すように一対の成形ローラ36にて、前記絶縁性シート12を断面波形状に成形してもよい(この工程は、シート成形工程に相当する)。このようにすると、短手辺S同士が互いに接続された複数の絶縁性シート12においても連続して断面波形状に成形できる。
【0043】
・前記実施形態では、前記形状維持シート14,15は平面状とされていた。これに限らず、形状維持シート14,15における互いの離間距離がどの部位でも同じとなるように、かつ両形状維持シート14,15を湾曲するようにして熱電変換デバイス11を構成してもよい。この場合、形状維持シート14,15は可撓性でなく弾性又は剛性を備えていてもよい。
【0044】
・前記実施形態では、絶縁性シート12、及び形状維持シート14,15の3つが可撓性を備えるように構成していた。これに限らず、前記3つの部材に剛性又は可撓性を備えるように構成してもよい。
【0045】
・前記実施形態では、絶縁性シート12の形状を維持するために、絶縁性シート12の両面に対して形状維持シート14,15をそれぞれ固定し、かつ両形状維持シート14,15間に発泡ウレタン16を充填していた。これに限らず、前記両形状維持シート14,15を省略して熱電変換デバイス41を構成してもよい。即ち、図12に示すように、この熱電変換デバイス41における絶縁性シート12は断面波形状とされていることにより、その両面に複数の溝部40を備えている。そして、形状維持手段及び形状維持部材としての前記発泡ウレタン16をその各溝部40に充填する。この場合における「形状維持」及び「形状を維持する」とは、発泡ウレタン16が変形していない(動いていない)状態において、絶縁性シート12の形状を変化させないことをいう。なお、「発泡ウレタン16が変形していない(動いていない)」とは、発泡ウレタン16が弾性変形、伸縮変形、及び熱膨張変形を起こしていないことをいう。
【0046】
・前記実施形態の熱電変換デバイス11において、発泡ウレタン16を省略してもよい。この場合における「形状維持」及び「形状を維持する」とは、形状維持シート14,15が変形していない(動いていない)状態において、絶縁性シート12の形状を変化させないことをいう。なお、「形状維持シート14,15が変形していない(動いていない)」とは、形状維持シート14,15が撓み変形、伸縮変形、及び熱膨張変形を起こしていないことをいう。
【0047】
・前記実施形態の熱電変換デバイス11において、発泡ウレタン16の代わりに、熱電対13及び絶縁性シート12よりも熱伝導率が低い特性を備えると共に非導電性の特徴を備える材料(形状維持手段及び形状維持部材に相当)ならどのようなものを用いてもよい。例えば、形状維持手段及び形状維持部材としての合成ゴムを用いてもよい。
【0048】
・前記実施形態では、絶縁性シート12の形状を維持するために、絶縁性シート12の両面に対して形状維持シート14,15をそれぞれ固定し、かつ両形状維持シート14,15間に発泡ウレタン16を充填していた。しかしながら、図13に示すように、前記形状維持シート14,15及び発泡ウレタン16を省略して熱電変換デバイス51を構成してもよい。このように構成すると、熱電変換デバイス51は、前記第1実施形態の熱電変換デバイス11に比してより一層フレキシブルとなる。また、この場合、絶縁性シート12は可撓性を備えるのではなく、弾性又は剛性を備えるようにしてもよい。さらに、可撓性向上用スリット22を省略してもよい。
【0049】
・前記実施形態では、絶縁性シート12に対して可撓性向上用スリット22を形成していたが省略してもよい。この際、熱電対形成工程の後に、シート成形工程を行って熱電変換デバイス11を製造してもよいし、シート成形工程の後に、熱電対形成工程を行って熱電変換デバイス11を製造してもよい。
【0050】
・前記実施形態では、絶縁性シート12の絶縁性シート12の一面に複数の熱電対13を形成して熱電変換デバイス11を構成していた。これに限らず、図14に示すように、絶縁性シート12の両面にそれぞれ互いに互いに直列接続された複数の熱電対13を形成して熱電変換デバイス61を構成してもよい。
【0051】
・前記実施形態では、第1金属線17をニッケル(Ni)、第2金属線18をクロム(Cr)から構成していた。これに限らず、前記第1金属線17及び前記第2金属線18の材料(金属)は、熱電対として機能するものであれば、他の材料(金属)を採用してもよい。即ち、前記第1金属線17及び前記第2金属線18は、互いに異なる材料(金属)で熱電変換が行える材料(金属)であればどのような材料(金属)を採用してもよい。特に、ゼーベック係数の差が大きな2種類の材料(金属)を用いるほど、熱電対13の出力電圧(熱電変換効率)は大きくなる。また、熱電対13を構成する一方の材料及び他方の材料は、半導体、合金、酸化物でもよい。
【0052】
次に、上記実施形態及び他の実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記絶縁性シートは断面波形状とされていることにより、その両面に複数の溝部を備え、前記形状維持手段は前記熱電対よりも熱伝導率が低い特性を有すると共に前記溝部に充填された形状維持部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載の熱電変換デバイス。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、集積した熱電対を備えると共に半導体製造装置を用いて形成した熱電変換デバイスに比して低コストで形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における熱電変換デバイスの斜視図。
【図2】本実施形態における熱電変換デバイスの正面図。
【図3】本実施形態における絶縁性シート及び熱電対の平面図。
【図4】本実施形態における絶縁性シートの斜視図。
【図5】図4におけるA−A線矢視の部分断面図。
【図6】本実施形態における熱電変換デバイスの製造工程を示す説明図。
【図7】本実施形態における熱電変換デバイスの製造工程を示す説明図。
【図8】本実施形態における熱電変換デバイスの製造工程を示す説明図。
【図9】本実施形態における熱電変換デバイスの製造工程を示す説明図。
【図10】公知の成形プレス型を示す概略斜視図。
【図11】公知の成形ローラを示す概略斜視図。
【図12】他の実施形態における熱電変換デバイスを示す正面図。
【図13】他の実施形態における熱電変換デバイスを示す正面図。
【図14】他の実施形態における熱電変換デバイスを示す正面図。
【図15】断面波形状の概念を示す説明図。
【図16】断面波形状の概念を示す説明図。
【符号の説明】
11,41,51,61…熱電変換デバイス、12…絶縁性シート、
12a…頂部、12b…底部、13…熱電対、
14,15…形状維持手段としての形状維持シート、
16…形状維持手段及び形状維持部材としての発泡ウレタン、
19…第1接点、20…第2接点、22…可撓性向上用スリット、40…溝部。

Claims (5)

  1. 断面波形状とされていることにより複数の頂部と複数の底部とが形成された絶縁性シートと、
    前記絶縁性シートに対して互いに直列接続された複数の熱電対とを備え、
    前記絶縁性シートの前記頂部に前記各熱電対の第1接点を設け、
    前記絶縁性シートの前記底部に前記各熱電対の第2接点を設けたことを特徴とする熱電変換デバイス。
  2. 前記絶縁性シートには可撓性を備え、
    前記絶縁性シートには、波打ち方向に対して直交する方向への可撓性を向上させるための可撓性向上用スリットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換デバイス。
  3. 前記絶縁性シートの形状を維持する形状維持手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の熱電変換デバイス。
  4. 前記形状維持手段は、前記絶縁性シートの両面に対してそれぞれ固定する一対の形状維持シートを備えたことを特徴とする請求項3に記載の熱電変換デバイス。
  5. 前記形状維持手段は、前記熱電対よりも熱伝導率が低い特性を有すると共に前記両形状維持シート間に充填された形状維持部材を備えたことを特徴とする請求項4に記載の熱電変換デバイス。
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