JP2004281175A - ガス遮断器 - Google Patents

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Yoshiaki Amita
田 芳 明 網
Takeshi Shinkai
海 健 新
Tsutomu Tanaka
中 勉 田
Eiji Matsumoto
本 詠 治 松
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Abstract

【課題】簡単な構造の機構によって溝カムの制動を良好に行うようにしたガス遮断器を提供すること。
【解決手段】可動通電電極2と対向電極3との間に生じるアークをガス吹付けにより消弧するガス吹付け型のガス遮断器における、溝カム4を用いた対向電極の変位機構である。可動通電電極は、操作ロッド23により駆動装置に連結されており、操作ロッドに絶縁ノズル22付きの圧力室10が設けられている。絶縁ノズルから伸びた連結リンク25に溝カムを連結し、対向電極に設けられたカムローラ35が溝カムの溝に係合して滑動することにより、対向電極を可動通電電極から離間する方向に変位させる。溝カムは、固定軸に対し弾性体が介在して嵌装された回動体、またはシリンダと組和されたピストンを有し、溝カムが回転して回動体またはピストンの一端に当接する位置に配されてなる緩衝装置6をそなえる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力系統の変電所あるいは開閉所に用いられるガス遮断器に係り、特に遮断動作時に生じる衝撃力を緩和させたガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、この種のガス遮断器は、低いエネルギーで駆動するため、図11に示すような形態が試みられている。図11は、特許文献1に示されるガス遮断器(以下、従来のガス遮断器と呼ぶ)の概略横断面図で、その閉極状態を示す。そして、図12は、図11に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【0003】
従来のガス遮断器は、容器1内に消弧性ガスが密封されており、容器1内に接離自在な可動通電電極2と対向通電電極3とを対向配置させて収容する構成になっている。
【0004】
可動通電電極2には、可動アーク電極21、絶縁ノズル22、操作ロッド23が夫々嵌着されている。そして、操作ロッド23には、図示しない駆動部が連結されている。また、可動通電電極2には、消弧性ガスを加圧するための圧力室10が配置されており、この圧力室10は、可動アーク電極21と絶縁ノズル22との内面との間にある、ガス流路11およびスロート部12を介して、このスロート部12の下流にある排出室13に連通する。
【0005】
対向通電電極3は、摺動接触子32を介して通電支持部31により摺動自在に支持されている。対向アーク電極33は、複数枚の支持板34により機械的・電気的に対向通電電極3に接続されている。
【0006】
通電支持部31の内部には、溝カム4が通電支持部31により固定されているカム軸41によって回転自由に配置されている。溝カム4は、連続した複数の円弧で構成される溝42を有しており、この溝42には対向アーク電極33の端部上に回転自在に嵌着されたカムローラ35が溝形状に沿って滑動するように配置されている。
【0007】
また、溝カム4と絶縁ノズル22の先端に嵌着されたカップリング24とは、連結リンク25によりピン結合されている。溝カム4の回転を制止するストッパー5は、通電支持部31に固定支持されている。
【0008】
次に、上記のように構成されたガス遮断器の作用を、図11および図12を用いて説明する。
【0009】
図11は、ガス遮断器の投入状態を示しており、可動通電電極2と対向通電電極3、また可動アーク電極21と対向アーク電極33は、それぞれ互いに接触している。この時、可動通電電極2は、図示しない駆動部によって投入位置に保持されている。このため、連結リンク25を介して可動通電電極2に連結されている溝カム4は、回転することができない。
【0010】
この作用により、対向通電電極3は、カムローラ35が溝42により動きを拘束されるため、投入位置で保持される。この状態で、遮断指令が与えられると、駆動部が操作ロッド23を介して可動通電電極2を駆動し、絶縁ノズル22は矢印8で示す遮断方向に移動する。
【0011】
この時、溝カム4は、カム軸41を回転中心として図示反時計方向に回転する。溝42を構成する複数の連続した円弧は、投入状態ではカム軸41の中心から最も離れた円弧とカムローラ35とが係合しており、遮断状態では最もカム軸41の近くに位置する円弧とカムローラ35とが係合する。したがって、カムローラ35は溝42に沿って滑動するとともに、対向通電電極3を可動通電電極2とは逆方向に駆動する。
【0012】
図12に示す遮断状態では、可動アーク電極21と対向アーク電極33との間に生じるアークは、圧力室10からガス流路11、スロート部12を経由して導かれたガス流により消弧される。また、溝カム4はストッパー5に当接することにより停止する。そして、対向通電電極3は、溝42の円弧が最もカム軸41の回転中心に近い円弧とカムローラ35とが係合した位置で保持される。
【0013】
続いて、投入動作では、図12の可動通電電極2が図示しない駆動部によって矢印9で示される投入方向に駆動される。その時、溝カム4はカム軸41を回転中心として図示時計方向に回転し、カムローラ35は溝42に沿って滑動するとともに、対向通電電極3を可動通電電極2とは逆方向に駆動する。この投入動作がさらに進むと、可動アーク電極21と対向アーク電極33が接触し、次に可動通電電極2と対向通電電極3が接触する。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−208336号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記のガス遮断器には、次のような幾つかの問題点がある。
【0016】
1.遮断動作終了時、対向通電電極および対向アーク電極は溝カムの溝形状により幾何学的に制動がかけられ、さらに駆動部からの制動力により、溝カムの溝とカムローラとの間に大きな衝撃力が作用する。さらに、この衝撃力は、連結リンク、カップリングおよび絶縁ノズル等の可動部材に伝達される。したがって、溝カム、ローラおよび連結リンク等は強固にする必要があり、可動部重量の増大による動作性能の低下、駆動エネルギーの増大、コスト増加になる。
【0017】
2.部品・組み立て公差の影響を小さくするため、溝カムの溝はその両端にカム軸を中心とする円弧により構成されている。このため、遮断および投入動作終了時の溝カムの回転を止める力は、連結ロッドと可動通電電極とが停止することによって生じる。しかし、絶縁ノズルや連結ロッドの弾性変形により溝カムが過回転するため、ストッパーが設置されている。ストッパーの位置は遮断時の熱ガスが直接吹付けられる位置にあるため、ゴム等の材料は劣化等により使用することができない。また、金属を使用すると溝カムとストッパーとの間に大きな衝撃力が作用するため、寸法の増大や高価な材料による強化が必要であり、重量増加による動作特性の低下および駆動エネルギー増大やコスト増加になる。
【0018】
3.溝カムを強化するために寸法を大きくすると、ガスの流れを妨げ遮断性能を低下させる。
【0019】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、簡単な構造の機構によって溝カムの制動を良好に行うようにしたガス遮断器を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るガス遮断器は、上記問題点を解決するために、次のように構成されている。
【0021】
まず請求項1に記載したように、消弧性ガスが密封された容器内に、操作ロッドに取り付けられて駆動装置により駆動される可動電極、およびこの可動電極に対向配置される対向電極を設け、かつ前記操作ロッドには前記可動電極の駆動の際に加圧された消弧性ガスを蓄えるための圧力室を設け、前記駆動装置によって前記可動電極を駆動することにより前記圧力室内に蓄えられた加圧ガスを該圧力室に連通した絶縁ノズルから高速ガス流として前記一対の電極間に発生するアークに吹付けて消弧するとともに、前記対向電極の側に溝カムを配置し、前記絶縁ノズルから伸びた連結リンクに前記溝カムを連結し、前記対向電極に設けられたカムローラが前記溝カムの溝に係合して滑動することにより、前記対向電極を前記可動電極から離間する方向に変位させるように構成されたガス遮断器において、弾性体が介在して固定軸に対し嵌装された回動体を有し、前記溝カムが回転して前記回動体の一端に当接する位置に配されてなる緩衝装置をそなえる。
【0022】
これにより、簡単な構成でありながら溝カムの制動を良好に行うことができる。
【0023】
また、請求項2に記載したように、前記対向電極を支持する通電支持部に固着された矩形軸と矩形穴を有するレバーを前記矩形軸の周囲に配置し、前記矩形軸と前記矩形穴が作る空間に弾性体を配置し、前記矩形穴を封止する板によって構成される緩衝装置を配置したものである。
【0024】
この構成において、遮断・投入動作時、可動電極が駆動装置により駆動されると、溝カムおよび連結リンクにより対向電極は可動電極の反対方向に駆動され、動作終了直前になると緩衝装置のレバーと溝カムとが係合してレバーが回転する。この回転により弾性体が変形し、この変形による弾性作用力のためレバーの回転に制動がかかり、続いてレバーが溝カムの回転を停止させることになる。
【0025】
このため、対向電極および溝カムの慣性力の大部分は緩衝装置で吸収され、溝カムの溝とカムローラとの間に発生する衝撃力が緩和され、強固な部品を用いる必要がなく、遮断器の性能向上を小型で簡素な構成で実現できる。
【0026】
また、請求項3に記載したように、溝カムを回転支持するカム軸に固着された矩形軸と矩形穴とを有し、前記溝カムの側面に固着されたピンと係合する突起を周囲に有するリングを前記矩形軸の周囲に配置し、前記矩形軸と前記矩形穴とが作る空間に弾性体を配置し、前記矩形穴を封止する板によって構成される緩衝装置を配置したものである。
【0027】
この構成において、遮断・投入動作時、可動電極が駆動装置により駆動されると、溝カムおよび連結リンクにより対向電極は可動電極の反対方向に駆動され、動作終了直前になると緩衝装置のリングの突起と溝カムのピンとが係合してリングが回転する。この回転により弾性体が変形し、この変形による弾性作用力のためリングの回転に制動がかかり、続いてリングが溝カムの回転を停止させることになる。
【0028】
このため、対向電極および溝カムの慣性力の大部分は緩衝装置で吸収され、溝カムの溝とカムローラとの間に発生する衝撃力が緩和され、強固な部品を用いる必要がなく、遮断器の性能向上を小型で簡素な構成で実現できる。
【0029】
また、請求項4,5,6に記載したように、溝カムの一部と係合し接離自在なピストンと、前記ピストンが挿入され前記消弧性ガスを圧縮することにより緩衝力を生じさせるシリンダとにより構成される緩衝装置を配置したものである。また、シリンダ内には弾性体を配置することができる。
【0030】
この構成において、遮断動作時、可動電極が駆動装置により駆動されると、溝カムおよび連結リンクにより対向電極は可動電極の反対方向に駆動され、遮断動作終了直前になると溝カムの一部がピストンに係合し、そのピストンがシリンダ内を移動すると、ピストンとシリンダとの間で形成される閉空間内のガス圧が上昇し、その圧力で溝カムと対向電極に制動力が加わる。また、ガス圧の替わりに弾性体の弾性作用力を用いて制動力とすることや、ガス圧と弾性作用力の両方を併用することで制動力を大きくすることができる。
【0031】
このため、対向電極および溝カムの慣性力の大部分は緩衝装置で吸収され、溝カムの溝とカムローラとの間に発生する衝撃力が緩和され、強固な部品を用いる必要がなく、小型で簡素な構成で遮断器の性能向上を実現できる。
【0032】
そして、請求項7,8,9に記載したように、前記対向電極の一端と係合し接離自在なピストンと、前記ピストンが挿入され前記消弧性ガスを圧縮することにより緩衝力を生じさせるシリンダとにより構成される緩衝装置を配置したものである。また、シリンダ内には弾性体を配置できる。
【0033】
この構成において、遮断動作時、可動電極が駆動装置により駆動されると、溝カムおよび連結リンクにより対向電極は可動電極の反対方向に駆動され、遮断動作終了直前になると対向電極の一端がピストンに係合しシリンダ内を移動して、ピストンとシリンダとの間で形成される閉空間内のガス圧が上昇し、その圧力で対向電極に制動力が加わる。また、ガス圧の替わりに弾性体の弾性作用力を用いて制動力とすることや、ガス圧と弾性作用力の両方を併用することで制動力を大きくすることができる。
【0034】
このため、対向電極の慣性力の大部分は緩衝装置で吸収され、溝カムの溝とカムローラとの間に発生する衝撃力が緩和され、強固な部品を用いる必要がなく、小型で簡素な構成で遮断器の性能向上を実現できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るガス遮断器の実施例を添付図面により説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示す概略横断面図で、閉極状態を示す。そして、図2は、図1に示すガス遮断器の開極状態を示す。なお、従来の技術の項で説明した構成部分と同一または対応する部分は同一符号で示している。
【0036】
この第1実施例に係るガス遮断器は、容器1内に従来の技術と同様に消弧性ガスが密封されており、容器1内に接離自在な可動通電電極2と対向通電電極3とを対向配置させて収容する構成になっている。そして、可動通電電極2には、可動アーク電極21、絶縁ノズル22、操作ロッド23が夫々嵌着されている。この操作ロッド23には、図示しない駆動部が連結されている。可動通電電極2には、消弧性ガスを加圧するための圧力室10が配置されており、この圧力室10は可動アーク電極21、ならびに絶縁ノズル22の内面との間にあるガス流路11およびスロート部12を介して、このスロート部12の下流にある排出室13に連通する。このように、可動電極が構成されている。
【0037】
一方、対向通電電極3は、摺動接触子32を介して通電支持部31により摺動自在に支持されている。そして、対向通電電極3に、複数枚の支持板34によって対向アーク電極33が機械的・電気的に接続されている。
【0038】
通電支持部31の内部には、溝カム4が通電支持部31により固定されているカム軸41によって回転自由に配置されている。溝カム4は、複数の円弧で構成される溝42を有しており、この溝42には対向アーク電極33の端部上に回転自在に嵌着されたカムローラ35が溝形状に沿って滑動するように配置されている。また、溝カム4と絶縁ノズル22の先端に嵌着されたカップリング24とは、連結リンク25によりピン結合されている。
【0039】
溝カム4の動作停止時の衝撃力を緩和する緩衝装置6は、通電支持部31に固着された矩形軸61の周囲に矩形穴62を有する回動体としてのレバー63が配置され、矩形軸61と矩形穴62とで囲まれた空間内に弾性体64が配置され、矩形穴62が板65で封止されて構成される。
【0040】
次に、図1および図2を用いて作用を説明する。
第1実施例に係るガス遮断器は、電力系統に事故が発生し開極指令が入ると、図1に示すように、駆動部(図示せず)の駆動力により操作ロッド23を矢印8で示す遮断方向に移動させ、駆動部が操作ロッド23を介して可動通電電極2を駆動し、絶縁ノズル22は遮断方向に移動する。このとき、溝カム4はカム軸41を回転中心として図示反時計方向に回転する。
【0041】
溝42を構成する連続した複数の円弧は、投入状態ではカム軸41の中心から最も離れた円弧とカムローラ35とが係合しており、遮断状態では最もカム軸41の近くに位置している円弧とカムローラ35とが係合している。したがって、カムローラ35は溝42に沿って滑動するとともに、対向通電電極3を可動通電電極2とは逆方向に駆動する。
【0042】
次に、図2に示す遮断状態において、可動アーク電極21と対向アーク電極33との間に生じるアークは、圧力室10からガス流路11、スロート部12を経由して導かれたガス流により消弧される。
【0043】
そして、遮断動作の後期では、溝カム4はレバー63に当接し、レバー63は図示時計方向に回転するが、矩形穴62と矩形軸63との間に挟まれた弾性体64が変形するため、この変形によって生じる弾性作用力がレバー63の回転を停止させる制動力となる。
【0044】
この制動力は、溝カム4に伝えられ、溝カム4の回転を停止させる。この後、対向通電電極3は、溝42の円弧がカム軸41の回転中心に最も近い円弧とカムローラ35とが係合する位置で保持される。
【0045】
続いて、投入動作では、可動通電電極2が図示しない駆動部によって図2の矢印9で示される投入方向に駆動される。そのとき、溝カム4はカム軸41を回転中心として図示時計方向に回転し、カムローラ35は溝42に沿って滑動するとともに、対向通電電極3を可動通電電極2とは逆方向に駆動する。
【0046】
この投入動作がさらに進むと、可動アーク電極21と対向アーク電極33とが接触し、次に可動通電電極2と対向通電電極3とが接触する。投入動作の後期では、溝カム4はレバー63に当接し、レバー63は図示反時計方向に回転するが、矩形穴62と矩形軸63との間に挟まれた弾性体64が変形するため、この変形によって生じる弾性作用力がレバー63の回転を停止させる制動力となる。
【0047】
この制動力は、溝カム4に伝えられ、溝カム4の回転を停止させる。この後、対向通電電極3は溝42の円弧がカム軸41の回転中心に最も遠い円弧とカムローラ35が係合する位置で保持される。
【0048】
したがって、この第1実施例によれば、構造が簡素な緩衝装置6を用いた機構により溝カムに制動力を加え、溝カムとカムローラとの間に発生する衝撃力を低減させることができ、溝カムの強化による寸法・重量増大やコスト上昇を防止することができ、機器の信頼性向上につながる。
【0049】
また、弾性体64は、矩形穴62に収納され板65により封止されて遮断時の熱ガスに直接曝されないので劣化が防止できる。
【0050】
図3は、本発明の第2実施例を示す概略横断面図であり、閉極状態を示しており、図4はその拡大図である。そして、図5は図3に示すガス遮断器の開極状態を示す。この第2実施例は、第1実施例の構成の一部を変更したものであり、同一または対応する部分は同一符号により示されている。
【0051】
この第2実施例は、第1実施例に対して次のような点で異なる。まず矩形軸61はカム軸41に固着されており、矩形穴62を有し溝カム4の側面に固着されたピン43と係合する突起67を周囲に有するリング66が、矩形軸61の周囲でかつ溝カム4の側面に配置される。そして、矩形軸61と矩形穴62とで構成される閉空間内に弾性体64が配置され、矩形穴62が板65で封止されて緩衝装置6を構成する。
【0052】
この構成において、遮断・投入動作時、可動通電電極2が駆動装置により駆動されると、溝カム4および連結リンク25により対向通電電極3は可動通電電極2とは反対方向に駆動され、動作終了直前になるとリング66の突起67と溝カム4のピン43とが係合し、リング66が図示反時計方向に回転する。
【0053】
この回転により弾性体64が変形し、その変形によって生じる弾性反発力がリング66の回転を止める制動力になる。この制動力は、突起67およびピン43を介して溝カム4に伝えられ、溝カム4の回転を停止させる。この後、対向通電電極3は溝42の位置拘束により遮断または投入位置で保持される。
【0054】
したがって、第2実施例によれば、構造が簡素な緩衝装置6を用いた機構により、溝カムに制動力を加えて溝カムとカムローラとの間に発生する衝撃力を低減させることができ、溝カムの強化による寸法・重量増大やコスト上昇を防止することができ、機器の信頼性向上につながる。
【0055】
また、弾性体64は矩形穴62に収納され、板65により封止されているため、遮断時の熱ガスに直接曝されることがなく、劣化が防止できる。
【0056】
図6は、本発明の第3実施例を示す概略横断面図で、閉極状態を示し、図7はその拡大図である。そして、図8は図6に示すガス遮断器の開極状態を示す。従来の技術で説明した構成部分と同一または対応する部分は同一符号を付している。
【0057】
この第3実施例において、通電支持部31に固着されたシリンダ71の内部にピストン72が配置されており、このピストン72は、復帰ばね73およびシリンダ71の端部にある突起74により、常に一定方向に押圧され保持される緩衝装置7を構成している。シリンダ71の内部には、弾性体75を配置することも可能である。
【0058】
この構成において、遮断動作後期では、溝カム4が図示反時計方向に回転し溝カム4の一部がピストン72に当接すると、シリンダ71に挿入されたピストン72とシリンダ71とで形成された閉空間内のガスがピストン72の移動とともに圧縮され、ガスの圧力が上昇する。
【0059】
この圧力は、ピストン72を押す力すなわち制動力となり、溝カム4の回転を停止させるために使用される。また、ピストン72に弾性体75が係合すると弾性作用力が生じ、溝カム4の回転を停止させる制動力となる。以上説明した遮断動作終了時の状態が、図8に示されている。
【0060】
投入動作は、図8の矢印9の方向に駆動力が作用し、遮断動作と全く逆方向に移動し、その動作は容易に推測できるため、説明は省略する。ただし、ピストン72は溝カム4から離れ、復帰ばね73のばね力により突起74の方向に移動する。
【0061】
したがって、この第3実施例によれば、構造が簡素な緩衝装置7を用いた機構により溝カムに制動力を加え、溝カムとカムローラとの間に発生する衝撃力を低減させることができ、溝カムの強化による寸法・重量増大やコスト上昇を防止することができ、機器の信頼性向上につながる。
【0062】
また、弾性体75はシリンダ71の内部に収納され、ピストン72により封止されるため、遮断時の熱ガスに直接曝されず劣化が防止できる。
【0063】
図9は、本発明の第4実施例を示す概略横断面図であり、閉極状態を示す。そして、図10は図9に示すガス遮断器の開極状態を示す。この第4実施例は、第3実施例の構成の一部を変更したものであり、同一または対応する部分には同一符号を示す。
【0064】
この第4実施例に係るガス遮断器は、第3実施例に対してピストン72が対向通電電極3に固着されたロッド36と接離自在に配置され、シリンダ71内部を移動する緩衝装置7によって構成される構造となっている。
【0065】
この構成において、遮断動作後期では、ロッド36は対向通電電極3とともにその一端がピストン72と係合し同一方向に移動する。その後、ピストン72とシリンダ71とで形成された閉空間内のガスが、ピストン72の移動とともに圧縮されガスの圧力が上昇する。この圧力はピストン72を押す力すなわち制動力となり、対向通電電極3を停止させることに使用される。また、ピストン72に弾性体75が係合すると弾性作用力が生じ、対向通電電極3を停止させる制動力となる。以上説明した遮断動作終了時の状態が図10である。
【0066】
投入動作は、図10における矢印9の方向に駆動力が作用し、遮断動作と全く逆方向に移動し、その動作は容易に推測できるため、説明は省略する。ただし、ピストン72はロッド36から離れ、復帰ばね73のばね力により突起74の方向に移動する。
【0067】
したがって、この第4実施例によれば、構造が簡素な緩衝装置7を用いた機構により対向通電電極に制動力を加え、溝カムとカムローラ間に発生する衝撃力を低減させることができる。この結果、溝カムの強化による寸法・重量増大やコスト上昇を防止することができ、機器の信頼性向上につながる。また、弾性体75はシリンダ71の内部に収納され、ピストン72により封止されるため、遮断時の熱ガスに直接曝されず劣化が防止できる。
【0068】
【発明の効果】
本発明は上述のように、可動電極と対向電極とを連結リンクおよび溝カムにより連結することにより対向する二つの電極を相対運動させ、比較的簡易構造の緩衝装置により、溝カムの回転を停止させることができる。
このため、対向電極と溝カムの慣性力の大部分は緩衝装置で吸収され、溝カムの溝とカムローラ間に発生する衝撃力が緩和され、強固なカムを用いる必要がなく、遮断器の性能向上を小型で簡素な構成で実現できる。
さらに、緩衝装置で使用される弾性体に遮断時に発生する熱ガスが直接触れることがない構造にすることができたため、ゴム等の熱に弱い高分子材料を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス遮断器の第1実施例を示す概略横断面図で、ガス遮断器の閉極状態を示す。
【図2】図1に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【図3】本発明に係るガス遮断器の第2実施例を示す概略横断面図であり、閉極状態を示す。
【図4】図4に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【図5】図3に示すガス遮断器の概略横断面図であり、開極状態を示す。
【図6】本発明の第3実施例を示す概略横断面図で、閉極状態を示す。
【図7】図6に示すガス遮断器の拡大図。
【図8】図5に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【図9】本発明に係るガス遮断器の第4実施例を示す概略横断面図であり、閉極状態を示す。
【図10】図9に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【図11】従来のガス遮断器を示す概略横断面図であり、閉極状態を示す。
【図12】図11に示すガス遮断器の開極状態を示す。
【符号の説明】
1 容器
2 可動通電電極
3 対向通電電極
4 溝カム
5 ストッパー
6 緩衝装置
7 緩衝装置
10 圧力室
11 ガス流路
12 スロート部
13 排出室
21 可動アーク電極
22 絶縁ノズル
23 操作ロッド
24 カップリング
25 連結リンク
31 通電支持部
32 摺動接触子
33 対向アーク電極
34 支持板
35 カムローラ
36 ロッド
41 カム軸
42 溝
43 ピン
61 矩形軸
62 矩形穴
63 レバー
64 弾性体
65 板
66 リング
67 突起
71 シリンダ
72 ピストン
73 復帰ばね
74 突起
75 弾性体

Claims (9)

  1. 消弧性ガスが密封された容器内に、操作ロッドに取り付けられて駆動装置により駆動される可動電極、およびこの可動電極に対向配置される対向電極を設け、かつ前記操作ロッドには前記可動電極の駆動の際に加圧された消弧性ガスを蓄えるための圧力室を設け、前記駆動装置によって前記可動電極を駆動することにより前記圧力室内に蓄えられた加圧ガスを該圧力室に連通した絶縁ノズルから高速ガス流として前記一対の電極間に発生するアークに吹付けて消弧するとともに、前記対向電極の側に溝カムを配置し、前記絶縁ノズルから伸びた連結リンクに前記溝カムを連結し、前記対向電極に設けられたカムローラが前記溝カムの溝に係合して滑動することにより、前記対向電極を前記可動電極から離間する方向に変位させるように構成されたガス遮断器において、
    弾性体が介在して固定軸に対し嵌装された回動体を有し、前記溝カムが回転して前記回動体の一端に当接する位置に配されてなる緩衝装置をそなえたことを特徴とするガス遮断器。
  2. 請求項1記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記対向電極を支持する通電支持部に固着された矩形軸および矩形穴を有するレバーを前記矩形軸の周囲に配置し、前記矩形軸と前記矩形穴とが作る空間に弾性体を配置し、前記矩形穴を封止する板によって構成されることを特徴とするガス遮断器。
  3. 請求項1記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記溝カムを回転支持するカム軸に固着された矩形軸および矩形穴を有し、前記溝カムの側面に固着されたピンと係合する突起を周囲に有するリングが前記矩形軸の周囲に配置され、前記矩形軸と前記矩形穴とが作る空間に弾性体が配置され、前記矩形穴が板で封止されて構成されることを特徴とするガス遮断器。
  4. 消弧性ガスが密封された容器内に、操作ロッドに取り付けられて駆動装置により駆動される可動電極、およびこの可動電極に対向配置される対向電極を設け、かつ前記操作ロッドには前記可動電極の駆動の際に加圧された消弧性ガスを蓄えるための圧力室を設け、前記駆動装置によって前記可動電極を駆動することにより前記圧力室内に蓄えられた加圧ガスを該圧力室に連通した絶縁ノズルから高速ガス流として前記一対の電極間に発生するアークに吹付けて消弧するとともに、前記対向電極の側に溝カムを配置し、前記絶縁ノズルから伸びた連結リンクに前記溝カムを連結し、前記対向電極に設けられたカムローラが前記溝カムの溝に係合して滑動することにより、前記対向電極を前記可動電極から離間する方向に変位させるように構成されたガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記溝カムの一部と係合し接離自在なピストンと前記ピストンが挿入され前記消弧性ガスを圧縮することにより緩衝力を生じさせるシリンダとにより構成されることを特徴とするガス遮断器。
  5. 請求項4記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記ピストンと係合する弾性部材を配置し、前記弾性部材の弾性作用力により緩衝させることを特徴とするガス遮断器。
  6. 請求項4記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記シリンダ内に前記弾性部材を配置し、消弧性ガスの圧縮力と前記弾性部材の弾性作用力とを併用することを特徴とするガス遮断器。
  7. 消弧性ガスが密封された容器内に、操作ロッドに取り付けられて駆動装置により駆動される可動電極、およびこの可動電極に対向配置される対向電極を設け、かつ前記操作ロッドには前記可動電極の駆動の際に加圧された消弧性ガスを蓄えるための圧力室を設け、前記駆動装置によって前記可動電極を駆動することにより前記圧力室内に蓄えられた加圧ガスを該圧力室に連通した絶縁ノズルから高速ガス流として前記一対の電極間に発生するアークに吹付けて消弧するとともに、前記対向電極の側に溝カムを配置し、前記絶縁ノズルから伸びた連結リンクに前記溝カムを連結し、前記対向電極に設けられたカムローラが前記溝カムの溝に係合して滑動することにより、前記対向電極を前記可動電極から離間する方向に変位させるように構成されたガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記対向電極の一端と係合し接離自在なピストン、および前記ピストンが挿入され前記消弧性ガスを圧縮することにより緩衝力を生じさせるシリンダにより構成されることを特徴とするガス遮断器。
  8. 請求項7記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記ピストンに一端が係合し前記シリンダに他端が固定された弾性部材を配置し、前記弾性部材の弾性作用力により緩衝させることを特徴とするガス遮断器。
  9. 請求項7記載のガス遮断器において、
    前記緩衝装置は、前記シリンダ内に前記弾性部材を配置し、消弧性ガスの圧縮力と前記弾性部材の弾性作用力とを併用することを特徴とするガス遮断器。
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